2023年4月2日[1]
No.10601: 檸檬堂 レモン濃いめ / コカ・コーラ
れもんどう れもんこいめ / こか・こーら
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コカ・コーラ 檸檬堂 シリーズが新しくなった。3月18日リニューアル発売である。
リニューアルといっても、基本はパッケージのみの変更であり、缶入り通年5種のうち、中身が変わったのはただ1種。
その中身の変わった さっぱり定番 については、既にレビュー済。
今日は、名前が変更された「レモン濃いめ」を取り上げる。
従前は、鬼レモン の商品名で売られていたものである。
グラスに注いだ液色は、深い濁りのある薄黄色。
この濁りのため、気泡はあまり見えない。
香りは、コクのありそうなレモン香とともに、アルコール臭も深い。
味は香りや見た目のとおり、非常に濃い。酸味と苦味が強烈。
甘味も決して弱くはないが、口に入れた瞬間の酸と苦味のインパクトが強すぎて、
そんなに甘いという感じはしない。
飲み込んだ後にも、しっかり酸味と苦味が口に残る。
アルコール分7%。果汁21%。原材料名:レモン(輸入)、スピリッツ、食塩、果糖ぶどう糖液糖/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
製造者:コカ・コーラボトラーズジャパン(株) 東京都港区赤坂9-7-1。
レモン果汁が21%も入ると、こんなに強烈な味になるという良い見本。
発売当初の 鬼レモン はアルコール9%だったが、その後7%に下げられ、鬼らしさも半減していたので、
名前の変更は妥当だろう。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月2日[2]
No.10602: HOEGAARDEN ROSE
ヒューガルテン・ロゼ
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ベルギー・ヒューガルテンの派生商品「ヒューガルテン・ロゼ」。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある濃いピンク色。泡は薄いピンク色できめ細かく、
泡持ちも良い。
香りはとても甘酸っぱいベリー香が強いのだが、そのベースにはきちんとビールの麦芽が感じられる。
味も香りの印象通り、甘酸っぱい苺やラズベリーのようなジューシー感と飲みごたえが共存。
苦味が非常に弱く、爽やかな飲み心地。アルコール感も弱い。飲み込んだ後にも、軽やかなベリー香がしっかりと残る。
アルコール分3%。原材料名:大麦麦芽、ホップ、小麦、糖類、果汁(ラズベリー、りんご、いちご、エルダーベリー)、
コリアンダーシード、オレンジピール/pH調整剤、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK)。
原産国名:韓国。輸入者:AB Inbev Japan 合同会社 エービーインベブジャパン。
住所・引取先:東京都渋谷区渋谷2-24-12。
缶に次のような説明文がある。
世界を魅了したフルーツビール
ベルギーホワイトビールの王道「ヒューガルテン ホワイト」に、ラズベリーを加えた贅沢なフルーツビール。
甘味と酸味の程よいバランス、香り華やぐフルーティーな味わいと、優しいルビー色が特長。お祝い、ご褒美の食卓や、
リラックスタイムに。デザートビールとしてもおすすめ。
アルコール3%設定で優しく、ジューシー感があって飲みやすい。まさにデザート感覚で楽しめるビールだ。
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ビール
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2024年4月3日[1]
No.10603: 晴れ風 / キリン
はれかぜ / きりん
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4月2日発売のキリン「晴れ風」。スタンダードビールの新ブランドである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも概ね良い。
香りは、甘く爽やか。フルーティで軽快なのだが、ベースにはきっちりモルト香がある。
味は香りの印象通り、軽快で爽やか。ほんのりフルーツのように甘い。しかし、麦芽の力強さをしっかりと感じ取ることが出来る。
苦味は抑えめで、キレがある。後味はクリアだが、余韻にほのかな甘味。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
一口飲んだ瞬間、これはかなり有望な新人ではないかと感じた。
一番搾りやキリンラガーなど、これまでの製品とはまったくキャラクターが違う。
どちらかというと、キリンさんがこれまで避けてきたのではないかと思われるタイプのビールである。
また、上位ブランドでクラフトを謳っているスプリングバレーにしても、ロングセラーのハートランドにしても、
苦味がしっかりあって力強い。これがキリンビールのアイデンティティーではないかと感じるものだが、
この製品はほぼ180度味わいが違う。最近の特に若い人たちの嗜好を十分に調査した結果であろうと思われる。
もちろん、ただ軽いだけではないところに明確な意志を感じる。
スタンダードビールの新ブランドが誕生すると聞いて、サントリー生ビールのような戦略ではないかと私は思った。
つまり、ビールをあまり飲まない若者向けに、シャープで軽く、飲みごたえのあまりないタイプを出すのではないか。
そうだとすると、大した見所のない製品になるのではないか。そんなふうに思っていた。
