2023年6月4日
No.10061: 三ッ星グレフルサワー 濃密エスプレッソ <限定> / サッポロ
みつぼしぐれふるさわー のうみつえすぷれっそ <げんてい> / さっぽろ
|
|
|
サッポロ 三ッ星グレフルサワー の限定品「濃密エスプレッソ」。
発売日は、5月30日。
400mlのボトル缶入り商品である。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのあるくすんだオレンジ色。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、かなり苦味の強そうなフレッシュなグレフル香。商品名のとおり濃密。
味も香りの印象通りしっかりと深く、苦味と酸味が強い。ジューシーというよりはかなり強烈。
アルコール感は弱いので、高果汁のグレープフルーツジュースを飲んでいるよう。
飲み込んだ後にも、強い酸味と苦味がしっかり残る。
アルコール分5%。果汁3%。 原材料名:グレープフルーツ、グレープフルーツエキス、ウォッカ、糖類(国内製造)/酸味料、
炭酸、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、 野菜色素、カラメル色素、スパイス抽出物。
グレフルのジューシーさを凝縮した今だけの濃密リッチな味わい。
グレープフルーツの香りと味わいを高温・高圧で抽出・凝縮したグレフルエスプレッソエキスを使用。
濃密リッチな味わいをお楽しみください。
果汁がたった3%というのが信じられないくらい、しっかりグレフル味。
もちろん、果汁だけでなくグレープフルーツエキスも使われていることによる濃密さであろうが、
チューハイというよりは、フレッシュなカクテルという仕上がりである。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45081DAKO#05 |
2023年6月5日
No.10062: 贅沢搾り マンゴー&パッション <ライフ限定> / アサヒ
ぜいたくしぼり まんごー あんど ぱっしょん <らいふげんてい> / あさひ
|
|
|
以前から存在していたようだが知らなかったので、今回初めて入手した。
スーパーマーケット・ライフコーポレーション限定のアサヒ贅沢搾り「マンゴー&パッション」。
贅沢搾りのライフ限定商品は2021年に始まったようで、このマンゴー&パッションは、
昨年(2022年)にも出ていたもののようである。
グラスに注いだ液色は、ごく薄い黄色で少し濁りがある。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、マンゴーの甘さが非常に強い。予め商品名を知っているからマンゴー以外の少し引き締まった香りをみつけることができ、
これがパッションフルーツであろうと想像できるが、基本的にはマンゴーの甘い香り主体である。
味も香りの印象通り甘味がたっぷりとしていてマンゴーの味わい中心なのだが、
キュンと鋭い酸味があって、しっかりパッションフルーツも感じる。さらに、意外と炭酸のピリピリした刺激もあり、
甘ったるくならずに済んでいる。
果汁11%。アルコール分4%。人工甘味料無添加。
原材料名:パッションフルーツリキュール(国内製造)、マンゴー果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料。
パッケージデザイン自体は通常の 贅沢搾り そのままといった感じなのだが、
「ライフ限定」としっかり書かれているから、わかりやすい。
2020年に全国販売品として パッションフルーツとマンゴー
という商品が出されたことがあるが、中身は違うようである。
このような留型商品は、イオンやセブン&アイなどのGMSや、
ニチリウ、CGC、AJSなど複数のSMが加盟する流通グループでは以前から多く開発されており、
メーカーさんとしても積極的とみられるが、単一の食品スーパーでは珍しい。
最大手のライフだからこそ実現したのだろう。
**********
当サイトの連続無欠勤更新記録が、本日満19年となりました。皆様ご覧頂きありがとうございます。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45082LITS#UK |
2023年6月6日
No.10063: 焼酎ハイボール 岩下の新生姜割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる いわしたのしんしょうがわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
|
|
|
タカラ焼酎ハイボールの限定品「岩下の新生姜割り」。
発売日は、6月6日。
岩下食品 とのコラボ商品である。
グラスに注いだ液色は、透明感のあるごく淡いピンク。
注いでいる時、ジュワジュワと大きな音を立て、その後は多量の気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、缶を開けたときから"新生姜"らしいみずみずしくも爽やかな香りが漂っている。
味はかなり辛いのではないか?と、想像される。
実際の味は、本物の生姜のような辛さはなく、焼酎ハイボールらしくすっきりとしていて、ほとんど味がない。
ただ、生姜っぽい香味はしっかりとする。そして、何も辛くないと当初は思っていたが、
実はピリッと辛みがあることに気づく。さらに、胃の中がホカホカと温かくなってくるのもわかる。
後キレは非常に良い。
アルコール分7%。無果汁。プリン体ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料名:焼酎(国内製造)、新生姜エキス、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、野菜色素。
タカラ「焼酎ハイボール」は東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追究したキレ味爽快な辛口チューハイです。
みずみずしく爽やかな風味を持つ生姜の酢漬け「岩下の新生姜」は大衆酒場で大人気のおつまみで辛口の「焼酎ハイボール」と相性がピッタリ!
