ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.4661−4680


 
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2015年5月14日[1]
No.4661: 麦とホップ The gold 薫るコク <限定製造> / サッポロ
 むぎとほっぷ ざ・ごーるど かおるこく <げんていせいぞう> / さっぽろ
サッポロ 麦とホップ 薫るコク サッポロ 麦とホップ 薫るコク review
 サッポロ 麦とホップ から「薫るコク」が限定品として登場。 発売日は、5月12日。

 グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がる。 泡持ちも悪くない。
 香りは、芳しいホップ香が強く押し寄せ、とても新ジャンルとは思えない。 ただ、麦とホップに特有のソフトクリームみたいな甘い香りは確かにある。 コクを感じさせる重たさやスケール感があるので、かなりビールっぽい。
 味は豊かな甘味と強烈な苦味。両方へ力強く引っ張り合っている感じで、 まとまりには欠けるが、新ジャンルとは思えぬパワフルさ。 やはり通常の麦とホップの味の傾向の延長線上にあるが、 凝縮感がすごい。
 アルコール分5%。富良野産ゴールデンスター一部使用。 原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)。
 ホップが薫る、夏だけのコク。
 サッポロ社の高い技術力を見せつけられたような製品。新ジャンルもここまで来たかという 驚きがある。
 私の持論として、新ジャンルはヘタに味わいを出そうとすると、えぐみや臭みが目立ってしまうので、 すっきり軽快に仕上げるべきと常日頃言っているが、サッポロ社に限っては、 臭みをうまく隠してビールっぽい雰囲気に仕立てる技を持っているようである。
種別 新ジャンル
CODE:42138GCES#02
2015年5月14日[2]
No.4662: FRUIT BREWING CHERRY & BERRY / 北海道麦酒醸造
 ふるーつぶるーいんぐ ちぇりー あんど べりー / ほっかいどうびーるじょうぞう
北海道麦酒 フルーツブルーイング チェリー&ベリー 北海道麦酒 フルーツブルーイング チェリー&ベリー review
 北海道麦酒醸造のフルーツブルーイング。
 先日飲んだ レモンラガー と同時購入してあった 「チェリー&ベリー」を今日は取り上げたい。

 グラスに注いだ液色は、濁りがあって深い紫。泡はピンク色で、当初は盛り上がる。
 香りは非常に甘酸っぱい。赤・黒・青など数種のベリーが混じったコクのある香りで、 複雑さがある。
 味もしっかり甘酸っぱいが、甘さは強烈ではなく、 渋味が前面に出ている。ぶどうっぽい感じがあるが、ぶどうは使われていない。 あくまでもブルーベリーやラズベリーなどである。 ポリフェノールたっぷりで健康的な感じだが、それもそのはず、 なんと果汁含有率は50%である。
 発泡酒(麦芽使用比率25%未満、果汁50%)。アルコール分5%。 北海道与市産ベリー・さくらんぼ使用。 原材料:麦芽、果汁(ブルーベリー、ラズベリー、チェリー、いちご)、糖類、ホップ、スピリッツ、香料。 製造者:北海道麦酒醸造(株)、 北海道小樽市高島1丁目8-16。
 ビアカクテルとは思えない濃厚さで、飲みごたえ十分。マニアックな製品なので、 万人受けはしないだろうが。
種別 発泡酒
CODE:42138LSEE#UK
2015年5月15日[1]
No.4663: クラフトセレクト ブラウンエール <限定醸造> / サントリー
 くらふとせれくと ぶらうんえーる <げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー クラフトセレクト ブラウンエール サントリー クラフトセレクト ブラウンエール review
 5月12日に2種で登場したサントリーの新シリーズ「クラフトセレクト」。
 既に先日 ペールエール のほうはレビューしたので、 今日はもう一方の「ブラウンエール」を。

 グラスに注いだ液色は、淡い赤銅色。ウイスキーの琥珀色よりは若干赤みが強く、 濃さはそれほどでもない。泡は濃いめのベージュできめ細かく、当初はよく盛り上がるが、 泡持ちはほどほど。
 香りは軽やかなロースト香に、オレンジのような柑橘香が混じる。重たすぎず、 焦げた感じは弱い。
