No.341〜360
2004年10月16日
No.341 果汁チューハイ 旬果搾り あんず / アサヒ
存在は知っているのに、どうしても手に入らない製品というものがある。
これも実は、そんな製品の一つだった。
アサヒのHPなどで、あんずがあると知ってから、色々と探し回った。
普段の生活圏外でも、コンビニやスーパーなどに入ると、置いてないか確認した。
でも、なかった。
そして先日、近所のDSに寄ったとき、とうとう巡り会った。
ちょっと前まで、その店にも置いてなかったのに。
さて、うやうやしく缶を開ける。
いかにも「あんず」な、甘酸っぱい香りがいっぱい。人工的な感じもするが、
すっきりした印象で悪くない。
口に含むと、香りの印象どおりの甘酸っぱさ+炭酸の爽やかさ。
チューハイを飲んでいる感じがしない、軽やかさ。
まるでフルーツタルトをほおばったような甘酸っぱさが魅力。
アルコールの苦手な人にもお勧めだ。
果汁13%、アルコール分5%。原材料は、アルコール、あんず果汁、
糖類、酸味料、香料。
原材料の"アルコール"って、エタノールだろうか。ちょっと不気味。
このほろっとした甘さは、お得意のウイスキーではないかと思ったのだが
(製造者はニッカウヰスキーなので)、違った。
2004年10月17日
No.342 新・ダイエット<生>(2004,10発売) / サントリー
ダイエット生が、また新しくなった。
何度もリニューアルする商品というのは、言うまでもなく、その都度まだ改善の余地を
残しているということ。このダイエット、初代を取り上げたとき、
酷評したことを覚えている。今読み返してみたら、
「こんなもの金出して飲むか?」とか、「二度と買いません」などと書いている。
そこまで書いたものを、今回はどんな感想となるだろうか。
まず、泡立ちはまあまあで、液色もしっかりめ。
香りは、発泡酒の中でも臭みの弱い部類で、ふんわり軽やか。
味というものがほとんどないが、その分、炭酸の爽やかさが際立つ。
苦味が結構あり、発泡酒特有のほの甘さがあまりない。
依然として味わいがないことには変わりないが、これなら夏場の暑いときに、水代わりにごくごく飲んでもいい。
努力の跡は見られる。
アルコール分3.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ、酸味料、クエン酸K、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、苦味料。
カロリー50%カット、糖質70%カット、プリン体50%カット。
2004年10月19日
No.343 南紀白浜 ナギサビール American Wheat
先日、南紀白浜に行ってきた。そこで買ってきた地ビールがこれ。2種類あるが、まずはアメリカン・ウィート(小麦)。
まずはいつものように、愛用のミニジョッキを冷凍庫でうっすらと白くなるまで冷やし、
恭しく三度注ぎを実行。すると、きめ細かな淡いベージュ色の泡がこんもりと盛り上がる。
液色は少しオレンジっぽく、濁りがある。
パパイヤやオレンジのような、明るくトロピカルな香り。
口に含むと、そのフルーティな甘さが広がるが、そのあとに、ずっしりとした苦味がある。
華やかさだけではなく、重厚さもある。小麦にしては意外に重たい味わい。
地方の地ビールにしては、完成度がとても高いと思うが、少し意表をつく苦味は、
おそらく醸造技師の好みなのだろう。好みが分かれるかも知れないが、私は好きだ。
滅菌ろ過・熱処理をしていないため、醸造元から店頭までチルド配送。
私はカバンに詰めて常温で持ち帰ったが、まあ1日程度ならば何も問題はなさそうだ。
もし身近に売っていれば、私は頻繁に買うだろうと思う。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
ナギサビール(株):和歌山県西牟婁郡白浜町1197-18。
2004年10月20日
No.344 梅スカッシュサワー / メルシャン
メルシャン・スカッシュサワー・シリーズに、いつのまにか新顔が加わっていた。
