ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.8581−8600


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2021年3月17日
No.8581: 発酵レモンサワー / キリン
 はっこうれもんさわー / きりん
キリン 発酵レモンサワー キリン 発酵レモンサワー review
 キリン「発酵レモンサワー」。発売日は、3月16日。

 グラスに注いだ液色は、深く濁った黄色。 気泡はそんなに多くはなく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、しっかりと濃いレモン香。苦味が強そうだが、あまり酸っぱそうな匂いではない。 見た目と香りは、サッポロ レモン・ザ・リッチ に似ている。
 味もかなりサッポロ社製品に近い。但し、甘さは弱く、シャープな口当たりである点が違う。 強い苦味と穏やかな酸味。爽やかさはあまりなく、とにかく濃い味。
 アルコール分7%。果汁10%。香料・酸味料・甘味料無添加。 原材料名:レモン(イスラエル)、スピリッツ、レモン浸漬酒、発酵レモン果汁、シトラスエキス、 米発酵エキス、糖類/炭酸。
 先行して発売された 麹レモンサワー とイメージがかぶるので、 どう棲み分けするのだろう?と当初は思ったが、 飲んでみれば原材料も製法も異なる製品。十分共存可能だけれど、万人受けするか?という点では、 麹レモンサワー のほうが優れている。こちらは、これまでのレモンサワーでは飽き足らず、 もっと濃いのが欲しいという人向け。
 やはり味わいとしてはサッポロ社製品と競合するが、名前のインパクトはこちらが上なので、 そこそこ健闘するだろう。しかし、長くは残らないだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44272DAEE#01
2021年3月18日
No.8582: こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン / サントリー
 こだわりさかばのれもんさわー おいたしれもん / さんとりー
サントリー こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン サントリー こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン review
サントリー こだわり酒場のレモンサワー 追い足しレモン
 サントリー こだわり酒場のレモンサワー に新しい派生商品が仲間入り。 3月16日発売の「追い足しレモン」だ。限定品ではなく、通年販売の第3弾ということである。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。 注いでいる時、炭酸がジュワジュワと音を立てているが、程なくして収まり、 細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇る。
 香りはシリーズ共通で、キリッとシャープなレモン香が立つ。 酸味と苦味がともに強そうな印象だ。
 味は香りの印象どおり酸が刺すように強く、甘さはほぼない。 特に酸味には弾けるようなフレッシュ感があり、そこがこの製品の目立つ特徴となっている。 アルコール感はほどほど。飲み込んだ後には、はじけるような強いレモンの酸味が残る。
 アルコール分5%。果汁1.6%。レモン浸漬酒使用。 原材料名:レモン、スピリッツ(国内製造)、焼酎/酸味料、炭酸、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 レモンひと工夫のおいしさとお酒の余韻を楽しめる、すっきり甘くないお店のうまいレモンサワー。
 レギュラー品 に比べてお酒感が弱く、その代わりにレモンの尖りが強い。 味わいの系統は一緒だから、そんなに劇的に違うわけではないが、日々の晩酌に変化球がほしいという時にちょうどいいラインナップだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44273DAEE#02
2021年3月19日[1]
No.8583: ヱビス プレミアムブラック / サッポロ
 ゑびす ぷれみあむぶらっく / さっぽろ
サッポロ ヱビス プレミアムブラック サッポロ ヱビス プレミアムブラック review
サッポロ ヱビス プレミアムブラック
