2005年11月15日
No.621: SURE スッキリ軽快 <白> / サントリー
しゅあ すっきりけいかい <しろ> / さんとりー
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サントリーからコンビニ限定で本日発売となった缶入りスパークリングワイン。
実は昨夜、いつもどおり帰りがけに酒類取り扱いコンビニ2店を覗いて帰ったのだが、
帰宅時間が遅かったために、どちらの店でも既に売り切れていた。そして今日、getした。
2種あるが、まずは白から。
外観はごく淡いイエローグリーンで、大きめの気泡が、長い時間持続する。
香りにパンチはないが、青リンゴやクリームの香りがほのかに。
味は意外にもシャープ。甘味はそれほど強くなく、きりっと炭酸がきいているから、
後キレも悪くない。
アルコール分5%。原材料名:ぶどう、りんご、グレープフルーツ、糖類、酸味料、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、炭酸ガス含有。
ワインと思って飲んだらやけにジュースみたいだが、チューハイと思って飲めば、
それなりに納得する。いわばニッチを狙った商品だが、ここに潜在的ニーズがあるかどうかは、微妙である。
一時のあだ花で終わってしまいそうな予感がする商品。
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チューハイ・カクテル等 |
2005年11月16日
No.622: SURE 香り華やか <ロゼ> / サントリー
しゅあ かおりはなやか <ろぜ> / さんとりー
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サントリー・シュアの2種目は、ロゼ。
外観は淡いサーモンピンクで、白と同じく気泡は大きく、持続する。
いちご味のドロップみたいな香りだが、タイトルにある「華やか」というほどではない。やんわりと、甘そうな雰囲気。
口に含むと最初の炭酸の刺激はかなり強いが、のどを通る頃にはまろやかになっている。
これが、缶に書かれている「絹泡(きぬあわ)」の正体なのだろうか。この泡の特徴は白も同じなのだが、
味がシャープな分、白を飲んだときには泡のまろやかさにあまり気を引かれなかった。このロゼの甘い雰囲気と「絹泡」のなめらかさは
合っている。
香りと、口に含んだ最初の雰囲気が甘いものの、実はそれほど甘味が強いわけではない。
悪く言えば味に伸びがない分、さらさらとして、引っかかりなく飲み進められる。
アルコール分5%。原材料名:ぶどう、りんご、グレープフルーツ、糖類、酸味料、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、炭酸ガス含有。
サントリーのサイト情報によれば、この製品は、
スパークリング・ワインといっても、純粋にぶどうだけから造っているわけではなくて、
りんごワイン、グレープフルーツワイン(注:日本ではぶどう以外でも気軽に○○ワインと呼んでいるが、フランスではワインといえば、
ぶどう果汁を発酵させて造ったものに限る)も混合して、爽やかなテイストを造り上げているとのことである。
確かにこのカジュアルなテイストは、日々の食卓で気軽に楽しむのにはいいが、反面、「これがスパークリング・ワインだ」
と思う人が出ても困るな、という気がする。
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チューハイ・カクテル等 |
2005年11月18日
No.623: くらしモア チューハイ グレープフルーツ(500ml缶)/ 宝酒造(ニチリウグループP.B.)
くらしもあ ちゅーはい ぐれーぷふるーつ(500みりりっとるかん)/ たからしゅぞう(にちりうぐるーぷ ぷらいべーとぶらんど)
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レギュラー缶とロング缶で中身が違うという「くらしモアチューハイ」のこちらはロング缶。
先日レモンを取り上げたが、
今日はグレープフルーツ。
外観はほんのりと白濁しており、大粒の泡が断続的に立ち上ることから、かなり炭酸は強そう。
ポカリスエットのような香りがほのかにあり、柑橘の鋭さは感じない。
味のほうもかなりまろやか。炭酸がシャープであるのと好対照に、酸味は強くない。
引っかかりが少なくて、ごくごく飲めてしまう。アルコールの強さもあまり感じない。
アルコール分6%。果汁4.2%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
「グレープフルーツならではのさわやかな味わい。ほのかな苦味と酸味をお楽しみください。」
との説明文がある。
表示上の違いは、アルコール分がレギュラー缶の4%に対し、こちらは6%であること。
これはレモンと同じである。炭酸もこちらのほうが強い感じなので、
全体的にシャープに仕上がっている。
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チューハイ |
2005年11月19日
No.624: くらしモア チューハイ ウメ(500ml缶)/ 宝酒造(ニチリウグループP.B.)