たまたま私が目にしていなかっただけかもしれない。だが、この製品、あまり売っていないことだけは確か。
このチューハイ、香りがとても奥ゆかしい。フルーティなチューハイが全盛の昨今にあって、
珍しい部類といえる。かなり薄めた梅酒みたいに、梅の香りが前に出てこない。
口に含むと、このシリーズに共通の激しい炭酸のぴりぴり感があり、喉の奥まで占拠する。
梅の酸はそれほど強くない。甘味はもちろん弱め。
この炭酸の圧倒的存在感が、このシリーズの魅力でもあるが、梅の味とシンクロすることによって、
なお一層の爽快感が生まれている。これなら、喉の渇いたときに、ごくごくと飲める。
それ以上、何も深いことは考えず、ただひたすら刺激を楽しむべき。
アルコール分5%、果汁10%。
原材料は、梅、醸造用アルコール、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。
2004年10月21日
No.345 冬生 2004 すっきり旨口 / サントリー
今年もまたこの季節がやってきた。サントリーから冬限定の発泡酒。
昨年と缶のデザインが同じだなあと思っていたら、ちゃっかり「限定2004」と書いてある。
それに、比べてみれば確かにデザインは違う。
さすが、商売上手。中身も変わっているのか定かではないが、とにかく開けてみる。
色は極めて薄い、何の変哲もない発泡酒。泡も妙にきめ細かく、力がない。
香りに発泡酒特有の臭みはほとんど感じない。シャープなビールのような感じだ。
口に含むと、最初の炭酸のインパクトは強く、シャープな感じもするが、すぐに薄ら甘さが追いかけてくる。
一発目のインパクトだけで、そのあとに味わいもないし、何も続かない。
確かに昨年の製品に比べれば、引き締まった感はある。臭さが取れて、スリムになった印象だ。
だが、味がないことには変わりがない。アルコール分は5.5%で、少々高め。
「すっきり旨口」というコピーだが、ある程度の「すっきり」感は達成しているものの「旨口」というのにはほど遠い。
でも、こうやって年々地味ながら少しずつ質を上げていっている努力は評価したいと思う。
2004年10月22日
No.346 Cocktail Bar Premium フルーツミックス / サントリー
乗りかかった船だから、仕方ない。これまでにも何種類か取り上げているカクテルバーの新顔を紹介。
いかにも女性受けしそうな製品。相当に甘いことが予想される。
缶を開けると、思っていたとおりに甘く魅惑的な香りが立ち上る。ピーチの香りが強く、マンゴーとかグアヴァみたいな感じもする
(しかし、そういったトロピカル系は入っていないようだ)。
口中に甘酸っぱさが広がり、どこかミルクのようなニュアンスもある。それだけクリーミーな飲み口ということだ。
甘味が強いけれども、最初から予想されていた範囲なので、印象は悪くない。
いかに飲みやすく、親しみやすいテイストにまとめるかという点に苦心したかのような出来映え。
普段アルコールを飲まない層にも、気軽に手にとってもらえるような内容にはなっていると思う。
果汁7%、アルコール分4%。原材料は、オレンジ、ピーチ、洋なし、スピリッツ、ストロベリーリキュール、
糖類、酸味料、香料、ベニバナ黄色素、野菜色素、炭酸ガス含有。
毎日飲みたいとは決して思わないけれども、ビールなど飲み疲れたときに、ふっと手に取りたくなるカクテルかもしれない。
もともと爆発的な売上を期待しているとは思えない商品なので、そういう位置づけでも十分だろう。
2004年10月24日
No.347 サッポロ 冬物語(2004-2005 Limited Edition)
毎年恒例のこの商品だが、今年の缶のデザインもなかなかのものだ
(ちなみに昨年は、こちら。一昨年は、こちら)。
いつも青を基調としながら、毎年違うイラスト。サッポロのトレードマークである星印は一緒だが、
今年は中心にひときわ大きい。
さて、中身。
泡立ちは良い。香りは奥ゆかしく、モルトの香り中心。
口中にまず苦味がずしっとくるが、