 サッポロビールを代表するプレミアム「ヱビス」がブランドコンセプトをリニューアルした。
 既に ベーシックな ヱビスビール(パッケージのみリニューアル)と ヱビスプレミアムエール を取り上げているが、 今日は「ヱビス プレミアムブラック」を飲みたい。1月製造分からのリニューアルである。

 グラスに注いだ液色は、グラスの向こう側がほぼ見えない漆黒。 泡は深いカフェオレ色で、力強く盛り上がって泡持ちも悪くない。
 香りはタバコやエスプレッソなどの焦げ臭が強く、落ち着いている。 華やかさはない。
 味は苦味が力強く、甘さは弱い。香りに感じたスモーキーな味わいが深く広がって、 長く余韻が続く。
 アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造または国内製造(5%未満))、ホップ。
 炭焼きされた特別な黒麦芽と、伝統の3回煮沸法が紡ぐ、香ばしく芳醇な黒のコク。 時間をかけて堪能したい、ヱビスならではのブラックです。
 今回のリニューアルはレギュラーの ヱビス 同様、こちらもパッケージのみの変更である。
種別 ビール
CODE:44274DAEE#RN01
2021年3月19日[2]
No.8584: ドアラチューハイ すだち / 中埜酒造
 どあらちゅーはい すだち / なかのしゅぞう
ドアラチューハイ すだち ドアラチューハイ すだち review
 プロ野球、中日ドラゴンズのキャラクター・ドアラがフィーチャーされた「ドアラチューハイ すだち」。
 当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈されたものである。

 グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。 細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、引き締まった青臭い柑橘香とアルコール臭が溶けている。
 味は酸味が非常に強く、一口で酸っぱいと感じる。 かぼすらしいグリーンな感じの味わいが広がるとともに、強いアルコール感がある。 飲み込んだ後にも、尖った酸っぱさと、ほのかに杉樽みたいな香味が口に残る。
 アルコール分7%。果汁1%。 原材料名:すだち、醸造アルコール(国内製造)、はちみつ、食塩、糖類/炭酸、酸味料、香料、 リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)。
 ドアラチューハイは、清酒「國盛」ブランドを持つ愛知県半田市の酒造会社・中埜酒造と、 愛知を代表するプロ野球球団・中日ドラゴンズとの限定コラボレーション商品です。
 ドアラのイラストがわりと控えめに描かれている。 もっと大きく描けばいいのにとも思うが、どうせ野球観戦の際には球場への持ち込みはできないので、 日常の自宅用ということであれば、むしろ買いやすいからこれでいいのかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44274PRST#UK
2021年3月20日[1]
No.8585: 一番搾り / キリン
 いちばんしぼり / きりん
キリン 一番搾り キリン 一番搾り review
キリン 一番搾り
 いまやキリンを代表するビールブランド「一番搾り」が新しくなっている。 2月上旬製造分からのリニューアルである。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白できめ細かく、当初よく盛り上がって泡持ちも悪くない。
 香りは少し甘く、爽やかなホップ香がやや控えめに立っている。 非常にクリアな印象だが、同時に麦芽の力強さも感じる。
 味も香りの印象どおり、すっきりと透明。 さらっとした飲み口ながら、じんわりと麦の旨みが感じられる。 軽い酸が感じられる点は、従来品 から変わっていない。
 アルコール分5%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
 今回のリニューアルに関し、ニュースリリースでは、次のように説明している。
 今回のリニューアルでは、さらに“一番おいしいビール”を目指し、製造工程を見直しました。 「麦のうまみ」をより感じやすくするために仕込条件を最適化したほか、「澄んだ味わい」を引き出すために発酵条件を最適化しました。 その結果、飲みやすく飲み飽きない、当社が目指す“理想のビールのおいしさ”を実現しました。
