日本酒の小部屋

No.121−140


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2012年7月8日
No.121: 月桂冠 上撰 エコカップ ストロング
 げっけいかん じょうせん えこかっぷ すとろんぐ
月桂冠 上撰 ストロング review
 出たのを知らなかったのだが、コンビニLAWSONで発見。調べてみたら、発売はなんと3月5日だったようだ。

 外観は透明で、濁りなし。
 香りは通常の月桂冠上撰に近いが、すっきり、やわらか。
 味は度数のせいか、ふんわりと甘味が強い。 味わいのコクよりも、ピリッとした辛みを舌先で感じ、次いで濃厚な香味が口中に広がる。 気づけばかなり酔いが回っている。そんな感じ。
 アルコール分:17度以上18度未満。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール。
 最近は、チューハイなどの低アルコール飲料が全盛である一方で、このようにガツンとストロングな 製品も一定の人気を博している。弱い酒ばかりが脚光を浴びている風潮を苦々しく思っている 消費層は決して少なくない。
製造者:月桂冠(株)
2012年7月13日
No.122: 月桂冠 純米 エコカップ ストロング
 げっけいかん じゅんまい えこかっぷ すとろんぐ
月桂冠 純米 ストロング review
 既に 上撰 ストロング は上記でレビュー済だが、これはコンビで発売された片割れの 「純米 ストロング」。

 外観はやや黄色。
 香りは米のやわらかい感じとともに、吟醸香のような緑っぽい香りが混じる。
 味はふんわり丸いが、口当たりは意外にもすっきりしている。 純米酒にしてはかなりシャープである。こってり感は弱い。
 アルコール分:16度以上17度未満。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)。精米歩合70%。
 ラベルにも書いてあるとおり、純米で度数強めなのに、辛口だ。
製造者:月桂冠(株)
2012年7月29日
No.123: 沢の鶴 1.5CUP たっぷり生貯蔵酒
 さわのつる 1.5かっぷ たっぷりなまちょぞうしゅ
沢の鶴 1.5CUP たっぷり生貯蔵酒 review
 沢の鶴1.5カップ「たっぷり生貯蔵酒」。
 何が1.5かといえば、通常のワンカップ製品の容量が約1合(180ml)であるところ、 その1.5倍の270ml入っているからだ。

 外観はほぼ透明。
 香りはすっきりとして、あまり香らない。
 口当たりもすっきり軽やかだが、丸み、甘味もある。しかしながら、 その甘味はコクというよりは、砂糖のような甘さ。
 広がりはないので、後味はあっさりしている。
 アルコール分:13.5度。原材料名:米(日本産)・米麹(日本産米)・醸造アルコール。
 すっきり辛口とラベルに書かれているが、辛口という表現はあまりピンと来ない。 度数が低いことが、あっさりした口当たりの最大要因のような気がする。
製造者:沢の鶴(株)
2012年8月4日
No.124: 純米吟醸 夏の戯れ / 招徳酒造
 じゅんまいぎんじょう なつのたわむれ / しょうとくしゅぞう
純米吟醸 夏の戯れ review
純米吟醸 夏の戯れ  磨り硝子のボトルに、花火と金魚のイラスト。いかにも夏らしいパッケージデザインである。
 京都・伏見の招徳酒造のつくる、その名も「夏の戯れ」という純米吟醸酒。

 外観はほぼ透明で曇りなし。
 香りはほんのりと甘いが、コクはなさそう。すっきりした味が想像される。
 口当たりはふわっと甘く、酸も効いている。吟醸酒らしい青っぽさ(メロンのような)が少し感じられ、 さらさらした喉越し。 純米酒としてはあっさり目で、後口に水っぽい感じもあるが、むしろそれがこの季節にぴったり。
 アルコール分:12度。原材料名:米(国産100%)、米こうじ(国産米100%)。精米歩合60%。
 度数が低いこともあり、飲みやすい。確かにコクは乏しいが、味わいはしっかり。
 サイトに、下記情報があった。
 日本酒度:+3、酸度:1.4、アミノ酸度:1.4。原料米:五百万石、日本晴。