思い切って「岩下の新生姜」をイメージした「焼酎ハイボール」を作っちゃいました!他では飲めない今だけの味わいをお楽しみください。
なんと大胆な商品かと、発売を知ったときから思っていたが、こんなにも味わいが馴染んでいるとは驚いた。
考えてみれば、昔からジンジャー味チューハイというのは存在しているから違和感はない。
ジンジャーエールから甘味をスパッと切り取った感じで、岩下の新生姜特有の酸っぱさのようなものはない。
なお、私個人は生姜というものがあまり得意ではないため、かなり身構えて挑戦したのだが、
思いのほかスッキリクリアな味わいだったので、普通に1本飲み干せた。
酸っぱ辛い味だったらどうしよう・・という懸念は、焼酎ハイボールには無用だったようである。
これは熱烈なファンを生みそうな商品だから、今年限りでは終わらないだろう。
サッパリしているから夏向きとも言えるし、ほかほかするから寒い季節にだっていい。
**********
当サイトの連続無欠勤更新記録が、昨日満19年に到達し、本日から20年目に突入です。
これからも宜しくお願い致します。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45083DAEE#00 |
2023年6月7日
No.10064: −196℃ ストロングゼロ 梨ダブル <限定> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ なしだぶる <げんてい> / さんとりー
|
|
|
サントリー -196℃ ストロングゼロ の限定「梨ダブル」。
発売日は、6月6日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに白濁しているようにも見える。
非常に細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、繊細な和梨香だが、アルコール臭もかなり強い。
味は香りの印象通りデリケートな梨味なのだが、アルコール感が強烈と言っていいくらいに強い。
梨の味が控えめだから、余計に高アルコールが目立つ。
甘味設定が決して弱いわけではないのだが、むしろ苦味が前面に出ていることと、
強烈なアルコールのために、甘ったるさを感じない。
アルコール分9%。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。梨果汁1%。和梨浸漬酒使用。
原材料名:梨、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
※洋梨果汁を使用しています。
当サイトの記録によると、前回の発売は 2019年で、実に4年ぶりの復活となる。
偶然だろうが、2020年からのコロナ禍には出されていなかったことになる。
梨と言えば秋のイメージで、実際これまでも晩夏から秋にかけて出されることが多かったのだが、
今回はなぜか夏前の梅雨のこの時期。缶にわざわざ「涼」の文字があり、
夏向け商品であることをアピールしているが、この9%の重たい味が夏向けだろうか。少々疑問である。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45084DAEE#01 |
2023年6月8日
No.10065: サントリープレミアムハイボール 白州 / サントリー
さんとりーぷれみあむはいぼーる はくしゅう / さんとりー
|
|
|
近年の国内におけるウイスキー人気の高まりによって原酒不足となり、国産ウイスキーの多くの銘柄が品不足となって久しい。
ジャパニーズウイスキーの雄であるサントリーさんの商品も、「山崎」を初めとした人気銘柄は入手困難となっている。
そんな中、こちらも大人気銘柄である「白州」を使ったハイボール缶が、今回限定商品として投入された。
その名も「サントリープレミアムハイボール 白州」。発売日は、6月6日。
グラスに注いだ液色は、極めて淡いゴールド。ウイスキーというよりは、熟成焼酎のような見た目。
きめ細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、缶を開けたときから既に広がっているのだが、
樽のバニラ、新しいタンスみたいな白い木材のイメージ、微かなスモーキーさが織りなす複雑な香りで、
上品で押しつけがましくないのに、しっかりと鼻腔に届く奥深さがある。
この香りは、まさに「白州」そのもの。しかも力強い。
口に含んだ瞬間、繊細でありながらピリッとくる炭酸の刺激とともに、
香りに感じた甘くウッディな香味が、軽いフルーティな甘酸っぱさとともに口いっぱいに広がる。
飲み込んだ後にも、その豊かな味わいがずっと口中に残り、きれいな余韻を作っている。
アルコール分9%。原材料名:モルト/炭酸。原料原産地名:国内製造(モルトウイスキー)。
サントリーウイスキーづくり100周年を記念した数量限定品。
氷を入れたグラスに注いで贅沢なひとときをお愉しみください。
缶の指示通り、氷を入れて飲んでみると、温度が下がって味わいがキリッとするかと思いきや、
ウイスキー自体のパワーのために、まろやかで奥深い味わいは変化せず。
氷で薄くなったらイヤだな、味気なくなったらイヤだなという心配は杞憂に終わる。
もちろん、氷が溶けてしまえば薄まるので、溶けないうちに飲むのがいいが、
