ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.461〜480


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2005年5月21日 
No.461 旬果搾り サマー セレクション パイン・シークァーサー / アサヒ

旬果搾り・サマーセレクション  春に現在の旬果搾り(ハッピー・シリーズ)に変わってから、季節限定品が投入された。 これはスプリングセレクションに続くサマーセレクション。 沖縄テイスト満載の製品だ。

 グラスに注ぐと、液色はない。ほぼ透明である。
 香りはパインの甘さと、シークァーサーの酸っぱい感じがうまく融合して、 どこかココナツみたいな香りになっている。
 味も酸がうまく効いているが、やはりパインの甘さも十分ある。夏の暑い時期に飲むのならば、 グラスに氷を入れてスカッと飲みたい。
 果汁10%(パイナップル果汁10%、シークァーサー果汁0.1%)、アルコール分4%。原材料: アルコール、シークァーサースピリッツ、パイナップル果汁、シークァーサー果汁、糖類、酸味料、香料。
 飲み込んだ後に口の中に酸っぱさが残る。そこが救いと言えるだろうか。
 この旬果搾り、いつも新製品をgetするのに苦労するのだが、今回は偶然に早く見つけることができた。 発売日は5月18日。

 ところで、パインといえば、キリン氷結からパイナップルクーラーが今年も出ている。 昨年と同じ商品なので、当サイトでは今年は取り上げません。昨年の記事をご参照ください。あしからず。


2005年5月23日 
No.462 旬果搾り レモン&シークァーサー <沖縄九州地区限定> / アサヒ

旬果搾り・レモン&シークァーサー 旬果搾り・レモン&シークァーサー  これは今回の新製品ではない。3月16日に今の旬果搾り(ハッピーシリーズ)に変わったときに同時に 発売になった地域限定商品である。

 私は関西在住なので、手に入らないだろうとあきらめていた。もし九州に行く機会でもあれば探してみよう、 くらいに思っていた。ところが、先日、仕事場近くのスーパーを覗いたとき、 新製品のパイン・シークァーサーの隣に並んでいた。大喜びで即購入したことは、言うまでもない。
 さて、グラスに注ぐと色は白濁していて、酸っぱそうな感じを醸し出している。
 香りはグリーンな感じが強く、酸味の強い柑橘の皮のイメージだ。 つまり、ライムにも似ているし、すだちにも似ている。
 口に含むと、やはり鋭い酸のアタックがとても爽快で、ヒリヒリ感すらある。 だが、甘みも適度にあるので、スウィーティーの味にも似ている。 炭酸のピリピリ感との相乗効果で、とても爽やかな飲み口。
 果汁10%(レモン果汁9.0%、シークァーサー果汁1.0%)、アルコール分5%。 原材料:アルコール、シークァーサースピリッツ、泡盛、レモン果汁、シークァーサー果汁、 糖類、酸味料、香料。沖縄県産シークァーサー&泡盛使用。
 旬果搾りは、全般的に甘みが強いものが多いのだけれど、これはシリーズ中では異端。 私の個人的な好みでは、これが一番好きだ。
 こんな良い製品が地域限定とはもったいない。ぜひ全国発売をお願いしたいものだ。


