ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1021〜1040


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2007年1月2日
No.1021: 熟撰 (ギフト限定商品)/ アサヒ
 じゅくせん / あさひ
アサヒ 熟撰 缶 アサヒ 熟撰 缶 review
 このビールは元々飲食店限定の商品として、びん入りと樽生が製造されていて、 基本的に酒販店では扱っていなかった(一部、販売されているのを目にすることはあったが)。 当サイトでも、以前に、飲食店で飲んだときのテイスティングコメントを掲載している。
 昨年夏くらいからだったか、ギフト限定商品として、お中元やお歳暮の時季に、 デパート等でこの缶入りを見るようになった。
 12月にお歳暮を百貨店で注文する時に、どうせなら自分自身にも買おう!ということで、 年末年始に家で飲むビールとして購入したもの。ホントはこんな気の利いたものを贈ってくれる人がいるとうれしいのだけれど・・。 いや、頂いたハムやりんごや漬物やうどんや黒豆・・等もおいしかったですよ。と、いちおうフォローしたりして。

 さて、以前コメントしたときは飲食店で飲んだ際のものなので、今回改めて、じっくり味わった。
 泡は純白できめ細かく、泡持ちはほどほど。液色は中程度のブロンド(黄金色)。 香りはアロマホップの爽快感とモルトの甘さがうまくバランスしている。
 口当たりはベルベットのように極めて繊細でありながら、苦味も適度にある。しかし、 まろやかな麦の甘味が丸く包み込んでいる感じ。後味も比較的スッキリ。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・米・スターチ。酵母:アサヒ508号酵母。

 アサヒのビールに関連して、ひとこと言っておきたいことがある。それは、 ビール好きを自認している人ほど、スーパードライを初めとしたアサヒの製品をけなす傾向があり、 それで「自分はビールを知っている」というポーズを取ることが多いように見受けられることだ。
 確かにこのビールも、オールモルトのものに比べれば重みがなく、捉え所がないように見える。 だが、それこそが「ジャパニーズビアらしさ」をある方向に極めた結果であると私は思う。
 例えばサントリー・プレミアムモルツは、欧州と同じ土俵で戦って、 世界レベルに達した逸品だと言えるが(くれぐれも申し上げるが、モンドセレクション最高金賞受賞というのは、 ほとんど大した意味を持たないので、ご注意)、 このビールは、副原料を使って繊細に仕上げることによって、日本のビールづくりのフィロソフィーを体現している ように思う。
 麦芽100%でなければビールじゃない、と言う人には、飲まないでいただきたい。
種別 ビール
2007年1月3日
No.1022: デザートカクテル 杏仁マンゴー風味 / アサヒ
 でざーとかくてる あんにんまんごーふうみ / あさひ
アサヒ デザートカクテル 杏仁マンゴー アサヒ デザートカクテル 杏仁マンゴー review
 発売(10/10)から約3ヶ月。ようやく飲むことに。
 このデザートカクテルシリーズは、「酒の百科事典」を標榜する当サイトにとっては鬼門である。
 ファミリーマート限定商品なのだが、我が家の近所にあるファミマ2店舗では、 いつもほとんど入荷がなく、これまで掲載を断念していた。 ところが、12月初旬、たまたま仕事の途中で立ち寄った都心部のファミマでこれを発見し、 購入したもの。

 色はやや透明感のあるレモンイエロー。香りはまさに、杏仁豆腐。 というか、フルーツポンチの中に杏仁豆腐が入っているイメージだ。
 味は想像通り甘味が強い。杏仁豆腐を頬張ったような味わいが広がる。 その脇に、甘いフルーツフレーバー。マンゴーと言われなければ、すぐにはわからない。
 果汁0.1。アルコール分4%。原材料:ウオッカ、マンゴー果汁、糖類、香料、酸味料、ベニバナ色素、 アントシアニン色素。

