ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.2601−2620


 
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2010年11月29日
No.2601: GODO ハイボール シトラス / 合同酒精
 ごうどう はいぼーる しとらす / ごうどうしゅせい
GODO ハイボール シトラス GODO ハイボール シトラス review
 明日発売の新製品を今日は何一つ入手することができなかったので、 昨日に続いて、既発売品を取り上げる。
 10月26日が発売日だった、GODOハイボール「ウメ」と「シトラス」。 GODOハイボール の姉妹品であるが、 遅ればせながら、「ウメ」は昨日レビュー済。今日はもう一方の「シトラス」。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。細かな気泡が立ち上る。
 香りは、何かに似ていると思ったら、タカラ焼酎ハイボールのドライだ。 ほんのりウイスキーのアルコール感の奥に、大人しい柑橘香。 レモンかな?いや、ライムかな?といった感じ。 実際には無果汁なので、香料で柑橘香がつくられているわけだが。
 味は香りの印象よりももっとしっかりウイスキーっぽい。 甘味も酸味もしっかりある。ライムフレーバーがウイスキーに呼応して、 芳醇なアルコール感を生んでいる。ふだんウイスキーを飲み慣れない人には、ちょっと飲みにくいかも。
 アルコール分7%。無果汁。 原材料:醸造アルコール、ウイスキー、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、 クエン酸Na、香料、カラメル色素。
 面白い味わいだと思ったけれど、考えてみれば、ウイスキーソーダに ライムを搾った感じである。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年11月30日
No.2602: 世界ビール紀行 ベルギー ベルジャンエールタイプ / アサヒ
 せかいびーるきこう べるぎー べるじゃんえーるたいぷ / あさひ
アサヒ 世界ビール紀行 ベルジャンエール アサヒ 世界ビール紀行 ベルジャンエール review
 本日11月30日発売の「世界ビール紀行」の新作。
 9月28日に出た「ドイツ メルツェンタイプ」に続く第2弾である。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いブロンド。泡は純白で力があり、泡持ちもよい。
 エールらしい華やかな香りがあるものの、穏やか。かなり穀物的。
 口当たりは柔らかいが、苦味もしっかりある。香りの印象と同じく、 味わいにも華々しさはなく、落ち着いている。 ふだん国産大手ラガー(下面発酵)ばかり飲んでいて、エールを飲み慣れない人にも 親しんでもらえそうな、大人しいキャラクター。
 アルコール分6.5%。原材料:麦芽、ホップ、糖類。
 ベルギーのベルジャンエールタイプをアサヒビール福島工場で製造した国産品です。
 上記の通りアルコール度数が6.5%もある。飲み口が柔らかいので、まったくそんな感じはしないのだが、 確かに速く酔いが回るような気がする。
種別 ビール
2010年12月1日
No.2603: ほろよい 冬みかん <冬限定> / サントリー
 ほろよい ふゆみかん <ふゆげんてい> / さんとりー
サントリー ほろよい 冬みかん サントリー ほろよい 冬みかん review
 昨日11月30日発売のサントリーほろよい「冬みかん」。
 昨年好評だったもので、また今年も発売されたのだ。

