2025年3月3日
No.11121: natura そのままカーブチー <限定> / オリオン
なちゅら そのままかーぶちー <げんてい> / おりおん
|
|
|

オリオン natura(ナチュラ)シリーズの限定「そのままカーブチー」。
発売日は、2月25日。
同社の通常販売エリア(沖縄県及び奄美群島地区)の限定ではなく、全国発売である。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。細かな気泡が多量グラスの中に見えるが、濁りのため若干見えにくい。
香りは、キュッと酸っぱそうで、ジューシーな柑橘香。少し青臭く、レモンのようでもあり、ゆずのようでもある。
味は香りの印象通り酸味と苦味が強いが、意外と甘みも感じられる。
適度にジューシーで、香りに感じたグリーンな風味もするが、穏やか。
飲み込んだ後には、強めの苦味と酸味が残る。
アルコール分5%。果汁5%。香料無添加。
原材料名:カーブチー果汁、カーブチーオイル、ウォッカ、糖類(国内製造)/酸味料、炭酸、ビタミンC。
販売者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:オエノンプロダクトサポート株式会社 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
缶裏に、次の説明文がある。
おいしさの秘密は果実をそのまま搾汁したストレート果汁。
煮詰めた果汁を水で薄めた濃縮還元果汁よりも果汁本来の繊細な香りが楽しめます。
まずは香りを、そして果汁感あふれる飲み心地を楽しんで。
昨年 もこの時期に出ていたが、中身は変わっていないようであった。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45719LSEK#06 |
2025年3月4日
No.11122: アサヒ生ビール / アサヒ
あさひなまびーる / あさひ
|
|
|

|
飲み比べ。左が旧製品
|
「マルエフ」の愛称でおなじみアサヒ生ビールが新しくなっている。
1月製造分からのリニューアルである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初よく盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは落ち着いていて、モルト主体の乾いた穀物っぽい香りで、華やかさはない。
口に入れた瞬間、これまでと違うことに気づく。非常にクリアですっきりとし、軽やか過ぎるくらいのタッチ。
苦味はちゃんとあるが、それがほろっと崩れて、まろやかな甘みに続く。
キレは良く、余韻として苦味とともに、軽い酸味や、ほわっとした甘みのようなものが残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶裏に、次の説明文がある。
1986年に誕生し、飲食店で愛され続けてきたアサヒビール自慢の生ビール"マルエフ"。みなさんの、ぬくもりのある心地よい時間が続くように、
願い込め続けて39年。このたびマルエフが、他では味わえない、よりバランスの良いまろやかな生ビールになりました。
おいしくなったマルエフを、ぜひお楽しみください。
従来品と飲み比べてみた。
香りは、リニューアル後のほうが麦芽の力強さというか、パンチを感じるのだが、
一口めのインパクトは弱くなった。例えると、従来品は固い苦味の殻が外側にあって、それが押してくるような感じだったが、
リニューアル後は外側が柔らかくなり、そろりと入ってくる。さらに、今までにはなかった丸い甘みのような感覚が広がり、
ボリューム感は増したのかもしれないが、後は尻すぼみ。
従来品は、固い押しのまま存在感を主張していたのに、それがなくなり、フィニッシュが大人しくなってしまったのだ。
よりまろやかに生まれ変わったと言えば、きれいな言い方だが、パンチ力がなくなり、妙にきれいになってしまった。
あえて汚い言葉を使わせてもらうと、「なんてことをしてくれたのか!」というのが、正直な私の感想である。
賛否両論あるとは思うが、否のほうが多いような気がする。
マルエフはある意味荒削りで、昔風だったからこそ、昨今にはない魅力を備えていた。
それを削ぎ落とし、角を取ってしまえば、主張の弱いまろやかなだけのビールになってしまう。
なんでこれが良いと思ったのか、理解に苦しむ。
ロングセラーの定番品を、現代風にリメイクする必要など微塵もないと、私は思う。
「いや、サッポロ黒ラベルも、ヱビスもわりと頻繁に手を入れているではないか」
との反論がありそうだが、サッポロ社のリニューアルは、一般消費者にはほとんど違いがわからないくらいの手の入れ方だ。
ここまで変容させるリニューアルなど、サッポロ社はしていない。
その昔、キリンラガーが大きく変わってしまったことで、猛反発を受け、シェアを大幅に落とした歴史を忘れてしまったのか。
メーカーさんは、ヒット商品のどこが消費者に評価されているのか、冷静に見極める必要がある。
品質が高くなれば文句ないだろう、なんて傲慢な思考に陥ってはいけない。
|
ビール
CODE:45720DAEE#RN01 |
2025年3月5日
No.11123: サッポロ黒ラベル エクストラムーブ <限定醸造> / サッポロ
さっぽろくろらべる えくすとらむーぶ <げんていじょうぞう> / さっぽろ
|
|
|

