ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.4501−4520


 
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2015年2月6日[1]
No.4501: 麦とホップ 黒 / サッポロ
 むぎとほっぷ くろ / さっぽろ
サッポロ 麦とホップ 黒 サッポロ 麦とホップ 黒 review
 2月からリニューアルということで、特に発売日などは設定されていないのだが、 「麦とホップ 黒」が新しくなっている。 既にレビューした the gold と同時期のリニューアルである。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと深い黒。泡はベージュ色で力強く盛り上がり、泡持ちもよい。
 香りに華やかさ、甘さはなく、控えめなロースト香。 よく嗅ぐと、焦げたような感じがある。
 味も基本的にはすっきり大人しいが、鼻から抜ける香りに焦げ臭があって、スモーキーである。 甘さはあまりなく、苦味はしっかりと感じられる。
 アルコール分5%。ザ・ゴールド熟成製法。協働契約栽培100%。 原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)。
 コクと苦味が増したとの触れ込みだが、確かに苦味はグッと強くなったように思う。 従来品 も既にしっかりした味わいではあったが。 新ジャンルとは思えない重たさで、飲みごたえは十分ある。
種別 新ジャンル
CODE:42041GCES#RN02
2015年2月6日[2]
No.4502: オールフリー ピンクグレープフルーツ <冬限定> / サントリー
 おーるふりー ぴんくぐれーぷふるーつ <ふゆげんてい> / さんとりー
サントリー オールフリー ピンクグレープフルーツ サントリー オールフリー ピンクグレープフルーツ review
 入手してからもう1ヶ月近く過ぎてしまった。
 昨年12月9日に発売された、サントリーオールフリーの冬限定「ピンクグレープフルーツ」。 いつも言っていることだが、当サイトではどうしてもノンアルコールは後回しになりがちである。

 グラスに注いだ液色は、やや淡い黄金色。 泡は粗く、当初は盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 グレープフルーツというのは苦味に特徴があるし、 そもそもビアカクテルなどにも使われるから、相性は良いだろうと思っていたが、 まさにその通り。 ふわっと、苦酸っぱそうなグレフルらしい香りが立ち、ノンアルコール特有の臭みを隠している。 いや、両者がうまく結びつくことによって、芳しい香りをつくっている。
 味は適度な酸味に、グッと押す苦味がバランスし、しっかり飲みごたえがある。 ノンアルコール特有の参加したビールみたいな臭みはうまくマスクされている。 そもそもオールフリーは、ノンアルコールの中では最もクリアな味わいなので、 それがより一層爽やかになった。
 アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖質ゼロ。無果汁。 原材料名:麦芽、ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
 想像していた以上に爽やかで、まさにビアカクテルのような味わいが楽しめる。 これまでに出たオールフリーの派生商品の中で、最も完成度が高いのではないかと思う。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:42041GCKO#59
2015年2月7日[1]
No.4503: ホワイトベルグ / サッポロ
 ほわいとべるぐ / さっぽろ
サッポロ ホワイトベルグ サッポロ ホワイトベルグ review
 12月上旬製造品からパッケージが新しくなっているサッポロホワイトベルグ。
 どこが変わったと言われなければわからない、いや、言われてもよくわからない、 軽微な変更である。
 中身は変わっていないようだが、念のためレビューしておく。