 グラスに注いだ色は、極めて淡いオレンジ、あるいは黄色と言っても良いか。
 香りは、みかん味チューハイによくありがちな、駄菓子っぽいオレンジ香。
 味は香りの印象よりも一層甘く、適度な苦味を伴う。酸味は極めて弱い。 飲み込んだ後に残るのは、やはり甘味である。
 アルコール分3%。みかん果汁2%。和歌山県産温州みかん使用。 原材料:みかん、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、紅花色素、野菜色素。
 温州みかんのやさしい甘味を引き出して、冬にうれしい心和む味わいに仕上げました。
 昨年と中身は変わっていないようである。缶デザインも基本は一緒。 昨年買って気に入った人は、今年もまた手に取ってくれるだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月2日
No.2604: おいしいチューハイ 洋なしミックス <期間限定> / 宝酒造
 おいしいちゅーはい ようなしみっくす <きかんげんてい> / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ 洋なしミックス タカラ おいしいチューハイ 洋なしミックス review
 11月30日に発売された、おいしいチューハイの期間限定「洋なしミックス」。
 このシリーズはいつも酒販店やスーパーなどよりも、(販売価格が高いためか)コンビニで見ることが多いのだが、 今回はそのコンビニでも出足が遅いように思う。 現在のところ、私の行動範囲では、たった1店でしか扱われていない。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い黄色。少し濁りがある。
 香りは非常にナチュラルな洋なし香。ほのかに香るが、芯がしっかりした香りだ。
 口当たりは非常に柔らか。甘味が必要最小限に抑えられているところは、このシリーズに共通の特徴。 それでいて、とてもフルーティー。後味はスッキリ。
 果汁50%。アルコール分4%。糖類不使用。原材料:果汁(洋なし、りんご、ぶどう、 グレープフルーツ、マンゴー)、スピリッツ、香料、酸味料。
 果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。(洋なし果汁17%)
 味がすっきりしているので、洋なしのほか、りんごが入っていることはすぐわかる。ぶどうは、言われてみればなんとなく そんな気がする程度。グレープフルーツは、気づかなかった。マンゴーに至っては、入っていると聞いても、えっ? という感じで、まるでわからない。
 果汁50%のうち洋なしの占める割合は半分以下なのに、洋なしの存在感が非常に強い。 元々洋なしが特徴的な風味だからなのだが、それにしても、これだけ多彩な果汁を使いながら、 すっきりきれいな味にまとめているのは、さすがである。
 今回もまた、「味が薄い」という無理解な感想が一部から沸き上がってきそうだが、 濃い〜味はサントリーさんにでも任せておけばいい。This is TaKaRa である。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月3日
No.2605: 氷結 シャルドネ スパークリング / キリン
 ひょうけつ しゃるどね すぱーくりんぐ / きりん
キリン 氷結 シャルドネスパークリング キリン 氷結 シャルドネスパークリング review
 12月1日、キリンから発売された氷結「シャルドネ スパークリング」。
 以前に存在していたものだが、多くのファンの「復活して欲しい」という要望に応えて、 このたび帰ってきたものである。
 以前出ていたときは、氷結 Premium シリーズだったが、今回は Premium がとれている。

 グラスに注いだ色は、美しいシャンパンゴールド。白ワイン用のぶどう品種「シャルドネ」を使っているだけに、 まさにワインを思わせる外観。
 香りは、ふんわりと甘そうな白ぶどう香。非常に上品。
 口当たりは、炭酸のピリッとした刺激もあって、かなりあっさり。香りの甘さに比べ、 味のほうは幾分かシャープ。この絶妙な甘味の置き所が、まさに氷結の持ち味である。 後味も適度にすっきりしている。
 アルコール分5%。果汁5%。 原材料:ブドウ果汁(シャルドネ果汁)・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
 上質な白ブドウ品種の氷結果汁を使用した、みずみずしい香りとすっきりしたおいしさ。
 味の要素のうち、どこか一部が突出することがない。甘ったるくないけど、薄くもない。それが氷結のキャラクター。 多くのファンをそこそこつなぎ止める力を有するので、長く愛される。さすが、王者の貫禄である。
 特にこの製品は、復活を熱望する声が多かったことをみてもわかるが、 シリーズ最高傑作であると思う。
 だが、こういう王道ど真ん中は、他社は真似しない方がいい。 アサヒ、サントリー、タカラ、サッポロの各社はいずれも、こんなキャラを期待されていない。 強いて言うなら、GODOさんあたりなら、同じような真似をして、もっと高品質のものが送り出せそうだが、 販売力とネームバリューで戦う前から負けているので、残念。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月4日
No.2606: 贅沢ジュレのお酒 白桃 <限定> / サントリー
 ぜいたくじゅれのおさけ はくとう <げんてい> / サントリー
サントリー 贅沢ジュレのお酒 白桃 サントリー 贅沢ジュレのお酒 白桃 review
 11月30日、サントリーから出た、贅沢ジュレのお酒。 2種あるうち、今日は「白桃」を。

