2019年8月25日[1]
No.7541: 本搾りチューハイ 秋柑 <期間限定> / キリン
ほんしぼりちゅーはい あきかん <きかんげんてい> / きりん
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キリン本搾りチューハイの期間限定「秋柑」。発売日は、8月20日。
グラスに注いだ液色は、濁りのある濃い黄色。果汁の多さがわかる。
香りは、フレッシュで、かつ苦味が強そうな柑橘香。すだちかゆずみたいな青臭さが際立っており、
柑橘の皮のようなイメージだ。
味は香りの印象どおり苦味が強く、さらに酸味も強い。非常にシャープ。
香りに感じた青臭さはやはり強烈で、その正体はシークヮーサーだとわかる。
すだちやゆずではなかった。ジューシーさはレモンか。
全くと言っていいほど甘くなく、実に本搾りらしいストイックさ。
果汁11%。アルコール分5%。香料・酸味料・糖類無添加。
原材料:レモン・うんしゅうみかん・オレンジ・シークヮーサー・ウオッカ。
最近、限定品の本搾りの中には、甘みのあるいわば異端児のようなもの(たとえば こういった製品)
が投入されたりして、がっかりすることも少なくないのだが、本品はザ・本搾りであり、古くからのファンの期待に応えている。
昨年の秋柑と中身は同じと思われ、来年以降もこのまま変えないで欲しい。
秋柑は昔のメルシャン時代にはなく、キリンに移管後に開発されたものではあるが、
古き良き本搾りのキャラクターを体現した製品と言える。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43702DAEE#05 |
2019年8月25日[2]
No.7542: スーパードライ ジャパンスペシャル 世界遺産デザイン缶 清水寺 <特別限定醸造> / アサヒ
すーぱーどらい じゃぱんすぺしゃる せかいいさんでざいんかん きよみずでら <とくべつげんていじょうぞう> / あさひ
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アサヒから夏のギフト限定商品として投入された、アサヒスーパードライ ジャパンスペシャル「世界遺産デザイン缶」。
今回、4種4缶ギフトセットを偶然発見したので、購入した。
ニュースリリースによると、完全予約受注制で第1回6月25日、第2回7月30日発売とのこと。
4種デザインがあるうち、今日は3種めとして「清水寺」を取り上げる。
中身は当然、4種とも同じなので、味については 以前の記事 を参照されたい。
アルコール分5.5%。国産原料100%使用。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米、スターチ。
古都京都の文化財(京都府、滋賀県) 1994年登録
缶デザインは、桜の美しさに彩られた清水の舞台。
寺社仏閣の非常に多い京都の中でも、清水寺は修学旅行のメッカとして、とみに人気がある。
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ビール
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2019年8月26日[1]
No.7543: もももっとネクターサワー <限定> / サッポロ
もももっとねくたーさわー <げんてい> / さっぽろ
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サッポロと不二家のコラボによるネクターサワーシリーズの限定品「もももっとネクターサワー」。
発売日は、8月20日であった。
グラスに注いだ液色は、しっかり濁った黄色。かなりくすんでいる。
香りは、通常のネクターサワー同様、こってり甘い桃の香り。
やさしく、ナチュラル。
口当たりはとろっとして、甘味が非常に強い。炭酸のビリビリ感はあるが、味をシャープにする効果はない。
そのくらい、甘みのこってり感が強い。
飲み込んだ後にも、豊かな甘みと、桃特有の生臭さが口に残っている。
果汁10%。アルコール分3%。原材料名:もも、ウォッカ、糖類/炭酸、酸味料、香料、増粘剤(ペクチン)、ビタミンC。
3種類の桃ピューレを使用したネクターサワーが登場。コク深い桃本来の美味しさをお楽しみください。
3種とは、缶に書かれているとおり「白桃・黄金桃・ばん桃」である。
ネクター好きには受けがいいと思われるこってり感。ファン以外には売ろうと思っていないような潔さがいい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43703DAEE#06 |
2019年8月26日[2]
No.7544: スーパードライ ジャパンスペシャル 世界遺産デザイン缶 厳島神社 <特別限定醸造> / アサヒ
すーぱーどらい じゃぱんすぺしゃる せかいいさんでざいんかん いつくしまじんじゃ <とくべつげんていじょうぞう> / あさひ
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アサヒから夏のギフト限定商品として投入された、アサヒスーパードライ ジャパンスペシャル「世界遺産デザイン缶」。
今回、4種4缶ギフトセットを偶然発見したので、購入した。
ニュースリリースによると、完全予約受注制で第1回6月25日、第2回7月30日発売とのこと。
