2006年10月6日
No.921: カクテルパートナー ジントニック / アサヒ
かくてるぱーとなー じんとにっく / あさひ
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今月3日に発売となったカクテルパートナーの新顔。といっても、ジントニックは以前からあったので、
これはリニューアル品。以前の製品は、ドライジントニックという名前だった。
まず外観は無色透明。大粒の気泡が、涼しげに見える。
香りはライムが前面に出て、爽やか。
味は当然のごとく軽いが、確かにジントニックらしい味わいはある。
ものすごーく薄く作ったカクテルという感じ。これはカクパーに共通して言えることなのだが。
果汁1%。アルコール分5%。原材料:ジン、ライム果汁、糖類、酸味料、香料。
以前の製品のアルコール度数は6%だったから、より軽くなったということか。
近年の低アルコール全盛の風潮からして、やむを得ないところだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年10月7日
No.922: カクテルパートナー モスコーミュール / アサヒ
かくてるぱーとなー もすこーみゅーる / あさひ
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昨日のジントニックに続き、こちらも今月3日にリニューアル発売となったカクテルパートナー。
以前の製品は、ドライモスコーミュールという名前だった。
まず外観は淡いゴールド。
気泡は、大粒。香りは、ジンジャーエールにライムが混じり、爽やか。
口当たりは炭酸とジンジャーのピリピリ感が効いていて、シャープ。甘味はそれほど強くない。
飲み込んだ後にも甘味より酸味が残り、スッキリしているから、飲み飽きない。
果汁1%。アルコール分5%。原材料:ウオッカ、ライム果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
以前の製品のアルコール度数は6%なので、1%下がった。
アルコール感よりも爽快感が前面に出て、より一層飲みやすい製品になったようだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年10月8日[1]
No.923: スペシャルリザーブ12年&ウォーター / サントリー
すぺしゃるりざーぶ12ねん あんど うぉーたー / さんとりー
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この製品、9月5日の発売だから、もう1ヶ月以上経つのだが、これまでまったくみつけることができなかった。
ところが今日、JR駅のキヨスクに缶コーヒーを買うため立ち寄ったところ、売られているのを偶然発見。
まだ午前中だと言うのに、喜び勇んで購入した。
色は他の水割り製品に比べ、気のせいか少しだけ濃いように見える。
香りは甘く、柔らかい。どんな比率で混ぜたら、こんなにソフトな香りになるんだろうかというくらい。
味も、最初の口当たりから、口中での広がり、余韻まで、一貫してソフト。
ただ、度数がしっかりあるので、ピリッとした感じはある。つまり、柔らかさと飲み応えをうまく実現している。
アルコール分9%。原材料:モルト、グレーン。
「スペシャルリザーブ12年の南アルプス<天然水>割り」
リザーブといえば、昔、貧乏学生の頃はあこがれの酒だった。
同じサントリーのオールドに比べると、格段にまろやかで、上品な感じがしたものだ。
もちろんそれは昔の話だから、現在では輸入物がとても安くなっているので、若い人にはあまり共感してもらえないかもしれない。
この製品は、私のようなオジサン世代に郷愁を抱いてもらいたいと、期待しているかのようだ。
出張の帰り、一人列車の中でピーナツかなんかつまみながら、というシチュエーションにピッタリ。
あ、だから駅に売ってるのか!