 缶に「5回以上強く振って」と書かれているので、とりあえず5回振って、グラスに注いでみた。 ボコボコッと、固形物が出てくる。まさにゼリーだ。
 色はほんのり淡い黄色で、まさに白桃色。
 香りも自然で生臭い感じの白桃香。そんなに強くは香らない。
 口当たりは、砕いたゼリーそのものであり、白桃の豊潤な甘さと適度な酸味がある。 アルコール感はほとんどない。
 ピーチ果汁20%。アルコール分5%。 原材料名:もも、スピリッツ、糖類、ゲル化剤(増粘多糖類)、酸味料、香料、クエン酸K、 酸化防止剤(ビタミンC)。
 白桃の裏ごし果肉を贅沢に使用した、 デザート感覚で楽しめる白桃ゼリーのお酒です。
 開栓前に5回以上強く振ってお飲みください。
 グラスに入りきらず残った分を、更に10回くらい振ってみたところ、 固形物はほぼ液状になり、それまでの「食べる」ような感覚から、 ゲルを「飲む」感覚に変わった。色んな状態で楽しめるのも、このお酒の面白いところ。

 ところでこの製品、今のところほとんど売られているのを見ない。 私が入手したのはコンビニだが、他店では一切見ない。売りにくいと思われてしまうんだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月5日
No.2607: 贅沢ジュレのお酒 マンゴー <限定> / サントリー
 ぜいたくじゅれのおさけ まんごー <げんてい> / サントリー
サントリー 贅沢ジュレのお酒 マンゴー サントリー 贅沢ジュレのお酒 マンゴー review
 11月30日、サントリーから出た、贅沢ジュレのお酒。 2種あるうち、昨日既に 白桃 を掲載した。 今日はもう一方の「マンゴー」。
 今年の6月に一度販売されたものの再登場である。中身はその時と同じと思われるが、 一応レビューしよう。

 缶に「5回以上強く振って」と書かれているので、昨日はとりあえず5回だけ振って、 グラスに注いでみたところ、かなり「固形」という感じであった。そのあと10回以上振ったら、 今度はずぶずぶの感じだった。それを踏まえ、今日は8回振ってみた。
 すると、ちょうど良い頃合いのゲル状で、食べると飲むの中間的な食感。 昨日の白桃同様、香りは少し内にこもった感じで、華やかには香らない。だがその分、ナチュラルな印象だ。
 味はもちろん濃厚。やはりこの製品、マンゴーというのは非常に適していると思う。 ズシッとしっかりした食感が楽しめる。
 マンゴー果汁20%。アルコール分5%。 原材料名:マンゴー、スピリッツ、糖類、酸味料、ゲル化剤(増粘多糖類)、クエン酸K、 香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
 完熟マンゴーの裏ごし果肉を贅沢に使用した、 デザート感覚で楽しめるマンゴーゼリーのお酒です。
 開栓前に5回以上強く振ってお飲みください。
 これを入手したコンビニでは、冷蔵ショーケースの中で白桃は1列陳列だったのに、マンゴーは2列だった。 やはりこちらのほうがたくさん売れると踏んでいるのだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月6日[1]
No.2608: つぶ入り白桃チューハイ / サンガリア
 つぶいりはくとうちゅーはい / さんがりあ
サンガリア つぶ入り白桃チューハイ サンガリア つぶ入り白桃チューハイ review
 この製品、入手したのは先月半ばと時間が経ってしまったが、 発売日はもっと前で10月18日。
 もうみつからないかとあきらめていたところ、偶然コンビニ(MiniStop)に入荷しているのを発見した。

