No.561〜580
2005年9月26日
No.561 CAN PAIR 瀬戸内だいだい / 中国醸造
少し間が空いたが、中国醸造のCAN PAIR 瀬戸内シリーズの3種目は、
「瀬戸内産だいだい入り」。
色はほとんどないが、若干黄色っぽい。香りの系統がはっさくに似て、
タケダ・プラッシーみたいな線の細いオレンジ香。
味も、酸がきいていて、果実の甘さではなく、甘味料の甘さしか感じない。
中身をわざとスカスカにしたと言ってもいいくらい、
不自然にシャープな味わいに仕上げている。
果汁5%、アルコール分4%。原材料:ウォッカ・だいだい果汁・糖類・香料・酸味料・甘味料(スクラロース)。
販売元:中国醸造株式会社(広島県廿日市市桜尾1-12-1)。
缶に、次のような説明が。
● 果汁がUPして、よりジューシーな美味しさに
● カロリーを35%カット(当社比)
だいだい味チューハイというのは初めてだったので、期待していたが、思ったほど味に深みがなかった。
いや、このシリーズはこの軽やかさこそが特徴なのだ。ジューシーさを求めてはいけない。
2005年9月27日
No.562 −196℃ Premium 初ブドウ <山梨産巨峰2005収穫> / サントリー
本日発売の新しい−196℃は、発売前から期待の大きかった製品。
サントリーのサイトでも以前からブドウの生育、収穫状況などを
FLASHの映像で伝えてきており、かなり長い予告期間だったといえる。
そして中身だが、まず缶を開け、グラスに注ぐ段階で、華やかに香りがまき散らされるのに驚く。
ほんのりパープルに染まった液体。とてもナチュラルな感じの色だ。
グラスに鼻を近づけると、妖艶で深みのある甘い香りに魅了される。もちろん香料は使っているのだが、
わざとらしい感じはない。
味は、あっさりしているのにコクがある。ぶどうのタンニン分がしっかりと感じられ、炭酸がピリッと後味を締める。
巨峰の味がうまく出ている。
アルコール分5%。巨峰浸漬酒使用。原材料名:巨峰、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、ぶどう果皮色素、
炭酸ガス含有。
期待していた以上の出来映え。この−196℃シリーズは売上げ好調のようだが、
これまでの製品は、はっきり言ってあまり見るべき所がなかった。しかし、満を持して発売したこの「初ブドウ」が、
イメージアップに貢献することは間違いないだろう。
これまでに出たすべてのぶどう味チューハイの中で、最高得点を与えたいと私は思う。
2005年9月28日
No.563 宝チューハイ壜詰 クラシック
こんな製品も出た。タカラから今月20日に発売された「宝チューハイ壜詰」だ。
いかにもレトロな感じの壜(びん)が、雰囲気を醸し出している。
グラスに注ぐと、色はかなり黄色い感じ。シュワシュワッという音と共に、ソーダの泡が立ち上る。
香りを嗅ぐと、不思議なことに、ウイスキーみたいな香りがする。もちろん香りづけをしているのだが、
往年のチューハイはこんな感じだったのだろうか。
味はほんのり酸が感じられ、炭酸がビリビリと強いので、まるで薄めに作ったウイスキーのハイボールに
レモンか何かを加えたみたいな味だ。
甘味はなく、アルコール感のほかは後味までシャープなので、
これなら和食のお供にもよい。
びんの裏ラベルには、次のような製品説明がある。
「チューハイは昭和20年代の東京下町で「焼酎ハイボール」として生まれたといわれています。
宝チューハイ壜詰(クラシック)は、宝焼酎を使用し、そのチューハイの原点ともいえる独特のドライな味わいを
再現したオリジナルチューハイです。」
アルコール分6%。無果汁。原材料名:焼酎、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、紅花色素、炭酸ガス含有。280mlびん入り。
2005年9月29日
No.564 果実きわだつチューハイ レモン / タカラ
タカラから27日に発売になった新しいシリーズ。果実酢を使ったチューハイだ。まずはレモンから。
色は無色透明。香りはツンと鋭く、レモンの酸が前面に。とてもフレッシュな第一印象だ。
味は甘味がうまく抑え込まれており、キュッとした酸が目立つ。炭酸が結構強く、ピリピリと口の中を刺す感じ。
