ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.1761〜1780


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2008年9月22日
No.1761: 氷結 グレープフルーツ ストロング / キリン
 ひょうけつ ぐれーぷふるーつ すとろんぐ / きりん
キリン 氷結 グレープフルーツストロング キリン 氷結 グレープフルーツストロング review
 明後日9月24日が発売日となっている氷結グレープフルーツストロング。 アルコール度数8%の強烈なチューハイだが、 今年5月に、まず第1弾としてレモンが出ており、これが第2弾ということになる。

 グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明だが、少し濁っているようにも見える。 香りは、普通の氷結のグレープフルーツ味にとても似ていて、 ガムのような甘い雰囲気だが、ずっと嗅いでいると、漢方薬のような苦そうな香りに気づく。
 口に入れると、かなり甘いニュアンスを伴いながらも、 見事な甘味のコントロールで、キリッとした口当たり。 ジューシーであって、しかもアルコール感が強い。 飲み進めているうちに、アルコールが回ってくるのを実感するくらいだ。
 アルコール分8%。果汁5%。原材料:グレープフルーツ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
「アルコール分8%で、氷を入れてロックで飲んでもおいしい、氷結グレープフルーツのストロング版。」
 レモンと同様、製品としての完成度は極めて高く、ジューシー感があって、しっかりした飲み応えもある。 ただ、これが受けるかどうかはまた別問題で、レモンストロングも、店頭での取扱を見ているかぎり、 大評判というほどでもなさそうだ。
 グレープフルーツは、チューハイの中では一般に甘味が強く設定されがちであるから、 消費者もそれを求める傾向にあるのではないか。ということは、 グレープフルーツをストロングにしても、そんなにファンは多くつかないだろう。
 以前にも書いたが、キリンは自社開発ブランドを大事にし、 他者から受け継いだいわば外様ブランドを邪魔者扱いしているように見えるのだが、 このストロングというコンセプトこそ、「本搾り」で活かしたらどうか。 酸味のシャープな「本搾り四季柑ストロング」なんてどうだろうか。 もし出たら、私は常飲したいと思うが。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月23日
No.1762: 神戸居留地チューハイ 赤ぶどう&白ぶどう / 富永貿易
 こうべきょりゅうちちゅーはい あかぶどう あんど しろぶどう / とみながぼうえき
神戸居留地チューハイ 赤ぶどう&白ぶどう 神戸居留地チューハイ 赤ぶどう&白ぶどう review
 今年の春に、当サイトの元祖救世主である 「回転寿司は永遠に不滅です」 主宰・お寿司MAX副会長氏からご提供いただき、 レモンウメグレープフルーツと3種レビューした神戸居留地チューハイ。 3種ですべてだと思っていたら、同氏からその後「新種発見」とのことで、2種寄贈していただいた。 先日、その1本である白桃&黄桃をレビューしたところだが、今日は残るこちらを。

 グラスに注いだ色は、透明感のある明るい紫。やや赤みが強い。
 甘そうで渋そうなぶどう香。グレープソーダといった感じだが、 味はフルーティというよりは、はちみつっぽい甘さがあって、スッキリしない。 炭酸は弱いなので、その甘さが一層目立つ。
 アルコール分5%。果汁3.5%。原材料:ぶどう果汁、香料、 醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、エルダーベリー色素、アカキャベツ色素。
 製造者:(株)チェリオ中部、愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510番の1。 販売者:富永貿易(株)、 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 富永貿易(株)の神戸居留地飲料のサイト をみると、確かに白桃&黄桃と赤ぶどう&白ぶどうは、新製品として載っている。 だが、発売日がいつだったのかはわからない。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月24日
No.1763: 旬果搾り PREMIUM SELECTION ル レクチエ <限定生産> / アサヒ
 しゅんかしぼり ぷれみあむ・せれくしょん る れくちえ <げんていせいさん> / あさひ
アサヒ 旬果搾り PREMIUM SELECTION ル レクチエ アサヒ 旬果搾り PREMIUM SELECTION ル レクチエ review
 本日9月24日発売、旬果搾りプレミアムセレクション。 今回は、西洋なしの一種、新潟産「ル レクチエ」。