サッポロ黒ラベルの数量限定派生商品「エクストラムーブ」。発売日は、3月4日。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りは、基本的には通年品の黒ラベルと同様、乾いた穀物のようなモルト香主体ではあるが、
少し甘く爽やかな香りも混じる。
味は苦味が強いが、丸い甘味もある。まろやかで深い旨み。
明らかに通年品黒ラベルとは違い、尖りのない柔らかさを感じる。
飲み込んだ後にも、苦味とともに深い旨みの余韻が残る。
アルコール分5.5%。原材料名:麦芽(外国製造、国内製造)、ホップ、米、コーン、スターチ。
これまで、エクストラドラフト、エクストラブリュー、
エクストラモルト などの製品が投入されてきたが、
「エクストラムーブ」という名前の製品は今回が初めてである。
ニュースリリースでは、この製品の特徴を次のように説明している。
本商品は、当社独自開発の「旨さ長持ち麦芽」に加え、収穫後1年間熟成し旨みが増えた麦芽である「エイジングモルト」を一部使用しています。
黒ラベルらしい「生のうまさ」は残したまま、さらなるを麦のうまみを追求することに“挑戦”した商品です。
エイジングモルトながら、熟成感というよりは丸い旨みのようなものがあり、
さらに爽やかさも兼ね備えたビールであると感じた。
|
ビール
CODE:45721DAKO#01 |
2025年3月6日
No.11124: ニッポンのシン・レモンサワー 華レモン <限定> / サッポロ
にっぽんのしん・れもんさわー はなれもん <げんてい> / さっぽろ
|
|
|

サッポロ ニッポンのシン・レモンサワー の限定「華レモン」。発売日は、3月4日。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。この濁りゆえ、気泡はあまり見えない。
香りは、レモンの尖りよりも乳酸っぽいまろやかさが前面に出ていて、コクがありそう。
この特徴は、シリーズ共通である。
味は苦味が主体。香りは甘く深かったが、そのイメージに対して、口に含んだ最初のインパクトはシャープ。
レモンの苦味が先行するが、その後にまろやかな旨みが広がる。適度なすっきり感。
飲み込んだ後には、少しヒリッとした酸味と苦味が残る。
果汁6%。アルコール分5%。
原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)。
レモンフラワーの華やかな香りと、ほのかなレモンの甘み
華やかな香りというと、確かにそんな気もしてきたが、最初に嗅いだときは、乳酸的まろやかさのほうが主役だと感じた。
缶に「ポッカレモン」の表記があり、これは好印象。
一般には、ポッカレモンがグループ企業(ポッカサッポロ)というのを知らない人も多いと思われるので、
どんどん宣伝していくべき。レモンサワー全盛の時代に、ポッカレモンのブランド力は、大きな武器である。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45722LSEK#02 |
2025年3月7日[1]
No.11125: ゼロサワー ピーチ <数量限定> / サンガリア
ぜろさわー ぴーち <すうりょうげんてい> / さんがりあ
|
|
|

ローソン限定商品のサンガリア ゼロサワーシリーズの「ピーチ」。
発売日は、2月25日。昨年もこの時季に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。注いでいる時、炭酸が勢いよく踊っているが、程なくして静まる。
香りは、いかにも香料という感じのきれいな桃。甘みが強そう。
味は香りの印象ほど甘くはなく、意外とすっきりしている。果汁感がないから当然だが、
その分アルコール臭わりと目立つ。飲み込んだ後には、甘味料特有の甘味が若干残る。
果汁1%。アルコール分5%。糖類0、プリン体0。
原材料名:もも果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
製造者:株式会社 日本サンガリアベバレッジカンパニー、大阪市東住吉区中野4-2-13。
製造所:三重県伊賀市依那具字柳原844-1。
中身は昨年 から変わっていないようであった。
LAWSON限定のこのゼロサワーシリーズも、もう長年続いている。
サンガリアさんが全国にその存在をしっかりアピールする貴重な商品と言えるだろう。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45723LSEK#UK |
2025年3月7日[2]
No.11126: Secoma ハイボール / セコマ
せこま はいぼーる / せこま
|
|
|