4種デザインがあるうち、今日は最後の1本として「厳島神社」を取り上げる。
中身は当然、4種とも同じなので、味については 以前の記事 を参照されたい。
アルコール分5.5%。国産原料100%使用。原材料名:麦芽(大麦(国産))、ホップ、米、スターチ。
厳島神社(広島県) 1996年登録
4種のデザイン缶を1本ずつ4夜連続で開けたが、改めて、高品質でありながら飲み飽きないビールだと感じた。
よく、この手のデザイン缶には、世界の名画特集みたいなシリーズもあるが、なぜ?と思うこともよくある。
このビールは、国産原料だけでつくった製品だから、日本国内の世界遺産が選ばれていて、必然性を感じる。
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ビール
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2019年8月27日[1]
No.7545: 贅沢搾り りんご <期間限定> / アサヒ
ぜいたくしぼり りんご <きかんげんてい> / あさひ
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アサヒ 贅沢搾り シリーズの期間限定「りんご」。発売日は、8月20日。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡い黄色。大量の細かな気泡が、グラスの中を立ち昇る。
香りは、とてもナチュラルなりんご香。酸が穏やかそうである。
味は香りの印象どおり、適度な酸味としっかりした甘味。
果汁感抜群で、アルコール感は弱い。
果汁33%。アルコール分4%。人工甘味料無添加。
原材料:ウオッカ、りんご果汁、糖類/炭酸、酸味料、香料。
2019年8月〜10月までの出荷予定
果実1/2個分の果汁を1缶にギュッと詰め込んだ"贅沢チューハイ"です。
贅沢搾りのりんご味は、意外にもこれが初登場である。なぜ夏なんだろうという疑問はあるが、
果汁たっぷりの魅力満載で、若者にも受ける味わいである。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43704DAEE#07 |
2019年8月27日[2]
No.7546: coto coto 洋なしコンポート <秋限定> / サッポロ
ことこと ようなしこんぽーと <あきげんてい> / さっぽろ
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サッポロ coto coto(コトコト)の秋限定品が出た。
発売日は8月20日。
2種あるうち、今日は「洋なしコンポート」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、暗い黄金色。あるいはごく淡い銅色。やや濁っている。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、まさに洋なしを煮詰めたよう。有無を言わさぬほど、こってりと甘い。
味も香りの印象どおり、洋梨ジャムをなめたよう。但し、炭酸が良いアクセントにはなっている。
くせの強い洋梨の風味が口いっぱいに広がり、飲み進めると、こってりとした甘さがどんどん蓄積されてくるよう。
アルコール分6%。果汁1%。洋なしコンポート浸漬酒仕立て。
原材料:西洋なし、ウォッカ、西洋なしコンポート浸漬酒、糖類/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素。
缶入りR.T.D.でここまで甘ったるく仕上げているのは、ある意味画期的。ここまで突き抜けていると、
コアなファンが一定数生まれそうだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43704KSES#07 |
2019年8月28日[1]
No.7547: 果実の瞬間 福島産和梨 <秋限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん ふくしまさんわなし <あきげんてい> / あさひ
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アサヒ果実の瞬間シリーズから、秋限定2種が出た。発売日は、8月27日。
2種のうち、今日は「福島産和梨」を飲みたい。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。
香りは、かなりリアルな和梨香だが、甘さが強そう。
味は香りの印象どおり甘味がしっかり。軽い苦味もあって、梨をかじったような味。
果実の瞬間シリーズらしい、ジューシーな味わい。
果汁1.5%。アルコール分4%。
原材料名:アルコール、日本なし果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
昨年の製品 は 国産和梨 だったが、
今年は福島産と明記されている。味は何も変わっていないように感じたけれど。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43705DAEE#01 |
2019年8月28日[2]