ところで、この製品が出る前、「スペシャルリザーブ&ウォーター」という製品があった。12年物ではなく10年物だ。
実はかなり以前に入手済で、まだ飲んでいない。近々開けよう。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年10月8日[2]
No.924: カジュアルバー ソルティドッグ / 安曇野食品工房
かじゅあるばー そるてぃどっぐ / あずみのしょくひんこうぼう
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コンビニ(LAWSON)でこんな製品をみつけた。長野県の会社が造っているもの。
まるでアイスコーヒーみたいにプラカップに入ったカクテル。明らかにコンビニの顧客層をターゲットにした
製品。
ソルティドッグとカシスオレンジの2種があるが、まずはソルティドッグから飲む。
ストローがついているので、グラスに移すことはせず、このまま飲むことにする。
カップの窓から透けて見える色は淡いオレンジ色で、その中にもっと濃いオレンジ色に色付けられた丸いつぶ(タピオカ)が見える。
香りは爽やかな柑橘系(オレンジあるいはグレフル香)。
味は甘酸っぱく、少々苦く、ジュースのよう。アルコール感はほとんどない。
ストローがとても太く、底に沈んだカラータピオカも、ズズッと上ってくる。
それとともに、グレープフルーツの果肉らしきものも口に入る。
後味も爽やか、軽やかで、およそカクテルという感じはなく、
ソルティドッグらしき味はしない。
果汁25%。ピンクグレープフルーツ果粒2%入り。原材料名:グレープフルーツ、糖類(果糖ぶどう糖液糖、
砂糖)、ウォッカ、タピオカ(タピオカでん粉、こんにゃく粉)、果粒、糊料(増粘多糖類)、酸味料、
香料、酸化防止剤(ビタミンC)、乳化剤、水酸化Ca、カロテノイド色素。容量/リキュール193ml、固形分19ml。
製造者:安曇野食品工房(株)、長野県松本市大字笹賀5652。
昔、つぶつぶ入りぶどうジュースというのが一時期あったが、
おそらく食感が何とも言えず不気味だったため、なくなったのだろう。
あれに似ていなくもないが、タピオカの粒が大きく、歯ごたえがあるので、
しっかり食べている感じがある。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年10月9日
No.925: カジュアルバー カシスオレンジ / 安曇野食品工房
かじゅあるばー かしすおれんじ / あずみのしょくひんこうぼう
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昨日飲んだカジュアルバーのもう1種。ブラックタピオカ入りのカシスオレンジ。
カップ下部の窓から見える色は、濁った濃いめの紫。
味は柑橘の爽やかな風味があり、カシスらしさは強くない。底に沈んでいるタピオカは
ストローで容易に上がってくるが、デザートを食べている感覚で、面白い。
お酒の感じはまったくと言っていいほどなく、後味も爽やかで、ジューシー。
果汁37%。アルコール分2%。原材料名:果実(オレンジ、カシス)、ブラックタピオカ
(タピオカでん粉、こんにゃく粉)、果糖ぶどう糖液糖、ウォッカ、糊料(増粘多糖類)、
酸味料、香料、イカスミ色素、酸化防止剤(ビタミンC)、水酸化Ca。
原材料で面白いのは、イカスミ色素。黒い色づけのためだな。不気味なのは水酸化Ca。
いったい何の役割なのだろう。
ともあれこのシリーズ、とっても特異な存在ではあるけど、
アルコール分が2%と低く、ジュース感覚で飲める。
だから、ストローで飲むというスタイルも頷ける。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年10月10日
No.926: はちみつレモンチューハイ <秋冬限定> / アサヒ
はちみつれもんちゅーはい <あきふゆげんてい> / あさひ
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やっとみつけた。
今月3日発売の新製品。私は当然のごとく発売前日から探し回っていたが、
スーパーにもコンビニにも酒店にもない。半ばあきらめ加減で、まあそのうち入荷するだろうと待っていたら、
今日やっとダイエーでみつけた。
色は、はちみつレモンというのにふさわしい黄色。
はちみつの甘い香りが前面に出て、レモンの香りは弱い。
味は甘みと酸のバランスがよく、ジュースのように飲みやすい。
まさに看板に偽りのない、はちみつレモン味だ。
果汁2%。アルコール分4%。原材料:ウオッカ、レモン果汁、はちみつ、糖類、酸味料、香料、ベニバナ色素。
