ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.6401−6420


 
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2017年11月16日[1]
No.6401: サッポロラガービール 2017 / サッポロ
 さっぽろらがーびーる 2017 / さっぽろ
サッポロラガービール サッポロラガービール review
サッポロラガービール
 近年、断続的に缶入りが出されている「サッポロラガービール」。 ふだんは料飲店専用のびん入り製品だけが流通しているのだが、こうやって時々酒販店向けに缶入り製品がリリースされる。
 当サイトで把握している限り、 初めて缶入りが登場したのは 2008年 であった。 その後、2009年2014年2016年7月同年11月と、 直近では 今年6月 に登場している。 今回の発売日は、11月14日であった。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
 香りは、カラッと乾いた感じの穀物系で、ホップよりもモルト香が強い。
 味は香りの印象どおり、華やかさはなく地味。 力強いビールであるはずだが、飲み慣れてしまったせいか、そんなにパワーを感じないが、 もちろん私の気のせいであろう。他社ピルスナーに比べれば、苦み走って引き締まった味わいであることは間違いない。
 アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
 缶裏に、次のような説明文がある。
 サッポロラガービールは、1881年に第二回内国勧業博覧会で有功三等賞牌を受賞。 翌1882年、開拓使廃止に伴い、醸造所の名称を札幌麦酒醸造所と改称。 ここから、明治、大正、昭和、平成と引き継がれることになる民間事業としてのビール産業が本格的に始動することになります。

 ラベルの赤い星は「北極星」。日本で最も歴史あるビールブランド、サッポロラガービール。
 6月の発売からわずか5か月での再発売となった。出すたびに好評なのだろう。 それなら通年販売に踏み切ればいいのに、とファンは思うが、いつも売られていると陳腐化する懸念がある。 それを警戒しての措置なのかもしれない。びん入り製品ならば、一部料飲店でいつでも飲めるのだから、 その程度の露出がちょうどいいのだろう。
種別 ビール
CODE:43055LSEE#02
2017年11月16日[2]
No.6402: もぎたて まるごと搾りスウィーティー <期間限定> / アサヒ
 もぎたて まるごとしぼりすうぃーてぃー <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ もぎたて まるごと搾りスウィーティー アサヒ もぎたて まるごと搾りスウィーティー review
 アサヒ もぎたて の期間限定「まるごと搾りスウィーティー」。 発売日は、11月14日。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、ほんのりと濁りがある。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、黄緑っぽい柑橘香。グレープフルーツのような苦味を持ちつつ、 それよりはもうちょっとジューシーで、はっさくのような爽やかさを持ちながら、 甘さはしっかりありそう。まさにスウィーティーらしい香りだが、類似する柑橘としては、黄金柑があげられる。
 味は香りの印象よりも、すべての要素が力強い。まず、しっかり強い甘みが感じられ、 それとともに、引っ掛かりのある苦味と渋味が主張する。 アルコール感も豊かで、驚くほどの飲みごたえ。
 アルコール分9%。果汁2.2%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。着色料ゼロ。 原材料:ウオッカ、スウィーティー果汁、ブドウ種子エキス、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 2017年11月〜2018年1月までの出荷予定
 スウィーティーは、グレープフルーツと文旦の交配種とされるが、本来爽やかな風味が持ち味の柑橘を用いているのに、 かなりこってりとした味に仕上がっている。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43055DAKO#02
2017年11月17日[1]
No.6403: セブンプレミアム クリアクーラー シャルドネサワー <期間限定> / アサヒ
