ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.521〜540


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2005年8月12日 
No.521 タカラCANチューハイ ダブルミックス すだち&伊予柑 <中国・四国限定>

WMIX すだち&伊予柑 WMIX すだち&伊予柑  中国・四国限定商品。これも一昨日の東北限定商品、 昨日の北海道限定商品と一緒に入手したもの。

 色はほとんど透明だが、かすかに白濁している。もちろん果汁のゆえだろう。 香りはグリーンな感じが強く、すだちが前面に出ていると思われる。伊予柑の香りは引っ込んでいるので、 甘そうな感じではない。シトラス系のシャワーコロンみたいな匂い。
 キリッとした味。緑の柑橘というのは、ライムがそうであるように、カクテル類にとても向いている。 ということは、すだちの代わりに、ゆずでもいいのかな。
 甘さが適度に抑えられ、スキッとした後味。喉の渇きをいやすのにもいい。
 アルコール分5%、果汁1%。原材料:すだち果汁、伊予柑果汁、スピリッツ、高果糖液糖、香料。

 私は柑橘類の中では、伊予柑が一番好きなのだが、このチューハイは伊予柑の特徴である優美な甘さをあえて香料などで強調せず、 グリーンな感じを前面に出すことで、クリアな味を実現している。この味作りは正解であると思う。
 この缶も「W MIX」の白抜き文字の下に、中四国地方の地図が描かれている。


2005年8月13日 
No.522 カルピスサワー グレープフルーツ <期間限定>

カルピスサワー グレープフルーツ  カルピスサワーは先日アセロラレモンを紹介したが、そのとき既にこれも入手していたものの、 私の場合どうしてもこういったものは後回しになってしまう。 これも期間限定品らしい。

 色は白濁したカルピス色。香りはグレープフルーツキャンディといった風情で、ちょっと甘そう。
 味も香りの印象どおり甘い。カルピスの甘酸っぱさが生きている。そこにアルコールの甘さが加わり、 グレープフルーツの苦味が乗っている。ジューシーで飲み応えがあるが、その分、爽快感は今ひとつ。
 アルコール分4%、果汁2.5%。原材料名:グレープフルーツ果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、 酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。


2005年8月14日 
No.523 タカラCANチューハイ コラーゲンイン レモン

コラーゲンイン・レモン  実はこれ、もう半年とかそれ以上前に入手していたのに、冷蔵庫にも入れられず部屋の隅で存在を忘れ去られていたもの。 タカラのコラーゲンイン・シリーズのレモンである。

 まず香りだが、酸味よりもハチミツのような甘みを彷彿とさせる柔らかさで、少し化粧品臭い感じもあり、 車の芳香剤のようでもある。
 というふうに書くと、否定的な感じだが、決して不快な匂いではない。レモンキャンディーみたいな感じだ。
 口に含んだ感じは、酸がマイルドで、レモネードの雰囲気。やはり甘さがハチミツっぽい。
 ふつうのレモンチューハイとは明らかに違う味わいだが、これはこれでおいしいと思う。
 果汁8%、アルコール分4%。原材料:レモン果汁、りんごリキュール、コラーゲンペプチド(ゼラチン)、 香料、酸味料、ビタミンC。糖類不使用。コラーゲン1000mg配合。


2005年8月15日 
No.524 マカディア・スパークリング / サントリー

マカディア・スパークリング マカディア・スパークリング  開けるタイミングを逸して、もう相当長い間冷蔵庫の奥に眠っていたもの。 新製品ラッシュの一段落した今しかないと思い、開けた。

 液色は淡いピンク。香りは、グレープフルーツが優勢で、そこにナトリウムっぽい匂いが加わっているので、 たとえて言うなら、グレープフルーツ果汁に少し海水でも混ぜたような香りだ。
 味は想像以上に甘く、結構口中に残る感じ。炭酸が効いているので、キレは悪くない。後味には、薬草のニュアンスが感じられる。
 アルコール分5%、果汁4%。原材料名:スピリッツ、ブランデー、ルビーグレープフルーツ、レモン、 ライム、マカ、ローズヒップ、糖類、酸味料、香料、食用赤色40号、ベニバナ黄色素、炭酸ガス含有。
「マカとローズヒップのお酒」マカディアをベースに、ルビーグレープフルーツ果汁と炭酸で割ったカクテル。 それほどフルーティでもないし、それほどシャープでもない。なんだか正体がわからないうちに飲み進めてしまう。そんな感じだ。


