ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.9561−9580


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2022年8月12日
No.9561: 長野メルローサワー / 合同酒精
 ながのめるろーさわー / ごうどうしゅせい
GODO 長野メルローサワー GODO 長野メルローサワー review
GODO 長野メルローサワー
 イオングループ限定商品「長野メルローサワー」。 発売日は、8月1日。缶に限定の文字はないが、当然限定品であろうと思う。

 グラスに注いだ液色は、透過性の高い薄紫色。ピンク色にも近い。 気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、甘いがかなり渋味もありそうなぶどう香。 やや引き締まって、品のある香りだ。
 味は甘味が抑えられ、酸味が前に出ている。渋味もしっかり。 軽い苦味も感じられる。コクはないので、あっさりめの飲み口ながら、 ぶどうらしい香味はしっかりある。 飲み込んだ後には、軽い甘味、酸味、渋味が残る。
 アルコール分3%。果汁2%。 原材料名:ぶどう果汁(長野県産メルロー)、ウォッカ、果糖ぶどう糖液糖/炭酸ガス、 酸味料、香料、ぶどう果皮色素。原料原産地名:国内製造(果糖ぶどう糖液糖)。製造者:合同酒精株式会社。
 缶裏に次の説明がある。
 マスターソムリエ 高野 豊セレクション
 ワイン用ぶどう品種のメルローに包み込まれるような優しさにあふれるサワーです。 淡い色調と桜の開花を想わせる華やかな香りをお楽しみください。
 缶には長野県のキャラクター アルクマ のイラストが描かれている。
 上記「桜の開花を想わせる華やかな香り」との表現は、なるほどと思う。さすがソムリエさんの表現である。 甘く華やかな香りの中に、少し若草っぽいグリーンな香りが潜んでおり、確かに桜の花のようではある。 言われてみれば納得だが、私自身ではこんな表現は思いつかなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44785DAEE#11
2022年8月13日
No.9562: 白角ハイボール <限定> / サントリー
 しろかくはいぼーる <げんてい> / さんとりー
サントリー 白角ハイボール サントリー 白角ハイボール review
サントリー 白角ハイボール
 サントリーから角ハイボールの限定派生商品「白角ハイボール」が登場。 発売日は、8月9日。
 そもそも「白角」は、角瓶の弟分あるいは妹分的存在として人気のウイスキーであり、 今回それをソーダ割り缶入り製品としてリリースしたということ。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡いゴールド。 注いでいる時は大粒の気泡が踊っているが、すぐに静まり、その後は細かな気泡が少量立ち昇っている。
 香りは、基本的に角ハイボールと同系統ではあるが、白角なのでもう少し繊細で穏やか。 モルトウイスキー由来と思われる丸みを帯びた優しく甘い香りが漂う。
 口当たりは香りの印象ほど甘くなく、スキッと透明感がある。 クリームビスケットのような柔らかな甘味に、焼いたパンのような香ばしさ。 少しだけピリッとした辛みに、柑橘っぽいニュアンスが混じる。 薄いかと思いきや、しっかりとウイスキーの芳醇さが感じられる。
 アルコール分6%。 原材料名:ウイスキー(国内製造)、かぼす、糖類/炭酸、酸味料。
 仕上げに、ほんのりかぼすをきかせています。 あなたの素敵な夜に、白角ハイボール。
 私が以前から角瓶、白角ともに好きだという点を割り引いてみても、 素晴らしい内容である。糖類や酸味料で味を調えているとはいえ、ウイスキー本来の味わいは損なわれていない。
 トリスハイボールが、ふだんウイスキーを飲まない人たち向けの商品だとすると、 角ハイボールやこの白角ハイボールは、ウイスキー好きにこそ飲んでもらいたい商品だ。
 今回、限定販売とのことであるが、ぜひとも通年で売って欲しい。 個人的に、これほど常飲してもいいと感じた缶ハイボールは初めてかもしれない。
 パッケージは 角ハイボール と同じベースデザインながら、白色基調となっていて、 わかりやすい。私が巡回した複数のスーパーやコンビニでは、何列にも並べて陳列されており、 売れ行きも良いことが窺える。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44786LSUHCH#04
2022年8月14日[1]
No.9563: NIPPON PREMIUM 八丈フルーツレモン / 合同酒精
 にっぽんぷれみあむ はちじょうふるーつれもん / ごうどうしゅせい
GODO NIPPON PREMIUM 八丈フルーツレモン GODO NIPPON PREMIUM 八丈フルーツレモン review