 右写真は、ボトルを180度回転させたところ。
製造者:招徳酒造
2012年8月25日
No.125: ふなぐち 菊水 一番しぼり 40周年記念缶
 ふなぐち きくすい いちばんしぼり 40しゅうねんきねんかん
ふなぐち 菊水 一番しぼり 40周年記念缶 review
 菊水酒造さんの人気商品「ふなぐち菊水一番しぼり」が発売40周年を迎えたという。
 しぼりたて生原酒を何とか商品として販売したいということで考案された缶入りというスタイルは、 当初あまり受け入れられなかったという。試飲販売を展開した結果、その味が口コミで広まり、 人気に火がついたとのこと。
 40年もの長きにわたって多くの人たちに支持され続けるというのは、並大抵のことではない。 品質の確かさがあってこそだろう。
 私は以前から「ふなぐち倶楽部」に会員登録しており、メルマガを受け取っていたが、 6月頃、この40周年記念缶を希望者全員にプレゼント!というご連絡をいただき、申し込んでおいた。 おそらく会員登録している全員が対象と思われ、たいへん太っ腹な企画である。
 そして今日、念願の商品が届いた。2本セットに、商品説明の小冊子。それからピンバッジまでついていた。 利益をファンに還元しようという、菊水さんのこのような姿勢は、すばらしい。
 タダで戴いたから褒めちぎろうという魂胆では、もちろんない。 この40周年記念缶は現在一般にも販売されており、きっと参考になると思うので、 冷静にレビューしたい。

 外観はかなり黄色がかっている。
 甘く豊かでクリスピーな香り。パワーを感じさせる。
 味は甘味がふっくらとし、濃醇。アルコール感が極めて強い。 べたつくくらいの甘さだが、フレッシュさがあり、意外と飲み疲れない。 もちろん、淡麗な酒を好む方には、お薦めしないが。
 アルコール分:20度。精米歩合70%。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 良くも悪くも、飲む人を選ぶ商品。通常商品と比べ、この記念缶はアルコール度数も1度高い20度で、 より一層濃厚。こういうキャラクターのはっきりした商品は、熱烈なファンを生む。
ふなぐち 菊水 一番しぼり 40周年記念缶 ふなぐち 菊水 一番しぼり 40周年記念缶 ふなぐち 菊水 一番しぼり 40周年記念缶
製造者:菊水酒造(株)
2012年10月6日
No.126: ワンカップ大関 熟成 上撰 秋あがり <季節限定>
 わんかっぷおおぜき じゅくせい じょうせん あきあがり <きせつげんてい>
ワンカップ大関 上撰 秋あがり review
 この製品、3年前にレビュー済なのだが、 考えてみれば毎年味わいが違うのだろうと思い、再度掲載する。

 外観はほぼ無色。香りはやわらかい。麹香等は弱い。
 口当たりもなめらか。甘味は強めだが、べたつく感じはない。 適度な爽やかさとまろやかさ。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール。
 春にしぼった新酒を貯蔵し熟成させたまろやかで調和のとれたお酒です。
 灘の酒はやや酸味が強く辛口な味わいが特長で、新酒の間は風味が荒くおし味がしっかりしています。 このようなお酒が夏の間に熟成され酒質に丸みが出てすっきりとした味わいになることを「秋あがり」 と呼びます。
 熟成したまろやかさが身上だが、適度なフレッシュ感も残している。
製造者:大関(株)
2012年11月3日
No.127: 純米吟醸酒 金亀 / 岡村本家
 じゅんまいぎんじょうしゅ きんかめ / おかむらほんけ
純米吟醸酒 金亀 review
 滋賀県の岡村本家というところでつくられる「金亀」。
 その純米吟醸酒で、300mlびん入り。