2005年8月16日 
No.525 クローネンブルグ

クローネンブルグ  フランスのビール。

 純白の泡はきめ細かいが、力はほどほど。液色はやや濃いめのブロンド。
 香りはモルトの土っぽい感じが強く、そこに歯磨き粉みたいな(スペアミント的)ホップ香が寄り添う。 その地味な第一印象を持ったまま飲むと、味は意外にも軽やかなので、あれ?っと思う。 初夏のハーブ畑みたいな清々しく青い印象の味わい。
 アルコール分約5%。原材料:大麦麦芽、ホップ。輸入者:日本ビール(株)。
 ラベルに大きく「1664」の文字があるが、ボトルにも「1664」のレリーフが。 言うまでもなく、このビールが1664年から生産されていることを示すものだが、次のように仏語でも書かれている。
 Brasseur Depuis Seize Cent Soixante Quatre.
 英訳すればBrewer Since 1664ということだが、Seize=16、Cent=100、Soixante=60、Quatre=4で、 16×100+60+4=1664を表すフランス独特の年数表記法だ。
 私のキライな某都知事サンが、「フランス人は数も数えられない国民で、フランス語は公用語として失格」 みたいな発言をして、大ひんしゅくを買っていたが、少なくとも私は仏語を学び始めた時、このしくみを知ってとても感動した。 例えば1999は、dix-neuf cent quatre-vingts dix-neufで、19×100+20×4+19という計算をしていることになる。 少なくとも日本語の千+九×百+九×十+九=1999よりも、もっと高度な数え方だと思うのだが。


2005年8月18日 
No.526 オルヴァル

オルヴァル オルヴァル・グラス  ベルギーのビール。
 これぞトラピスト・ビールの最高峰と言えるオルヴァル。ボウリングのピンのような独特のシェイプをもつボトルもおなじみ。 なんとまだ当サイトでは取り上げていなかったので、恭しく開けることにしよう。

 グラスに注ぐと、不自然なくらいに盛り上がる泡。石けんのようだ(右写真は、あえて泡を盛り上げてみた)。 液色は、薄い麦茶程度だが、濁りがある。酵母が残存しているからである。
 香りは、バナナ+ブラウンシュガー。フルーティで、豊潤で、甘そう。
 口に含むとアルコール度数が結構高く感じられ、しびれるような感覚も。酸味と苦味の絶妙な二重奏。圧倒的な凝縮感。
 単なるアルコール飲料の枠を超えて、「ビールというご馳走」を味わわせてもらった感じ。 この小宇宙に飲み込まれたら、もう黙って陶酔するしかない。そんなパワーがある。
 アルコール分約6.2%。原材料:麦芽、ホップ、酵母。麦芽含有率76%。


2005年8月19日 
No.527 元祖びわこいいみちビール クリアー

びわこいいみちビール クリアー びわこいいみちビール クリアー・グラス  名前の通り滋賀県の地ビール。ラベル中央に金色の琵琶湖の地図が配されている。

 泡は純白できめ細かい。外観は、白濁した黄金色。
 乳酸系の甘酸っぱい香り。ヨーグルトのようでもあり、もっと濃厚なチーズのような感じもする。 飲むと香りの印象ほどは華やかでなく、酸は強いのだけれど、ある程度苦味も効いていて、締まりがある。 後味にも適度に酸味がある。
 アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(有)南海 滋賀県甲賀市水口町三大寺235。

 世界の名品もいいが、こういった郷土の味わいみたいな製品もいい。


2005年8月20日 
No.528 元祖びわこいいみちビール ストロング

びわこいいみちビール ストロング びわこいいみちビール ストロング・グラス  昨日に引き続き、びわこいいみちビール。こちらはラベル中央に銀色の琵琶湖の地図(クリアーのほうは、金色だった)が配されている。

 泡はカフェオレ色できめ細かい。外観は濃いめの麦茶のような赤銅色。
 クリアーと同じく乳酸っぽい香りと、黒糖の香りが混じって、"酸っぱ香ばしい"印象だ。 味も苦味は適度で、ヨーグルトのような甘酸っぱさが中心。ただ、キレは悪くない。
 アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(有)南海 滋賀県甲賀市水口町三大寺235。