GODO NIPPON PREMIUM 八丈フルーツレモン
 GODO NIPPON PREMIUM「八丈フルーツレモン」。 今年の4月28日に発売されたものである。
 いつも書いているが、GODO社製品は、私の生活圏内ではほとんど見かけないので、 基本的に入手できるとは思っていないのだが、この製品は確か先月くらいに、 偶然仕事で出向いた先のLAWSONに置かれているのを発見し、購入したもの。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄色。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、非常にジューシーで、ある意味華やかな感じのレモン香。普通のレモンのような酸の尖りをあまり感じず、 甘味が強そうな感じ。レモンキャンディのようでもある。
 味は香りの印象どおり穏やかな酸味とほのかな甘味。いや、レモンにしたら相当に甘味が強い。 そして、しっかりとした苦味も伴う。味わいに分厚さはないので、キレが良い。 飲み込んだ後には、それまで鋭いと思わなかった酸味のキュッとした収斂性と、軽い甘みと苦味が全方位的に口に残る。
 アルコール分3%。果汁1%。人工甘味料不使用。 原材料名:レモン果汁(レモン(東京都八丈島産))、ウォッカ(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖(国内製造)/酸味料、炭酸ガス、香料。
 なお、缶裏に次の説明も。
 「樹上完熟」
 通常のレモンよりも大玉で果皮の苦味が少ないため、皮ごと美味しく食べられる島レモンです。 樹上で完熟させているので、まろやかな酸味が特長です。爽やかな味わいをお楽しみください。
 最近のレモンサワーブームの中では、レモンの酸味をいたずらに際立たせたもの、 レモンが前に出過ぎないようにお酒感を強めたものなど、色々なタイプがあるが、 フルーツレモンのジューシーな甘味をフィーチャーしたサワーは珍しい。
 若干食事には合わせにくいところもあるが、単体で飲んで非常に飲みごたえがある。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44787LSSC#108
2022年8月14日[2]
No.9564: プレミアム ラガービール / ベトナム産(輸入:藤浦産業)
 ぷれみあむ らがーびーる
藤浦産業 プレミアム ラガービール 藤浦産業 プレミアム ラガービール review
 当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈頂いた、ベトナム産ビール。
 カインズで入手されたとのことで、輸入者は藤浦産業。

 グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。泡はやや黄色で概ねきめ細かく、 当初は力強く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
 香りは、少しふわっとホップが香るが、基本的には麦芽のどっしり感が強い。 鮮度が落ちているようで、きな粉みたいな匂いが強く感じられる。
 味は苦味がガシッと強く、その点では飲み応えを感じるが、 焼酎のような甘味がほのかにあると同時に、香りに感じたきな粉あるいは飼料みたいな劣化臭が広がる。 ただ、そこを差し引いて評価すれば、しっかり重みや凝縮感のある味わい。
 アルコール分6%。麦芽100%。 原材料:麦芽、ホップ。 原産国:ベトナム。輸入者及び引取先:藤浦産業(株) 大阪府守口市佐太中町3丁目2-28。
 ベルギー産ファインモルト100% ドイツ産ファインホップ100%使用
 鮮度が落ち、劣化が進んでいると思われた点は残念だが、健全な状態を想像してみても、 特筆すべき点はあまりないビールだと感じた。
種別 ビール
CODE:44787PRST#UK
2022年8月15日[1]
No.9565: 汽笛ハイボール / 南アルプスワインアンドビバレッジ
 きてきはいぼーる / みなみあるぷすわいんあんどびばれっじ
汽笛ハイボール 汽笛ハイボール review
 今年6月に仕事で東京出張した折に、JRの駅ナカコンビニ(NewDays)にて発見した 「汽笛ハイボール」という商品。
 販売元は、南アルプスワインアンドビバレッジ。製造元は、アシードブリューである。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色に近いが、かすかにゴールドっぽく色づいている程度。 細かな気泡が少量グラスの中を立ち昇っている。
 香りは、スモーキーでピーティーな香りがかなり強い。見た目の薄さとは裏腹に、 本格的な味わいが期待できる。
 味わってみると、香りそのまま。缶ハイボールでここまでピート臭がしっかり感じられるものは珍しい。 アルコール感もしっかりとあり、芳醇な味わい。柔らかな甘味と、ピリッとした辛味。 飲み込んだ後に残る余韻も長い。