 せぶんぷれみあむ くりあくーらー しゃるどねさわー <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ クリアクーラー シャルドネサワー アサヒ クリアクーラー シャルドネサワー review
 セブン&アイグループのP.B.であるセブンプレミアム クリアクーラーの期間限定「シャルドネサワー」。 発売を知らなかったが、セブンイレブン店頭で偶然遭遇した。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。かすかに濁っているようにも見える。 細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
 香りは、べたっと甘そうな白ぶどう香。他社製品でもそうだが、シャルドネサワーというと、 どうしてこうも甘さを前面に出すのだろうか。
 口あたりは香りの印象どおり甘さが強いが、酸も効いており、濃度もそれほどコクはないことから、 くどさはあまり感じない。炭酸のピリピリ感も手伝って、それなりのキレがある。
 果汁1.1%。アルコール分6%。 原材料:ウオッカ、グレープフルーツスピリッツ、ぶどう果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
 2017年11月〜2018年2月までの出荷予定
 想像していたよりもすっきりした味わいで、飲み飽きない。クリアクーラーのキャラクターに沿った商品。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43056SEST#UK
2017年11月17日[2]
No.6404: 星あかり ペールエール / 黄桜
 ほしあかり ぺーるえーる / きざくら
黄桜 星あかり ペールエール 黄桜 星あかり ペールエール review
黄桜 星あかり ペールエール
 発売を知らなかったのだが、コンビニ店頭で偶然遭遇。清酒でおなじみ黄桜のつくる「星あかり」という名のビール。
 2種を入手したが、今日はまず「ペールエール」を。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
 香りは、モルトの力強さを感じ、あまり華やかさはない。シャープな味が想像される。
 実際の味は、苦味のアタックが強く、甘みはほぼ感じない。 ググッとえぐってくるような苦味で、かなり引っかかる。 味わいに厚みがないので、良い言い方をすれば、くどさを感じず合わせる料理を選ばない。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
 京都の名水「伏水」で仕込み、酵母をあえて残した個性的な味わい。深い黄金色で、 爽やかな香りとさっぱりした飲み口が特長のビールです。 今宵「星あかり」とご一緒に、上質なひとときを過ごしませんか。
 繊細でややパワー不足の印象はあるが、これがキャラクターなのであろう。
種別 ビール
CODE:43056FMEEK#UK
2017年11月18日[1]
No.6405: よなよなエール / ヤッホーブルーイング
 よなよなえーる / やっほーぶるーいんぐ
ヤッホーブルーイング よなよなエール ヤッホーブルーイング よなよなエール review
ヤッホーブルーイング よなよなエール
 ヤッホーブルーイングの主力商品である「よなよなエール」が新しくなっている。 9月からのリニューアルのようだが、スーパー、コンビニ等の小売店には10月中旬から出回っている。
 同社の躍進のいわば礎となった商品であり、それが登場から20年経って初めてのリニューアルというのだから、 その持つ意味合いは決して小さくない。

 グラスに注いだ液色は、明るいアンバー。泡はカフェオレ色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって泡持ちもとても良い。
 香りは、軽いロースト香を伴いながら、グレープフルーツ的柑橘香がかなり立つ。 キュンと甘酸っぱい味わいが想像される。従来品は、 もう少し"もっさり"した感じで重たく、甘かったように記憶しているが、だいぶすっきりとシャープになった印象。
 味は香りに感じた柑橘のようなみずみずしい甘酸っぱさがあって、軽やかな苦味がそれを追いかける。 じんわりとした麦芽の旨味は従来品同様だが、後味がきれいで、苦味がまとわりつかないように感じる。 従来品にあったセイロンティーのようなコクは若干後退したかもしれないが、それによって味わいは洗練された。
 アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。 製造者:(株)ヤッホー・ブルーイング、 長野県軽井沢町長倉2148。
 缶裏に、次の文章がある。
 新しくなった、よなよなエール。それは、鮮やかなホップ香の余韻。
