2025年3月25日
No.11161: オールニッポンこしひかりエール / エチゴビール
おーるにっぽんこしひかりえーる / えちごびーる
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エチゴビール「オールニッポンこしひかりエール」。
発売日は2月9日。
缶にも書かれているが、同社は「全国第一号地ビール」。即ち、現在では「クラフトビール」と言われている、
比較的小規模なビールメーカーとしての草分けである。
1994年に、ビール醸造免許の付与条件として、
年間最低製造数量がそれまでの2000klから60klへと大幅緩和されたことにより、新規参入のハードルが下がったのだが、
その新規参入第一号というのを売りにしているのが、エチゴビールなのである。
今年(2025年)2月16日に30周年を迎えることを記念して発売されたのが、この製品である。
グラスに注いだ液色は、しっかり深い黄金色。
泡はややベージュ色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは地味で非常に重たく、落ち着きがある。モルトの力強さを感じさせる一方で、華やかさはない。
少しダークな香りがある。
味はギュッと凝縮感のある苦味が感じられるが、パワーはそこまで強くなく、繊細さがある。
香りの印象通り華やかさはなく、甘味もほぼなく、副原料である米由来の繊細で穀物っぽい落ち着いた飲み心地。
適度なキレがあり、飲み込んだ後にはしっかり苦味も残る。
アルコール分5%。原材料名:大麦麦芽(濃くない製造)、ホップ、米(国産)。
缶にも "30th Anniversary" の表記があり、記念商品であることを印象づけるが、味わいそのものはむしろ地味であり、
あまりお祝い気分を盛り上げるようなビールではないと感じた。
しかし、その地味さというか、真面目さ、質実剛健さなどがエチゴビールらしいともいえる。
同社には、こしひかり越後ビール という通年品のラガーがあるが、
こちらはエールということで、ホップの柑橘香をアクセントとし、飲み口は幾分柔らかいことをセールスポイントとしているようだが、
実際のところ柑橘香をしっかり感じ取ることができなかった。
言われてみれば、ラガー製品より少し軽快かな?という程度には感じられた。
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ビール
CODE:45741SIUM#44 |
2025年3月26日
No.11162: −196 無糖 柚子ダブル <限定> / サントリー
いちきゅーろく むとう ゆずだぶる <げんてい> / さんとりー
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サントリー −196(イチキューロク)無糖シリーズの限定「柚子ダブル」。
発売日は、3月25日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。微かに濁りがあるかな?と言う程度。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、青臭いがかなりジューシーな感じの甘酸っぱい柚子香。
味は香りの印象に反して、口に入れた瞬間にほぼ味がないと感じる。
ただ、甘味が付いていない一方で、柚子の風味はしっかり感じる。
酸味と苦味が控えめながらあり、アルコール感は強め。
キレが良く、飲み込んだ後には穏やかな酸味と苦味が余韻として残る。
柚子果汁0.1%。柚子浸漬酒使用。アルコール分7%。原材料名:柚子、ウオツカ(国内製造)/酸味料、炭酸、香料。
この無糖7%シリーズは酒呑みの需要をしっかり満たしてくれているので、今後もこうして時折限定品が投入されるのであろうし、
ぜひサントリーさんには継続して頂きたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45742DAEE#01 |
2025年3月27日[1]
No.11163: ほろよい さくらんぼロゼ <限定> / サントリー
ほろよい さくらんぼろぜ <げんてい> / さんとりー
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サントリー ほろよい の限定「さくらんぼロゼ」。発売日は3月25日。
グラスに注いだ液色は、透過性のあるピンク色。細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇るのが見える。
香りは、桜の花のような青臭さが強く、あまり甘そうではない。
味は香りの印象通りすっきりとはしているが、甘酸っぱさはもちろんある。
やや青臭さを伴ったさくらんぼ風味。アルコール感は弱い。飲み込んだ後にも、軽い甘酸っぱさが口に残る。
アルコール分3%。無果汁。さくらんぼ浸漬酒使用。
原材料名:スピリッツ、ワイン、さくらんぼ浸漬酒、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、野菜色素。
当サイトの記録をたどると、この製品の前回の発売は 2023年3月。つまり、2年ぶりの再登場ということになるが、