 ファミマはメーカーとの共同開発商品が多いのだが、こういうある意味マニアックな商品は、 実験としては面白いけれども、最初から定番化は狙っていないのだろう。
 それにしても、これをアサヒが作ったというのが意外。サントリーあたりならば、わかるのだけれど。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年1月4日
No.1023: ウィンターカクテルストーリー 洋なしの誘惑 / メルシャン
 うぃんたーかくてるすとーりー ようなしのゆうわく / めるしゃん
Winter Cocktail Story 洋なしの誘惑 Winter Cocktail Story 洋なしの誘惑 review
 メーカーサイトにも載っていないメルシャンのウィンターカクテルストーリー。 既に苺のくちづけ白桃のささやきを飲んだが、 今日は「洋なしの誘惑」。これはファミリーマートで入手した。

 グラスに注いだ外観はやや黄色っぽく濁っている。 香りは、缶を開けた瞬間からまさに洋梨らしい香りが漂っている。
 甘味が強く、ジューシー。 炭酸が強いので、甘さのわりにはシャープな飲み口。 後味も比較的スッキリ。
 果汁8%。アルコール分5%。原材料:洋なし・醸造用アルコール・シャンパン・ワイン・糖類・酸味料・香料 ・酸化防止剤(ビタミンC)。「フランス生まれのドライなシャンパンを、 熟れた洋なしが誘惑。すると香り高い魅惑のカクテルが生まれました。 芳醇な香りと深い味わいが魅力のシャンパンを使用したカクテルです。」 「総アルコール量の1%にシャンパンを使用しています。」

 公式情報がないので、全部で何種あるのかわからないが、他の方のサイトやブログをググって 色々拝見しても、これら3種以外のフレーバーを見たことがないので、これで全部なのだろうか。
 それにしてもこのシリーズが3種並んで売られている店を見たことがない。 ある店では苺と白桃。別の店では苺と洋なし。苺だけの店もあった。
 3種並べれば結構目立って、もっと売れると思うのに。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年1月5日
No.1024: COEDO 瑠璃 -Ruri- / コエドブルワリー
 こえど るり / こえどぶるわりー
COEDO 瑠璃 COEDO 瑠璃 review
 たまたまスーパーで発見したので、今日は地ビールを飲むことにする。 埼玉県のコエドブルワリーのもの。

 外観はやや濃いめのブロンド。泡は純白できめ細かいが、泡持ちはあまり良くない。 一杯をじっくり飲む間に、ほぼ完全に消失。
 香りはモルトのじんわりした甘いニュアンスが優勢。乾いた藁のような感じ。
 苦味が強いが、タッチは繊細。スムーズに体に入ってゆく感じなので、 食事のじゃまもしないだろう。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(株)協同商事コエドブルワリー、埼玉県入間郡三芳町上冨385-10。 「クリアな黄金色と白く柔らかな泡のコントラスト、さわやかな飲み口が特徴のプレミアムピルスナービール。 軽やかな口当たりながらも、深みある味わいとホップの香味苦味のバランスをとった上質の大人の楽しみ。 飽きがこず、どんな食事にも合うビールです。その透明感溢れる特徴にちなんで「瑠璃 -Ruri-」と名付けられました。」

 上記説明よりも見た目に色が濃く、味わいに爽やかさが足りないような気がしたので、 もしかすると鮮度が落ちてしまったせいなのかもしれない。
 缶底の製造日を確認したら、060914とあるから、 3ヶ月半経っていることになる。やはりそうか。
種別 ビール
2007年1月6日
No.1025: COEDO 伽羅 -Kyara- / コエドブルワリー
 こえど きゃら / こえどぶるわりー
COEDO 伽羅 COEDO 伽羅 review
 昨日に引き続き、 埼玉県はコエドブルワリーのビール。

 外観はごくごく淡いアンバー。泡もかすかにベージュっぽく色づく。 きめ細かいが、泡持ちはあまり良くない。
 香りは柔らかくフルーティな甘さがあり、 芳しい。ほんのりロースティな感じ。
 口当たりも芳醇で、なめらか。グラスの中で温度が上がってくると、 更に妖艶なフレーバーが開いて、舌の上で甘さが転がる。 苦味と渋みも口角に残る。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(株)協同商事コエドブルワリー、埼玉県入間郡三芳町上冨385-10。 「赤みがかった深い黄褐色、伽羅(きゃら)色のビール。 香り高いアロマホップとキメ細やかな泡立ちの奥に待っているのは 濃厚で滑らかな麦芽100%の味わいです。 少々温度が上がっても楽しめるしっかりとしたボディは、 ゆっくりと時間をかけてお楽しみいただけます。その香りと色にちなんで「伽羅 -Kyara-」と名付けられました。」