思わず「薄い」と言ってしまうくらいに、クリアな味作り。しかし、名前の通り果実感が際立っているので、
水っぽいわけではない。
果汁3%、アルコール分5%。原材料:レモン果汁、果実酢(レモン)、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
果実酢を使っているということで、もっと酢酸の感じが前面に出ているのかと思ったが、
クエン酸っぽさのほうが勝っている感じで、思いのほかジューシーだった。
2005年9月30日
No.565 果実きわだつチューハイ ブルーベリー / タカラ
果実きわだつシリーズの2本目に紹介するのは、ブルーベリーというチューハイとしては珍しいフレーバー。
缶を開けた瞬間に立ち上るのは、ロッテガム・ブルーベリーにとても似た香り。色はグレープよりは赤く、
ラズベリーよりは青い。
味は酸が効いて、シャープな口当たり。甘ったるい感じはみじんもなく、後味までクリア。
ブルーベリーというともう少し甘いのか?と想像していたが、見事なまでにすっきりと仕上げている。
果汁3%、アルコール分5%。原材料:ブルーベリー果汁、果実酢(ブルーベリー)、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、野菜色素。
さすがにこのフレーバーはどうなんだろう?というものも、タカラなら心配はない。常にそんな安心感を与えてくれるブランドだが、
その期待を裏切らないのは、見事の一言。
2005年10月1日 [1]
No.566 宝チューハイ壜詰 レモン
9月20日発売、宝チューハイ壜詰の2種目は、レモン。
グラスに注ぐと液色はなく、無色透明。炭酸がビリビリと音を立て、グラスの中で大きな気泡が沸き上がる。
それどころか、グラスの外まで跳ね上がってくる。まるで、キリンレモンを注いでいるみたいだ。
ツンとしたレモンの香り。その下にふんわりとしたアルコールの甘い香り。とても透き通っていて、わざとらしい感じはない。
「アルコールの香り」と表現したのは、やたら華やかだったり芳しい香りを持つ最近の焼酎とは違い、
往年の宝焼酎は良い意味で「エタノールの香り」を持っていたからだ。
味はキリッとしていて、甘味がほとんどない。そうそう、本来のチューハイって、こういう透き通った味だったっけ。
いくら飲んでも甘くないので、口の中がスッキリしたまま。何本でも飲めてしまいそうだ。
アルコール分6%、果汁4%。原材料名:焼酎、レモン果汁、水溶性食物繊維、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。280mlびん入り。
2005年10月1日 [2]
No.567 アサヒ スタウト 復刻調ラベル
当サイトをいつもご覧くださる常連の方からメールをいただいた。
アサヒスタウトの復刻版が出ていますよと。阪神百貨店にあるということなので、早速買いに行ってきた。
びんの裏ラベルを見ると、「当時のラベルを再現しました。中身は現在のスタウトであり、
当時の処方に基づくものではありません。」と書かれている。
まあ、現在の製品すら入手は決して容易ではないので、この復刻版が更に貴重であることは言うまでもない。
中身の詳細については、現在のスタウトを飲んだときの私のコメントを参照していただきたいが、
簡単に紹介するならば、このアサヒスタウトという製品は、日本製だからといって決して侮ることのできない
素晴らしい内容である。
色は黒く濃く、タバコのようなスモーキーフレーバーと、口の中を満たす深く芳醇な甘味。
最後はしっかりとした苦味が締める。
ビーフジャーキーをかじりながらでもいいし、コロッケなんかを肴にしても、そつなく合ってしまいそう。
そういう懐の深さを持っている。秋にはサンマの塩焼きなどにも合わせてみたい。
アルコール分約8%。原材料:麦芽、ホップ、糖類。334mlびん入り。
2005年10月2日 [1]
No.568 果実きわだつチューハイ グレープフルーツ / タカラ
9月27日発売、果実きわだつチューハイの3種目は、グレープフルーツ。
色はグレフルらしく、白濁している。香りも大方想像のつく平凡なグレフル香。