 グラスに注ぐと、液体はほんのりと白く濁り、その中に、角切りの桃が入っている。
 香りは、やや人工的な白桃香で、あまり強く香らない。少しキャンディっぽい。
 口当たりはまったりとし、少し粘性がある。甘味が強く、いかにもつくられた感じの桃フレーバーが広がる。 しかし、入っている桃を食べると、もちろん作り物ではないから、しっかりちゃんと白桃の味がする。 桃の缶詰よりは幾分か固い食感で、甘味が強いといっても桃缶のシロップほどは甘くないので、 そんなにしつこくはない。アルコール感は、非常に弱い。
 果汁10%。アルコール分4%。 原材料名:もも果汁、果粒、醸造アルコール、糖類、酸味料、香料、 安定剤(増粘多糖類)、乳酸Ca、ビタミンC。
 ダイスカット桃入り ※炭酸は入っておりません。
 桃果肉がかなり大きな角切りなので、缶に残った数粒は、振ってもなかなか出てこない。 注ぎ方に工夫がいる。
 7月に出た「つぶ入り白ブドウチューハイ」と並んで、非常に面白い製品だ。 ほとんど売られていないのが、残念である。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月6日[2]
No.2609: 琉球ハイボール 沖縄シークァーサー / 宝酒造
 りゅうきゅうはいぼーる おきなわしーくぁーさー / たからしゅぞう
タカラ 琉球ハイボール 沖縄シークァーサー タカラ 琉球ハイボール 沖縄シークァーサー review
 タカラからチューハイの新ラインナップ「琉球ハイボール」が登場。 発売日は、明日12月7日である。
 4種出たうち、今日はまず「シークァーサー」を。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い黄緑色で、ほんのり濁りがある。
 香りはやはりタカラらしくシャープだが、焼酎ハイボールのシークァーサーよりは、ジューシーな感じだ。
 そして味は、香りの印象以上に甘酸っぱく、アルコール感は弱い。 この軽さは、度数が3%であることによるもの。緑っぽい苦味もあって、適度に引き締まってはいるが、 このジューシー感はタカラらしからぬまとめ方であり、かなり冒険をした感じだ。
 アルコール分3%。果汁1.5%。 原材料名:シークァーサー果汁、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料。
 沖縄の太陽の恵みをたっぷり浴びて育った沖縄シークァーサーを泡盛「於茂登 炎」で仕上げた 琉球ハイボール!沖縄ならではの味わいが、まーさっさー(おいしいよ)
 缶を見た瞬間、アサヒの製品か?と思うような、派手で目立つデザイン。 飲んでみると、サントリーの「沖縄シークァーサーチューハイ」を連想させる。 於茂登 炎(おもと ほむら)という泡盛の名を前面に出したやり方は、 昔メルシャンが黒糖焼酎「れんと」を使ったチューハイを出していたのを思い出す。 色んなもののパクリといったら、言い過ぎだろうか。

 アルコール度数が3%に設定されているのは、最近のトレンドに合わせたものだろう。 今の若者、特に草食系男子はお酒を飲まない人が多いようだが、そうやって下戸人口が増えることは、 酒造メーカーとしては死活問題なので、なんとか飲んでもらうための工夫がいる。だから、より低アルコールに向かうのは、 致し方ない。
 タカラさんのそういう危機感というか、これまでのタカラらしさだけにこだわっていてはいけないという思いはわかるのだが、 果たしてこの軟化策は受け入れられるだろうか。新たなファンを開拓できるだろうか。
 以前、私が高く評価していた「京都のちゅうはい」があまり当たらなかったことを思うと、今回も道は険しいか。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月7日[1]
No.2610: TOPVALU チューハイ ウメ / 合同酒精
 とっぷばりゅ ちゅーはい うめ / ごうどうしゅせい
TOPVALU チューハイ ウメ TOPVALU チューハイ ウメ review
 さて、最近また我が家のチューハイ在庫が増えすぎて、 冷蔵庫からあふれ出してしまった。昨日も2本レビューしたが、今日も2本態勢でいきたい。 ということで、まずは1本目。

 今年の6月頃に新しくなったと思われるTOPVALUチューハイ。イオングループのPB(プライベートブランド)である。
 非常にゆっくりしたペースで掲載しているが、今日は「ウメ」を。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いシャンパンゴールド。
 香りは、適度に深みのある梅の香。梅酒が入っていることが確かに感じられる。
 味はキュンとした酸が印象的。甘さは適度。甘すぎないが、薄いわけでもない。 後味はスッキリ。
 アルコール分5%。 原材料:醸造用アルコール、梅酒、果糖ぶとう糖液糖、酸味料、香料(りんごを含む)、 クエン酸Na、カラメル色素。
製造者:合同酒精(株)。販売者:イオン(株)。
 香料に、りんごを含むと書いてある。このコクを生むために、りんごも一役買っていたのか。
 取り立てて絶賛すべき点もないが、オーソドックスで飽きのこないつくり。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月7日[2]
No.2611: 琉球ハイボール 沖縄パイン / 宝酒造
 りゅうきゅうはいぼーる おきなわぱいん / たからしゅぞう
タカラ 琉球ハイボール 沖縄パイン タカラ 琉球ハイボール 沖縄パイン review
 本日12月7日発売のタカラ「琉球ハイボール」。
 4種あるうち、昨日既にシークァーサーを掲載。 今日は2種めとして「パイン」を。