 昨日のクリアー同様、特に突出したところがなく、きれいにまとめられている。


2005年8月23日 
No.529 秋味 / キリン

秋味 2005年  今年もやってきましたこの季節。毎年恒例になっているキリン秋味。発売日は明日24日。
 中身は変わっていないと思うが、毎年パッケージが異なるので、当サイトでも毎年取り上げざるを得ない。

 このビール、泡立ちが良いことが分かっているので、洗い立てのグラスをあえてギンギンに冷やし、泡が立ちにくい状態で 注いでみた。
 最初は、やっぱり盛り上がりが弱いかな?と思ったが、純白のきめ細かな泡が、注いでいるうちにどんどん盛り上がってくる。 さすがに力強い。液色は、あれ?こんな薄かったかな?と一瞬思ったのだが、たぶん、濃い濃いと思い込んでいたがゆえのことだろう。
 香りに華やかな感じはあまりなく、どっしり感がある。味もその香りの印象どおり重たく、ぎゅっと凝縮されたような苦味が口の中に 錨を下ろすよう。ボディがはっきりしてぶれがない。土臭いイメージがあるので、きのこ類と相性がよいかも(松茸のような繊細なものではなく、 もっとワイルドなもの)。
 このビール飲みながら、大ぶりの椎茸を豪快に網焼きし、醤油をちょっと垂らして食べたら、おいしそうではありませんか。
 アルコール分6%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。「麦芽たっぷり1.3本分」。
 地味な部類の味わいなので、毎日飲んでも飽きないだろう。


2005年8月24日 
No.530 サントリーチューハイ ダブル搾り 和梨&白ワイン <季節限定>

ダブル搾り 和梨&白ワイン  昨日23日発売のダブル搾り。いかにも秋を感じさせる新製品だ。

 グラスに注ぐと液色はなく透明なので、サイダーのように見える。 香りは、ホントに自然な感じの梨。ほんのり甘そうで、みずみずしい感じがよく出ている。
 味もほんのり優しい甘味が中心。たぶん、梨果汁を搾ったら決してこんな味にはならないんだろうけれど、 梨をかじったとき、こんな味がするよなあ、というイメージをよく再現してくれている。
 白ワインを使っているとのことだが、残念ながらワインの味はしない。味だけのことを考えれば、 べつにウオツカでもよかったのだと思うが、白ワインという響きがもたらす優美さが欲しかったということなのだろう。 そういうイメージを大切にする製品作りをさせたら、サントリーの右に出るものはないだろう。
 果汁1%、アルコール分5%。原材料名:梨、スピリッツ、白ワイン、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。白ワイン0.25%使用。 1缶350ccの0.25%といったら、たった0.875ccだ。ワインの味などするはずないよね。
 ともあれ、かすかに秋の匂いを感じはじめるこの季節、夜風にあたりながら飲むのにいいチューハイ。


2005年8月25日 
No.531 サントリーチューハイ ダブル搾り アプリコット&オレンジ <季節限定>

ダブル搾り アプリコット&オレンジ ダブル搾り アプリコット&オレンジ  こちらも23日発売のダブル搾り。なぜアプリコット&オレンジが秋なのか、よくわからないが。

 色は淡いピンクとオレンジの中間。ワインでいうと、カリフォルニアのジンファンデルから造った"ブラッシュワイン" を水で2倍希釈したみたいな色だ(←かえってわかりにくい表現か)。
 香りは、オレンジグミみたい。柑橘特有の尖った感じはなく、アプリコットの甘い雰囲気が勝る。
 味も柔らかい。もっと甘いものを想像していたけれど、酸味も甘味もとても控えめで、炭酸の爽やかさが前面に。
 果汁2.2%、アルコール分5%。原材料名:アプリコット、オレンジ、スピリッツ、糖類、酸味料、 香料、果実色素、ベニバナ黄色素、炭酸ガス含有。
 最近、ダブル搾りの新作は、どんどんクリアな方向に行っている。ちょっと前までダブル搾りといえば、 濃い・甘いというイメージだったが、だいぶ変わってきた。好ましい変化である。