フレッシュ感よりも、ガムやキャンディみたいな甘そうな香りだ。
このシリーズに共通の特徴である口に入れた瞬間の尖った感じの酸が印象的。キュッとした酸とともに、
炭酸の刺激が存在感を示す。だが、そのあと、結構甘味を感じるのが、このグレフルの特徴でもある。
適度にジューシーで、適度にすっきりしていて、味にくどい印象はない。さすが、タカラらしさがこの製品にも出ている。
果汁5%、アルコール分5%。原材料:グレープフルーツ果汁、グレープフルーツ酢、果実酢(レモン)、
醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
原材料の中で、「グレープフルーツ酢」と、「果実酢(レモン)」の2つが使われているのが面白い。
なぜレモンの方だけ「果実酢」と書いているのか不明だが、とにかくアタックの鋭さがレモンであろうことだけはわかった。
2005年10月2日 [2]
No.569 OH!LA!HO BEER(おらほビール)アンバーエール / 信州東御市振興公社
だいぶ間が空いたが、これまで2種紹介したおらほビールの3種目は、アンバーエール。
液色は麦茶程度で濁りがある。泡の色はカフェオレ色。
カラメルとバナナが混じったような香り。わりと細身で、抑制のきいた感じの香りだ。
味は、想像以上に苦味と渋みが強い。口に含んでいる間はフルーティな甘味が広がるものの、
飲み込んだ後は、苦味と渋みが口中を引き締める。エールの中でもアンバーエールは引き締まった感じのものが多いとはいえど、
これは相当にストイックな味わいだ。
アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:(株)信州東御市振興公社(長野県東御市和3875-2)。
「カラメル麦芽と淡色麦芽のブレンドによる「琥珀色」のビールです。
上面発酵の特徴であるフルーティな香りと、ホップの華やかな風味が生きています。ほのかに甘い芳醇なビールです。」
との説明あり。
2005年10月3日
No.570 宝チューハイ壜詰 グレープフルーツ
9月20日発売、宝チューハイ壜詰の3種目は、グレープフルーツ。これまでクラシック、レモンと紹介したが、これが最後の1本。
炭酸が強く、グラスに注ぐとジュワジュワ音がして、おびただしい気泡が立ち上るのは、
このシリーズに共通の特徴。色は無色透明。
香りはポカリスエットのようで、柔らかい。結構甘いのかな?と想像させる。
ところが、味の方はやはりこのシリーズ共通で、甘味はほとんどない。香りの印象とのギャップが面白い。
後味がクリアなので、いくら飲んでも飲み飽きない。
アルコール分6%、果汁5%。原材料名:焼酎、グレープフルーツ果汁、水溶性食物繊維、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。280mlびん入り。
昔、チューハイが誕生した頃には、グレープフルーツチューハイなんてなかったと思うのだが、
もしあったならば、こんな味だったんだろうな、と思わせる内容。
2005年10月4日
No.571 サッポロ 冬物語(2005-2006 Limited Edition)
毎年恒例のサッポロ冬物語。今年は、明日5日が発売日となっているが、例のごとく発売前日である今日、入手した。
やっぱり泡立ちがよい。右の写真は、2注ぎめの泡が落ち着く前の状態なので、この後少し待って、3注ぎめを入れた。
それにしても、この力強さだけで、期待感を煽られるというもの。
甘く清々しくはっきりと、アロマホップが香る。これぞ贅沢なピルスナーという第一条件。
口に放り込めば、その軽やかな香りの印象とは裏腹に、ずしっと重い苦味がくる。
実に飲み応えがある。造り手が気を抜いていないから、飲み手も気が抜けないなあ、と思わせる。
飲み込んだ後には、またミントのような爽快な余韻が。
ふと気づいたのだが、昨年のものとはだいぶ仕上がりが違うように思う。
昨年はもっと香りもひっそりとしていたし、地味な感じだったと記憶する。今年は香りもある程度華やかで、
妖艶な飲み応えがある。レシピが変わったのかな? それとも、私の気のせいだろうか。こんなことを考えながら、
昨年の自分のコメントを読んでみたら、昨年も、その前の年に比べて内容が変わったのでは?