コンビニ セイコーマートP.B.商品である「Secoma ハイボール」。
北海道のコンビニの商品だが、たまに立ち寄る やまや で売られていたため購入した。
グラスに注いだ液色は、透明感のあるゴールド。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、甘く深みのあるモルトウイスキー。樽由来と思われるバニラ香が感じられる。
口当たりは香りの印象にやや反して、スリムですっきり。かと思えば、すぐにバニラっぽさが広がる。
アルコール感は豊か。飲み進めると、白檀のような風味と軽い酸味が残る。
アルコール分7%。3年熟成スコッチウイスキー使用。原材料名:モルト、グレーン/炭酸、香料。原産国名:オランダ。
輸入者及び引取先:株式会社セイコーフレッシュフーズ 札幌市白石区流通センター7丁目9番35号。
コンビニP.B.としては、かなり飲み応えのあるハイボール缶だと感じた。
ただ、香料による香り付けが、もしかすると強いのかな?とも感じた。
ナチュラルさを取るか、飲み応えを取るかのせめぎ合いの中から出た結論なのだとは思うが。
|
2
チューハイ・カクテル等
CODE:45723YMMS#UK |
2025年3月8日[1]
No.11127: トリスハイボール缶 ビターライム <限定> / サントリー
とりすはいぼーるかん びたーらいむ <げんてい> / さんとりー
|
|
|

サントリー トリスハイボール缶の限定「ビターライム」。発売日は、2月18日。
前回の発売は 昨年(2024年)8月27日だったため、およそ半年ぶりの再登場である。
今回は私の生活圏内で売っている店が多くなく、入手に
グラスに注いだ液色は、やや黄色みの強い、淡いゴールド。ハイボール缶にしては濃いめか。
多量の細かな気泡がグラスの中を立ち上っている。
香りは、爽やかなライムがウイスキーのアルコール臭の中に漂っている。
爽やかであるが、そこそこ飲み応えもありそう。
味はトリスウイスキーのほんのりとした甘さがまず来て、柑橘らしい風味がそれに続く。
ライムだと言われなければわからないほど、控えめ。
アルコール感はしっかり。飲み込んだ後には、柔らかい甘味が残る。
アルコール分7%。ライム浸漬酒使用。
原材料名:ウイスキー(国内製造)、ライム浸漬酒、糖類/炭酸、酸味料、香料。
近年、トリスハイボール缶の限定品は「新橋トリスバー監修」となっており、本格的なレシピに基づく商品だということをアピールしている。
トリスというとどうしても廉価版ウイスキーというイメージがあるので、この試みは好ましいものである。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45724SEST#18 |
2025年3月8日[2]
No.11128: アサヒ・オリオン 75BEER ホワイトエール / オリオン(アサヒ)
あさひ・おりおん なごびーる ほわいとえーる / おりおん
|
|
|

2週間ほど前に近所のスーパー店頭で遭遇し、その後は見なくなったので、
私の生活圏内で流通していたのはごく短期間と思われる アサヒ・オリオン「75ビール ホワイトエール」。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。
泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、ヨーグルトのような甘酸っぱさが強い。ホワイトエールらしくコリアンダーがしっかり感じられ、スパイシーだが、
基本的に軽やかでフルーティ。
味は軽快。コクはほどほどで、苦味がしっかり。さらっとして、キレもあり、
飲み込んだ後には、フルーティで乳酸的な甘酸っぱさと苦味が残る。
アルコール分5%。沖縄県産小麦使用。原材料名:麦芽(外国製造)(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、小麦、オレンジピール、
コリアンダーシード。製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。
製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。販売元:アサヒビール株式会社 東京都墨田区吾妻橋1-23-1。
オリオンビール発祥の地"名護"で生まれた、沖縄県産素材を使用したクラフトビール。
沖縄県産小麦を使用し、小麦由来のまろやかな口当たりとオレンジの皮やコリアンダーシードによる爽やかさを感じられるクラフトビールです。
昨年も 2月に出ていたもので、中身も変わっていないようである。
|
ビール
CODE:45724DAEE#UK |
2025年3月9日[1]
No.11129: ISEKADO ご褒美IPA / 伊勢角屋麦酒(二軒茶屋餅角屋本店)
いせかど ごほうびあい・ぴー・えー / いせかどやびーる(にけんぢゃやもちかどやほんてん)
|
|
|