軽い(それは名前から容易に想像できる)という点は予想どおりだったが、やはりキリンビールのプライドは捨てていなかった。
良い意味で裏切られた。
売り方にも気合いが入っているし、これはかなり伸びるのではないか。
同社の既存製品との違いはもちろんのこと、アサヒ生ビールとも、サントリー生ビールともキャラクターが違うから、
棲み分けは可能。ある程度シェアの食い合いとなるのは仕方ないが、新たなファンの掘り起こしに成功するかもしれない。
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ビール
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2024年4月3日[2]
No.10604: Prime ONE 高知県馬路村産 ゆずチューハイ / 合同酒精
ぷらいむわん こうちけんうまじむらさん ゆずちゅーはい / ごうどうしゅせい
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ユニーグループの上級P.B.プライムワンの「高知県馬路村産 ゆずチューハイ」。
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、少し青い柑橘香が穏やかに香る。控えめなジューシーさが、ほのかなアルコール臭と溶け合っている。
味は酸が強すぎず、適度な甘味がついている。酸っぱくなりすぎないようなバランスの取り方で、
適度なジューシーさをもつ。アルコール感は弱い。
飲み込んだ後には、少しだけ切れ込むような酸味と、穏やかな甘味が残る。
アルコール分3%。果汁1%。ストレート果汁使用。
原材料名:ゆず果汁、醸造アルコール(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK)。
製造者:合同酒精株式会社 千葉県松戸市上本郷字仲原250番地。
実は、当サイトで 8年ほど前、一度取り上げたことがある。
その時の記録と見比べると、パッケージは違うが、味はほぼ変わっていないことがわかる。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月4日[1]
No.10605: −196 ストロングゼロ まるごと 青りんご <限定> / サントリー
いちきゅうろく すとろんぐぜろ まるごと あおりんご / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)シリーズの限定品「まるごと 青りんご」。
発売日は、4月2日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
多量の細かな気泡が、グラスの中を立ち昇っている。
香りは、シャキッと酸味が強そうだが、同時に甘味もありそうなりんご香。アルコール臭もかなり強い。
味は香りの印象とはやや異なり、最初に強い苦味が感じられる。そして強めの酸味が続く。
圧倒的なアルコールの強さと、やや控えめではあるが甘味もある。
適度なキレがあり、飲み込んだ後には強い酸味と苦味が残る。
アルコール分9%。りんご果汁2.7%。青りんご浸漬酒使用。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:りんご、ウオツカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
前回発売は 昨年5月だったので、およそ11か月ぶりの登場であるが、
中身は変わっていないようであった。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月4日[2]
No.10606: ホッピンフレンズ 刀剣 RENDEZVOUS / アイエヌインターナショナル
ほっぴんふれんず とうけん・らんでぶー / あいえぬいんたーなしょなる
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サッポロビールがオンライン限定で展開している HOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)において、
2023年2月から全国有数のブルワリーとの協業で新たな製品を送り出すプロジェクト・ホッピンフレンズがスタートしている。
今日飲む「刀剣 RENDEZVOUS」は、ホッピンフレンズ第4弾「『刀剣乱舞 ONLINE』OK間セット」の中の1本で、
神戸の六甲ビール製造元であるアイエヌインターナショナルが担当したものである。
このようなオンライン限定商品まで手が回らないので、私は基本的に購入しないのだが、
当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈頂き、飲むに至ったもの。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡い黄色。レモン色と言ってもいいくらいの色。
泡は純白で非常にきめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、柑橘とハーブとミルクが混じったような、爽やかで甘くフルーティなホップ香が強い。
味は苦味が強く、非常にすっきりとした飲み口。ボリューム感はあえて抑えた感じで、甘さはほぼなく、
スパッと切れるような軽快さ。飲み込んだ後には、しっかりと苦味が残っている。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(ドイツ製造)、ホップ、糖類。
ホッピンフレンズ第4弾!!!
オンラインゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』のライセンス担当として、刀剣の魅力を伝えるOK間(おけはざま)さんの想いをビールでデザイン。
数万の層から造られる複雑で美しい地鉄や刀身を、ニュージーランド産ホップの複雑なアロマで表現しつつ、
刀剣らしくシャープな後味に仕上げました。
RENDEZVOUS(ランデブー)="出会い"を意味するネーミングにはこのビールが魅力的な刀剣との出会いのきっかけになって欲しいという想いが込められています。
実は賞味期限が3月で切れてしまっているのだが、劣化はまったく感じられなかった。
爽やかさが十分維持され、嫌な香味などはまったくなかった。
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ビール
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2024年4月5日[1]
No.10607: ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガー / コカ・コーラ
じゃっくだにえる あんど こか・こーら ぜろしゅがー / こか・こーら
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先行販売されている ジャックダニエル&コカ・コーラ の派生商品「ジャックダニエル&コカ・コーラ ゼロシュガー」。
名前で中身が明らかだが、ジャックダニエルを糖類不使用のコークで割ったR.T.D.である。
発売日は、4月1日。
LAWSONの「お試し引換券」を使用して入手。
グラスに注いだ液色は、しっかり深いコーラ色。というか、ほぼ黒色に近い。
注いでいる時、まさにコーラそのものといった茶色っぽい泡が立ち、
シュワシュワと音がしているが、やがて静まる。
香りは、ジャックダニエル特有の土臭さと、コーラの甘い、しかし薬草っぽい香りが共存。
適度に華やかで、甘味が強そう。
味は甘味が非常に強い。それも、舌にまとわりつくような甘味料特有のだらっとした甘味なので、
まったくすっきりしない。そこに、ウイスキーの樽から来るバニラや材木みたいな香味が混じる。
漢方薬のような薬臭さも強烈。飲み込んだ後にも、強い甘味が口中に居座っている。
アルコール分7%。原材料名:ウイスキー(米国製造)、食物繊維(難消化性デキストリン)/炭酸、
カラメル色素、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、クエン酸K、香料。
製造者:コカ・コーラボトラーズジャパン(株) 東京都港区赤坂9-7-1。
コカ・コーラゼロそのものが、糖類の代わりに甘味料を多量用いているため、
コクがないのに甘味がくどい。アルコール飲料で糖類を控えることに、果たしてどれ程の意味があるのだろうかと、
根源的なことを考えてしまう。糖類を気にしてコーラ割りを飲むのなら、
焼酎のソーダ割りでも飲んでおけば良いと思うのだけれど。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月5日[2]
No.10608: 修善寺ヘリテッジへレス / ベアードブルーイング
しゅぜんじへりてっじへれす / べあーどぶるーいんぐ
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先日、贈答品として酒類のカタログギフトを頂いたのだが、
その中から私が選んで注文したのが、ベアードビール(静岡県伊豆市)のセット。
内容はお任せで、最低6種以上で計10本(瓶)届くというもの。
届いた中から、まずは「修善寺ヘリテッジへレス」を。
グラスに注いだ液色は、濁りのある濃いめの黄金色。あるいは淡い琥珀色。
泡はほぼ白色ないしは少しベージュっぽく、非常にきめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りは、少しざらめか三温糖のようなブラウンなニュアンス(ロースト香とハッキリ言うほど香ばしさはない)があるのだが、
基本はモルトの乾いた穀物っぽい香りで、地味である。
口当たりはすっきりと甘味がなく、苦味がしっかり。焦げ感などはない。適度なキレがあるが、深い旨みがあり、
飲み込んだ後には強い苦味が残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(イギリス製造)、大麦、ホップ、糖類、酵母。
製造者:合資会社ベアードブルーイング 静岡県伊豆市大平1052-1。
修善寺ヘリテッジへレス
クリーンで丸みがありバランスの良いゴールデンラガー。
Shuzenji Heritage Helles A cleanly round & balanced golden lager.