9月に出たタカラ「はちみつ果実のお酒」
の対抗馬と言えるが、こちらのほうが蜂蜜感が強く、酸味は弱い。
タカラのほうはとにかくシャープな仕上がりだった。
それぞれのチューハイに対する姿勢の違いがわかって面白いが、
商品としてのインパクトの強さは、こちらのほうが上だろう。
なお私事だが、昨日メインPCが仮死状態(電源系統のトラブル)に陥り、大慌てをした。
そこで、今日からしばらくモバイル用PCのほうを使って、急場を凌ぐことにした。
これまで色んなメーカーのPCを使ってきたけれど、私のようなヘビーユーザーは、
2年も使うと、だいたいガタがくる。次はどこのにしようか、現在思案中。
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チューハイ |
2006年10月11日
No.927: はちみつリンゴチューハイ <秋冬限定> / アサヒ
はちみつりんごちゅーはい <あきふゆげんてい> / あさひ
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昨日飲んだはちみつレモンチューハイと同時に、今月3日に発売となったはちみつリンゴチューハイ。
レモンがよかっただけに、こちらにも期待がかかる。
色は、ほとんど無色だが、ほんのりと黄色っぽい。
レモンと同じく、こちらもはちみつの香りがよく出ているが、
リンゴの香りがかなり強い。
味はレモン以上に甘み優勢で、ややパンチに欠ける。
確かにはちみつとリンゴの酸味が混ざった味ではあるのだが、
やさしい味に仕上げようとし過ぎたのか、
少し味がぼけてしまっているようだ。
果汁2%。アルコール分4%。原材料:ウオッカ、リンゴ果汁、はちみつ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
9月に出たタカラ「はちみつ果実のお酒」と比べてみると、
あちらはとてもシャープな作りで、「はちみつ+りんごでこんなに絶妙なバランスを取っているのはさすが」
と思ったのだが、それに比べると、こちらは特筆すべき長所に乏しい気がする。
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チューハイ |
2006年10月12日
No.928: 焼酎のやわらかお茶割り 静岡産一番茶使用 / 宝酒造
しょうちゅうのやわらかおちゃわり しずおかさんいちばんちゃしよう / たからしゅぞう
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8月に静岡で買ったものだが、もう1ヶ月半くらい経つので、早いうちに飲まなきゃということで。
このタカラのお茶割りは、単に「一番茶葉使用」と書かれたものなら既に飲んでいるのだが、
「静岡産一番茶使用」と書かれているものは地元関西では見たことがなく、
おそらく静岡限定(あるいは東日本方面限定?)で発売されているのではないかと思って、購入したのだ。
グラスに注いだ色は、普通の緑茶飲料と何ら変わるところがない。淡いきれいな緑色。
香りも深みある緑茶香。アルコールの匂いはしない。
味もふくよかな苦味ある緑茶だが、焼酎の甘味がふんわりと広がる。
飲み込むときに、アルコールのホットな感じが喉で感じられる。
渋みは適度で、実になめらかな飲み口だが、お茶感はしっかりある。
アルコール分4%。原材料:焼酎、緑茶(静岡県産一番茶20%)、ビタミンC。
「静岡産一番茶の風味がそのまま楽しめる焼酎の緑茶割りです。
お食事に、またお風呂上がりに、お手軽にお楽しみいただけます。」との説明文あり。
ところで、上記コメントを書いたあと、タカラのサイト
をチェックしてみたら、
「焼酎のやわらかお茶割り」のページにはこの「静岡産一番茶」が載っていた。
つまりこれは、リニューアル後の製品だったということか。私がたまたま静岡でみつけただけで、
今は全国でこれが販売されているのだろうか。
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チューハイ |
2006年10月13日
No.929: 極旨 / アサヒ
ごくうま / あさひ
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今月17日、アサヒから発売予定の新製品。カテゴリーは第3のビールである。
どうしてもう入手できたかというと、
今や当サイトの特命リサーチャー(そんな任命はしてないけど)と言える
「回転寿司は永遠に不滅です」
主宰・お寿司MAX副会長氏から、
なんと懸賞当選品のお裾分けを戴いたのだ!