2005年5月24日 
No.463 Dew レモン / アサヒ

デュー・レモン  明日25日発売の「新爽感チューハイ」デュー。 例によって発売前夜の味見。

 グラスに注ぐと液色はほとんどない。香りは適度に酸っぱそうで、何かに似ていると思ったら、 キリンレモンみたいだ。正確には、キリンレモンの香りをもう少し強く、甘そうに仕立てた結果、 かすかにヤクルトに近い匂いも感じられる。
 口に含んだときの酸のアタックはそこそこ強いが、そのあとがほろっと甘く、舌触りはなめらか。乳酸飲料のような後味が残る。 炭酸の爽やかさの後押しで、喉が渇いたときにもぐいぐい飲める。
 果実酒(炭酸ガス含有)。酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。アルコール分5%。
『数種類の果汁等を発酵させたお酒をレモン味に仕上げた「新スッキリチューハイ」です。』という。
 なんだかこの説明だけではよくわからないが、飲んで感じるミルキーな後味は、 発酵に由来する乳酸成分なのだろうか?と思ったりもする。この感じ、好みは分かれるかもしれないが、 私は心地よく感じた。
 それに、果実酒ベースで炭酸を入れて作ったとなれば、カクテルと呼んだ方がいいようにも思う。 が、メーカーがチューハイとしてカテゴライズしている以上、当サイトでもチューハイの範疇に入れておくことにしよう。
 そもそもウオッカ・ベースのものをチューハイと呼ぶようになった時点で、 旧来のチューハイの定義は完全に崩壊してしまったのだから・・。
 この製品、完成度は決して低くはないけれど、ポジショニングが難しい。これまで幾多のチューハイで苦戦してきたアサヒだけれど、 その主因は、どの消費者層にどんなイメージとして訴えかけるかという戦略の明確さに欠けているからだと、私は思う (しかし、そのあたりが比較的明確だった「ドライクーラー」もダメだったしなあ・・)。
 このシリーズも、説明書きから味がイメージできない、高級感もない、おしゃれでもない・・となれば、 誰に飲んで欲しいのかが伝わってこない。今後の広報活動に期待しよう。
 なお、グレープフルーツとライチも出ているので、順次取り上げる。


2005年5月25日 
No.464 −196℃ グレープフルーツ / サントリー

-196℃ グレープフルーツ  昨日(24日)サントリーから発売された新しいチューハイ。

 久々の新製品ラッシュで、こういうときはどういう順番で紹介しようか?と悩むものだが、 私のいつもの方針からして、新チューハイはレモンから、という鉄則がある。
 で、今日はレモンを開ける予定で、冷蔵庫からレモンを取り出したつもりでいたのに、 プルタブを開け、グラスに注ぎ、匂いを嗅いだ時点で、「あっ間違えた」と気づいた。 なんと開けたのはグレープフルーツだった。仕方がないので、そのままテイスティング。
 まず液色はなく、透明。グラスに注ぐと、まるでシャンパンのようにきめ細かい気泡が断続的に立ち上るのが特徴。
 香りは結構甘く、グレープフルーツ・キャンディあるいはガムのよう。 口当たりはクリアで、柑橘の苦味がきいている。だが、酸は弱く、どうにも中途半端な味わい。 後に残るのは、お菓子のような甘さ。
 アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。グレープフルーツ浸漬酒使用。
 果汁何%という表記がないのは、「瞬間フリーズ製法」のためなのだろうか。
 この製品、クオリティを冷静に評価すれば、これまでのチューハイと大差ない平凡なもの。 だけど、「−196℃」というネーミングと、「瞬間フリーズ製法」という不可思議なのに魅惑的な製法のおかげで、 イメージ戦略には成功している。
 言葉は悪いが、"中身よりもイメージ"というサントリーお得意の戦術だ。 こんな絶妙な売り方をされてしまうと、愚直に優れた製品を追究している他メーカーには、辛いものがあるだろう、と私は思う。 ね、タカラさん、メルシャンさん・・。


2005年5月26日 
No.465 −196℃ レモン / サントリー

-196℃ レモン  昨日開ける予定だったのに間違えて先にグレフルを開けてしまった。 それで今日こそはと、このレモンを開ける。

 ツンと酸の立ったレモンらしい香り。ポッカレモン(レモン果汁100%)のビンを開けたときのような香りだ。 とても好感が持てる。
 口に含むと、その酸のみずみずしさが口いっぱいに広がる。キリッとした飲み口は、居酒屋の生レモンサワーを連想させる。
 酸の切れ味もいいが、アルコールのふんわりとした甘みも感じる。普通の缶チューハイよりも高めの度数設定(7%)だからなのだろう。
 想像以上にしっかりとした飲み応え。後キレの悪さは、好みの分かれるところだが、 本格的なチューハイを求める人には、好意的に受け止められるだろう。反対に、「キリン氷結」ファンに代表されるような、 スッキリ感を求める人には、くどいと思われるかもしれない。
 アルコール分7%。原材料:レモン、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。レモン浸漬酒使用。
 昨日のグレフルでは、はっきり言って失望したが、このレモンは見るべきところがあると思う。
 それにしても、サントリーの製品というのは、中身の良し悪しにかかわらず、 イメージ先行で売り出して、たぶんそこそこ売れてしまうのだろう。 もちろん、既に確立されたブランドイメージとか、圧倒的な販売チャネルを利用した横綱相撲であることは否めないが、 消費者に飽きさせない売り方を継続している点は、素直に評価していいと思う。