 味も香りの印象どおり軽快な酸味+苦味+渋味が感じられ、麦茶のような焙煎香がふわりと広がる。 中でも酸味がキーとなって他の要素を引っ張っているから、トータルでは優しい味わいとなっている。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
 ホッと心くつろぐ香ばしく深いコク。優しい口当たり。
 クラフトセレクトは世界の多彩なビアスタイルを通じ、個性的な味わいをシリーズで お届けします。
 先日飲んだ ペールエール といい、この ブラウンエール といい、これらのビアスタイルにあまり 馴染みのない人にも受け入れられやすい繊細さ、奥ゆかしさを持っており、 きれいな味わいに仕立てられている。
種別 ビール
CODE:42139GCES#03
2015年5月15日[2]
No.4664: カロリ。グレープフルーツ / サントリー
 かろり。ぐれーぷふるーつ / さんとりー
サントリー カロリ。グレープフルーツ サントリー カロリ。グレープフルーツ review
 サントリー「カロリ。」の定番品全7種が新しくなっている。 発売日は1月27日であった。
 当サイトでは、既に 地中海レモン巨峰アセロラマンゴー の4種を掲載済。 今日は5種めとして「グレープフルーツ」を取り上げる。

 グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。いや、少し黄色っぽいか。
 香りは、苦味と甘味がともに強そうなグレフル香。よくある、ガムのようなニュアンス。
 味はひとことで言って、甘苦い。 適度なジューシー感で、くどさはなく、 どちらかというと甘さよりも苦味が前面に出ていることで、 飲み飽きしない。
 アルコール分4%。果汁6%。カロリー50%オフ。 原材料名:グレープフルーツ、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、苦味料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 みずみずしいグレープフルーツの味わいとしっかりとした飲みごたえを お楽しみいただけます。うれしいカロリー50%オフ!
 リニューアル品のうち、地中海レモン、巨峰、アセロラの3種は中身も変わっているが、 このグレープフルーツを含む4種は、パッケージのみの変更のようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42139GCES#108
2015年5月16日[1]
No.4665: カクテルパートナー はちみつレモネード / アサヒ
 かくてるぱーとなー はちみつれもねーど / あさひ
アサヒ カクテルパートナー はちみつレモネード アサヒ カクテルパートナー はちみつレモネード review
 アサヒカクテルパートナー(通称カクパー)は、時々「これは何?」 「どういう戦略?」「何を目指しているのだろう?」と、首をかしげたくなる新商品が投入されることがある。
 今回のこれなどは最たるもので、「なぜ今"特濃"なの?っていうか、"特濃"って何?」 「カクパーはチューハイに近い路線で行くのか?」「誰をターゲットにしているの?」 と、いくつもハテナ(?)を投げかけたくなる。
 缶に「特濃」の文字はあるけれど、製品名としては、 「カクテルパートナー はちみつレモネード」のようである。
 ともあれ、ニュートラルな気持ちで、中身を見てみよう。発売日は、5月12日であった。

 グラスに注いだ液色は、深い濁りのあるレモンイエロー。まさに 見るからにレモネード。
 香りは、鮮烈とも言えるフレッシュなレモン香。但し、蜂蜜が混ざっているらしく、 甘いニュアンスをまとっており、かなり深みがある。
 口に含むと、「これが特濃か!」という、これでもかというほどの濃い甘さ、 酸味、尖った味わいがある。レモンも蜂蜜も、両方が濃く、主張しあっている。 だからアルコールの強さを感じさせず、温めて飲んでみたいと思ってしまう。
 果汁11%。アルコール分7%。 原材料:レモンリキュール、レモン果汁、シークァーサー果汁、 はちみつ、糖類、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 これは面白い作品である。飲んだらクセになる人も多いに違いない。だけど、 ターゲットが不明瞭である。