heritage(遺産)の語は、ヘリテージあるいはヘリテイジとカタカナ書きされることが通常だが、
この商品名は「ヘリテッジへレス」である。
まあ、そんなことはどうでもいいが、ラベルに「遺産」という漢字もあり、なかなかお洒落である。
へレスというには液色がかなり濃いめで、クリーンな感じよりもモルティさが強く、しっかり飲みごたえのあるビールであった。
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ビール
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2024年4月6日[1]
No.10609: ジノン レモン / アサヒ
じのん れもん / あさひ
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アサヒの新しいR.T.D.ブランド「ジノン」。缶にも書いてあるとおり、無糖のジン(gin)サワーである。
昨年(2023年)3月22日から東北限定でいわばテスト発売されたものだが、好評を得たため、
満を持して4月2日に全国発売となった。
2種あるうち、今日は「レモン」のほうを飲みたい。
当サイトでは既に 限定販売時のもの を掲載済ではあるが、
改めてレビューを。
グラスに注いだ液色は、無色透明。非常に細かな気泡がグラスの中を美しく立ち昇っている。
香りを嗅いで感じるのは、ジンらしさがあまりないということ。
まるでウォッカに果汁を合わせ炭酸で割った普通の缶チューハイのように、
爽やかなレモン香が際立っている。
味は、無糖であるから当然甘くない。レモンの鋭い酸味が目立ち、非常にあっさりした味わい。
飲み進めると、ジンだなあという風味があるが、やはり強くはない。
キレは抜群で、飲み込んだ後にはレモンのシャープな酸味が残っている。
果汁3%。アルコール分7%。原材料名:ジン(国内製造)、レモン果汁/炭酸、酸味料、香料。
柑橘の果皮を漬け込んで蒸留し、香味づけられたジンを使うことで果実の風味がよりひきたちます。
缶に書かれているとおり、普通のジンにレモン果汁を合わせたのではなく、ジンそのものを造る過程で果皮を漬け込んでいるため、
レモン風味が前面に出ている。
昨今のクラフトジンブームで、ジンそのものに親しむ人が増えているとはいえ、
焼酎やウォッカに比べると、日本ではまだそれほどメジャーとは言えないかもしれない。
そんな中、この製品はジン特有のボタニカルな香味が非常に控えめであり、
ジンってこんなに飲みやすかったんだと感じる人も多いだろう。
無糖R.T.D.が受けている昨今、この製品はかなりのファンを獲得するであろう。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月6日[2]
No.10610: RED ROSE AMBER ALE / ベアードブルーイング
れっどろーず あんばーえーる / べあーどぶるーいんぐ
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昨日、静岡県の ビアードブルーイングによる 修善寺ヘリテッジへレス を取り上げたが、
今日は同社の「レッドローズ アンバーエール」を。
カタログギフトで注文したセット中の1本である。
グラスに注いだ液色は、濁りのある深い琥珀(アンバー)。ほぼ茶色と言ってもいい。
泡はベージュ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、清々しいホップ香が主体で、かなり軽やか。
微かにロースティな感じもあるが、ほんのりと甘く、見た目とのギャップがかなりある。
味は甘味がほぼなく、苦味が強く、かなりシャープ。麦芽の凝縮感がきっちり。
焦げた感じはそれほどなく、適度にまろやか。キレがあり、飲み込んだ後にはしっかり強い苦味の余韻が残る。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(大麦、ライ麦 イギリス製造)、大麦、ホップ、糖類、酵母。
製造者:合資会社ベアードブルーイング 静岡県伊豆市大平1052-1。
レッドローズ アンバーエール
リッチでモルティだが、きりっとドライ。
Red Rose Amber Ale Richly fruity & malty, yet crisp & dry.