2月25日にLAWSON限定で発売された ISEKADO「ご褒美IPA」。
今や全国区、いや、世界的ブルワリーと言っても過言ではない、三重県の伊勢角屋麦酒の製品。
知っている人なら、缶を見た瞬間に、それとわかる。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色で、やや黄色みが強い。
泡は純白できめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りは、トロピカルフルーツやマスカットのような甘さと、ハーブの青臭さの入り交じったホップ香が極めて強い。
味は香りの印象通りのフルーティな甘さと、しっかり収斂性のある苦味が融合。どちらかといえば苦味よりも華やかな香味が勝っている。
飲み進めると、ジューシーな甘みがどんどん実感される。飲み込んだ後にも、華やかで甘い余韻が苦味とともに残る。
アルコール分6%。原材料名:大麦麦芽(ドイツ製造)、糖類、ホップ。
製造者:有限会社二軒茶屋餅角屋本店 三重県伊勢市神久6-8-25。製造所:伊勢角屋麦酒 下野工場 三重県伊勢市下野町564-17。
販売価格は税込396円。こんなにクオリティの高いビールが、400円未満で入手できるのはうれしい。
|
ビール
CODE:45725LSEM#12 |
2025年3月9日[2]
No.11130: タムラファーム 葉とらずリンゴチューハイ / 三幸食品工業
たむらふぁーむ はとらずりんごちゅーはい / さんこうしょくひんこうぎょう
|
|
|

タムラファーム「葉とらずリンゴチューハイ」。
スーパーオークワの限定商品とのこと。製造は三幸食品工業。
存在をまったく知らなかったが、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈され、飲むに至ったものである。
昨年11月に賞味期限が切れてしまっているが、この程度であれば何ら問題はないだろう。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。この濁りゆえ、気泡はあまり見えない。
香りは、しっかり深みのあるりんご香。
味は甘味よりも苦味が目立つ。生っぽいりんご風味。炭酸の刺激は穏やか。アルコール感も弱い。
飲み込んだ後には、りんご果汁らしいフルーティさが残る。
果汁8%。アルコール分4%。原材料名:糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、りんご果汁、ウオッカ/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
製造者:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
賞味期限超過による劣化はまったく感じられなかった。
りんご果汁らしい生っぽさというか、フルーティさがあって、飲みやすいチューハイ。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45725LSEM#12 |
2025年3月10日[1]
No.11131: かむかむなんの味?サワー / 三菱食品
かむかむなんのあじ?さわー / みつびししょくひん
|
|
|

チューイングキャンデー・かむかむシリーズとコラボしたお酒「かむかむなんの味?サワー」。
かむかむなんの味?というキャンデーが別途販売され、それをイメージしてつくられたR.T.D.である。
コンビニエンスストア先行で2月25日に発売だが、全国発売は3月25日を予定しているらしい。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が少量グラスの中に見える。
中味がまったくわからないので、まずは香りから慎重に嗅いでみる。
パッションフルーツみたいな尖りのあるトロピカル香、マンゴーみたいな甘くこってりめのトロピカル香、
アセロラの酸っぱさ、パインの甘酸っぱさ、白ぶどう、もも・・。感じるままに列挙してみた。
果汁がたった0.1%であり、ほぼ香料なので、実態はわからない。
味は香りの印象通り、いやそれ以上に酸味が刺すように鋭く、次いでトロピカルな甘さがくる。
果汁感はもちろんなく、フルーツガムを噛んでいるような味。
飲み進めると、酸の刺激がどんどん感じられる。アルコール感は弱い。
飲み込んだ後にも、トロピカルな香味が残る。
アルコール分3%。果汁0.1%。原材料名:カムカム濃縮果汁、ウオッカ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/酸味料、炭酸、香料。
販売者:三菱食品(株) 東京都文京区小石川1-1-1。製造場:オエノンプロダクトサポート(株) 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
そういえばカムカムというフルーツがあることをすっかり忘れていた。これに気づけば、なんの味?もなにもないのだが、
事はそんなに単純ではない。カムカムは確かに味の正体の一つではあるが、それ以外にも2種類の味がミックスされているらしい。
チューイングキャンデー・かむかむシリーズ の公式 instagram を覗くと、
「かむかむなんの味?キャンデー」の正体について、りんご、オレンジ、パイン、シャインマスカット、
ブルーベリー、ラズベリー、ぶどう と7種が書かれている。但し、今回のサワーはキャンデーとは異なり、3種類の味ということらしい。
私は正解を確認したのでわかったが、あえてここには書かないでおこう。
最初に私が想像した香りの中に、その正解はあった。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45726LSEM#13 |
2025年3月10日[2]
No.11132: valor-select ウイスキーハイボール / バロー
ばろー・せれくと ういすきーはいぼーる / ばろー
|
|
|