No.7548: キリン・ザ・ストロング ゴールドサワー / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ ごーるどさわー / きりん
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キリン・ザ・ストロングの期間限定「ゴールドサワー」。
この製品は、昨年11月に期間限定で出された ゴールドサワーVodka の再発売である。
但し、今回はセブン&アイグループ限定商品。名前もVodkaがとれて、短くなった。
情報がなく、正確な発売日はわからないが、
発見した日からすると、8月20日あたりかもしれない。
グラスに注いだ液色は、透明感のある黄色。毒々しく、まさにエナジードリンクだが、
やや薄いので、かき氷のレモンシロップを薄めた感じ。
注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立て、大きな気泡が踊っているが、程なくして収まる。
香りは、見た目の印象どおり、エナジードリンク。
悪く言うと、薬臭い。
味も見た目や香りの印象どおり、インパクトが強く、とても薬臭い。
炭酸が強く、ビリビリとした舌触り。飲み進めると、強烈な甘味が口中にどんどん蓄積されてくる。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK・スクラロース)、紅花色素、アルギニン。
グッとくる飲みごたえ、突き抜ける爽快感。
このインパクトの強さで、昨年の販売時にコアなファンを生み出したのだろう。
1年待たずに再販売とは、待ち望む声が多かったということか。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43705SEST#UK |
2019年8月29日[1]
No.7549: 寶 極上レモンサワー 早摘みグリーンレモン / 宝酒造
たから ごくじょうれもんさわー はやづみぐりーんれもん / たからしゅぞう
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寶 極上レモンサワー シリーズの新顔「早摘みグリーンレモン」。
発売日は、8月27日。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。細かな繊維質が、多量浮遊している。
炭酸は強そうで、注いでいる時、ジュワジュワ音を立てて踊っているのだが、程なくして静まる。
香りは、非常に尖りのあるフレッシュなレモン香。とても酸っぱそうだ。
味は香りの印象どおり、極めて酸が強い。全くといっていいほど甘味がない。
青臭さもあるから、ライム的でもあるのだが、これがグリーンレモンの味わいなのだろう。
苦味も強く、アルコール感も非常に強い。
果汁0.1%。アルコール分7%。プリン体0。甘味料0。
原材料名:レモン、レモンエキス、レモンスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
繁盛店のレモンサワーを参考に、樽貯蔵熟成酒とレモンにこだわったひとクラス上のレモンサワーです。
<早摘みグリーンレモン>は黄色く色づく前に早摘みした国産グリーンレモンの果汁とペーストを使用した、
爽やかな酸味と高い香りが特長です。
極上レモンサワーシリーズの8種めとなるが、8種めにして真打ち登場と言いたくなる鮮烈デビューである。
もちろん、消費者の好みは千差万別なので、こんな飲みにくいチューハイは遠慮したいという人も多いに違いないが、
一方で、この製品は、タカラファンが求める要素をすべて満たしているように感じるのだ。
つまり、甘くない、ナチュラルな味、しっかりアルコール感、飲み飽きないすっきり感などを兼ね備えている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43706DAEE#02 |
2019年8月29日[2]
No.7550: coto coto ブルーベリージャム <秋限定> / サッポロ
ことこと ぶるーべりーじゃむ <あきげんてい> / さっぽろ
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サッポロ coto coto(コトコト)の秋限定品が出た。
発売日は8月20日。
2種あるうち、既に先日 洋なしコンポート はレビュー済。今日はもう一方の「ブルーベリージャム」を。
グラスに注いだ液色は、深い紫色。かなり暗く、黒っぽい。
気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、非常に濃いブルーベリー香で、甘味がかなり強そう。
味は香りの印象どおり、深い甘さが特徴。生のブルーベリーのような甘酸っぱさではなく、
酸味がとれて、甘味だけが凝縮された感じ。トロッとした舌触り。
炭酸のピリピリ感は少しあるが、爽やかさとは無縁である。軽い酸味はある。
アルコール分6%。果汁1%。ブルーベリージャム浸漬酒仕立て。
原材料:ブルーベリー、ウォッカ、ブルーベリージャム浸漬酒、ローストシロップ、マルトビオン酸含有水あめ、糖類/
炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、果実色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