上記ラベルの説明にあるように、リッチでモルティというのが、このビールのキャラクターをよく表しているものの、
清々しさ、軽やかさ、シャープさもあり、単にリッチなビールというよりも、もっと複雑である。
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ビール
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2024年4月7日[1]
No.10611: ジノン グレープフルーツ / アサヒ
じのん ぐれーぷふるーつ / あさひ
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アサヒの新しいR.T.D.ブランド「ジノン」。缶にも書いてあるとおり、無糖のジン(gin)サワーである。
昨年(2023年)3月22日から東北限定でいわばテスト発売されたものだが、好評を得たため、
満を持して4月2日に全国発売となった。
2種あるうち、昨日 レモン をレビュー済。今日はもう一つの「グレープフルーツ」を。
当サイトでは既に 限定販売時のもの を掲載済ではあるが、
改めてレビューを。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。非常に細かな気泡がグラスの中を美しく立ち昇っている。
香りは、昨日飲んだレモン同様、ジンらしさがあまりなく、果汁のフルーティさが前面に。
甘味もありそうな香りである。
味は香りの印象とは異なって甘くない。無糖だから当然だが、シャープな口当たりで、酸味が強い。
ほどほどの苦味と、わずかにジンらしい香味。アルコール7%のわりに、それほど強くは感じない。
果汁3%。アルコール分7%。原材料名:ジン(国内製造)、グレープフルーツ果汁/炭酸、酸味料、香料。
柑橘の果皮を漬け込んで蒸留し、香味づけられたジンを使うことで果実の風味がよりひきたちます。
レモンとグレフルというラインナップをみても、このブランドが缶チューハイ寄りの位置づけであることがわかる。
だから、カクテルではなく GIN SOUR(ジンサワー)なのだ。
つまり、サントリー 翠ジンソーダなどとは競合せず、ライバルは普通の缶チューハイ全般である。
今や一般的となったウォッカベースの缶チューハイが当初は画期的な商品だったように、
この GINONはジンベースなのに飲みやすいという、極めて画期的な商品である。
もしかすると、今後もっと広がっていく可能性がある。
アサヒさんには是非、他のフレーバーにまで手を広げ、ラインナップを増やしていって欲しいものである。
但し、中身が優れているからといって、R.T.D.は自然にブレイクするものではない。
今後のプロモーション次第だと私は思う。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月7日[2]
No.10612: 帝国IPA / ベアードブルーイング
ていこくあい・ぴー・えー / べあーどぶるーいんぐ
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先日から、静岡県の ビアードブルーイングの製品を取り上げており、
既に 修善寺ヘリテッジへレス、レッドローズ アンバーエール を飲んだ。
今日は3種目として、「帝国IPA」を飲んでみたい。
グラスに注いだ液色は、濁りのある濃いブラウン。
泡は淡いブラウンで概ねきめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りはロースト感が強く、深い。少しチョコのような甘味すら感じさせる。
また、あんずのような甘酸っぱさもある。
味は収斂性のある苦味がしっかりと強く感じられ、香りから想像されたような甘味はない。
ボディは適度にスリムで、意外にもスムーズなのだが、もちろん旨みは深い。
飲み込んだ後には、強烈な苦味が残る。
アルコール分6.5%。原材料名:麦芽(イギリス製造)、大麦、ホップ、糖類、酵母。
製造者:合資会社ベアードブルーイング 静岡県伊豆市大平1052-1。
帝国IPA
モルトとホップの個性が大胆に絡み合う。
Teikoku IPA Intricately inter-twined hop & malt character.
