2023年9月21日
No.10261: TOPVALU BESTPRICE チューハイ ストロング 青りんご / 合同酒精
とっぷう゛ぁりゅ・べすとぷらいす ちゅーはい すとろんぐ あおりんご / ごうどうしゅせい
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イオングループP.B.である TOPVALU BESTPRICE のストロングチューハイシリーズの最新ラインナップを飲んでいるが
(これまで、レモン、ライム、グレープフルーツ、
ドライ、グレープ の5種)、こちら「青りんご」は最近初めて登場したもの。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明だが、微かにグリーンがかっている。
細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、キリッとシャープなりんご香で、まさに青りんご。
甘味もありそうである。
味は香りの印象ほど甘くなく、酸味のほうが圧倒的に勝る。はっきり酸っぱいと感じられるほど。
さらに強烈なアルコール感。飲み込んだ後には、酸味のほか苦味すら残る。
りんご果汁5%。アルコール分9%。プリン体0。
原材料名:ウォッカ(国内製造)、りんご果汁。添加物:炭酸ガス、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。
製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
りんごチューハイでここまでシャープで、スッキリしたものは珍しい。
特に高アルコールのものは、飲みやすくしようという意図が働くのか、甘味が強い製品が多いものだが、
このチューハイはそんな常識を打ち破る。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45190DAEE#UK |
2023年9月22日
No.10262: 花鳥風月 / アサヒ
かちょうふうげつ / あさひ
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東北地方限定商品である アサヒ「花鳥風月」。
私はエリア外在住のため、通常であれば入手できないが、
都内の駅ナカコンビニ New Days で東北フェアが行われており、取り扱われていたもの。
当サイトではリニューアル前の製品を一度取り上げているのだが、
今回入手したのは、昨年(2022年)10月18日にリニューアルされた現行品である。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。泡はややベージュ色できめ細かく、
泡持ちは悪くない。
香りは甘く丸い印象。爽やかでありながら深いホップ香と、麦芽の力強さも感じさせる穀物のニュアンス。
華やかさはそれほどでもなく、落ち着きがある。
味は苦味がしっかり強く、適度にジューシーな甘さもあるが、
ボディ感はそこそこ。苦味や渋味の存在感が勝っている。
飲み込んだ後には、収斂性ある苦味のほか、軽い酸と甘やかな余韻が残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造)、ホップ。
感動のプレミアム
上面発酵酵母で丁寧に醸造 華やかな吟醸香と贅沢な麦のコク
リニューアル前の商品 と比べて、大きな違いを感じなかったが、
コク深い味わいは健在。パッケージデザインは、より一層「和」テイストが強調されたように思う。
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ビール
CODE:45191NDYCG#339 |
2023年9月23日
No.10263: ISEKADO セッションIPA No.2 / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど せっしょんあいぴーえー なんばー2 / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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およそ4か月ほど前に、伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)の ISEKADO SESSION IPA
を飲んでいるのだが、その「No.2」なる商品を見つけたので、買ってみた。
グラスに注いだ液色は、黄色みの強い中程度の黄金色。
泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
缶にネルソンソーヴィンとホップ名が書かれているので、
だいたい想像はつくが、香りは白ぶどうのように甘くフルーティで爽やか。
清々しくも奥深い。
味は苦味がしっかりとしているものの、角が丸く、柔らかい飲み口。
これは、度数が低めであることに起因する。ジューシーでまろやか。軽い酸味も伴う。
飲み込んだ後には、軽い苦味と渋味も残る。
アルコール分4.5%。原材料名:大麦麦芽(アメリカ製造、イギリス製造)、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。
製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
第2弾はNew Zealand産の白ブドウの香りが特徴的なNelsonsauvinというホップをメインに使用しました。
ホップ由来の白ブドウ、トロピカルな爽やかな香りと酵母由来のフルーティなエステルアロマが感じられます。
まさに、上記缶説明どおりの香りと味わい。非常にわかりやすくホップのキャラクターが活かされたビールで、
度数低めの軽やかさは、暑い季節に合う。
調べてみると、このビールはイオン限定商品で、本州、四国のイオン、イオンスタイル、
イオンリカーなど約300店舗で扱われているもの。