 グラスに注いだ色は、やや白濁。まさに梨果汁のイメージ。
 缶を開けた瞬間から、かなりフレッシュな感じの洋梨香が立ちのぼる。
 味はとても上品。奥深く高貴な味わい。甘味は強めながら、 後味はスキッとして、それでいて洋梨特有の香味が余韻として残る。
 インパクトは強くないのに、しっかりと記憶に残る素晴らしい内容だと思う。
 果汁0.5%。アルコール分4%。 原材料:アルコール、西洋なし果汁、糖類、酸味料、香料。
 ル レクチエという品種を知らなかったので、ちょっと調べてみたら、 新潟県で作られている西洋なしはほとんどこの品種だという。 しかも「幻の西洋なし」とまで呼ばれている高級品種とのこと。
 ラ フランスならば実物を何度も食したことがあるが、 ぜひ一度、ル レクチエを食べてみたいと思った。
 とまあ、こんなふうに缶チューハイが地方の果物を広め、 消費拡大に役立つならば、それは素敵なことではないかと思う。

 旬果プレミアムセレクションは、登場した当初こそ斬新さが目を引いたものだが、 最近は内容的にも特筆すべきものはなく、いわば中だるみ状態であった。 その中にあって、今回の製品は、シリーズ史上最高傑作と言っても良いと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月25日
No.1764: ジョッキ芳醇 <2008限定醸造> / サントリー
 じょっきほうじゅん <2008げんていじょうぞう> / さんとり
サントリー ジョッキ芳醇 サントリー ジョッキ芳醇 review
 今週月曜、9月22日が発売日のジョッキ芳醇。 昨年1月末にも出た製品で、1年8ヶ月ぶりに再登場ということになる。

 グラスに注いだ液色は、極めて淡いアンバー。ウーロン茶程度の色だ。 泡はベージュで当初しっかり盛り上がるが、泡持ちはそれほどでもない。
 香りは意外にも芳しく、しっかりホップとやわらかいロースト香が感じられる。 臭みはほとんどない。
 味わいも概ね爽快だが、スピリッツを添加していることによる エタノール的な甘味がほんのりとある。ただ、それを除けば適度な飲み応えがあり、 実によくできた新ジャンルだと言える。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)。 ロースト麦芽使用(全麦芽の25%以上)。
 昨年の記載を見ると、ロースト麦芽が全麦芽の20%以上となっていたのだが、 今年は上記のとおり25%以上。 それがより一層自然な飲み応えを作っているのだろうか。 これなら、ビール代わりに普通に飲める。

 ところでこの製品、扱っている店があまり多くなく、 あったとしても6缶パックばかり。それで、入手を躊躇していた。 そのうちバラ売りしてくれるだろうと思い気長に待っていたら、 今日、自宅近くのスーパーでバラ売りを発見。めでたく入手と相成った。
 思えば今年春に出たジョッキ春旨も、 同じように当初はバラ売りせず、6缶単位での販売が主体だった。 これは、メーカーさんの要請なのだろうか。
種別 新ジャンル
2008年9月26日
No.1765: 神戸居留地チューハイ ウメ / 富永貿易(製造者:三幸食品工業)
 こうべきょりゅうちちゅーはい うめ / とみながぼうえき
神戸居留地チューハイ ウメ 神戸居留地チューハイ ウメ review
 当サイトの救世主・中京地区代表のO氏より、 「神戸居留地チューハイの製造者が変わっていました」とのご報告を受け、 現品を送って頂いた。実は頂いてからだいぶ時間が経つのだが、 ようやくレビューの順番が回ってきた。
 以前の製品はチェリオ中部の製造だったが、これは三幸食品工業の製造となっているのだ。 中身は変わっているのかどうかわからないが、飲んでみたい。 

 グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの淡い黄金色。 香りは、梅酒ベースだな、とわかる、ザラメのような甘い匂いがある。
 口当たりにもしっかりとコクがあり、飲み込んだ後にも甘味の余韻と、しっかりした渋みが残る。 酸も強い。
 アルコール分4%。無果汁。原材料:醸造アルコール、梅酒、香料、砂糖、はちみつ、 酸味料、カラメル色素。
 製造者:三幸食品工業(株)、 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。 販売者:富永貿易(株)、 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 チェリオ中部(株)製造による従来品と比べ、原材料は同じであるものの、 記載順が違うことから、若干レシピが違うことがわかった。 だが、味わいの違いはよくわからなかった。なお、缶デザインはまったく変わっていない。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月27日
No.1766: バーゲンブロー 糖質ゼロ(韓国産発泡酒)
 ばーげんぶろー とうしつぜろ(かんこくさんはっぽうしゅ)
バーゲンブロー 糖質ゼロ バーゲンブロー 糖質ゼロ review
 バーゲンブローは、以前からダイエー系列のスーパーで扱われている ビール系飲料のブランド。
 先日からこの「糖質ゼロ」発泡酒が店頭に並んでいる。