ここまで飲んできた同社のビールのキャラクターから、IPAは相当に強いのだろうと想像していたら、
それほど強烈ではなかった。むしろ、繊細さすらあり、品格が感じられた。
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ビール
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2024年4月8日[1]
No.10613: 麒麟特製レモンサワー ALC.9% / キリン
きりんとくせい れもんさわー あるこーる9ぱーせんと / きりん
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麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。
2月製造品より順次リニューアルとのことである。
通年6種のうち、この「レモンサワー ALC.9%」のみ中身が新しくなり、
他5種はパッケージのみの変更とのこと。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、フレッシュでありながら深みのありそうなレモン香。苦味と酸味が強そう。
味は香りの印象通り、レモンの皮のような苦味が強く、同時に鋭い酸味が感じられる。
アルコール感は強烈。甘さは抑えめ。飲み込んだ後にも、強い酸味、苦味、アルコール感がしっかり口に残る。
アルコール分9%。果汁2.5%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン果汁、シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ニュースリリースでは、リニューアル内容を次のように説明している。
複数の柑橘を12時間煮込む「柑橘うまみエキス」(特許取得済み)と、 複数のレモン果汁を使用した製法をベースに、
今回一部原料の見直しを行い、レモンの香りに合うふくよかな香りを付与することで上質で印象に残る味わいへ進化しました。
確かに香りにふくよかさはあるが、従来品よりもフレッシュ感や強烈さが増したように私には感じられた。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45390DAEE#RN02 |
2024年4月8日[2]
No.10614: 沼津ラガー / ベアードブルーイング
ぬまづらがー / べあーどぶるーいんぐ
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先日から、静岡県の ビアードブルーイングの製品を取り上げており、
既に 修善寺ヘリテッジへレス、レッドローズ アンバーエール、
帝国IPA を掲載済。
今日は4種目として「沼津ラガー」を。
グラスに注いだ液色は、濁りのある淡い琥珀(アンバー)。
泡はベージュ色で概ねきめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りは軽快で、少し甘くフルーティなホップ香が立つが、モルトの凝縮感が背後にしっかり感じられる。
口当たりは非常にスムーズで優しい入りだが、苦味はしっかりある。
滑らかな飲み口。じんわりと広がる旨み。キレがあるというよりは、優しく引いていく感じ。
飲み込んだ後には、柔らかな苦味が残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(イギリス製造)、大麦、ホップ、糖類、酵母。
製造者:合資会社ベアードブルーイング 静岡県伊豆市大平1052-1。
沼津ラガー
ソフトでやさしく、クリーンなあと味。
Numazu Lager Soft & round with a snappy finish.
沼津の名を冠しているだけあって、ラベルには港のイラストがある。
こういう地名付きというのは、土産品としてよく売れるんだろうなという、商売的なことを考えてしまうが、
ラガーといっても大手メーカーの数多くの主力商品のような、
淡い黄金色で軽やかなライトラガーとは一線を画する非常に飲みごたえのあるビールである。
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ビール
CODE:45390PRST#UK |
2024年4月9日[1]
No.10615: 麒麟特製レモンサワー ALC.7% / キリン
きりんとくせい れもんさわー あるこーる7ぱーせんと / きりん
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麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。
2月製造品より順次リニューアルとのことである。
通年6種のうち、中身が変わったのは昨日飲んだ レモンサワー ALC.9% のみ。
他5種はパッケージのみの変更なのだが、今日は「レモンサワー ALC.7%」を取り上げたい。
グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。細かな気泡が、グラスの中を立ち昇っているのが見える。
香りは、弾けるようなフレッシュ感と、適度なコクを感じさせるレモン香。
味はレモンの皮のような苦さと、シャープな酸味がともに感じられる