 外観はかなり黄色みを帯びる。
 香りは豊潤な甘さの中に、緑っぽい吟醸香が少しあるが、あまり目立たない。
 味わいも酸よりは甘味が強めだが、ボディの厚みはそれほどでもなく、 後キレも悪くない。
 適度なコクとやわらかなタッチ。非常にバランスのよいお酒。
 アルコール分:15度。原材料名:米・米こうじ。国産米100%使用。精米歩合60%。 (株)岡村本家、滋賀県犬上郡豊里町吉田100。
 同社サイトに、金亀の由来について、次のように書かれている。
 彦根藩主井伊大老より酒造りを命じられ、国宝彦根城の別名金亀城(こんきじょう)から酒名(金亀・こんき)を頂き、 岡村家初代が由緒あるお名前を呼び捨てに出来ないということから「金亀・(きんかめ)」と読んであります。彦根には、 金亀町・金亀公園・金亀球場など金亀の名称が付いております。 また金亀は松尾大社のお守りにもなっており、延命長寿を願う意味でもあります。
製造者:岡村本家
2012年11月4日
No.128: 大阪カップ
 おおさかかっぷ
大阪カップ review
大阪カップ  大阪カップという、ストレートなネーミング。
 蔵元は、浪花酒造という、これまたストレートなネーミングの会社である。
 新大阪駅構内にあるスーパーで、おそらくお土産として買われることを想定して置かれている商品。

 外観は透明。
 香りは澄んでいる。丸っこく、やや甘そうでもあるが、あまり強くは香らない。
 口当たりはまろやか。甘味は強め。弱い麹香。 適度なあっさり感のある中口。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類。
 ラベルには大阪らしいイラストがちりばめられている。 通天閣、大阪城、たこ焼き、(天保山の?)大観覧車、京セラドーム、お好み焼き、(淀川の?)花火。
 非常にチープで、むしろイイ感じを出している。
製造者:浪花酒造(有)
2012年12月20日
No.129: ワンカップ大関 上撰 新米新酒 <季節限定> 平成二十四年度産新米使用
 わんかっぷおおぜき じょうせん しんまいしんしゅ <きせつげんてい> へいせいにじゅうよねんどさんしんまいしよう
ワンカップ大関 上撰 新米新酒 H24 review
 ワンカップ大関の「新米新酒」。今年収穫の新米を使ったものであるが、 当サイトで取り上げるのは、平成22年度平成23年度に続き3度目となる。

 外観は透明。
 ふんわりと甘い香り。ふくよかさが中心で、パンチはない。
 口当たりは甘味が強いが、べたつかず、やさしい甘さ。 酸はマイルド。
 後味はスッと引いてゆく。フレッシュさが身上の酒。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 本年度収穫された新米だけで仕込んだ、軽やかでフレッシュな味わいの新酒です。
 容器に記載はないが、サイト情報によれば、日本酒度0、酸度1.4とのこと。
製造者:大関(株)
2012年12月27日
No.130: 柏露 からくち
 はくろ からくち
柏露 からくち review
 確かこれはコンビニでみつけたもの。新潟の柏露(はくろ)酒造がつくる「からくち」 という名の普通酒。

 外観はかすかに黄色みがかっている。
 軽やかだがふんわりと甘味を湛えたような香り。麹のパンチはない。
 タッチが柔らかく、味はほんのり甘い。辛口というほど辛口ではない。 丸っこい口当たりで、少し苦味を伴う。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール。
 容器に記載はないが、サイトに次の情報があった。
 原料米:五百万石、精米歩合:65%、日本酒度:+6.0、酸度:1.4、アミノ酸度:1.1。
製造者:柏露酒造(株)
2012年12月31日
No.131: 松竹梅 燗徳利
 しょうちくばい かんどっくり
松竹梅 燗徳利 review
 コンビニでみつけた松竹梅「燗徳利」という商品。