中身は変わっていないようであった。ちなみに昨年(2024年)は、苺さくらんぼ という製品が発売されている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45743DAEE#02 |
2025年3月27日[2]
No.11164: 昔懐かしい すももサワー / 合同酒精
むかしなつかしい すももさわー / ごうどうしゅせい
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合同酒精「昔懐かしい すももサワー」の現行品。
当サイトでは、以前の製品 を取り上げたことはあるが、リニューアル後の本品は未掲載であった。
なんとこのリニューアル品は、2023年10月3日の発売だったので、もう1年半ほど経っている。
私の生活圏内ではGODO製品を目にする機会が少ないので、これまで出会っていなかったのだが、
先日たまたま発見して、入手した。
グラスに注いだ液色は、透過性の高い濃いめのピンク色。赤色に近い。
香りは、シンプルなすももで甘酸っぱそうだが、かなり奥ゆかしい。
味は、かなり甘味が抑えられ、キリッとした酸味が主体。軽い苦味も伴う。
アルコール感は弱い。キレが良く、飲み込んだ後にも強い酸味が残る。
アルコール分3%。無果汁。
原材料名:醸造アルコール(国内製造)、食塩、砂糖/酸味料、炭酸ガス、香料、カラメル色素、甘味料(スクラロース)、赤色2号。
缶裏に、次の説明文がある。
こどもの頃に食べた懐かしい駄菓子の味わい。そんな駄菓子の定番「すもも漬け」を、なんと!お酒で再現しちゃいました!
すもも漬けのすっぱい味わいを、昔懐かしい思い出に浸りながら楽しんでください♪
昔の製品はアルコール5%だったが、リニューアルで3%になった。一層飲みやすく、駄菓子らしさも増している。
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チューハイ・カクテル等
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2025年3月28日[1]
No.11165: ほろよい 梅酒ソーダ <限定デザイン> / サントリー
ほろよい うめしゅそーだ <げんていでざいん> / さんとりー
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サントリー ほろよい「梅酒ソーダ」。
昨日飲んだ さくらんぼロゼ と一緒に売られていたものだが、
缶には「限定デザイン」の文字があるため、中身は従来品ながら、パッケージデザインのみが今回の限定ではないかと思われる。
調べても明確な商品情報が出てこなかったが、サントリー社サイトには、昨日の さくらんぼロゼ と一緒に紹介されていることから、
同日(3月25日)発売なのではと推測される。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。非常に細かな気泡が、グラスの中を立ち上るのが見える。
香りは、甘酸っぱい梅酒なのだが、濃さはあまり感じない。酸味が強そう。
味はむしろ酸味より甘味が目立つ。アルコール感は弱い。梅酒を薄めたような味で、かなり軽快。
飲み込んだ後にも、穏やかな甘酸っぱさが軽い苦味とともに残る。
アルコール分3%。梅果汁1%。梅酒使用。
原材料名:梅、スピリッツ、梅酒、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
ほろよいシリーズはラインナップが非常に多く、しかもパッケージデザインを頻繁に変えるので、
その全部をフォローするのは難しい。ということで、缶が変わる毎に取り上げることは、もう数年前から当サイトでは放棄している。
だから、通年品であるこの梅酒ソーダを飲むのも久しぶりなのだが、
低アルコールで飲み飽きないキャラクターであるからこそ、長く愛されているのだと、改めて認識した。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45744DAEE#03 |
2025年3月28日[2]
No.11166: 麦の刻(韓国産新ジャンル / 輸入:都光)
むぎのこく / とこう
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酒DS リカーマウンテン で売られているという「麦の刻」。
韓国OB社製で、輸入者は都光。
当サイトのご協力者・
森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はほぼ白色でかなり粗く、
当初こそ盛り上がるものの、泡持ちは悪い。
香りは、ふんわりとした甘さとともに、飼料のような臭みがある。
甘い匂いは製品が本来持つキャラクターだと思われるが、臭みは劣化によるものだろう。
味は比較的クリアで、苦味がアクセントとしてきいている、ビールらしさはあまりなく、ひたすら軽快。
苦味の横に甘さが寄り添っている感じ。コクらしいものはほぼない。