先日飲んだ 洋なしコンポート と同様、ここまで甘ったるいと、潔い。ジャムを溶かして飲んでいるような味と舌触り。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43706KSES#09 |
2019年8月30日[1]
No.7551: 麦とホップ / サッポロ
むぎとほっぷ / さっぽろ
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サッポロ 麦とホップ がリニューアル。8月27日の発売である。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。新ジャンルにしては濃いめか。
泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
香りは、従来品と同様の、ソフトクリームみたいな甘さがある。
分厚く、はっきり言って垢抜けない。
味は香りの印象どおり、苦味と甘味がともに強い。粗野という言葉がぴったりくる。
ビールのコクとは明らかに違うくどさと重たさがある。
飲み込んだ後にも、甘味、苦味、渋味の全部の要素が口に残る。
アルコール分5%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、大麦)、スピリッツ(大麦)。
今回のリニューアルについて、ニュースリリースでは次のように説明している。
麦とホップだけでつくる素材への徹底したこだわりや長期熟成に加え、
当社の新ジャンルで初めてビールの伝統的な仕込方法である1回煮沸法を採用しました。
この製法を採用するために、3年以上の研究・試験を重ねた結果、
麦本来のうまみはそのままに、大麦由来の雑味を低減し、飲み飽きないビールらしいうまさを実現しました。
確かに味がより一層ぶ厚く、重たくなった。
ものすごいこだわりと共に、一流の技術を惜しみなく投入しているということはわかるのだが、
この刷新を私は評価しない。
これまでのリニューアルでもそうだが、麦とホップは、いわば「もっとコクを!」というスローガンでずっとやってきて、
とにかく濃い味わいを目指すあまり、どんどんビール本来のコクとは違う方向へ行っているように見える。
上品さを失い、ただただ野太い味、粗野な味を極めている。
本当はビールを飲みたいけれど、節約したいから新ジャンルで我慢する。でも多くの新ジャンルは、味がスカスカで飲んだ気がしない。
もっとガシッと飲み応えのある新ジャンルはないものか。そういう指向の人に向けた商品だと考えれば、確かに合点がいく。
この甘苦渋い味を、ビールの代替物として許容できるならば、お買い得商品だと言えるが、
この無理な"もがき"は、正直痛々しく感じてしまう。
サッポロさんにはたいへん申し訳ないが、サッポロビールを愛する一人として、あえて厳しいことを申し上げた。
大切な技術をこういう所に投入せざるを得ない市場の現状をこそ、呪うべきなのだが。
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新ジャンル
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2019年8月30日[2]
No.7552: NO SIDE / 黄桜
のー・さいど / きざくら
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黄桜から、ラグビー ワールドカップ を意識したと思われる製品が誕生。
事前に発売情報をつかんでいなかったのだが、偶然現物を発見。
入手したのは2種で、いずれもびん入り。黄桜社のサイトを見てみると、
缶入りもリリースされているようだが、私が今回購入した店では、びん入りしかなかった。
2種のうち、今日飲むのは「NO SIDE」という名のI.P.A(インディアペールエール)だ。
グラスに注いだ液色は、濁りのある深い黄金色で、ややオレンジがかっている。
泡はきめ細かく、非常に力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、ホップの鮮烈な清々しさがまずあり、次にオレンジやグレープフルーツなどの柑橘香、
あるいは干しぶどうの甘酸っぱさなど、フルーティで濃密なアロマが感じられる。
口に入れた瞬間、ふわっと甘味が感じられ、柔らかなボリューム感があるのだが、
すぐに収斂性のある強烈な苦味が舌の上に乗ってくる。このガッシガシの苦味が、実にI.P.A.らしいと言える。
まるでラガーマンのように筋骨隆々で逞しいのだが、ノーサイドでお互いの健闘をたたえ合う懐の深さも併せ持っている。
アルコール分6度。原材料名:麦芽、ホップ。
色味は鮮やかなゴールド、シトラホップを贅沢に使用し、キレのある苦味、柑橘系のフルーティな香りが特徴のIPAです。
まさに正統派I.P.A。圧倒的エキス分の濃さで、アルコール6%とは思えない強さ。
ビール=ピルスナー だと思っている多くの日本人への配慮も遠慮も感じられないこの潔さは、素晴らしいの一言。
黄桜さんのビールメーカーとしての優秀さを、余すところなく表現した1本。
「柑橘系の香りがするなんて、そんなものはビールじゃない」などと(暴言を)のたまう御仁には、
決して飲んでいただきたくない。
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ビール