くらしもあ ちゅーはい うめ(500みりりっとるかん)/ たからしゅぞう(にちりうぐるーぷ ぷらいべーとぶらんど)
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レギュラー缶とロング缶で中身が違うという「くらしモアチューハイ」のこちらはロング缶。
レモン、グレープフルーツと取り上げたが、
最後はウメ。
外観は美しいシャンパンゴールドで、いかにも梅酒をソーダで割りましたという色。
しかも大粒の気泡が断続的に立ち上って美しい。香りにも黒糖のような芯があって、
しっかり梅酒を使っていますと主張しているよう。
味もコクがある。決して甘ったるくはないが、甘味がはっきりとし、酸も強い。
スッキリ系ではなく、しっかりと飲み応えがあるタイプだ。
アルコール分6%。原材料:梅酒、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
「梅の風味と香りを生かした味わい。すっきりと爽快な喉ごしをお楽しみください。」
との説明文がある。
表示上の違いは、アルコール分がレギュラー缶の4%に対し、こちらは6%であること。
味はこちらのほうが幾分かシャープな仕上がりではないかと思う。
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チューハイ |
2005年11月20日
No.625: CALPIS BARTIME カルピス ファジーネーブル / カルピス
かるぴすばーたいむ かるぴす ふぁじーねーぶる / かるぴす
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これ、以前から出ている製品らしいが、先日初めてコンビニで見つけてgetした。
カルピス社もアルコール飲料を積極的に出し続けているのだ。
色は白濁した感じの淡いオレンジ。グラスを傾けると縁に白い泡のようなものが見え、
いかにもカルピスが入っているんだなあという外観。
ピーチのやさしい香りとオレンジの柑橘香がとても良いバランス。もちろん乳酸っぽい匂いも。
味は思っていたほど甘味が強くなく、柑橘と乳酸菌飲料の酸味が良いハーモニーを醸し出している。
嫌みがなく、どんどん飲める。
アルコール分4%。果汁8%。原材料名:ウォッカ、ピーチリキュール、ミルクスピリッツ、
オレンジ果汁、乳酸菌飲料、脱脂粉乳、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、パプリカ色素、
カロチン色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
「<ファジーネーブル>のフルーティな味わいにさわやかな「カルピス」を組み合わせました。
「カルピス」から生まれたミルクスピリッツも入ったこだわりのおいしさです。」との説明あり。
ミルクスピリッツが、このまろやかさの秘訣なんだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2005年11月21日
No.626: 新生3 / アサヒ
しんなま すりー / あさひ
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明日22日が発売日となっている新しい新生。初めてのバージョンアップなのに「2」ではなく、いきなり「3」なのは、
開発途中で「2」が存在したのだが、その後すぐにそれを上回る「3」が完成したので、「新生3」として商品化したというのが、
メーカー側の説明である。まあ普通開発途上ではいくつもの試作品が存在するはずなので、このネーミングは最初から「狙った」
ものなのだとは思う(イヤですね!こうやって人の裏を勘ぐる私のような性癖)。
外観は意外にビールっぽいしっかりした色(カラメル色素によるのだろう)。泡に力はなく、すぐに消えてしまう。
香りらしい香りはほとんどないが、生クリームか脱脂粉乳みたいな匂いがある。ちょっと甘そうな気配。
で、口にした瞬間ぶっ飛んだ。苦味は結構強いが、どうにも変な甘味がある。飲み込んだ後にも、
ぬーっとした甘い後味が残って、何とも気味が悪い。臭みがあるわけではないが、
まるで少しガムシロップが入っているみたいな感じがする。
アルコール分5%。原材料:ホップ、糖類、酵母エキス、大豆ペプチド、カラメル色素。
正直言って、なぜこんな改変をするのだろうかと、理解に苦しむ。以前の新生のほうがよほどマシだったと私は思う。
先駆者のドラフトワンと、大躍進ののどごし生から大きく遅れをとってしまったゆえの迷走と映る。