あまり重たい感じはしない。地味だが繊細さもある造りで、日本的。
毎年あまり中身を変えていないようにも思うが、昨年と少し変わったような気がしないでもない。
もっと重厚だったような感じもする。
アルコール分5.5%。原材料は、麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
景気も一応順調に回復しているようだし(って、関西ではあんまり実感はないが)、
ビール各社もこの機に発泡酒ではなく、もっとビールに力を注いで欲しい。
良い製品がたくさん出れば、ビール回帰が進むに違いない。
税制との消耗戦を続けても、当のビール会社のみならず、消費者の利益にもつながらないことを知るべきである。
2004年10月25日
No.348 南紀白浜 ナギサビール Pale Ale
先日南紀白浜で買ってきた地ビール、ナギサビールの2種目。ペールエール。
泡はきめ細かく、力がある。液色は淡褐色というか、淡い赤銅。
香りは、マンゴーのような甘さと、ミントの清々しさが共存して、エールらしい。
口に含むと、予想外の苦味がずしっとくる。甘くふくよかなニュアンスも確かにあるのだが、
それ以上に、かなり苦い。飲み口が柔らかいだけに、なんとも不思議だ。
American Wheatに引き続き、これもおそらく醸造技師の好みではないかと思うほど、苦味に特徴がある。
こういう、失敗すれば少なからぬ人に嫌われてしまうかもしれない味造りをしている点は、大いに評価できる。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
軽やかな香りと、しっかりとした味わい。1本で2度おいしい、いわば"おまけ付き"っぽいビール。
2004年10月26日
No.349 マラソンビール / ATHENIAN BREWERY(アテネ・ブルワリー)
言うまでもないと思うが、ギリシャのビール。
今年はオリンピック・イヤーだったということで、こんなものが輸入されているのだ。
泡のきめは細かく、液色は薄め。見た目は日本のビールに近い。
香りは軽やかで、穀物っぽいモルトの匂いがする。あまり華やかな部類ではない。
口に含んだ感じは軽く、苦味は弱い。味わいを楽しむというより、
爽快感が特徴。欧州でいうと、ハイネケンに近いが、それを更に軽くした感じ。
アルコール分5%。INGREDIENTS: BARLEYMALT, WATER, YEAST, HOPSと書いてあるが、
このうちWATER(水)とYEAST(酵母)は当然のことであるから、原材料としては、大麦麦芽とホップということになる。
輸入者は日本ビール(株)。
2004年10月29日
No.350 ヒューガルテン・ホワイト Hoegaarden Blanche
久しぶりに、世界の名品を味わう。
このヒューガルテンは、ベルギーのビールだ。
ホワイトの名のとおり、色白で、実に端正な顔立ちをしている。
白濁しているが、ほんのり黄色だ。
泡はきめ細かく、かなりの長時間消えて無くなることはない。
オレンジやトロピカルフルーツの甘酸っぱい香り。みずみずしいという言葉がふさわしい。
口に含めば、その甘酸っぱさが打ち上げ花火のように広がる。
重みはないので、パアっと散って、爽やかな余韻を残すのみ。
その清々しさ、潔さが、次の一口を誘う。
そしてまた口中で甘酸っぱさが炸裂し、きれいに消える。
何口飲んでも、新鮮さが持続する不思議な味わい。
アルコール分4.9%。原材料:麦芽、小麦、ホップ、酵母、オレンジピール、
コリアンダー。
麦芽使用比率は不明だが、日本の酒税法上はビールに認められない副原料を
使っているので「発泡酒」となる。
輸入者は小西酒造。小西酒造といえば、自らも地ビールを造っている日本酒メーカーである。
この有名銘柄の正規輸入代理店になっているというのは、さすがという感じだ。
2004年10月31日
No.351 ヒューガルテン・グラン・クリュ Hoegaarden Grand Cru
同じくベルギーのヒューガルテン。今度はグラン・クリュ。
wine好きにとって「グラン・クリュ」という名前は魅惑的である。