 グラスに注いだ液色は、極めて淡いブロンドで、やや黄色みが強い。 見た目からいきなり、ベルギーのヴァイスなどに近い。
 泡は純白できめ細かく、当初良く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、コリアンダーの爽快な香りがはっきりとし、 キュンと甘酸っぱいヨーグルトのような香りが広がる。 ただ、あまり深みを感じない。
 味は非常に軽快。さらっと甘酸っぱく、 苦味は極めて弱い。小麦のビールなどを飲み慣れている人なら問題ないが、 そうでないとこの酸っぱさにちょっと抵抗があるかもしれない。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽(大麦麦芽・小麦麦芽)・ホップ・大麦・ コリアンダーシード・オレンジピール)・スピリッツ(大麦)。
 缶デザインは、アルファベットの商品名 "WHITE BERG" の左上に、カタカナで "ホワイトベルグ" の 文字があるところが目立った変更点。従来、このカタカナは下にあった。
 味が変わったわけでないのに、このような外見上のわずかな変更には何の意味があるのだろう。 売場で新旧じっくり見比べたとしても、気づかない人は多いだろう。
種別 新ジャンル
CODE:42042KSES#RN12U
2015年2月7日[2]
No.4504: すらっと レモンスカッシュサワー / アサヒ
 すらっと れもんすかっしゅさわー / あさひ
アサヒ すらっと レモンスカッシュサワー アサヒ すらっと レモンスカッシュサワー review
 アサヒすらっとが12月製造分から新しくなっている。
 変更点は、糖質オフの率が従前の70%から75%に向上したこと。これにより100mlあたりの カロリーが25kcalから24kcalに変更となったようである。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、レモンの白い果粒が少し浮遊している。
 香りは、フレッシュでジューシーなレモン香。まさにレモンスカッシュ。
 口当たりはキュンと酸っぱいかと思いきや、適度な甘味もきいておりそんなに鋭くはない。 そもそも味わい自体にインパクトがないので、さらっとした飲み心地。 爽快でゴクゴク飲めるので、暑い時季に向いている。
 果汁1%。アルコール分3%。糖質75%オフ。100mlあたり24kcal。 原材料:アルコール、レモン果汁、果粒、糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)。
 以前から軽快な味わいなので、変化はよくわからないが、以前はもっと甘かったような 気がしないでもない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42042GCES#RN12
2015年2月8日[1]
No.4505: クリアアサヒ / アサヒ
 くりああさひ / あさひ
クリアアサヒ クリアアサヒ review
 クリアアサヒが新しくなっている。1月中旬製造分からのリニューアルである。

 グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。 泡はきめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、甘いモルト香中心。 前作では少し大人しくなっていた、この製品特有のミルクのようなニュアンスが、また強くなったような気もする。
 味はしっかりと強い苦味、渋味が最初に押してくる。 このパワフルさのお陰で、新ジャンル特有の甘さが隠されている。 やや暴れてまとまりのない感じもある。
 後味にも渋味がしっかりと残り、ワイルドな印象。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
 前作 と比べ、さらにパンチが強くなったように私は感じた。
 なお、缶の見分け方は、左上に「鮮度製法」と描かれているのが、今回の新作である。
種別 新ジャンル
CODE:42043GCES#RN01M
2015年2月8日[2]
No.4506: ゼロカク ピーチ香るロゼスパークリングテイスト <春限定> / アサヒ
 ぜろかく ぴーちかおるろぜすぱーくりんぐていすと <はるげんてい> / あさひ
アサヒ ゼロカク ピーチ香るロゼスパークリングテイスト アサヒ ゼロカク ピーチ香るロゼスパークリングテイスト review
 アサヒゼロカクの春限定「ピーチ香るロゼスパークリングテイスト」。 発売日は、2月3日。

 グラスに注いだ液色は、濃いめのピンク。 気泡は細かく、少ない。
 香りを嗅ぐと、まさにロゼワインのような匂いがする。 そこに、桃の甘さが乗っている。この巧妙な香りづくりによって、 アルコール飲料のような第一印象を与えることに成功している。
 味は桃の甘さに、ワインのような酸味が加わっている。 アルコールが入っていないのが不思議なくらい、ロゼワインっぽい味がする。 だから、まったくお酒が飲めない人だと、少し違和感があるかもしれない。 甘味は強いはずなのに、後味は意外とさっぱりしている。
 無果汁。炭酸飲料。アルコール0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。 原材料名:食物繊維(ポリデキストロース)、酸味料、香料、カラメル色素、 甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)、 アントシアニン色素。
 この商品は食物繊維が含まれているため、おなかがゆるくなる場合があります。
 2015年2月〜2015年4月までの出荷予定
 ノンアルコールでここまで凝っても、それを求めている人がどれだけいるのだろうか? と少し疑問に思ってしまった。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:42043SEJTS#05
2015年2月9日[1]
No.4507: こくしぼり グレープフルーツ / サントリー
 こくしぼり ぐれーぷふるーつ / さんとりー
サントリー こくしぼり グレープフルーツ サントリー こくしぼり グレープフルーツ review
 サントリーから新しいチューハイブランドが登場。
 「こくしぼり」の名前で、グレープフルーツ、レモン&ライム、オレンジの3種があり、 発売日は明日2月10日である。
 今日は1本目として、「グレープフルーツ」を取り上げる。