2005年8月26日 
No.532 本搾りチューハイ プレミアム 国産林檎 <期間限定> / メルシャン

本搾りプレミアム 国産林檎 本搾りプレミアム 国産林檎  これも23日発売の新製品。私が常々高く評価しているメルシャンの本搾りプレミアム。その新作は、国産林檎。

 缶を開けたとたん、まごうことなきリンゴ汁の香りが。グラスに注ぐと、液体はどろっと重たそうな印象だ。 相当白濁しているんだろうなと予想していたが、白濁というよりも、かなり黄色い。すり下ろした果肉が入っているわけじゃないが、 おろし金でおろすと、こんな感じの汁が出て来そう。
 もういちどゆっくり香りを嗅ぐと、ほのかに生臭い匂いがする。時間が経つと、 その生臭さがどんどん強くなってくる。
 味は、一瞬あれ?っと思うくらいにそっけない。もっと酸が強いのかと思ったら、角がなく、やさしい甘さ。 果汁とアルコールの甘さがうまくシンクロしているようだ。少し味が中抜けの印象もあるが、 その分、後味がすっきりしている。炭酸のピリッとした感じもいい。
 果汁48%、アルコール分4%。原材料:りんご果汁・ウオッカ。

 缶に、「本搾り3つの秘密」として、次のことが書かれている。
 (1)糖類、香料、着色料 無添加
 (2)ふじ、紅玉などの国内産林檎果汁と、果実をまるごと搾って低温凝縮させたオリジナル果汁をブレンド
 (3)甘さの中にきりっとした酸味がある国産林檎の味わいを活かしたチューハイの果汁割合として最適を目指した 果汁量48%


 りんご味の缶チューハイって、本当に良いものが少ないのだけれど、これは確かに最高水準だろう。でも、リアルな味であるがゆえに、 くどい感じがしてしまう。好みは分かれるだろうね。


2005年8月27日 
No.533 ギュギュッと搾った。プレミアム ニュージーランドゴールドキウイのお酒 / メルシャン

ギュギュッと搾ったプレミアム ニュージーランドゴールドキウイのお酒 ギュギュッと搾ったプレミアム ニュージーランドゴールドキウイのお酒  今月23日は新製品が揃って発売された日で、これもその一つ。メルシャン・ギュギュッとシリーズのプレミアム版だ。

 色は輝く黄色。果汁分が多いために、どろっとした感じで、白い泡が立つ。
 香りは、キウイと言われなければパインではないかと思う。ただし、蚊取り線香を焚いた中でパインを食べている感じ。 あるいは、パインにドクダミを混ぜて、そこにヨーグルトをかけたような。
 ちょっと変な表現をしてしまったが、味のほうは、素直で甘酸っぱいキウイ・フレーバー。キウイを丸かじりしたみたいな豊潤な味。 酸も強いが甘味はもっと強い。でも、バランスは悪くない。
 果汁50%、アルコール分4%。原材料:ゴールドキウイ・醸造用アルコール・糖類・香料・酸味料・酸化防止剤(ビタミンC)。 「日本人の味覚に合わせて開発された、果肉の色が黄色で糖度の高いニュージーランド産ZESPRI(ゼスプリ)ゴールドキウイを使用しました。 濃厚でコクがあるおいしさと、爽やかな後味が楽しめます」との表記あり。
 250ml缶の半分(50%)が果汁というわけだけど、キウイ果汁をそんなに飲むことなんて、普通ないよね。 その珍しい体験ができるだけでも価値がある。繊維質をたっぷり含み、濁って黄色い液体の中に、かすかに黒い粒子が浮遊している様子は、 たしかにキウイなんだなあ、と納得させられる。チューハイのような爽やかさとか、しっかりしたアルコール感などはない。


2005年8月28日 
No.534 こんがり秋生 / サントリー

こんがり秋生 こんがり秋生・グラス  またまた今月23日発売の新製品。サントリーから毎年この時期に出ている期間限定発泡酒。 昨年までは「味わい秋生」という製品だったが、今年からロースト麦芽を使用し、「こんがり秋生」と名前を変えた。