 昨日のものはちょっと鮮度が落ちてるかな?という状態だったが、 こちらは問題なし。製造日は06年11月29日。

 ところで、このブルワリー、以前は「小江戸」と漢字だったように記憶しているのだが、 いつの間にかカタカナになっている。アルファベット表記も以前は"KOEDO"だったはずだ。
 サイトを覗くと、 憎たらしいくらいにカッコ良くて、こういうのは毛嫌いする人もあるんだろうけれど、 私の感性にはぴったりフィットした。ビールに対するこだわりが、よく伝わってくるし、 日本の美を追究したブランドコンセプトには大いに共感する。
種別 ビール
2007年1月7日
No.1026: 小樽麦酒 オーガニックビール ピルスナータイプ / 北海道麦酒醸造
 おたるばくしゅ おーがにっくびーる ぴるすなーたいぷ / ほっかいどうびーるじょうぞう
小樽麦酒 ピルスナー 小樽麦酒 ピルスナー review
 今日は北海道の地ビールを。
 こちらも昨日のCOEDOビールと同じ店で、偶然に発見したもの。

 外観は淡いブロンド。泡は純白できめ細かいが、泡持ちはあまり良くない。
 軽快なホップ香が清々しく、その奥にモルトのじんわりした甘さが潜む。
 口当たりも極めて軽快。ハーブのような爽やかな香味が、すうーっと喉を通ってゆく。 ただ、苦味は弱いわけではなく、しっかりある。
 アルコール分約5%。原材料:有機麦芽、有機ホップ。製造者:北海道麦酒醸造(株)、小樽市有幌町1番。

 製品名は「おたるビール」ではなく、「おたるばくしゅ」。これは、 小樽ビールという他社製品が既にあるからで、その会社から販売差し止め等を求めて訴訟を起こされているらしい。
 そういった裏事情はともかく、この製品は多くの人に受けそうなナチュラルな味わいである。 特徴に乏しいと言えなくもないが、大手の造るピルスナーに慣れた大衆には、スッと受け入れられるであろうキャラクターだ。
種別 ビール
2007年1月8日
No.1027: 小樽麦酒 オーガニックビール デュンケルタイプ / 北海道麦酒醸造
 おたるばくしゅ おーがにっくびーる でゅんけるたいぷ / ほっかいどうびーるじょうぞう
小樽麦酒 デュンケル 小樽麦酒 デュンケル review
 昨日に引き続き、北海道の小樽麦酒。今度はデュンケルだ。

 コーヒー色の外観。泡はカフェオレ色。泡には力があって、泡持ちはなかなかよい。
 フルーツのような甘い香りが最初に立ち、次に麦茶のような香ばしさが感じられる。 ただ、ロースト香はそれほど強くはなく、やさしい黒糖のニュアンスが少し。
 口当たりも柔らかい。甘味はほのかで、苦味も強くない。 非常に繊細にまとまった味。後味もクリアだ。
 アルコール分約5%。原材料:有機無農薬麦芽、有機無農薬ホップ。製造者:北海道麦酒醸造(株)、小樽市有幌町1番。

 昨日のピルスナーのところでも書いたが、製品名は「おたるビール」ではなく、「おたるばくしゅ」。
 原材料表記が、ピルスナーのほうは有機麦芽・有機ホップだったが、 こちらは「無農薬」の文字が入っている。