 ジューシーな缶チューハイが好きな人向けなのか、度数の高いチューハイが好きな人向けなのか。 度数が7%もあるから、お酒に弱い若い女性向けでないことは明らかだし、 高コストパフォーマンスを指向するガテン系の人たちにとっては味がくどすぎる。 熱烈支持層が想像しにくいのだ。あえて言えば、30代くらいのお酒好き独身OLあたりか。
 飲んでみて、やはりこれをカクパーのラインナップとして出す意図がわからなかった。
 キャラクターのぶれ、あるいは、既存キャラクターの否定につながるような新展開は、 ブランディング戦略としては、一番やってはいけない愚挙のように思える。 メーカーとして、そのブランドを"使い捨て"にしているような印象すら与えかねない。
 品質的には申し分ないので、なぜこれを新ブランドとして打ち出さなかったのか? という残念さは拭えない。まあ、缶の見た目が既にカクパーではないから、 いいのかもしれないが。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42140LSEE#04
2015年5月16日[2]
No.4666: 夏いちばん <夏季限定醸造> / オリオン
 なついちばん <かきげんていじょうぞう> / おりおん
オリオン 夏いちばん オリオン 夏いちばん review
 2013年に初登場し、 昨年も発売され、今年が3年目となるオリオン「夏いちばん」。 今年の発売は、4月7日であった。

 グラスに注いだ液色は、オリオンにしてはかなりしっかりした黄金色。 泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、軽快なホップ香とともに、やや落ち着いたモルトの穀物香がある。
 味はまず苦味がぐっとくる。ただ、重たさやボディの厚みはそんなになく、 基本的にはオリオンらしいキャラクター。 後キレはシャープだが、じんわりと苦味が口中に残る。
 そもそもオリオンといえば、本州の人間からすると夏のイメージがあるが、 この製品はむしろ定番の オリオンドラフト よりは 重たくて、中身はあまり夏っぽくない。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。
 書いていて今初めて気づいたが、昨年まで原材料に「米」が入っていたのに、今年はない。 缶表面には、確かに「麦芽100%×アロマホップ100%」と書いてある。
 オリオン社の ニュースリリース では、『今年の夏いちばんは「麦芽100%で丁寧にうまみを抽出した、ふくよかで上質な味わい」と 「アロマホップ100%から引き出した爽やかな香り」が特徴の、この時期でしか味わえない上質な夏季限定醸造ビールです』 と解説している。
 味わいに力強さを感じたのは、オールモルトに転換したからかもしれない。
 なお、この製品の販売エリアは通常のオリオン製品同様、沖縄県及び奄美群島地区であるが、 他エリア向けには、業務提携しているアサヒビールから5月27日に発売されるようである。
種別 ビール
CODE:42140WAGZ#39
2015年5月17日[1]
No.4667: −196℃ ストロングゼロ ダブルパイナップル <限定> / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶるぱいなっぷる <げんてい> / さんとりー
-196℃ ストロングゼロ ダブルパイナップル -196℃ ストロングゼロ ダブルパイナップル review
 -196℃ストロングゼロシリーズの期間限定「ダブルパイナップル」。 発売日は、5月12日であった。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。
 香りは、たっぷりと甘酸っぱいパイン香が立ち上っている。
 味は、香りの印象どおり甘味が強く、酸も意外と立っている。 さすがにアルコール感も強く、これでもかという飲み応えがある。
 アルコール分8%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。パイナップル果汁1%。パイナップル浸漬酒使用。 原材料:パイナップル、ウオツカ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 パイナップル浸漬酒と果汁をダブルで使用したストロングな果実感とアルコール8%のストロングな飲みごたえ!