 グラスに注ぐと、液色はしっかりめの黄金色。泡はやや粗く、 泡持ちは悪い。
 香りは、古典的な発泡酒のようにやや穀物臭さを伴い、 妙にミルキーな感じのあるホップ香。
 味は当然スカスカな感じで、コクのようなものはない。 炭酸のピリピリ感の中に、エタノール的な甘味が若干ある。後味はスッキリしていて、 臭みはないので、爽快感だけを求めるならば、いいと思う。
 アルコール分4%。原材料:麦芽、ホップ、糖類。麦芽使用率25%未満。
 原産国名:韓国。輸入者:(株)ダイエー。
 アサヒスタイルフリー等よりも更にシェイプアップした、 いわば痩せぎすの体格だが、毒にも薬にもならないニュートラルな飲物だ。
種別 発泡酒
2008年9月28日
No.1767: 旬果搾り フルーツオールスターズ / アサヒ
 しゅんかしぼり ふるーつおーるすたーず / あさひ
アサヒ 旬果搾り フルーツオールスターズ アサヒ 旬果搾り フルーツオールスターズ review
 9月23日ファミリーマート限定で発売された旬果搾り。
 ファミマは時折、事前告知がほとんどないまま、 メーカーとのタイアップ商品を投入してくることがある。 今日、私はLAWSONにだけ寄るつもりだったのだが、 「また何かあるかもしれないから、一応ファミマも覗いておこう」と思い立ち、 寄ってみたらこれを発見した。
 帰宅してからファミマのサイトをくまなく探してみると、 今週(9月23日発売)の新商品というところに、確かに載っていた。

 グラスに注いだ色は、やや黄色っぽく濁っている。 バナナミックスジュースといった見た目。
 香りも、一番目立つのはバナナ。ほかにわかるのは、梨くらいだろうか。 あとはどんなフルーツが混ざっているのか、かぎ分けられなかった。
 口に含むと、意外にも炭酸が強く、ピリピリとくる。 バナナの甘味が強く、伸びやかな味。缶に乳性テイストと書かれているとおり、 ミルキーな飲み心地。ただ、濃厚さはないので、後味はサラッとしている。
 果汁10%。アルコール分4%。 原材料:アルコール、バナナ果汁、りんご果汁、オレンジ果汁、西洋なし果汁、パイナップル果汁、 はっ酵乳、糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、香料、乳化剤。
 この製品を見てまず最初に思い出したのは、 今年の5月に同じファミマ限定で出たタカラおいしいチューハイ・フルーツミックスだが、 あちらは果汁50%で、かなりフルーティだったし、乳性テイストではなかったので、 内容はかなり異なる。
 乳性テイストで思い出すのは、同じアサヒ旬果搾りの フルーツパンチ・大阪ミックスだ。 あちらはオレンジ、りんご、バナナ、もも、パイナップルのミックスだった。
 また、旬果搾りフルーツパンチ・バナナミックスというのもあった。 あちらはバナナ、りんご、オレンジ、洋なし、パイナップルのミックスで、同じである。 しかも果汁10%、アルコール分4%まで同じ。ということは、焼き直しだろうか。 パッケージデザインは、こちらのほうがかわいくて、楽しい。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月29日
No.1768: 神戸居留地チューハイ レモン / 富永貿易(製造者:アシードブリュー)
 こうべきょりゅうちちゅーはい れもん / とみながぼうえき
神戸居留地チューハイ レモン 神戸居留地チューハイ レモン review
 この神戸居留地チューハイは、ずっと私の生活圏内ではお目に掛かることがなくて、 これまで、当サイトをボランティアで支えてくださっている複数のご協力者の善意により 全種レビューすることができている。本当にありがたく、改めて感謝申し上げる次第である。
 実は先日、時折立ち寄るイオン系スーパー(マックスバリュ)で、入荷していることに気づき、 何気なく手に取ってみた。すると、このレモンとグレープフルーツが、 アシードブリュー社の製造に替わっているではないか(以前の製品は、チェリオ中部の製造)。 もちろん、その場で入手したのは言うまでもない。