 アルコール分8%。品目:ウイスキー(発泡性)。 原材料名:ウイスキー(国内製造)/炭酸。 販売者:南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社 山梨県笛吹市一宮町上矢作191番地1。 製造所:アシードブリュー株式会社 宇都宮飲料工場 栃木県下野市下石橋561。
 色が薄いと感じたのは、単にウイスキーを割っただけの商品(着色料等無添加)だからであり、 香りや味わいはピュアでしっかりしている。
 調べてみると、同じ上京時に入手して先日レビューしたビール いい日旅立ち と同様、 昨年10月12日から行われていた「鉄道の日フェア2021」のための商品であったようだ。 よって、取り扱いは東京、神奈川、埼玉、千葉、栃木、群馬、茨城、長野、新潟、静岡、山梨、 福島、宮城、山形、岩手、秋田、青森の「NewDays」及び「NewDays KIOSK」とのことである。
 黒色ベースの缶に、白抜きで商品名「汽笛」の文字が大きく縦書きされ、 蒸気機関車のイラストが金色で描かれている。美しくも重厚なデザインであり、 さらに「明日を見つめて進もう 心の汽笛を鳴らして」なるキャッチフレーズも書かれている。 店頭でよく目を引き、鉄道ファンならずとも思わず手に取りたくなる缶であろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44788NDKY#307
2022年8月15日[2]
No.9566: ZIMA / モルソン・クアーズ・ジャパン
 じーま / もるそん・くあーず・じゃぱん
ZIMA ZIMA review
 ZIMA(ジーマ)は、国内販売会社である モルソン・クアーズ・ジャパンが2021年12月に業務を終了したため、 市中に残っている商品を最後に、その販売を終えている。
 当サイトでは、その最終商品と思われる 缶入りZIMA を本年1月に掲載しているが、 最新のびん入り製品は取り上げていなかった。
 そんな中、当サイトのご協力者 森康哲さん からこれを贈って頂いた。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。細かな気泡がグラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りは、少し乳酸菌飲料のような甘酸っぱいニュアンスがあり、そこにりんごのような果実香や、 トニックウォーターのようなボタニカルな香りが混じる。
 味も乳酸飲料のような甘酸っぱさだが、すっきりとしている。 アルコール感は弱く、飲み込んだ後にも甘酸っぱさや薬草っぽさが残る。
 アルコール分4%。原材料名:スピリッツ、りんご果汁、糖類/炭酸ガス、酸味料、香料。 原産国名:ベトナム。輸入者及び引取先:モルソン・クアーズ・ジャパン株式会社 東京都渋谷区桜丘町12-10。
 一時は色々な料飲店でこのボトルを見かけたものだが、それももう過ぎ去りし日のこと。 果たして復活する日は来るのだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44788PRST#UK
2022年8月16日[1]
No.9567: −196℃ 秋梨 <限定出荷> / サントリー
 まいなす196ど あきなし <げんていしゅっか> / さんとりー
サントリー -196℃ 秋梨 サントリー -196℃ 秋梨 review
サントリー -196℃ 秋梨
 サントリー -196℃ の秋限定品3種が出た。発売日は、8月16日。
 3種のうち、まず今日は「秋梨」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明。非常に細かな気泡が、グラスの中を断続的に立ち昇っている。
 香りを嗅ぐと、実に和梨以外に間違えようのないそのものの香り。 穏やかだが、甘みは強そうである。
 味はそれほど甘ったるくはなく、適度な酸味が効いている。コクはないのでさらっとした飲み心地。 アルコール感は弱い。飲み込んだ後には、ほんのりとした甘味とわずかな苦味が口に残る。
 アルコール分4%。梨浸漬酒使用。栃木産幸水使用。 原材料名:梨、スピリッツ、ブランデー、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 中身は 昨年のもの と違いはないようである。
 一方、パッケージには大きな変更がある。昨年まで、表も裏も同じデザインだったのだが、 今年は裏側に秋の夜を描いたデザインとともに、和歌が書かれている。
 月ごとに あふ夜なれども 世を経つゝ 今宵にまさる 影なかりけり
 これは、八月十五夜の月を詠んだ 紀貫之 の歌だそうである。
 缶の片面をこんなふうにデザインしようという発想は、まさにサントリーさんならでは。 社内デザイナーさんの仕事であろうか。この缶が店頭に並び、お客さんが手に取ってくれる姿を見るだけで、 デザイナー冥利に尽きるのではないだろうか。