 グラスに注いだ液色は、薄黄色に濁っている。グレープフルーツ果汁らしい見た目。
 香りは大人しく、主に苦味を思わせるグレフル香。甘さは感じさせない。
 味は香りの印象どおり苦く、派手さはない。甘さは抑え込まれている。 飲み進めると、柑橘の皮のような苦味がどんどん蓄積されてくる感じだ。
 アルコール分5%。果汁28%。グレープフルーツ浸漬酒使用。 原材料名:グレープフルーツ、スピリッツ、グレープフルーツ浸漬酒、糖類、香料。
 果皮を漬け込んだお酒にたっぷりの果汁を合わせ、グレープフルーツ本来の旨味と苦味を引き出しました。 ひと手間のこだわりによる、風味豊かな"こく"をお楽しみください。
 高果汁であること、そして何より製品名から、キリン本搾りを意識していることが窺えるが、 サントリーお得意の浸漬酒を用い、糖類も使用していることから、中身はまったく物まねではない。
 甘いチューハイは苦手だけれど、果汁とお酒だけのシンプルなチューハイだとちょっと強く感じる。 そういったニーズにマッチする絶妙な製品。
 同社は-196℃ストロングゼロで、いわゆるガッツリ系チューハイ市場に大きな存在感を示しているが、 本搾りや氷結とも違う「ソフトナチュラル系」ともいうべき新分野で新たなファン層の取り込み を開始したと言えるかもしれない。
 かなり裾野の広がりを感じさせる、可能性を秘めた新ブランドだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42044KSES#-01
2015年2月9日[2]
No.4508: ほろどけ 苺 −あまおう− <季節限定> / 月桂冠
 ほろどけ いちご −あまおう− <きせつげんてい> / げっけいかん
月桂冠 ほろどけ 苺 あまおう 月桂冠 ほろどけ 苺 あまおう review
 月桂冠のサイトで1月5日付で紹介され、1月上旬〜3月の期間限定で販売すると告知されている ほろどけシリーズの「苺 −あまおう−」である。
 あまり売られているのを見ないが、このシリーズはLAWSONで扱われていることが多く、 私が発見したのも、LAWSON STORE 100 であった。

 グラスに注いだ色は、極めて淡いサーモンピンク。
 注いでいる時から、フレッシュないちご香が香り立っており、清酒らしい香りはしない。
 口当たりも甘酸っぱく、爽やかな飲み心地。無炭酸で舌に優しく、 いちごの可憐な酸味が広がる。アルコール感も優しく、これが日本酒ベースだとは、 わかりにくい。
 アルコール分3%。果汁2%。原材料:清酒、いちご、糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素。
 京都伏見の日本酒(月桂冠)と福岡県産の苺果汁がとけあったお酒。 苺の甘酸っぱい味わいが特徴。
 以前に取り上げた、ほろどけ「苺」とほぼ同じ内容と思われる。 実は昨年にもこの製品は出ていたように記憶しているが、私は入手できなかった。
 非常にニッチを狙った製品だが、可愛らしいパッケージがコンビニ店頭では目立つし、 チューハイとはまた違った魅力がある。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42044LSSHS#34
2015年2月10日[1]
No.4509: こくしぼり オレンジ / サントリー
 こくしぼり おれんじ / さんとりー
サントリー こくしぼり オレンジ サントリー こくしぼり オレンジ review
 本日2月10日が発売日となっている、サントリーの新しいチューハイブランド「こくしぼり」。
 3種あるうち、昨日 グレープフルーツ を飲んだが、 今日は2種めとして「オレンジ」を。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある淡いオレンジ色。オレンジジュースを薄めた感じ。
 香りはシャープなオレンジ香。甘味よりも酸味が強そうな香りだ。
 口当たりは苦く、そして酸っぱい。オレンジのシャープな部分だけを抽出したかのようだが、 ちょっと自然な香りとは違い、いかにも香料っぽいところがある。 炭酸のピリピリ感とともに、柑橘の皮のような苦味と、 刺すような酸味が口中を支配する。
 アルコール分4%。果汁37%。オレンジ浸漬酒使用。 原材料名:オレンジ、スピリッツ、オレンジ浸漬酒、糖類、香料。
 果皮を漬け込んだお酒にたっぷりの果汁を合わせ、オレンジ本来の旨味と甘味を引き出しました。 ひと手間のこだわりによる、風味豊かな"こく"をお楽しみください。
 同じ高果汁チューハイでも、キリン本搾りほど酒臭くなく、タカラおいしいチューハイほど 果汁感はなく、そしてそのいずれにもない強烈な酸と苦味を持っているのがこのチューハイだ。
 隙間をぬって微妙な立ち位置を確立している。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42045KSES#00
2015年2月10日[2]
No.4510: クリアアサヒ プライムリッチ / アサヒ
 くりああさひ ぷらいむりっち / あさひ
クリアアサヒ プライムリッチ クリアアサヒ プライムリッチ review
 先日、新しくなった クリアアサヒ を取り上げたが、 こちらも同じく1月中旬製造分から順次新しくなっている「クリアアサヒプライムリッチ」だ。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと濃い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも良い。
 香りは、ずしっと重たい感じのモルト香が中心で、ホップ香は強くない。 新ジャンル特有の臭みは感じられず、かなり凝縮感の高い本格的な香りだ。
 味は香りの印象どおり、ぐっと苦味が強く、渋味も伴う。 新ジャンルらしい甘さはほとんどなく、力強い味わい。 もちろん、ちゃんとしたビールのような力強さはないのだが、 新ジャンルにしてこのコクとインパクトはなかなかのもの。
 アルコール分6%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
 缶の見分け方は、左上に「チェコザーツ産最高級ホップ一部使用」と書かれているところ。
種別 新ジャンル
CODE:42045GCES#RN01M
2015年2月11日
No.4511: こくしぼり レモン&ライム / サントリー
 こくしぼり れもん あんど らいむ / さんとりー
サントリー こくしぼり レモン&ライム サントリー こくしぼり レモン&ライム review
 2月10日発売のサントリーの新しいチューハイブランド「こくしぼり」。
 3種あるうち、既に グレープフルーツオレンジ を紹介した。残る1つが、「レモン&ライム」である。