2005年5月27日 
No.466 Dew グレープフルーツ / アサヒ

デュー・グレープフルーツ  25日発売の新チューハイDewの今度は、グレープフルーツ。

 香りは平凡で甘そうなグレフル香。驚きも感動もまったくない。
 味は、酸が結構あり、適度に苦味もきいて、甘さはそれほどでもない。 後味もそこそこスッキリしているから、飲み飽きはしない。けれど、 これといったセールスポイントもみつからない。
 果実酒(炭酸ガス含有)。酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。アルコール分5%。
 レモンに比べると、こちらのほうが凡庸で、あまり記憶に残る内容ではない。 残念ながら、爆発的に売れる要素は見あたらない。


2005年5月29日 
No.467 Dew ライチ / アサヒ

デュー・ライチ  25日発売の新チューハイDewの今度は、ライチ。

 誰がどう嗅いでもライチだなあ、って香り。やや甘みが強調されてはいるものの、 やさしくジューシーな香りだ。
 味のほうもやや甘みが強いかな?という程度で、くどさはそれほどない。飲み込んだ後に、 口中にあまり味を残さないのは、このシリーズに共通の特徴だ。だから、どんどん飲み進められる。 このあたりは、いかにもアサヒらしい味作り。
 果実酒(炭酸ガス含有)。酸味料、香料。アルコール分5%。
 シリーズ3種の中では、一番まとまりのある内容ではないかと私は思う。


2005年5月30日 
No.468 ギュギュッと搾った。完熟りんごキャロットのお酒 / メルシャン

ギュギュッと搾った完熟りんごキャロットのお酒 ギュギュッと搾った完熟りんごキャロットのお酒  先日、新製品シトラスマンゴーのお酒を紹介した「ギュギュッと」シリーズ。 実は他のフレーバーも今年の1月からリニューアルされている。まだ取り上げていなかったので、 折を見て紹介してゆこう、ということで。

 グラスに注ぐと、写真の通りなんともきれいな色。赤みを帯び、白濁したオレンジ色で、 キャロット(にんじん)の雰囲気が良く出ている。
 立ち上る香りは華やかだが、近くで嗅ぐと、いかにも「野菜汁」な青臭い匂いがする。 まるで、家庭のジューサーでにんじんとりんごから作ったみたいだ。
 味わいは、にんじんの甘みよりも青臭さや土臭さを感じ、そこにりんごの搾り汁の生臭い感じが乗っかっている。 いずれも繊維質の多い野菜と果物ゆえ、どろっとして見るからに健康に良さそうな雰囲気。
 果汁70%(りんご果汁56%、にんじん搾汁14%)、アルコール分4%。 原材料:りんご・にんじん・醸造用アルコール・糖類・酸味料・香料・酸化防止剤(ビタミンC)。 「りんご酸&β・カロチン」。
 グラスに入れて時間が経つと、酸化して青臭さが増してくる。 こういうナチュラルなお酒を作ったアイディアは買うが、そもそもお酒と健康志向ってのは、 あまり合致しないような気もしないではない。


2005年5月31日 
No.469 炭濾過 純生 阿蘇 / サントリー

炭濾過 純生 阿蘇  これ、以前から出ていることは、サントリーのサイトを見て 知っていた。地域限定品のため、私の住む関西では入手できなかったのだが、 先日、仕事場近くのスーパーを覗いたときに、偶然売られているのを発見した。 6本パックでしか売られていなかったので、6本購入した。

 グラスに注ぐと、泡はちりちりとして持続しない。いかにも発泡酒のもの。 液色は極めて薄い。
 香りはクリアで、発泡酒的な臭みはほとんどない。これは純生の特徴だ。
 味わいというものはほとんどなく、その代わりくせもない。ほんのりとした甘みは、発泡酒だから仕方ないか。 苦味は結構ある。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ。九州熊本工場限定醸造。 南阿蘇外輪山水系天然水100%仕込。
「南阿蘇の天然水と清流仁淀川の竹炭で磨いた純生です」という手書き風の文字もおしゃれ。 思わず手に取りたくなるパッケージだ。
 こういうイメージ戦略をさせたら、サントリーは一級品。思わず感嘆、のひとこと。
 ところでこれ、全国販売している普通の純生とどう違うのか。 できれば後日、並べて比べてみたい。


