ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.3061−3080


 
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2012年2月22日[1]
No.3061: 麦のごちそう / キリン
 むぎのごちそう / きりん
キリン 麦のごちそう キリン 麦のごちそう review
 本日2月22日、キリンから新ジャンルの新ブランド「麦のごちそう」が登場。
 商品名、パッケージデザインからは、やさしい味わいが想像されるが、中身はどうだろう。

 グラスに注いだ液色は淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初力強く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りを嗅いだ瞬間、「やっぱり新ジャンル」とすぐわかる。甘そうで軽そうで、 初期の発泡酒みたいな雑穀臭がある。
 ところが、口当たりは意外にしっかりと、適度な苦味の塊が感じられる。あくまでもマイルドだが、 苦味、渋味、酸味のバランスはよい。適度な味わい深さとでも言おうか。
 酸味に特徴があり、キャラクターとしてはクリアアサヒに似ているところもあるが、 もうちょっとだけ力強さがある。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・コーン・スターチ・糖類)・大麦スピリッツ。
 派手さがないので、毎日飲むのには適しているが、競争相手となるクリアアサヒ金麦麦とホップ などは、それぞれ既に強烈な個性で立ち位置を確立しており、なかなかそこに食い込むのは難しいのではないか。
 キリンさんの新ジャンルでは、私は 本格辛口 を高く評価しているのだが、 売り方的に成功しているとは言えない。それとは競合しないキャラクターで出したとはいえ、 一家庭で消費するビール系飲料の総量は決まっているわけだから、新たな需要を掘り起こすことは、相当に難しい。
 この地味にバランスの良い新製品が、どれだけ一般家庭にアピールするかは未知数であり、見ものでもあるが、 相当に厳しいのではないかと、私は思う。
種別 新ジャンル
2012年2月22日[2]
No.3062: ドライゼロ / アサヒ
 どらいぜろ / あさひ
アサヒ ドライゼロ アサヒ ドライゼロ review
 この製品もレビューを待っている方が多いと思われるので、 今日は2本目として取り上げることにした。
 昨日2月21日発売のアサヒのノンアルコールビールテイスト飲料「ドライゼロ」。
 発売前からパッケージデザインのことで他社からクレームがついたり、 何かとお騒がせだが、それだけに気になる製品である。

 グラスに注いだ液色は、不自然なほどに濃い黄金色。これはまあ、カラメル色素だろう。
 香りは、ビールテイスト飲料に共通の、カンロ飴のような、酸化したビールのような匂いで、 もうこれはどうしようもないのだろう。
 味もその匂いの印象を振り切ることはできていないのだが、 比較的クリアであり、苦味がキリッとしているので、後味には臭みが残らない。 その点において「ドライ」と言えるかもしれない。ただ、 本家スーパードライとはキャラクターは大違いであり、 ドライスピリットだけを受け継いだ製品ということができる。
 アルコール分0.00%。原材料名:糖類(水あめ、果糖ぶどう糖液糖)、 大豆ペプチド、食物繊維、ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
 実は思い立って、グラスに注がず、缶のまま飲んでみた。すると、特有の臭みがあまり感じられず、 苦み走った味が強く印象づけられるようになり、見違えるほどの飲み心地となった。
 考えてみれば、グラスに注いでビールのように香味を味わおうとするから臭みが強く意識されてしまうのであり、 それを回避するためには、ビールテイスト飲料は鼻から吸う息を少なくして喉だけで味わうようにすればいいのだ。
 そうすると、この製品は一気に輝きを増す。ごくごくと飲めば、スーパードライに少しだけ似た、金属的な喉越しを 感じることができるのだ。
 競争相手の オールフリー とも、 プレミアムアルコールフリー とも、 キリンフリー ともキャラクターが異なるので、 そこに入り込むことは十分に可能。ダブルゼロ が失敗しただけに、 これでシェア拡大というもくろみは、うまくいきそうである。 競合三者もすべてリニューアルしているので、これから順次飲み比べて行きたいと思う。
 話題となっている缶デザインだが、確かにスーパードライに似ているものの、少しつや消し感があって、 マットな印象である。ビールの缶がジュースに似ていると問題だが、その逆であるし、 そもそもビールテイスト飲料は大人をターゲットにしているわけだから、そんなに問題はないように思うのだが。
種別 ノンアルコール飲料
2012年2月23日
No.3063: こだわり果樹園のお酒 白ぶどう / サントリー
 こだわりかじゅえんのおさけ しろぶどう / さんとりー
サントリー こだわり果樹園のお酒 白ぶどう サントリー こだわり果樹園のお酒 白ぶどう review
 2月21日発売「こだわり果樹園のお酒」シリーズ。
 3種あるうち、先日既に 白桃 をレビュー済。 今日は2種めとして「白ぶどう」を取り上げる。

 グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明だが、かすかに黄色っぽい。
 甘くやさしい白ぶどうの香り。特にプレミアム感があるわけでもなく、ぶどう味チューハイではよくありがちな香りだ。
 味は甘さがしっかりとあって、炭酸も柔らかいので全体的にソフトな飲み心地。 爽快感には欠ける。後味にも甘さが残る。
 アルコール分4%。ぶどう浸漬酒使用。原材料名:ぶどう、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
 長野県北澤ぶどう園で育てられた白ぶどうだけを使用。華やかな香りとフルーティーなおいしさをお届けします。
 なお、ニュースリリースにおいて、この製品の中身については、次のように説明されている。
 長野県「北澤ぶどう園」で育てられた白ぶどうを使用しました。華やかな香りとコクにほんのり感じる渋みを加え、 果実由来の豊かな味わいと、すっきりとした後味を実現しました。
 "ほんのり感じる渋味"と言われれば、確かにぶどう特有のタンニン分は微かに感じられるが、 そんなにアクセントにはなっていない。缶デザインに高級感があるから味も何となく高級に感じられるだけと言ったら、 失礼だろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年2月24日
No.3064: 果実の瞬間 沖縄産 タンカン <春限定> / アサヒ
 かじつのしゅんかん おきなわさん たんかん <はるげんてい> / あさひ
アサヒ 果実の瞬間 沖縄産タンカン アサヒ 果実の瞬間 沖縄産タンカン review
 2月21日に発売された果実の瞬間、春限定2種。
 既に 桃とさくらんぼ はレビュー済なので、 今日はもう一方の「沖縄産タンカン」を。

 グラスに注いだ色は、やや濁りのある淡い黄色。
 香りは、甘そうで、少し苦そうな柑橘香。粉末オレンジドリンクのようなチープな感じだが、 少しジューシー感もある。
 味は酸よりも甘味が勝っており、その点はタンカンらしい。 まろやかな口当たりで、飲みやすい。 果汁が少なめなので、リアルさには欠けるが、春を感じさせる軽快な味わいと言っていい。
 果汁1.2%。アルコール分4%。 原材料:アルコール、タンカン果汁、糖類、酸味料、香料。
 タンカンは高価な柑橘だから、コストを考えると低果汁は致し方ないところだろうが、 昨年の0.7%から今年は1.2%へと増えた点は、評価したい。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年2月25日[1]
No.3065: こだわり果樹園のお酒 瀬戸内レモン / サントリー
 こだわりかじゅえんのおさけ せとうちれもん / さんとりー
サントリー こだわり果樹園のお酒 瀬戸内レモン サントリー こだわり果樹園のお酒 瀬戸内レモン review
 2月21日発売「こだわり果樹園のお酒」シリーズ。
 3種あるうち、既に 白桃白ぶどう と2つレビュー済。 今日は3種めとなる「瀬戸内レモン」を。