 昨年 もこの時季に出ていたが、 今年の製品の中身は昨年と同じもののようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42141KSES#05
2015年5月17日[2]
No.4668: 有機農法ビール / 日本ビール
 ゆうきのうほうびーる / にっぽんびーる
日本ビール 有機農法ビール 日本ビール 有機農法ビール review
 日本ビール(株)がつくる「有機農法ビール」。
 当サイトでかなり昔に一度取り上げたことがあるが、今回スーパーで偶然売られているのを発見し、 パッケージが若干変わっていることに気づいたので、購入してみた。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはそれほどでもない。
 香りは非常に垢抜けない。干し藁や腐葉土のような匂いの中に、 モルトの穀物っぽさが埋もれている。華やかなところはひとつもない。
 味も香りの印象どおり、土や籾殻(もみがら)みたいなニュアンスが強く、 古ぼけている。雑味はないのだけれど、苦味が強く、さらにどよっとした甘さがあって、各要素がバラバラ。 ボディの厚みは今ひとつだが、後味にはずしっと苦味が残る。
 アルコール分5%。原材料:有機麦芽、有機ホップ。
 有機栽培された原料のみで醸造されたビールは、飲む人の体にも、環境にも優しいビールです。
 オーガニック素材だけを使ってつくると、こんなふうに暴れた感じになってしまうのか。 それとも、こういう味を企図してつくられたものなのか。 飾らない感じが、ナチュラルと言えばナチュラルなんだろうが。
種別 ビール
CODE:42141MVES#UK
2015年5月18日[1]
No.4669: 一番搾り 神戸づくり <神戸工場限定醸造> / キリン
 いちばんしぼり こうべづくり <こうべこうじょうげんていじょうぞう> / きりん
キリン 一番搾り 神戸づくり キリン 一番搾り 神戸づくり review
キリン 一番搾り 神戸づくり
 "地元うまれの一番搾り" と銘打ち、全国9工場 (北海道千歳工場、仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場、岡山工場、福岡工場) ごとに味の違いや個性を楽しめる製品が、5月19日に発売されることになった。
 現在、「絶対もらえるキャンペーン」の名で、通常の一番搾りを買ってシールを集めると、 全9種のセットがもらえるキャンペーンを展開中で、嵐(ジャニーズ)が出演するテレビCMも投入されている。
 今回発売されるのは、それぞれの工場の製品が出荷されるエリア限定であり、 私の"地元"では、この「神戸づくり」が店頭に並んでいる。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で力強く盛り上がり、泡持ちも上々。
 香りは、最初パッと芳しいホップ香が立つが、 どちらかというとやや粉っぽい穀物のニュアンスが強い。
 口当たりはかなり渋味が強い。その後に、みずみずしい酸と重たい苦味が やや分裂気味に感じられる。じんわりと旨みの凝縮感が余韻として残る。
 アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米。
 缶裏には、次のような説明文がある。
 神戸で生まれた一番搾りです。
 一番搾り製法で兵庫県産山田錦のうまみを引き出しました。 華やかな香りが漂う、神戸ならではの上品なおいしさ。 伝統的なものと新しいものとが融合した街を思い浮かべながら、腕によりをかけてつくった一番搾りです。
 神戸工場醸造長 野口勝弘
 通常の一番搾りでは使われない、米(兵庫県産山田錦)を副原料として使うことで、 独自の味わいを演出しているが、味の系統としては、やはり酸と苦味が強くてやや分裂気味という、 一番搾りのキャラクターを踏襲している。
種別 ビール
CODE:42142KSES#-01
2015年5月18日[2]
No.4670: 淡麗プラチナダブル / キリン
 たんれいぷらちなだぶる / きりん
キリン 淡麗プラチナダブル キリン 淡麗プラチナダブル review
 キリン淡麗プラチナダブルが新しくなっている。 5月上旬製造分から順次切り替えとのことである。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濃い黄金色。カラメル色素によるものだろう。 泡はジュワジュワ大きく音を立てるが、すぐに減衰。
 香りはノンアルコールビールによくある、時間が経って酸化したビールのような、 紅茶の茶葉ような匂いがする。柑橘香に近い甘酸っぱい雰囲気もある。
 味もノンアルコールに近く、ほんのり甘味をつけたアイスティのようで、 そこにホップで無理矢理苦味をつけた感じ。 従来品以上にそのゴリ押し感というか、わざと苦味をつけた感じが強まったように思う。 後味には、甘味料特有のだらっとした甘さが、強い渋味を伴って残る。