2005年6月1日 
No.470 −196℃ ウメ / サントリー

−196℃ ウメ  サントリーの新チューハイ「−196℃」3つあるフレーバーのうちの3つめ。

 液色は透明。気泡の出方からして、炭酸はそれほど強くなさそう。
 香りは薄めた梅酒のような、いや、梅ジュースといった風情の甘く軽やかな香り。キャンディのようでもある。
 味わいもお菓子チック。甘みが軽快で、炭酸はほどほど。夏の暑い日に、ごくごく飲み干せるライトさ。
 アルコール分5%。原材料:うめ、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。ウメ浸漬酒使用。
 このシリーズって、フレーバーごとのスタイルがそれぞれ違うので、イマイチ統一感がない。 その中では、このウメが一番完成度が高いように思う。
 ところで、今気づいたが、缶に小さく「冷凍庫に入れないでください」と書いてある。
「-196℃」という名前、「瞬間フリーズ」という表記、氷のようなイラストなどのイメージから、 冷凍庫に入れようとする人がいるかもしれない、という配慮なんだろうか。 最近、こういう過剰とも思える注意書きが多いね。食品に限らず、電化製品などにも。


2005年6月2日 
No.471 サントリー 炭濾過 純生 を飲み比べてみました

炭濾過純生&阿蘇 炭濾過純生&阿蘇  先日、炭濾過 純生 阿蘇を取り上げたときに、 普通の純生と比較をしてみたい、と書いた。そこで、今日、実行してみた。

 両者同じように冷やし、今日は、同じステンレス製タンブラー(350ml×2本を飲み比べるため冷温がキープされるように) を用いて、交互に飲んで比べることにした。
 まず、香りに違いはまったく感じられない。臭みもなくクリーンだが、純粋に薄っぺらい。
 味も、味と呼べるものはなく、すっきり感で勝負といった感じ。
 これは気のせいかもしれないが、全国版純生のほうが、純生阿蘇よりも、少し甘みがあるように、 私には感じられた。だがそれも、実に微細な違いなのだけれど。
 水の違いなんて、味わいに大きく影響を与えることはない、と思ってきた私だが、 硬度(ミネラル分含有量)の違いが、もしかすると味に出てくるのかもしれない。
 こんなことを思いながら、ふと缶に記載の栄養成分表示を見てみた。
・全国版純生:エネルギー45kcal、たんぱく質0.1〜0.3mg、脂質0g、糖質3.0%、 食物繊維0〜0.1g
・純生阿蘇:エネルギー43cal、たんぱく質0.1〜0.3mg、脂質0g、糖質2.9%、 食物繊維0〜0.1g
 例えば純生阿蘇のほうが、糖質が0.1%低いから、それだけシャープなんだ、 という説明もできるかもしれない。この数字を先に見たからコメント書いたんだろう、 とあらぬ疑いを掛けられるかも知れないが、テイスティングコメントを書いた後に、この表記を見つけたのは事実。
 そういえば、サントリーモルツ4つの水系のうち、 「南阿蘇外輪山水系」が最もストロングで、甘ったるくない感じがした。
 なお、全国版には「天然水100%仕込と高知の清流仁淀川上流域産の「竹炭」で濾過したすっきり生です」との文字があり、 阿蘇と同じ竹炭を使っているというのはわかる。だが、水は天然水とだけしか書いてないので、たぶん製造工場によって 違うのだろう。ならば、モルツと同じように、関東のものと関西のものでも中身は微妙に違うかもしれないね。


2005年6月6日 
No.472 カクテルパートナー ドライモスコーミュール / アサヒ

カクテルパートナー・ドライモスコーミュール カクテルパートナー・ドライモスコーミュール  間合いを見て紹介している定番品のカクテルパートナー。今回は、ドライモスコーミュール。

 グラスに注ぐと、色はスパークリングワインとジンジャーエールの中間くらい。 香りもジンジャーエールが強く、そこにライム香が寄り添う感じ。
 味わいも香りの印象のそのまんま。アルコールに強い人なら、これは酒ではなく単なるジンジャーエールではないかと 思ってしまうだろう。そのくらいアルコール感がなく、さわやかで、ジューシー。 甘みは適度で、後味もスッキリしている。
 無果汁、アルコール分6%。原材料:ウオッカ、レモンライムスピリッツ、糖類、酸味料、 香料、着色料(カラメル)。
 夏の暑い時期にもごくごくと飲めて、とっても爽快。カクテルという感じではなく、むしろチューハイよりも軽やか。 6%という度数も感じさせない。
 お酒に弱い人にも勧められる。