 まだ暑い毎日ではあるが、この缶をワインクーラーのような容器で冷やし、 庭やベランダで飲んだら一足早く秋気分になれそうだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44789DAEE#00
2022年8月16日[2]
No.9568: HOPPIN' GARAGE 大人のチョコミント / サッポロ
 ほっぴん・がれーじ おとなのちょこみんと / さっぽろ
サッポロ HOPPIN'GARAGE 大人のチョコミント サッポロ HOPPIN'GARAGE 大人のチョコミント review
サッポロ HOPPIN'GARAGE 大人のチョコミント
 サッポロビールが2018年に立ち上げ、ネット販売を基本としている「HOPPIN'GARAGE」において販売された 「大人のチョコミント」。
 1本単位では買えないということもあり、私は基本的にいつもスルーしているのだが、 当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈頂き、飲むに至った。なお、現在は既に販売を終了している。

 グラスに注いだ液色は、しっかりと深い黒色。泡は濃いカフェオレ色できめ細かく、 非常に力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、想像以上にミントがくる。ベースに甘い匂いがあるので確かにチョコミントだが、 バランスとしてはペパーミントのスーッとくる香りが勝っている。 芳香剤の強いタクシー車内みたいな匂い。
 口当たりはほんのり甘く、同時にミントのスーッとする感覚がある。 しかし、それよりも何よりも、ベースにガシッと強烈な苦味がある。ビターチョコのようである。 もちろん、チョコ味と言っても正体は焙煎麦芽の焦げ感なので、甘さはくどくない。 飲み進めると、その苦味の強さがどんどん実感される。 それと同時に、ミントの爽快感も広がる。
 アルコール分5%。発泡酒。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、糖類、ペパーミント、香料。
 ベースとなっているビールはチョコレートスタウトと思われ、甘やかな雰囲気ながら麦芽の力強さがある。 詳しくない方に一応説明しておくと、チョコレートスタウトとは、チョコレート色になるまで焙煎した麦芽を用いてつくった濃色エールであり、 実際にチョコレート、あるいはカカオが原料として用いられているわけではない。 しかし、仕上がりはチョコっぽい香味をまとうので、ミントとの相性は良い。
 イメージに反して甘ったるくない。しっかり苦い。 苦いビールが得意でないからちょっと甘いほうがいい、という人には、実は向いていない製品だ。 では、力強いビールが好きな人に向いているかというと、それも違うような気がする。 つまり、難しい製品。
 サッポロさんが昔、チョコレートのロイズコンフェクトとのコラボで ショコラブルワリー という実際にカカオニブを用いた製品を売っていた時代があったが、あちらのほうが品質的には数段上だったようだ。 もっとも、あちらは本当の意味でショコラだったけれど、こちらは本物のチョコではない。だから比べるのもおかしいのだが、 誰に飲んでもらいたいかというコンセプトの明確さが、こちらはちょっと希薄なように感じた。
種別 ビール
CODE:44789PRST#UK
2022年8月17日[1]
No.9569: −196℃ 秋りんご <限定出荷> / サントリー
 まいなす196ど あきりんご <げんていしゅっか> / さんとりー
サントリー -196℃ 秋りんご サントリー -196℃ 秋りんご review
サントリー -196℃ 秋りんご
 サントリー -196℃ の秋限定品3種が出た。発売日は、8月16日。
 3種のうち、昨日既に 秋梨 を飲んでいるので、今日は2種目として「秋りんご」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、ほんのり淡いゴールド。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、ツンと酸が立ったようなりんご香だが、甘さもそれなりにありそう。
 味は香りの印象どおり適度にシャープで、ほんのり甘い。酸が立っており、すっきり。 アルコール感は弱い。飲み込んだ後には、柔らかな甘味と、軽い苦味も残る。
 アルコール分4%。りんご浸漬酒使用。青森産サンつがる使用。 原材料名:りんご、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 カラメル色素。
 既掲載の 秋梨 同様、裏側に秋の夜を描いたデザインとともに、和歌が書かれている。
 幾世へて 後か忘れん 散りぬべき 野辺の秋萩 みがく月夜を
 これは、清原深養父(きよはらのふかやぶ/清少納言の曾祖父にあたる人とされる)の歌だそうである。