 グラスに注いだ色は、ほぼ透明だが、かすかに濁りあり。
 缶を開けた瞬間から、非常にフレッシュな感じのパイン香が広がる。 酸が強そうで、すっきりした香りである。
 味も香りの印象通り、キュンと酸っぱい口当たり。パイン味チューハイにしては、破格のシャープさ。 最後まですっきりとした味わいが続く。
 アルコール分3%。果汁2%。 原材料名:パインアップル果汁、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料。
 沖縄の太陽の恵みをたっぷり浴びて育った沖縄パインを泡盛「於茂登 炎」で仕上げた 琉球ハイボール!沖縄ならではの味わいが、まーさっさー(おいしいよ)
 昨日のレビューで、他社製品の真似みたいだとネガティブなことを書いたが、 このパインはなかなか見所がある。ただ、パインチューハイというと、もっと甘味が濃厚なものを 期待する人も多いと思うので、その期待とのギャップはある。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月8日
No.2612: かほりの贅沢 <限定仕込> / サントリー
 かほりのぜいたく <げんていじこみ> / さんとりー
サントリー かほりの贅沢 サントリー かほりの贅沢 review
 昨日12月7日が発売日だった、サントリー「かほりの贅沢」。
 贅沢シリーズはもうおなじみで、 琥珀の贅沢絹の贅沢余韻の贅沢 に続いて、これが4作目となる。

 グラスに注いだ外観は、レモン色とも言えそうな、極々淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、 泡持ちもなかなか。
 軽快で清々しいホップ香。以前、サッポロが新ジャンルで採用したことのあるネルソンソーヴィン種の ホップを使っている。新ジャンル特有の臭みは極めて弱いが、グラスに注いでしばらく放置すると、若干臭みが出てくる。
 口当たりはすっきりクリア。ほどよい苦味があり、新ジャンルにありがちな、妙な甘味は弱い。 ホップ由来と思われるマスカットフレーバーがほのかに口中に漂って、 最後まで爽快に飲み干せる。
 アルコール分6%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)。 贅沢長期熟成・アロマホップ100%。
 天王山・京都西山の麓、京都ビール工場において、 主にネルソンソーヴィン種ホップとシャンパーニュ産麦芽を使用し 数量限定で製造しています。 また当社主要新ジャンルと比べ、原材料となる発泡酒の熟成期間の基準を5割長くし、 素材本来の旨みをじっくりと引き出しました。
 香りを前面に出した最近の新ジャンルとしては、アサヒ「くつろぎ仕込」があるが、 あちらはだいぶファットな香りであるのに対し、こちらは軽快さが売りである。 香りと味のつながりが非常にスムーズであるという点において、こちらのほうが違和感がない。
種別 新ジャンル
2010年12月9日
No.2613: 果実の瞬間 国産とちおとめ <冬限定> / アサヒ
 かじつのしゅんかん こくさん とちおとめ <ふゆげんてい> / あさひ
アサヒ 果実の瞬間 とちおとめ アサヒ 果実の瞬間 とちおとめ review
 12月7日発売のアサヒ果実の瞬間・冬限定品。
 2種あるうち、今日は「国産とちおとめ」を飲む。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いピンク。ややくすんでいる。
 香りは、菓子のように甘いいちご香。べたつく味が想像される。
 実際の味は甘味が強いが、酸味も効いているので、それほどくどさはない。 すっきりと飲める。
 果汁0.2%。アルコール分4%。 原材料:アルコール、いちご果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、野菜色素。
 味も、パッケージデザインも、ほとんど「旬果搾り」に戻っている。つまり、看板だけ付け替えたようなもの。
 前にも書いたが、こんな意味のないことをするのなら、なぜ旬果搾りブランドをなくしてしまったのか。 ジリ貧に陥っていたから、名前だけ変えて、目くらまし作戦か。
 この「国産とちおとめ」も、昨年のちょうど今頃は、旬果搾りとして出されていた (昨年1月発売のものは、更に缶デザインが近い)。 原材料を見ると、果汁含有率が昨年の1.1%から0.2%に激減したことを除けば、 使われているものは同じである。つまり、単に改悪しただけのこと。
 こんなものを新ブランドと呼ぶのだろうか。中身は悪くないだけに、非常に残念だ。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月10日
No.2614: −196℃ ストロングゼロ スーパーショット <限定> / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ すーぱーしょっと <げんてい> / さんとりー
サントリー -196℃ ストロングゼロ スーパーショット サントリー -196℃ ストロングゼロ スーパーショット review
 12月7日発売の−196℃ ストロングゼロ スーパーショット。
 缶チューハイなのに、なんとアルコール度数12%。缶に「超ストロング」「強刺激!」と書いてある。