 ところで、当サイトは昨日(6月5日)で、連続無欠勤更新記録365日を達成し、 一応の区切りがついた。そこで、昨日こんなことを 書き、しばらく休養するようなポーズを取ってみたのだが、それはまったくの冗談。
 まあ、私のそんな冗談を真に受けるようでは、当サイトの常連読者失格です。


2005年6月7日 
No.473 ラムネスカッシュサワー / メルシャン

ラムネスカッシュサワー  実はこれもかなり前に出た新製品だが、入手できなかったのと、入手後も紹介するタイミングを逸してしまって、 今日まで来た。私的には結構気に入っているスカッシュサワー・シリーズ。

 液色はもちろんなく、無色透明。「高炭酸」と書かれているが、 泡の立ち方等、見た目にはそれほど炭酸が強そうではない。
 香りは、もうまさにラムネ!ドンピシャ! ソーダキャンディみたいでもあるが。
 口に入れると確かに強い炭酸の刺激が心地よい。ラムネのイヤらしくない甘みが広がり、 まさに清涼飲料水。ただ、その甘みの中に、少しアルコールっぽいニュアンスを感じる程度。
 このチューハイの最もおいしい飲み方は、こんな感じだろうか。
 夏の暑い夜の風呂上がり、ジョッキにクラッシュアイスをいっぱいつめて、そこに豪快に注ぎ、そして一気に飲む。 気づいたら何となく酔っている。そういうサワーだね。
 アルコール分5%。高炭酸。原材料:醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
 このスカッシュサワー・シリーズはコンセプトがはっきりしていて、どれもイメージに違わない出来映え。 特に「ラムネ」というフレーバーは、まさにこのシリーズの魅力を最もよく伝えてくれるものだと思う。
 よくぞ作ってくれた、と素直に感謝したい。残念なのは、ほとんど売られているのを見ないという点。 販売店からすれば、そんなに売れる商品ではないから、置きたいとは思わないんだろうね。


2005年6月8日 
No.474 サマーショット 2005 <夏季限定> / サントリー

サマーショット  本日発売、サントリーの新製品。分類上、リキュール類となっている。普通、この手の新製品は前夜にコンビニに並ぶものだが、 今日になっても近所のコンビニにはお目見えしなかったので、スーパーで入手した(それも販売されていたのは6本パックのみ)。

 泡は純白。泡立ちはもちろんそれほど良くない。 芳しい香りはもちろんないが、雑穀臭はそれほど強くなく、まあなんとか許容できるレベル。
 なんと言っても口に含んだ瞬間のビリビリした炭酸のインパクトが特徴的。これを心地よいと感じるか、 重いと感じるかは人それぞれだろうが、心地よく感じる人はこの点を高く評価するだろう。
 しかし、ほんのりと甘みが感じられる点は、いただけない。どうせインパクト勝負ならば、 ドラフトワンくらい味を取り去って欲しかった。
 アルコール分5%。原材料名:発泡酒、スピリッツ(小麦)、炭酸ガス含有。 高醗酵・高炭酸。
 小麦スピリッツを使っている点は、スーパーブルーと同じ。だからカテゴリーも同じリキュール類になるのだが、 こちらは硬派なスーパーブルーといったところか。
 SUMMER SHOTという製品名、「高醗酵・高炭酸」の製法、缶に記された"Super Cool"の文字、 青を基調とした爽やかなデザイン。どれをとっても、明確なコンセプトの下に生み出されたことがわかる。 まさにサントリーならではの小気味よい戦略。それだけに、今ひとつ潔さが欠けている点は、残念。
 どうせこの手の商品に、最初から味わいなど求められてはいないのだから、 思いっきり炭酸水みたいな内容にして欲しかった。そうすれば、私はもっと高評価を与えていたと思う。
 ところで最近、夏に向けて新製品ラッシュを迎えている。私も休んではいられない。