 デュンケル(濃色ラガー)の中でも、繊細な部類だろう。 焼魚などに合わせると良さそうだ。
種別 ビール
2007年1月9日
No.1028: 旬果搾り PREMIUM SELECTION 福岡産 あまおう <限定生産> / アサヒ
 しゅんかしぼり ぷれみあむせれくしょん ふくおかさん あまおう <げんていせいさん> / あさひ
アサヒ 旬果搾り あまおう アサヒ 旬果搾り あまおう review
 本日発売、旬果搾りの期間限定「プレミアムセレクション」。
 この魅惑的な新製品を一刻も早く入手するために、発売前夜である昨日、 スーパー、コンビニ、酒販店を何軒もハシゴしたが、まったくみつからなかった。 発売日の今日も、何店か回ったが、入荷があったのはただ1店のみであった。 まったく旬果搾りってヤツは、いつもあんまり大切にしてもらえなくて、不憫なチューハイだ。
 さて、本題に行こう。2種あるのだが、まずは福岡産あまおう(いちご)から。

 グラスに注いだ色は、極々薄いピンク。こんなに儚げ(はかなげ)なピンク色をしたチューハイが、今まであっただろうか。
 香りは色の印象とは違い、深みがあって甘〜い。まさにいちごをスプーンでつぶした感じ。
 味もたっぷりとした甘味が特徴で、酸味は弱い。爽やかさとは無縁。飲み干した後にも甘さが残る。ここまでコッテリ感を出したのは、 まさに旬果搾りの面目躍如といったところだろう。
 果汁0.5%。アルコール分4%。原材料:アルコール、いちご果汁、糖類、酸味料、香料、野菜色素。 「『あまおう』は、全農の登録商標です。」

 今冬はいちごフレーバーの缶チューハイや缶カクテルが相次いだが、その総決算とも言えるような製品。 この妥協のない甘さは、「甘いのが嫌いな人はお客ではありません」と自ら宣言しているような潔さを感じる。 ここまではっきりした特徴は、とても好印象。
 パッケージデザインも、旬果搾りらしくないという域を遙かに超え、 これまでの缶チューハイのイメージを一新するような独創的なもの。しかしながら、と言うべきか、 それでこそ、と言うべきか、チューハイ界における旬果搾りのポジショニングを明確に示す一里塚になりうると 言っていいだろう。
種別 チューハイ
2007年1月10日
No.1029: 旬果搾り PREMIUM SELECTION 山形産 佐藤錦 <限定生産> / アサヒ
 しゅんかしぼり ぷれみあむせれくしょん やまがたさん さとうにしき <げんていせいさん> / あさひ
アサヒ 旬果搾り 佐藤錦 アサヒ 旬果搾り 佐藤錦 review
 昨日9日発売、旬果搾りの期間限定「プレミアムセレクション」。
 昨日は「あまおう」を飲んだが、今日はもう一方の「佐藤錦」を開ける。 佐藤錦とはさくらんぼの一品種で、日本で一番作られているものらしい。

 さくらんぼなので、やっぱり赤い色をしているのかな?と想像しながらグラスに注ぐと、 なんと無色透明。香りはとても上品なさくらんぼ香。もちろん香料なのだろうが、 押しつけがましくなく、ほのかに、それでいて芯のしっかりしている香り。
 甘味はやはりしっかりとあるが、それでもさくらんぼらしく可憐な酸が目立つ。 後味がサッパリしているのは、この酸のおかげだろう。
 果汁0.3%。アルコール分4%。原材料:アルコール、さくらんぼ果汁、糖類、酸味料、香料。

 もう一つの「あまおう」ではそのキッパリとした味づくりに大いに驚かされたが、 こちらの品の良さも特筆もの。水色をベースにしたパッケージデザインも斬新で、大いにプレミアム感を演出している。

 ところで昨日、旬果搾りはあまり売られていないと書いたが、 今日、我が家の近所のLAWSONに「あまおう」だけが入荷していた。この店は、私の知る限り、 これまでアサヒのチューハイを仕入れたことなど一度もなかったのにである。
 やはりこのシリーズは、注目度の高い製品なのだろう。
種別 チューハイ
2007年1月11日
No.1030: カロリ。伊予柑 〜限定出荷〜 / サントリー
 かろり。いよかん 〜げんていしゅっか〜 / さんとりー
サントリー カロリ。伊予柑 サントリー カロリ。伊予柑 review
 昨日10日発売、「カロリ。」の限定品。
 最近「カロリ。」は、ほとんどテレビCMを流していないし、 新製品が出てもほとんど宣伝されない感じがある。それだけ定番化したということなのだろうか。 支持層がある程度固まっていて、これ以上市場開拓は難しいと自覚しているのだろうか。