wineでのそれは、特級格付を意味するからだ。
さて、見た目の印象だが、ホワイトが名前の通り色白だったのに対し、こちらはほんのりオレンジ色で、
濁っている。泡(form)がきめ細かく、かつ力強い点は同じ。無数の水泡(bubble)が絶え間なく昇り続けるので、
これが口の中でピリピリとした感覚を与える。
オレンジやパパイヤなどの陽気な香り。フルーティで、深みがある。
ホワイトで感じた「甘酸っぱさ」とは少し違い、中身がぎっしり詰まったような、
豊潤な飲み口。余韻も長く、豊かなアルコール感がいつまでも残る。
アルコール分は、なんと8.5%。原材料は、麦芽、ホップ、酵母、
コリアンダー、オレンジピール。
ホワイトの方は小麦を使って軽やかだったが、こちらは重みがある。
日本の酒税法上は、こちらもやはり発泡酒。だが、麦芽含有率は82.4%。ご丁寧に、
「この製品の麦芽含有率は50%以上であるため、ビールと同じ税率が適用されています」
とも書いてある。
分類がどうあれ、中身が一級品であることは間違いない。
2004年11月1日
No.352 ヒューガルテン・禁断の果実 Hoegaarden Le Fruit Défendu
同じくベルギーのヒューガルテン。今度は「禁断の果実」という銘柄。
ラベルのイラストが面白い。アダムとイヴとおぼしき2人が、手にグラスを持ち、ビールを飲んでいる。
もちろん全裸だし、飲んでいるビールの色が、このビールの実際の色と同じ。
さて中身だが、液色は深みのあるブロンズで、光にかざすとややオレンジに見える。
泡に力があり、長く持続。
トロピカルな香りはグラン・クリュほどではないが、重く、奥深い印象。
口に含めば黒糖あるいはカラメル的な甘さが、豊かなアルコール感に包まれてじんわり来る。
苦味もほどよくあり、スモーキーな後味。非常に芯のしっかりした味わい。
アルコール分8.5%。原材料は、麦芽、小麦、ホップ、酵母、
オレンジピール、コリアンダー。
これもグラン・クリュと同じく、「発泡酒」と書かれている。麦芽含有率は83.9%。
「この製品の麦芽含有率は50%以上であるため、ビールと同じ税率が適用されています」と書かれているのも
同じである。
2004年11月2日
No.353 あんずスカッシュサワー / メルシャン
以前に、アサヒ旬果搾りあんずをやっとgetしたことを書いたが、
おなじあんずでも、こちらはメルシャンのスカッシュサワー・シリーズだ。
香りはほとんどアサヒと同じだが、こっちのほうがやや弱いような気もする。
いずれにせよ普通の甘そうなアプリコット・フレーバー。
このシリーズに特有の刺激的な炭酸が心地よい。香りの雰囲気に比べ、
甘味は適度に抑え込まれていて、酸も活きている。爽やかさが身上のこのシリーズらしい仕上がりになっている。
アルコール分5%。果汁10%。原材料は、あんず果汁、醸造用アルコール、梅酒、
糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
原材料中の「梅酒」を見て、ああ、確かにそんな味がするなあと、あらためて思う。
酸味の正体はそれだったのかと。
オレンジの色調で統一された缶のデザインもおしゃれ。
2004年11月4日
No.354 とれたてホップ 一番搾り / キリン
ちょうど2年前に同じ一番搾りから「毬花」という限定醸造品が出たが、
これも「2004年限定醸造」とのことである。毬花とはホップのことであるから、ほとんど代わり映えのしない名前だと
言うことができる。
まず、泡立ちや色合いは、取り立てて非凡なところはなく、どこが違うんだろうという感じ。
香りも、名前に「とれたてホップ」と強調するほどかぐわしいということもなく、実におとなしい。
軽やかさよりは重みを感じる。
ところが、口に含むと印象が一変。クリーンで、味に丸みがあり、なおかつ苦味も適度。
ただ、苦味というのはあくまでも日本のビール特有の苦味であり、芯の伴わないうわべの苦味という感じだ。
後味はかなりすっきりしていて、口中にじんわりと香味が残る。