キレは良く、飲み込んだ後には軽い苦味、渋味、甘味が口に残る。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒、スピリッツ/炭酸ガス。
原産国名:韓国。輸入者および引取先:株式会社都光 東京都台東区上野6丁目16番17号。
生産からの時間経過による劣化は考慮に入れる必要があるとは言うものの、
そもそもの品質があまり高くない。無理にビールに寄せようとしていないことが、まだ救いではあるが。
なお、原材料にある「炭酸ガス」が気になる。醸造過程で発生した炭酸とは別に後から添加しているのだろうか。
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新ジャンル
CODE:45744PRST#UK |
2025年3月29日[1]
No.11167: ゼロサワー パイナップル <数量限定> / サンガリア
ぱいんさわー ぜろ <すうりょうげんてい> / さんがりあ
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LAWSON 限定商品の サンガリア ゼロサワーシリーズの数量限定「パイナップル」。発売日は、3月25日。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
香りは、ツンと甘酸っぱいパイン香が立つ。いかにも人工的だが、これぞパインという、よくある香りだ。
味は香りの印象どおり甘酸っぱいが、甘さがそれほど引っかかることもなく、あっさり。
但し、アルコール感はしっかり。飲み込んだ後には、ヒリっとした酸味が残る。
果汁1%。アルコール分5%。糖類・プリン体ゼロ。
原材料名:パインアップル果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
昨年 も同時期に発売されたもので、もう恒例となっている。このパイナップルに限らず、
ゼロサワーシリーズはすっかりLAWSONの人気留型商品に成長しており、様々な味わいの商品が間髪入れずに投入され、
LAWSON店頭には常にゼロサワーがある状況になっている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45745LSEE#04 |
2025年3月29日[2]
No.11168: 麦の刻 GREEN(韓国産新ジャンル / 輸入:都光)
むぎのこく ぐりーん / とこう
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酒DS リカーマウンテン で売られているという「麦の刻 GREEN」。
韓国OB社製で、輸入者は都光。昨日飲んだ「麦の刻」の姉妹品と言える。
当サイトのご協力者・
森康哲さん から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡はほぼ白色でかなり粗く、
当初こそ盛り上がるものの、泡持ちは悪い。
香りは、昨日飲んだ麦の刻(レギュラー品)と基本キャラクターは一緒だが、
いわゆる新ジャンル特有の甘さだとか飼料のような臭みはこちらのほうが弱い。
味は極めてクリア。というか、ほぼ味がない。苦味がアクセントになっているものの、
パンチや飲みごたえはない。ビールらしい風味ももちろん感じられない。
ただ、甘味がほぼなく、クセも弱いということだけは言える。飲み込んだ後にも、軽い苦味以外は特に味を残さない。
70%糖質オフ。アルコール分4%以上5%未満。原材料名:発泡酒、スピリッツ/炭酸ガス。
原産国名:韓国。輸入者および引取先:株式会社都光 東京都台東区上野6丁目16番17号。
特に見るべき所はないが、臭みが弱い分だけ、昨日飲んだレギュラー品よりもマシだと言える。
昨日掲載した 麦の刻 レギュラー品と同様、原材料にある「炭酸ガス」が気になる。
醸造過程で発生した炭酸とは別に後から添加しているのだろうか。
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新ジャンル
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2025年3月30日[1]
No.11169: 野沢温泉蒸溜所 THE GIN SODA / Nozawa Onsen Distillery
のざわおんせんじょうりゅうじょ ざ・じんそーだ / のざわおんせんでぃすてぃらりー
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3月25日に LAWSONで発売された「野沢温泉蒸溜所 THE GIN SODA」。
缶に「無糖の極」との表記もあり、酒好き以外は手を出しにくい商品かと思われる。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ジンらしいジュニパーベリーの香りがダイレクトに鼻に届く。シンプルながら、力強い。
味も香りの印象そのまま。これは間違いなくジン以外にはありえません!という潔い味。
余計な混ぜ物がない。甘味はなく、キレは抜群。
飲み込んだ後にも、ジンらしい風味がしっかり余韻として長く残る。