 グラスに注いだ色は、かすかに白濁。
 香りはジューシーな感じのレモン香だが、やや大人しめ。
 味は香りの印象以上にシャープで、甘さが抑えられている。 その分酸味が前に出てくるので、後味もすっきりしている。
 アルコール分5%。レモン浸漬酒使用。原材料名:レモン、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、ビタミンC。
 広島県宮本農園で育てられた瀬戸内レモンだけを使用。爽やかな香りと程よい酸味のおいしさをお届けします。
 なお、ニュースリリースにおいて、この製品の中身については、次のように説明されている。
 広島県「宮本農園」で、暖かな日差しをたっぷり浴びて育ったレモンを使用しました。 まろやかな酸味と、豊かでやさしい味わいが特長です。
 度数が5%あるのに穏やかな味わい。同じ5%程度でも従来型の無骨なチューハイとは違い、 最近流行の3%程度の軽いチューハイや、8〜9%のガツンとしたものとも大きく違う。 ちょうど隙間を狙ったような製品。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年2月25日[2]
No.3066: 淡麗 <生> 花見缶 / キリン
 たんれい <なま> はなみかん / きりん
キリン 淡麗 花見缶 キリン 淡麗 花見缶 review
 2月上旬製造品から季節限定で淡麗 "花見缶" が発売されている。 コンビニ等でも最近よく見るようになってきた。
 中身は通常の淡麗だが、簡単にレビューしておこう。

 グラスに注いだ色は、淡い黄金色だが、発泡酒にしてはしっかりめ。 泡はきめ細かく勢いがあるが、泡持ちはほどほど。
 かなり透明感のあるホップ香。臭みは弱い。発泡酒特有の雑穀臭が少しだけある。
 口当たりはクリア。コクは弱いが、苦味はしっかりめ。 改めてバランスの良い製品だと気づく。さすがロングセラーである。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ。
 白地の缶に桜のピンク色が取って付けたようではあるが、 それだけに店頭でよく目立つ。
種別 発泡酒
2012年2月26日
No.3067: 角ハイボール 春デザイン缶 / サントリー
 かくはいぼーる はるでざいんかん / さんとりー
角ハイボール 春デザイン缶 角ハイボール 春デザイン缶 review
 サントリー角ハイボールから桜の花をあしらった「春デザイン缶」が登場。 発売日は2月14日で、もちろん数量限定である。
 中身は通常の角ハイボールと変わらない。

 グラスに注いだ色は、淡い黄金色。かなり薄いので、琥珀ですらない。炭酸の細かな気泡が踊る。
 角瓶らしいブレンデッドウイスキーの香り。即ち、モルトの深みや樽香と、グレーンの華やかさが共存。
 味は柔らかく、アルコール感も強くない。 軽快なレモン風味がアクセントとなっている。
 アルコール分7%。原材料名:ウイスキー、レモンスピリッツ、糖類、酸味料。
 飲食店の美味しさそのままのレモン風味の角ハイボールです。 氷たっぷりのグラスに注ぐと更に美味しく楽しんでいただけます。
 花見シーズンに向けての製品だが、花見にハイボールとは、ちょっとピンと来ない。 だが、ビールや缶チューハイに飽きたら、確かにハイボールもいいかもしれない。今年は試してみようかな。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年2月27日
No.3068: −196℃ 春いちご チューハイ <限定出荷> / サントリー
 まいなす196ど はるいちごちゅーはい <げんていしゅっか> / さんとりー
サントリー -196℃ 春いちご サントリー -196℃ 春いちご review
 明日2月28日発売、-196℃の春限定品。
 2種あるうち、今日は「春いちご」のほうを飲む。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いピンク。その中を細かな気泡が立ちのぼり美しい。
 注いでいる時から、華やかないちご香がまき散らされる。シンプルでありながら、しっかりと力強い。
 一口目は、香りのイメージよりは味が薄い感じもするが、 しっかり味わえば、やはり甘味が強い。酸味も効いているので、そんなにべたつくような甘さではない。
 アルコール分4%。いちご浸漬酒使用。 原材料名:いちご、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、果実色素。
 栃木県和田農園で育てられたいちご(とちおとめ)を使用。 春の訪れを告げる、いちごの甘酸っぱいおいしさです。
 パッと見ただけで春を感じさせる特徴的な缶デザイン。 もうこういう時期なのかと気づかされる(今日は相当に冷え込んた1日だったのだが)。
 パッケージだけでなく、味もキュートなので、これは女性受けが良いだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年2月28日
No.3069: CALPIS BARTIME アプリコットミルク&カルピス / カルピス
 かるぴすばーたいむ あぷりこっとみるく あんど かるぴす / かるぴす
CALPIS BARTIME アプリコットミルク&カルピス CALPIS BARTIME アプリコットミルク&カルピス review
 昨日2月27日発売、カルピスバータイム「アプリコットミルク&カルピス」。
 シリーズとしては、これが今年に入って初めての新製品である。

 グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じのクリーム色。アプリコットというよりは、パインみたいな感じ。
 香りを嗅ぐと、すぐにアプリコットとはわからない。パイン?りんご?バナナ?はたまた杏仁豆腐? ・・色んな香りが感じられる。
 味は甘味が強く、非常にコクがある。飲んでみれば確かにアプリコットが感じられるが、 とてもミルキーで、くどいとも言える飲みごたえ。カルピスベースのカクテルなら こうあるべき、という味わい。
 無炭酸。無果汁。アルコール分4%。 原材料名:ウォッカ、ミルクスピリッツ、アプリコットリキュール、乳酸菌飲料、脱脂粉乳、牛乳、 糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、香料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
 選び抜かれた乳酸菌から生まれた「カルピス」に「カルピス」から生まれたお酒"ミルクスピリッツ" とアプリコットリキュールをブレンドし、ミルクで仕上げました。
 毎日習慣的に飲みたいようなものではないが、普通のチューハイに飽きた時に飲めば、インパクト十分。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年2月29日
No.3070: 氷結 青ウメ / キリン
 ひょうけつ あおうめ / きりん
氷結 青ウメ 氷結 青ウメ review
 本日2月29日発売、氷結「青ウメ」。
 定番ラインとしてこれまで存在していた「ウメ」のリニューアル品である。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いゴールド。気泡は細かく、炭酸は穏やかそう。
 香りは、これまでのウメとそんなに変わらず、穏やかでありながらジューシーな感じ。
 キュンと甘酸っぱい口当たりだが、決して甘ったるいことはなく、 スッキリ感がある。氷結らしいバランスの取れた味わいで、飽きがこない。 後味には苦味すら感じる。
 アルコール分5%。果汁1.1%。原材料:ウメ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
 青ウメの氷結ストレート果汁を使用した、すっきりとしたおいしさのチューハイ。
 ニュースリリースでは、味覚について次のように説明されている。
 とれたての青ウメを凍結し、種を取り出した果実のみを丁寧に搾る"凍結搾汁製法" でつくる青ウメの氷結ストレート果汁のみずみずしい味わいはそのままに、 香味バランスの調整により、「青ウメの爽やかな香り」「キリッとした甘酸っぱさ」をより引き立たせた、 みずみずしい青ウメの香味が感じられる味わい。
 確かに、梅酒を使ったチューハイに比べると、軽快ですっきりとしていて、くどさはない。 強く印象には残らないが、氷結らしく、そつなく70点をキープしている内容だ。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年3月1日
No.3071: トライアングル ジンジャーハイボール ストロング / サッポロ
 とらいあんぐる じんじゃーはいぼーる すとろんぐ / さっぽろ
サッポロ トライアングルジンジャーハイボール ストロング サッポロ トライアングルジンジャーハイボール ストロング review
 昨日2月29日に登場したサッポロ・トライアングルジンジャーハイボール「ストロング」。
 度数を8%に高めたものである。