 まずグラスに注いだ色は、無色透明。 香りはキュンと酸っぱそうなオレンジ香。確かにいよかんって、こんな感じだ。かなりうまく再現されている。
 口に含むと、カロリらしい人工甘味料の甘さが目立つ。それでも、 いよかん特有の酸味と苦味があって、ある程度は甘さを打ち消す方向に働いている。
 口の中に入っている間は、やや青臭い感じがあるのだが、後味にはやはり甘味料の薄ら甘い余韻が。
 果汁2.5%(愛媛県産2%)。アルコール分4%。 原材料:いよかん、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、炭酸ガス含有。 カロリー50%オフ。糖類80%オフ。「愛媛県産伊予柑(いよかん)と混じりけのない水(純水) を使用したカロリー50%オフのチューハイです。」

 色んなフレーバーを出してくるカロリだが、その都度あまり驚きがないのは、 どれも仕上がりが想定の範囲内だから。パッケージデザインも大きく変えることがないので、 愛飲者には安心な製品と言えるかもしれない。
種別 チューハイ
2007年1月12日
No.1031: TWO DOGS レモン / キリン
 つーどっぐす れもん / きりん
TWO DOGS レモン TWO DOGS レモン review
 元々オーストラリア産で、キリンが輸入販売していたTWO DOGS。 昨年同社が商標権を取得したことを契機に、今年から国内製造することになった。
 サイト情報によれば、発売日は今年2月7日のはずなのだが、 先日立ち寄った酒販店で、なぜかもう店頭に並んでいた。旧製品かと思ったが、ちゃんとキリンの製造になっている。
 これからまた新製品ラッシュがやってくるので、手に入ったものからどんどんレビューしてしまおう。

 色はいかにもナチュラルな感じに白濁。極めて細かい気泡が断続的に立ち上る。
 香りは内にこもったようなレモン香。鋭さはなく、香料のわざとらしさもない。
 口当たりはかなり優しく、甘味も強い。酸と苦味は強くない。発酵由来と思われるヨーグルトのニュアンスも。
 アルコール分4%。香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC、亜硫酸塩)、炭酸ガス含有。 「1993年オーストラリアで生まれたTWO DOGS(ツードッグス)は、 果汁を発酵させたお酒のブランドで、キリンビールが製造・販売しています。」

 今回国内製造を開始するにあたり、新たにグレープフルーツを開発したという。 そちらはまた後日飲むことにする。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年1月13日[1]
No.1032: 2007 寿ラベル <限定醸造> / サントリー
 2007 ことぶきらべる <げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー2007寿ラベル サントリー2007寿ラベル review
 ホントにやっとみつけることができました。昨年12月13日発売、サントリーの発泡酒、2007寿ラベル。

 当然私は発売前日からずっと探していて、特に年末は血眼になって探し続けていた。
 酒の百科事典を標榜する当サイトとしては、いまや大手メーカーのリリースする全製品を完全網羅するのが至上命題。
 2006年中に大手(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー、タカラ、メルシャン、合同)が 全国発売したビール、発泡酒、新ジャンル(第3のビール)、缶チューハイ、缶カクテルの全銘柄 (地域限定、店舗限定、単なるデザイン缶などを除く)の 制覇は、この寿ラベルをもって達成する。だから、絶対に2006年中に探し出したかった。
 その目標も叶わないまま年を越し、新年もスーパーを中心に入荷を待っていた。 商品コンセプト上、旬の短い商品。生産量も少ないことが想像されるので、一刻も早く見つけ出さなくてはならない。
 ネットで検索すると、ケース単位でなら購入できる。いっそ1ケース(24本)買ってしまおうかとも思ったのだが、 これまでスーパーやコンビニや町の酒販店ばかり巡っていて、まだ探しに行っていない店があることに気づいた。
 今日、酒の楽市というDSまでダメ元で足を伸ばしてみたら、なんとうずたかく積まれ、売られていた。 見つけた瞬間、思わず小さくガッツポーズ。そして、6本パックを購入。