たとえ薄まったとしても、しっかり味わいは残るだろう。
飲み干した後、空になったグラスを嗅いでみても、まだしっかりウッディでフルーティでスモーキーな香りが豊かに残っているくらいである。
コロナ禍以前、サントリーさんが経営するウイスキーダイニングを家族や知人などと時折訪れ、
白州のハイボール(ミントの葉を入れた、森香るハイボールという商品)を注文するのが、私の楽しみであった。
そのお店で飲むおいしさを、今はっきりと思い出した。
さて、この商品が今ちょっとした話題となっているので、ご存知の方も多いとは思うが、
販売価格は1缶税込660円である。こんなに高い缶入りR.T.D.が、今まであっただろうか。
購入時、私は価格を知らず、みつけた瞬間に2本手に取ったのだが、いくらだろう?と値段を確認して絶句。
値札の間違いじゃないかとすら思ったのだが、冷静になって、とりあえず1本だけ買うことにしたのである。
既に飲んだ方々の評で、「内容を考えれば、この値段は高くない」とのコメントが多いが、
相当に価格に引きずられた感想ではないか(高いからおいしくなければならないとの考え)とすら私は思っていた。
だが、実際に飲んでみて、あの白州を炭酸で割っただけという、シンプルな商品だからこそ、
原酒の持つ魅力をダイレクトに伝えてくれること。そして、サントリーさんの考える、最適なガス圧設定。
このプロの仕事に対峙するとき、わざわざR.T.D.としてリリースしてくれたことへの畏敬の念すら生まれてきた。
なくならないうちに、早速明日、もう1本買ってこようと思う。
それにしても、この価格設定は、あっぱれである。商品価格は、
メーカーさんとしては原価率がスタートラインになるのは当然のことながら、
消費者にとってみれば、得られる満足度が適正価格の判断基準となる。
内容に自信があり、購入者が満足してくれることを確信した上での強気の価格ではあるが、
この戦略は間違いではないだろう。高ければ話題になるということを熟知した戦略であるし、
高すぎて買えないほどでもない。
この値段なら、トリスハイボール缶を3缶買っておつりが来るのに・・と考える人は、
そっちを買っておけば良い。まったく別次元の商品なのだから。
たとえば、じっくり30分かけて1本を飲む。その30分という素敵で幸せな時間を、660円で買えると思えば、
決して高くはない。この私の考えに共感できる人は買うべきだし、共感できない人は買うべきではない。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45085DAEE#02 |
2023年6月9日
No.10066: サッポロビール園 サマーピルス / サッポロ
さっぽろびーるえん さまーぴるす / さっぽろ
|
|
|
6月6日に発売された「サッポロビール園 サマーピルス」。
昨年もこの時期に出されていたものである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、軽やかで甘いホップ香が最初に感じられ、フルーティで爽やかだが、
サッポロらしい乾いた穀物のようなモルト香もしっかり。
味は香りの印象ほど甘くはなく、クリアですっきりとした口当たり。
適度な苦味。軽快な酸味。まろやかながら、キレが良い。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
サッポロビール園監修のもと札幌の地で誕生した限定ビール。北海道の夏空のような爽快な味わいをお楽しみください。
一昨年(2021年)にサッポロビール園開園55周年記念として誕生したビールで、
昨年(2022年)も出されていた。そして今年が3年目。夏の定番として、来年以降も続けていくのだろうか。
|
ビール
CODE:45086KSES#03 |
2023年6月10日
No.10067: BROOKLYN SUMMER ALE / BROOKLYN BREWERY(製造:キリン)
ぶるっくりん さまー・えーる / きりん
|
|
|
キリンがライセンス生産する ブルックリン「サマーエール」。
昨年も同時期に出ていたものであるが、今年の発売は、コンビニエンスストア先行で5月30日から。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。
泡は純白できめ細かく、当初は力強く盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りは、爽やかで軽快。やや甘いホップ香。
味は香りの印象ほど甘くなく、すっきりと透明感ある口当たり。
若干トロピカルな風味をまといながら、ボディの厚みはなく、クリアで軽妙な味わい。
適度なキレもある。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
本製品は、米国ブルックリンブルワリー社のライセンスにより、麒麟麦酒株式会社が製造しております。
中身は昨年とまったく同じ。パッケージを比べると、昨年は缶下方に白抜き文字で商品名 SUMMER ALE の表記があったところ、
今年は BROOKLYN SUMMER ALE の表記となった。違いはそのくらい。
コンビニで値段を見ずに買ったら、なんと400円超。
もちろん内容に不足はないが、日常的に気軽に買える価格ではない。内容に変更がないのなら、