甘味は抑制的。シャープなのにジューシー感も持ち合わせている。
飲み込んだ後には、しっかり強い酸味と苦味が口に残る。
アルコール分7%。果汁2.4%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、レモン浸漬酒、レモン果汁、シトラスエキス/炭酸、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
他の通年品についても、見つけ次第入手の予定である。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45391DAEE#RN02 |
2024年4月9日[2]
No.10616: Single Take Session Ale / ベアードブルーイング
しんぐる・ていく せっしょん・えーる / べあーどぶるーいんぐ
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先日から、静岡県の ビアードブルーイングの製品を取り上げており、
既に 修善寺ヘリテッジへレス、レッドローズ アンバーエール、
帝国IPA、沼津ラガー
を掲載済。
今日は5種目として「Single Take Session Ale」を。
グラスに注いだ液色は、濁りのある濃い黄金色。あるいは淡いアンバー。
泡はほぼ白色できめ細かく、泡持ちも良い。
香りは軽快。甘くフルーティでありながら、少し角が立ち、スッと入ってくる香り。
味はキリッとした苦味がまずあるのだが、重たさはない。むしろ軽快。
活き活きとした酸味を感じ、甘味はほぼない。クリアな飲み口。キレも良い。
アルコール分4.5%。原材料名:麦芽(大麦(イギリス製造)、ライ麦)、大麦、ホップ、糖類、酵母。
製造者:合資会社ベアードブルーイング 静岡県伊豆市大平1052-1。
シングルテイク セッションエール
ベルギー酵母のスパイシーで爽やかな風味。
Single-Take Session Ale Spicy & playfully effervescent.
セッションエールなので、基本的に度数低めで軽やか。スパイシーという説明があるが、
それほどスパイシーさは感じなかった。まっすぐに届く素直な香りというイメージであった。
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ビール
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2024年4月10日[1]
No.10617: 富士山 / アサヒ
ふじさん / あさひ
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2019年からイオングループ限定商品として散発的に発売されているアサヒ「富士山」。
前回当サイトに掲載したのが 2021年7月だったので、およそ2年9か月ぶりだが、
その間、私が見落としていただけなのかもしれない。
今回の正式発売日はわからないが、私が店頭で発見した日を前提にすると、
4月9日発売ではないかと思われる。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、爽やかで少し甘く、しっかり凝縮感もあって、ちょうど良い感じのバランス。
清澄さと重たさのどちらも突出していない。
味はビシッと強い苦味の押しや渋味の引っかかりがあるが、
甘く伸びやかな味わい。副原料の米由来と思われる穀物っぽい香味がしっかり感じられ、和のテイスト。
濃いようでいてほどほど。後キレも悪くない。
缶に「コクUP!」とあるから、以前の製品よりコクが増したのだろうが、
ちょっと"もっさり"した感じが強まったようにも感じられた。
国産原料100%使用。アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米。
「富士山」は、牧野酒造(資)の登録商標です。
葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 すみだ北斎美術館蔵
画像提供:すみだ北斎美術館
アサヒさんは、主力のスーパードライのほか、マルエフも好調で、ビール生産はフル回転なのでは?と思うが、
こういった留型商品まで生産する余力がよくあるなと感心する。
缶に印刷された製造所固有記号をみると、今回私が入手したものは名古屋工場製(S)のようである。
ところで、缶記載の「富士山」は牧野酒造の登録商標というくだりは、
同社からの抗議のようなものがあったのだろうか。
富士山という名前が酒類の商標として登録されているとは驚きだが、そのあたりの経緯は不明。
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ビール
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2024年4月10日[2]
No.10618: 麒麟特製コーラサワー / キリン
きりんとくせいこーらさわー / きりん
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麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。2月製造品より順次リニューアルとのことである。