 ロースト麦芽を使用しているというわりには、色はそんなに濃くはない。発泡酒としては確かに濃い部類だけれども、 ヱビスビールくらいの濃さではないだろうか(直接比べたわけではないから、わからないが)。
 香りは、まあまあ臭みが弱い部類。最近の発泡酒は、だいたいこんなもんだろう。ロースト香などはない。
 味はかなり苦味がきいていて、ピリピリとシャープな印象だが、アフターにはやはり発泡酒特有の薄ら甘い感じがある。 これはもうどうしようもないのだろう。
 アルコール分6.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ。ビリビリ感の正体は、高いアルコール度数というわけだったのか。
 ところで、今年の缶は、イラストがかわいい。サントリーのサイトでは、このイラストをもとにした壁紙とかスクリーンセーバー が提供されている。私も早速、リスやら鹿やら鳥が動くスクリーンセーバーをダウンロードして、使っている。


2005年8月30日 
No.535 カクテルパートナーワインカクテル サンライズルビー / アサヒ

Cocktail Partner サンライズルビー Cocktail Partner サンライズルビー  明日31日が発売日のカクテルパートナーのワインカクテルシリーズ。3種あるが、まずは赤ワインを使ったサンライズルビーから。

 色はかなり毒々しい赤というか、かき氷のいちごシロップ(原液)のような色だ。 香りは、説明に窮するような、あまり嗅いだことがない、どちらかといえば果実っぽくなく、 プールの水みたいな薬っぽい香り。
 飲めば、ああこの薬臭い感じは、すごく薄いオレンジジュースに似ているなあ、と思う。 そこに、ぶどうの渋みが加わると、確かにこんな味になるのだろう。色はワインに近いが、味はワインというよりぶどうジュースの感じが勝っている。
 炭酸と、かなり強いぶどうのタンニン分の相乗効果で、思いのほか締まった飲み口。甘さも適度に抑えられているので、 後味もくどくない。
 果汁2%、アルコール分5%。原材料:オレンジリキュール、赤ワイン、オレンジ果汁、グレープ果汁、糖類、 酸味料、香料。「赤ワインにオレンジ果汁とグレープ果汁を加え、ソーダで割ったすっきりしたワインカクテルです」とある。
 缶のデザインも、これまでのカクテルパートナーとは違って、ゴールドがベースになっていて、高級感を醸し出している。 最近は缶チューハイもウオッカ・ベースのものが多くなって、カクテルとの垣根がどんどん低くなっているのだが、 まだまだこのニッチには可能性が残されているのかもしれない。そんなことを感じさせる商品だ。


2005年8月31日 
No.536 旬果搾り AUTUMN SELECTION ぶどう・木いちご <秋限定> / アサヒ

旬果搾り ぶどう・木いちご 旬果搾り ぶどう・木いちご  本日31日新発売の旬果搾り・秋の限定品。いつもこの旬果搾りは、なかなか手に入りにくいのだが、 今回は運良くスーパーで安売りされていた。2種あるが、まずは「ぶどう・木いちご」から。

 色は、くしくも昨日取り上げたカクテルパートナーワインカクテル サンライズルビーに似ているが、 こっちのほうが少し薄い。濃いめのロゼワイン程度(例えば、タヴェル地区のロゼ)。
 香りを嗅いでまず思ったのは、ぶどうと木いちごって、香りの親和性が高いんだなあということ。とてもうまくお互いを引き立て合っている。 ふんわり甘い感じだが、適度に引き締まっている。
 味も軽やかで、甘ったるくはなく、ぶどうのタンニン分が適度に締めてくれる。アルコール度数が低いので、 後味もスッキリと軽やかだ。
 果汁10%(ぶどう果汁7%、木いちご果汁3.5%)。なぜ7%と3.5%で10%なのかわからないが、 たぶん10.5%と書くと中途半端だから、約10%ということなんだろう。アルコール分は4%。 原材料:アルコール、ぶどう果汁、木いちご果汁、糖類、酸味料、香料。
 最近の旬果搾りは、昔とは方向性が180度違って、ひたすらかわいいテイストに徹しているようだ。 これはこれで、ターゲットがはっきりするから、戦略として間違ってはいないだろう。