という主旨のことが書かれている。もし私の感覚が正しければ、年々、軽やかかつ華やかな方向に変えられているようだ。
サッポロビールの醸造技師の方にぜひ聞いてみたいものだ。
アルコール分約5.5%。原材料:麦芽、ホップ。
今年の缶のイラストと題字は、さだまさし氏によるものだそうである。
シンガーソングライターのさださんがこんなに味のある絵を画くとは知らなかったけれど(私だけ?)、
何よりそういう人物を起用したアイディアには脱帽。芸能人画家で、随所でもてはやされているのは
例えば片岡鶴太郎氏とか、ジミー大西氏だが、あえてそういう所に行かないのが、シブイ。
2005年10月5日
No.572 白麒麟 冬季限定醸造 / キリン
この製品も既に冬の定番となった(昨年の製品は、こちら)。
毎年、サッポロ冬物語とデザインが似ているのも特徴だ。
泡に持続力がなく、液色も薄いのは、典型的な発泡酒といえる。だが、香りは極力臭みが抑えられていて、
可もなく不可もない。
味の方もそこそこクリアな印象で、発泡酒臭いというほどではない。まろやかで、やや甘味を感じる。
RICH TASTEと書かれているのも、あながち嘘ではない。ビールの飲み応えとは明らかに一線を画すが、
これだけコクがあるのに臭みの弱い仕上がりは、さすがと言えよう。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類。
昨年の製品に対する私のコメントを見ると、結構重厚な内容だったように思えるが、
それに比べると、今年の方が若干だがすっきり感が増したのかもしれない。いや、単に私の味覚のブレなのかもしれないが。
2005年10月6日
No.573 カロリ。黒糖梅酒 / サントリー
既に9月6日から発売されている新製品。発売直後に入手はしていたが、他に優先すべき商品がたくさんあって、
紹介が随分と後回しになっていた。
色はほんのり黄色で、もちろん炭酸入りなので、気泡が立ち上る。
香りは「黒糖梅酒」と言うのにふさわしい。梅とザラメを合わせたようなこってりした香りで、
プリンのカラメルソースに梅をプラスしたみたいな感じでもある。
味は梅酒らしい酸味が中心だが、奥に黒糖の甘味がある。だが、黒糖以外の人工甘味料のほうが鼻につくのが玉にきず。
後味はあまりスッキリしない。
アルコール分4%。原材料名:梅浸漬酒、ウオツカ、黒糖、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、炭酸ガス含有。
紀州産南高梅使用。カロリー50%オフ。糖類80%オフ。
健康系で売る「カロリ。」シリーズならではの製品だが、黒酢りんごと同様、どこか中途半端で、
熱烈支持を得るには決定的な魅力に欠ける。先は長くないだろう。
2005年10月7日
No.574 DEW ジンジャーレモン / アサヒ
9月28日発売。DEWの新ラインナップ。実は、例のように発売前夜にコンビニ等を見て回ったのだが、
どうも私の生活圏内にあるコンビニには置いていない。それから数日後、スーパーに並んでいるのをやっと見つけてgetした。
どうせ発売当日に紹介できなかったので、もういつでもいいやという気になり、後回しになっていたのだ。
まず色は無色透明。香りは、カナダドライ・ジンジャーエールよりももっと生姜臭い。
無名メーカーのジンジャーエールだと、時々こんな匂いのものはある。そして、ジンジャーの脇にレモンらしき爽やかな香りが。
強い炭酸の刺激と相まって、とてもドライな飲み口。甘さは極めて抑え込まれている。味は、最初レモンだなあと思わせておいて、
実は結構生姜っぽい。グラスに注いで時間が経つと、温度が上がるせいか、もっと生姜っぽさが出てくる。
もちろん、後味はキリッとしている。
アルコール分5%。果実酒(炭酸ガス含有)。酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
なぜ、レモンジンジャーではなくて、ジンジャーレモンなのかが、飲んで分かった。
2005年10月8日
No.575 果実きわだつチューハイ りんご / タカラ
9月27日発売、果実きわだつチューハイの4種目は、りんご。
色はちょっと黄色っぽくも見えるが、ほとんど透明。
明らかに果汁だけではないなというツンとしたリンゴ香。さわやかな第一印象。
口当たりも想像どおりキリッとしている。炭酸がきついのはこのシリーズに共通。
甘味が弱いので、飲み続けても口中に変な甘ったるさを残さない。4つのフレーバーの中では、
これが一番「酢」を感じるように思う。
果汁5%、アルコール分5%。原材料:りんご果汁、りんご酢、
醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
2005年10月9日
No.576 ちゅらディア スパークリング / サントリー
9月27日発売。買ってから相当後回しにしてきた感じがあるが、まだ12日しか経っていない。
そのくらい当サイトでは発売即掲載を心がけているのだが、私の中での優先順位がどうしてもビール、発泡酒、
チューハイという感じなので、カクテル類は後回しになってしまうのだ。
ちゅらディアは、もともとサントリーから出されているシークワーサー、ウコンなどを使ったリキュールだが、