来年以降も夏に販売されるとしても、もう買わなくてもいいかなと、個人的には思ってしまった。
|
ビール
CODE:45087KSES#11 |
2023年6月11日
No.10068: 一番搾り 超芳醇 <限定醸造> / キリン
いちばんしぼり ちょうほうじゅん <げんていじょうぞう> / きりん
|
|
|
キリン一番搾りの期間限定派生商品「超芳醇」。発売日は、6月6日。
グラスに注いだ液色は、しっかり濃いめの黄金色。
泡はかすかに黄色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも概ね良い。
香りは、味わいの濃密さがうかがえる、しっかり重たく厚みのあるモルト香が主体。
華やかさはなく、地味な印象。
少し消毒用アルコールというか、薬品のような匂いも混じっているのだが、これは濃くしたことの弊害か。
悪い言い方をすると、新ジャンルにみられる雑穀臭と不自然なアルコール臭の混じり合った匂いにも近い。
味は香りの印象どおり落ち着いており、強い渋味と苦味が特徴。
ただ、渋味は引っかかるもののそれほど分厚さはなく、一番搾りらしい酸味がある。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
お、濃いのにすっきり。たっぷりの麦と一番搾り製法だからできた、特別な味わい。
濃いのにすっきり、という触れ込みだが、すっきりとは少し違う。
濃いのに濁った感じはないというのか、濃いけど滑らかさがあるというか。
当サイトの記録によると、このビールは2018年に初登場し、2021年まで4年連続で出されていたが、
2022年には発売されなかったようである。それゆえ、今回は2年ぶりの登場ということになる。
コロナ禍の影響なのかどうかはわからないが、各社がこの3年くらいは限定品の発売を控えたりしていたのは事実。
家飲み需要が増えているなら、色々投入すればいいのにと思うが、
もしかすると、物価高騰による嗜好品離れというのが背後にあるのかもしれない。
|
ビール
CODE:45088DAEE#05 |
2023年6月12日
No.10069: オリオン ザ・ドラフト 氷点下貯蔵 <限定醸造> / オリオン
おりおん ざ・どらふと ひょうてんかちょぞう <げんていじょうぞう> / おりおん
|
|
|
オリオンから5月30日に発売されたこの時季の限定商品、オリオン「ザ・ドラフト 氷点下貯蔵」。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は純白で概ねきめ細かいが、泡持ちはほどほど。
香りは、まるで新ジャンルではないかと思うくらいに軽く、コクのないアルコール臭がする。
味は香りの印象通りコクがなく、軽い苦味だけがアクセントとして感じられる。
ふんわり甲類焼酎みたいな甘さがあるところも、新ジャンルっぽい。
おそらく麦芽使用率が低いのではないか?と感じる。
後キレは良く、飲み込んだ後には軽い渋味が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、大麦。
製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
夏向きの商品ということで、軽やかに仕上げているのはわかるが、ビールらしいコクがあまり感じられない。
定番の オリオン ザ・ドラフト から飲みごたえを取り去ったような感じで、
いただけない。
|
ビール
CODE:45089WALIUM#13 |
2023年6月13日
No.10070: 濃いめのレモンサワー 岩塩の夏 <数量限定> / サッポロ
こいめのれもんさわー がんえんのなつ <すうりょうげんてい> / さっぽろ
|
|
|
サッポロ 濃いめのレモンサワー シリーズの限定品「岩塩の夏」。
発売日は、6月13日。昨年もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
注いでいる時は、大きめの気泡が踊っているが、程なくして静まる。
香りは、非常に酸っぱそうであり、コクのありそうなレモン香。
強烈で分厚く、少し甘味もありそう。
味は香りの印象通り酸が強烈であるが、塩が使われているせいで、ほんのりとした甘さがある。
しかもその甘さは甘味料のような不自然さはなく、糖のような重たさもなく、
コクがあるのに爽やかな甘さだ。飲み込んだ後には、酸味、苦味、ほんのり甘味の余韻。
果汁1%。アルコール分7%。
原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、レモン浸漬酒、食塩/酸味料、炭酸、香料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、
酸化防止剤(ビタミンC)。
このシリーズは、名前の通り濃いめの味わいが魅力のチューハイだが、
岩塩を使うことによって爽やかなコクが生まれており、夏向きの味に仕上がっている。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45090DAEE#00 |
2023年6月14日[1]
No.10071: トリスハイボール缶 ビターライム <限定> / サントリー
とりすはいぼーるかん びたーらいむ <げんてい> / さんとりー