 グラスに注いだ外観は、無色透明。
 香りは非常にフレッシュなレモン香で、重たい感じは全然ない。むしろ、とてもジューシーな印象である。
 口に含むと、香りで感じた安心感とは打って変わって、強い炭酸とアルコールの濃密な甘さが感じられる。 チューハイのエキスといった感じだ。
 甘味にやや不自然さはあるものの、とにかく全要素が力強く、少量で満足感が得られる。 後味ももちろん、すっきりはしない。すぐに酔いが回るパワフルさ。
 アルコール分12%。 原材料名:レモン、ウオツカ、スピリッツ、食物繊維、エリスリトール、酸味料、香料、 酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 今だけのアルコール12%、強刺激なショットチューハイ!  超ストロングな飲みごたえ、しかも糖類ゼロ!
 缶は小さな200ml入り。一般的な缶コーヒーとほぼ同じサイズである。
 小さな容器で強刺激というのは、 ペプシ ストロングショットと同じ戦術。 しかも、缶上部に黄色い帯があるデザインは共通。コンビニで並んでいたら、間違えそうだが、 あえてこういうことをするのが、いかにもサントリーらしい。
 そういえばこれ、コンビニで売るのにちょうど良いと思うのだが、私が日頃巡回しているどこのコンビニにも、 まだ置かれていない。なぜだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月11日
No.2615: 琉球ハイボール 沖縄アセロラ / 宝酒造
 りゅうきゅうはいぼーる おきなわあせろら / たからしゅぞう
タカラ 琉球ハイボール 沖縄アセロラ タカラ 琉球ハイボール 沖縄アセロラ review
 12月7日発売のタカラ「琉球ハイボール」。
 4種あるうち、既にシークァーサーパインを掲載済。 今日は3種めとして「アセロラ」を。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いサーモンピンク。かすかに淀んだ感じ。
 香りは非常にすっきりとシンプルなアセロラ香。酸が強そうである。
 口当たりはキリッとしてるが、酸っぱいというよりは、かなり薄い。炭酸の刺激が酸味より勝る。 さすがに単一フレーバーだけあって、直球勝負のとても分かりやすい味。 しかし、泡盛らしい味わいは感じられない。
 アルコール分3%。果汁0.5%。 原材料名:アセロラ果汁、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素、紅花色素。
 沖縄の太陽の恵みをたっぷり浴びて育った沖縄アセロラを泡盛「於茂登 炎」で仕上げた 琉球ハイボール!沖縄ならではの味わいが、まーさっさー(おいしいよ)
 このシリーズ、1種めのシークァーサーを飲んだとき、あまり個性を感じず、かなり厳しいかな?という印象であった。 2種目のパインを飲んだとき、これは見所があるなと思った。そして、このアセロラは、 タカラらしさがしっかりと感じられる仕上がりになっている。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月12日
No.2616: 穫れたて素材 生ビール <限定醸造> / サントリー
 とれたてそざい なまびーる <げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー 穫れたて素材生ビール サントリー 穫れたて素材生ビール review
 12月8日、セブン&アイグループ(イトーヨーカドー、セブンイレブン等)限定で発売されたビール。
 安売り花盛りの時代に、あえてちゃんとしたビールを売ろうという試み。セブンイレブンでの購入価格は238円。