食品スーパー・バローのP.B.であるvalor-select(バロー・セレクト)の「ウイスキーハイボール」。
同店は私の生活圏内にないため、商品についても全く知らなかったのだが、
当サイトのご協力者・森康哲さん から昨年寄贈され、
飲むに至ったもの。
なんと、賞味期限が昨年7月。一般の方にはマネをして頂きたくないが、私の経験上、
このような高アルコールR.T.D.の劣化スピードは比較的遅いと思われるため、飲んでみる。
もしダメそうならば、途中でやめるつもりで。
グラスに注いだ液色は、透明感のあるゴールド。缶入りハイボールの中では、やや濃い部類か。
細かな気泡が少量グラスの中を立ち上っている
香りはウイスキーだけでないハッカのような匂いが混じっている。香りを強めるための香料だろうか。
味は香りの印象通り、ウイスキーにミント系のスーッとした味が混じっている。
これはもしかすると劣化したためだろうか。だが、イヤな風味ではないから、あえて添加したものだろうか。
飲み込んだ後には、モルトウイスキーの甘いニュアンスと、ハーブっぽい香味が残っている。
アルコール分7%。原材料名:ウイスキー(モルト、グレーン、スピリッツ(国内製造))/炭酸、酸味料、香料。
販売者:株式会社バロー 岐阜県多治見市大針町661番地の1。製造場:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510-1。
ベースのウイスキー自体のクオリティが低いのだろう。原材料名を見ると、ウイスキーがモルトとグレーンだけでなく、
スピリッツとも書かれている。だから不自然な風味がしたのか。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45726PRST#UK |
2025年3月11日[1]
No.11133: J-CRAFT TRIP とちあいかサワー / 三菱食品
じぇい・くらふと・とりっぷ とちあいかさわー / みつびししょくひん
|
|
|

三菱食品から出ている J-CRAFT TRIP シリーズの「とちあいかサワー」。
発売日は、1月28日であった。
あまり流通していないが、先日、LAWSON店頭でたまたま遭遇したもの。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は弱そうである。
香りは甘く、少し青臭さも混じり、いちごらしさが良く表現されている。但し、コクはなさそうである。
味は香りの印象通り甘味がしっかりあるものの、ジューシーさやコクはもちろんない。
果汁含有量が1%だから仕方ないが、いかにも作り物である。酸味が穏やかで、非常に優しい飲み心地。
甘さがあまり後を引かない感じなので、飲み込んだ後にはふんわり甘酸っぱい風味が残る程度。
アルコール分3%。果汁1%。栃木県産とちあいか果汁使用。原材料名:いちご濃縮果汁、ウオッカ、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
販売者:三菱食品(株) 東京都文京区小石川1-1-1。
製造場:オエノンプロダクトサポート(株) 兵庫県神戸市灘区新在家南町3-2-28。
とちあいかは酸味が少なく際立った甘さが特徴。断面のハート型がかわいい栃木県生まれのいちごです。
缶に「ことりっぷ」の文字があるが、同名の旅行ガイドを出版している昭文社とのコラボ商品である。
「ことりっぷ」は旅する人に小さなしあわせを届ける旅メディアブランドです。
「ことりっぷ」は株式会社昭文社ホールディングスの登録商標です。
缶に大きく「栃木」と書かれているが、もちろん栃木県ではあるものの、フィーチャーされているのは「栃木市」である。
栃木県では県庁所在地の宇都宮市が何かと目立っているから、栃木市の存在感は薄いが(失礼!)、
このような商品の誕生は喜ばしいことであろう。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45727LSEK#42 |
2025年3月11日[2]
No.11134: 和歌山県紀の川市桃山町産 あら川の桃チューハイ / 三幸食品工業
わかやまけんきのかわしももやまちょうさん あらかわのももちゅーはい / さんこうしょくひんこうぎょう
|
|
|