 グラスに注いだ色は、ほとんど無色透明だが、やや濁っているかな?とも思う。
 香りは、GODOのチューハイによく似た、ガラスクリーナー的、あるいは芳香剤的なレモン香。
 口に含むと、酸がキリッとした口当たりで、とても爽やか。 それと同時に、アルコールのふんわりとした甘味も感じられる。
 酸とアルコール感がしっかりとした、いわば通好みのレモンチューハイに仕上がっている。
 アルコール分7%。果汁1.0%。原材料:レモン果汁、醸造アルコール、 果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。
 製造者:アシードブリュー(株)宇都宮飲料工場、栃木県下野市下石橋561。 販売者:富永貿易(株)、 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 以前のチェリオ中部製の製品と味わいの違いは実感できなかったが (あくまでも自分のレビューコメントに基づく比較)、 原材料名の記載順序が変わっている(従来はレモン果汁がトップではなかった)。 マイナーチェンジと言っていいだろうか。缶デザインは、まったく変わっていないようであるが。
 既に掲載しているように、ウメだけは三幸食品工業製に替わっているので、 現在、同じシリーズでありながら、フレーバーによって別々の会社が造っていることになる。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年9月30日[1]
No.1769: モルツ ダークビター <限定醸造> / サントリー
 もるつ だーくびたー <げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー モルツ ダークビター サントリー モルツ ダークビター review
 本日9月30日、コンビニエンスストア限定で発売されたサントリーのビール。
 このようなメジャーなブランドであれば、当然発売前夜には店頭にお目見えするだろうと思い、 昨夜コンビニを何店か巡ってみたが、発見できず。今日は当然、入荷していたのだが、 私の買ったLAWSONでは、それほど目立つ扱いでもなかった。

 グラスに注いだ色は、深いブラウン。泡はベージュできめ細かく、泡持ちもとても良い。
 香りは甘いが、カラメル香はそれほど強くない。
 苦味は強弱レベルでいえば相当に強いのだが、ふんわりとした甘味があって、バランスがよい。 その甘苦い豊かな余韻が、長く続く。 派手さはないが、非常に優れた内容のビールだ。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
 最近、大手各社もこぞってこのようなロースト麦芽を使用した濃色ラガー (例えば、琥珀ヱビス)や、 チルドタイプの濃色エール(最近では、キリン ザ・プレミアム無濾過リッチテイスト)など、 多彩なスタイルを投入するようになった。 消費者ニーズの多様化に対応したものと思うが、ビール好きにとっては、 次は何が出るのだろうと、とても楽しみである。
種別 ビール
2008年9月30日[2]
No.1770: −196℃ ゼロドライ オレンジ / サントリー
 まいなす196ど ぜろどらい おれんじ / さんとりー
-196℃ ゼロドライ オレンジ -196℃ ゼロドライ オレンジ review
 本日9月30日発売。サントリー−196℃ゼロドライ(糖類ゼロシリーズ)の 新顔、オレンジだ。

 グラスに注いだ色は、ほんのり淡いレモン色。やや濁りがある。
 香りは、缶を開けたときから粉末オレンジドリンクのようなチープなオレンジ香が立ちのぼる。 ただ、柑橘の苦味も想起させ、フレッシュ感はそこそこある。
 味は酸がうまく使われているものの、やはり人工的な甘味が目立つ。 甘味はだらっと口中に残存する。だから後味もあまりスッキリはしない。
 アルコール分5%。オレンジ果汁3%。オレンジ浸漬酒使用。糖類ゼロ。 原材料:オレンジ、スピリッツ、酸味料、香料、 甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ポリグルタミン酸。
 浸漬酒だけでなく果汁も入っている。それによってどれほど味わいに影響が出ているのか 定かではないが、確かにフレッシュ感のある酸が立っている感じはする。

 ところでこのシリーズ、皆黒色が基調となった缶デザインで、 果実のイラストはあるものの、レモングレープフルーツなど、 それぞれの違いが一目ではわかりにくい。だから、今回のように新顔が登場しても、 店頭でこれが新製品だとはパッと見てわからないのではないか。
 もちろん、デザインに統一感を持たせることは大切だけれども、 気づいたら種類が増えていた、というようなやり方で、 果たして売上は伸びるのだろうか。少々心配になった。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年10月1日[1]
No.1771: 神戸居留地チューハイ グレープフルーツ / 富永貿易(製造者:アシードブリュー)
 こうべきょりゅうちちゅーはい ぐれーぷふるーつ / とみながぼうえき
神戸居留地チューハイ グレープフルーツ 神戸居留地チューハイ グレープフルーツ review
 既にレモンのところで書いているが、 この神戸居留地チューハイは、最近製造者が変わったようだ。 以前のものはチェリオ中部の製造だったが、 最近のレモンとグレープフルーツは、アシードブリューの製造になっているのだ。