これ、一番搾りという名で出ているのに違和感があるほど、味わいが違う。
通常の一番搾りに感じる変な酸味を感じない。苦味がマスキングしているようだ。
アルコール分約5.5%。原材料:ホップ・米・コーン・スターチ。
"遠野産凍結ホップ使用"。
ぐいぐいと行けてしまうほど柔らかく、あまり強く印象に残るような味わいではない。
でも、ある意味ジャパニーズ・ビアの特徴がうまく出ているので、
まあ面白い製品ではある。
2004年11月5日
No.355 鍋の季節のチューハイ 梅(しそ風味)/ サントリー
冬限定チューハイ。
初めに言っておかなくてはならないのは、私は、しそが好きではないという事実。
じゃあ、なぜ、こんなものをわざわざ飲むのか?と言えば、ひとえに、
当サイトではメジャーな製品は網羅しなくてはならない、という義務感による。
もちろん、個人的嗜好は挟まずに、客観的評価をしよう。
色はほんのりピンク色。
香りは、なんかどこかで嗅いだことあるなあ、と思ったら、「梅ガム」だ。
味も、まんま「梅ガム」だ。甘さも適度。酸はキリッとしている。
後味が想像以上にクリアで軽やか。「しそ風味」と言うほどしその味はしない。
これなら食事の邪魔をしないし、名前の通り鍋ものに合いそうだ。
果汁1%、アルコール分5%。原材料名:うめ、スピリッツ、焼酎、糖類、酸味料、香料、野菜色素、炭酸ガス含有。
原材料の「焼酎」の文字を久しぶりに見た気がする。そのくらい、最近の缶チューハイは、焼酎ベースではないということだ。
実はこの製品、近所のコンビニでは売られていない。限られたスーパーなどで見かける程度。
買うのに若干躊躇したのも事実だが、買ってみてよかった。
2004年11月6日
No.356 ダブル搾り CLEAR レモン+ライム / サントリー
ダブル搾りのニュー・ラインナップ。
手を変え、品を変え、次々出してくるのがサントリーのやり方だから、今さら驚かないが、
それにしてもよく出す。これは、ダブル搾りというグループに入れながらも、コンセプトとしては、
スパチューの淡麗レモン、淡麗グレープフルーツと同じ路線だと思われる。
香りはフレッシュな感じで尖っているが、年末の大掃除で大活躍するガラスクリーナーみたいな匂いだ。
最近では、食器洗い洗剤でもこんな感じのものはある。酸っぱそうで、苦そう。
実際の味は、酸の強さは思っていたほどではなく、炭酸の刺激とうまくバランスを取っている。
少し、スプライト(コカコーラ社)にも似ている。
飲み進めると、口中に酸が蓄積されてくる感じがして、次第に酸っぱさを意識するようになる。
だが、甘味が弱く、後味がすっきりしていて、嫌みがない。
果汁6%(レモン5.1%、ライム0.9%)、アルコール分7%。
原材料名:レモン、ライム、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
度数が意外にも高いのは驚き。そんな感じがぜんぜんしないからだ。
例えば風呂上がりに、ビール代わりにごくごく飲むのに最適なチューハイだ。
もちろん食事のお供にもよいし、お菓子をポリポリ食べながらでもよいと思う。
2004年11月9日
No.357 鍋の季節のチューハイ すだち / サントリー
先日の梅に続き、サントリーから出た冬限定チューハイのもう1種。
梅が予想以上に良かったので、こちらにも期待がかかる。
液色は透明。香りはすだちというより、ライムに似ている。
口に含むと想像以上にすっきりとした飲み口で、甘味は最小限。
香りの印象と同じく、すだちよりもライムっぽい味がする。
チューハイというよりは、カクテルみたいな味。
とても薄く作ったジンライムのよう。
梅と並んで、こちらもやはりクリアな味わいで、料理の邪魔をしない。
和食の名脇役として、冬に活躍できる場面は多いだろう。
果汁0.5%、アルコール分5%。原材料:すだち、レモン、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
ライムっぽい感じがするのは、すだちだけじゃなくレモンも入っているからかな?