 私はこのへんの教養は全くないので、偉そうなコメントは控えるが、 秋の夜の月光の美しさを詠んでいるんだろうなという想像はつく。 それを表すような、缶に描かれた月夜のイラストが美しい。
 なお、秋梨 と同じく、昨年の製品 から、中身は変わっていないようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44790DAEE#01
2022年8月17日[2]
No.9570: PUBST BLUE RIBBON
 パブスト・ブルーリボン
PUBST BLUE RIBBON PUBST BLUE RIBBON review
 米国の PUBST BLUE RIBBON。
 存在は知っていたし、売られているのも見たことがあるが、 外国産まで完璧にカバーしきる余裕がないため、あえて購入していなかった。 国産ビール系飲料や、チューハイ類だけで当サイトは手一杯だからだ。
 しかし今回、当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈頂いたため、飲むに至った。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で概ねきめ細かく、 勢いよく注ぐと盛り上がって、泡持ちも悪くない。
 香りは非常に軽妙で爽やか。いかにもコクがなさそうな香りではある。
 口当たりも香りの印象通りクリアなタッチ。何も引っかかりがなく、 悪く言うと味わいらしきものもなく、ひたすら透明。よって、ドリンカビリティは上々。 苦味も渋味も弱い。炭酸水を飲んだような爽やかさがある。
 アルコール分5%。麦芽比率:25%以上50%未満。原材料名:コーン、麦芽、ホップ。 原産国名:アメリカ。輸入者及び引取先:株式会社ファイヤーワークス 東京都渋谷区神泉町20-25 神泉QSビル。
 麦芽使用率が50%未満なので、日本の酒税法上は「発泡酒」である。 でも、国産発泡酒に比べると麦芽不足による臭みはほぼなく、非常に優秀と言える。
種別 発泡酒
CODE:44790PRST#UK
2022年8月18日[1]
No.9571: −196℃ 秋ぶどう <限定出荷> / サントリー
 まいなす196ど あきぶどう <げんていしゅっか> / さんとりー
サントリー -196℃ 秋ぶどう サントリー -196℃ 秋ぶどう review
サントリー -196℃ 秋ぶどう
 サントリー -196℃ の秋限定品3種が出た。発売日は、8月16日。
 3種のうち、これまで既に 秋梨秋りんご を飲んでいるので、 今日は残りの1種「秋ぶどう」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、透過性のある極めて淡いピンク色。 ぶどうにしては、かなり薄い。気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、巨峰特有のころっと甘そうなぶどう香。見た目よりは芳醇である。
 味は香りの印象どおり甘味が強いものの、あまりコクやこってり感はない。 さらには軽い酸味があり、飲み込んだ後には渋味も残る。
 アルコール分4%。巨峰浸漬酒使用。山梨産巨峰使用。 原材料名:ぶどう、スピリッツ、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料、ぶどう色素、甘味料(アセスルファムK)。
 既掲載の2種同様、裏側に秋の夜を描いたデザインとともに、和歌が書かれている。
 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
 これは、左京大夫顕輔(藤原顕輔)の歌だそうである。
 3日連続で -196℃秋限定3種を飲んだが、缶デザインは統一感が取れていて、 3種とも秋の月を詠んだ短歌が書かれている。素敵なパッケージである。
 なお、中身については、他2種と同様、昨年の製品 から変わっていないようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44791DAEE#02
2022年8月18日[2]
No.9572: だくだくレモンサワー / 田村商店
 だくだくれもんさわー / たむらしょうてん
田村商店 だくだくレモンサワー 田村商店 だくだくレモンサワー review
田村商店 だくだくレモンサワー
 このような商品の存在をまったく知らなかったのだが、 当サイトのご協力者 森康哲さん から寄贈頂いたもの。
 リカーマウンテンで売られていたという「だくだくレモンサワー」。 販売元は田村商店。製造者は大東乳業。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある薄黄色。 気泡は少なく、炭酸は強くなさそう。
 香りは、いかにもコクがありそうで、酸っぱそうなレモン香。 とりたててジューシー感を強調していないところが、かなりリアルである。