 グラスに注いだ外観は、無色透明。ジュワジュワと大粒の気泡が踊るが、すぐに減衰。
 ピュアなしょうが香は、薬臭いとも言えるほど。
 ピリッとした口当たりだが、そんなに強烈ではない。アルコールの甘味が口に柔らかく、 さっぱりと飲みやすい。度数を高くした結果、むしろマイルドになったのではないかとすら思う。
 アルコール分8%。 原材料:ジンジャースピリッツ・糖類・香料・酸味料。
 トライアングル(▲TRIANGLE)は、サッポロ社の出している焼酎のブランド だが、缶を一目見ただけでは、どこの製品かすぐにはわからない。小さな星(★)がついているから、 サッポロなのだと気づく。
 度数5%の従来品もリニューアルしているので、近日中に飲んで、比べてみたいと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年3月2日
No.3072: トライアングル ジンジャーハイボール / サッポロ
 とらいあんぐる じんじゃーはいぼーる / さっぽろ
サッポロ トライアングルジンジャーハイボール サッポロ トライアングルジンジャーハイボール review
 サッポロ・トライアングルジンジャーハイボールが新しくなった。発売日は、2月29日である。
 昨日、度数8%の新製品 ストロング を掲載したばかりだが、 こちらは度数5%の既存品のリニューアル版である。

 グラスに注いだ外観は、無色透明。ジュワジュワと大粒の気泡が踊るが、すぐに減衰。
 ピュアでシンプルなしょうが香は、昨日飲んだストロングと同じ。
 口当たりも、ピュアでやさしい。甘さは抑えられ、辛みもマイルド。 味わい的にはしっかりしょうがを感じるのに、とても飲みやすく、飽きがこないテイスト。
 アルコール分5%。原材料:ジンジャースピリッツ・糖類・香料・酸味料。
 缶には「しょうがの香りアップ」「さらにスッキリ!」と書かれているが、従来品もかなりスッキリ、シャープだったので、 違いはそんなに感じない。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年3月3日
No.3073: −196℃ 桜さくらんぼ チューハイ <限定出荷> / サントリー
 まいなす196ど さくらさくらんぼちゅーはい <げんていしゅっか> / さんとりー
サントリー -196℃ 桜さくらんぼ サントリー -196℃ 桜さくらんぼ review
 2月28日発売、-196℃の春限定品。
 2種あるうち、既に 春いちご はレビュー済。 今日はもう一方の「桜さくらんぼ」。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いピンク。気泡は細かく、少なめ。
 少し青臭い感じの桜の香り。非常に春らしい。
 口当たりはスッキリ。軽妙な甘酸っぱさであり、後味も爽やか。
 アルコール分4%。佐藤錦浸漬酒使用。桜リキュール使用。 原材料名:佐藤錦(さくらんぼ)、桜リキュール、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、果実色素。
 山形県水晶果樹倶楽部で育てられたさくらんぼ(佐藤錦)を使用。 桜リキュールとさくらんぼの華やかで甘酸っぱいおいしさです。
 一目で季節商品とわかる華やかなパッケージ。中身もその印象どおりの味わい。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年3月4日
No.3074: キリンラガービール 花見缶 / キリン
 きりんらがーびーる はなみかん / きりん
キリンラガービール 花見缶 キリンラガービール 花見缶 review
 1月下旬製造品から季節限定で投入されているキリンラガーの「花見缶」。
 先日レビューした発泡酒の代表銘柄 淡麗 とともに、季節限定缶を出しているわけだ。
 中身は普通のキリンラガーのため、味のレビューは割愛する。
 アルコール分5%。 原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
 ニュースリリースによれば、この缶のデザインは、昨年に引き続き、 アートディレクターの佐藤可士和氏とのことである(淡麗の方は違うようだ)。
 昨年の製品 も当サイトで取り上げたが、 昨年は「咲くラガー」というサブタイトルのようなものがつけられていたのに、今年はただの花見缶になっている。
 昨年の缶と比べてみると、正面から見て花のボリュームが増え、より華やかになっているのがわかる。 まあ、こんなことは、私のように記録を残している人間にしか気づかないことなのかも。
 いずれにせよ、このような試みは、定番ブランドの新たな需要掘り起こしにもつながりそうなので、 積極的に行うべきだ。
種別 ビール
2012年3月5日
No.3075: 焼酎ハイボール ウメ / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる うめ / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ウメ タカラ 焼酎ハイボール ウメ review
 明日3月6日発売、焼酎ハイボール「ウメ」。
 これは期間限定品などではなく、通年販売のラインナップに加わるようである。