 さて、中身。
 泡は純白できめ細かく、泡持ちもそれほど悪くはない。液色はごく薄い。
 軽やかなホップ香。発泡酒的ないわゆる雑穀臭は弱い。 味のほうはパンチがなく、密度の薄い印象。苦味は結構しっかりめだが、 炭酸水のようにスーッと味が消えてゆく。臭みが弱い点は、好印象ではあるが。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ。「国産ホップ30%、国産麦芽10%使用した 発泡酒です。」

 発泡酒だから飲み応えがないのは、当然。無理に味わいを出そうとして臭みの強いものになるより、 こんなふうに潔く水っぽい仕上がりのほうが、よほど好感が持てる。
 これでようやく私も、年を越せたような気がする。
種別 発泡酒
2007年1月13日[2]
No.1033: タカラCANチューハイ レモン たこ焼缶 / 宝酒造
 たからかんちゅーはい れもん たこやきかん / たからしゅぞう
タカラCANチューハイ たこ焼缶 タカラCANチューハイ たこ焼缶 review
 前(昨年の何月か)から出ているものだが、 入手しておいて開ける機会がなかった。そもそも新製品ではなく、 単に缶のデザインが地域(関西)限定というだけ。中身は普通のタカラCANチューハイレモンと一緒。 だから、当サイトの趣旨からして、取り上げる対象ではないのだが、 せっかく飲むのだからアップすることにした。

 いちおう中身をレビューすると、 外観はほとんど無色透明。香りはキリッと透き通り、一本筋の通ったレモン香。
 口当たりはシャープで、変な甘さはない。アルコール感がはっきりとあり、焼酎ベースであることがよくわかる。 後味もクリア。
 アルコール分8%。果汁3.3%。原材料:焼酎、レモン果汁、糖類、香料、紅花色素。 「たこ焼のソースの甘みと、チューハイのドライな味わいがベストマッチ! これぞ関西人の定番!」

 赤いタコのイラストが書かれ、「たこ焼にあうやん」の文字が。 たこ焼きやお好み焼きなど、粉で作られたものを関西ではコナモンと呼ぶが、 その認知と普及などを目的に組織された「日本コナモン協会」 の認定品という。
 確かに甘いソース味には良く合いそうだ。深夜にこれを飲んでいたら、無性にたこ焼きが食べたくなった私は、 大阪在住歴20年の立派な関西人なのだ。
種別 チューハイ
2007年1月14日[1]
No.1034: TWO DOGS グレープフルーツ / キリン
 つーどっぐす ぐれーぷふるーつ / きりん
TWO DOGS グレープフルーツ TWO DOGS グレープフルーツ review
 元々オーストラリア産で、キリンが輸入販売していたTWO DOGS。 昨年同社が商標権を取得したことを契機に、今年から国内製造することになった。
 従来はレモンしかなかったのだが、国内製造開始を記念して、 グレープフルーツもリリースすることとなったようだ。
 発売日は今年2月7日のはずなのだが、なぜかもう既に店頭に並んでいた。 新製品ラッシュが訪れる前に、どんどん飲んでしまおうということで、 先日レモンのほうを飲んだ。今日は新製品のグレフルを。

 色はやや黄色っぽく、濁りがある。極めて細かい気泡が断続的に立ち上る。
 香りは、果汁含有率のそれほど高くないグレープフルーツ・ドリンクみたいな感じ。 つまり、香料を結構使っていて、それでもかなりいいセン行ってるグレフル香。 ガムかキャンディにも似ている。甘そうで、苦そう。
 味は結構甘味があり、酸味は穏やか。やはりグレープフルーツ味のドロップか何かをなめたような味わい。 飲み込んだ後にも甘い余韻が残る。その分、爽やかさは今ひとつ。発酵由来と思われる 乳酸の甘酸っぱさがある。
 アルコール分4%。酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC、亜硫酸塩)、炭酸ガス含有。 「1993年オーストラリアで生まれたTWO DOGS(ツードッグス)は、 果汁を発酵させたお酒のブランドで、キリンビールが製造・販売しています。」

