葡萄酒狂徒の日常茶飯事(ちゃめしごと)
No.21〜


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2004年8月9日
No.21 サービスの本質

 お店に求めるものといえば、まず、確かな品質の物を適正な値段で提供するということだが、 これは最低限クリアすべきことであって、問題はその先にある。

 当サイトで従来から主張し、最も強調しているのは、提供される商品や、 接客態度に、ハートが感じられるかという点である。

 我が家の近所に、我が街(江坂)で私が最も評価している 「ラパン」というパン屋さんがある。 このお店は、毎年お盆や年末年始の時期には、とても長い期間休業する。

ラパン・夏期休業

 今年の夏休みは、8/9〜23の15日間だそうである(ちらし中「夏休みの知らせ。」は、単にタイプミスで、"お"が抜けたんだろう)。 それにしても、こんなに休む店って、そうないんじゃないだろうか。

 こういう点を捉えて、「けしからん」などという客もいるかもしれない。だが、そういう客は、 さっさと他の店に買いに行けばいいのである。これだけ休んでも、ファンが決して離れない。 それは、この店が普段から素晴らしいものを提供しているからである。

 パンがおいしい、などという当たり前のことは、今さら言うまい。 私が同店を高く評価しているのは、自分たちの商売に高い誇りを持っているという点に尽きる。

 これは妻から聞いた話だが、ある日、夕方に買いに行って「明日の朝のパン」だと口走ったら、 「今日買ったものを、明日食べないでください」というような意味の言葉を 言われたそうだ。

 この態度、皆さんは、どう思うだろうか。私は、とても感心した。 確か食パンなどではなく、菓子パンか何かだったと思うが、この商品は今食べてこそおいしい、という意味のアドバイスなのだ。 商品に絶対の自信を持っているからこその態度であろう。

 ファーストフード店のような、ただ笑顔ならばいい、みたいなマニュアル接客は、不快なだけである。 本当のサービスとは、自信を持った商品を、自信を持った態度で提供することである。 客に媚びを売ることでは決してない。

 その「ほんとうの心」を感じるから、私はこのお店「ラパン」が大好きなのだ。

2004年10月10日
No.22 栗拾いの裏方

南楽園

 少し前になるが、先月の23日、栗拾いに行ってきた。

 大阪府堺市にある観光農園・南楽園(なんらくえん)という所で、 泉北ニュータウンから車で十数分という至って都市に近い場所にある。

 南楽園では、多くの農作物が栽培されていて、春から秋まで色んな果物や木の実の収穫ができる。 いちご狩り、みかん狩り、メロン狩り、栗拾い、芋掘り・・など。 また、バーベキュー場や、釣り堀なんかもある。といっても、観光地の本格的なものとは違い、 どれもちょっと場末な感じが漂う。その三流ムードが、面白い。

 この中にある洞窟喫茶に関するレポートは、既に珈琲主義のページにアップしている ので、併せてご覧頂きたいが、ここでは、栗拾いのレポートをしたい。

 この栗拾いが、実に面白かったのだ。だが、面白い、というのは、 interestingよりはむしろfunnyという意味だ。

南楽園


 入園後、予約を済ませ、開始時間までの間、昼食をとったりして時間をつぶした。 指定された時間に、指定された場所に集合すると、1度に入山できる人数である約70名が ずらっと集まっていた。

 その場で、1人に1つビニール袋が手渡された。 ふつう栗拾いというと、私のイメージでは、栗をイガごと入れるためのカゴ、 鉄ばさみ(トング)、軍手などが必需品だと思っていたが、いったいビニール袋だけ渡されて、 どうしろというのだろう。せめて軍手を持ってくればよかったかな?と思う。

 危険だから絶対に栗の木を揺すったり蹴ったりしてはいけません、などという 小うるさい説明を聞き終え、いよいよ山へ。

 皆、われ先にと、走って栗の木のもとに向かう。

 私と家族は、人の来ない奥地へなどと考えるのではなく、とにかく入口から一番近い木のあたりで立ち止まった。 そして、下を見た。

 なんと、栗の実がたくさん落ちている。しかも、イガから出た状態。 無心で落ちているものを拾った。すると、1本の木の下だけで、ビニール袋の3分の1が一杯になるくらい拾えた。 そして、すぐ隣の木の下へ移動すると、また同じくらい落ちている。