|
|
|
サントリー トリスハイボール缶の限定「ビターライム」。
発売日は、6月13日。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。
細かな気泡が多量グラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、トリスらしい甘い香りが強く、そこにほんのり柑橘香が乗っているが、
青臭い感じがないので、ライムだとはすぐに気づかない。
味はほんのりと甘く、アルコール感が強い。
すっきりとしていて、酸味は穏やか。
トリスハイボール缶にしては、しっかりウイスキーらしさがある。
飲み込んだ後には、柔らかな甘味が残る。
アルコール分7%。ライム浸漬酒使用。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、ライム浸漬酒、糖類/炭酸、酸味料、香料。
缶に「新橋トリスバー監修」とある。これについては、ニュースリリースに、次の説明がある。
中味は、「トリスバー新橋烏森口店(新橋トリスバー)」で人気のメニュー「トリハイクラシック」の味わいをイメージしました。
ライムの香りとトニックウォーターのほろ苦さがアクセントになった爽やかな味わいが特長です。
パッケージは、ライムグリーンをベースにタンブラーに入ったハイボールのイラストを描きました。
また、「新橋トリスバー監修」の文言で、“バーで親しまれる味わい”であることを訴求しています。
お店のメニューをイメージした味ということだが、あくまでもトリスバーは庶民的な店なので、
カジュアルに楽しめる味わいである。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45091DAEE#01 |
2023年6月14日[2]
No.10072: 焼酎ハイボール ドライ / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる どらい / たからしゅぞう
|
|
|
4月下旬に、焼酎ハイボール グレープフルーツ の 2022年9月リニューアルバージョンと、
それ以前の製品 の2種を飲み比べるようにして、2本同日掲載した。
その時、リニューアル版はともかくとして、
リニューアル以前の製品の缶を見たとき、缶裏にイラストが付いていることに気づいた。
確か、昔の焼酎ハイボールは、缶にイラストが付いているのは限定品だけであり、
通年品はイラストなしの缶だったはずである。
そういえば、中身のずっと変わっていない他の通年品も、現在販売されている缶にはイラストが付いている。
なのに、当サイトでは未掲載だったことに気づき、改めて取り上げることとした。
というわけで、今日は現在売られている 焼酎ハイボール「ドライ」を、
味の簡単なレビューとともに。
液色は極めて淡いゴールドで、大粒の気泡がグラスの中で踊る。
香りはストイックなアルコール臭で、華やかさはない。
味もストイックでドライながら、熟成焼酎の旨みがほんのり。
アルコール分7%。無果汁。プリン体0。糖質0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
チューハイの原点
チューハイは昭和20年代後半の東京下町の大衆酒場で"焼酎ハイボール(酎ハイ)"として生まれたといわれています。
この元祖酎ハイの味わいを追求した宝焼酎ベースのキレ味爽快な辛口チューハイ、それがタカラ「焼酎ハイボール」です。
大衆酒場で愛され続ける辛口の味わいをお楽しみください。
缶入りR.T.D.なので、基本的には家庭消費を前提として販売されているものだが、
イラストにあるような酒場でも一定の存在感を示しているのが、このタカラ焼酎ハイボールだ。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45091DAKO#UK |
2023年6月15日[1]
No.10073: スプリングバレー サマークラフトエール <香> <限定醸造> / キリン
すぷりんぐばれー さまーくらふとえーる <かおる> <げんていじょうぞう> / きりん
|
|
|
キリン スプリングバレー の限定「サマークラフトエール <香>」。
発売日は、6月13日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって泡持ちも良い。
香りは、甘くフルーティで、草原のようなハーブっぽさを持つホップ香が爽やか。
<香>と名付けられているだけあって、この最初のインパクトが最大の特徴と思われる。
香りのファットな印象に対し、口に入れた瞬間のボリューム感はあまりない。
さらっと軽快であり、もたついた甘さなどはない。キリッと爽やかな苦味。
適度なキレ。それでも華やかな香味の余韻は長い。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
スプリングバレーとは
1870年、日本のビール産業の礎となった醸造所。その志をキリンビールが受け継ぎ、
誕生したのがクラフトビール「スプリングバレー」シリーズ。
「サマークラフトエール<香>」は、代官山にあるキリンの醸造所「スプリングバレーブルワリー」
設立時から活用してきた希少な"ギャラクシーホップ"を使用。今だけの、香り高く爽やかな味わいです。