発売日は7月20日で、数量限定品である。
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ビール
CODE:45192AELQKW#65 |
2023年9月24日
No.10264: 山北みかんチューハイ / Jリカー
やまきたみかんちゅーはい / じぇい・りかー
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このような商品の存在をまったく知らなかったのだが、スーパーで偶然みつけて入手。
高知県産の山北みかんを用いた「山北みかんチューハイ」。
製造はチェリオ中部で、販売はJリカー。
グラスに注いだ液色は、濃いめの黄色。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、穏やかなみかん香。苦味が強そうで、甘味は弱そうで、
あえて香料で過度なお化粧をしていないナチュラルな香り。
味は香りの印象どおり、苦味がまず強く、甘味は非常に抑制的。酸味も強くはないが、キリッとした口当たり。
自然なみかん果汁の風味が活かされている。
飲み込んだ後に口に残る味も、苦味が目立つ。
アルコール分3%。果汁20%。
原材料名:温州みかん(高知県産)、ウオッカ、果糖ぶどう糖液糖/酸味料、炭酸、香料。
販売者:株式会社Jリカー 東京都品川区西五反田二丁目25番1号。
製造所:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510番の1。
山北みかんは、高知県香南市香我美町山北を中心に栽培されている、皮が薄く、
濃厚でジューシーな高知県を代表する温州みかんです。
みかん味チューハイで、ここまで自然にシャープに仕上げているものは珍しい。
甘ったるくないので、飲み飽きない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45193LISI#UK |
2023年9月25日
No.10265: さつま島美人 ハイボール / 日本酒類販売
さつましまびじん はいぼーる / にほんしゅるいはんばい
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セブンイレブンで購入した「さつま島美人 ハイボール」。
昨年一度取り上げているのだが、缶デザインが新しくなっていたので、改めて入手。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、ほっこり甘く、芋焼酎らしいピュアな香り。
口当たりは、炭酸のシャープな刺激が目立ち、甘さはそれほどでもない。
ほんのり芋焼酎らしい味わいで、とても大人しい。上品で綺麗な味わい。
ただ、アルコール感はしっかり。飲み込んだ後にも、ほぼ甘さが残らない。
アルコール分7%。糖質 プリン体 ゼロ。
原材料名:芋焼酎(さつまいも(国産)、米こうじ(国産米))/炭酸ガス。
販売者:日本酒類販売株式会社 東京都中央区新川1丁目25番4号。
製造所:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
前回レビュー時と味は変わっていないようなので、パッケージのみの変更と思われる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45194SEST#UK |
2023年9月26日
No.10266: 酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。 白泡 / サントリー
さんかぼうしざいむてんかのおいしいすぱーくりんぐわいん。しろあわ / さんとりー
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本日9月26日が発売日となっている サントリー「酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。」。
2種あるうち、まずは「白泡」を飲みたい。
なお、「〜スパークリングワイン。」と、最後に句点(。)が付くのが正式な商品名である。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
香りは、非常に大人しい。爽やかな柑橘様の香りがクリームのような甘さに包まれているが、
基本的に強く香り立つことはない。
味はグレープフルーツのような酸味と苦味が強くて、シャープ。
アルコール感が意外にも豊か。単調さは否めないが、味わいが単調であるがゆえに、
スパークリングらしいキリッとした爽やかさが際立つ。
飲み込んだ後には、鋭い酸味と若干のアミノ酸的旨みが残る。
アルコール分9%。原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)/炭酸、酸味料。
実はこの製品を取り上げるにあたり、当サイトでワイン扱いするのか、缶チューハイのようなR.T.D.扱いするのか迷った。
サントリー社の WINE CAFE ワインソーダ などはR.T.D.扱いして当ページに収録しているので、
この製品もそれにならったのだが、アルコール9%ということもあり、かなり飲み応えがあった。
ただ、酸味料が添加されているので、やはり純粋なワインというよりも、缶チューハイ等と同等のR.T.D.扱いが良いだろう。
酸化防止剤無添加というのをウリにしており、ワインに一般的に用いられる亜硫酸塩を使用していない製品なのだが、
通常、良質なワインを醸造するために亜硫酸塩は不可欠なものであり、
健康上も問題ないことが科学的に証明されていることは付言しておく。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45195DAKO#00 |
2023年9月27日
No.10267: 酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。 赤泡 / サントリー