アルコール分7%。原材料名:ジン(国内製造)、炭酸。販売者:Nozawa Onsen Distillery株式会社 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394。
製造所:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510-1。
原材料名を見てわかるように、ジンを炭酸で割っただけの製品。ジン好きにはたまらない。
LAWSONの商品紹介ページによると、ベースのジンにはレモンピールが使われているようなのだが、言われてみれば、
柑橘らしい尖った風味があるようにも感じられた。より一層爽やかさを与えているようである。
ただ、ジンを飲み慣れていない人には、取っつきにくい製品であることは間違いない。
販売価格も税込350円と、気軽に買えるものでもない。そういった意味で、マニア向けの商品と言えるかもしれない。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45746LSEK#05 |
2025年3月30日[2]
No.11170: 麦彩(ベトナム産ビール / 輸入:中部流通)
むぎいろ / ちゅうぶりゅうつう
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当サイトのご協力者・
森康哲さん から寄贈されたもので、
ドラッグストア Vドラッグ で販売されている「麦彩」(むぎいろ)
というラガービール。ベトナムにて生産されている。
グラスに注いだ液色は、ややオレンジがかったしっかりめの黄金色。泡はほぼ白色で概ねきめ細かく、
当初はよく盛り上がり、泡持ちも悪くない。
今月がちょうど賞味期限となっているため、やや劣化していると思われる雑穀臭のようなものが感じられる。
元々香り高いタイプではないと思われるため、ホップ香はあまり立たない。
味は概ねクリア。やはり劣化臭があるものの、苦味がしっかりと感じられるとともに、適度なジューシー感。
軽い甘味というか旨みがある。キレが良く、飲み込んだ後には穏やかな苦味が余韻として残る。
麦芽100%。アルコール分6%。原材料名:麦芽、ホップ。
原産国名:ベトナム。輸入者及び引取先:中部流通株式会社 〒507-0062岐阜県多治見市大針町661-1。
やはり新ジャンルなどとは違い、しっかり飲みごたえはある。しかし、特筆すべき取り柄があるわけではなく、
日々の食事と共に気軽に飲むのであれば、十分な内容。
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ビール
CODE:45746PRST#UK |
2025年3月31日[1]
No.11171: 野沢温泉蒸溜所 THE GIN SODA DEEP / Nozawa Onsen Distillery
のざわおんせんじょうりゅうじょ ざ・じんそーだ でぃーぷ / のざわおんせんでぃすてぃらりー
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昨日飲んだ 野沢温泉蒸溜所 THE GIN SODA(レギュラー品)と同時購入した「THE GIN SODA DEEP」。
LAWSON限定商品である。
昨日のレギュラー品ですらかなり深い味わいだったのに、
こちら DEEP のほうはさらにどれだけ深いのだろうと、期待がふくらむ。
グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、ジンらしいジュニパーベリーの香りとともに、爽やかな柑橘香も感じられる。
昨日飲んだレギュラー品で、レモンピールが使われていることを知ったがために、レモン香がするような気がしてしまうのかもしれない。
味はレギュラー品と同様、まったく甘味がなく、キレのある味わい。
口の中がスーッとするくらい、炭酸とジン由来のハーブっぽい香味が強い。
飲み込んだ後にも、ジンらしい風味がしっかり余韻として長く残る。
アルコール分7%。原材料名:ジン(国内製造)、炭酸。販売者:Nozawa Onsen Distillery株式会社 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9394。
製造所:株式会社チェリオ中部 愛知県小牧市大字河内屋新田字下岩倉杁510-1。
昨日のレギュラー品同様、ジンを炭酸で割っただけの製品である。
特にジン特有の(ジュニパーベリーを主体とする)スーッとした風味が、本品はかなり強い。
LAWSONの商品紹介ページによると、「THE GIN SODAをベースにボタニカルを更に強めた、深みのある味わいが特徴です」とある。
言われてみれば、ピリッとくるような強さを持った飲み心地である。ジンを飲み慣れない人なら、この匂いだけでダメだろう。
反対に、ジン好きにはたまらない仕上がりとなっている。
ところで、ジンベースの缶入りR.T.D.を取っつきやすい順に並べるなら、次のとおりとなる。
(1) アサヒ GINON:一番チューハイに近い柑橘風味で、ジンだとは気づかないレベル
(2) サントリー 翠ジンソーダ:比較的軽やかでクセの弱い仕上がり