2004年11月10日
No.358 ダブル搾り CLEAR グレープフルーツ+ライチ / サントリー
既にレモン+ライムを取り上げたダブル搾りクリアのもう1種。すっきり感が特徴のシリーズだから、
たとえライチが入っていても甘くはないのだろう。そう予想して臨む。
まず香りは、少し甘めのグレープフルーツ。苦そうな感じも良く出ている。
だが、私の鼻にはライチらしき匂いは感じられない。
口に入れてもやっぱり同じ。甘味が抑えられ、酸も鋭くないがお菓子チックなグレフルフレーバー満載で、
ライチの味はしてこない。でも、よく考えれば、この甘味はライチのものなのかも。
果汁6%(グレープフルーツ5.5%+ライチ0.5%)、アルコール分5%。
原材料名:グレープフルーツ、ライチ、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
こちらも名前の通りクリアで、ごくごくいける。ただ、もっと炭酸が強いとか、酸味が強いとか、
あるいは甘味がもっと取り去られているとか、極端な味作りのほうが良かったかもしれない。
2004年11月12日
No.359 キリンチューハイ 氷結 ラ・フランス スパークリング <冬限定>
お待たせしました。少々遅れてしまいました。
メジャーな新製品は、極力、発売当日にアップするというのをモットーにしている当サイトではあるが、
この製品は11月10日新発売だったので、2日遅れてしまった。
私のコメントを見てから購入を決めている皆さん!(そんな人、どこにいるのか?)
お待たせしてすみませんでした。
さて、この製品、良い意味でも悪い意味でも、予想どおりだったということを、まず報告しなければならない。
缶を開けた瞬間に立ち上る香りは、まさに洋なし。これ以外はないでしょう、という、
予想に違わぬ香りだ。
味もまったく香りのまま。洋なしのみずみずしさがよく再現されている。
炭酸が強いので、シャープな飲み口が心地よい。甘味は抑えられているので、
後味もすっきり。本物の梨はもっと甘味が強いはずなのに、
あえてスッキリ味に作っているところに、このシリーズのコンセプトが見て取れる。
アルコール分5%、果汁4%。原材料:西洋なし果汁(ラ・フランス果汁)・ウォッカ・糖類・酸味料
・香料・酸化防止剤(ビタミンC)。
最近、このプレミアムフルーツシリーズも少々マンネリかな?と感じていたところだけに、
起死回生のスマッシュヒットだと言える。
氷結神話、健在なり。
2004年11月13日
No.360 宝焼酎の烏龍割り / 宝酒造
だいぶ前に入手していたものだが、開ける機会がなく、今日まで来た。
こういった地味な製品を紹介するのは、まあいつでもいいようなものだけれど。
商品名がすべてを語ってくれているので、細かな説明は不要だろう。
昨今のように焼酎ブームが訪れるずっと前から、庶民の味方の焼酎を造り続けてきた宝酒造である。
軽薄な缶チューハイだけではなく、やはりこういうところで勝負してもらいたい。
そんな製品である。
香りは烏龍茶の香ばしさの奥に、焼酎の透き通ったアルコール感が潜む。
口の中では焼酎がほのかな甘さを醸し出し、しっかりとしたお茶らしいタンニン分もあって、
香ばしい。
くどさはなくて、軽やかなので、風呂上がりに喉の渇きもいやせる。
この絶妙な味のバランスは、さすが老舗の力といったところか。
アルコール分6%。原材料:焼酎、烏龍茶、ビタミンC。
糖類・香料・着色料不使用。鉄観音茶葉100%使用。
あっさり系だが、酒好きにも勧められる。私は早速ファンになってしまった。