さんかぼうしざいむてんかのおいしいすぱーくりんぐわいん。あかあわ / さんとりー
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本日9月26日が発売日となっている サントリー「酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。」。
2種あるうち、昨日既に 白泡 を飲んでいるので、今日はもう一方の「赤泡」を。
グラスに注いだ液色は、やや透過性のある紫。注いでいる時、ピンク色の泡が立っているが、時間が経てば消える。
香りは、甘酸っぱいぶどう香で、赤玉スイートワインに似ている。
念のため言っておくと、ワインはぶどうから造られているのでぶどうの香りがするように思っている人もいるかもしれないが、
基本的にぶどうの香りがするワインは少ない。
イタリアの発泡性ワイン・ランブルスコの甘口(ドルチェ)は、甘いぶどう香がするものがあり、
良く言えば本品はそんな感じである。
味は香りの印象ほど甘くない。酸味が前に来て、甘味は控えめ。炭酸のピリッとした刺激もあり、シャープな飲み口。
さらに苦味や、ぶどう果皮のような渋味もしっかり。
飲み込んだ後には、ほんのりした甘味、酸味、渋味、苦味がわりと良いバランスで残る。
アルコール分9%。原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)/酸味料、炭酸。
香りを嗅いだ時には、だらっと甘い味わいが想像されたが、実際の味はかなり引き締まっており、
これなら食事にも合わせられそう。肉のグリル料理に合わせたい。もちろんチーズにも良いだろう。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45196DAKO#01 |
2023年9月28日
No.10268: ライフガードハイボール / チェリオ
らいふがーどはいぼーる / ちぇりお
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9月19日からLAWSONで先行発売の チェリオ「ライフガードハイボール」。
10月2日からは全国発売されるそうである。
ライフガードは、チェリオが販売しているエナジードリンクのロングセラー商品なのだが、
ハイボールということは、ウイスキーが用いられたR.T.D.である。
当サイトの記録を辿ると、2006年に ライフガード パワード バイ ウォッカ
という商品を取り上げたのを皮切りに、
2011年にはライフガード発売25周年を記念して企画された ライフガードチューハイ
を掲載。同商品はその後、定番品となり、何度かのリニューアルを経て、2019年に ライフガードウォッカ
という名の商品になっている。
今回は、チューハイではなく、1986年から続くライフガード37年の歴史において、
おそらく初めてウイスキーを使用したアルコール飲料となっており、近年のハイボールブームに乗って企画された商品と思われる。
エナジードリンクは若者を中心に飲まれていること、そしてその若者のお酒離れの風潮の中でも、
ハイボールの人気は高いことを踏まえた巧妙な戦略である。
グラスに注いだ液色は、透明感のある黄緑色。毒々しい色だが、エナジードリンク・ライフガードは、
元々こんな色。
香りはエナジードリンクらしくしっかりと甘く、薬臭い。その上に、ほんのりとウイスキーの香りが乗っている。
あまりにうまく溶け込んでいるので、最初は気づきにくいが、よく嗅いでみると、
ウイスキーらしい樽っぽい香りが確かにある。
味は基本的にエナジードリンク。引きずるように甘味が強い。
炭酸のピリッとした刺激がアクセントにはなっているが、それでも甘ったるさは軽減されていない。
もちろん、ライフガードの濃い味わいが好きな人向けであろうから、これでいい。
ただ、ハイボールというほど、ウイスキー感は強くない。相対的にウイスキー味が負けている。
アルコール分5%。ウイスキー使用。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、ウォッカ、はちみつ/炭酸、香料、酸味料、V.C、
甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、カフェイン、パントテン酸Ca、ナイアシン、グルタミン酸Na、グリシン、アスパラギン酸Na、
アラニン、イソロイシン、フェニルアラニン、V.B2、V.P、V.B6、スレオニン、葉酸、 V.B12。
販売者:株式会社チェリオ・ジャパン 東京都千代田区丸の内2-4-1。
製造所:株式会社チェリオ中部 小牧工場 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510-1。
アルコール5%のライフガード風味のチューハイ(リキュール)です。
もっとウイスキーらしい味を想像していたが、元々ライフガードの味が強烈ということもあって、
これ以上ウイスキーを入れるとくどすぎる味になってしまうのかもしれない。
チェリオさんが自社製品(ライフガード)の魅力を損なわないようなバランスで考えられたレシピだと思うし、
競合品もないので、これ以上の解があるのかどうか、現段階で私にはわからない。
でも、もうちょっとウイスキー感があってもいいんじゃないか?と思ったので、
ウイスキーを足して(さらっとした味わいのブラックニッカクリアを使用)飲んでみたら、
かなりいい感じに飲み応えが出た。でも、当然のことながら度数は上がるし、甘ったるさもパワーアップするので、
好みは分かれるだろう。
ウイスキーを増量し、アルコール9%設定くらいで、ライフガードハイボール・エクストラとか、
ライフガードストロングハイボール、あるいは、ライフガード<強>ハイボールなんて名前で、
マニア向け商品を企画しても面白いかもしれない。チェリオさん、どうですか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45197LSEH#08 |