 月の不思議な力は、この世界に影響をあたえている。よなよなの月は、 狼男になってしまわないくらいのほどよい魔力で気分を変えてくれる。いつまでも続く柑橘を思わせるホップの香りと複雑な味わいで、 いつもと少しちがうわたしにしてくれるのです。
 缶の説明のように、ホップ香がより立って、長く続くようになったのが主な変化。それによって味わいが若返ったというか、 ピチピチとした感じになり、もたつき感が薄らいだようにも思う。
 独特の飲みごたえが好きだった人からすると、物足りない方向へのリニューアルかもしれないが、 香りが好きな人には、良いリニューアルであろう。
種別 ビール
CODE:43057LSEE#RN09
2017年11月18日[2]
No.6406: 星あかり ブラウンエール / 黄桜
 ほしあかり ぶらうんえーる / きざくら
黄桜 星あかり ブラウンエール 黄桜 星あかり ブラウンエール review
黄桜 星あかり ブラウンエール
 昨日、ペールエール を飲んだ、黄桜がつくる「星あかり」だが、 今日は同時入手した「ブラウンエール」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある深いアンバー。濃いめの麦茶程度。 泡はカフェオレ色で非常にきめ細かく、力強くもくもくと盛り上がって、泡持ちもとても良い。
 香りは、三温糖のようなややブラウンな感じと、モルトの土臭いような匂いが混じる。 ただ、そんなに甘さが強そうな感じはなく、ストイックに引き締まっている。
 味はかなりスリムであり、パンチは弱い。ボディの厚みがないので、 外側だけ苦く、甘味がない。実際はそんなに焦げ感がないのにもかかわらず、 コクが足りない分、ロースティな感じが前に出る。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
 京都の名水「伏水」で仕込み、酵母をあえて残した個性的な味わい。 濃い赤銅色で、香ばしい麦芽の香りとホップの苦味が絶妙に調和したビールです。 今宵、「星あかり」に照らされて、気持ちをほんのりと和らげませんか。
 昨日飲んだ ペールエール 同様、繊細さが持ち味で、ややパワー不足とも言える。 だが、好意的に解釈すれば、清酒黄桜があえて京都らしいビールをつくったということだろう。
種別 ビール
CODE:43057FMEEK#UK
2017年11月19日[1]
No.6407: セブンプレミアム ザ・ブリュー ストロング / サントリー
 せぶんぷれみあむ ざ・ぶりゅー すとろんぐ / さんとりー
サントリー セブンプレミアム ザ・ブリュー ストロング サントリー セブンプレミアム ザ・ブリュー ストロング review
 セブン&アイグループのP.B.であるセブンプレミアムのビール系新ジャンル「ザ・ブリュー」シリーズに、 新たに「ストロング」が加わった。
 事前に発売情報をつかんでいなかったのだが、セブンイレブン店頭で偶然遭遇。 調べてみると、発売日は10月23日だったようである。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。新ジャンルにしてはしっかりめ。 泡は純白でわりときめ細かく、当初は力強く盛り上がり、泡持ちもそこそこ良い。
 香りは、新ジャンルらしくふわっと甘く、穀物っぽいが、臭みはそれほどでもない。
 口あたりは、度数が高いせいかピリッと辛く、シャープな導入部だが、 そのあと甘味が追ってくる。飲みごたえがあるが、ビールのコクとは少し違う。 無理矢理ボリューム感をつけたような印象だ。
 アルコール分7%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、糖類)・スピリッツ(小麦)。
 缶にはカタカナで「ストロング・セブン」と書かれているが、商品名は「ザ・ブリュー ストロング」であるらしい。
 コンビニで買える格安新ジャンルとしては、しっかり飲みごたえがあってお得感が強い。 ビールっぽい麦芽のコクとはちょっと違うが、臭みは弱いので、飲み飽きない。
種別 新ジャンル
CODE:43058SEST#27
2017年11月19日[2]
No.6408: [特別企画] キリン 一番搾り 黒生(新)と スタウト(旧)の違い / キリン
 [とくべつきかく] きりん いちばんしぼり くろなま と すたうと のちがい / きりん
キリン 一番搾り 黒生&スタウト review
キリン 一番搾り 黒生&スタウト
(左)黒生 vs (右)スタウト
 キリン「一番搾り 黒生」は、今年10月にリニューアルした製品だが、 以前は「一番搾り スタウト」という名の製品であった。
 単に名前が変わっただけではない。上面発酵から下面発酵に変わったというのがその最大の変化であり、 歴史を振り返ると、実は上面発酵時代は短く、今回昔の下面発酵に戻したというべきものである。
