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愛・地球博の思い出

 No.12:万博2周年メモリアルツアー −第1話−


近鉄特急アーバンライナー(大阪難波〜名古屋)
 2007年3月25日(日)。

 愛・地球博の開幕からちょうど2周年の日。そして、 モリコロパーク (愛・地球博記念公園)第2期オープンの日。

 昨年8月の訪問から、約7ヶ月。また訪れることにした。

 午前8時ちょうど。近鉄特急で、大阪の難波を出発。 昨年夏と同じように、名古屋行きアーバンライナーのデラックスカーに乗車。

 午前10時07分、名古屋着。

 近鉄名古屋駅に到着後、すぐに地下鉄で、栄へ。 栄でしばらく時を過ごし、再度地下鉄東山線に乗り込み、藤が丘を目指す。

 日曜日とはいえ、まだ午前中なのにもかかわらず、地下鉄車内は、ラッシュアワーのように すし詰め。今の名古屋の元気さを象徴するかのようだ。

 藤が丘で、リニモに乗り換え。この日は、第2期オープンということもあり、 昨年夏の閑散とした状況と比べ、そこそこ乗客がいた。

近鉄名古屋駅 / リニモ藤が丘駅


モリコロパーク
 正午過ぎ、モリコロパークに到着。

 この日は、あいにく天候が思わしくなかったのだが、モリコロパークに到着したときには、 雨が上がり、しのぎやすい気候であった。

 リニモに乗っているときには、それほど混雑しているとは思わなかったのだが、 駐車場に止められた車の台数を見て、かなりの賑わいであることがわかった。

 なんといっても、今日は「愛・地球博記念館」の開館日。ぜひ見て帰りたいと計画していた。だが、 その思惑はもろくも打ち砕かれることになる。

 事前のリサーチ不足。

 その一言に尽きるのだが、この日の記念館は、朝から配られていた整理券 を持っている人しか観覧できないということだった。なんという失態。

 ここが愛・地球博記念館なのだけれど・・・。

 結局、記念館は前を通っただけ。

 今日ここに来た最大の目的だったのにもかかわらず、 それが達成できなかったことが、むしろ私には、うれしくさえ思えた。

 整理券をもらうために、朝早くからたくさんの人たちが並んでいたと聞いた。 もう閉幕後1年半も経過したというのに、未だに万博熱が衰えていない。

 そして何より、今ここにいる人たちは皆、そのような熱い思いを抱いて、同じ時を過ごしている。 その場所に、今自分もこうして立っているという、その事実が無性にうれしかったのだ。

愛・地球博記念館



登場したモリゾーさんとキッコロさん
 気を取り直して、モリコロ撮影会へ。

 この日の人出を考えると、撮影会も混雑しているのでは?と思ったが、 意外にも少なかった。

 万博会期中は、残念ながら私は1度も遭遇することができなかった(というか、探しさえしなかった)のだが、 この日はモリゾーさんとキッコロさん(係の人はそのようにさん付けで呼んでいた)が 出てくるところから、バッチリ、カメラに収めることができた。

 この時、大観覧車前で行われた撮影会に参加していたのは、およそ十数家族程度だったろうか。 大した人数ではなかった。しかし、参加した人たちは皆、うれしそうに大はしゃぎしていた。

 私たち家族ももちろん一緒にカメラに収まった後、色んな角度から着ぐるみ、もとい、2人を撮った。

 開幕2周年記念グッズを購入。

 撮影会の後、モスバーガーで軽い昼食をとり、モリコロパークショップへ。 もちろん、2周年記念グッズを買い込むためだ。

 ピンズバッジはもちろんのこと、マスコットぬいぐるみとか、絵はがきとか、 えんぴつとか、携帯ストラップとか。子供の友だちにもおみやげを買うんだということで、 どんどんカゴに放り込み、かなりの買い物となった。

 その後、芝生広場へ。たくさんの人たちがいたが、 なんとモリコロの2人が、ここにもいた。

モリコロパークショップ / 芝生広場


 この日オープンしたプールとスケートリンクは、横目で見ただけ。

 この日の施設利用については、事前予約制だった。 にぎわうプールとスケート場を横目で見て、我々は芝生広場をあとにした。

 実はこの日、私の「万博の師匠」であるF氏(彼は私の大学の後輩でもある)と、芝生広場で落ち合った。 ずっとボランティアとして万博を支えてきた一人だ。その彼が、私たち家族を待っていてくれたのだ。

 人と人とのつながり。

 私たちが万博を愛するのは、それがただ単に楽しいイベントだからではない。 何より、そこに人のぬくもりがあるからだ。

 みんなとつながりたいという気持ち。そんな温かさにあふれているから、 このモリコロパークは癒しを与えてくれるのだ。

(2007年5月9日記す)

第2話に続く


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