 味はほぼ甘味がなく、苦味が非常に強い。想像したほど酸味は強くなく、 この点は拍子抜け(良い意味で)。 レモンらしいコクがしっかりとあるのに、酸っぱさだけ抑えた感じ。 ただ、飲み進めるとヒリヒリした感じはある。 アルコール感はあまり強くない。
 果汁10%。アルコール分5%。 原材料名:レモン(アルゼンチンまたはスペイン)、ウォッカ/炭酸、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。 販売者:株式会社田村商店 熊本県人吉市西間上町812-3。製造場:大東乳業株式会社 岐阜県各務原市松本町2丁目466番地。
 レモンサワーで果汁10%というのは、かなりの高果汁である。だから、もっと酸っぱくて刺激的なのかと思ったが、 うまく酸味がコントロールされ、濃いのに飲みにくさはなかった。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44791PRST#UK
2022年8月19日[1]
No.9573: 秋味 <限定醸造> / キリン
 あきあじ <げんていじょうぞう> / きりん
キリン 秋味 キリン 秋味 review
 今年で発売32年目を迎える秋限定ビールのロングセラー、キリン「秋味」。 缶にも "since 1991" の表記がある。今年の発売日は、8月16日。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。 泡は純白できめ細かく、当初はよく盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、一言でいうと控えめ。落ち着いたモルトのニュアンスが主で、 そこにホップ香がほんのりと乗っている。実にキリンビールらしい。
 味は苦味がガシッと強く、渋味も伴うものの、重たさはそれほどでもない。 軽い酸味もある伸びやかなコク。適度なキレ。苦味の余韻。
 アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、米、コーン、スターチ。
 秋だけの限定醸造 麦芽たっぷり1.3本分
 毎年8月のこの時期に発売されるのだが、まだ暑い日々の中でも、こういった商品によっていち早く秋を感じることができる。 これからも末永く続いて欲しい商品だ。
種別 ビール
CODE:44792DAEE#03
2022年8月19日[2]
No.9574: 黄金 ホワイト / カインズ(ベトナム産新ジャンル)
 こがね ほわいと / かいんず
カインズ 黄金 ホワイト カインズ 黄金 ホワイト review
 ホームセンターカインズで売られている新ジャンル「黄金 ホワイト」。
 私の生活圏内に同店がないため、これは当サイトのご協力者 森康哲さん (森康哲のブログ 運営者)から寄贈されたものである。

 グラスに注いだ液色は、中程度の黄金色。 泡は純白できめ細かく、当初は良く盛り上がって、泡持ちも悪くない。
 香りは甘くフルーティで、大げさに言えば「プレモル香るエール」などに系統が近い。 そのくらいしっかりとした凝縮感を感じさせる香りである。
 香りの好印象のまま口に運ぶと、やはりというべきか、残念ながらというべきか、味に厚みはない。 ホワイトらしいフルーティで少しミルキーなニュアンスをまとってはいるが、 あっさりとスリムな味わい。苦味はもちろん弱い。 適度なキレがあって、余韻は短い。
 アルコール分5%。フランス産アロマホップ100%使用。ベルギー産ファインモルト使用。 原材料名:発泡酒(麦芽、米、糖類、アルコール、ホップ)、スピリッツ(大麦)/炭酸、香料、カラメル色素。 原産国名:ベトナム。輸入者及び引取先:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。
 原材料名で気になったのは、香料。このフルーティ感は、後から香りづけられているのだろうか。 だとしても、仕上がりは悪くないから、それはそれでかまわない。どうせ新ジャンルなのだから。
種別 新ジャンル
CODE:44792PRST#UK
2022年8月20日[1]
No.9575: 本搾りチューハイ 秋柑 <期間限定> / キリン
 ほんしぼりちゅーはい あきかん <きかんげんてい> / きりん
キリン 本搾りチューハイ 秋柑 キリン 本搾りチューハイ 秋柑 review
キリン 本搾りチューハイ 秋柑
 キリン本搾りチューハイの期間限定「秋柑」。発売日は、8月16日。

 グラスに注いだ液色は、しっかり濁りのある濃い黄色。
 香りは、やや内にこもった感じの柑橘香。フレッシュ感があり、苦味が強そうだが、 香料などを使っていないために、非常にナチュラルだ。
 味は香りの印象どおりとてもシャープ。苦味が強く、酸味も強い。甘さはほぼない。 少し青臭い感じがあるのは、シークヮーサーだろう。 ジューシーだが、飲み進めると、ヒリヒリとした酸味が感じられる。