(3) キリン 杜の香:ピュアでありつつ少し強い味わい
今回のこのシリーズは、キリン 杜の香を凌駕するパワフルさである。
もちろん、昨日のレギュラー品よりも本日の "DEEP"のほうが強いから、これがジンソーダの一つの極みだと言えるかもしれない。
販売価格は税込350円。2種買えば700円。少々勇気のいる金額かと思われるので、買うことを迷っている方は、
当サイトの上記私のコメントをよく読んで、検討されたい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45747LSEK#06 |
2025年3月31日[2]
No.11172: アサヒ生ビール 東海・北陸デザイン缶 / アサヒ
あさひなまびーる とうかい・ほくりくでざいんかん / あさひ
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アサヒ生ビール「東海・北陸デザイン缶」。
関西在住の私には購入できなかったものであり、
当サイトのご協力者・森康哲さん から寄贈されたものである。
昨年(2024年)9月3日の発売だったようで、既に半年以上が経過している。中身は当然ながら現行品ではなく、
リニューアル前の製品である。
味については、既掲載記事 を参照されたい。
アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
缶には、次のような記載がある。
東海・北陸のみなさん、おつかれ生です。
全国1000万人に「おつかれ生です。」をお届けするプロジェクトとして、出張マルエフ横丁の東海・北陸展開がはじまります。
マルエフがつくる「やさしいつながり」を、ぜひ感じてください。
ここで言う東海・北陸とは、岐阜、三重、愛知、静岡、富山、石川、福井の各県である。
これら地域は、関東(+甲信越)にも関西にも含まれない、間のエリアを寄せ集めたグループといった感じで、
特に東海と北陸に地域的まとまりがあるようには思えないのだが、一緒くたにされる傾向がある。
我々関西在住の人間からすると、福井(特に嶺南地区)だけは唯一近しい感覚のある県だが、その他は異文化という感じがする。
ところで、この「出張マルエフ横丁」に伴う
関西デザイン缶も昨年9月に出ていたようなのだが、
私は一度たりとも見たことがない。たまたま私の近所にだけ流通していなかったのか。私が見過ごしていただけなのか。失態である。
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ビール
CODE:45747PRST#209 |
2025年4月1日[1]
No.11173: ザ・ピール / サントリー
ざ・ぴーる / さんとりー
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4月1日が発売日となっている サントリー「ザ・ピール」。
名前の通り、果皮(peel)を用いたサワーである。
既にTVCMも投入されているし、店頭でのプロモーションもかなり大きくやっている。
力の入った新商品である。
グラスに注いだ液色は、ほんのり白濁。非常に細かな気泡が多量グラスの中を立ち上っている。
香りは、苦そうなレモン香。弾けるようなフレッシュ感があるが、それほど酸っぱそうな感じは強くない。
味は甘味がなく、香りの印象通り苦味主体。酸味ももちろんあるにはあるが、顔をしかめて「酸っぱい」というほどの酸っぱさはない。
アルコール感はほどほど。但し、甘味がない分、ベースのウオッカの酒臭い感じは少しある。
何口飲んでも甘くなく、もちろんキレも良い。飲み込んだ後にも味らしいものを残さず、しっかり苦味と酸味が口に残る。
アルコール分5%。香料・糖類無添加。原材料名:ウオツカ(国内製造)、レモンスピリッツ、レモン/酸味料、炭酸。
果皮でつくったレモンピールサワー
果皮由来の香り、ほろ苦さ、コクのある余韻を愉しめます。
最近の甘くないサワー人気にしっかりと乗っかるしたたかな戦略。
サントリーさんは既にウオッカベースの 196シリーズ、焼酎を用いた こだわり酒場シリーズ、低アルコールの ほろよいシリーズ、
長い時間を掛けてジンを民主化させた 翠ブランドと翠ジンソーダ缶、缶入りハイボールの大衆ブランド トリスハイボール缶など、
既に人気のR.T.D.ブランドを幾つも持つが、さらにこうして新機軸で勝負に来た。
この抜け目ない、切れ目ない戦略は、見事と言うほかない。R.T.D.ブランドを育て増やすことに苦労している他社にも見習って欲しいところではあるが、
サントリー社に根付いている「やってみなはれ」の精神が根底にあることは容易に想像できる。
私のような関西在住者からすれば、そういったところに親近感を覚えるのであるが、この果敢なチャレンジの裏には、
数々の失敗があることも忘れてはならない。非常にうまくいっているように見えるサントリーさんのR.T.D.戦略の道程には、
数多くの消えていったブランドが存在している(ここでは敢えて書かないが、当サイトのライブラリーを見て頂ければわかる)。
しかし、失敗を恐れずに挑戦し、失敗したらまた立ち上がればいいというこの精神こそ、今の日本に必要な心構えであるように思えてならない。