 グラスに注いだ液色は、ほんのり黄色っぽく濁っている。
 香りは、フレッシュなレモンとライムが混じり合い、非常に酸っぱそう。
 味は、香りの印象をかなり上回る鋭さ。まさに今レモンを搾ったかのような 強い酸味。目が覚めるほどの刺激である。
 甘さは極めて弱く、酸味が口の中で落ち着いたあとには、 強い苦味が残る。
 アルコール分6%。果汁11%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:レモン、ライム、スピリッツ、レモン浸漬酒、糖類、酸味料、香料。
 レモンを皮ごと漬け込んだお酒にレモンとライムの果汁を合わせ、果実本来の酸味と苦味を引き出しました。 ひと手間のこだわりによる、風味豊かな"こく"をお楽しみください。
 3日掛けて3本飲んでみて、非常に硬派なチューハイシリーズであることがわかった。 キリン本搾りとはコンセプトが異なるが、こちらはかなり手を加えているのにもかかわらず、 果実のナチュラルな魅力が引き出されている。
 特にこのレモン&ライムは、居酒屋で飲む生搾りサワーのようなフレッシュ感、荒削り感があるので、 一口飲んではまってしまう人も、多いのではないか。
 絶妙な立ち位置を狙った新シリーズであり、ストロングゼロ、ほろよいに続く3本目の柱に育つ可能性を感じる。 チューハイ界で今こういったアプローチをすべきなのは、実はアサヒさんあたりではないのか。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42046KSES#01
2015年2月12日
No.4512: アサヒ クラフトマンシップ ドライポーター / アサヒ
 あさひくらふとまんしっぷ どらいぽーたー / あさひ
アサヒクラフトマンシップ ドライポーター アサヒクラフトマンシップ ドライポーター review
アサヒクラフトマンシップ ドライポーター
 アサヒビールからコンビニ限定シリーズ「クラフトマンシップ」が登場。
 ニュースリリースによると、世界中で楽しまれている様々なタイプのビールを、年4回発売するとのことで、 今回、その第1弾として「ドライポーター」が2月10日に発売となった。