 澄んだ味わいで飲みやすく飲み飽きない。まさにそういったキャラクターだが、従来品からの変化はハッキリ言って小さい。 だが、それは悪いことではない。むしろ歓迎すべきこと。
 キャラクターを大きく変貌させることなく、微調整を行ってより進化させる。 人気ブランドのリニューアルとしては、理想的である。
種別 ビール
CODE:44275DAEE#RN02
2021年3月20日[2]
No.8586: ドアラチューハイ うめ / 中埜酒造
 どあらちゅーはい うめ / なかのしゅぞう
ドアラチューハイ うめ ドアラチューハイ うめ review
 プロ野球、中日ドラゴンズのキャラクター・ドアラがフィーチャーされた「ドアラチューハイ うめ」。
 当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈されたものである。

 グラスに注いだ液色は、ややオレンジがかった淡いゴールド。 細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 香りは、コクのありそうな梅の甘酸っぱさ。アルコール臭はほぼ感じない。
 味は苦味がかなり前に出て、香りに感じた甘酸っぱさはそれほど強くはない。 よって非常にシャープな味わいであり、アルコール感は強くはないものの、後口もドライ。 最後まで口に残っているのは苦味と軽い酸味。
 アルコール分4%。果汁1%。 原材料名:梅、醸造アルコール、糖類(国内製造)/酸味料、炭酸、香料、甘味料(ステビア)、 カラメル色素。
 ドアラチューハイは、清酒「國盛」ブランドを持つ愛知県半田市の酒造会社・中埜酒造と、 愛知を代表するプロ野球球団・中日ドラゴンズとの限定コラボレーション商品です。
 昨日飲んだ すだち はアルコール7%だったが、こちら「うめ」は4%。だから強さが全然違う。 さらっと飲みやすい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44275PRST#UK
2021年3月21日[1]
No.8587: 氷結 シチリア産レモン / キリン
 ひょうけつ しちりあさんれもん / きりん
氷結 シチリア産レモン 氷結 シチリア産レモン review
 キリン 氷結 スタンダードシリーズの現行品。 2020年8月製造分からリニューアルしたものだが、まだ取り上げていなかった。
 全8種のうち、少なくとも中身の変わった3種くらいは取り上げなければ、ということで、 まずは「シチリア産レモン」を買ってきた。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに濁っているようにも見える。
 香りは、非常にフレッシュで尖りのあるレモン香。氷結らしく、かなり華やかだ。
 味も香りの印象どおりキュンと酸っぱく、クリアな味わい。 甘味は抑制的だが、ジューシー感は強い。飲み込んだ後には、強めの酸味と柔らかな甘味が残る。
 アルコール分5%。果汁2.7%。原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 シチリア島で収穫されたレモンを主に使用した、みずみずしくスッキリ爽やかな味わいをお楽しみください。
 適度な甘味で飲み飽きないが、最近流行のまったく甘くないチューハイとは違い、 意外と食事には合わせにくい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44276DAKO#RN2008
2021年3月21日[2]
No.8588: アップルラガー / ベアレン醸造所
 あっぷるらがー / べあれんじょうぞうしょ
ベアレン アップルラガー ベアレン アップルラガー review
 岩手のベアレン醸造所がつくる「アップルラガー」。 麦芽使用率が低いため、ビールではなく発泡酒である。

 グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡い黄金色で、黄色みが強い。 泡はやや粗く、力強く注ぐと盛り上がるが、程なくして減衰。
 香りは、軽いホップ香と、それを凌駕するほど強いりんごの甘酸っぱさ。 コクがなさそうではあるが、よく嗅ぐと、ビールらしいモルト香も感じられる。
 味は香りの印象どおり、りんご味が前面に出て、甘酸っぱい。 ビールらしいコクはないものの、苦味はしっかり強く、適度な飲み応え。
 アルコール分6%。 原材料名:りんご(国内製造)、麦芽、ホップ。麦芽使用率:25%未満。
 岩手県産のりんごをまるごと搾った果汁を麦汁と共に発酵させ爽やかに仕上げました。