 グラスに注いだ外観は、極めて淡い黄金色。新ジャンルか?と見間違える。 ただし、泡は力強く盛り上がり、泡持ちもよい。
 非常に清澄な香り。ザーツ産のファインアロマホップ使用とのことで、キャラクターがはっきりしている。
 香りの印象から、華やかな味わいが想像されたが、実際の味はかなりシャープ。酸が中心であり、 コクはやや乏しい。苦味は決して弱くはないのだが、後口が非常にすっきりとしている。
 同じサントリーのプレミアムモルツに香りの系統が近いと思ったが、味わいに野太さがまったくない。 その分、何杯飲んでも飲み飽きない軽やかさがある。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
 缶裏には、「7つのこだわり」として、次の説明がある。
1.2010年収穫の国産美醸(ミカモ)ゴールデン大麦を主に使用
2.2010年収穫のザーツ産ファインアロマホップを主に使用
3.麦芽100%
4.天然水仕込み
5.限定醸造
6.レイトホッピング製法(※1)
7.インフュージョン製法(※2)

 ※1 麦芽煮沸工程で終了時にホップを投入。ホップの華やかな香りを引立たせています。
 ※2 糖化工程で熱負荷を低減させることにより、軽やかな味わいに仕上げています。
 軽やかですうーっと染み入るようなテクスチャーながら、じんわりとした旨みがある。 一口飲んだときは、「なんだこれ、軽っ!」と思ったが、じっくり飲めば、良さが分かる。
種別 ビール
2010年12月13日
No.2617: 果実の瞬間 国産みかん <冬限定> / アサヒ
 かじつのしゅんかん こくさん みかん <ふゆげんてい> / あさひ
アサヒ 果実の瞬間 みかん アサヒ 果実の瞬間 みかん review
 12月7日発売のアサヒ果実の瞬間・冬限定品。
 2種あるうち、既に国産とちおとめはレビュー済。 今日はもう一方の「国産みかん」。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い黄色。やや濁りあり。
 香りは、苦味の強そうなみかん香。シャープな味が想像される。
 口当たりは炭酸の刺激と相まって、キリッとしている。 予想通り苦味が強いが、甘味もそこそこある。バランスは悪くない。後味はすっきり。 みかんというより、はっさくか甘夏のような味わい。
 果汁2.9%。アルコール分4%。 原材料:アルコール、うんしゅうみかん果汁、糖類、酸味料、香料。
 2年ほど前、旬果搾り時代に和歌山産みかんがあったが、 あちらは果汁7%だったので、内容がだいぶ違う。
 先日、国産とちおとめを酷評してしまったが、内容が旬果搾りと変わらないという意味であった。 こちらはいちおう新顔である。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月14日
No.2618: COCKTAILカロリ。ハニーレモン&オレンジ [ヨーグルトテイスト] <冬限定> / サントリー
 かくてるかろり。はにーれもん あんど おれんじ [よーぐるとていすと] <ふゆげんてい> / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ハニーレモン&オレンジ サントリー COCKTAILカロリ。ハニーレモン&オレンジ review
 本日12月14日発売のカクテルカロリ。冬限定品。
 2種出たうち、まずは「ハニーレモン&オレンジ」から。