 果汁11%。アルコール分5%。香料・酸味料・糖類無添加。 原材料名:レモン、うんしゅうみかん、オレンジ、シークヮーサー、ウオッカ(国内製造)/炭酸。
 毎年飲んでいるような気がしていたが、当サイトで把握している限り、発売は 2019年以来、 3年ぶり。つまり、コロナ禍で2年お休みしたようだ。当サイトの掲載漏れか?と思い検索してみたが、 やはり2020年と2021年の情報は見当たらない。その間、夏柑や冬柑は継続しているのだが。
 肝心の中身は、前回のものと比べて変わっていないようである。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44793DAEE#04
2022年8月20日[2]
No.9576: ザ・プレミアム・モルツ 香るエール "新!爽やか。エールビール" 缶 / サントリー
 ざ・ぷれみあむ・もるつ かおるえーる "しん!さわやか。えーるびーる" かん / さんとりー
サントリー ザ・プレミアム・モルツ 香るエール サントリー ザ・プレミアム・モルツ 香るエール review
サントリー ザ・プレミアム・モルツ 香るエール
 サントリー ザ・プレミアム・モルツ「香るエール」の缶が新しくなっているのをコンビニでみつけた。
 しかしながら、リニューアルとの情報は得ていない(最新商品は、 2021年12月にリニューアルされたもの)。これは一体何だろうか。とりあえず買って飲んでみることに。

 グラスに注いだ液色は、やや黄色みの強い淡い黄金色。 泡は純白で非常にきめ細かく、力強く盛り上がって、泡持ちも良い。
 香りは、ヨーグルトのように甘酸っぱく、柔らかい。
 味は香りの印象通り、軽快な甘味と酸味。苦味はマイルド。 軽やかで優しい飲み応え。中身はやはり、これまでのものと変わっていないようである。
 アルコール分6%。原材料名:麦芽(外国製造)、ホップ。
 フルーティーで豊かな味わいのエールビールです。
 検索してみたが、やはり情報は得られなかった。
 これまでコンビニ以外ではこの缶を見たことがないため、コンビニ専用パッケージなのかもしれない。 もしかすると、今後は他の販売店でも置き換えられていくのかも。しばらく観察し、 新たな情報が得られれば後日報告する。
種別 ビール
CODE:44793LSEK#UK
2022年8月21日[1]
No.9577: 金麦 琥珀の秋 <2022限定醸造> / サントリー
 きんむぎ こはくのあき <2022げんていじょうぞう> / さんとりー
サントリー 金麦 琥珀の秋 サントリー 金麦 琥珀の秋 review
 サントリー金麦の限定品「琥珀の秋」。発売日は、8月16日。 昨年もこの時期に出ていたものである。

 グラスに注いだ液色は、透過性のある淡い琥珀色。商品名のとおり。 泡はほんのりベージュ色で、勢いよく注ぐと力強く盛り上がり、泡持ちも悪くない。
 香りは、柔らかいロースト香が感じられるが、甘いニュアンスもある。 新ジャンル特有の臭みは弱い。
 味も香りの印象通り、ほんのりとロースティで、基本的には柔らかいが、苦味や渋味もしっかりある。 コクが乏しい一方で、わずかに浮ついた甘味があるため、新ジャンルであろうことがわかる。
 アルコール分6%。原材料名:発泡酒(国内製造)(麦芽、ホップ、コーン、糖類)、スピリッツ(小麦)。
 昨年の製品 との違いを感じなかった。 変わっていないのだろう。コク不足の点で限界を感じるが、優秀な新ジャンルであることは間違いない。
種別 新ジャンル
CODE:44794DAEE#05
2022年8月21日[2]
No.9578: Miraifull シークヮーサー / 合同酒精
 みらいふる しーくゎーさー / ごうどうしゅせい
GODO Miraifull シークヮーサー GODO Miraifull シークヮーサー review
GODO Miraiful シークヮーサー
 合同酒精の「Miraifull」(ミライフル)というチューハイシリーズ。
 昨年(2021年)9月28日に発売されたもののようであるが、例のように私の行動範囲内では、 GODO社のこういったチューハイには、ほぼお目にかかれない。
 当サイトのご協力者 森康哲さん (森康哲のブログ 運営者)から寄贈され、 飲むに至ったものである。
 2種あるうち、今日は「シークヮーサー」を。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。注いでいる時、シュワシュワと炭酸が音を立て、 その後は多量の細かな気泡がグラスの中を立ち昇っている。
 シークヮーサーということで、青臭い香りを想像しながら嗅ぐと、 青臭さはそれほどでもない。どういうわけか、色鉛筆みたいな匂いがする。 これは恐らく、青臭さが弱い代わりに、ジューシー感や酸っぱさが前に出た結果であろう。