栗の木
栗の木


戦利品

 結局、栗の木3本くらいで、ビニール袋がほとんど一杯になってしまった。 もちろん、イガに手を触れる必要など一切なかった。

 つまり、こういうことだ。

 客が入山する前に、農園の人が木から落として、しかもイガから実を出して、木の周辺に撒いているようなのだ。 だから、実が多そうな木を探そうなどという必要はなく、ただひたすら足元に落ちている実を拾えばいい。

 結局、最初の3分ほどで、近場の足元の実を拾い尽くした我々家族は、かなり多く拾ったほうであった。 他の人を見ると、ほとんど拾えていない人もかなりいた。

 このルールがわかってしまえば、次に行ったときには、もっとたくさん拾えそうだ。でも3人家族じゃ、食べきれないけど。

 しかし、こんな栗拾いって、面白いんだか何だか・・。

戦利品

2004年11月13日
No.23 弟分がやってきた

 昔生き別れになった実の弟に再会した、というような話ではない。 2人目の子供が生まれた、というのでもない。活きのいいのを一人雇った 、などという話でもない。

 私の大切な商売道具であり、趣味でもあり、今や生活の一部というか、 かなりの部分を占めているPCの話である。

 私の同業仲間でも、何人も人を雇って大々的に商売しているようなところは、 PCは単なる道具で、削減すべき経費であるようだが、 私のように1人でちまちま職人的にやっている事務所(もちろん妻のサポートがあり、助かっております。ハイ。) だと、趣味の延長線上に仕事があるようなもので、使う道具も、手帳や鞄から始まり、 PCも大切な自己表現の1つと言える。

 現在メインマシンとして使っているSONY VAIO NOTE Zは、 14.1インチ液晶・解像度SXGA+(1400×1050ドット)でありながら、本体重量が2.1kgというモバイル性も兼ね備えている。 何よりその圧倒的なデザインの流麗さに惚れ込んで購入したものだが、 1年程度使ってみて、どうしてもその重量に耐えられなくなってきた。 毎日持ち歩くにはやはり重すぎる。

 そこで、毎日カバンに入れても負担に感じない重さ、大きさのモバイルを導入することにした。 移動中の新幹線車内などでも仕事をしたい私としては、これは必須のツールだ。

 これまでずっとVAIO信者を自認してきた私のことであるから、 真っ先に候補に挙がったのが、VAIO Type T である。そして対抗馬が、Panasonic Let's Noteであった。

 VAIO Type T は、さすがバイオといえるおしゃれなデザインだが、1,380gという重さは「もう一声」欲しい中途半端さ。 バッテリーの持ちは抜群(8時間)だが、ビジネスユースだからDVDはいらないし、 光沢のあるクリアブラック液晶も好きではない。

 一方、レッツノートは、実は以前にもどうしようか悩んだ経緯がある。 松下さんには悪いが、Panasonicというブランドはあまりかっこ良くない(私の嗜好)。 モバイルにはステイタス性も大切だから、その点が私にとって大きなマイナスであった。 スタイルも昔のレッツはとてもかっこ悪かった(今のは格段に良くなった)。 しかし、基本スペックの高さや、なんといっても圧倒的な軽さとバッテリー駆動時間には捨てがたい魅力がある。

 そしてついに今回、Let's Noteを購入することにした

 買うのならもちろん好みのスペックや外観が選べる直販サイト My Let's 倶楽部 でと決めていた。

 とにかく軽いのが欲しい!と思っていた私の選択はやはり一番小さいR3。 なんと重量990gで、バッテリー駆動時間9時間(JEITAバッテリー動作時間測定法)!

 ただし直販サイトのみの"ハードディスク60GB&メモリ512MBモデル"にしたので、 バッテリー駆動時間は8.5時間ということである。メインメモリは512MBに256MBを増設した (キャンペーン期間中につき、なんと無料)。また、無償でネームプレートと、3年間保証もつく。

 私が所持している3台のノートPCの中では一番小さいのに、スペックはほぼ最強。 最新のインテルCentrinoで、無線LANは a/b/g トリプル対応。 画面のスクロールが手を離すことなく連続してできる円形ホールパッドには感激。 だが、キーボードは17mmピッチ(横)で、かなり打ちにくい

 まあ、事務所や自宅でメインとして使うわけではないので、これでいい。 例えば車好きが、速いけど車内が異様に狭い車に乗りながら、 「これって狭くて運転しにくくて、あんまり快適じゃないんだけどね」と、 かなりうれしそうに語る心境に近い。

 好みでカラー天板(全13色、+5,250円)が選べるので、私は「ギャラクシーブラック」にした。 メタリック塗装だが、光る金色の粒子がちりばめてあって、星空の瞬きのような感じ (下左の写真ではわからないが・・)。