 どのように変わったか。まだリニューアル前のスタウトが売られていたので、 新旧を比べてみたい。

 グラスに注いだ液色、泡の立ち方などは、両者ほぼ同じ。 写真で泡の量が違うのは、単に注ぎ方の問題。
 香りも、ほとんど違いはない。ただ、旧製品(スタウト)のほうが、 若干焦げ臭が強く、パンチがあるようにも感じる。
 味は、従来品は香りの印象どおり、ロースティな味わいが強く、パワフル。 まったりとした甘味も感じる。 新製品は適度なすっきり感があり、後キレが勝る。 ただ、その違いは本当にわずか。 こうやって飲み比べてみなければ、ほとんど気づかない程度の変化だと言える。
 醸造法が変わったのに、こんなに味わいが近いというのはある意味すごい。 旧製品はスタウトとしてはスリムで後味にすっきり感のある味わいだったので、 リニューアルして下面発酵の濃色ラガー(シュバルツ)になっても、そんなに違和感がないというところだろうか。
 しばらく交互に飲み比べ続けていると、旧製品の後味にある焦げ感が気になるようになってきた。 それだけ、新製品の後味がすっきりしており、焦げ感が弱まった。 この後キレの良さが、今回のリニューアルのポイントと言えるもので、まったりとしたスタウトが好きだった人には、 残念な刷新だと言えるのかもしれない。
種別 コラムほか
CODE:43058DAEE#UK
2017年11月20日[1]
No.6409: 焼酎ハイボール 強烈ゆずサイダー割り <冬限定> / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる きょうれつゆずさいだーわり <ふゆげんてい> / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール 強烈ゆずサイダー割り タカラ 焼酎ハイボール 強烈ゆずサイダー割り review
 タカラ焼酎ハイボールの冬限定「強烈ゆずサイダー割り」。発売日は、11月14日であった。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。通常の焼酎ハイボールとほぼ同じである。 注いでいる時、ジュワジュワと音を立てて、大粒の気泡が踊る。
 香りを嗅ぐと、ゆずの香りはほとんどみつからない。言われれば、そうかな?と思う程度。 さらにサイダーらしさもほとんどない。 焼酎ハイボールドライのように、ただ焼酎のアルコール臭さが強い。
 口に含むと、やっと緑っぽい柑橘の味がみつかる。あくまでもひっそりとだが。 そして、サイダーはというと、ほとんどサイダーらしい甘さのようなものはない。 サイダーから甘味をスパッと切り取った、甘くない強炭酸といった感じだ。 下に触るビリビリ感がとにかく強く、シャープな飲みごこち。
 アルコール分7%。無果汁。プリン体ゼロ。糖質ゼロ。甘味料ゼロ。 原材料:焼酎、ゆずエキス、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、ヘスペリジン。
 昨年もこの時季に出ており、今年が2度目である。元々焼酎ハイボールは強炭酸の缶チューハイなのだが、 この"強烈"シリーズは一層ガス圧を高めたものとして、強固な支持を得ているのだろう。 甘くないのも、酒呑みに好かれる要因である。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43059KSES#06
2017年11月20日[2]
No.6410: −196℃ ストロングゼロ 桃ダブル / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ ももだぶる / さんとりー
-196℃ ストロングゼロ 桃ダブル -196℃ ストロングゼロ 桃ダブル review
 サントリー -196℃ ストロングゼロ は、この10月からリニューアルしているのだが、 今日飲むのは、2016年12月に発売された従来品。新製品を入手する前に、こちらを片付けておこう。

 グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。
 香りは、こってり甘い白桃香が強く立つ。やや化粧品っぽいか。
 味は香りの印象どおり、しっかりと甘い。だが、適度に酸も立っている。 飲み進めると、強いアルコールがどんどん蓄積されてくる感じがする。
 アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。桃果汁1%。桃浸漬酒使用。 原材料:桃、ウオツカ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 果実まるごとの白桃浸漬酒と、果汁をダブルで使用! ストロングな果実感とストロングな飲みごたえ!