 アルコール分5.5%。麦芽使用率25%未満。プリン体0.00、糖質0。 原材料:麦芽・ホップ・大麦・糖類・カラメル色素・アルコール・香料・酸味料・乳化剤・ 甘味料(アセスルファムK)。
 機能性発泡酒に真っ当な味を求めるのは無理なので、特にけなすつもりはない。 健康上の理由でプリン体や糖質オフの製品を求める人たちに対し、 どれだけビールに近い味わいを提供するかというのが、この種の製品の使命。 キリン製品らしいグッとくる苦味を備えた味になっている点は評価したい。
種別 発泡酒
CODE:42142GCES#RN03M
2015年5月19日[1]
No.4671: ビターズ エクストラビター / キリン
 びたーず えくすとらびたー / きりん
キリンビターズ エクストラビター キリンビターズ エクストラビター review
 キリンビターズから、新製品「エクストラビター」が出た。 発売日は、今日5月19日である。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに黄色っぽくも見える。 ガス圧が高めなせいか、勢いよくグラスに注ぐと、かなり泡が盛り上がる。 もちろんビールみたいに長く持続はしないが。
 香りを嗅ぐと、何かに似ている。 何だろう? よく考えてみたら、サントリー SKYY BLUE だ。
 柑橘に薬草の風味をプラスしたような、化粧品臭い匂い。 チューハイというより、シャープな味わいのカクテルを思わせる。
 味はピュアなアルコールに軽やかな酸味だけをつけたように、シンプル。 ライムを使っているようだが、ライム特有のグリーンな感じは強くない。 甘味は抑え込まれている。後味には渋味が残る。 とにかくアルコール臭い感じなので、強いチューハイが苦手な人には向いていない。
 アルコール分8%。 原材料:ウォッカ・リキュール(ハーブ・レモンピール)・ライム果汁・ 酸味料・香料。製造者:麒麟麦酒(株)。
 パッケージデザインからしてシャープな感じで、製品特性をよく表している。
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 当サイトの連続無欠勤更新記録が、本日をもって4000日に達しました。 いつもご訪問くださる皆さまに感謝申し上げます。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42143KSES#00
2015年5月19日[2]
No.4672: TOPVALU バーリアル(韓国産新ジャンル)/ イオントップバリュ
 とっぷばりゅ ばーりある / いおんとっぷばりゅ
TOPVALU バーリアル TOPVALU バーリアル review
 イオングループのP.B.である"TOPVALU"ブランドの新ジャンル「バーリアル」 のパッケージが新しくなっていた。缶右肩に「大麦10%増量」と書いてあるから、 中身もきっと変わったのだろう。

 グラスに注いだ液色は、わりとしっかりめの黄金色。
 泡はきめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、軽快なホップ香を基調としながら、やはり新ジャンル特有の臭みがやや感じられる。
 味は苦味が実にしっかり。この苦味だけで、飲みごたえがあるように思ってしまうが、 実はそんなにコクはなく、ボディ感が弱い。 ただ、一般的な新ジャンルと比べると、重たさはある。 一方、後キレも悪くない。
 アルコール分5%。 原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、スターチ、大麦)、スピリッツ。 原産国名:韓国。輸入者及び引取先:イオントップバリュ(株)。
 マイルドでコクのある味わい クリアな後味
 元々新ジャンルにしてはしっかり感のある味わいだったので、 従来品 との違いはよくわからなかった。
種別 新ジャンル
CODE:42143GCKO#RNUK
2015年5月20日[1]
No.4673: 百人のキセキ 魅惑の黄金エール <限定醸造> / サッポロ
 ひゃくにんのきせき みわくのおうごんえーる <げんていじょうぞう> / さっぽろ
サッポロ 百人のキセキ 魅惑の黄金エール サッポロ 百人のキセキ 魅惑の黄金エール review
 サッポロビールから発売された「百人のキセキ 魅惑の黄金エール」。 コンビニエンスストア限定で、昨日5月19日の発売である。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。 泡は純白で非常にきめ細かく、泡持ちも良い。
 香りは、ソフトクリームのような甘さの中に、鋭い柑橘香が混じり、そのベースにモルトの穀物香が ある。エールらしく華やかでふくよかな香りだが、一方でサッポロらしい力強さも感じさせる。