和歌山県紀の川市桃山町産「あら川の桃チューハイ」。
スーパーオークワの限定商品とのこと。製造は三幸食品工業。
存在をまったく知らなかったが、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈され、飲むに至ったものである。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある黄色。この濁りゆえ、気泡はあまり見えない。
香りは、かなりナチュラルな甘い桃。果汁使用量は決して多くない(5%)のに、リアルさがある。
味は甘くジューシー。とろっとした口当たりながら、ネクターほどの粘性はない。
軽い苦味も感じられる。炭酸の刺激は弱く、アルコール感も弱い。
飲み込んだ後には、生っぽい桃風味が残る。
アルコール分3%。果汁5%。原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、ももピューレ、ウオッカ、難消化性デキストリン/炭酸、酸味料、香料、ビタミンC。
製造者:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
和歌山県紀の川市桃山町の豊かな環境と、生産者の愛情がたっぷり込められ栽培された「あら川の桃」
の貴重なピューレを使用したおいしいチューハイができました。
とろっとした口当たりと、生っぽい風味は、ももピューレによるものだろうか。スペック以上に高級感の感じられる製品である。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45727PRST#UK |
2025年3月12日[1]
No.11135: 氷結 無糖グリーンアップル <期間限定> / キリン
ひょうけつ むとうぐりーんあっぷる <きかんげんてい> / きりん
|
|
|

3月11日に発売された キリン氷結「無糖グリーンアップル」。期間限定品である。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡がグラスの中を少量立ち上るのが見える。
香りは、シャキッと酸味の強そうな青りんご。ジューシーな感じ。
味は香りのフルーティ感とは異なり、まったく甘くない。鼻に抜ける息からは、確かにりんご特有の甘酸っぱさが感じられるものの、
舌ではその味を感じない。あくまでも苦味が主体で、飲み込んだ後に酸味が残る。
味がないはずなのに、りんごをかじったかのような風味が漂う。
アルコール分7%。果汁0.7%。
原材料名:りんご果汁、ウオッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
爽やかなグリーンアップルの香りとクリアな口当たり。甘くない、スッキリ爽快なおいしさの無糖グリーンアップルチューハイです。
甘くないチューハイ全盛の時代に、この氷結無糖シリーズも売れているようだが、
レモンだけだと飽きられるということで、こういったりんご味まで投入するのは、まさに企業努力といったところだろうが、
無糖にりんご味って必要?りんご味が無糖である必要がある?と、率直に思ってしまった。
ただ、こうしたアプローチは昔からタカラさんがやっていることなので、ビールメーカーもやっとここまで追いついたか、と感じる。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45728LSEK#01 |
2025年3月12日[2]
No.11136: 太陽がくれた赤いダイア / 太極舎・暁ブルワリー
たいようがくれたあかいだいあ / たいきょくしゃ・あかつきぶるわりー
|
|
|