ややニッチを突いてきたと思われる今回の ザ・ピール が、成功するかどうかはわからない。ハマる人には確実にハマるが、
一般大衆を惹き付けて止まないほどの中毒性は感じない。でも、体力のある会社だからこそ、とりあえずやってみることはできるわけで、
仮に成功しなかったとしても、次への糧になることは、間違いない。
私の個人的感覚で恐縮だが、こういったチャレンジは応援したい。ただ、一方で、大手だから出来るんだという冷めた目で見てしまう部分も正直ある。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45748DAEE#00 |
2025年4月1日[2]
No.11174: ジノン レモン / アサヒ
じのん れもん / あさひ
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アサヒ「ジノン」のパッケージが新しくなっている。3月4日の発売である。
通年2種あるうち、今日は「レモン」を取り上げる。
なお、中身は変わっていないため、味については 既掲載記事を参照頂きたい。
果汁3%。アルコール分7%。原材料名:ジン(国内製造)、レモン果汁/炭酸、酸味料、香料。
今ではすっかり市民権を得たジンベースR.T.D.だが、サントリー 翠ジンソーダが先鞭を付け、
このアサヒ ジノンがさらに身近なものにする役割を担ったと言える。
知らずに飲めば、ジンだとはすぐにわからないほどの味なので、
これまでウォッカベースのレモンサワーなどを飲んできた人にも違和感なく受け入れられる製品である。
この点が、他社のジンベース商品との大きな違いだと言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45748DAEE#28 |
2025年4月2日[1]
No.11175: NIPPON PREMIUM 愛媛県産せとか <限定出荷> / 合同酒精
にっぽんぷれみあむ えひめけんさんせとか <げんていしゅっか> / ごうどうしゅせい
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GODO NIPPON PREMIUM シリーズの限定「愛媛県産せとか」。
発売日は、3月25日。
いつも書いていることだが、私の生活圏内ではGODO製品があまり売られておらず、
発売直後に入手することはだいたい諦めているし、ついに入手できなかったといった事態も珍しくない。
そんな中、今回のこの製品は、なんと発売直後に近所のスーパーが仕入れてくれていたため、
首尾良く購入することが出来た。珍しいことだ。
グラスに注いだ液色は、ややグリーンがかった薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
香りは、コクのなさそうなチープなオレンジ香。しかしこれは、せとからしい風味を出そうとした結果かも知れない。
味は香りの印象通りかなりシャープでコクがない。さらっとした口当たり。甘味はほどほどで、どちらかというと酸味主体ではあるものの、
酸っぱいというほどのレベルではない。アルコール感は弱い。
基本的に爽やかだが、食事のお供とするには甘味が少し邪魔かもしれない。
アルコール分3%。果汁1%。原材料名:せとか果汁(愛媛県産せとか)、ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、酸味料、香料。
原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。
美味しいせとかが出来ました。
濃厚な味わいで「柑橘の大トロ」ともいわれるせとか。袋をかけて大切に育てられています。
芳醇で爽やかな美味しさをお楽しみください。
せとかが「柑橘の大トロ」なんて呼ばれていることを初めて知った。
もちろん果実を食べたことはあるが、そんなに濃厚だと感じたことはない。確かに温州みかんよりは濃厚というのはわかるが、
私の勘違いだろうか。
改めて調べてみると、果皮が薄く、見た目は沖縄などの たんかんに近いような濃いオレンジ色のようだ。
今まで私が食べたものは、そこまでしっかり熟していなかったものなのだろうか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45749DAEE#08 |
2025年4月2日[2]
No.11176: ジノン グレープフルーツ / アサヒ
じのん ぐれーぷふるーつ / あさひ
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アサヒ「ジノン」のパッケージが新しくなっている。3月4日の発売である。
通年2種あるうち、昨日既に レモン を掲載済。
今日はもう1種の「グレープフルーツ」を。
なお、中身は変わっていないため、味については 既掲載記事を参照頂きたい。
果汁3%。アルコール分7%。原材料名:ジン(国内製造)、グレープフルーツ果汁/炭酸、酸味料、香料。
このジノンシリーズは、2種とも甘くないという特徴は一緒なのだが、グレープフルーツの方が酸が少し穏やかな分、
フルーティーさがある。