 缶に「果実感UP!」とあるが、以前の製品 との違いはよくわからなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43059DAEE#RN10
2017年11月21日[1]
No.6411: のどごし 華泡 <限定醸造> / キリン
 のどごし はなあわ <げんていじょうぞう> / きりん
キリン のどごし 華泡 キリン のどごし 華泡 review
 キリン のどごし シリーズの限定品「華泡」(はなあわ)が登場。 発売日は、本日11月21日。
 グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は純白でやや粗く、 当初こそよく盛り上がるが、泡持ちは良くない。
 香りは、いかにも新ジャンルらしい甘さがもわっと立つだけでなく、 のどごし生特有の接着剤みたいな匂いも少しある。原材料や製法はまったく違うのにもかかわらず。
 味は、その香りに感じた甘さが最初に口に広がる。ホップの香味も確かにあるが、 どんよりした味わいであり、爽やかさは皆無。 飲み進めると、甘味がどんどん口中に蓄積されてくる。
 アルコール分6%。原材料名:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・大麦スピリッツ。
 缶に「リッチ&フルーティ」のキャッチコピーがあるが、新ジャンルでリッチな味わいを目指すと、ロクなことがない。 フルーティにしようとしても、麦芽使用量が少ないから、コクのあるフルーティさは生まれない。 無理をするとこんな結末になるという、良い見本。
種別 新ジャンル
CODE:43060DAEE#00
2017年11月21日[2]
No.6412: −196℃ ストロングゼロ ダブル完熟梅 / サントリー
 まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶるかんじゅくうめ / さんとりー
-196℃ ストロングゼロ ダブル完熟梅 -196℃ ストロングゼロ ダブル完熟梅 review
 昨日、サントリー -196℃ ストロングゼロの 桃ダブル を飲んだ。 昨年12月中旬製造分からリニューアルした現行品なのだが、未掲載だったため取り上げたもの。 あと一つ現行の通年商品が残っていた。この「ダブル完熟梅」である。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。
 香りは、甘味と酸味が強そうで、かなり華やかな梅の香りだ。
 味は香りの印象どおり甘味と酸味ががとても強く、さらに強烈なアルコール感がある。 ジューシー感が強調された味だが、梅酒特有のコクも少し感じられる。 飲み込んだ後には、甘味とともに軽い苦味も残る。
 アルコール分9%。糖類ゼロ。完熟 梅浸漬酒使用。 原材料:梅、ウオツカ、梅酒、梅エキス、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
 果実まるごとの完熟梅浸漬酒と、完熟梅酒をダブルで使用! ストロングな果実感とストロングな飲みごたえ!
 はっきり言って甘ったるいので、ドライな味のチューハイが好きな人には勧めない。
 なお、ストロングゼロシリーズは今年10月からさらにリニューアルしており、 まだ取り上げていないので、今後購入次第、順次紹介していく予定である。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43060DAEE#RN12
2017年11月22日[1]
No.6413: ルビーベルグ <限定醸造> / サッポロ
 るびーべるぐ <げんていじょうぞう> / さっぽろ
サッポロ ルビーベルグ サッポロ ルビーベルグ review
 サッポロからホワイトベルグの派生商品である「ルビーベルグ」が登場。 発売日は、11月21日。

 グラスに注いだ液色は、非常に鮮やかな紅色。想像以上にしっかりと赤い。 泡は濃いピンク色できめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、甘酸っぱいチェリー香が強く、ベースにビールっぽいモルトの香りがある。 味は香りの印象どおり非常に甘酸っぱい。苦味はマイルドで、ビールらしいコクはやや欠けることから、 むしろ甘酸っぱさが際立っている。飲みやすい軽いタッチだ。 飲み込んだ後には、穏やかな苦味が残る。
 アルコール分4%。果汁0.8%使用。原材料:麦芽・ホップ・大麦・糖類・カラメル色素・チェリー・酸味料・野菜色素・香料。
 ベルギーのフルーツビールに学んだ、チェリーの甘酸っぱい香りと爽やかな後味。特別に造られたルビーのような色合いと、 フルーティーな味わいをお楽しみください。