 地元の果実を使っているということで、必然性のある製品。 爽やかな風味で、ふだんビールをあまり飲まない人にも飲みやすそうだ。
種別 発泡酒
CODE:44276TKHES#UK
2021年3月22日[1]
No.8589: 氷結 グレープフルーツ / キリン
 ひょうけつ ぐれーぷふるーつ / きりん
氷結 グレープフルーツ 氷結 グレープフルーツ review
 キリン 氷結 スタンダードシリーズの現行品。 2020年8月製造分からリニューアルしたものだが、まだ取り上げていなかった。
 全8種のうち、少なくとも中身の変わった3種くらいは取り上げなければ、ということで、 昨日の シチリア産レモン に続いて、今日は「グレープフルーツ」を。

 グラスに注いだ液色は、ほんのり濁りのある薄オレンジ色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、苦味と甘味が強そうな、典型的なグレフルチューハイの香り。
 味は苦味が強く、キリッとしている。甘味は弱く、むしろ酸味の方が前に出ている。 飲み込んだ後には、軽快な苦味と酸味が口に残る。
 アルコール分5%。果汁4.2%。原材料名:グレープフルーツ果汁、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 ホワイトとルビーのグレープフルーツの氷結ストレート果汁を使用した、 みずみずしくスッキリ爽やかなおいしさをお楽しみください。
 グレフルチューハイは甘いものが多いが、精一杯シャープに、苦味を前面に出そうとした努力の跡がみられる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44277DAKO#RN2008
2021年3月22日[2]
No.8590: 贅沢搾り レモン / アサヒ
 ぜいたくしぼり れもん / あさひ
アサヒ 贅沢搾り レモン アサヒ 贅沢搾り レモン review
 アサヒ 贅沢搾り が新しくなった。発売日は、3月9日。
 通年5種のうち、今日は「レモン」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。
 香りは、非常に苦そうで深みのあるレモン香。この特徴は、従来品から変わらない。 他社製品で言うと、サッポロ レモン・ザ・リッチ に似ている。
 味は香りの印象どおり苦味が極めて強く、酸も強い。 ただ、酸味は比較的ソフトに抑えられており、苦味の方が前面に出ている。 甘さはとても弱い。 飲み込んだ後にも、強い苦味と若干ヒリヒリした酸味が口に残る。
 アルコール分4%。果汁14%。人工甘味料無添加。原材料名:ウオッカ、レモン果汁(メキシコ製造、イスラエル製造)、 糖類/炭酸、酸味料、香料。
 果汁含有量は 従来品 と同じ14%。 缶にも書かれているとおり「果実まるごと1個分」に相当するそうで、 レモン1個とはかなりの量である。液色の濁りがそれを表しているが、そのわりに飲みやすい。
 贅沢搾りシリーズの売りは、豊かな果実の味わいであり、このアプローチは最近のチューハイでは少なくなっているので、 ぜひこのブランドコンセプトを大事に守って頂きたい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44277DAKO#13
2021年3月23日[1]
No.8591: 氷結 サワーレモン / キリン
 ひょうけつ さわーれもん / きりん
氷結 サワーレモン 氷結 サワーレモン review
 キリン 氷結 スタンダードシリーズの現行品。 2020年8月製造分からリニューアルしたものだが、未掲載であった。
 全8種のうち、少なくとも中身の変わった3種くらいは取り上げなければ、ということで、 今日は「サワーレモン」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、かすかに濁りがあるようにも見える。
 香りは、キリッと爽やか。尖りのあるフレッシュなレモン香。
 味も香りの印象どおり、きりっとシャープ。甘さはほぼない。 キレが良く、飲み込んだ後には、強い酸味と軽い苦味が口に残る。
 アルコール分4%。糖質50%オフ。果汁4.0%。原材料名:レモン果汁、ウォッカ(国内製造)、糖類/炭酸、香料、酸味料。
 早摘みレモンを主に使用した、甘さひかえめの、みずみずしくスッキリ爽やかなおいしさをお楽しみください。