CODE:43707DAKO#UK |
2019年8月31日[1]
No.7553: レモン・ザ・リッチ 濃い味スパイシーレモン <限定> / サッポロ
れもん・ざ・りっち こいあじすぱいしーれもん <げんてい> / さっぽろ
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サッポロ レモン・ザ・リッチ シリーズの限定品「濃い味スパイシーレモン」が出た。
発売日は、8月27日。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
香りは、このシリーズに特有の、ややこもったようで、コクのありそうなレモン香だが、
少し白コショウみたいな刺激が伴う。
味はまずシャープなレモンと共に、塩気のようなものが感じられる。
だから酸っぱさよりも旨みというかふくらみがあって、尖りが少ない。
スパイシーの名称の由来は、ブラックペッパー(黒コショウ)らしいのだが、
香りの印象同様、黒コショウほどのインパクトはなく、どちらかといえば白コショウみたいである。
いや、使い方が上品だから、あまりパンチを感じさせないのかもしれない。
飲み進めると、酸味とともに塩っぱさが口に残り、さらに香辛料的なパンチも少し残る。
果汁3%。レモンオイル・果皮・パルプ分を含む果汁使用。アルコール分5%。
原材料名:レモン、ウォッカ、糖類/酸味料、炭酸、香料、香辛料抽出物、ビタミンC
リッチな濃い味わいの秘密
レモン果汁に、希少な"レモン果皮由来のオイル"と"レモン果皮"、"レモンのパルプ分"を加えることで、
香り高く深みのある濃い味わいを実現しました。
このレモン・ザ・リッチ シリーズは、サッポロさんらしく本格的で凝った味わいなのだが、
商品としてどうにも中途半端な感じが否めない。キリン氷結のように臆面もなく万人受けを狙うでもなく、
タカラ焼酎ハイボールのように、特定層以外は無視する突き抜けた泥臭さもない。
このまま行くと、シリーズ自体の存続も危ぶまれる。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43708DAKO#04 |
2019年8月31日[2]
No.7554: ONE FOR ALL. ALL FOR ONE. / 黄桜
わん・ふぉー・おーる おーる・ふぉー・わん / きざくら
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昨日飲んだ 黄桜 NO SIDE と同時購入した「ONE FOR ALL. ALL FOR ONE」。
明らかにラグビー ワールドカップ を意識したと思われる製品である。
ビアスタイルは、アンバーエールと書いてある。
グラスに注いだ液色は、濁りのあるアンバー(琥珀色)で、やや赤っぽい。
泡はきめ細かく、非常に力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
香りは、深みのあるロースト香が立ち、ブラウンシュガーのような感じもあるが、
甘やかなニュアンスは弱く、引き締まっている。
柔らかい味わいを想像して口に運ぶと、ガシッと強い苦味に驚かされる。
昨日飲んだI.P.A.にも通ずる、ワイルドな苦味だ。
その苦味の殻の内側に、ジューシーな甘味がある。この点も、昨日飲んだI.P.A.のキャラクターに似ている。
但し、こちらは苦味先行であり、その分シャープだ。
アルコール分5度。原材料名:麦芽、ホップ。
色味は赤みがかったブラウン、モザイクホップを贅沢に使用し、ホップ由来のトロピカルな香りとカラメル麦芽の芳しさが調和した香りで、
しっかりした苦味とコクが特徴のアンバーエールです。
これまで黄桜さんのビールは何種も飲んできたが、今回の2種はいずれもピュアでシンプルで、いわば一本気なキャラクターだ。
一本気であるがゆえ、素材の持つ強さとか、複雑さがそのまま活かされ、官能的な作品に仕上がっている。
こういう正しいビールを飲むと、新ジャンルなど飲んでいる場合ではないと、改めて思う。
ビール系飲料という名で一括りにすること自体、おかしなことである。
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ビール
CODE:43708DAKO#UK |
2019年9月1日[1]
No.7555: ザ・プレミアム・モルツ 秋<香る>エール 2019 <限定醸造> / サントリー
ざ・ぷれみあむ・もるつ あき<かおる>えーる 2019 <げんていじょうぞう> / さんとりー
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ザ・プレミアム・モルツの限定品「秋<香る>エール」。
発売日は、8月27日。昨年も同時期に出ていたものである。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのあるアンバー。泡はベージュ色でやや粗いが、
力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
香りは、軽いロースト香を伴いながらも、プレモルらしいふくよかな甘さがある。適度に華やか。
口に含むと、まず香ばしい苦味が押し、すぐにまろやかな甘さが広がる。そして、軽い酸味も伴う。
奥深い味わいなのに柔らかく、やさしい甘さの余韻が、ロースティな風味と共に残る。
アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
今しか飲めない芳醇でフルーティなエールビールです。
昨年の製品 と中身は変わっていないようである。
プレモル香るエールのいわばダーク版だが、柔らかな持ち味はそのまま、
落ち着きと若干の重さを伴っている。
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ビール
CODE:43709ASU3#05 |
2019年9月1日[2]
No.7556: キリン・ザ・ストロング ライムモヒート <期間限定> / キリン
きりん・ざ・すとろんぐ らいむもひーと <きかんげんてい> / きりん
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キリン・ザ・ストロングの期間限定「ライムモヒート」。発売日は、8月27日。
モヒートブームもすっかり下火だか、まだ暑い季節にはぴったりのカクテルには違いない。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。
注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立て、大きな気泡が踊っているが、程なくして収まる。
香りは、ライムのやや青臭い柑橘香が強いが、かなり甘そうでもある。
ミントっぽいハーブ香も混じる。
口に含むと、最初の一口でかなり甘味を感じる。それと同時に、キュンとした酸味もくる。アルコールが強いはずなのに、
不思議とそんなに強くは感じない。甘く柔らかいタッチだからだろう。もしこれがジンライムなら、
ジンの酒臭さが際立つのだが、そんなこともない。
飲み進めると、ミント風味の青臭さというか、草っぽさが際立ってくる。
この製品はウォッカベースであり、ほぼ酒臭い感じはない。
アルコール分9%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:ウオッカ(国内製造)、シトラスエキス/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
グッとくる飲みごたえ、突き抜ける爽快感。爽やかなライムの香りの、モヒートテイストのストロング。
さて、ここで苦言を呈さなければならない。
普通、単にモヒートといえば、ラムベースのカクテルである。
ウォッカベースならば、ウォッカモヒートというべきである。失礼を承知でいえば、
こういうところがキリンビールらしいやり口である。どうせほとんどの消費者は素人なのだから、
ウチなりの理屈で商品化してしまえばいい。そういう不遜な態度にも見える。
こんな些細なところに噛みつくなんて、神経質すぎるのかもしれない。
しかし、これまでにも勝手な解釈で居直るということ
(濃色下面発酵ビールをスタウトと言い張っていた件。
その後、名前に中身を合わせるようにリニューアルした)があったので、
見逃すことはできないのだ。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43709DAEE#05 |
2019年9月2日[1]
No.7557: 果実の瞬間 山梨産完熟ピオーネ <秋限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん やまなしさんかんじゅくぴおーね <あきげんてい> / あさひ
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アサヒ果実の瞬間シリーズに、秋限定2種が出た。発売日は、8月27日。
2種のうち、先日既に 国産和梨 を飲んでいるので、今日はもう一方の「山梨産完熟ピオーネ」を。
グラスに注いだ液色は、ごく淡いピンク色。ぶどうなのに紫というほど濃くはない。
香りは、ころっと甘そうなぶどう香。適度に深みがある。
味は香りの印象どおり、甘さが強い。但し、くどさはない。
適度な渋味を伴う。使われている果汁が少ないこともあり、あえて濃くしようとはしていないのだろう。
果汁0.4%。アルコール分4%。
原材料名:アルコール、ぶどう果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、カラメル色素、野菜色素。
昨年の製品 と中身は変わっていないようである。
シンプルだが甘味がしっかりあるところが、このシリーズらしい。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43710DAEE#06 |
2019年9月2日[2]
No.7558: −196℃ ストロングゼロ ブラックショット <期間限定> / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ ぶらっくしょっと <きかんげんてい> / さんとりー
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サントリー −196℃ ストロングゼロ シリーズの限定品「ブラックショット」。
発売日は、8月27日。
グラスに注いだ液色は、ほぼコーラ。グラスの向こう側が少しだけ透けて見えるかな?見えないかな?という程度の赤茶色。
注いでいる時、大粒の気泡がジュワジュワと激しく踊っている。