缶に書かれている「果実ひきたつジンサワー」というのがこのシリーズの売りで、
ジンが主役のカクテルではなく、あくまでもジンは一歩奥に引っ込み、飲みやすい「サワー」として仕立てられている。
即ち、ある意味チューハイなのだが、ベースが焼酎でもウォッカでもなく、ジンで作ってみたという製品なのである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45749DAEE#29 |
2025年4月3日[1]
No.11177: 大阪ハイボール 紅ショウガ風味 / 合同酒精
おおさかはいぼーる べにしょうがふうみ / ごうどうしゅせい
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合同酒精 大阪ハイボール「紅ショウガ風味」。発売日は、4月1日。
こんなに早くGODO社製品を入手できるのは稀なことだが、地元大阪の商品ということで、
近所のスーパーも仕入れてくれたのかもしれない。
グラスに注いだ液色は、透明感のある朱色。細かな気泡が多量グラスの中を立ち昇っている。
香りはあまり強くはないが、スウーッとくる感じが確かに生姜っぽくはある。
但し、辛口のジンジャーエールなどに比べれば、むしろ生姜感は弱い。
口に含むと、確かに生姜っぽい風味が広がるが、強烈な辛味などはなく、非常にすっきり。ほんの少しピリッとする感覚があるのみ。
甘味がないので、ただただクリアな生姜フレーバー。酸っぱさももちろんない。
非常にキレが良く、飲み込んだ後にはほぼ味を残さない。味のないジンジャーエールを飲んだかのような後味。
アルコール分5%。無果汁。原材料名:生姜エキス、甲類焼酎(国内製造)、食塩/炭酸ガス、酸味料、香料、赤色40号。
缶裏には、次のような説明文がある。
大阪の食文化に欠かせない「紅ショウガ」をたっぷり入れたサワーの味わいを再現しました。
紅ショウガのピリッとした酸味とほのかな塩味を感じるドライタイプのチューハイです。
以前に、オオサカハイボール ガリ風味 という製品が存在しており、それのリバイバルかと思ったが、
かなり異なる製品であった。まったく甘くないし、クセも弱い。ドライに仕上がっている。
ブラッシュアップして、昨今の嗜好に合わせてきたような製品だ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45750DAEE#02 |
2025年4月3日[2]
No.11178: HOPPIN' GARAGE おつかれ山ビール / サッポロ
ほっぴん・がれーじ おつかれさんびーる / さっぽろ
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サッポロビールがネット限定で展開している「HOPPIN' GARAGE」において、
2024年6月3日から数量限定で販売された「おつかれ山ビール」。
私自身で購入したものではなく、当サイトのご協力者 森康哲さん
から寄贈されたものである。
グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡はほぼ白色できめ細かく、
当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、コリアンダーがふわっと感じられ、ベルジャンホワイトのよう。だが、あまり強くは香らず、奥ゆかしい。
味は香りの印象以上に軽快。透明感のある導入部に始まり、苦味が弱くすっきりした味わい。
柑橘由来と思われる軽やかな酸がキュッと引き締める。コリアンダー風味は控えめ。
キレがあり、飲み込んだ後にもふわりと軽く爽やかな柑橘やハーブの香味が残る。
アルコール分3%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、かぼす、コリアンダーシード、
食塩。
サッポロ社サイトには、次のような説明がある。
本商品は、お酒と自然と子供をこよなく愛するアウトドアガイドの人生ストーリーをもとにつくった商品で、
「山」に登った人だけではなく、仕事や家庭など、人生における大小さまざまな「山」を乗り越えた、
すべての人に贈るご褒美の一杯をテーマに企画したビールです。
大分県産のかぼすを使用し、隠し味にアルペンザルツ(岩塩)でほんのり塩っ気を加えて仕上げた、やさしい飲み心地が特長です。
パッケージは企画者である(株)ヤマップの専属ガイドである前田央輝(ひろあき)さんが生まれ育った九州の名峰、
九重連山の山頂から眺める夕陽をイメージしデザインしました。
当サイトでは2022年に一度レビューしているが、その時の中身とほぼ同じである。
低アルコールのため軽快で飲みやすく、爽やかな風味が特徴である。
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ビール
CODE:45750PRST#UK |
2025年4月4日[1]