 グラスに注いだ色は、焼酎ハイボールにしてはかなりしっかりと濃いめの黄色。 ジュワジュワと音を立て大粒の気泡が立ちのぼる。
 香りも、このシリーズにしてはしっかりと強く、ウメの甘酸っぱさを感じさせる。
 しかし味は、やっぱり焼酎ハイボールである。口当たりからして非常に透明感があり、 甘さは極力抑え込まれ、ほんのりとウメらしき風味がするだけ。でも、その風味がしっかりと口中に残るところはさすが。
 通常、ウメ味チューハイにありがちな甘ったるさなどは微塵もなく、これなら食事のお供として、 特に和食にはぴったりだろう。
 アルコール分7%。果汁0.1%。甘味料ゼロ。糖質80%オフ。 原材料:焼酎、梅果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
 焼酎ハイボールの商品特性を知らず、初めて飲んだ人ならば、 「なんだこの薄いチューハイは!」と呆れてしまうかもしれない。そのくらい、徹底している。 この潔い姿勢には、いつもながら敬服する。
 上記で、今回初めて通年ラインナップに加わったように書いたが、実は2007年に一度登場し、 その後知らないうちに姿を消していたのだ。だから今回は「復活」と書くべきなのかもしれない。
 正確に言うと、2007年発売品は度数が6%、果汁1%だったから中身は別物。 今回、よりシャープになり、キャラクターがより明確化されて、再登場といったところだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年3月6日[1]
No.3076: ほろよい ワインサワー / サントリー
 ほろよい わいんさわー / さんとりー
サントリー ほろよい ワインサワー サントリー ほろよい ワインサワー review
 本日3月6日発売、ほろよい「ワインサワー」。 季節限定品等ではなく、通年商品のようである。

 グラスに注いだ色は、くすんだ感じの朱色。
 香りは、赤玉スイートワインに似ている。干しぶどうのような甘酸っぱい香り。
 味も甘酸っぱいが、少しひねたようなワインの風味があり、 ワインを飲み慣れない人からも、ワイン好きからもあまり好まれないように感じた。 後味にも甘味が残り、後味もすっきりしない。
 赤玉スイートワインソーダ と比べると、 より一層軽やかな分だけ、ワインなのか何なのかわかりにくくなっている。
 アルコール分3%。ぶどう果汁1%。赤ワイン使用。 原材料:ぶどう、スピリッツ、ワイン、発酵りんご果汁、糖類、酸味料、香料、野菜色素、紅花色素。
 ワインの華やかな香りにぶどうの果汁をあわせて、フルーティーで飲みやすく仕上げました。
 これまでのほろよいシリーズのファン層には、あまり受けが良くないのではないだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年3月6日[2]
No.3077: クリアアサヒ (桜デザイン缶) / アサヒ
 くりああさひ / あさひ
クリアアサヒ 桜デザイン缶 クリアアサヒ 桜デザイン缶 review
 クリアアサヒが2月中旬製造分から期間限定で桜をデザインした缶になっている。 今年が初めてではなく、当サイトでは昨年春も取り上げている。

 中身は通常のクリアアサヒなので、レビューは割愛する。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
 デザインは昨年とまったく同じもののようである。
 スタイルフリーの桜デザイン缶 も既に取り上げたが、 ニュースリリースによれば、ビール系飲料だけでなく、焼酎「かのか」や「大五郎」、サントネージュワイン「リラ」 なども桜をデザインした商品が投入されるようである。
種別 新ジャンル
2012年3月7日[1]
No.3078: 鏡月 アセロラ / サントリー
 きょうげつ あせろら / さんとりー
サントリー 鏡月 アセロラ サントリー 鏡月 アセロラ review
 昨日3月6日発売の鏡月アセロラ。
 サントリーが扱っている韓国焼酎「鏡月」を、ニチレイアセロラ果汁と炭酸で割ったチューハイである。

 グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じのピンク。
 香りは、アセロラドリンクそのものの酸っぱそうな香りを少し和らげたような感じ。
 口当たりはキュンと酸っぱく、そして結構甘味もしっかりある。 鋭い味わいの単一フレーバーだけに、非常にシンプルであり、 元々スッキリしている鏡月のキャラクターがうまく生かされているように思う。
 アルコール分4%。アセロラ果汁2%。 原材料:アセロラ、スピリッツ、はちみつ、糖類、酸味料、香料、野菜色素、紅花色素。
 豊かな自然に恵まれた韓国ソラク山系の天然水で仕上げた鏡月原酒を主に使用し、ニチレイアセロラ果汁を ミックスした爽やかで飲みやすい味わいが特徴です。
 缶デザインも特徴的であり、なかなか魅力的な商品だと思うのだが、 私の行動範囲では今のところあまり売られているのを見ない。今回入手したスーパー(イオン)で見たのみである。 コンビニに置かれていたら、かなり売れるのではないか。
 なお、缶には「鏡月アセロラのお酒」と表記されているのだが、 サントリー社がHP等で商品名を「鏡月アセロラ」と書いているため、当サイトもそれに従った。
種別 チューハイ・カクテル等
2012年3月7日[2]
No.3079: アサヒ オフ / アサヒ
 あさひ おふ / あさひ
アサヒ オフ アサヒ オフ review
 1月下旬製造分から"クオリティアップ"(アサヒ社特有の表現方法)しているアサヒオフ。

 グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。泡は非常に粗く、泡持ちも悪い。
 香りに結構ハッキリした臭みのようなものが感じられ、ビールとはほど遠い。
 口当たりは非常に軽快。およそ味わいらしきものはなく、 スパッと真ん中を切り取ったような味。但し、苦味はしっかりしている。 香りに感じた臭みは、飲んでみるとそれほどでもない。後味はスッキリ。
 アルコール分3.5%以上4.5%未満。プリン体85%オフ。糖質70%オフ。 原材料:発泡酒(麦芽エキス、ホップ、糖類、カラメル色素、食物繊維、 大豆たんぱく、アミノ酸(グルタミン))、スピリッツ(大麦)。
 ニュースリリースでは、今回のクオリティアップについて、次のように説明している。
 今回のクオリティアップでは、商品のコンセプトである“プリン体”と“糖質”をオフした「2つのオフ」と 「すっきりとした後味」はそのままに、ホップの使用量を最適化し、原料のバランスを整えることで、 さらに飲みごたえのある味わいに仕上げました。また、パッケージは、缶体右上部に大きく麦のイラストを入れ込むことで、 ビール類の“おいしさ”を強調するデザインとしています。
 昨年の"クオリティアップ"ではホップを増量し、変なえぐみが出てしまっていた。 その下手にコクを出そうという試みを、当サイトでは批判したのだが、今回の見直しで、またスッキリした方向に戻った。 「ホップの使用料を最適化」したとは、つまりは増量が失敗だったから見直した(転進?)ということだろう。
種別 新ジャンル
2012年3月8日
No.3080: 梅酒ソーダ割り / アサヒ
 うめしゅそーだわり / あさひ
アサヒ 梅酒ソーダ割り アサヒ 梅酒ソーダ割り review
 3月6日に発売された、アサヒ「梅酒ソーダ割り」。250mlの小缶入り製品。

 グラスに注いだ液色は、少し暗い黄金色。梅酒をソーダで割っているからとはいえ、 かなり薄い部類。
 香りにそれほどパンチはない。梅酒の香りが穏やか。
 口当たりも香りの印象どおり甘味と酸味のバランスがよい。スムーズな飲み心地。 後味にはしっかり梅の香味が残る。
 アルコール分5%。原材料:梅酒、糖類、酸味料、カラメル色素。
 既存品の 五年熟成した梅酒 ソーダ割り に比べると味わいはかなり軽快で、 間口の広い製品。アサヒらしさの良く出た製品だと思う。
 梅酒ソーダ割りという名前は直感的だが、もうちょっと工夫した名前を考えることはできなかったのか。 あまりに普通すぎて、印象に残らないように思うのだが。
種別 チューハイ・カクテル等

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