香りは、コーラを少しだけ薄めた感じで、そこにアルコール臭が乗っている。
味もほぼコーラ。甘味が極めて強い。アルコール感ももちろん豊かなのだが、
甘味が強すぎるせいで、それほど強烈には感じない。
飲み進めると、確かに胃の中が温かくなってくるので、やはり度数が高いのだと実感。
アルコール分9%。レモン浸漬酒使用。プリン体ゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:レモン、ウオツカ(国内製造)、スピリッツ/炭酸、カラメル色素、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
レモンが使われているようだが、あまりレモンっぽい味わいはしなかった。
この製品は、ファミリーマート限定で何度か出された ブラックパンチ(今年4月にも登場)に酷似している。
但し、あちらはアルコール分8%。こちらは9%で、ウォッカが使われている。でも、味は似通っている。
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チューハイ・カクテル等
CODE:43710DAEE#06 |
2019年9月3日[1]
No.7559: 氷結ストロング 東北産りんご <限定出荷> / キリン
ひょうけつすとろんぐ とうほくさんりんご <げんていしゅっか> / きりん
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キリン氷結ストロングの限定品「東北産りんご」。発売日は、本日9月3日。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。注いでいる時、ジュワジュワと音を立てているが、すぐに収まる。
香りは、ツンと酸の立ったシャープなりんご香。
味も香りの印象どおり、りんごのシャープな酸と苦味が強く、
甘さは抑えられている。ただ、豊かなアルコール感があり、それがふくらみを与えている。
アルコール分9%。果汁2.1%。糖類ゼロ。プリン体ゼロ。
原材料名:りんご果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
東北産りんごの氷結ストレート果汁を使用した、甘酸っぱくジューシーな果汁感としっかりした飲みごたえ。
氷結シリーズは、こうして以前から東北産の原料を用いて製品化することを続けている。
このような取り組みを、支援のふりをした金儲けだと批判する向きもあるようだが、
実際少しでも被災地を支えることにつながるのなら、歓迎すべき取り組みであると思う。
たとえそれが偽善であったとしても、何もしないよりは十分に善であり、何もしない外野から批判されるいわれはない。
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チューハイ・カクテル等
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2019年9月3日[2]
No.7560: ラッキーボアー LUCKY BOAR / 黄桜
らっきーぼあー / きざくら
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当サイトでこれまで、清酒メーカー黄桜のつくる
ラッキーキャット、ラッキードッグ、
ラッキーチキン を掲載しているが、
今日飲むのは「ラッキーボアー」。
今年は亥年だからイノシシ(boar)なのだが、発売から相当な月日が経っている。
期間限定品と思われ、もう入手を諦めていたのだが、当サイトのご協力者
森康哲さん に寄贈頂いたものである。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い黄金色。少し濁っている。
泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちもとても良い。
香りは、まずグレープフルーツみたいな爽やかな柑橘様のホップ香があり、そのまま嗅いでいると、
その中にマスカットみたいな甘さがある。シトラホップの特長である。
とても清々しく、芳しく、そして奥深い。
味も香りの印象どおり、柑橘的なキュートな酸味があるが、
すぐに収斂性のある強めの苦味が襲ってくる。アルコール感は弱めで、さらっとした舌触り。
苦いのに軽やか。すっきりしているのに奥深い。
アルコール分5%。原材料名:麦芽・ホップ・米。
缶裏に、次のような文章が書かれている。
私のラッキーパートナー
シトラホップのフルーティーな香りと舌の上に広がるシャープな苦味がにぎやかな気分を盛り立てます。
モグモグ、プハ〜、あ〜幸せ。さあ亥年だ、めでたしめでたし。
このシリーズはどれも動物のイラストがキュートだが、この缶のイノシシも非常に可愛らしい。
缶に「旨味セッションIPA」と書かれている。I.P.A.らしい芳しさ、フルーティさをもちながら、
柔らかな飲み口(セッションの接頭辞は、アルコール度数が低くて飲みやすいスタイルを指す)が魅力で、
飲み飽きないキャラクターである。
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ビール
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