のどごし生が予想以上に売れたので、のどごし生に近づけようとしたのかもしれないが
(いや、甘いところは、むしろスーパーブルーやキレ味に似ている)、
この戦略は間違いであろう。
のどごし生が売れているのは、クオリティが客観的に評価されてのことではなく、
単なる売り方の問題だと私は思う。そもそも第3のビールや発泡酒のヘビーユーザー層は、味をシビアに見るよりも、
値段と宣伝上のイメージが選択のカギなのだ。だから、アサヒは新生の中身を変えないで、売り方(イメージ戦略)のほうを考えるべきだった。
さもなくば、もう第3のビールでの戦いから離脱して、スーパードライと本生にエネルギーを集中すべきかもしれない。
クオリティを冷静に評価すれば、とても売れるとは思えない内容だが、そもそも第3のビールのユーザー層の行動には、読めない部分も多い。
今後の広告如何によっては、先行きは分からない。そのためには、CMキャラクターが福澤さんではかなり弱い。
いっそのこと、もう一回バージョンアップし、キャラクターにはレイザーラモンHGを起用して、「しんなまフォー!!」ってのは、
ドウデスカネ。アサヒさんもそのくらい冒険した方が良いかもよ。
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第3のビール |
2005年11月22日
No.627: 氷結 Premium ラ・フランススパークリング <冬限定> / キリン
ひょうけつ ぷれみあむ ら・ふらんすすぱーくりんぐ <ふゆげんてい> / きりん
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本日22日が今年の発売日となる氷結ラ・フランススパークリング。たぶん中身は昨年と同じだとは思うが、
念のために飲んでみる。ちなみに缶のデザインは、少し違うようだ。昨年は黄緑と白だったが、
今年はゴールドと白になった。
グラスに注いだ色は、極めて淡いイエローグリーン。スパークリングワインのようにたくさんの気泡が断続的に立ち上って、
とても美しい。
軽やかでナチュラルな洋梨の香りは、とても品がいい。甘味が適度で、炭酸がピリッときいているので、
とてもシャープな味わい。
アルコール分5%。果汁4.0%。原材料:西洋なし果汁(ラ・フランス果汁)・ウォッカ・糖類・酸味料
・香料・酸化防止剤(ビタミンC)。
やっぱり中身は変わっていないようである。この氷結プレミアムシリーズも、もう定番になってしまい、新鮮味もないのだが、
こうやって改めて味わってみると、やはりそのクオリティの高さを再認識させられる。
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チューハイ |
2005年11月23日
No.628: タカラCANチューハイ WMIX カベルネ・ソーヴィニヨン&ラ・フランス <季節限定> / 宝酒造
たからかんちゅーはい だぶるみっくす かべるね・そーう゛ぃによん あんど ら・ふらんす <きせつげんてい> / たからしゅぞう
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今日、近所のディスカウント酒店の前を通ったら、見慣れないWMIXのケースが積んであった。
その時は出かけるときだったので、帰りがけに早速寄って、getしてきた。
「季節限定」と書いてあるからきっと新製品なんだろうと思って、タカラのサイト
を覗いてみたのだが、今日現在、載っていない。タカラ製品には以前にもこんなことがあって、
チューハイ本格辛口のときも、
私が近所のスーパーで入手して何日かたってから、新製品としてサイトに掲載されたのだ。
だからこれも近いうちに載るのだろう。でもこういうタイミングでgetできたのは、私のような人間にとって、極めてうれしいことである。
言うまでもなく、カベルネ・ソーヴィニヨンとは赤ワイン用ぶどうの一種である。
グラスに注いだ色は、ピンクに紫を混ぜたような感じで、まるでサイダーにちょこっとだけ赤ワインを垂らしたかのようだ。
香りは軽やかなぶどうキャンディみたいな感じで、梨の香りは見つけられなかった。強いて言えば、
ぶどうにりんごを混ぜた感じだ。
味はぶどうの甘味が結構あるが、炭酸が強いので、全体として引き締まっている。
香りに梨らしさがなかったとは言え、味わいの中に、ほのかにラ・フランスの風味がある。
ぶどうだけではもっと間延びした感じになりそうなところを、洋梨フレーバーが引き締め、
高貴な味わいを作り上げている。
アルコール分5%。果汁3%。原材料:ぶどう果汁、西洋なし果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料、野菜色素、紅花色素。