ギャラクシーホップ特有の華やかな香りが魅力のビールなのだが、苦み走った後仕舞いの良さが、
キリンビールらしいキャラクターだと言える。度数低めのセッションエールというビアスタイルは実に夏向き。
しかし、この機微を理解するには、これ以前に様々なスタイルのビールを飲みこなしている経験が必要かもしれない。
ところで、私の生活圏内だけのことかもしれないが、この製品は今のところ取り扱い店舗が非常に少ない。
コンビニを数店回って、ようやく発見した。
缶入りスプリングバレーシリーズが苦戦しているとの報道に接するまでもなく、
販売店での陳列場所、陳列数などを見れば、消費者にあまり支持されていないことがすぐにわかる。
物価高、所得伸び悩みの経済環境下で、高額商品はどう生き残っていくのか。
プレモルのような新定番の地位を獲得するのは難しいとしても、
提携しているヤッホーブルーイングを見習って、尖った個性で勝負することは可能と思われる。
今がその正念場かもしれない。
|
ビール
CODE:45092LSEE#02 |
2023年6月15日[2]
No.10074: 焼酎ハイボール レモン / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる れもん / たからしゅぞう
|
|
|
昨日、タカラ焼酎ハイボール ドライ の現行品を改めて取り上げたが、
今日は「レモン」の現行品。
中身はずっと変わっていないのだが、缶裏にイラストが付いているのが、
以前の缶(当サイトで2015年に掲載した商品)との違いである。
液色は淡いゴールドで、大粒の気泡がグラスの中で踊る。
香りはストイックなアルコール臭に、レモンが入っているのかいないのか程度に、ほんのりと香る。
味もストイックでドライ。甘みはないが、レモンの酸っぱさもほぼない。熟成焼酎の旨みがほんのり。
アルコール分7%。果汁1.5%。プリン体0。糖質0。甘味料0。
原材料名:焼酎(国内製造)、レモン果汁、糖類/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素。
チューハイの原点
チューハイは昭和20年代後半の東京下町の大衆酒場で"焼酎ハイボール(酎ハイ)"として生まれたといわれています。
この元祖酎ハイの味わいを追求した宝焼酎ベースのキレ味爽快な辛口チューハイ、それがタカラ「焼酎ハイボール」です。
大衆酒場で愛され続ける辛口の味わいをお楽しみください。
昨日掲載した ドライ 同様、缶裏に大衆酒場のイラスト付きだが、同じ画ではない。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45092DAKO#UK |
2023年6月16日[1]
No.10075: ほろよい ブルーハワイサワー <限定> / サントリー
ほろよい ぶるーはわいさわー <げんてい> / さんとりー
|
|
|
サントリー ほろよい の限定「ブルーハワイサワー」。発売日は、6月14日。
グラスに注いだ液色は、非常に鮮やかで透過性のある青。
水に青色インクを垂らしたような、布が染まりそうな毒々しい青色だ。
香りは、サイダーのような甘さを湛えた爽やかさ。
ブルーハワイというと、もう少しオレンジとか柑橘っぽい匂いがするのかと思っていたが、
見た目の通りのソーダフレーバー。
味は酸味がキュンと立っていて、それほど甘ったるくはない。もちろん甘味は非常に強いのだが、
それに負けないくらいに酸味が効いている。アルコール感は弱く、甘酸っぱく軽やかな味わい。
飲み込んだ後には、キュンとした酸味と甘味、若干の苦味も残る。
アルコール分3%。原材料名:レモン、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、青色1号。
缶に描かれたイラストは、ブルーハワイ味のかき氷。そのイメージのままの、夏向きで軽やかな製品である。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45093DQES#03 |
2023年6月16日[2]
No.10076: ゼロマイルポスト 0 mile post / 二軒茶屋餅角屋本店(伊勢角屋麦酒)
ぜろまいるぽすと / にけんぢゃやもちかどやほんてん(いせかどやびーる)
|
|
|
先月、仕事で東京出張した折に、駅ナカコンビニ Newdays にて入手した
伊勢角屋麦酒による「0 mile post」(ゼロマイルポスト)。ビアスタイルは、IPA。
私は不覚にもその存在を知らなかったのだが、調べてみると発売は昨年(2022年)10月4日で、
もう8か月経過している。残っていたのが奇跡的。そういえば、入手した以外の店舗では見かけなかったので、
おそらくもうほとんど売れてしまったのだろう。
日本の鉄道150周年を記念して発売されたもので、取扱店舗はいずれもJR東日本系列の NewDays(首都圏/長野/新潟/東北)各店舗、
駅弁屋 祭 グランスタ東京、JAPAN RAIL CAFE TOKYO(東京駅)とのこと。
グラスに注いだ液色は、やや濁りがあり、少しだけオレンジがかったような濃いめの黄金色。
泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、力強くもくもくと盛り上がって、泡持ちもとても良い。