これは、そのちゅらディアを使ったカクテルである。
グラスに注ぐと、色はなく、透明。香りはシークワーサーらしいグリーンな感じの柑橘香と、
「ああ、これがウコンだな」と思わせる鉄さびとイオウの混じったような匂いを感じる。
収斂性のある酸が、口中をきゅっと引き締める。少し薬臭い感じもなくはないが、
酸の鋭さと、後味のすっきり感が、全体的に爽やかな印象を作り出している。
アルコール分4%。果汁4%うちシークワーサー0.1%。原材料:グレープフルーツ、シークワーサー、
スピリッツ、泡盛、ウコン、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
ネーミングといい、パッケージデザインといい、あいかわらずサントリーはうまいと思わせる製品だ。
2005年10月10日
No.577 マカディア スパークリング(2005/9/27リニューアル製品)/ サントリー
こちらも9月27日に発売となったものだが、以前出ていた製品のリニューアル版だ。
色は淡いピンク。香りは軽めのグレープフルーツ香が中心だが、派手さはない。
甘味がかなりあって、やや薬草というか漢方薬みたいな臭みがある。
以前の製品のほうがもっと飲みやすかったような気もする。
アルコール分4%、果汁4%。原材料名:ルビーグレープフルーツ、レモン、ライム、スピリッツ、ブランデー、
マカ、ローズヒップ、糖類、酸味料、香料、野菜色素、ベニバナ黄色素、炭酸ガス含有。
以前の製品との違いで目立ったものは、アルコール度数が5%から4%に下がっているということだが、
その他、原材料の使用比率も若干変わっている。
2005年10月11日
No.578 カロリ。柚子 〜はちみつ入り〜 / サントリー
明日10月12日が発売日のカロリの限定生産品。柑橘系のチューハイは数々あれど、
柚子単品というのは珍しい。
色は無色。炭酸が強くないので、あまり気泡も立ち上らない。
香りを嗅ぐと、確かに柚子っぽい感じはあるが、本物の柚子はもっとグリーンな感じだろう。
はちみつ入りなので、香りにも甘いニュアンスが加わって、幾分か優しい印象。
味は、思いのほか甘い。はたしてはちみつを入れる必要が本当にあったのだろうか。
せっかく「健康系カロリ。」なのに、イメージを崩しているような気もする。
いや、はちみつの甘さというよりも、人工甘味料の不自然な甘さが際立っている。
そのわりに味わいには深みがない。爽やかさも今ひとつ。
果汁0.2%、アルコール分4%。原材料名:ゆず、ウオツカ、はちみつ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
炭酸ガス含有。カロリー50%オフ。糖質80%オフ。
一言で評するならば、柑橘の上ずみソーダみたいな飲物だ。中途半端な製品。
2005年10月12日 [1]
No.579 奥州仙台七夕祭り(伊達政宗麦酒)
宮城県の地ビール。先日取り上げた奥州仙台伊達政宗麦酒の姉妹品だ。
色はやや黄色みが強く、白濁している。純白の泡はきめ細かく、力強く、持続する。
まるで米飯のようなふくよかな香り。清々しさ半分、たっぷり感半分。
飲めばそのふくよかさが口の中で開花して、まったりとした飲み応え。後キレはやや悪いが、
それは大した問題ではないだろう。苦味も強く、充実感バッチリ。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:長沼環境開発株式会社(宮城県登米市迫町北方字兵粮116-1)。
スクリューキャップつき350mlボトル缶入り。
2005年10月12日 [2]
No.580 カルピスサワー みかん
9月26日発売の新しいカルピスサワー。もっと早くに取り上げるべきなのだが、
私の嗜好上、この手の商品は、どうしても後回しになってしまうのだ。
グラスに注ぐと、いかにもオレンジカルピスな色。白濁したパステルオレンジだ。
香りは、おおっ、どこかスクリュードライバーみたいだぞ。まあオレンジだから、さもありなんといったところか。
みかんの皮っぽい苦そうな匂いが強く、甘さや乳酸はあまり感じさせない。
味は、香りの印象よりは甘い。当然だ。だが、みかんの苦味と、アルコール(ウォッカ)がうまく調和している。
実際の度数(4%)よりもアルコール分が強いように感じる。
もちろん、カルピスの味もちゃんとする。カルピスサワーの名前から想像されるよりも、実際の中身は随分とお酒している。
果汁1%。アルコール分4%。原材料:みかん果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、
安定剤(大豆多糖類)、パプリカ色素、カロチン色素、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)、
酸化防止剤(ビタミンC)。
ところで今日は、上記579番のビールとのダブル掲載。
一日に2種類飲んだら、2種類アップするというわけだ。本当は、サイトの連続更新記録(本日で494日目)のことを思えば、
明日回しにすればいいのだが、何せアップ待ち商品が冷蔵庫の中だけでなく、
段ボールに詰まって床に放置されている。早く消化せねばならない。いつになったら在庫一掃できるのか・・。