 グラスに注いだ液色は、濃いめに淹れたコーヒー程度。スタウトのような漆黒ではない。 泡はベージュ色でやや粗く、泡持ちはほどほど。
 香りは落ち着いたロースト香で、ややスリムな印象。
 味わいも香りの印象どおりシャープで、口中に焦げた風味が広がる。 甘味はあまりない。ポーターということは、上面発酵だと思うが、 それにしてはふくよかさとか広がりがなく、ギュッと凝縮した苦味が残る。 もちろん、それが悪いわけではない。商品名に「ドライ」と付いているとおり、 いかにもアサヒらしいシャープな味わいが、明確な個性を主張している。
 アルコール分6%。原材料:麦芽・ホップ。
 アサヒ クラフトマンシップ
1.醸造学マスターによる処方監修
2.ロースト香が特長のチョコレート麦芽を一部使用
3.苦味の決め手となる厳選ホップを一部手で投入
4.どっしりとしたコクを造り出す上面発酵酵母を使用
5.麦芽100%による、深く、濃く、膨らむ味わい
6.通常より1.3倍熟成させた長期熟成製法
 醸造責任者:菱田智昭
 上記説明で、どっしりとしたコクと書かれているが、それほどどっしりしているとも思えない。 適度なコクで、スッと引くドライさがむしろ魅力。何杯飲んでも飲み飽きないキャラクターだ。
 なお、発売日10日からLAWSONの「お試し引換券」対象商品となっている。 レギュラー缶1本を、110pomtaポイントで入手できた。
種別 ビール
CODE:42047LSEE#01
2015年2月13日
No.4513: ネクターサワー ピーチ / サッポロ
 ねくたーさわー ぴーち / さっぽろ
サッポロ ネクターサワー ピーチ サッポロ ネクターサワー ピーチ review
 サッポロと不二家のコラボによる「ネクターサワー」ピーチがリニューアル。 発売日は、2月10日である。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色で、ネクターらしいとろみがある。
 香りもまさにネクター。たっぷりと甘い白桃香。
 味は桃の缶詰のように甘く、濃厚。とろみがくどい印象を与えかねないところを、 ピリッと炭酸が締めている。
 果汁10%。アルコール分3%。 原材料:もも・ウォッカ・糖類・酸味料・香料・増粘剤(ペクチン)・ビタミンC。
 どうやら中身は変わっていないようで、ニュースリリースでは、次のように説明されている。
 今回のリニューアルでは、「白桃ピューレ」をさらに強調することで、 中味特長である「桃由来のとろりとした味わい」がさらに伝わりやすいパッケージとしました。
 缶左上に「シュワシュワとろりん 白桃ピューレ」と書かれているのがそれだと思うが、 不二家ネクターが好きな人は、ピューレの"とろっと感"が好きだと思うので、これは良いアピールである。 もっとも、リニューアル前の缶 にも、 下の方に「白桃の贅沢ピューレ」との表記はあったのだけれど。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42048LSSHS#03
2015年2月14日
No.4514: すらっと グレープフルーツサワー / アサヒ
 すらっと ぐれーぷふるーつさわー / あさひ
アサヒ すらっと グレープフルーツサワー アサヒ すらっと グレープフルーツサワー review
 12月製造分から新しくなっている、アサヒすらっと。 変更点は、糖質オフの率が従前の70%から75%に向上したことである。
 先日既に レモンスカッシュサワー を取り上げているが、 今日は2種めとして「グレープフルーツ」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色で、液中に大きな果粒が少量浮遊している。
 香りは、苦みの強そうなグレフル香。
 味は香りの印象どおり苦味が強いが、甘さも比較的しっかりある。酸味は弱い。 果粒が入っているため、適度なジューシー感がある。
 果汁2%。アルコール分3%。糖質75%オフ。100mlあたり24kcal。 原材料:アルコール、グレープフルーツ果汁、果粒、糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)。
 糖質オフ率が上がったことによる味の変化はよくわからないが、 従来品 と同様、軽やかな味わいと適度なジューシー感が両立している。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42049GCES#RN12
2015年2月15日[1]
No.4515: スーパードライ ドライプレミアム 煎りたてコクのプレミアム <限定醸造> / アサヒ
 すーぱーどらい どらいぷれみあむ いりたてこくのぷれみあむ <げんていじょうぞう> / あさひ
アサヒ スーパードライ ドライプレミアム 煎りたてコクのプレミアム アサヒ スーパードライ ドライプレミアム 煎りたてコクのプレミアム review
 最近、急に派生商品をたくさん出すようになった、アサヒスーパードライ。
 今回は、「煎りたてコクのプレミアム」という名で、今週火曜2月17日の発売である。