2023年9月29日[1]
No.10269: TOPVALU シャインマスカット <数量限定> / 合同酒精
とっぷばりゅ しゃいんますかっと <すうりょうげんてい> / ごうどうしゅせい
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ちょっと前に店頭で遭遇して入手した、イオングループP.B.「TOPVALU シャインマスカット」。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、深い甘さと上品な酸を感じさせるぶどう香だが、いかにも人工的。
この点は仕方ないだろう。香料で十分頑張ってはいる。
味は香りの印象通り確かに甘味が深いのだが、炭酸のビリビリした刺激もあって、
意外にもさらっとした味わい。このあっさり感は、もちろん果汁使用量が少ないことに起因するものと思われるが、
それがむしろプラスに感じられるほど、きれいで上品なまとめ方。
飲み込んだ後には、やさしい甘味に加えて、軽い苦味すら残る。
シャインマスカット果汁2%。アルコール分4%。
原材料名:ウォッカ、ぶどう果汁、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)。添加物:炭酸ガス、酸味料、香料。
販売者:イオントップバリュ株式会社 千葉県千葉市美浜区中瀬1-4。製造場:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
近年人気の高いシャインマスカットは高価なので、まともに果汁を使うと原価がかさんでしまう。
もちろん、果実として売れないものが果汁になるので、店頭に並んでいる食用のシャインマスカットのような価格帯ということではないが、
それにしても、チューハイの素材としては非常に高価な部類だろう。
そんな貴重なシャインマスカット果汁を用いた缶チューハイというだけでも、注目度は抜群。
目の付け所が素晴らしい。缶に書かれている「上品な香りと繊細な甘味」というのは、概ねその通りである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45198DAEE#UK |
2023年9月29日[2]
No.10270: ISEKADO IPA / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど あいぴーえー / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
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伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)の ISEKADO IPA。
グラスに注いだ液色は、微かに濁りの見られる黄色みの強い黄金色。
泡はほぼ白色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、IPAらしく鮮烈なホップ香。柑橘的な酸と、フルーティな甘さ。
口当たりはジューシーでほの甘いが、そのすぐ後を苦味が追いかける。
ボディの厚みは中程度。だが、飲み込んだ後にも、ギュッと強い苦味が引き締める。
アルコール分6.5%。原材料名:大麦麦芽(外国製造)、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。
製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
伊勢角屋麦酒の製品は、どれも教科書に載るようなお手本の内容で、安心して飲める。
しかも価格は良心的(本品は税別360円)。近年勢力を拡大させているが、もっともっと評価されていいブルワリーだ。
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ビール
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2023年9月30日[1]
No.10271: 黒伊佐錦 ハイボール / 日本酒類販売
くろいさにしき はいぼーる / にほんしゅるいはんばい
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先日掲載した さつま島美人ハイボール と一緒に、セブンイレブンで発見した「黒伊佐錦 ハイボール」。
こちらも当サイトで以前に掲載したものと缶が異なっていたので入手したものだ。
グラスに注いだ液色は、無色透明。多量の細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
香りは、甘くややクリスピーな芋焼酎の香りで、基本的に上品なのだが、
さつま島美人ハイボールよりもやや力強そう。
口当たりは、炭酸のビリビリした強い刺激が舌先に感じられるものの、
同時に甘やかな芋焼酎らしい香味が広がる。ピュアですっきりした飲み口。
アルコール感はしっかりめ。飲み込んだ後にも、ふんわり甘さの余韻が残る。
アルコール分7%。糖質 プリン体 ゼロ。
原材料名:芋焼酎(さつまいも(鹿児島県産)、米麹(国産米))/炭酸ガス。
販売者:日本酒類販売株式会社 東京都中央区新川1丁目25番4号。
製造所:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
こちらも 前回レビュー時と味は変わっていないようなので、
パッケージのみの変更と思われる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45199SEST#UK |
2023年9月30日[2]
No.10272: 寶クラフト 湘南ゴールド <地域限定> / 宝酒造
たからくらふと しょうなんごーるど <ちいきげんてい> / たからしゅぞう