 チェリーを用いたフルーツビールというと、日本でもたくさん出回っているベルギーのベルビュークリークが思い出されるが、 あちらは自然酵母を用いたランビックであり、コクのある味わいと、もっと深い色合いが特徴。 それに比べると、この製品は見た目がとても明るく鮮やかで、度数が低く、味わいは軽やかだから、 ビールを飲み慣れない若い女性などには受けが良いだろう。
種別 新ジャンル
CODE:43061DAKO#01
2017年11月22日[2]
No.6414: こだわりの贅沢 北海道りんご <限定生産> / 北海道麦酒醸造
 こだわりのぜいたく ほっかいどうりんご <げんていせいさん> / ほっかいどうびーるじょうぞう
こだわりの贅沢 北海道りんご こだわりの贅沢 北海道りんご review
 当サイトの中京地区在住ご協力者 森康哲さん から寄贈されたものである。
 「こだわりの贅沢」は、ユニーグループのP.B.であるプライムワンの上位ブランドとして位置づけられているもので、 以前は同グループのコンビニであるサークルKサンクスでも一部商品が扱われていた。 ところが、ユニーグループがファミリーマートと統合したことが原因なのか、 サークルKサンクスの取扱商品が基本的にファミマと同じになってしまい、ユニーグループとしての色彩が薄まってしまった。 それゆえ、現在ではこだわりの贅沢シリーズのチューハイは、扱わなくなってしまったようである。
 私の住む関西には、ユニーグループのアピタ、ピアゴなどの店舗がないので、目にすることもなくなったのだが、 わざわざ今回贈って頂けたのである。但し、相当前の発売であるらしい。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、深みがあり、生っぽいりんご香。しかし、りんごだけではないな、何か混ざっているなと思ったら、 はちみつが入っている。
 味はりんごの酸に、はちみつの甘さが溶けている。両者はやや分裂気味だが、 もしかすると鮮度が落ちたことによるのかもしれない。 こってりとした味わいで、飲み込んだ後にも、たっぷりとした甘味が口に残る。
 果汁55%。アルコール分3%。 原材料:りんご、スピリッツ、糖類、蜂蜜、酸味料、香料、ビタミンC。
 蜂蜜を隠し味に、りんご栽培発祥の地、北海道七飯町、余市町産りんごを贅沢に使用した果汁感たっぷりのお酒です。
 甘味が強いので、あまり酒呑み向きではない。弱い人向け。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43061PRST#UK
2017年11月23日[1]
No.6415: カクテルパートナー グレープスパークリング <期間限定> / アサヒ
 かくてるぱーとなー ぐれーぷすぱーくりんぐ <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ カクテルパートナー グレープスパークリング アサヒ カクテルパートナー グレープスパークリング review
アサヒ カクテルパートナー グレープスパークリング
 アサヒカクテルパートナーの期間限定「グレープスパークリング」。 発売日は、11月21日。

 グラスに注いだ液色は、ややくすんだ感じの水色。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、ころっと甘いぶどう香。見た目の印象よりも相当に濃厚。
 飲んでみると、味は普通にグレープサワー。しっかりと甘味があり、飲みごたえがある。 炭酸のピリピリが適度な爽快感を与える。
 果汁0.3%。アルコール分3%。 原材料:ぶどうリキュール、白ワイン、ぶどう果汁、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 クチナシ色素。
 2017年11月〜2018年1月までの出荷予定
 缶裏に、
 カシススパークリングとミックスすると、「ブルーベリー味」のカクテルに変わり、液色は「紫色」に変わる。
と書かれている。混ぜた後に出来上がる色が前提にあって、単品ではぶどうなのに妙に青い色をしているのであろう。
 ということで、混ぜて飲むべく、次にカシススパークリングを開けてみる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43062DAEE#02
2017年11月23日[2]
No.6416: カクテルパートナー カシススパークリング <期間限定> / アサヒ
 かくてるぱーとなー かしすすぱーくりんぐ <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ カクテルパートナー カシススパークリング アサヒ カクテルパートナー カシススパークリング review