サッポロビールがオンライン限定で展開している HOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)の2024年企画である
ビアクリエーターズとの連携ビール第一弾として生まれた、暁ブルワリーによる「太陽がくれた赤いダイア」。
私が自分で購入したものではなく、当サイトのご協力者
・森康哲さんから寄贈されたものである。
HOPPIN GARAGE 経由ではなく、暁ブルワリー(太極舎)の公式サイトから入手されたとのこと。
"Organic Mango Wheat Ale"と書かれている。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのあるオレンジ寄りの深いイエロー。泡はほぼ白色で粗く、
注ぐときかなりの高さから落とすような感じで、ようやく盛り上がったが、泡持ちは良くない。
香りは、マンゴーと知って飲むから甘いトロピカルな香りをしっかりと感じ取ることができるが、
相対的にモルト感が強めというか、ビール自体の力強さが勝っている印象。
口当たりは非常に柔らか。フルーティでジューシーなタッチで、甘酸っぱさすら感じられるものの、
飲み込んだ後に舌奥で苦味もしっかり感じ取れる。ボリューム感はないのに、不思議に伸びやかで奥行きのある味わい。
アルコール分3.5%。原材料名:有機麦芽(ドイツ製造)、マンゴーピューレ(宮古島産)、ホップ。
製造者:(株)太極舎 東京都渋谷区富ヶ谷1-42-3。
製造所:暁ブルワリー八幡平ファクトリー 岩手県八幡平市松尾寄木1-474-6。
宮古島の太陽の下で育ったマンゴーを使用したエキゾチックなアロマと柔らかな口当たりの苦味の少ないオーガニックウィートエール
上記缶説明にある「エキゾチックなアロマ」というのは、よくわからなかった。
むしろ、マンゴーなので明るく華やかでトロピカルな印象であった。
しかし、バランス的にはビール自体の底力が優勢で、マンゴーピューレのジューシーさをうまく制御しているように感じた。
|
ビール
CODE:45728PRST#UK |
2025年3月13日[1]
No.11137: ヱビス 薫満つ / サッポロ
ゑびす かおりみつ / さっぽろ
|
|
|

ヱビスクリエイティブブリュー シリーズの第7弾となる
「ヱビス 薫満つ」(かおりみつ)。 発売日は、3月11日。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、当初よく盛り上がり、泡持ちも悪くない。
香りは、最初爽やかで軽やかなホップ香が立つが、凝縮感あるモルト香がベースに存在。
フルーティさはあるものの、それほど強く主張するわけではない。
で材木を燃やしたかのようである。さらにグレープフルーツみたいな少しシャープな柑橘香も。
味は香りの印象通り爽やかで甘いが、落ち着きがある。苦味は軽妙。ヱビスらしいじんわりとした旨みと、滑らかな喉越し。
適度なキレ。飲み込んだ後には、甘いと感じるほどの旨みが余韻として残る。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
東京・恵比寿のブルワリーから着想を得た新たなビールの魅力
YEBISU BREWERY TOKYO で提供されていた「Artisan's amber」の知見をもとに開発。
ヱビスビールが誇るハラタウトラディションの香りを丁寧に引き出し、重層的で奥深い薫りを醸すヱビスをお楽しみください。
Chief Experience Brewer 有友亮太
久しぶりに正統派のヱビスといえる Creative Brew の登場だと感じた。
これまで、オランジェ、シトラスブラン、
ジューシーエール、燻、焦香 など、
フルーツ香をまとったり、スモーキーな風味だったり、ともすると野心的すぎるラインナップだったように感じるのだが、
今回はそのようなアプローチではなく、ホップの持つキャラクターを活かそうとするオーソドックスなジャパニーズビアだと思うからである。
第1弾の ニューオリジン 以来の秀作と、個人的には感じた。
缶体もホップをフィーチャーしたであろうことが窺える深い緑色で、特別感とともに落ち着きがある。
|
ビール
CODE:45729DAKO#02 |
2025年3月13日[2]
No.11138: 千福 クラフトサワー 国産果実のゆず&れもんSour <数量限定> / 三宅本店
せんぷく くらふとさわー こくさんかじつの ゆず あんど れもんさわー <すうりょうげんてい> / みやけほんてん
|
|
|

清酒千福の蔵元、広島県の三宅本店による「国産果実のゆず&れもんSour」。製造は三幸食品工業。
存在を知らなかったが、当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈され、飲むに至った。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。濁りゆえに気泡は見えない。
香りは、甘くジューシーで深い柑橘香。レモンとゆずのどちらが勝でもなく良いバランスで香っている。
味は香りの印象通り甘さがしっかりある。だが、レモンの尖った酸味や、ゆずの青臭い感じが強いので、
甘ったるさはまったくない。アルコール感は穏やか。果汁感が濃いのに、さらっとした飲み口。
飲み込んだ後には、ゆずのグリーンな風味が残る。
アルコール分3%。果汁5%。
原材料名:糖類(果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、砂糖)、ウオッカ、レモン果汁、ゆず果汁/炭酸、ビタミンC、香料。
販売者:株式会社三宅本店 広島県呉市本通七丁目9番10号。製造所:三幸食品工業株式会社 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
穏やかな飲み心地。しっかりした果汁感。低アルコールなので、お酒に弱い人も受け入れやすい。
間口の広い製品。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45729PRST#UK |
2025年3月14日[1]
No.11139: ヱビスビール 荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶(500ml)/ サッポロ
ゑびすびーる あらきひろひこかきおろしでざいんかん / さっぽろ
|
|
|