缶のイメージから想像したよりも、かなり軽やかな味わいだ。でも、カベルネ・ソーヴィニヨンらしく、しっかりとしたタンニン分が感じられ、
ぶどう系チューハイの中では、異例のシャープさだと思う。甘ったるいチューハイが苦手な方にもお薦め。
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チューハイ |
2005年11月24日
No.629: タカラCANチューハイ WMIX 有田みかん&レモン <関西限定> / 宝酒造
たからかんちゅーはい だぶるみっくす ありだみかん あんど れもん <かんさいげんてい> / たからしゅぞう
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昨日取り上げたカベルネ・ソーヴィニヨン&ラ・フランスと一緒に入手したWMIXの新フレーバー。
今度は、関西限定品だ。
昨日、まだタカラのサイトに載っていないと書いたが、今日24日付けで掲載されていた。
他の地域限定版もたくさん出ているようだ。ちなみに缶には「関西限定」と書いてあるが、
タカラの管轄支社でいうところの関西(大阪・奈良・和歌山・兵庫)と京滋北陸(京都・滋賀・福井・石川・富山)
での販売らしい。
さて中身だが、色はほんのり薄黄色で、みかん水といった感じ。
確かに温州みかんらしい柑橘香があるもののあまり強くはなく、代わりにリキュールのようなアルコールっぽさが強い。
端的に言えば、酒臭い。
コアントロー(オレンジリキュール)を使ったカクテルみたいな香りだ。
口に入れた瞬間こそ、みかんの優しいフレーバーが感じられるものの、口に含んだまま鼻から息を抜くと、
もっと度数の強いカクテルを飲んでいるかのような錯覚に陥る。レモンの酸味が、その感覚をより一層助長するのだろうか。
アルコール分5%。果汁5%。原材料:温州みかん果汁(有田産)、レモン果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。
度数は低いのに、かなりしっかりしたお酒を飲んだ気にさせる不思議なチューハイ。
フルーティな味わいを求める人にはお勧めしない。
ちなみに有田みかんの有田は「ありだ」と読むのが正しく、「ありた」ではない。
和歌山県有田市(ありだし)なのだ。
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チューハイ |
2005年11月25日
No.630: CALPIS BARTIME いちごの告白 / カルピス
かるぴすばーたいむ いちごのこくはく / かるぴす
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21日に発売されたCALPIS BARTIMEの新作は、「世界No.1バーテンダー オリジナルレシピィ」と銘打たれた、
いちご味満載のカクテル。世界No.1バーテンダーとは、「2005年国際バーテンダー協会公認第40回バカルディ・マルティーニグランプリ
2005世界大会」で優勝した石垣忍氏。缶の裏に、ご当人の写真入りで紹介されている。
「世界No.1バーテンダー石垣氏考案のオリジナル・カクテルです。「カルピス」と「ミルクスピリッツ」をベースに
いちご・パイン・練乳を加えました」「いちごの甘酸っぱさと乳のまろやかさがマッチしたやさしい味わいです」などの説明がある。
写真でも分かると思うが、色はまさに「いちごミルク」。香りは、酸が立って少し青臭いようないちごのフレッシュさがよく出ており、
そこに思いっきりミルクを加えた感じ。
口当たりがとてもやさしく、たっぷりとした甘酸っぱさは、これがアルコール飲料であることを忘れてしまうほど。
しかもその甘味に芯があるのは、パインが加えられているからだろう。丸っこくて、この上なく柔らかな飲み応え。
飲み干した後の口中にも甘さを残すが、そこがまた心地よい。
アルコール分4%。果汁2%。原材料名:ウォッカ、ミルクスピリッツ、果汁(いちご、パインアップル)、乳酸菌飲料、
脱脂粉乳、加糖練乳、糖類、酸味料、安定剤(ペクチン、大豆多糖類)、香料、アカキャベツ色素、ベニバナ黄色素、コチニール色素。
香りといい、味わいといい、ミルキーで、かつ、ジューシー。いちごに練乳をかけて食べるのが好きな人には、超おすすめ。
とっても幸せな気分になれること請け合い。「甘い酒なんか飲めるか」というオトーサンは、もちろんお呼びじゃない。
いちごって、カタカナで「イチゴ」とか、漢字で「苺」と表記したりもするけど、この商品に関しては、