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寶クラフト シリーズの「湘南ゴールド」。発売されたのは2020年2月25日。
販売エリアは神奈川県、山梨県、静岡県限定であるため、私の生活圏内では入手不可能なのだが、
当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈され、飲むに至った。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、キリッとシャープな柑橘香だが、あまり強くは香らない。むしろ焼酎の酒臭さが目立つ。
香料は使われているものの、いわゆる過度なお化粧をしないのが、このシリーズの特徴である。
味は香りの印象通り、キリッと酸が立ち、とてもフレッシュな感じでシャープな飲み口。
甘味は弱く、苦味が強い。あっさりとしながらも、果実感はしっかりあって、焼酎らしい飲み応えもある。
果汁2%。アルコール分8%。神奈川県産湘南ゴールド果汁使用。
原材料名:湘南ゴールド、湘南ゴールドペースト、湘南ゴールドスピリッツ(国内製造)、
白ワイン、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
神奈川県産の柑橘「湘南ゴールド」のストレート混濁果汁とペースト、
厳選した樽貯蔵熟成焼酎を合わせた「ひとてま造り」で丁寧に仕込みました。
爽やかな香りと風味をお楽しみください。
神奈川県は食用の柑橘類が採れる地域の中では平均気温が低めだと思われるので、
酸味の効いた爽やかな味わいが魅力。そういう地域の特性がうまく表現されたチューハイに仕上がっている。
しかも、焼酎の味わいが果実に負けていないところが、この 寶クラフト の特徴である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45199PRST#1313 |
2023年10月1日[1]
No.10273: 焼酎職人チューハイ 無糖レモン / 宝酒造
しょうちゅうしょくにんちゅーはい むとうれもん / たからしゅぞう
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タカラ「焼酎職人チューハイ」は、JR東日本の駅ナカコンビニ NewDays 等(JR東日本クロスステーション)で扱われている商品であり、
他には流通していない。
関西在住の私は、東京方面に出張した際に購入し、これまで何種か取り上げてきた。
今回も、たまたま東京駅構内の NewDays でこの「無糖レモン」を発見し、購入した。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
注いでいる時は大きな気泡が踊っているが、程なくして静まり、その後は細かな気泡が立ち昇っている。
香りは、甲類焼酎のすっきりしたアルコール臭が強く、レモン香はそこに薄らと乗っている感じ。
この導入部だけで、酒好きのための缶チューハイだとわかる。
口当たりは非常にシャープ。まったくと言っていいほど甘くないのだが、
焼酎固有のホットなアルコール感というか、ほのかな甘みがあるくらい。
レモンの酸も穏やかで、酒らしい飲み応えを邪魔しない。
非常にキレが良く、飲み込んだ後にはピュアなアルコール感が残る。
アルコール分8%。果汁2%。プリン体0。甘味料0。糖質0。
原材料名:焼酎(国内製造)、レモン果汁、レモンエキス/炭酸、香料、酸味料。
柑橘系の香り成分を含む焼酎と樽貯蔵熟成酒による芳醇でリッチな味わい。焼酎のおいしさにこだわったチューハイです。
これぞ宝焼酎の缶チューハイといえる玄人好みの製品。限定品なのがもったいない。
全国発売すれば、きっと多くのファンがつくと思うのだが、まあ、JRとの共同企画商品だから仕方ない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45200NDKY#UK |
2023年10月1日[2]
No.10274: HOPPIN' FRIENDS 未来図 / 太極舎
ほっぴんふれんず みらいず / たいきょくしゃ
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サッポロビールがオンライン限定で展開している HOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)において、
全国有数のブルワリーとの協業で新たな製品を送り出すプロジェクト「ホッピンフレンズ」が、2023年2月からスタートした。
今日飲む「未来図」は、同プロジェクト第2弾として出されたうちの1本で、
暁ブルワリー(太極舎)が担当したものである。
このようなオンライン限定商品まで手が回らないので、私は基本的に購入しないのだが、
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂き、飲むに至ったもの。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄色で、深い濁りがある。
泡は純白でやや粗く、当初こそ盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、スキッとした柑橘香が、モルトの穀物っぽさの上に乗っており、軽快で爽やか。
口当たりは非常に軽快。香りに感じた柑橘的甘酸っぱさがやや上滑りするように感じられるのだが、
それがとても柔らかく優しい印象を与える。
軽いと言っても薄いのではなく、肩肘張らない、それでいてしっかりとした旨みがある。
飲み込んだ後には、軽い苦味とキュッと引き締まった酸味が残る。
アルコール分4.5%。原材料名:有機麦芽(ドイツ製造)、ホップ、山椒。
森と龍と湧水とビール
地中に棲む7つの頭を持つ龍が山郷見たさに頭を出したところ7ヶ所の湧水が吹き出しました。
八幡平松尾寄木に伝わる龍と水の伝説です。
その湧水は「金沢清水」とよばれ、そのおいしさから、日本名水百選にも選ばれています。
暁ブルワリーにあふれるこの名水でオーガニックビールを醸造しています。