2005年6月9日 
No.475 タカラCANチューハイ ダブルミックス ライチ&ライム <季節限定>

WMIXライチ&ライム  タカラから季節限定品として一昨日(7日)に発売になった新製品。2つあるのだが、1つめに紹介するのは、ライチ&ライム。

 まず缶を開けた瞬間に、ライチの甘い香りが漂う。グラスに鼻を近づけると、かすかに柑橘の香りがする。でも、圧倒的にライチが強く、 8:2くらいの感じ。
 色はグラスの曇りじゃないかと思うくらい、微妙に白濁。これもライチらしい。
 口の中でライチ特有の甘みが広がるが、鼻から息を抜くとかすかにグリーンっぽいフレーバーが。 飲み込んだ後にはキュッとした酸が感じられる。
 アルコール分5%、果汁5%。原材料:ライチ果汁、ライム果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。
 このダブルミックス・シリーズは、どれもスキッとした味わいが特徴なのだが、これはライチの甘さが少し気になる。 ただ、後に残るライムの酸が、うまく引き締めてくれている。
 ところで最近、ライチを使ったチューハイが増えている。これも市場をリードするキリン氷結のお陰なんだろうか?
 ライチって、たいてい女の子が好きだよね。男である私も決して嫌いではないのだが、 あのプニッとして中途半端な食感、あのやるせないような中途半端な甘さには、「もっとはっきりせい!」と言いたくなる。 あのどっちつかず感が再現できれば、ライチチューハイとしては成功である。


2005年6月10日 
No.476 カロリ。ローズヒップ&ライチ <限定生産> / サントリー

カロリ。ローズヒップ&ライチ カロリ。ローズヒップ&ライチ  7日発売のカロリ・新フレーバーは、季節限定のローズヒップ&ライチ。ローズヒップなんて、 ハーブとしては名前が売れていても、チューハイでは聞いたことがない。 こんな虚をつく戦法に出てきたのは、いかにもサントリーの巧妙さ。

 缶を開けると、ライチの甘くやさしい香りが広がる。色はシャンパンのように、ほんのりゴールド。 フルートグラスの中で断続的に立ち上る気泡もきれい。
 味もほとんどライチしか感じない。ただ、幾分かスカッとした感じと、アフターのシャープさは、 ライチ単品では出なかっただろうなと思う。
 果汁2.3%(ローズヒップ果汁2%)、アルコール分4%。原材料名:ローズヒップ、ライチ、ウオツカ、酸味料、 香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、炭酸ガス含有。
 カロリ・シリーズに特有の人工甘味料の薄ら甘さは致し方ないが、 それをうまくカバーするだけの爽やかさを実現している。
 サントリーのサイトを見ると、「ローズヒップ果汁の酸味豊かな味わいをベースにほんのりライチ果汁で仕上げた」 と説明がある。そうか、この爽快感がローズヒップの味なのか。果汁比率はローズヒップ2%+ライチ0.3%なんだけど、 どうも私にはライチの風味ばかりが強く印象に残ってしまったのだ。


2005年6月11日 
No.477 タカラCANチューハイ ダブルミックス アメリカンチェリー&ピーチ <季節限定>

WMIX アメリカンチェリー&ピーチ WMIX アメリカンチェリー&ピーチ  7日発売、タカラ・WMIXの季節限定品2種目は、アメリカンチェリー&ピーチ。

 色はきれいなオレンジ・ピンク。アメリカンチェリーと聞いてイメージされるそのまんまの香り。ピーチの感じはあまりない。
 決して甘みがないわけではないけれど、チェリーの酸味がうまくきいて、すっきりした飲み口。 これ以上甘みを抑えたらそっけなくなってしまうだろうなという、ぎりぎりのところに設定された絶妙な甘みは、 WMIXならではと言えるだろう。そのために、桃はほとんど隠し味に徹しているかのようだ。
 アルコール分5%、果汁7%。原材料:チェリー果汁、桃果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料、 野菜色素、紅花色素。
 紺色と赤のストライプのパッケージデザインは、アメリカンチェリーだから星条旗を意識したものなんだね。


2005年6月12日 
No.478 サントリーチューハイ ラムネ味 <夏限定>

サントリーチューハイ ラムネ味  これ、何日か前にコンビニ(LAWSON)でgetしたんだけど、 今日現在、サントリーのサイトには載っていない。 べつにローソンのPBというわけでもなさそうだし、何の宣伝もなく出ているのはなんでだろう。 もしかして試験販売か?いや、夏限定商品を今ごろ試験するはずない。きっと地域限定先行販売か何かだろうね。