ひらがなの「いちご」が最も商品特性を表していると思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2005年11月26日
No.631: カロリ。カシス&バレンシア <限定生産> / サントリー
かろり。かしす あんど ばれんしあ / さんとりー
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22日に発売されたカロリの限定生産品。わが関西ではテレビCMもやっていないし、ほとんど売られているのを見ない。
連日、近所のコンビニやスーパーを覗いてみても、店頭に並ぶ気配はない。普段は行かないスーパーまで足を伸ばして、
ようやく入手することが出来た。
サントリーは−196℃の大躍進で、カロリに広告宣伝費をかけるのを止めたのだろうか。コンビニやスーパーに卸すのも、
とにかく−196℃が優先ということなのだろうか。
グラスに注いでいる時から、しっかりカシスが香ってくる。鼻を近づけると、カシスにいったい何が混ざっているのか、
よくわからない。レモンのように鋭い感じもあるが、無論、バレンシアオレンジである。こんな匂いのガムがあったような。
色は、オレンジがかったピンク。
味のほうは、結構酸が目立つ。そこに、カロリ特有のいかにも人工的な薄ら甘さが加わる。
あと、口中を引き締めるようなタンニン分がある。
果汁2%。アルコール分4%。原材料名:ウオツカ、カシスリキュール、バレンシアオレンジ、カシス、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、炭酸ガス含有。カロリー50%オフ。糖類80%オフ。
カロリらしいスッキリ味に仕上がっているが、取り立てて印象に残る特徴もない。
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チューハイ |
2005年11月27日
No.632: 本格焼酎水割 麦 / サントリー
ほんかくしょうちゅうみずわり むぎ / さんとりー
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11月1日(本格焼酎の日だそうである)から販売されている焼酎水割り。2種あるが、まずは麦から。
この製品、あまり見かけないが、ひっそりとコンビニに置かれているのを発見した。
麹のしっかりした香りがツンと立ち、結構ストロングな印象を香りからは受ける。
しかし、味のほうはマイルド。口に含んだとき、ふわっとした甘味が広がり、度数も高くないことから、
口当たりはとても柔らかい。
繊細な飲み口で、華やかな風味。パッケージを見ると重厚な味わいを想像させるが、
中身はまったく違う。
アルコール分8%。原材料:麦、麦麹。
焼酎好きにはちょっともの足りないかも。反面、香りにはしっかり感があるので、焼酎が苦手な人にはちょっとつらいだろう。
つまり、どっちつかずの感じがする。
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チューハイ・カクテル等 |
2005年11月28日
No.633: 本格焼酎水割 芋 / サントリー
ほんかくしょうちゅうみずわり いも / さんとりー
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本格焼酎の日、11月1日に発売された焼酎水割り。昨日は麦を紹介したが、今度は芋。
麦のほうの缶が黒を基調としたものだったのに対し、こちらは白が基調になったデザイン。
香りは内にこもった感じで、あまり芋臭くはない。ふんわりと甘い香り。
口当たりも柔らかく、くせは弱い。アルコール分も適度。
さつまいもの天ぷらを一口くわえたときのような味といったら、近いだろうか。
アルコール分8%。原材料:さつまいも、米麹。
こちらもやはり焼酎好きにはちょっともの足りない感じ。水っぽく感じるかも。
かといって芋焼酎嫌いの人にも飲みやすいというわけでもないから、
やはりどっちつかずの内容であることは否めない。
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チューハイ・カクテル等 |
2005年11月29日
No.634: −196℃ Premium 初リンゴ <青森産つがる2005収穫> / サントリー
まいなす196ど ぷれみあむ はつりんご <あおもりさんつがる2005しゅうかく> / さんとりー
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本日発売、好評−196℃のプレミアム版新製品。初ブドウに引き続き、