2月12日に発売された ヱビスビール「荒木飛呂彦描き下ろしデザイン缶」。
発売直後に レギュラー缶を紹介し、その時点ではロング缶を買うつもりはなかったのだが、
店頭でこのロング缶を発見してしまったために、入手したもの。
そしてそのまま忘れてしまい、およそひと月が経ってしまった。
この缶のデザインは、「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である漫画家・荒木飛呂彦氏が新たに描き下ろした美人画で、
発売と同時に荒木氏描き下ろしデザイングッズが当たるキャンペーンもスタートしている。応募期間は5月30日まで。
但し、応募条件は、キャンペーン対象商品6缶パックを購入し、パッケージ内面に「当たり」が出ると応募でき、
計5,500名に賞品が当たるというもの。つまり、最低でも6本。当たりが出なければ12本、18本と買わなければならない。
当選数も少ないので、かなりハードルは高い。
中身は通常のヱビスビールなので、味のレビューは割愛する。
アルコール分5%。麦芽100%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
明治時代より展開されていたヱビスビールのポスタースタイルを荒木飛呂彦が現代的にアップデート
発売当初から取扱店舗は多いとは言えず、扱っている店でも売れ行き好調なようで、あっという間に姿を消してしまった感がある。
デザイン缶戦略の上手なサッポロさんらしい企画である。
|
ビール
CODE:45730DAEE#30 |
2025年3月14日[2]
No.11140: 寶クラフト 小田原うめ <地域限定> / 宝酒造
たからくらふと おだわらうめ <ちいきげんてい> / たからしゅぞう
|
|
|

寶クラフト「小田原うめ」。当初の発売日は、2018年11月13日。地域限定商品として、長く売られているものだろう。
神奈川県小田原産の梅を使ったものだが、販売エリアは神奈川県のほか隣接する静岡県、山梨県と、ごく限られた範囲内。
当然、私の通常生活圏で入手できるものではなく、
当サイトのご協力者・森康哲さん から昨年に寄贈されたものである。
なんと、賞味期限が昨年6月。一般の方にはマネをして頂きたくないが、私の経験上、
このような高アルコールR.T.D.の劣化スピードは比較的遅いと思われるため、飲んでみる。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄オレンジ色。かなり褐色に近いが、これはもしかすると劣化しているためかもしれない。
梅の実をクラッシュしたかのような顆粒状というか繊維質のようなものが浮遊している。
香りは、非常に尖りのある酸っぱそうな梅。深いコクもありそうな香りであるが、梅酒みたいな甘さはなく、
ひたすら酸中心。
味は梅干しを頬張ったときのような、それでいてマイルドな酸っぱさであり、甘味は弱い。
もちろん、鋭い酸味を制するために甘味は付けられているのだが、酸と苦味が相対的に勝っている。
一番強いのは苦味か。だから酸っぱすぎることもなく、しっかりと梅のコクを感じられる。
アルコール感は強め。飲み込んだ後には、すこしヒリつく酸味とともに、強い苦味が残る。
果汁2%。アルコール分7%。
原材料名:梅(小田原産)、梅スピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/酸味料、炭酸、香料。
小田原曽我梅林の梅(白加賀)果汁とピューレに、独自の梅スピリッツ、厳選した樽貯蔵熟成焼酎を合わせた「ひと手間造り」で丁寧に仕込みました。
爽やかな香りとやわらかい酸味のある味わいが楽しめます。
この寶クラフトシリーズは、香料を使わない製品も多い中、本品は香料と酸味料が用いられている。
やはり梅という素材は風味を調えるのが難しいのだろうか。それでも、かなりナチュラルな味わいに仕上がっている。
賞味期限超過による劣化は、実のところほとんど感じられなかった。唯一、液色がくすんでいるのが気になった程度。
|
チューハイ・カクテル等
CODE:45730PRST#UK |