こうやっていつも支えてくれる(しかもボランティアで!)同志に深く感謝したい。
さて、ありがたく味わうこととする。
まず、泡持ちが大変悪く、写真を撮ろうとする間に、どんどん減衰。まあ、これは致し方ない。
色はごく淡い黄金色で、これも第3のビールとして一般的。
香りは、「ん、ちゃんとホップの香りがする」と思うが、
それと同時に、どこか焼酎のような甘い匂いがある。
口当たりはナチュラルで、雑味は少ない。雑穀臭もほとんどない。
モルトの味わいは弱いものの、普通の発泡酒程度には飲み応えはある。
苦味は適度で、後味も比較的引き締まっている。
アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ。
発泡酒にスピリッツを混ぜるやり方は、サントリー・スーパーブルーと同じだが、
アルコール的甘味を極力取り去ることに成功している点は評価できる。
しかし、それがあまりに自然すぎて、インパクトに欠けるのが難点。
もちろん、変なインパクトが強くない味というのは、ロングセラーたり得る要件ではある。
あとは、売り方(イメージ戦略)だろう。ぐびなま。で成功した売り方を踏まえて、
更に独自性を打ち出すことができるか。そこにかかっていると思う。
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第3のビール |
2006年10月14日[1]
No.930: 旬果搾り 大分かぼす <冬限定> / アサヒ
しゅんかしぼり おおいたかぼす <ふゆげんてい> / あさひ
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今月17日発売予定の旬果搾り・冬限定版。
こちらも昨日の極旨と一緒に、
「回転寿司は永遠に不滅です」
主宰・お寿司MAX副会長氏が何処からか発掘してきてくださったもの。
もちろん通常はまだ入手できるものではない。ありがたくいただこう。
色はほとんどなく、透明に近いが、かすかに黄色っぽく色づいている。
香りはグリーンな柑橘香で、旬果搾りにしてはシャープな感じ。
単一フレーバーであることから、香りもピュアだ。
味も少々緑っぽいが、甘味も適度に付いている。酸味は決して弱くはないが、
強すぎるということもない。ちょうど良い塩梅。
果汁1%。アルコール分4%。原材料:アルコール、かぼす果汁、糖類、酸味料、香料。
大分県産かぼす果汁使用。
以前は、旬果の限定品といえば、複数フレーバーの組み合わせが多かった。
ところが最近は、このように単一フレーバー中心となっている。
3種とか混ぜていた頃はそれなりの楽しみがあったが、
このように特異性のある果実なら、単品もおもしろい。
シャープな味を好む方なら、もっと苦く、もっと酸っぱく、と思うかもしれない。
しかし、お酒に弱い人にも飲みやすい甘さというのが旬果の持ち味と言えるから、
これはその辺のぎりぎりの所だろう。
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チューハイ |
2006年10月14日[2]
No.931: スーパーブルー(2006年5月リニューアル品)/ サントリー
すーぱーぶるー(2005ねん5がつりにゅーあるひん)/ さんとりー
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昨日、アサヒ極旨を飲んだときに、発泡酒+スピリッツというのはスーパーブルーと同じだと気づいたのだが、
そういえばスーパーブルーって今年5月にリニューアルされていたのに、まだ飲んでいなかったと思い立ち、買ってきた。
泡の勢い、持続力は当然のごとく良くない。写真ではこんもり盛り上がっているのだが、
その時のグラスの温度とか、汚れ具合とか注いでから撮影までの時間とか、
様々な要素があってたまたまこんなふうに撮れることもある。
液色はビール程度。しっかりしているほう。
香りは、発泡酒特有の軽い雑穀臭があり、焼酎のような甘いニュアンスも潜む。
口に含むと、苦味が結構強く感じられる。その点は良いのだが、飲み干した余韻にほんのり甘さがある。
トータルとしてみれば騒ぎ立てるほどの甘さではないけれども、苦味がしっかりある分、
それにぶつかる形で甘味も目立ってしまうのだ。
アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)、炭酸ガス含有。天然水100%仕込。
缶には「爽快感アップ」の文字があり、確かに記憶をたどれば、以前のスーパーブルーは、
もっと腰の弱い味わいであった気がする。最新作は、苦み走って、きりっとしたようにも思うけれども、
なんだかバランスが悪い。自然な味のバランスという点では、
アサヒ・極旨のほうが一枚上だろう。
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第3のビール |
2006年10月16日