 グラスに注いだ色は、しっかり白濁しており、いかにもグレープフルーツの果汁を思わせる。
 香りは、グレープフルーツチューハイにありがちな、ガムのような甘い柑橘香だが、 フレッシュさも幾分かはあり、苦味が強そうでもあり、そこそこナチュラルに感じる。
 口に含むと、柔らかな苦味と引き締まった甘味、穏やかな酸が感じられる。 全体的に押しの弱い味わいで、くどさはなく、後味もスッキリ。
 アルコール分4%。果汁7.0%。原材料:グレープフルーツ果汁、 醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。
 製造者:アシードブリュー(株)宇都宮飲料工場、栃木県下野市下石橋561。 販売者:富永貿易(株)、 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 以前のチェリオ中部製の製品と原材料名を比べると、順番が変わっている。 以前の製品はグレープフルーツ果汁が真っ先には書かれていなかったのだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年10月1日[2]
No.1772: 冬物語 (2008〜2009 Limited Edition)/ サッポロ
 ふゆものがたり / さっぽろ
サッポロ 冬物語 2008-2009 サッポロ 冬物語 2008-2009 review
 毎年この時期恒例のサッポロ冬物語。今年は本日10月1日が発売日だ。

 グラスに注いだ色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちは悪くない。
 香りに華やかさはなく、落ち着いたモルトのニュアンス。いかにも麦らしい感じだ。
 味は、口に含んだ瞬間は柔らかく感じるが、苦味が非常にしっかりとしていて、 飲み進めるほどにその苦味がズッシリと口中に居座る感じ。 クリアでありながら苦味の余韻が長く、くっきりとした存在感がある。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
 今年の缶デザインは、とてもシンプルで、地味である。 これまで、美しい絵画のようなデザインの年もあったのに、 最近は年々地味になっているような気がする。とはいえ、毎年紺色が基調であることは 変わらないから、売場で一目で「冬物語だ」とわかる点はいい。
種別 ビール
2008年10月2日
No.1773: ドアラ ドラゴンズビール / 盛田金しゃちビール
 どあら どらごんずびーる / もりたきんしゃちびーる
金しゃち ドアラドラゴンズビール 金しゃち ドアラドラゴンズビール review
金しゃち ドアラドラゴンズビール  当サイトの救世主・中京地区代表のO氏から、 「こんなものが出ていますよ」と、寄贈いただいた。
 金しゃちビールは、当サイトでもこれまでいくつか取り上げているが、 これは知らなかった。 いつもながら自腹を切ってまで当サイトを支えてくださることに、 ここで改めて感謝申し上げたい。