 以前からシャープな味わいの製品だったが、さらに磨きがかかり、素っ気ないくらいの味わいに進化しているようだ。 毎日飲んでも飲み飽きない味で、固定ファンが多いのも頷ける。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44278DAKO#RN2008
2021年3月23日[2]
No.8592: 75BEER IPA / オリオン
 なごびーる あい・ぴー・えー / おりおん
オリオン 75BEER IPA オリオン 75BEER IPA review
オリオン 75BEER IPA
 オリオン「75ビール IPA」。
 この製品は、75ビールシリーズの第2弾として、 昨年(2020年)6月16日に名護市先行発売、7月21日に沖縄全域で発売されたものである。
 当サイトでは、75ビールシリーズの 第1弾第3弾(ヴァイツェン)は掲載済であるが、 この第2弾だけは入手できなかった。その旨を書いたところ、 当サイトのご協力者 森康哲さん が確保されていたものを寄贈くださり、 めでたく今日飲むに至ったものである。ありがたく味わいたい。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある深い黄金色で、オレンジ色に近い。 泡も黄色っぽい色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、はっきりIPAとわかるスパイシーでフルーティなホップ香が、圧倒的な強さで押してくる。 苦味が非常に強そうだ。
 味は香りのイメージを裏切らない力強い苦味とボリューム感。 その苦味に軽い酸味が良いバランスを保っている。この酸味はシークヮーサー由来のもので、 沖縄らしい風味を作っている。
 アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ、シークヮーサー果汁。 製造者:オリオンビール株式会社 沖縄県豊見城市豊崎1-411。 製造所:沖縄県名護市東江2-2-1。
 こだわりの5種ホップと名護産シークヮーサーとが織り成す新しいハーモニー、上質な苦味と柑橘系の華やかな味わいは、 自分の時間を特別なものにしてくれる唯一無二のパートナー。
 賞味期限が今月(2021年3月)となっているが、まったく劣化はみられず、IPAらしい魅力がしっかりと感じられた。
 限定商品として出されたものだが、好評だったようで、なんと通年化が決定し、 来月(2021年4月)6日に発売されるとのこと。喜ばしい限りである。
種別 ビール
CODE:44278PRST#245
2021年3月24日[1]
No.8593: スプリングバレー 豊潤 496 / キリン
 すぷりんぐばれー ほうじゅん 496 / きりん
キリン スプリングバレー 豊潤 496 キリン スプリングバレー 豊潤 496 review
キリン スプリングバレー 豊潤 496
 3月23日にキリンから発売された「スプリングバレー 豊潤 496」。

 グラスに注いだ液色は、オレンジがかった深い黄金色。 泡は少し黄色で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 グラスに鼻を近づけると、甘いマスカットのような鮮烈なホップ香が感じられる。 ジューシーで奥深い。この香りだけで、引き込まれてしまう。
 味は苦味がグッと強いが、その苦味は角が取れて丸みがあり、ジューシーな旨みを伴う。 麦の深いコクがありながら、適度なすっきり感とキレ。飲み込んだ後には、甘い余韻が長く続く。
 アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ。
 −これぞキリンのクラフトビール−
 麦芽1.5倍、ホップは4種類。ふわとろの泡と、口に広がる麦のうまみ。
 1870年、日本のビールの礎を築いた醸造所「SPRING VALLEY BREWERY」。 その志を受け継ぐキリンビールが、渾身の一杯を仕上げました。
 麒麟麦酒がクラフトビールプロジェクトとしての SPRING VALLEY BREWERY を立ち上げたのが2014年(但し、構想は2011年に始まったらしい)。 当初は、会員限定・ネット限定・数量限定で商品を売り出し、会員の反応と意見を聞いて微調整などを行っていった。 そのスタートの商品が、当時当サイトでも紹介した「496」であった。 496とは、作品番号のようなものではなく、完全数(*注)であることから味の完璧な調和を暗示したものである。
注:完全数とは、自身を除くすべての約数を合計したものに等しくなる自然数。 最小の完全数は6(=3+2+1)。次は28(=14+7+4+2+1)。3番目の完全数が496(=248+124+62+31+16+8+4+2+1)である。