No.932: タカラCANチューハイ サワー スッキリ果実のお酒 ライチ / 宝酒造
たからかんちゅーはい さわー すっきりかじつのおさけ らいち / たからしゅぞう
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今日は本来なら、明日発売の製品が目白押しということで、
そのうちのどれかを取り上げるべきだったが、スーパー巡りができなかったということと、
覗いたコンビニには未入荷だったということと、
何より私の体調がまだ回復していないという理由から、
既存製品にした。それも、既に飲んで走り書き状態のコメントを残したまま
サイト未掲載だったものだ。
タカラの「サワー・スッキリ果実のお酒」シリーズは全8種あるが、
これまで当サイトでは、なんと巨峰だけしか掲載していなかった。しかもこのシリーズは最近リニューアルしている。
だから、旧ラインナップを早く掲載しておかねば、と考えた。
色はほとんど透明に近いが、微かに白濁。
香りは、自然な感じのライチ香が、軽やかに香る。
味のほうは、やはりライチだけに甘味が強い。だが、甘味が強いながらも、
くどくならないような濃度に設定されているようで、後味はかなりスッキリしている。
アルコール分4%。果汁1.7%。原材料:ライチ果汁、白桃果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料。
「本場台湾産のライチを厳選。個性的な香りと甘さをすっきり仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。」
ほとんど売られているのを見ないが、いかにも定番的な味わいで、安心感がある。
缶に描かれたライチのイラストが、妙にリアルで、これはちょっとどうなの?と思ってしまうが。
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チューハイ |
2006年10月17日[1]
No.933: あじわい冬生 <限定醸造> / サントリー
あじわいふゆなま <げんていじょうぞう> / さんとりー
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本日発売の新製品は多く、その中でもおそらく最も注目を集めているのは、アサヒ極旨ではないかと思う。
当サイトにその記事を求めて来てくださった方もあるかもしれないが、既に13日にアップしているので、
そちらをご覧頂きたい。
ということで、本日サントリーから発売の冬限定発泡酒を飲む。
泡にはかなり力があり、泡持ちもそこそこよい。液色はかなりしっかりした黄金色。
香りは、清々しいホップ香が前面に出て、正直言って悪くない。
最近の発泡酒は、ほとんど雑穀臭を取り去ることに成功している。
ところが、味にはやはり発泡酒特有の干し藁のような臭みが。
ただ、それが味の厚みに寄与していることも明らかで、もしこの臭みを徹底的に取ろうと思うと、
味もスカスカになってしまうのかもしれない。その辺のせめぎ合いの中から選択されたこのバランスなのかな?
とも思う。
土臭いニュアンスが口中に広がるが、これはピルスナー・ビールにも時折見られる特徴で、
ただその後に麦の底力というかズッシリ感が決定的に足りないのは、発泡酒としての限界なのだろう。
飲み干した後に、少々上滑りした苦味が残る。
アルコール分6%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ。「冬ならではの贅沢な味わい」との
コピーがある。
パッケージデザインはゴールドを基調として非常に重厚な感じ。
贅沢感を出そうとしているのはよくわかる。
このシリーズは、昨年までただの「冬生」という製品名だった。
04年まであった「味わい秋生」が、
05年からロースト麦芽を使用し「こんがり秋生」に変わったことで、
「味わい」の名が空いたので、こちらに転用したのだろう。
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発泡酒 |
2006年10月17日[2]
No.934: 旬果搾り 紀州みかん <冬限定> / アサヒ
しゅんかしぼり きしゅうみかん <ふゆげんてい> / あさひ
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こちらも本日発売の新製品。この冬限定の旬果搾りは3種あるが、
既に「大分かぼす」をフライングで紹介した。今日は、紀州みかんだ。
グラスに注いだ色は、深いレモン色というか、淡い黄色というか。
香りはかなりお菓子チックなオレンジ香。糖類と香料をたくさん使いましたという感じ。
どこかタケダのプラッシーを彷彿とさせる。
かなり甘味が強く、それと同時にアルコール感がしっかりある。
度数が低いのにこのアルコール感は、みかんフレーバーがアルコールの風味を助長する役割を担っているかのようだ。