2005年9月1日 
No.537 旬果搾り AUTUMN SELECTION りんご・木いちご <秋限定> / アサヒ

旬果搾り りんご・木いちご 旬果搾り りんご・木いちご  昨日31日新発売の旬果搾り・秋の限定品。2つめは「りんご・木いちご」。

 色はこちらも昨日の「ぶどう・木いちご」に酷似しているが、こちらのほうが少し薄い。 香りは、りんごが前に出て、キリッとした印象。
 味もりんごの酸がいい具合に効いて、スキッと飲みやすい。そこに木いちごのキュートな甘酸っぱさが加わって、 チェリーにも似た可憐な味わい。
 果汁14%(りんご果汁10%、木いちご果汁4.1%)。アルコール分4%。 原材料:アルコール、りんご果汁、木いちご果汁、糖類、酸味料、香料。
 夏の2種(パイン・シークァーサーライチ・レモン・パッションフルーツ)が、 かなりタイプの違うものだったのに対し、今回の2つは同じ木いちごを使っていることから、かなり系統が似ている。


2005年9月2日 
No.538 カクテルパートナーワインカクテル シャルドネスプリッツァー / アサヒ

Cocktail Partner シャルドネスプリッツァー Cocktail Partner シャルドネスプリッツァー  8月31日に発売されたカクテルパートナーのワインカクテルシリーズ。2種目は、白ワインを使ったシャルドネスプリッツァー。

 色は淡いイエローグリーン。まさに白ワインというか、スパークリングワインのような外観。
 香りは、レモンのような鋭い柑橘香が目立つが、レモンは使われていないはず。 さらに、柑橘香よりも乳酸のような感じが強いので、果汁ではなくグレープフルーツリキュールの香りが前面に出ているのだろう。
 味は少しグリーンな感じがあり、こちらはグレープフルーツ果汁なのか。やはり酸味が強く、ワインの感じはあまりない。
 果汁2.2%、アルコール分5%。原材料:グレープフルーツリキュール、白ワイン、グレープフルーツ果汁、 糖類、酸味料、香料、着色料(カラメル)。
 飲めば飲むほど酸っぱく感じるが、それゆえに飲み飽きない。この味を生かすためには、よく冷やして飲むべきだろう。


2005年9月4日 
No.539 カクテルパートナーワインカクテル ロゼピーチ / アサヒ

Cocktail Partner ロゼピーチ Cocktail Partner ロゼピーチ  8月31日に発売されたカクテルパートナーのワインカクテルシリーズ。最後の3種目は、ロゼワインを使ったロゼピーチ。

 きれいなピンク色の液体の中を、細かな泡が静かに立ち上って、うっとりするような美しさ。香りは、桃、桃。確かに桃。 わざとらしい感じもなくはないが、まあ果汁感を楽しむようなものではないから、これでいいだろう。
 結構甘いんだろうなと思って飲むと、意外にも酸が強い。通常ピーチカクテルに予想される味わいよりも相当鋭い印象。 飲み干した後にも口中に酸っぱさが残る。
 果汁2.2%、アルコール分5%。原材料:ピーチリキュール、ロゼワイン、ピーチ果汁、グレープ果汁、 糖類、酸味料、香料。


2005年9月6日 
No.540 キリンチューハイ 氷結 ロゼスパークリング

氷結ロゼスパークリング 氷結ロゼスパークリング  明日9月7日が発売日の新しい氷結Premiumシリーズ。赤ワイン用ぶどう品種である「ピノノワール」と「メルロー」の果汁を使い、 ロゼのスパークリングワイン風に仕立てたものだ。これまでワイン用ぶどうを使ったものとしては、 同じ氷結Premiumシリーズに「シャルドネスパークリング」がある。また、既になくなってしまったが、 タカラから2年ほど前に、「スキッシュテイスティ カベルネ・ソーヴィニヨン」というのも出ていたことがある。

 さて、中身にいこう。
 まず、色は淡いサーモンピンク。なかなかワインっぽい。 香りは甘く、グレープ香にカシスのようなニュアンスが加わる。
 色はピンクでも、味はだいぶ紫っぽい。それでも、グレープジュースほど渋みもなく、軽やかな喉ごし。 芳香剤か香水みたいな若干作り物っぽいフレーバーが口に残る。
 果汁4%、アルコール分5%。原材料:ブドウ果汁(ピノノワール果汁・メルロー果汁)・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。 製造者はキリンディスティラリー株式会社となっている(販売者はもちろん麒麟麦酒株式会社)。
 ピノノワールという高貴な印象を与えるぶどうを使った作戦は、賢い。見た目もきれいだし、 氷結らしくソフィスティケートされた商品であると思う。


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