 2015年にオープンした店舗も現在では3店(代官山、横浜、京都)あり、基本的に酒販店には出回らないクラフトビールを提供している。 今回発売した缶入り「496」は、店舗で提供してきたものをさらにブラッシュアップさせたもので、 家飲み需要が増えている昨今のビール市場に向けた渾身の作品である。
 こういったアプローチは、ビール好きとしては大歓迎。しかも350mlレギュラー缶が200円台で購入できるのは有り難いと言うしかない (近所のスーパーで273円であった)。 ただ、同様の商品としては、既にサントリー TOKYO CRAFT シリーズがあり、 多様なビアスタイルの商品を継続的にリリースしてくれていることから、キリンさんにも今後様々な製品をこのプロジェクトから送り出して欲しい。
種別 ビール
CODE:44279DAEE#01
2021年3月24日[2]
No.8594: 氷結ストロング シチリア産レモン / キリン
 ひょうけつすとろんぐ しちりあさんれもん / きりん
キリン 氷結ストロング シチリア産レモン キリン 氷結ストロング シチリア産レモン review
 キリン氷結ストロングシリーズの現行品。 2020年8月製造分からリニューアルしたものだが、まだ取り上げていなかった。
 全6種のうち、少なくとも中身の変わった3種くらいは取り上げなければ、ということで、 今日は「シチリア産レモン」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時、炭酸がジュワジュワ音を立て、気泡が踊っているが、 程なくして収まる。
 香りは、氷結らしい、フレッシュ感のあるレモン香で、しっかりと香る。アルコール臭も深い。
 味は香りの印象どおり尖った酸味がまず感じられるが、同時に甘味もしっかり。 氷結らしいジューシー感である。 飲み進めると、高アルコールがすぐに実感され、かなりヘビー。 飲み込んだ後にも強い酸味とアルコール感が口に残っている。
 アルコール分9%。果汁2.6%。糖類0×プリン体0。 原材料名:レモン果汁、ウオッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
 シチリア島で収穫されたレモンを主に使用。スッキリ爽やかなおいしさとしっかりとした飲みごたえをお楽しみください。
 これでもかという厚化粧感のある味わいは、氷結ならでは。 1本でしっかり飲んだという満足感を与えてくれるチューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44279DAEE#RN2008
2021年3月25日[1]
No.8595: 寶 極上レモンサワー 丸おろしレモン / 宝酒造
 たから ごくじょうれもんさわー まるおろしれもん / たからしゅぞう
寶 極上レモンサワー 丸おろしレモン 寶 極上レモンサワー 丸おろしレモン review
寶 極上レモンサワー 丸おろしレモン
 寶 極上レモンサワー シリーズのパッケージデザインが新しくなった。 3月23日発売である。
 定番3種のうち、まずは「丸おろしレモン」を入手できたので取り上げる。

 グラスに注いだ液色は、深く濁りのある黄色。 注いでいる時、炭酸がジュワジュワ音を立てているが、程なくして静まる。
 香りは、非常にフレッシュ感のあるレモン香。酸が尖り、苦味も強そうである。
 味は香りの印象どおり非常にシャープ。甘さはほぼなく、苦味と酸味がともに強い。 アルコール感も強い。飲み込んだ後にも、ヒリヒリする酸味と苦味が口に残る。
 果汁11%。アルコール分7%。原材料名:レモン、レモンペースト、レモンスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 最近のレモンサワーブームで、各社から様々なタイプの製品が出ているので、各自の好みに合わせて選べるが、 その製品がどんな特徴を持ったものなのか知った上で買わないと、好みに合わないということもありうる。 レビューサイトの存在意義は大きくなっていると思う。
 本品はレモンの鮮烈な香味が前面に出て、なおかつしっかりお酒としての飲みごたえもあるので、 軽いもの・甘いもの・ヤワなもの・・が好きな方には適していない。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44280DAEE#02
2021年3月25日[2]
No.8596: 氷結ストロング グレープフルーツ / キリン