 口に含むと、最初の舌触りはベルベットのように優しいのに、 口の中で香味が広がると、ふんわりとした甘さと、グッとくる苦味が一気に感じられる。 ジューシーで肉感的。噛んで味わえるほどの複雑さ。
 飲み込んだ後も、そのジューシーな余韻が続き、舌の根には強い苦味が残っている。
 アルコール分7%。原材料:麦芽・ホップ。
 ビール愛好家のべ17,000名とSNSを通じて造り上げたキセキのビール第2弾の復活販売です。 チェコ産ファインアロマホップ使用による上品な香りが際立つ味わい豊かなゴールデンエールをお楽しみください。
 昨年8月に同じくコンビニ限定で発売された、至福のブラウンエール に続き、 サッポロの「百人ビールラボ」で開発された商品の第2弾である。
 昨日から LAWSON の「お試し引換券」対象商品となっており、 レギュラー缶は1本あたり110 pontaポイントで入手可能。まだ残っているかどうかわからないが、 私は昨日2本、本日2本をもらってきた。
 なお、通常販売価格は219円。非常にお買い得だと思う。
種別 ビール
CODE:42144LSEE#01
2015年5月20日[2]
No.4674: TOPVALU バーリアル 糖質50%OFF(韓国産新ジャンル)/ イオントップバリュ
 とっぷばりゅ ばーりある とうしつ50ぱーせんとおふ / いおんとっぷばりゅ
TOPVALU バーリアル 糖質50%OFF TOPVALU バーリアル 糖質50%OFF review
 昨日、イオングループのP.B.であるTOPVALUの新ジャンル バーリアル のリニューアル品を飲んだが、 今日は同シリーズの「糖質50%オフ」のリニューアル品。
 こちらも、昨日のレギュラー版バーリアルと同様、 いつリニューアルしたのかの情報はないが、気づいたら店頭にこの新製品が並んでいた。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
 泡は粗いが、最初はちゃんと盛り上がる。泡持ちはほどほど。
 香りに新ジャンル特有の臭みは乏しい。軽快なホップ香がある。 昨日飲んだレギュラー版より、こちらのほうがピュアな感じだ。
 味は概ねクリアで、軽やかな苦味がある。 香りに臭みがほとんど感じられなかったのと同様、 味わいもすっきりときれい。但し、糖質オフなのでコクはない。
 軽快に飲めて、後キレもよい。
 アルコール分4%。 原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、スターチ、大麦)、スピリッツ。 原産国名:韓国。輸入者:アイク(株)。販売者:イオントップバリュ(株)。
 飲んでみて 従来品 との違いはわからなかったが、完成度の高い製品だということは言える。 これが1本税込95円程度で買えるのだから、驚愕である。
種別 新ジャンル
CODE:42144GCKO#UK
2015年5月21日[1]
No.4675: 一番搾り 岡山づくり <岡山工場限定醸造> / キリン
 いちばんしぼり おかやまづくり <おかやまこうじょうげんていじょうぞう> / きりん
キリン 一番搾り 岡山づくり キリン 一番搾り 岡山づくり review
キリン 一番搾り 岡山づくり
 "地元うまれの一番搾り" と銘打ち、全国9工場 (北海道千歳工場、仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場、岡山工場、福岡工場) ごとに味の違いや個性を楽しめるという一連の製品。 つい先日、私の"地元"で入手できる 神戸づくり をレビューした。
 他地域のものも何とか入手できないか。もちろん、ネットで各地域から1箱ずつ購入すればコンプリートは 可能かもしれない。いや、そこまでしなくても、96本購入すれば、キャンペーンで全9種セットがもらえる。 しかし、毎日何かしら新製品を飲まなければならない私にとって、同じビールを96本購入するのは重たすぎる。
 そんな中、なんと私が入手できない他地域のものを送って頂けるという、ご協力者が現れた。 そのありがたいご厚意をお受けすることとした。Tさん、ありがとうございます。
 ということで、今日は「岡山づくり」を紹介したい。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちもよい。
 香りは、クリームのようなファットな甘さの中に、土や堆肥などの悪く言うと田舎くさいニュアンスがあって、 モルトの力強さを感じる。
 味は甘さと渋さが絡み合い、少しワイルドな感じがある。 一番搾りの典型的なキャラクターである強い酸と苦味がより一層前に出て来ている感じで、 暴れたような飲みごたえがある。飲み込んだ後、それら味わいの各要素のそれぞれが しばらく力を保ったまま尾を引く。
 アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米。
 缶裏には、次のような説明文がある。
 瀬戸内の恵みを感じる一番搾りです。