 アサヒカクテルパートナーの「カシススパークリング」。 本日1本目に飲んだ グレープスパークリング とセットで発売されたもの。 発売日は、11月21日。

 グラスに注いだ液色は、やや濃いめの美しいピンク。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、甘酸っぱいカシス香だが、そんなにコクがありそうではない。軽やかな印象。
 味は甘味のかなり強いカシス味。あっさり目の仕上がりだが、やや単調な味わいといえる。
 果汁0.1%。アルコール分3%。 原材料:カシスリキュール、赤ワイン、カシス果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 アントシアニン色素。
 2017年11月〜2018年1月までの出荷予定
 1本目に飲んだ グレープスパークリング 同様、缶裏に、
 グレープスパークリングとミックスすると、「ブルーベリー味」のカクテルに変わり、液色は「紫色」に変わる。
アサヒ カクテルパートナー グレープスパークリング+カシススパークリング アサヒ カクテルパートナー グレープスパークリング+カシススパークリング
と書かれている。ということで、混ぜて飲んでみた。
 青色と赤色なので、紫色になるのは最初からわかっているが、見事に予定どおりの紫色に。
 香りは、グレープスパークリングのほうを入れすぎたのか、ぶどうが最初に立つ。いや、紫色を見ながら嗅ぐから、 そう感じるのかもしれない。
 で、口に運ぶと、味はなんだかカシスの方が強い。これ、ブルーベリーって言うんだろうか。 かなり微妙である。でも、考えてみれば、酸味のあるベリーであるぶどうと、 コクのあるベリーであるカシスを混ぜたら、両者の中間的なブルーベリーっぽくなるであろうことは、 容易に想像がつく。その想像通りになったかというと・・・、なかなか難しい。
 カクパーの期間限定品は、最近このパターンで2種同時発売し、混ぜて飲めというサジェスチョンをしてくるが、 開発者が想定している通りに配合するのは難しい。それとも、まったく同じ分量を計って混ぜればいいのだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43062DAEE#02
2017年11月24日[1]
No.6417: 本搾りチューハイ 冬柑 <期間限定> / キリン
 ほんしぼりちゅーはい ふゆかん <きかんげんてい> / きりん
キリン 本搾りチューハイ 冬柑 キリン 本搾りチューハイ 冬柑 review
 キリン本搾りチューハイの期間限定「冬柑」。発売日は、11月21日。

 グラスに注いだ液色は、ほんのり黄色っぽく濁っている。
 香りは、グリーンな柑橘香が強い。ゆずだろうか。苦味と酸味が強そうなのだが、適度なジューシー感もある。
 味は香りの印象どおりグリーンな味わいで、シャープ。甘さはほとんどなく、苦味と酸味が強い。 アルコール感は適度。飲み込んだ後には、苦味が中心に残る。
 果汁10%。アルコール分6%。糖類無添加。 原材料:グレープフルーツ・ゆず・すだち・かぼす・ウオッカ。
 たっぷり果汁とお酒だけでできている。ギュッと搾ったゆず、すだち、かぼすの上品な香りとほのかな苦味で、 さっぱりとした味わいが楽しめるチューハイ。
 昨年の製品 と中身は変わっていないようである。
 緑っぽい味わいなのは、ゆずだけでなく、いずれも和食に酸味のアクセントとして使われるすだち、かぼすも用いられているから。 この原料を見れば、冬の鍋料理に合わないわけはない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43063DAKO#03
2017年11月24日[2]
No.6418: とってもやみつきパクチーのお酒 パクチーホリックハイボール / 合同酒精
 とってもやみつきぱくちーのおさけ ぱくちーほりっくはいぼーる / ごうどうしゅせい
GODO パクチーホリックハイボール GODO パクチーホリックハイボール review
 当サイトで先月、GODO とってもすっぱいレモンのお酒 レモンホリックハイボール を掲載した。8月29日発売の製品であるが、 同時発売の他2種(パクチーホリックハイボール、ピーチホリックハイボール)はみつけることができず、 おそらく今後も出会えないであろうと思っていた。
 ところが、当サイトのご協力者 森康哲さん が発見されたということで、 この「パクチーホリックハイボール」を寄贈していただいた。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。パクチーだから、毒々しい緑色かと思っていたが、そうではなかった。