 ひょうけつすとろんぐ ぐれーぷふるーつ / きりん
キリン 氷結ストロング グレープフルーツ キリン 氷結ストロング グレープフルーツ review
 キリン氷結ストロングシリーズの現行品。 2020年8月製造分からリニューアルしたものだが、まだ取り上げていなかった。
 全6種のうち、少なくとも中身の変わった3種くらいは取り上げなければ、ということで、 今日は「グレープフルーツ」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、かすかに濁りがあり、ほんのり黄色っぽい。 注いでいる時、気泡がジュワジュワと音を立てて踊り、その後は細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りは、昔ながらのグレフルチューハイにありがちな、ガムのように甘そうな、そして苦そうな香り。
 味は香りの印象ほど甘くない。苦味が前面に出て、適度に引き締まっている。 強いアルコール感と炭酸のビリビリした刺激が、さらにシャープさを与えている。
 アルコール分9%。果汁3.7%。糖類0×プリン体0。 原材料名:グレープフルーツ果汁、ウォッカ(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 ホワイトとルビーのグレープフルーツを使用。すっきり爽やかなおいしさとしっかりとした飲みごたえをお楽しみください。
 昔のグレフルチューハイに比べると、かなりシャープになっている。 しかし、食事に合うか?と言われると、さすがにそれはまだ厳しい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44280DAEE#RN2008
2021年3月26日
No.8597: 寶 極上フルーツサワー 丸おろしグレープフルーツ / 宝酒造
 たから ごくじょうふるーつさわー まるおろしぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
寶 極上フルーツサワー 丸おろしグレープフルーツ 寶 極上フルーツサワー 丸おろしグレープフルーツ review
寶 極上フルーツサワー 丸おろしグレープフルーツ
 昨日、新しくなった 寶 極上レモンサワー シリーズの 丸おろしレモン を飲んだが、 今日は同時リニューアルした派生シリーズ・極上フルーツサワーの「丸おろしグレープフルーツ」を飲みたい。 3月23日の発売である。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁った黄色。果汁そのもののような色。
 香りは、非常に苦味が強そうなグレフル香。搾りたての果汁のようなナチュラルさで、あまり強くは香らない。
 味は香りの印象どおり、苦味と酸味が強い。甘味はほとんどないため、シャープな味わい。 アルコール7%だが、当初はそんなに強くは感じない。ところが飲み進めると、しっかり酒臭い味わいだということに気づく。
 果汁20%。アルコール分7%。プリン体0。甘味料0。 原材料名:グレープフルーツ果汁(イスラエル製造、国内製造)、グレープフルーツペースト、 グレープフルーツスピリッツ、焼酎、糖類/炭酸、酸味料、香料。
 高果汁チューハイは他社からもたくさん出されているが、ここまで甘くないものは珍しく、 さすがタカラさんと思わせてくれる。良い意味で、飲みにくいこと極まりない。 酒好きのためのチューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44281DAEE#03
2021年3月27日
No.8598: 寶 極上フルーツサワー 丸おろしゆず / 宝酒造
 たから ごくじょうふるーつさわー まるおろしゆず / たからしゅぞう
寶 極上フルーツサワー 丸おろしゆず 寶 極上フルーツサワー 丸おろしゆず review
寶 極上フルーツサワー 丸おろしゆず
 昨日、寶 極上フルーツサワーシリーズの 丸おろしグレープフルーツ を飲んだが、 今日は同シリーズの「丸おろしゆず」を飲みたい。 3月23日の発売である。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。 注いでいる時、炭酸がシュワシュワと音を立てているが、程なくして静まる。
 香りは、少し青臭く、苦味の強そうな柑橘香。フレッシュ感のある柚子の香りだ。
 味は苦味と酸味がヒリヒリするくらいに強く、甘さはほぼない。 まるで柚子の皮のように青臭い。アルコール感も強めなので、しっかりお酒である。