 グラスに注いだ色は、透明感ある黄金色。泡は純白できめ細かいが、 泡持ちはほどほど。
 ホップ香が爽やかで、清々しい。 味は苦味のインパクトが強く、ズッシリとくるのだが、 麦らしい深い味わいがある。強い苦味の余韻が長く続く。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。 製造者:盛田金しゃちビール(株)、 愛知県犬山市大字羽黒新田字高見1-4。
「明るいゴールドの色合いにきめ細かく豊かな泡立ち。 華やかなホップの香りとキレのいい苦味、 そして深い味わいが特徴の下面発酵ビール。」
「このラベルにはドアラ直筆の商品ロゴを使用しました。」
「この商品はときめきドットコム(株)と共同企画した商品です。」
「この商品の売上げの一部を名古屋城本丸御殿積立基金に寄付させて頂いています。」
 金しゃちビールのサイトを見てみたら、8月29日付けで新発売告知がなされていた。
 金しゃちビールの品質はかねてから私は高く評価しているが、 この製品の中身は、既発売のピルスナーと同じだろうか。 ドアラ人気に乗じた企画物と思いきや、中身は非常に素晴らしい。侮るなかれ。
 ただ懸念するのは、「ドアラ、かわいい」といって購入する層が、どれだけビールを飲み慣れているかだ。 この圧倒的な苦味を伴うピュアで深い味わいは、大手メーカーのつくるメジャーな製品にはないものだ (あえて似ているものを探せば、 サッポロ・エーデルピルスが近いか? いや、あちらのほうは もっと地味だが、反面、肉付きは良い。昨日掲載したサッポロ・冬物語や、 キリン・クラシックラガー等も系統は近いが)。
 様々なスタイルを飲み慣れたビール好きが、こういったキャラクターものに手を出すことは あまり考えられないので、需要と供給のミスマッチで、正当な評価を受けにくい商品かもしれない。
種別 ビール
2008年10月3日
No.1774: GREAT VALUE レモンチューハイ / 三幸食品工業(西友P.B.)
 ぐれーと・う゛ぁりゅー れもんちゅーはい / さんこうしょくひんこうぎょう(せいゆうP.B.)
GREAT VALUE レモンチューハイ GREAT VALUE レモンチューハイ review
 こちらも当サイトの救世主・中京地区代表のO氏から寄贈されたもの。 ちょっと前に頂いていたのだが、これまで掲載機会がなかった。
 このGREAT VALUEは、スーパー西友のプライベートブランド(PB)とのことだが、 私の生活圏内に西友がないので、これまで知らなかった。 ググってみたら、発売は7月9日らしい。
 最近はこのように各流通グループでPBのアルコール飲料を投入することが多く、 全部をフォローすることは難しくなっている。 当サイトがこのように掲載商品を増やせるのも、協力者あってのことである。

 グラスに注いだ色は、ほんのり黄色。レモン果汁を思わせる。
 香りは、チューハイというよりは、レモンスカッシュ。 レモン味のコンクを入れてつくったような感じ。果汁のフレッシュ感もさることながら、 甘味もしっかりとありそう。
 飲めば確かにしっかりと甘味があり、酸とのバランスがよい。アルコール感は弱い。 とてもジューシーな味わいだ。飲み込んだ後に、甘味料の人工的な甘味がちょっと口中に残る。 ほとんど気にならないレベルではあるが。
 アルコール分4%。レモン果汁5%。糖類無添加。 原材料:レモン果汁、醸造アルコール、食塩、香料、酸味料、 甘味料(アセスルファムK)。
 当製品は乳、大豆を原料とした製品を同じ設備で製造しています。
 製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215-3。 販売者:(株)西友、東京都豊島区東池袋3-1-1。
 缶チューハイといっても様々なタイプがあるわけだが、 これはお酒が苦手な人にも飲みやすい、とても爽やかなレモンチューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年10月4日
No.1775: GREAT VALUE グレープフルーツチューハイ / 三幸食品工業(西友P.B.)
 ぐれーと・う゛ぁりゅー ぐれーぷふるーつちゅーはい / さんこうしょくひんこうぎょう(せいゆうP.B.)
GREAT VALUE グレープフルーツチューハイ GREAT VALUE グレープフルーツチューハイ review
 当サイトの救世主・中京地区代表のO氏から寄贈された、 GREAT VALUEチューハイ。西友のプライベートブランド(PB)だ。 発売日は7月9日。
 昨日レモンを飲み、今日はもう一つのグレープフルーツを。

 グラスに注いだ色は、ほんのり黄色。レモンと同じく、 こちらも果汁を思わせる色合いだ。
 香りは、レモンの方でも感じたが、お酒というよりジュースっぽく、 甘酸っぱくジューシーな香り。適度なフレッシュ感がある。
 甘味と酸味のバランスが良く、 なおかつそれらが適度に抑えられているので、 ジューシーでありながらくどくない。氷を入れてゴクゴク飲みたいタイプ。
 アルコール分4%。グレープフルーツ果汁10%。糖類無添加。 原材料:グレープフルーツ果汁、醸造アルコール、食塩、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK)。
 当製品は乳、大豆を原料とした製品を同じ設備で製造しています。
 製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215-3。 販売者:(株)西友、東京都豊島区東池袋3-1-1。
 アルコール感の非常に弱いチューハイだが、 グレフルチューハイにありがちな変な甘さもない。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年10月5日
No.1776: ダイエット <生> クリアテイスト / サントリー
 だいえっと <なま> くりあていすと / さんとりー
サントリー Diet 生 クリアテイスト サントリー Diet 生 クリアテイスト review
 明後日10月7日が発売日となっている「ダイエット生クリアテイスト」。
 このような"中型"新商品(大型というほど目玉ではない)は、 すぐには手に入らないだろうと思っていたので、期待せず探しにいったところ、 発売2日前の今日、近所のスーパーに入荷していた。