酸味は強くないが、渋みのようなものが口中に残る。
全般的には口当たりがやさしいので、多くの旬果搾りファンの嗜好に概ね合っているだろう。
果汁7%。アルコール分4%。原材料:アルコール、みかん果汁、糖類、酸味料、香料。「和歌山県産みかん果汁使用」
パッケージデザインは基本的に昨冬のものを踏襲している。冬らしく、かわいらしいデザインだ。
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チューハイ |
2006年10月18日[1]
No.935: 旬果搾り 愛媛いよかん <冬限定> / アサヒ
しゅんかしぼり えひめいよかん <ふゆげんてい> / あさひ
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昨日17日が発売日の旬果搾り・冬限定品。既に2種が登場し、
残るはこの1つ。他の2種は新顔なのだが、この愛媛いよかんだけは、昨年もあった。
色はほとんど無色と言って良いが、かすかに黄色っぽく色づいている。
香りは少し苦味の際立った柑橘香で、香りだけでは何の柑橘かはわからない。
口当たりはシャープだが、実は甘味も結構ある。
コクがなくて、薄っぺらい印象。だからこそ爽やかだと言えなくもないのだが。
果汁6%。アルコール分4%。原材料:アルコール、いよかん果汁、糖類、酸味料、香料。
「愛媛県産いよかん果汁使用」
昨年の製品は、果汁含有率がなんと11%だった。5%ものダウンだが、
味のバランスを考えてのこと、と思いたい。単なるコストカット手段
だとは思いたくない。
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チューハイ |
2006年10月18日[2]
No.936: タカラCANチューハイ WMIX ガラナ&レモン <北海道限定> / 宝酒造
たからかんちゅーはい だぶるみっくす がらな あんど れもん <ほっかいどうげんてい> / たからしゅぞう
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これは今年の6月にWMIXシリーズが全部リニューアルした時に、
地域限定版もリニューアルしたもの。私の住む関西で売られている「有田みかん&レモン」は
6月に飲んだのだが、他地域はまだだった。北海道限定といいながら、結構売られているものだ。
色は濃いめの麦茶か、烏龍茶程度。
炭酸はあまり強そうではない。
コーラっぽいカラメルのような香り。若干薬臭い印象。レモンの感じはない。
味は甘味が強く、ガラナ特有の薬草的なフレーバーが広がる。ただ、レモンを使っているせいか、
さっぱりとして、後味も軽やか。
アルコール分5%。果汁3%。原材料:レモン果汁、ガラナエキス、スピリッツ、
高果糖液糖、香料、カラメル色素、酸味料。
旧製品を私は確か3本ほど飲んだが、その時の記憶からすると、
このリニューアル品のほうが、ガラナ特有のくせが弱くなったようだ。
ガラナは北海道で人気のフレーバーらしいから、もっとパワフルな味でもよいようなものだが、
やはり万人受けを考えて、この程度ということなのだろうか。
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チューハイ |
2006年10月19日[1]
No.937: カロリ。柚子 〜はちみつ入り〜 <限定出荷> / サントリー
かろり。ゆず 〜はちみついり〜 <げんていしゅっか> / さんとりー
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17日発売の「カロリ。柚子」。「カロリ。」は、句点まで入れて商品名だから、
文章を読みやすくするためには、このようにかぎ括弧で囲ったりしないといけない。
面倒くさいと、商品名の句点を省いてしまうこともあるのだが、
固有名詞なのでそれはあまり良い態度ではないだろう。
昨年もこの時期に出たのだが、今年も限定版で帰ってきた。
昨年とパッケージデザインが少し変わっている。白い花の絵が入ったり、
「カロリ。」の文字があるオレンジ地の部分にカットした果実の絵が入ったり。
まず外観は無色透明。気泡は細かく、炭酸はそれほど強くなさそう。
香りはまさに、柚子はちみつ。柚子のグリーンな香りと、
はちみつの甘いニュアンスがうまくとけ込んでいる。
味は、かなり甘味が強い印象。それも、通常のはちみつの甘さというより、
「カロリ。」特有の人工甘味料の甘さを強くした感じ。だから、いつまでも口中に残る。
果汁0.2%、アルコール分4%。原材料名:ゆず、スピリッツ、はちみつ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
炭酸ガス含有。カロリー50%オフ。糖質80%オフ。
製品名を「柚子〜はちみつ入り〜」ではなくて、ストレートに「柚子はちみつ」としたほうが良さそうな味のバランスだ。