 ラムネ味といっても、缶にイラストが描かれているとおり、ライムが入っている。だから、香りも単にラムネだけではなく、 柑橘っぽく、ツンと酸が立っている。
 味は、かなり作られたようなソーダ・フレーバー。ラムネというより、三ツ矢サイダーに近く、 アイスのソーダバーみたいな感じでもある。ライムを使って爽やかさを狙ったのかも知れないが、 要らぬお節介じゃないかと、私は感じた。どうにもお菓子チックな仕上がり。
 ライム果汁0.4%、アルコール分5%。原材料名:ライム、ウオツカ、糖類、香料、酸味料、炭酸ガス含有。
 残念だけど、先日試したメルシャン・ラムネスカッシュサワーのクリアさ、ナチュラルさには、遠く及ばない。


2005年6月13日 
No.479 アサヒフローズンカクテル フローズンスクリュードライバー

アサヒ フローズンスクリュードライバー  たまにはこんなものもいいだろうと思い、自宅前にあるセブンイレブンで買ってきた。

 フローズンカクテルすなわちシャーベット状になったアルコール飲料である。税込280円也。アイスと思えば高いが、 お酒と思えばそんなに高くはないだろう。
 最近流行の朝食用ゼリー状飲料みたいなパッケージに入っているので、飲むというより、吸い上げるといった感じだ。
 ズズッと口に入ったその味は、甘み豊かなバレンシアオレンジ。適度に苦味も感じられて、 単にオレンジシャーベットとしてみても、結構おいしい。
 すぐに柔らかく、飲みやすくなってくるのだが、味は薄まりもせず、さりとて濃厚過ぎもせず、フルーティさが持続。 甘さの中に、確かにアルコール感があるが、冷たいので酔う気がしない。でも、飲み進めると、ふんわり体が温かくなってくる。 冷たいシャーベットを食べたのに不思議な感覚。
 果汁20%、アルコール分4%。原材料:ウオッカ、オレンジスピリッツ、オレンジ果汁、オレンジ果実繊維、 糖類、酸味料、安定剤(増粘多糖類、乳ペプチド、セルロース)、香料、乳化剤。製造者(株)ロッテ、販売者アサヒビール(株)。
 果汁濃度とアルコールのムラを極力発生させないで、最後まで均一な味に保つことができているのは、 実はたいへんな技術ではないかと、ちょっと感動した。
 ところで、裏面の注意書きが面白い。
「歩きながらやスポーツ時の飲用はおやめください」「お召し上がりの時は強く吸いすぎないようご注意ください」 あたりはまだいいとしても、 「十分やわらかくしてからお飲みください」なんて余計なお世話だし、 「長時間持つと手が冷たくなります」には笑った。
 PL法(製造物責任法)ができてからお節介注意書きが増殖の一途だが、 「注意書きしてくれなかったから、手が冷たくなったじゃないか!どうしてくれる」なんて訴える人がいたら面白いけどね。 ・・判決。被告製造会社は、原告に対し、手袋一足を賠償のこと。なんて。


2005年6月14日 
No.480 キリンチューハイ 氷結 グアバクーラー <夏限定>

氷結 グアバクーラー 氷結 グアバクーラー  明日15日が発売日となっている氷結の新製品。昨年からのパイナップルクーラーに加え、 今年はこのグアバクーラーも参戦である。私は、この製品の発売情報を逃していて、 なんと今日コンビニに寄ったとき、現物を偶然発見したのだ。

 しかしこの製品を見たときの率直な感想は、「そろそろネタ切れか?」。 決してグアバが悪いというわけではないが、爆発的に売れそうなフレーバーでもない。
 さて中身だが、グラスに注いだ色は、ほとんど透明。香りは、それほどきつくない爽やかなもの。 グアバなんて、普段あまり果実を食べるようなものじゃないから明確なイメージというものもないのだが、 グアバジュースはもっと濃厚で白濁しているイメージがあるから、これはかなりシャープに作られているのだろう。 炭酸もきいているし、酸味が結構あるので、後味もとても爽やか。
 果汁2.5%、アルコール分5%。原材料:グアバ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
 正直に言ってしまえば、それほど後を引くような味でもないのだけれど、 上手に「氷結フレーバー」に仕立てられている点は、さすがの一言。


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