 グラスに注いだ液色は、かなりしっかりめの黄金色。ちょっと意外である。
 軽やかにホップが香り、臭みはない。もちろん、香りに深みはないので、スカスカな印象。
 口当たりも実に軽やか。およそ味わいのようなものはなく、少しビールっぽい炭酸水といった感じだが、 クリアテイストという看板に偽りはない。
 ただ、一昔前の発泡酒に似て、 口の中に畳表のような、あるいは干し藁のような臭みと、 ボンドのような匂いを伴う妙な酸味が少し残る。 この点を除けば、概ね爽やかな後味である。
 アルコール分3.5%。 原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖類、酸味料、クエン酸K、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、苦味料。 カロリー50%カット。糖質70%カット。プリン体50%カット。 麦芽使用率25%未満。
 従来のダイエット生のリニューアル版のようであるが、 アルコール度数や原材料や熱量(77kcal)もまったく変わっていない。 サントリーのサイトでは、次のように説明されている。
 "カロリー50%カット、糖質70%カット、プリン体50%カット"の機能はそのままに、 クリアで雑味のないすっきりとしたおいしさ、「クリアテイスト」を実現しました。
(1) 通常、仕込工程の煮沸開始時だけに実施しているホップの投入を、 煮沸開始時と煮沸後半の2段階で実施することより、ホップの爽やかな香りを引き出しました。
(2) 発酵工程の設定温度の最適化を図ることで、酵母の活動を活性化し、 "スッキリとした後味"を実現しました。
 "ホップの爽やかな香り"は、確かに感じられたが、 "スッキリした後味"はどうだろうか。従来品から既に後味はスッキリしていたと思うのだが、 今回の製品のほうが、むしろ妙な酸味が鼻につくようになったと私は感じた。
種別 発泡酒
2008年10月6日
No.1777: 白麒麟 [冬季限定] / キリン
 しろきりん [とうきげんてい] / きりん
白麒麟 白麒麟 review
 明後日10月8日が発売日となっている今年の白麒麟。 入手したのは発売の3日前である昨日5日だ。スーパー店頭に普通に並んでいた。 パッケージデザインが基本的に昨年と変わっていないので、 既視感があったが、当然、昨年の売れ残りであるはずはなく、今年の製品だ。

 グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。 泡の密度はなかなかのもので、泡持ちも悪くない。
 香りはホップ香が清々しく、臭みもないので、 この香りだけではほとんどビールと区別がつかない。
 口に含むと、やはりボディに厚みはないものの、 スッキリとクリアな味わいで、スーパードライのようなビールによく似ている。 ただ、苦味はそれほど強くはないので、シャープな部類でもない。ほどほどの中道的味わい。
 発泡酒特有の穀物臭さみたいなものも確かにあるが、とても弱い。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類。
 昨年まであった"RICH TASTE"という表記はなくなっている。 確かにRICHというほど中身が詰まった味わいではない。今年は少し軽やかな方向に 変えたのだろうか。
 とにかく臭みがないところは好印象で、発泡酒製造技術が着実に向上していることが、実感できる。
種別 発泡酒
2008年10月7日
No.1778: カクテルパートナー プレミアム 巨峰とライチ / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぷれみあむ きょほうとらいち / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム 巨峰とライチ アサヒ カクテルパートナー プレミアム 巨峰とライチ review
 本日10月7日発売、カクパープレミアムの新顔。2種あるのだが、 昨年もこの季節に出た「巨峰とライチ」から飲むことにする。