 もうちょっと果汁感があるか、あるいはアルコール感がしっかりあるか、 どちらかに寄っていた方が良かったような気もする。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年1月14日[2]
No.1035: ぐびなま。Happy Winter デザイン缶 / アサヒ
 ぐびなま。はっぴー・うぃんたー・でざいんかん / あさひ
ぐびなま。Happy Winter デザイン缶 ぐびなま。Happy Winter デザイン缶 review
 ずっと冷蔵庫に眠らせておくわけにもいかないので、 新製品ラッシュがまだ始まっていない今のうちに、飲んでおこうと思った。
 新製品ではなく、単なるデザイン缶なので、テイスティングを主眼とする当サイトの守備範囲ではないが、 昨日のタカラCANチューハイのデザイン缶に続いて、せっかく飲むのでアップすることにした。

 いちおう中身をレビューすると、 泡のきめは粗く、最初ブワッと盛り上がるが、すぐに減衰。 液色はカラメル色素のおかげでかなりしっかりめ。
 香りはやや酸化したような麦の香りに、黒糖みたいなニュアンス。 少しボンドのような匂いがあるのは、いただけない。
 味わいのようなものはなく、スッキリした喉ごし。 冷たいうちにぐびっと飲み干せば、炭酸水のような爽快感は得られる。 難しく考えずに、どんどん飲み進めるに限る。
 アルコール分5%。原材料:ホップ、糖類、酵母エキス、大豆ペプチド、カラメル色素。

 このような季節感のあるパッケージは、お祭り気分を盛り上げると言う意味では、 悪いことではない。次は春の花見の季節に、桜のデザインなんてどうだろう。
種別 新ジャンル
2007年1月15日
No.1036: 山崎蒸留所 "仕込水"割り オン・ザ・ロックウイスキー / サントリー
 やまざきじょうりゅうじょ "しこみすい"わり おん・ざ・ろっくういすきー / さんとりー
山崎蒸留所 On the Rocks Whisky 山崎蒸留所 On the Rocks Whisky review
 既存製品だが、未掲載だった。
 ウイスキーの水割り製品というのはそう多く出ているわけではないが、 その中でもこれは特異な製品といえる。225mlの小瓶入りで、アルコール度数は12%。 オン・ザ・ロックウイスキーという名前の通り、かなり濃いめの設定である。

 グラスに注いだ色はかなり濃く、他の水割り製品とはだいぶ異なる。 しっかりした琥珀色。
 モルトの甘く、クリスピーな香りが強い。ウイスキーを飲み慣れない人だと、 もうこの香りだけでダメだろう。もちろんウイスキー嫌いが買うわけはないけれど。
 味ももちろん濃厚で、アルコール感が強い。これ1本飲むと、アルコール度数以上に、 酔える気がする。
 ブレンデッドウイスキーの適度な重みと華やかさを兼ね備えた魅力を堪能できる。 さすがに「山崎蒸留所」の名を冠するだけあって、力作だ。
 アルコール分12%。原材料:モルト、グレーン。

 コンビニで売られていることが多いので、 アルコール度数の低いビールや缶チューハイに飽きたときには、 手軽に買って楽しめる。
種別 チューハイ・カクテル等
2007年1月16日
No.1037: グビッ酎 にごり巨峰ハイ / メルシャン
 ぐびっちゅう にごりきょほうはい / めるしゃん
グビッ酎 にごり巨峰ハイ グビッ酎 にごり巨峰ハイ review
 今日も我が家の冷蔵庫を整理すべく、既存製品を。
 現在、グビッ酎シリーズは全部で4種(レモンハイ、うめハイ、冷やしラムネハイ、にごり巨峰ハイ)あり、 当サイトではこれまでレモンハイ冷やしラムネハイを掲載している。

 色はやや赤みの強い紫で、濁りがある。粉砕した果肉のようなものが浮遊している。
 香りはぶどうキャンディのように甘い。味も果汁感がたっぷりとし、甘味は強いが、 炭酸も強いので、くどくはない。後味もサッパリ。
 アルコール分5%。果汁4.5%。原材料:ぶどう果汁・醸造用アルコール・糖類・酸味料・ 香料・アントシアニン色素。