香りは、実にIPAらしい鮮烈なホップ香が強く、圧倒される。
ジューシーで甘くフルーティで、なおかつ芯のあるような強さを伴っている。
味はオレンジのような丸い酸味をまとった甘いコクが、強い苦味とともに広がる。
一口飲んだだけで、ボディの厚みをしっかり感じ、少量で深いジューシーな香味に満たされる。
やや引っかかるようなワイルドな渋味も良いアクセント。
ホップの華やかさ、苦味と、モルトの凝縮感やパワフルさが押し合っているのに、
騒がしくないハーモニーを奏でている。
飲み込んだ後にも、酸味、甘味、苦味、渋味、フルーティさ、すべての要素が喧嘩せずに整列している。
まるで、一流選手を集めたのに不思議にまとまりのあるドリームチームみたいだ。
アルコール分5%。原材料名:大麦麦芽(外国製造)、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
我が国の鉄道の起源となった新橋停車場は、明治5年(1872)に開業しました。
関東大震災で駅舎は焼失しましたが、現在は発掘調査により当時と同じ位置に駅舎や「0哩標識」が再現されています。
令和4年(2022)、この「0哩標識」のすぐそばで、わたしたちは素晴らしい野生ビール酵母の単離に成功しました。
フルーティー且つ少し煙っぽいアロマ特性をもったこの不思議な新橋酵母を使って、
鉄道開設150周年記念ビールをつくりました。
確かに、上記缶説明にあるように、ホップ香に少し芯のあるような強さを感じたのだが、
"煙っぽいアロマ"だと言われれば、そんな感じである。最初に嗅いだときに、煙っぽいとまでは正直感じなかったのだが、
押しの強さは確かにあるし、よく嗅ぐと煙っぽく感じられるだけでなく、マシンオイルっぽくもある。
製造元の商品紹介ページ には、
次のような詳細な説明がある。
0 mile post のきっかけ
JRさまオリジナルの限定醸造。鉄道と関係が深い、「新橋SL広場」の0(ゼロ)マイル標識近くで採取した野生酵母をもとに作りました。
野生酵母を採取し実用化するには、砂浜でダイヤモンドを見つけるのと同じくらい難しい状況の中、
伊勢角屋麦酒が得意とする技術により生まれたビール。
#####
0 mile post のあじわい
ALC 5.0%、IBU 35、飲み頃温度 5〜8℃
スタイル:IPA
野生酵母が醸し出すリンゴやバナナのような香りと、メインで使用したアメリカンホップ「シトラ」由来のピーチやシトラスのような香りが融和し、
豊かなフルーティさが感じられます。華やかなファーストインプレッションにふさわしい、ほどよいボディとモルティさを併せ持ち、
最初から最後まで楽しめるビールです。
#####
0 mile post のブルワーコメント
新橋で採取した野生酵母でビールを作ってほしいという依頼を受けた時には、都会でビールを作れる酵母がとれるわけがないだろう、
無理だと決めつけていました。しかし、あまり期待することなく新橋でサンプリングした植物から酵母を起こしていたら、
なんと!麦汁を発酵させることができる、かつ良い香気特性の酵母が見つかってしまいました!
これはまさに奇跡的な商品で、私が以前から伊勢角屋麦酒の大ファンであるということを差し引いても、
素晴らしいクオリティ、かつ、唯一無二のビールである。もっと早くに発売を知っていれば、
何とかもっと確保するすべもあったかもしれないが、今となっては追加入手は不可能だろう。非常に残念だ。
駅限定で売ったというのも、ロマンやストーリー性があって素晴らしい。
販売価格は税込380円という良心的な設定で、品質を考えればもっと高くてもいいと思うが、
それでも一般的な大量生産品に比べれば十分高く、基本的にビール好きしか手を出さない商品だろう。
パッケージに描かれたレトロな蒸気機関車と停車場のイラストもお洒落で、
個人的には久々に大きな感動をもらった缶ビールだと言える。
|
ビール
CODE:45093NDSG#255 |
2023年6月17日[1]
No.10077: 氷結 グリーンアップル <限定出荷> / キリン
ひょうけつ ぐりーんあっぷる <げんていしゅっか> / あさひ
|
|
|
キリン氷結の限定「グリーンアップル」。発売日は、6月13日。
昨年は7月12日の発売だったので、およそ11か月ぶりの再登場ということになる。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中を立ち上るが、
それもすぐにほとんど見えなくなる。
香りは、酸味と苦味が強そうな、シャープなりんご香。
まさに青りんご。
味は香りの印象通り、いやそれ以上にシャープ。
強めの苦味と鋭い酸味で構成され、甘味は極めて抑制的。
飲み込んだ後にも、強めの酸味と苦味が口に残る。
アルコール分5%。果汁0.8%。原材料名:りんご果汁、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料。
グリーンアップルの爽やかな香りとみずみずしさの、すっきりおいしいチューハイです。
中身は 昨年 から変わっていないようであった。
氷結らしいジューシーさを持ちつつ、シャープですっきりした味わいに仕上げており、
多くのファンを獲得し得る間口の広さがある。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45094LSEE#05 |