 果汁2%。アルコール分7%。 原材料名:ゆず果汁、ゆずペースト、ゆずスピリッツ(国内製造)、焼酎、糖類/酸味料、炭酸、香料。
 昨年11月 に限定品として出されたものだが、好評だったとのことで、 今回めでたく通年品の仲間入りを果たした。中身は変わっていない。 柑橘の中でも柚子は酸味や苦味が強烈なほうだから、一般的な柚子味チューハイは、しっかり甘さを付けて、 飲みやすくしているものが多い。しかし宝酒造さんは、酒呑み向けの本格的なチューハイを得意としているし、 それを売りにしているので、こういうスタイルのものを自信を持って送り出すのだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44282DAEE#04
2021年3月28日[1]
No.8599: アサヒオフ / アサヒ
 あさひおふ / あさひ
アサヒオフ アサヒオフ review
 アサヒオフが新しくなっている。 2月中旬以降製造分からのリニューアルである。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。新ジャンルにしてはしっかりめ。 勢いよく注ぐと、力強く泡が盛り上がるが、程なくして減衰。
 香りは、新ジャンル特有のくせはあるもののかなりクリア。 すっきりしている。
 味も香りの印象どおり、すっきり透明。コクらしいものはもちろんないが、苦味はしっかりある。 浮ついたところがなく、後キレも良い。
 アルコール分3%以上4%未満。 プリン体ゼロ。糖質ゼロ。人工甘味料ゼロ。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽エキス、ホップ、米、コーン、スターチ、 糖類、食物繊維、大豆たんぱく)、スピリッツ(大麦)/調味料(アミノ酸)、カラメル色素。
 やはりアサヒの糖質オフ製品は優秀である。 多くの消費者がアサヒビールに求める要素であるすっきりクリアな味わいを実現している。
種別 新ジャンル
CODE:44283DAEE#RN02M
2021年3月28日[2]
No.8600: ゴードー ジンハイボール / 合同酒精
 ごーどー じんはいぼーる / ごうどうしゅせい
GODO ジンハイボール GODO ジンハイボール review
 ゴードー 「ジンハイボール」。
 発売されたのは、2018年9月25日。もう2年半も経っている。 例によってGODO社のこのような製品は、私の通常行動範囲内ではまったく売られていない。 今回も、当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈頂いたものだ。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、まさにジン。薬草が複雑に混じり合ったような妖艶な香りだが、あまり深みは感じない。
 味も、ほぼ香りの印象のまま。アルコール感が強いが、味わいはやはり軽やか。甘みはほのか。 ふだんジンベースのカクテルなどを飲み慣れている人には飲みやすいと思うが、 そうでない人にはつらいかもしれない。 飲み込んだ後にも、薬草っぽい香味が口に残る。
 アルコール分9%。北海道製造ジン使用。プリン体・糖質・甘味料0。 原材料名:ジン(国内製造)/炭酸ガス。
 ボタニカル由来のジンの爽やかな香りと、甘くないドライな味わいをお楽しみください。
 原材料が潔い。ジンをソーダで割っただけ。ジンは国内(北海道)でつくったもので、 ニュースリリースによると5種のトラディショナルなボタニカル (ジュニパーベリー、コリアンダーシード、リコリスルート、アンジェリカルート、オレンジピール)を使用したもの。
 近年、国産クラフトジンが静かなブームとなっており (ほとんどの一般人は知らないが、一部で盛り上がっているという)シンプルなジンソーダを飲むという行為も、 着実に広がっている。
 GODOさんもいち早くこういった製品を世に問うその姿勢はさすがのひと言だが、如何せん流通量が少なすぎる。 いわば通にだけ向けた商品で、多くの人に広めようとはしていないのではないかと言いたくなる。
 私がこれを飲みながら食べたいと思ったのは2つ。 ピッツァ・マルゲリータか、ジェノベーゼのパスタだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44283PRST#915

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