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チューハイ |
2006年10月19日[2]
No.938: ハイボーイ レモン / 合同酒精
はいぼーい れもん / ごうどうしゅせい
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今日も冷蔵庫の在庫整理のため、既存製品を飲む。まだこれを飲んでいなかったことのほうが、
不思議なくらいなのだけれども、何しろ、ほとんど売っているのを見ないのだ。
まず色だが、軽く白濁している。香りは、昔懐かしい人工的なレモン香。
表現はとても悪いが、トイレ用芳香剤みたいな感じ。すごく強調されたレモン香ということだ。
口当たりは酸がきりっとし、その芳香剤的なフレーバーが広がる。
アサヒのハイリキにちょっとだけ似ているかな。
アルコール感が強く、飲み応えがある。それもそのはず、度数は7度だ。
切れ味はシャープで、酒好きのための缶チューハイといった感じ。
アルコール分7%。果汁3.6%。原材料:レモン果汁、醸造アルコール、スピリッツ、
果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料。
合同酒精はいつのまにかグループで持株会社制に移行しており、
新たな合同酒精(株)は、持株会社オエノンホールディングス(株)の下に位置づけられている。
オエノンという名は、同社サイトによれば、
すべてのものをお酒に変える力を持つという伝説の女神「オエノ」に由来するという。
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チューハイ |
2006年10月20日
No.939: カクテルパートナー オーロラオレンジ <冬の限定缶> / アサヒ
かくてるぱーとなー おーろらおれんじ <ふゆのげんていかん> / あさひ
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またまた大幅フライングである。発売日は来月7日となっているカクテルパートナーの冬の限定缶。
当サイトの頼れる特命リサーチャー
「回転寿司は永遠に不滅です」
主宰・お寿司MAX副会長氏から、先日アサヒ極旨を寄贈いただいた際に、
これも手に入ったので、ということで提供していただいたもの。
色はヨーグルトの白に少し黄色が入った感じ。
香りもヨーグルトに少しオレンジが溶け込み、とても甘酸っぱい香り。
味はかなりオレンジが際だち、炭酸と相まって爽やか。乳酸飲料のニュアンスは
それほど強くない。
果汁1%。アルコール分4%。原材料:ヨーグルトリキュール(ウオッカ、はっ酵乳、
糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類))、オレンジ果汁、糖類、香料、酸味料、
乳化剤、ベニバナ色素。
「ヨーグルトリキュールにオレンジ果汁をミックスした、爽やかなヨーグルトテイストのカクテルです。」
昨年の冬の限定缶2種も、ヨーグルトリキュールを使っていた。
ヨーグルトの白が雪を想像させるからだろうか。視覚だけでなく、この甘酸っぱさは、
寒い季節に暖かい部屋で飲むのにぴったりと言える。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年10月21日[1]
No.940: タカラCANチューハイ サワー スッキリ果実のお酒 パイナップル / 宝酒造
たからかんちゅーはい さわー すっきりかじつのおさけ ぱいなっぷる / たからしゅぞう
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タカラの「サワー・スッキリ果実のお酒」シリーズは全8種あるが、
これまで当サイトでは、巨峰、
ライチの2種を取り上げている。最近、このシリーズはリニューアルしている
ので、旧ラインナップを早く掲載しておこうと思う。
ということで、既に味見をし、コメントを走り書きしてあったパイナップルを、今日は掲載する。
色は微かに黄色に色づき、わずかに濁りがある。香りは、昔ながらの粉末ジュースみたいな、
言ってみれば安っぽいパインフレーバー。ふんわり軽やかに甘い香りが漂う。
味は炭酸のキリッとした感じと、抑制された甘さによって、実にスッキリした飲み口になっている。
甘ったるさはまったくないので、何口飲んでも爽やかだ。パイン味というよりは、パインの上ずみといった感じ。
でも、そこがなぜか懐かしく、しかも親しみやすさもある。
アルコール分4%。果汁3.8%。原材料:パインアップル果汁、醸造用アルコール、糖類、酸味料、香料、紅花色素。
「南国パイナップルの華やかな香りと甘さをすっきり仕上げた、気軽に楽しめるチューハイです。」
これも名前に違わず、スッキリした仕上がりだ。
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チューハイ |