2023年6月17日[2]
No.10078: スタイルフリー <生> / アサヒ
すたいるふりー <なま> / あさひ
|
|
|
アサヒ スタイルフリー が新しくなっている。
3月上旬製造分からのリニューアルである。
但し、パッケージのみの刷新であり、中身は変わっていないので、
味については簡単にレビュー。
液色は淡い黄金色。純白の泡はやや粗く、泡持ちはほどほど。
香りは非常にクリアで臭みがない。味も非常に透明感があり、新ジャンルのような甘さもない。
もちろん糖質オフだからコクや飲みごたえはない。ただ苦味が強めである。
アルコール分4%。糖質0。原材料名:麦芽、麦芽エキス、ホップ、大麦、米、コーン、スターチ、糖類(国内製造)、
酵母エキス、食物繊維、大豆たんぱく/カラメル色素、調味料(アミノ酸)。麦芽使用率25%未満。
缶左肩に青地白抜きで「うまい!爽快!」と書かれているのが見分けるポイント。
私は以前からこの製品を高く評価しているのだが、それは、ここまで味わいを削ぎ取って透明感を追求すれば、
麦芽不足による臭みは解消されるし、ビールの代替物ではなく、発泡酒としての長所を活かした製品と言えるからである。
|
発泡酒
CODE:45094DAEE#RN03U |
2023年6月18日[1]
No.10079: のどごし<生> / キリン
のどごし<なま> / きりん
|
|
|
キリン「のどごし生」が、今年(2023年)4月製造品から新しくなっている。
当サイトで把握している限り、これが15代目の製品であり、
過去の製品は、すべてフォローしている。
(初代、2代目、
3代目、4代目、
5代目、6代目、
7代目、8代目、
9代目、10代目、
11代目、12代目、
13代目、14代目)
グラスに注いだ液色は、新ジャンルにしてはしっかりめの黄金色。泡はかすかに黄色できめ細かく、
力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、従来品から何も変わっていない接着剤(木工用ボンド)みたいな匂いがある。
但し、昔に比べてだいぶ弱くはなっている。
味は香りに感じた接着剤のような風味がやはりはっきりとあり、
さらに妙な渋味が引っかかる。コクがないのに、外側の渋味だけが固く、ただ粗暴。
新ジャンル特有の甘みが弱いというか、ほぼないのが救い。
飲み込んだ後には、ケミカルで不自然な香味が、引っかかる渋味とともに口に残る。
アルコール分5%。原材料名:ホップ、糖類(国内製造)、大豆たんぱく、酵母エキス。
ニュースリリースでのリニューアルポイントの説明は、次のようなものである。
今回のリニューアルでは、ドイツ産ヘルスブルッカーホップの使用比率向上により「トップの飲みごたえ」
をさらに強化し、後半には後キレを感じる「爽快なうまさ」を進化させました。
「トップの飲みごたえ」とは、口に入れた瞬間に最初に感じるボリューム感のことだと思われるが、
確かに最初から乱暴に切り込む渋味の重たさがあり、それが飲みごたえというよりは、単に粗雑な塊の押しのように感じられた。
どうも のどごし はこの路線を貫くようである。妙な臭みがあっても、それを飲みごたえと捉えてくれる消費者はたくさんいるようで、
ビールらしい味わいとはまったく違うけれども、ガツンとした押しと口の中での存在感があればいいという。
品質はまったく評価できないけれども、資本主義経済では、売れればそれが正解である。
その事実だけは認めざるを得ない。
|
新ジャンル
CODE:45095DAKO#RN04 |
2023年6月18日[2]
No.10080: TOKYO CRAFT PALE ALE / サントリー
とうきょうくらふと ぺーるえーる / さんとりー
|
|
|
サントリー TOKYO CRAFT「ペールエール」が新しくなっている。
今年(2022年)5月上旬出荷分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、オレンジに近い、濃い黄金色。
泡はかすかに黄色っぽい色で、非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、甘く爽やかなホップ香なのだが、随分スリムに感じる。
従来品はもっと濃密で深かったように記憶している。
味は苦味が強く、凝縮感がある。幾分か引き締まって、苦味の重さだけが口に残る感じ。
甘さはなく、酸も穏やか。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(国内製造、外国製造)、ホップ。
柑橘系の爽やかな香りと心地よい余韻
サントリー社のサイトには、「開発担当者の声」が掲載されている。
2023年のリニューアルでは、ペールエールの特長である柑橘系の爽やかな香りをさらにブラッシュアップしました。
ビール時間をよりワクワクさせてくれる、いつものビールとひと味違うペールエールを是非お試しください。
リニューアルポイントが明確ではないが、爽やかな香りという点が強調されている。
確かに、最初の香り立ちの爽やかさは印象的で、従来品と比べてもたつく感じはなく、
すっきりと軽快な感じである。味もそれに続いてスリムでスタイリッシュに変わったようである。
|
ビール
CODE:45095DAEE#RN05U |