 グラスに注いだ色は、極めて薄い黄色。まさにハニーレモンのイメージ。
 バヤリースオレンジのような香りが目立つが、その背後にヨーグルトと、はちみつがある。
 口当たりはレモンとオレンジの酸が鋭い印象だが、すぐにはちみつの甘さが来る。 ほんのりヨーグルトの甘酸っぱさも顔を出す。それぞれが絶妙な力加減だ。 甘いのに、後味はかなり酸っぱい。
 果汁1%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。 原材料名:レモン、オレンジ、スピリッツ、乳性はっ酵液、はちみつ、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素、 (原材料の一部に乳製品を含む)。
 レモンにオレンジとはちみつを加えてヨーグルトテイストに仕上げた カロリー50%オフのスイートなカクテルです。
 甘味料特有の後味の悪さを、はちみつで隠すというのは、とても良いやり方である。 これまで、酸味で隠す方法も成功していたのだが、これはより一層進化した感じだ。 これならぜんぜん気にならない。
 当サイトで「甘味料の薄ら甘さが不自然」と、ずっと言い続けてきたことが伝わってよかった(そんなことは、ないか・・)。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月15日
No.2619: カルピスとマッコリのお酒 / カルピス
 かるぴすとまっこりのおさけ / かるぴす
カルピスとマッコリのお酒 カルピスとマッコリのお酒 review
 今週の月曜12月13日に発売された「カルピスとマッコリのお酒」。
 不覚にも事前に情報をつかんでおらず、発売日にスーパーで発見して知った。 みつけた瞬間、思わず膝を打った。カルピスとマッコリなんて、 想像だにしていなかったが、同じ白色でもあるし、まったく違和感はない。 よく思いついたなと。

 グラスに注いだ色は、普通のカルピスホワイトだが、 よく見ると、少しアイボリー調。缶の色が、それを表現している。
 香りを嗅ぐと、しっかりマッコリ(韻を踏んでみました(^^;)。 その中に、カルピスの甘酸っぱい香りが混じっている。
 口に含むと、マッコリとカルピスが同居した、不思議な甘酸っぱさが広がる (全然説明になっていないが・・)。 言い換えると、カルピスに酒粕を入れてみた感じ。 両者の軽い酸味が、不思議にシンクロしている。乳酸菌つながりである。
 アルコール分3%。無炭酸。 原材料名:ウォッカ、マッコリ(小麦を含む)、 乳酸菌飲料、脱脂粉乳、糖類、酸味料、香料、 安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
 私の行きつけのコンビニでは、既に大量に並べられ売られている。話題性があり、 「買ってみようかな」と思わせる商品である。
 だが、マッコリ好きからするとだいぶ物足りない印象は否めないし、 カルピスサワーファンからすると、ちょっと取っつきにくいかもしれない。 非常に狭いニッチを狙った商品だけど、狭すぎてストライクに入る人が少ないのではないか。
 いや、非常に良い商品なんですがね。
種別 チューハイ・カクテル等
2010年12月16日
No.2620: THE COCKTAIL BAR ソルティードッグ <限定復刻版> / サントリー
 ざ・かくてるばー そるてぃーどっぐ <げんていふっこくばん> / さんとりー
サントリー THE COCKTAIL BAR ソルティードッグ サントリー THE COCKTAIL BAR ソルティードッグ review
 12月14日、コンビニエンスストア限定発売のサントリー「カクテルバー」。
 このシリーズは1993年に発売され、当時はかなり売れていたもので、 今回コンビニ限定で復刻版の登場となった。ソルティードッグとファジーネーブルの2種があり、 今日はまず「ソルティードッグ」を取り上げる。

 グラスに注いだ色は白濁。やや黄色みが差しているようにも見える。グレープフルーツ果汁のイメージ。
 ジューシーなグレープフルーツの香りがするが、やや甘味が強そう。チューハイのようである。
 実際の味は、それほど甘ったるいわけではなく、苦味のほうが勝っている。ちゃんとジューシーで、酸味も強い。 アルコール感は弱い。
 香りの印象よりも、非常にナチュラルな味わい。
 果汁10%。アルコール分5%。 原材料名:グレープフルーツ、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、紅花色素。
 グレープフルーツ本来の爽やかな甘みと酸味を引き立てた、果汁感たっぷりで 後味すっきりの本格カクテルです。
 こうして飲んでみると、改めて優秀な製品であったことがわかる。 カクテルに果汁が10%も入っているのは、今のこのデフレ時代では貴重な感じがする。
 240ml入りで、入手価格は221円。100円を切るようなチューハイが全盛の昨今、とても高級に思えるが、 だからこそコンビニ限定としたことは頷ける。
 比較的可処分所得の多い独身の若者にこそ、こういった製品をぜひ飲んでもらいたい。
種別 チューハイ・カクテル等

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