通年6種のうち、中身が変わったのは レモンサワー ALC.9% のみ。
他5種はパッケージのみの変更なのだが、今日は「コーラサワー」を取り上げたい。
グラスに注いだ液色は、深い茶色で、まさにコーラ色。
注いでいる時、炭酸が大きく音を立て踊っているが、すぐに収まる。
香りも、コーラらしい甘く香草っぽい感じ。
味は香りの印象通り甘味が強い。まさにコーラだ。炭酸の刺激が強く、アルコール感も強い。
王道の味わいと言えよう。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
実はこの製品は、ブランド名を今の「麒麟特製サワー」に正式に改める前の
「キリン・ザ・ストロング」時代から中身は変わっていない。
そのくらい完成度の高い製品だといえる。
ただ、このアルコール9%というのが、昨今問題視されていて、麒麟麦酒としても今後見直す旨の声明を出しているので、
もしかするとこの9%商品は消滅、あるいは度数を抑えてリニューアルをするなど、
何らかの対応がなされるのかもしれない。
私は当サイトにおいて、高アルコールR.T.D.だけがやり玉に挙がっている昨今の風潮への疑問を表明しているのだが、
若者のオーバードーズ問題とも関連するという論考を読んで、確かにその観点からは何らかの対策が必要なのかもと考えるようにもなった。
飲みやすい高アルコールというのが最大の問題だとすると、9%のコーラサワーはまさにそのターゲットの中心なので、
今後はなくなっていくのかもしれない。
純粋な酒呑みの立場としても、べたっと甘い9%コーラサワーは別になくてもいいかなと思う。
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チューハイ・カクテル等
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2024年4月11日[1]
No.10619: アサヒ生ビール がんばれ!阪神タイガース缶 / アサヒ
あさひなまびーる がんばれ!はんしんたいがーすかん / あさひ
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アサヒ生ビール「がんばれ!阪神タイガース缶」。
発売日は4月9日で、スーパードライの同じデザイン缶と同時発売である。
なお、中身は通常品につき、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶には、阪神タイガースのロゴとともに、次のような文章が綴られている。
野球ファンの皆さん、おつかれ生です。
1985年以来、日本一から遠ざかっていた阪神タイガース。多くのファンからの熱狂的な応援を受け、
2023年に38年ぶり2度目の日本一に輝きました。
そもそもタイガースとこのビールの関係は、タイガースが日本一に輝いた時のビール掛け会場で、
平田ヘッドコーチが乾杯の音頭の際に「おつかれ生です!」と、いわばボケたことに端を発する。
これが話題となり、アサヒビールさんがネット広告(YouTube)で平田ヘッドコーチを起用することになったのである。
そして今回のこの商品にまで繋がったわけだが、
関西発祥のアサヒさんは以前からタイガースデザインの商品を定期的にリリースしてきており、元々縁が深い。
家で夜お父さんがビールを飲みながらTVで野球を見る光景は、既に過去のものとなってしまったのかもしれないが、
少なくとも私はまだそれを実践している。タイガースファンは、38年前から何も変わっていないのである。
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ビール
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2024年4月11日[2]
No.10620: 麒麟特製ホワイトサワー / キリン
きりんとくせいほわいとさわー / きりん
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麒麟特製サワーブランドが新しくなっている。2月製造品より順次リニューアルとのことである。
通年6種のうち、中身が変わったのは レモンサワー ALC.9% のみ。
他5種はパッケージのみの変更なのだが、今日は「ホワイトサワー」を取り上げたい。
グラスに注いだ液色は、ごく薄い白色で、濁りがある。
注いでいる時は炭酸が音を立てるが、程なくして収まる。
香りは、すっきり爽やかなヨーグルト風。但し、甘味はしっかりとありそう。ほんのりアルコール臭。
味は香りの印象ほど甘味が強くない。非常に薄く作られた乳性飲料のように、飲みごたえがない分、
くどさもない。炭酸のビリビリした刺激もあって、キレすらある。
飲み込んだ後には、甘味のほか軽い苦味も残る。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
昨日飲んだ コーラサワー同様、甘く飲みやすい高アルコールというのは、今後存続が危ぶまれる。
しかもコーラサワーほどべたついた感じもないから、ゴクゴク飲めてしまう。飲む際には、くれぐれも1日1本を厳守願いたい。
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チューハイ・カクテル等
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