 このグビッ酎はかなり以前からある製品だが、扱っている店は多くない。というより、ほとんど目にすることがない。
 メルシャンがキリンに統合されると、こういった商品は消えてゆく運命にあるのだろうか。
種別 チューハイ
2007年1月17日
No.1038: タカラCANチューハイ サワー 巨峰 / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー きょほう / たからしゅぞう
タカラCANチューハイ サワー 巨峰 タカラCANチューハイ サワー 巨峰 review
 今日もまた、既存製品。
 このタカラ・サワーのシリーズは全部でなんと12種 (レモン、スウィートレモン、グレープフルーツ、うめ、巨峰、マスカット、白桃、ライチ、 青りんご、オレンジ、夕張メロン、ラムネ)もあり、当サイトではこれまで、 レモングレープフルーツ白桃スウィートレモンと飲んできた。 今日の巨峰でようやく5種目になる。これからも着実に掲載してゆこうと思う。

 色はごく淡いピンク。香りはかなり甘そうでたっぷりめのグレープ香。
 味も甘味がたっぷりとし、キャンディをなめているような感じ。 あえてスッキリさせることはせず、巨峰らしいニュアンスを大切にしたオーソドックスなつくり。
 アルコール分6%。果汁1.5%。原材料:ぶどう果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。

 昨日飲んだメルシャン・グビッ酎にごり巨峰ハイより甘味が強いが、特に甘味を強調したというほどではない。 飲み干した後にぶどうのタンニン分のようなものが喉と唇裏に引っかかる感じで、 とてもナチュラルな印象を与える。
種別 チューハイ
2007年1月18日
No.1039: グビッ酎 うめハイ / メルシャン
 ぐびっちゅう うめはい / めるしゃん
グビッ酎 うめハイ グビッ酎 うめハイ review
 一昨日、にごり巨峰ハイを飲んだメルシャンのグビッ酎。全4種あるうち、 これまで3種(レモンハイ冷やしラムネハイにごり巨峰ハイ)を飲んだので、 これが最後の1本となる。

 色はシャンパンなどよりも、もう少し深い感じのゴールド。 香りはやや内にこもった感じのウメ香だが、深みがある。
 味も梅果汁のコクが感じられ、甘味と酸味のバランスがよい。 しっかりした味なので、缶に書かれたイラストのように、 氷で割って飲むと良いかもしれない。
 アルコール分5%。果汁1.0%。原材料:梅・醸造用アルコール・梅酒・糖類・酸味料・ 香料・調味料(アミノ酸)・カラメル色素。 「上質な紀州南高梅(なんこうばい)果汁を使用しました。ほんのり甘酸っぱく、スッキリ爽快な喉ごしを お楽しみください。」

 色の濃さは、カラメル色素のようである。
 このうめハイも、他のフレーバーと同様、クラシカルなつくりになっている。
種別 チューハイ
2007年1月19日
No.1040: タカラCANチューハイ サワー ウメ / 宝酒造
 たからかんちゅーはい さわー うめ / たからしゅぞう
タカラCANチューハイ サワー ウメ タカラCANチューハイ サワー ウメ review
 今日もまた仕方なく(といってはナンだが)既存製品を。
 全部で12種ある (レモン、スウィートレモン、グレープフルーツ、うめ、巨峰、マスカット、白桃、ライチ、 青りんご、オレンジ、夕張メロン、ラムネ)タカラ・サワーだが、当サイトではこれまで、 レモングレープフルーツ白桃スウィートレモン巨峰と飲んできた。これが6種目。ようやく半分である。

 色は淡いゴールド。香りは軽やかで、梅酒をすごく薄めた感じ。
 口当たりがひやっとクールな感じで、実際に冷やしている温度よりももっと低いような錯覚がある。 炭酸の刺激と酸味の加減なのだろう。
 梅酒を使っているにしては甘味は抑えめだが、ふんわりふくよかな味わいだ。
 アルコール分6%。原材料:梅酒、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。

 昨日飲んだメルシャン・グビッ酎うめハイよりは軽やかで、バランスがよい。
種別 チューハイ

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