背面(Galaxy Blackの天板) 前面


 昔のレッツ(頑なにトラックボールを採用していた頃。あれはあれで良かった) は、プラスティックの弁当箱みたいな風情で、かっこ悪かったが、 最近のは金属的で無骨な外装になって、結構良い。私は、こういう無機質でソフィスティケートされた美しさが好きなのだ。

 これまでメインとして使ってきた見目麗しい「バイオさん(姉)」 (トップページに写真あり)には、今後もメインとして頑張ってもらうが (こんなに美しいフォルムのノートPCは他にないと今でも思っている)、 カッコかわいい「レッツくん(弟)」が加わって、私のPCライフは一層充実した。

 思えばPC選びは恋人選びに似ている。

 外見で一目惚れしてしまうこともあるが、内面のすばらしさに魅せられ、 知らず知らず心惹かれてゆくことも多い。そして心底惚れ込んでしまえば、 ルックスまで美しく見えてくるから不思議だ。

 下に、私が現在所有しているノートPC3台の比較表を作ってみた。 一番古い505は今や年代物という感じだ。時の流れを感じる。


私の所有するノートPCのスペック比較表
機種 Panasonic Let's Note Light CF-R3E Sony VAIO NOTE Z1VE Sony VAIO NOTE Z505G/BP
OS Windows XP Professional Edition Windows XP Home Edition Windows 98 Second Edition
CPU 超低電圧版Pentium M 733(1.1GHz) Pentium M 1.3GHz Mobile Celeron 500MHz
HD 60GB 40GB 9GB
メインメモリ 512 + 256増設 = 768MB 256 + 512増設 = 768MB 64MB
光学式ドライブ なし CD-RW / DVD-ROM なし
液晶 10.4インチXGA 14.1インチSXGA+ 12.1インチXGA
無線LAN IEEE802.11 a/b/g IEEE802.11 b/g なし
バッテリー駆動時間 8.5時間 6時間 3時間
重量 990g 2,100g 1,700g

2005年5月10日
No.24 セラーを買ってしまいました

我が家のセラー deviceSTYLE Angelshare deviceSTYLE Angelshare

 ワインコレクションの趣味はないので、セラーなど要らないと、ずっと思ってきた。

 しかし、これまで何度か、部屋に放置したワインが夏の暑さにやられるという経験をする中で、たとえ数週間程度だとしても、 保管するからには、やはり気を使うべきかと思い始めた。

 普段あまりストックしないとはいっても、少し良いワインが安値で売っていたりすると、とりあえず買っておいて、 飲み頃を待ちたいということもある。それならば、収納本数が少なめのセラーがあれば十分だろう。ということで、 購入を検討した。

 これまで一般的なセラーといえば、図体の大きな直方体で、まるで「業務用冷蔵庫」みたいな風情のものがほとんど。 見た目にこだわる私としては、どうにも食指が動かなかった。

 しかし、このデバイスタイルのエンジェルシェアWA−12Sというセラーを見たとき、 「これだ」と思った。

 私は、どんなものを購入するときも、第一印象で一目惚れするかどうか、が大きな決め手になる。 ビビっと電撃が走り、モノが私を呼んでいるような感覚を持つ。そういう感覚がない限り、getしようとは思わないのだ。

 12本収納で、入手価格は\88,000。同じような値段で倍の収納力を持つセラーもあるけれど、 このエンジェルシェアWA−12Sの圧倒的な美しさの前には、どんなハイ・コストパフォーマンスの他社製品もかすんでしまう。

 同じエンジェルシェアWA−12のシリーズでも、この「シルバー」が出るまで、ボディーカラーは、「ブラック」と「木目」 の2種だった。それらには、ビビっという電撃は感じなかったのだ。だから、従来の2種が実売価格\65,000と、ずいぶん安いのだけれども、 私は迷わずS(シルバー)を選んだ。

 さて、セラーを持ったからといって、積極的に高級ワインをストックしようなどという考えは私にはない。 もちろん1,000円ワインを入れるつもりはないが、そこそこ良さげなワインを、安心して夏越えできれば、それでいい。

 ペルチェ方式の静粛性は、本当に驚くほど。庫内で小さなファンが回るかすかな音がする程度なのだ。

 使い始めてみて、ますます良さを実感している。

2007年2月2日
No.25 MEGA MACを食べました

 気づけばこのコーナー、ほとんど更新してなかった。毎日お酒を飲むのに忙しくて、 食べ物とかその他の話題を書き込む余裕がないのだ。ならばこんなコーナーはやめてしまえば いいのだけれど、他のどこにも入れられない話題を集めた雑多なコラム集ということで、 細々とでも続けてゆこうと思う。