 グラスに注いだ液色は、オレンジがかった深いゴールド。 日本の一般的なピルスナーのブロンド色(黄金色)よりもだいぶ深い。 もっとも、商品名や缶の色のイメージから、もっと濃い色を想像していたのだが、 そうではなかった。
 泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは清々しさと甘い深さを兼ね備えており、非常に凝縮感の高い、味わいのコクを感じさせる。
 口当たりはそんなに重たいわけではなく、グッと苦味は来るものの、非常に乾いた感じであり、 重たさはない。口中にハーブっぽい爽やかさや軽やかな香ばしさが漂うとともに、モルトの凝縮感ある甘味、旨みが広がる。 それも押しつけがましくなく軽快であり、後に渋さをそれほど残さずキレイに切れる。甘い余韻を残しつつ。
 アルコール分6.5%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。
 このナチュラルな穀物っぽい味わいは、サッポロビールではないかと思うようなキャラクターだ。 でも、スーパードライらしい金属的な味が基本にあるところは不思議だ。
 いくらでも説明すべき言葉がみつかってしまうような、複雑な表情と実直な内面を持ち合わせた 不思議なビール。一口飲めば、間違いなく2杯、3杯と飲みたくなる、小悪魔的魅力がある。
種別 ビール
CODE:42050KSES#-02
2015年2月15日[2]
No.4516: 氷結ZERO アセロラ <期間限定> / キリン
 ひょうけつぜろ あせろら <きかんげんてい> / きりん
氷結ZERO アセロラ 氷結ZERO アセロラ review
 まだ続いていたのか?と思ってしまった氷結ZEROシリーズ。
 実はレモンとグレープフルーツの2種が定番品として残っていたようで、 以前に存在していた「アセロラ」が今回、期間限定で戻ってきた。 発売日は明後日2月17日である。

 グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明。
 香りは、シンプルで酸っぱそうなアセロラ香。やや大人しめではある。
 味は甘さが削ぎ落とされ、アセロラの酸だけが前に出てくる。 すっきりというよりも味気ない感じだが、酸味の設定が絶妙なこともあって、 飲みごたえはある。後味はスキッとしている。
 アルコール分5%。果汁0.7%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。人工甘味料ゼロ。 原材料:アセロラ果汁・ウオツカ・酸味料・香料・甘味料(ステビア)。
 今回、既存2種も併せてリニューアルし、糖類ゼロだけではなく、 プリン体と人工甘味料もゼロになった。ということで、使われている甘味料は、 自然素材のステビアだ。以前 はアセスルファムカリウムだった。
 一方、果汁は以前2.0%だったから、大幅減である。 まさかこうやって記録をとっている一般消費者がいるとは、メーカーさんも想定していなかっただろうから、 過去と比べられるのは面白くないのかもしれないけれど。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42050KSES#-02
2014年2月16日[1]
No.4517: COCKTAILカロリ。ファジーネーブル <期間限定> / サントリー
 かくてるかろり。ふぁじーねーぶる <きかんげんてい> / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ファジーネーブル サントリー COCKTAILカロリ。ファジーネーブル review
 明日2月17日に、サントリーカクテルカロリ。期間限定品2種が出る。 そのうち、今日は「ファジーネーブル」のほうを飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、かすかに濁りのある薄黄色で、オレンジ色の細かな果粒がたくさん浮いている。
 香りは、桃の甘い雰囲気を湛え、オレンジのすっきりした香りがその下にある。
 口当たりはかふんわり甘いが、オレンジがきいているので、意外にすっきりしている。 桃の味わいは強くなく、一歩引っ込んでいる感じ。
 果汁1.5%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。原材料名:オレンジ、ピーチ、スピリッツ、 ピーチリキュール、果実繊維(グレープフルーツ)、糖類、酸味料、香料、紅花色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 野菜色素。
 ピーチリキュールとオレンジのやさしく甘酸っぱい、つぶつぶ食感カクテル
 昔のカクカロには、定番品として ファジーネーブル が存在していたが、 いつの間にか ピーチオレンジ という製品に取って代わられていた。 現在もまだ存在しているはずなので、比べることはできるが、 原材料をみると今回の製品と、ピーチオレンジはまったく同じなのである。
 もちろん、配合比率など微妙に違うのかもしれないが、極めて似た味わいであるのは間違いない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42051KSES#-01
2015年2月16日[2]
No.4518: カロリ。地中海レモン / サントリー
 かろり。ちちゅうかいれもん / さんとりー
サントリー カロリ。地中海レモン サントリー カロリ。地中海レモン review
 サントリー「カロリ。」の定番品全7種がリニューアル。 発売日は1月27日であった。
 今日はまず「地中海レモン」を飲む。