 香りは・・・なんか、プールの水みたいな匂いがする。 アクリルケースみたいな匂いでもある。そのベースに、ほんのりアルコール臭。
 味は、確かにパクチーの緑っぽい味わい満載。 すうーっと抜けるようなハーブ香が広がる。ベースとして使われているジンの香味もほんのり。 シンプルでわかりやすい味だけに、パクチー好きには受けるだろうが、 多くの人からはキワモノとして忌避されるだろう。
 パクチー(コリアンダー)を使った飲料というと、ヴァイツェンなどのエールビールがすぐに思いつくが、 同じような香りではまったくない。生のパクチーそのものの香味に近い。
 アルコール分4%。無果汁。 原材料:パクチーエキス、ウォッカ、ジン、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
 これを商品化しようという発想、勇気は、GODOさんならではだろう。他社では企画が通らないのではないか。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43063PRST#87
2017年11月25日[1]
No.6419: 桃すごい ネクターサワー 特濃ピーチ / サッポロ
 ももすごい ねくたーさわー とくのうぴーち / さっぽろ
サッポロ 桃すごい ネクターサワー 特濃ピーチ サッポロ 桃すごい ネクターサワー 特濃ピーチ review
 都合により25日分は、いつもより早く、25日早朝にアップします。26日分は通常通り、26日深夜に更新予定です。
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 昨年のちょうど今ごろ初登場した「桃すごい ネクターサワー 特濃ピーチ」が今年も出た。 発売日は、11月21日。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある、ややくすんだかんじの深い黄色。
 香りを嗅いで、まさにネクターだと思う。非常に生っぽい白桃の香り。果汁そのもののような印象。
 味は確かに生っぽいのだが、香りからイメージされるほど濃厚ではなく、適度に酸味がある。 もちろん甘味はたっぷりと強いのだが、酸が良いバランスを保っており、それほどくどさはない。 飲み込んだ後にも、甘さとともにキュッとした酸味も残る。
 果汁60%。アルコール分3%。 原材料:もも・ウォッカ・糖類・香料・酸味料・ビタミンC。
 昨年の製品は果汁50%だったが、今年はなんと60%。コストアップを覚悟してでもファンの期待に応え、 更に新しいファンを獲得しようという狙いか。舌触りがとろっとしたネクターらしい仕上がりで、 その点も申し分ない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:43064DAEE#04
2017年11月25日[2]
No.6420: クリアアサヒ 関西仕立て / アサヒ
 くりああさひ かんさいじたて / あさひ
クリアアサヒ 関西仕立て クリアアサヒ 関西仕立て review
 昨年登場した、クリアアサヒ 関西仕立て が戻ってきた。
 事前情報をつかんでおらず、発売を知らなかったのだが、店頭で偶然遭遇。 だから、発売日の設定がいつなのかわからない。中身が昨年と変わっているのかもわからない。

 グラスに注いだ液色は、新ジャンルにしてはしっかりめの黄金色。 泡は純白で割りときめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、クリアアサヒらしい甘さがあり、新ジャンル特有の臭みがかなり強いと言える。 そのどぎつさを厭わず強調しているのが、この製品の特徴でもあるのだが。
 しかし、味は香りの印象ほど重たくはない。ふわっとした甘さの奥に、しっかりと苦味や渋味があるので、 甘いのにもかかわらず引き締まっている。 これは確かにお好み焼きなどに合いそうな味わいである。
 アルコール分6%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
 関西の食卓を、もっとおいしく
 ・ソース系の食と調和
 ・ふくらみのある、まろやかな味わい
 昨年11月 に出た時は、「吹田工場125周年記念製造」の文字があったが、今年はもちろんない。126年目であるから。
 中身はおそらく変わっていないようである。再販売に至ったということは、 昨年それなりに売れたのであろう。確かに「関西」の文字があると、地元愛の強い関西人には受けが良いはずだ。
種別 新ジャンル
CODE:43064DAEE#UK

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