今度は初リンゴだそうである。
初ブドウでもそうだったが、グラスに注いでいると、香りが周囲にまき散らされるよう。
ツンと立ったリンゴの香りはさわやかだが、やや強調しすぎの感もある。外観は、ほんのり淡いゴールドに、
シャンパンのような気泡が立ち上って美しい。
味わいは、適度に酸がきいていて、甘味は抑制されているので、キリッとした飲み心地。
ぐいぐいと飲み進めてもくどさを感じないのは、瞬間凍結果汁のなせる技なんだろうか。
いや、この製品、実質的に果汁含有量がどのくらいなのかよくわからないのだが、
うまく香料や酸味料を使った成果なのだと思う。
リンゴ味チューハイというのは、果汁含有率が上がると、甘味やえぐみや鉄っぽさが出てくるので、
こういう仕上げ方もアリだろう。すっきりしているから、飲み飽きしない。
アルコール分5%。リンゴ浸漬酒使用。原材料名:りんご、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、炭酸ガス含有。
「弘前市・片山林檎園の農地限定サンつがる使用」。
今回も、期待に背かない内容だ。−196℃の快進撃は、まだまだ続きそうである。
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チューハイ |
2005年11月30日
No.635: ゴールデンホップ / キリン
ごーるでんほっぷ / きりん
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"日本一早い新製品レヴュー"を信条とする当サイトではあるが、最近、やや遅れぎみである。
この製品も、発売日は、一応本日30日なのであるが、発売当日の夜遅くにアップするのでは、私の職責を果たしているかどうか。
発売前夜にゲットして、紹介しなくては、と改めて自戒する。より一層稽古に精進いたします(って、大関昇進か!?)。
さて、本題。
この製品は、賞味期間60日のチルド配送ビールとしては、第5弾になる。
純白の泡には力があって、かなり持続する。液色もかなりしっかりしたゴールド。
決して華やかではないが、重厚なホップ香。米飯のようでもあるし、積み藁のような匂いでもある。
口に含むと、一瞬軽やかかと思いきや、すぐさま重厚な苦味が押してくる。一点の濁りもなく、潔いその苦味は、
澄んだ冬の空気を連想させる。後キレの良いタイプではなく、強い渋みが口中に残るが、
その特徴こそが、キリンの真骨頂だと言えるだろう。こういうスタイルで勝負にくるのは、
キリンかサッポロ以外にはありえないだろうと思う。
アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。「後熟ホップのしっかりした苦味と爽やかな余韻が楽しめるチルドビール」との説明文あり。
本当に看板に偽りのない卓越した内容のビール。
これまで出されたチルドビール・シリーズの中で、これが一番キリンらしいと言えるかもしれない。
これからの季節、こういう「本物のビール」をゆっくり楽しみたい。
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ビール |
2005年12月1日
No.636: カルピスサワー マスカット <期間限定> / カルピス
かるぴすさわー ますかっと <きかんげんてい> / かるぴす
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11月28日発売の新しいカルピスサワーは、期間限定のマスカット。巨峰もそうだが、カルピスとぶどうは相性が良いので、
期待できる。
色は普通のカルピスサワーと同じく白い。あえて色は付けていないようだ。
いかにも甘そうなマスカット香。
味のほうも甘味がかなり強い。が、カルピス+マスカットから想像される味としては、
これでいい。ピリッと強い炭酸が、味を引き締めてくれる。もしアルコールが入っていなければ、
マスカット味のカルピスソーダという感じだ。
果汁2.5%。アルコール分4%。
原材料:ぶどう果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、
甘味料(アスパルテーム・Lフェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
想像の域を出ない内容だったが、期待を裏切らない出来映えだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2005年12月2日
No.637: ベストテイストチューハイ グレープフルーツ / 三幸食品工業(徳岡P.B.)