 一番搾り製法で岡山県産雄町米のうまみを引き出しました。 きりっとした上品な味わいのある、岡山ならではのおいしさ。 「晴れの国おかやま」の豊かな食材の良さを引き立てる、 腕によりをかけてつくった一番搾りです。
 岡山工場醸造長 家村友也
キリン 一番搾り 岡山づくり&神戸づくり
 今日はせっかくなので、「神戸づくり」と同時に開けて、比較してみた。
 神戸との対比で言うと、岡山は香りに一層のぶ厚さや田舎くささを感じ、 味わいのパンチ力が強い。神戸は細身で繊細なクリーミーさと適度なキレがあるのに対し、 岡山は野太い押しや鈍さが感じられる。
 とまあ、偉そうに語っているが、その差は非常に小さい。 実のところ、最初のうちは全然違いがわからなかった。しばらく時間を置き、 温度が上がってきたところで更に時間をかけて飲み比べたら、 上記のような差異が感じ取れたのだ。
 神戸で使われている山田錦も、岡山の雄町も、いずれも良い清酒を産み出す 酒造好適米として有名な銘柄である。しかし、米の違いが味わいに差異を与えているというよりは、 醸造長の理想というか、狙い所の違いが味の違いとなっているのではないか。
 ただ、何度も言うが、2本の差はわずかである。 続けざまに飲むという、今回の私のような試みをしなければ、 ほとんど気づかない程度の差である。
種別 ビール
CODE:42145PRST#02
2015年5月21日[2]
No.4676: タカラCANチューハイ すりおろしメロン <限定出荷> / 宝酒造
 たからかんちゅーはい すりおろしめろん <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
タカラ すりおろしメロン タカラ すりおろしメロン review
 タカラCANチューハイ すりおろし「メロン」。 昨年7月に限定品として初登場し、今年もまた限定品として、5月19日に発売された。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いグリーン。 よく見ると微細な繊維質が浮遊している。
 香りは、クリームソーダ! 人工的なメロン香+クリームの甘いニュアンス。
 味は香りの印象どおりかなり甘味が強い。くどいと言えるほど。 ツンとしたメロンらしい芳香があるが、かなり作り物っぽい感じは否めない。
 アルコール分3%。果汁1%。 原材料:メロン果汁、メロン果肉、アルコール、糖類、酸味料、香料、増粘多糖類、 甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、紅花色素、クチナシ色素。
 メロンを"すりおろし"たような果汁感とすっきりとした味わいが特長の果実入りチューハイです。
 昨年の製品と、中身は変わっていないようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42145GCES#02
2015年5月22日[1]
No.4677: 一番搾り 福岡づくり <福岡工場限定醸造> / キリン
 いちばんしぼり ふくおかづくり <ふくおかこうじょうげんていじょうぞう> / きりん
キリン 一番搾り 福岡づくり キリン 一番搾り 福岡づくり review
キリン 一番搾り 福岡づくり
 "地元うまれの一番搾り" と銘打ち、全国9工場 (北海道千歳工場、仙台工場、取手工場、横浜工場、名古屋工場、滋賀工場、神戸工場、岡山工場、福岡工場) ごとに味の違いや個性を楽しめるという一連の製品。
 昨日、岡山づくり をレビューしたが、 今日は、さらに西へ行って「福岡づくり」を紹介する。 こちらも奇特な協力者様のお陰で今回手に入ったものだ。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちもよい。
 最初に軽快で清冽なホップ香が立ち上るのが特徴的。淀みのない、ピュアな感じだ。
 口当たりも透明感があり、スッと入ってくる。軽くてヤワか?と思うと、 実は苦味がぐいぐいと力強く押してくる。その後から一番搾りの特徴である強めの酸味が 追いかけてくるが、あくまでも苦味の押しが先行し、それがしっかりとした骨格をつくっている。
 素直で、しかしながら芯のしっかりしている九州の女性のようなキャラクターである。 一歩引きつつ、実は主張がはっきりしている。
 アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
 缶裏には、次のような説明文がある。
キリン 一番搾り 福岡づくり&神戸づくり
 九州産麦芽で仕込みました。
 一番搾り製法で九州産麦芽のうまみを引き出しました。 九州の食に合う、しっかりとしたうまみと華やかな香り。 活気あふれる地元を愛する人々を思い浮かべながら、 腕によりをかけてつくった一番搾りです。
 福岡工場醸造長 泉 賢一郎
 昨日同様、今日も「神戸づくり」と比較してみた。