 グラスに注いだ色は、やや赤みの強い透明感のある薄紫。 この色を見て香りを嗅ぐと、やっぱりぶどうだと思ってしまうが、 実はぶどうよりもむしろジャスミンの香りが目立つ。ライチは、 ジャスミンとの親和性が高いので埋もれているようにも感じるが、 特有の甘い香りをみつけることができる。
 味のほうは結構ライチが強く感じられて、巨峰のコクある甘味とよくバランスをとっている。 そこにジャスミンのアクセントが加わって、見事な三重奏をなす。 トータルとして甘味が強いが、ぶどう特有の渋みもしっかりと残る。
 果汁10%。アルコール分5%。原材料名:ライチリキュール、 ウオッカ、ぶどう果汁、ライチ果汁、ジャスミンエキス、糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素。
「オーナーバーテンダー保志氏こだわりの隠し味"ジャスミン" が、ライチの上品な香りと巨峰の甘酸っぱいテイストを引き出した、 こだわりのプレミアムカクテルです。」
 ここまで書いて、昨年の私自身のコメントと見比べてみたら、 香りや味の感じ方の順番が微妙に違う。中身が変わったのか?と思いきや、 果汁含有率も原材料も同じ。もし中身がまったく同じだとすると、 飲み手の感想をその時々で変えてしまうほど、絶妙なバランスの上に 成り立っている作品だということができる。いや、私の味覚が単にいい加減なだけなんだろうが。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年10月8日
No.1779: カルピスサワー 薫るうめ [期間限定] / カルピス
 かるぴすさわー かおるうめ [きかんげんてい] / かるぴす
カルピスサワー 薫るうめ カルピスサワー 薫るうめ review
 10月6日発売のカルピスサワー・味わう果実シリーズの新顔、 期間限定「薫るうめ」。あまり大々的に売られているわけではないが、 コンビニ(ファミマ)でゲットした。

 グラスに注いだ色は、カルピスの白だが、若干くすんでいるかな?とも思う。
 香りは確かに梅だが、どこかで嗅いだことがあるなあ・・としばし考えた。 そうだ。杏仁豆腐だ。カルピスに梅が混ざると杏仁豆腐の香りになるというのは、発見かも。
 その印象のまま飲めば、やっぱり杏仁豆腐を食べているような味わい。 梅がハッキリと主張し、カルピスのミルキーな味わいと混ざる。 乳脂肪分が喉に引っかかる感じがまさにカルピスサワーで、 濃密な味わいが最後まで続く。
 果汁1.5%。アルコール分4%。梅酒仕立て。紀州産うめ果汁使用。 原材料名:うめ果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、梅酒、 糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、 甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)
 「カルピス」に紀州産うめ果汁をブレンドし、 国産梅酒で仕上げたお酒です。香り高くまろやかな味わいをお楽しみください。
 梅酒まで使ってあくまでも梅らしい味わいのコクにこだわっている点は、 これまでのカルピスサワーになかった特徴だろう。 ミルキーというより、フルーティというより、梅独特の深い味わいが印象的なお酒。
種別 チューハイ・カクテル等
2008年10月9日[1]
No.1780: カクテルパートナー プレミアム マンゴーとグレープフルーツ / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぷれみあむ まんごーとぐれーぷふるーつ / あさひ
アサヒ カクテルパートナー プレミアム マンゴーとグレープフルーツ アサヒ カクテルパートナー プレミアム マンゴーとグレープフルーツ review
 10月7日発売、カクパープレミアムの新顔。2種あるうち、 既に「巨峰とライチ」を飲んだので、今日はもう一方の「マンゴーとグレープフルーツ」を。

 グラスに注いだ色は、濁りのあるごく淡い黄色。 見た目はパインソーダ(そんなものがあればだが)のようだ。
 香りは、缶を開けたときからマンゴーの強い香りが立ちのぼっている。 だが、それほど濃厚そうではない。グレープフルーツは、言われてみればそんな気がするという程度。
 味はマンゴーの甘味が強く、そこに適度な酸が加わっているので、爽やかで甘酸っぱい。 もちろんドロッとはしていないし、甘ったるくもないのだが、 マンゴーの濃厚な味わいが好きな人にも十分納得してもらえるしっかり感がある。
 果汁15%。アルコール分5%。原材料名:ヨーグルトリキュール (ウォッカ、はっ酵乳、糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類))、 ウオッカ、グレープフルーツ果汁、オレンジ果汁、マンゴー果汁、 糖類、香料、酸味料、乳化剤、ベニバナ色素。
「オーナーバーテンダー保志氏こだわりの隠し味"ヨーグルトリキュール" が、マンゴーの濃厚なテイストを引きだし、 さらにグレープフルーツ特有の爽快な後味も楽しめる、 こだわりのプレミアムカクテルです。」
 ヨーグルトリキュールとは、飲んだだけで気づかなかったが、 確かに甘酸っぱさがキーポイントの製品だ。
種別 チューハイ・カクテル等

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