 さて、MEGA MACである。

 予想以上の売上で、毎日数量限定販売となってしまったらしい。

 マクドフリークの私がまだ食べてなかったというのは、いささか遅すぎるのだけれど。
(注:マクドという呼び名は、今では全国的に市民権を得ているようなので、あえて使う。 私が初めて関西に来た頃には、まだ他地域ではあまり知られていなくて、 私も聞いたときはすごく違和感があった。でも長年使っていると、 普通に口を突いて出るようになる。「マクド行こか〜」ってね)

 知らない方のために一応説明すると、MEGA MACとは現在 マクドナルドで販売されている 大きなハンバーガーのことで、なんとビーフパティが4枚も入っている。 通年商品のBIGMACは2枚だから2倍である。

 今日、ついに私にも食べる機会が訪れたのだ。あまりにうれしくて、写真撮るのを忘れてしまった。

 大きすぎて食べきれない、などという声もあるので、かなり身構えて臨んだのだが、 意外とあっさり食べることができた。しかもセットにしたから、 ポテトMとドリンクMがついている。食べ終わって、「あとBIG MAC1コくらいなら、 食べれそうだなあ」と思ったくらい。どんな胃袋しとるんや。

 私のようなオッサンがこれを昼にペロリと食べているのは、 かなり奇異な光景かもしれないけれど、好きなものは好き。また食べようと思う。

 MEGA MACの好調な売れ行きに気をよくして、今度は ビーフ8枚のGIGA MAC、16枚のTERA MACまで出るなんて噂があるらしいが、 日本マクドナルドはこれを明確に否定したそうである。

 でも、もし出たら私は我慢できなくなって、注文してしまいそうだ。

 どうせなら、ビーフ32枚のPETA MACまで行っときましょうか。


2008年10月15日
No.26 花畑牧場 生キャラメル

 このコーナー、久々のエントリーであるが、 今回あの「花畑牧場」生キャラメルを入手したので、記しておきたい。

 花畑牧場とは、タレント田中義剛氏が北海道で経営する牧場で、 この生キャラメルが大ヒットしたことにより、一躍有名になった。

 超人気商品で、ネットでも入手になかなか苦労するらしいが、 今回なんと、息子の同級生のお宅から「手に入ったので」と、頂戴したのだ。 なんという幸せ。ほんとうにありがたい。

 早速、いただくことにした。

 包みを開けてみると、いかにも柔らかそうに、一つ一つゆがんだ形状をしている。 手で触れば、良質のチョコレートみたいに、体温ですぐに溶け出してくる。

 口に含めば、その瞬間、溶け始める。 ただ口に入れているだけで、みるみるうちに溶けてくるのだ。

 噛めば、すぐに形がなくなり、液体になってしまうようだ。 豊かなバターとバニラの風味。アイスクリームをなめているかのようなクリーミーさ。


 原材料名:生クリーム、牛乳、水あめ、グラニュー糖、はちみつ、無塩バター、バニラビーンズ
 製造者:株式会社 花畑牧場、北海道河西郡中札内村元札内東4線311-6

 少し辛口批評をすれば、毎日食べたくなるお菓子か?といえば、 そういった類のものではない。確かに素晴らしい品質で、おいしいのだけれど、 単純に「おいしい」というより、未体験の異次元的味わいなのである。

 初めて口にすれば、「こんなの食べたことがない」という純粋な感動がある。 だからこそ、爆発的な人気を得たものと思う。

 よく、グルメ番組等で最高級牛肉を食べたレポーターが、 決まって「やわらか〜い」「口の中でとろける〜」といった○○の一つ覚えみたいなコメントを発していて、 その姿は実にアホっぽいわけだが、 ああいう芸能人にレポートさせれば、更に売上が伸びる。これは、そういった製品だと思う。

 とはいえ、内容的に批判すべきところがあるわけではなく、 純粋な原料を用いて、真面目に手作りされていることが、よくわかる逸品であることは間違いない。 忘れた頃にまたふと思い出して食べたくなる、そんな非日常的味わいである。

 だったらなんで、こんな否定的な書き方をするのか?と非難されるかもしれない。 人気商品を諸手を挙げて賞賛するだけなら、日常雑記ブログの類にまかせておけばいいわけで、 当サイトの存在意義が薄れてしまうからである。



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