豊かな水を守ることは森を守ること。うつくしい未来へのバトンを大切に次世代につなぐこと。
それが、私たちの未来図です。
爽やかな柑橘香が感じられた時は、オレンジピールを用いたヴァイスなのかと思ったが、
ビアスタイルはセゾンだそうである。もう一つびっくりしたのは、山椒が用いられていることで、
あまりインパクトは強くなく、裏方に徹し、森の自然を想起させる爽快感を付与しているように感じた。
改めて山椒だと言われてみれば、飲み込んだ後に少し残るピリッとした辛みのようなものと、
胃に微かに残るホットな感触がある。あくまでも言われてみれば、だけれども。
「未来図」とネーミングされているけれど、何か新しい画期的な未来を創り出すのではなく、
今ある自然の恵みを大切に守り伝承して行く先にあるのが理想的な「未来」なのだと、
優しくも固い意志を感じさせるビールである。
本当に強い人こそが、他人に優しくなれるのだと、教えてくれているようである。
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ビール
CODE:45200PRST#UK |
2023年10月2日[1]
No.10275: ノンアルでワインの休日 赤 重厚感とコク <限定> / サントリー
のんあるでわいんのきゅうじつ あか じゅうこうかんとこく <げんてい> / さんとりー
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おそらく1か月ほど前に遭遇して入手した、サントリー ノンアルでワインの休日 シリーズの限定「重厚感とコク」。
メーカーサイトには情報がないのだが、検索すると出てくるのはイオンネットスーパーで売られている情報ばかり。
私が入手したのもイオン系のスーパーであったため、おそらくイオングループ限定商品と思われる。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い紫色。
ピンク色の泡も立ち、この見た目は濃いぶどうジュースのようである。
香りにぶどうのような甘さは一切なく、酸っぱそうな匂いだけなので、
赤ワインっぽいといえば、言えなくもない。
味は香りの印象通り、甘さはまったくなく、酸味と渋味のみ。
ここでも赤ワインらしさを出そうとしているわけだが、その酸味の中に少し干しぶどうのような、
腐敗臭っぽいニュアンスがあって、評価の分かれ所。
商品名のとおり重厚感とコクは確かにあるが、それゆえ、くどくも感じてしまう。
飲み込んだ後にも、粗い酸味と渋味が残る。
品名:19%ぶどう果汁入り飲料(炭酸ガス入り)。
原材料名:ぶどう、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、ワインエキス(ノンアルコール)/
酸味料、炭酸、香料、ブドウ果皮色素、乳酸Ca、酸化防止剤(ビタミンC)。
原料原産地名:チリ製造(ぶどう果汁)。
ノンアルでもよりワインっぽいものを、という開発者の心意気と、実際にここまで持ってくる技術はすごいと思うのだが、
逆にここまでする必要がありますか?とも思ってしまう。
確かにノンアルのニーズには、お酒を飲めないシチュエーション(運転する日、休肝日など)にも飲みたいという、
代替品としての役割というものもあるが、体質的にアルコールに弱い、あるいは受け付けない人が、
お付き合いとして飲むというケースもある。
本品は、一応前者のニーズに応えるものと考えられるが、既にノンアルビール、ノンアルチューハイ、ノンアルハイボール等が乱立している中で、
ワインっぽいものへのニーズがどれだけあるか。もちろん、ノンアルの世界でワインテイストはむしろ草分け的な存在であるから、
一定の支持はあるのかもしれないが、非常に素人っぽい感想をここで言ってしまえば、
甘くてもいいから ウェルチ のほうが美味しいよね、と単純に思う。
あ、それはライバル社が売ってる商品でしたね。
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ノンアルコール飲料
CODE:45201DAKO#UK |
2023年10月2日[2]
No.10276: HOPPIN' FRIENDS ユルメのたしなみ / わくわく手づくりファーム川北
ほっぴんふれんず ゆるめのたしなみ / わくわくてづくりふぁーむかわきた
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サッポロビールがオンライン限定で展開している HOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)において、
全国有数のブルワリーとの協業で新たな製品を送り出すプロジェクト「ホッピンフレンズ」が、2023年2月からスタートした。
今日飲む「ユルメのたしなみ」は、同プロジェクト第2弾として出されたうちの1本で、
わくわく手づくりファーム川北 が担当したものである。
このようなオンライン限定商品まで手が回らないので、私は基本的に購入しないのだが、
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂き、飲むに至ったもの。
グラスに注いだ液色は、淡い黄色で濁りがある。
泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、当初よく盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、ヨーグルトにオレンジやあんずなど、クリーミーでフルーティだが少し芯のある香り。
味も酸味が鋭角に切り込んでくるような感じがあり、一方、ボディの厚みはあまりないから、
キリッとしつつさらっと流れていく。苦味は極めて弱い。
甘酸っぱい押しは最初だけで、後はフェードアウトしていく感じ。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(国内製造)、ホップ。