No.11179: 焼酎ハイボール 大分産かぼす割り <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる おおいたさんかぼすわり <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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タカラ 焼酎ハイボール の限定「大分産かぼす割り」。発売日は、3月25日。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡いイエローグリーン。
多量の気泡がグラスの中を勢いよく立ち昇っている。
香りは、グリーンな感じの柑橘香だが、ややジューシー感がある。
口当たりは焼酎ハイボールらしくシャープで、甘さはほぼなく、キリッとしている。
ほのかなジューシーさで、穏やかな酸味と苦味。アルコール感は強い。
キレが良く、飲み込んだ後にもほぼ甘さを残さない。
アルコール分7%。果汁0.5%。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。
原材料名:焼酎(国内製造)、かぼす果汁、レモン果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
缶裏側に、次の説明文がある。
タカラ焼酎ハイボールは東京下町の大衆酒場で生まれた元祖酎ハイの味わいを追究したキレ味爽快な辛口チューハイです。
「かぼす」は、夏から秋にかけて旬を迎える柑橘で、大分県が生産量日本一です。
かぼすのキレのある酸味を、この時期だけの限定生産でお楽しみください。
焼酎ハイボールでは、このような柑橘を用いた限定品を頻繁に投入していることから、
このかぼすも非常におなじみの感じなのだが、当サイトの記録をたどってみると、前回の掲載は 2022年8月であり、
2年半以上が経過している。
もしかして、その間に私がスルーしてしまったのか?と不安になり、検索してみたところ、
今回発売以前に出てきた情報は、やはり2022年8月23日の発売情報のみ。
類似のシャープな柑橘としては、ゆず とか すだち などもあるし、シリーズでは 直七を用いたものもある。
幾分かジューシーなものとしては、はっさく や 夏みかん、いよかん などもあるので、毎回何をフィーチャーして売り出すか、
これまでの売れ行きを見ながら検討しているのだろう。もちろん、果汁が確保できるかどうかという問題もあるだろう。
我々消費者としては、次は何が出てくるのだろう?という楽しみがあるから、
出てきたものが自分の好みに合うかどうかで購入するか否かを検討すればいいのだが、
焼酎ハイボールとしてのキャラクターを大きく外れる商品はないので、実のところ味わいにそんなに大きな違いはない。
安心して選べるというべきか、もう大きな驚きはないというべきか。
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チューハイ・カクテル等
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2025年4月4日[2]
No.11180: みなさまのお墨付き やさしいサワー すなおな温州みかん / 西友(製造者:三幸食品工業)
みなさまのおすみつき やさしいさわー すなおなうんしゅうみかん / せいゆう
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スーパー西友のP.B.みなさまのお墨付き の「やさしいサワー」シリーズ。
私の日常生活圏内に同店がないため、ふだんは入手する機会がないのだが、
昨年秋に、仕事先でたまたま西友があり、購入した。
今日飲むのは、「やさしいサワー すなおな温州みかん」。
グラスに注いだ液色は、透過性があり、かすかに濁りも見られる薄黄色。細かな気泡がグラスの中を立ち上るのが見える。
香りは、決してジューシーではないが、キュンと鋭いオレンジ香に、アルコール臭。
味は香りの印象通り酸味が強いが、それに負けないように甘味も強い。果汁らしいコクがないのに、
酸味と甘味だけが人為的に付けられたような味。
飲み進めると、甘味がどんどん実感される。飲み込んだ後にも、強めの甘味と鋭い酸味が口に残る。
アルコール分3%。国産温州みかん果汁3%。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖(国内製造)、醸造アルコール、温州みかん果汁、食塩/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK)。
販売者:株式会社西友 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-12-10。
製造所:三幸食品工業株式会社K 広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
やさしいサワーの名は、アルコール3%設定であることに起因するのだろう。
やさしいというよりも、飲みごたえがなく、それでいて無理に味を付けたような感じがある。
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チューハイ・カクテル等
CODE:45751SYKW#UK |