 香りの美しさ、けがれのなさは福岡が上。その分、最初は押しが弱いように見える。 神戸のほうが若干だが厚塗り感がある。しかし味は福岡のほうが苦味の存在感が強く、 筋が通っている。神戸は主張をあまりせず、しなやかで弱々しい。
 神戸づくりも、昨日の岡山づくりも、副原料として米が使われているが、 この福岡づくりは通常の一番搾り同様、麦芽100%である。そこに、ピュアさの違いが あるように思うが、九州産麦芽の力強さが、この製品のキャラクターをつくっている。 いや、もしかすると、水の硬度が高い(ミネラル成分が多い)のかもしれない。
種別 ビール
CODE:42146PRST#03
2015年5月22日[2]
No.4678: カロリ。キウイフルーツ <初夏限定> / サントリー
 かろり。きういふるーつ <しょかげんてい> / さんとりー
サントリー カロリ。キウイフルーツ サントリー カロリ。キウイフルーツ review
 5月19日にカロリ。初夏限定品が2種出た。
 今日はそのうち「キウイフルーツ」のほうを飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、ほんのりと色づいている感じもある。
 香りは、ツンと真っ直ぐ責めてくるキウイ香。 酸が強調されている。
 味も香りの印象どおり、甘酸っぱい。 キウイ特有の生臭い感じもあって、 ナチュラルだが、甘味料特有の甘さも口に残る。
 アルコール分3%。果汁1.0%。カロリー50%オフ。 原材料名:キウイフルーツ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 キウイの爽やかな香りと甘酸っぱい味わいがお楽しみいただけます。 うれしいカロリー50%オフ!
 昨年8月 に出た製品と、 中身は変わっていないようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42146KSES#03
2015年5月23日[1]
No.4679: 超男梅サワー <限定販売> / サッポロ
 ちょうおとこうめさわー <げんていはんばい> / さっぽろ
サッポロ 超男梅サワー サッポロ 超男梅サワー review
サッポロ 超男梅サワー
 サッポロとノーベル製菓のコラボによって生まれた「男梅サワー」から、 初の派生商品である「超男梅サワー」が期間限定で登場。 発売日は、5月19日である。
 通年商品の 男梅サワー と比べ、度数が高く、味も濃厚なものである。

 グラスに注いだ液色は、紫に近い暗い赤。
 香りは、梅しそ。まさに梅干しの匂いを嗅いでいるよう。
 味はその香りのイメージのまま。いや、もっとしそ感が強い。 強い塩気と酸味が、喉に刺すようにやってくる。 ここまで塩っぱいと、何だか体に悪そうな気がしてくる。 ロックにするか、水割りにでもしたほうが丁度いいのでは?とすら思う。
 飲み込んだ後には、しそ味が口中にしっかりと残る。
 アルコール分8%。原材料:梅・スピリッツ・糖類・酸味料・香料・果実色素・ビタミンC・カラメル色素 ・甘味料(スクラロース)。
 缶裏に、次のような文章が書かれている。
 超梅え男は、
 一、中身の濃い男たれ  一、限界を超えて行け  一、力は隠れて磨け
 一、恩は倍にして返せ
 これはかなりマニアックな製品である。この果敢なチャレンジを評価したいと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42147KSES#04
2015年5月23日[2]
No.4680: カロリ。チェリー <初夏限定> / サントリー
 かろり。ちぇりー <しょかげんてい> / さんとりー
サントリー カロリ。チェリー サントリー カロリ。チェリー review
 5月19日に発売された、カロリ。初夏限定品。  2種のうち、昨日既に キウイフルーツ をレビュー済。 今日はもう一方の「チェリー」を。

 グラスに注いだ液色は、透明感のある淡いピンク。
 香りは、いかにもというチェリー香が、ツンと香り立つ。
 味もキュンと甘酸っぱい。 甘さは適度に抑えられ、さっぱりしている。 強い酸のほうが前面に出ており、 キリッとした後味なのだが、甘味料特有のだらっとした甘さが少し残る。
 アルコール分3%。果汁0.3%。カロリー50%オフ。 原材料名:チェリー、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 甘酸っぱくて爽やかなチェリーの果実感をお楽しみいただけます。 うれしいカロリー50%オフ!
 昨年の今ごろ、初夏限定 サワーチェリー という製品が出ていたが、 中身はそっくりである。もしかすると、名前を変えただけなのかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:42147KSES#04

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