あたらしい予感は、なにかとなにかの「間」(あいだ)にある。あんまりガツガツ、
「上」とか「先」ばっかり追いかけてたら見逃しちゃうから。じぶんの気もちに正直に。
いろんな「好き」を混ぜたグラデーションのなかに、あたらしい「好き!」、みつけたよ。
ポエムのように書かれている文章が、このビールのコンセプトだろう。
力を抜いて、ユルく構える。でも実は、単純にユルいわけではない。
真ん中に一本だけピンと張った弦があるように、私には感じられた。
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ビール
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2023年10月3日[1]
No.10277: 濃いめのグレフルサワー <数量限定> / サッポロ
こいめのぐれふるさわー <すうりょうげんてい> / さっぽろ
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サッポロ 濃いめのレモンサワー シリーズの限定品「濃いめのグレフルサワー」。
発売日は、10月3日。
グラスに注いだ液色は、ほんのり白濁。細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇るのが見える。
香りは、甘くコクがありそうだが、フレッシュ感もあるグレフル香。
果汁の自然な香りを香料がうまく増長している感じ。苦味もかなり強そう。
口に入れた瞬間は、意外と甘くない感じで、苦味がかなり際立っている。さらに酸味も鋭い。
飲み進めるうちに、実は甘味もしっかりあることがわかる(但し、苦味や酸味よりは甘味は控えめ)。
商品名のとおり、濃いめの味わいなのだが、それほどくどさは感じない。
飲み込んだ後には、強めの苦味、鋭い酸味、甘味料特有の少し引っかかるような甘味が口に残る。
果汁1%。アルコール分7%。
原材料名:グレープフルーツ果汁、ウォッカ(国内製造)、グレープフルーツ浸漬酒/酸味料、炭酸、香料、
甘味料(スクラロース、アセスルファムK)。
缶に「美味」とあり、そんなこと自ら言うか?と思うが、お茶目な感じでもあるし、
そこまで言うなら飲んでみようとも思える。
濃いめのレモンサワー自体が、ある意味くどいとも言える濃厚さをウリにしているので、
このグレフルも相当に濃く、くどい味わいを想像していたのだが、
甘さが適度に抑えられ、後キレも悪くないので、飲み飽きしない味わいに仕上がっていると思う。
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チューハイ・カクテル等
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2023年10月3日[2]
No.10278: HOPPIN' GARAGE それが人生 / サッポロ
ほっぴん・がれーじ それがじんせい / さっぽろ
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サッポロビールが2018年に立ち上げ、ネット販売を基本としている HOPPIN'GARAGE において販売された「それが人生」。
2020年に限定販売したところ好評だったようで、今年(2023年)4月10日に再発売となったようである。
このようなオンライン限定商品まで手が回らないので、私は基本的に購入しないのだが、
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂き、飲むに至ったもの。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。
泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、当初よく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは引き締まって落ち着いている。最初ふわっとホップ香が立つものの、
過度な華やかさはなく、麦芽の力強さを感じさせる穀物の香りが主体。
味も香りの印象通り、苦味がしっかり。ただ、ボディ感はそれほどでもないので、
上辺だけ押してくる収斂性の強い苦味で、非常にドライな印象。
甘味はほぼなく、浮ついた感じは微塵もない。飲み込んだ後にも、しびれるくらいの苦味と渋味が口に残る。
それでも重たさはないのが不思議なくらい。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
そりゃあ、責任とかって重たいし、失敗ってずいぶん苦い。わざわざ重くて苦い、そんな思い、
できればしたくないって想うけど。でも、そういうのって、ないならないで、生きてる気がしないっていうか。
それじゃあちょっとソフトドリンク。人生の味がしない。ひねくれてるのかな。
なんか軽いのはじぶんじゃない。暑くるしくもがいてるじぶんが、キライじゃないから、しょうがない。
まあ、なかなか。ビールがおいしい人生ですこと。
コピーライター 石井つよシさんによる言葉をモチーフに生み出されたビールとのことで、
苦み走った味わいが、まさに人生そのものということなのだろう。ただ、苦いけれどそんなに重たくはないから、
深刻に考えずに取り組めばいいと教えてくれるような味わいである。
黒ラベルをはじめとするサッポロビールの愛好者は、浮ついたところのない、どっしり落ち着いた味わいを好ましく思うはずで、
そういう日本の大人に向けた、いわば玄人好みのビールだと言える。
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ビール
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2023年10月4日[1]
No.10279: メローブリーズ / ヘリオス酒造 沢内醸造所
めろーぶりーず / へりおすしゅぞう さわうちじょうぞうしょ