 味は、まったく甘くない。無糖チューハイ数々あれど、 ベースの焼酎やらウォッカやらの持つホットさが、少し甘く感じられることが多いものだが、 この製品はその辺りをクリアし、まったく甘くない。 言ってみれば、ただ炭酸水に酸っぱさが加わった感じであり、 チューハイよりもハードセルツァーにこんな商品はありがち。 と、ここまで書いて、缶表記を見てみると、アルコール3%とある。 つまり、これはハードセルツァーそのものといってもいい低アルコール設定だったのだ。
 当然のごとくキレは抜群で、飲み込んだ後には酸っぱさ以外の味を残さない。
 アルコール3%。果汁0.4%。無糖チューハイ専用[オリジナルスピリッツ]使用。 原材料名:シークヮーサー果汁、スピリッツ(国内製造)/炭酸ガス、酸味料、香料。
 甘くない爽やかな味わい。キレと果実感を引き立てる[オリジナルスピリッツ]を使用。 
 缶裏に、次の記述が。
 こども食堂を支援
 本商品売上1缶につき1円を「こども食堂」の運営にお役立ていただきます。 こどもたちの未来を応援します。
 商品名 Miraifull は、こどもたちの「未来」のためにという意味が込められていたのだ。 未来がfull(いっぱい、充足、満足、豊か・・)で、ミライフル。
 ジューシーな缶チューハイを望む人からは、こんなに味のない、水っぽい、 しかも低アルコールの飲物なんて、と拒絶する声が聞こえてきそうである。 一方、最近のハードセルツァーブームを見てもわかるように、アルコールに弱い若者たちには支持されそうであるし、 甘ったるいものが苦手という飲んべえたちにも好まれそうではある。 もっとたくさん流通してくれればいいのに。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44794PRST#327
2022年8月22日[1]
No.9579: 贅沢搾り PREMIUM 和梨 <秋限定> / アサヒ
 ぜいたくしぼり ぷれみあむ わなし <あきげんてい> / あさひ
アサヒ 贅沢搾りPREMIUM 和梨 アサヒ 贅沢搾りPREMIUM 和梨 review
 アサヒ贅沢搾りPREMIUM の秋限定「和梨」。発売日は、8月16日。

 グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。 気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、非常に自然で大人しい和梨香。香りを強くしていないところが実に本物っぽい。
 味は香りの印象通り、やさしい甘味中心。 適度にあっさりとしているのに、梨らしい奥深い甘さ。 微かに苦味。飲み込んだ後には、ほんのり甘味が口に残る。
 アルコール分4%。果汁5%。人工甘味料無添加。 原材料名:ウオッカ、日本なし果汁、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香料。
 昨年の製品には、PREMIUM が付いていなかったので、 てっきり中身が大きく変わったのかと思ったのだが、 飲んでみて、違いを感じなかった。ただ、同じように国産果汁を5%使っているのにもかかわらず、 新たに PREMIUM の付いた今年の方が、見た目は豪華な感じになった。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:44795DAEE#06
2022年8月22日[2]
No.9580: 黄金 ストロング / カインズ(ベトナム産新ジャンル)
 こがね すとろんぐ / かいんず
カインズ 黄金 ストロング カインズ 黄金 ストロング review
 ホームセンターカインズで売られている新ジャンル「黄金 ストロング」。
 私の生活圏内に同店がないため、これは当サイトのご協力者 森康哲さん (森康哲のブログ 運営者)から寄贈されたものである。

 グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。 泡はほぼ白色できめ細かく、当初は良く盛り上がるが、泡持ちはほどほど。
 香りは、新ジャンルらしい甘いニュアンスと、雑穀臭。 但し、ホップも香っているので、ビールに近い感じもある。
 味はかなりのボリューム感を伴い、ねっとりと甘い。 高アルコールの新ジャンルで、飲み応えを出そうとしたときに陥りがちな、 コクがないのにただ甘い味わい。 飲み込んだ後にも、その甘味が居座っている。
 アルコール分8%。長期熟成製法。フランス産アロマホップ100%使用。ベルギー産ファインモルト使用。 原材料名:発泡酒(麦芽、米、糖類、アルコール、ホップ)、スピリッツ(大麦)/炭酸。 原産国名:ベトナム。輸入者及び引取先:株式会社カインズ 埼玉県本庄市早稲田の杜1-2-1。
 一昔前は、こういったストロングな国産新ジャンルがたくさんあったものだが、 最近はすっかり日陰の存在になってしまったので、むしろ懐かしい感じすらある。
種別 新ジャンル
CODE:44795PRST#UK

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