 グラスに注いだ液色は、かすかに白濁。
 香りは、フレッシュで透明感のあるレモン香。混じりけのない感じである。
 味はスキッと軽快。酸が鋭く、甘味は抑え込まれている。 香りの印象どおりシンプルな味わいで、飽きがこない。
 アルコール分4%。果汁3.3%。カロリー50%オフ。 原材料名:レモン、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、苦味料、ビタミンC、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 爽やかなレモンの味わいとしっかりとした飲みごたえをお楽しみいただけます。 クエン酸入りで、うれしいカロリー50%オフ! 地中海産レモン果汁をメインに使用。
 このレモンの変更点としては、成分にクエン酸が入ったということだろうか (レモン果汁なのだから、以前から入っているのでは?とも思うけれど)。 それで味がどうということはないのかもしれないが、より一層健康志向という性格を強調する ことには成功している。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42051GCES#20
2015年2月17日[1]
No.4519: 薫り華やぐヱビス <限定醸造> / サッポロ
 かおりはなやぐゑびす <げんていじょうぞう> / さっぽろ
薫り華やぐヱビス 薫り華やぐヱビス review
 2013年2014年 と 連続で発売され、好評だった「薫り華やぐヱビス」が、今年も登場。 発売日は、本日2月17日である。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。 泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、甘く華やかなマスカット香がベースで、この点は昨年までと一緒なのだが、 今年はもう少し穀物寄りというか、乾いた土や藁のようなニュアンスも強い。 だいぶ地味になった印象だ。
 味は甘くまろやかで、肉感的。この点も昨年までの製品と一緒。 だが、コク深い柔らかな苦味とともに、ヱビスらしい渋味が引っかかり、 華やかさがやや後退し、力強さが目立つようになった。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
 シャンパーニュ地方産麦芽を使用。新たに厳選した、伝統的ホップ産地 バイエルン地方の新品種「ハラタウブラン」により更に余韻深く、 薫り華やかになりました。 フレンチの巨匠も認めた、限定醸造のヱビスです。
 今回味わいを変えた意図はどこにあるのだろう。 昨年までは、ネルソンソーヴィンホップ特有のマスカット香が前面に出て、 鮮烈で優美だったのだが、今年は力強さのほうが上回っている感じがあるので、 ファンは少し裏切られたと思うかもしれない。
 この変更は物議を醸すのではないか。そして、次回はまた元に戻すことになるような気がする。
種別 ビール
CODE:42052KSES#00
2015年2月17日[2]
No.4520: 直搾り [世界のフルーツ便] イタリア産ベルガモット <限定出荷> / 宝酒造
 じかしぼり せかいのふるーつびん いたりあさんべるがもっと <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
タカラ 直搾り 世界のフルーツ便 イタリア産ベルガモット タカラ 直搾り 世界のフルーツ便 イタリア産ベルガモット review
 興味をそそられるチューハイだ。あるいは、知らない人にとっては「何それ?」 のチューハイだ。
 本日2月17日に出た直搾り限定品2種のうちの1つ 「イタリア産ベルガモット」。
 ベルガモットの名は聞いたことがなくても、アールグレイティーなら知っている人も多いだろう。 紅茶のアールグレイは、ベルガモットで香りづけられたフレーバーティーである。
 ベルガモットの缶チューハイなんて、少なくとも私は、これまで見たことがない。

 グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。
 香りは、注いでいる時から鮮烈にアールグレイティーと同じ香りが振りまかれている。 グラスに鼻を近づけると、まさにアイスティーみたいである。
 味は酸味がキュンと鋭く、ベルガモット特有の香水のような高貴な香りが口いっぱいに広がる。 酸の強さはレモンに近い。だから爽やかであり、酒臭いところはない。
 アルコール分4%。果汁1%。原材料:ベルガモット果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
 世界各地から厳選した果実を使用した限定出荷の「直搾り」世界のフルーツ便シリーズ。 イタリア産ベルガモットの果肉をまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用。
 これは明確に好みが分かれるチューハイだろう。普段、アールグレイのアイスティーが好きでよく飲んでいる人には 大歓迎であろうが、香水臭いといって毛嫌いする人もいるかもしれない。
 直搾りらしいたっぷりの果汁感のある、非常に意欲的な作品だと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42052GCKO#00

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