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ヘリオス酒造沢内醸造所(旧銀河高原ビールから受け継いだブルワリー)による「メローブリーズ」。
発売を知らなかったのだが、イオンリカー店頭で偶然発見。
調べてみると、今年(2023年)5月3日に発売されたイオン限定商品
(本州・四国のイオン、イオンスタイル、イオンリカーなど約300店舗での取り扱い)とのことである。
Mellow Breeze(やさしいそよ風)という名前から何となく味わいは想像できるのだが、
缶に書かれたビアスタイルは hoppy weizen(ホッピー・ヴァイツェン)。
即ち、ホップの効いた淡色エールであることがわかる。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。
泡は純白で非常に密度が高く、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
香りは、軽快で爽やかな緑っぽいハーブ香と、甘いバナナのようなフルーツ香が入り交じったホップ香が強く感じられる。
口当たりは非常に軽やかで柔らか。フルーティでやや甘く、やさしい飲み口。
苦味は当初弱く感じられるのだが、飲み進めるうちにしっかりと舌の奥に蓄積されてくる。
いわば導入部とその後の展開の間に少しギャップがあるのだが、そこが魅力とも言える。
結構苦いんだなあと感じながら2口めを飲むと、また柔らかくフルーティな香りが来る。
ヴァイツェン特有の乳酸っぽい香りは強くなく、ほのかに香る程度。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(ドイツ製造(大麦麦芽・小麦麦芽))、ホップ。
製造者:ヘリオス酒造株式会社 沢内醸造所 岩手県和賀郡西和賀町沢内字貝沢3-647-1。
ヒュールメロン(Huell Melon)ホップを使用した、ほのかにメロンのアロマを感じる爽やかなそよ風のようなヴァイツェン。
上記説明にあるヒュールメロンホップの特徴であるメロンのようなアロマは、言われてみればそんな感じがするかなあ?という程度。
私はおそらくハーブ系の香りとフルーツ系の香りを分けて嗅ぎ取ろうというクセが付いてしまっているので、
このビールからは、若草のような緑っぽいニュアンスと、糖度の高いバナナのような甘さをそれぞれ感じたのだが、
それらを足してみれば、確かに青臭いフルーツであるメロンっぽい香りだと言えなくもない。
そうやって足し算していくなら、さらに乳酸っぽい香りもあるのだから、
メロンヨーグルトのようだと結論づけることができる。
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ビール
CODE:45203AELQKW#154 |
2023年10月4日[2]
No.10280: 寶クラフト ふくしま あかつき桃 <東北限定> / 宝酒造
たからくらふと ふくしま あかつきもも <とうほくげんてい> / たからしゅぞう
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寶クラフト シリーズの「あかつき桃」。最初に発売されたのは、なんと2019年11月26日ということで、
およそ4年が経過。しかし続いているということは、人気商品なのだろう。
販売エリアは福島県・宮城県・青森県・秋田県・岩手県・山形県限定であるため、私の生活圏内では入手不可能なのだが、
当サイトのご協力者
森康哲さん から寄贈され、飲むに至った。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、柔らかく甘い、そして生っぽい感じの桃。かなりナチュラルである。
口に含んでみて、ちょっとびっくり。香りはよく熟した甘い桃だったのに、
味はまず酸味がキリッとしていて、甘ったるさはない。なのに、いかにも桃らしい、生っぽい味わいがある。
言い方は悪いが、熟し切っていない酸っぱい桃をかじったような感じ。でも青臭さや未成熟な感じは不思議になく、
焼酎のアルコール感と相まって、果実っぽい香味の豊かさが表現されている。
とろっとした舌触り(これは増粘剤の効果だろうが)もそれをアシストしている。
飲み込んだ後には、ほのかな甘味、しっかり酸味、さらに軽い苦味、そして何より熟成焼酎のアルコール感が残る。
果汁8%。アルコール分7%。
原材料名:桃、桃スピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料、増粘剤(ペクチン)、酸化防止剤(ビタミンC)。
福島県を代表する桃の品種「あかつき」のストレート混濁果汁と桃スピリッツ、
厳選樽貯蔵熟成焼酎を合わせ丁寧に仕込んだ「ひとてま造り」。
"あかつき"らしい甘く芳醇な香りと食事に合うドライな味わいが楽しめます。
上記説明にある ドライな味わい というところがこの製品のポイントである。
食事に合うかどうかは意見が分かれるところだろうが、世間一般の桃味チューハイというのは、
桃の最大の魅力である優しくも深い甘さをどう表現するかに腐心し、結局くどい甘さが口に残る仕上がりのものが圧倒的に多いのに対し、
この製品は、ともすると「桃の魅力はそこじゃない」と苦言を呈されるかもしれないような、酸味を中心としたまとめ方をしている。
こんな英断ができるのは、大手ではタカラさん以外にはあり得ないと思う。
だって、"これじゃない感"が強いし、贅沢な桃を使っていながら、なんてことをしてくれるんだ!という酷評すら頂いてしまいそうだからだ。
でも、それを百も承知でこういうスタイルに仕上げるのは、焼酎を使ったR.T.D.はこうあるべきという、
タカラさんの揺るぎない信念があるからだと理解できる。
このニッチでありながらコアなファンにはしっかり刺さる作品だからこそ、細々とでも長く愛されているのだと思う。
そんな感動を覚える逸品である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45203PRST#1407 |