べすとていすとちゅーはい ぐれーぷふるーつ / さんこうしょくひんこうぎょう(とくおか ぷらいべーとぶらんど)
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SAKE市場マルシェという酒販店を運営する大阪の会社(株)徳岡
がPB商品として開発した缶チューハイ。以前からある商品だが、取り上げていなかったので、
新製品の狭間で紹介することとする。5つのフレーバーがあるが、まずはグレープフルーツ。
色はほとんどないが、ほんのり白濁。香りは少し甘そうだが、フレッシュ感のあるグレフル香。
炭酸が強く、ピリッとした飲み口。香りの印象ほど甘くはなく、クリアな味わい。
柑橘の苦味や渋みがきちんとある。
果汁1.0%。アルコール分7%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
製造者は広島県の三幸食品工業(株)。販売者は徳岡(株)の関連会社であるセント・ミハエル ワイン アンド スピリッツ(株)。
価格はなんと1本税込79円。ここまで安くする必要があるのか?とすら思ってしまったが、
その分中身は期待していなかった。ところが、予想以上にしっかりした内容。これなら、120円くらいの設定でもよさそうなものなのに。
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チューハイ |
2005年12月3日
No.638: 軽井沢高原ビール NATIONAL TRUST / ヤッホー・ブルーイング
かるいざわこうげんびーる なしょなるとらすと / やっほー・ぶるーいんぐ
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軽井沢の地ビール。よなよなエールでおなじみヤッホー・ブルーイングが造るポーター(濃色エール)だ。
色は漆黒と言っていいくらいに深い。泡もコーヒーブラウン。泡立ち、泡もちもよい。
エスプレッソのような重めのロースト香。カラメルの甘さはやや抑制気味。
口に含んで最初に感じるのは、煙っぽさ。そのスモーキーフレーバーが、重い苦味の上に舞う。
最後までストイックで、威風堂々とした味わい。
アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。
製造者:株式会社ヤッホー・ブルーイング
(長野県軽井沢町長倉2148 / TEL:0267-66-1211)。
ナショナルトラストという商品名の由来について、
「このビールの売上げの一部は「軽井沢ナショナルトラスト」に寄付され、
軽井沢の美しい環境や文化遺産を後世に引き継ぐ活動を支援しています」と缶に説明書きがある。
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ビール |
2005年12月4日
No.639: ベストテイストチューハイ うめ / 三幸食品工業(徳岡P.B.)
べすとていすとちゅーはい うめ / さんこうしょくひんこうぎょう(とくおか ぷらいべーとぶらんど)
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SAKE市場マルシェという酒販店を運営する大阪の会社(株)徳岡
がPB商品として開発した缶チューハイ。5種のうち、前回のグレフルに引き続き、2種目は、うめ。
色はしっかりしたシャンパンゴールド。気泡の立ち上る様は、まさにシャンパンのよう。
香りは、「あっ、これ梅酒だな」とわかる香り。少し甘そうだが、しっかり感がある。
炭酸が強く、ピリッとした飲み口だが、梅の甘さが口に広がる。
しかしその甘味も嫌みがなく、後味は軽やか。
無果汁。アルコール分7%。原材料:醸造用アルコール、梅酒、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
製造者は広島県の三幸食品工業(株)。販売者は徳岡(株)の関連会社であるセント・ミハエル ワイン アンド スピリッツ(株)。
価格は1本税込79円。こちらもこの価格にしてはしっかりした内容。
グレフルと写真を見比べてお気づきかもしれないが、片や「CHU-HI」、片や「酎ハイ」と書かれているのは、
フレーバーによって違うのではなく、単に缶の表側と裏側の違いだ。漢字のほうが表側であろうと思う。
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チューハイ |
2005年12月5日
No.640: 麦の贅沢 / サントリー
むぎのぜいたく / さんとりー
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サントリーから明日6日発売の冬季限定品。酒税法上の分類は「リキュール類」であり、
スーパーブルーと同じ。いわゆる第3のビールの範疇になる。
まず、泡に力があることに驚く。グラスをギンギンに冷やしていてもかなり持続。
香りは、発泡酒的な臭みはないものの、ふんわりと甘いニュアンスを感じる。
この特徴は、スーパーブルーによく似ている。
味は、苦味のインパクトがかなり強く、飲み応えがある。麦らしい旨みもあるが、
それと同時に、どうしてもスピリッツに由来すると思われるアルコールの甘味が気になる。
これさえなければかなり良いのに、と思う。
最後まで苦味が持続し、口中に残る余韻も決して悪くない。
原材料名:ビール、スピリッツ(小麦)、炭酸ガス含有。
ビールがベースになっているのであれば、匂いに臭みがないのは当然だ。この苦味も納得。
低い税率を適用してもらうために、ビールに小麦スピリッツを混ぜたということだ。
発泡酒並みの価格(入手価格\131)で、ここまでビールっぽいなら、
少々小麦スピリッツの変な甘さがあっても納得できるというもの。
名前やパッケージはアサヒの麦香る時間に似ているが、
アプローチはまるで違う。品質的にはこちらのほうが負けているが、値段の安さを考えれば、
どちらがどうと、一概には言えない。
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第3のビール |