 名前の通り、お燗をすることが想定されている。そのため、ラベルが分厚く、このまま電子レンジで温めても大丈夫 (持っても熱くない)という親切設計になっている。
 燗専用とはいえ、まずは冷やで味を見てみる。
 外観は無色透明。
 香りはふっくらと丸く、麹香等は弱い。
 味はすっきり丸みあり。後口が非常にあっさりとし、淡麗な印象。
 次に、燗をつけて(といってもレンジで温めるだけだが)味を見てみると、 香りがぐっと華やかになり、口当たりはやさしく、より一層マイルドに。 燗をしたから当たり前だが、口中に含んでいると、ブワッと甘い香味が広がる。
 アルコール分:14.0度以上15.0度未満。原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール。 日本酒度+4、酸度1.2、アミノ酸度1.2。
 「徳利」の名は、室町時代後期にどっしりとした胴体に小さな口の容器を「徳裏(トクル)」と呼ばれていたのが 始まりで、酒をつぐ時トクトク・・という音に由来するとも言われています。松竹梅「燗徳利」はその徳利に 名前をあやかりました。
 冷やで飲んだ時はあっさりしすぎの印象だったが、やはりお燗をしてこそ 真価が発揮される製品であろう。
製造者:宝酒造(株)
2013年1月1日
No.132: 月桂冠 慶賀 本醸造 純金箔入
 げっけいかん けいが ほんじょうぞう じゅんきんぱくいり
月桂冠 慶賀 本醸造 純金箔入 review
 お正月らしく、金箔入り清酒を。
 スーパーで普通に売っていた月桂冠の「慶賀」という、いかにも正月用の酒。 300mlの小瓶入りだ。

 液色はほぼ透明。
 金箔がかなり少ないので、びんを逆さにしてから注ぐと、ほどよく入る。
 香りは柔らかでパンチは弱い。
 味は酸のアタックが強くシャープ。すっきり辛口。 どんな料理にも合わせやすいが、お正月のおせちなどとの相性を考えると、 もう少し芳醇さがあっても良いように思う。
 アルコール分:14度以上15度未満。原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール、金箔。精米歩合70%。
 ラベルが非常に華やかで、目を引く。
 このような商品は、短期間で売り切らなければならないので、生産量の設定が難しいのではないかと想像する。
製造者:月桂冠(株)
2013年1月2日
No.133: 新米新酒 ふなぐち 菊水 一番しぼり
 しんまいしんしゅ ふなぐち きくすい いちばんしぼり
新米新酒 ふなぐち 菊水 一番しぼり review
 コンビニ店頭でもおなじみ、ふなぐち菊水 一番しぼり。 その「新米新酒」。
 実は既にレビュー済なのだが、毎年微妙に味が違っている可能性もあり、 何より缶デザインが以前のものと若干変わっていたので、改めてレビューすることにした。

 外観はほぼ透明だが、かすかに黄色っぽい。
 香りは甘く、ふっくらとフルーティ。
 味もまるで砂糖水のように甘いが、酸も豊か。アルコール感も強く、 全方位的にストロングな味わい。
 ただ、りんごのコンポートみたいな香味が、爽やかな印象を与えてもいる。
 新潟県産米100%使用。本醸造生原酒。 アルコール分:19度。原材料名:米(新潟県産)・米こうじ(新潟県産米)・醸造アルコール。精米歩合:70%。
 味が違うかもしれないなんて前振りをしておきながら、清酒はワインなどとは違い、 年ごとの違いは実際のところよくわからない。この製品も実に安定感のある味わいで、 毎年安心して飲める。
製造者:菊水酒造(株)
2013年1月11日
No.134: ワンカップ大関 ゴールドラベル
 わんかっぷおおぜき ごーるどらべる
ワンカップ大関 ゴールドラベル review
 正月用の酒をと思い、年末にスーパーに買いに行った時、これがたくさん並んでいた。 先日レビューした 月桂冠 慶賀 と同時に購入した。

 外観はほぼ無色透明。
 香りは、気のせいか普通のワンカップ大関と比べて、あまり立たない感じ。スッキリ味が想像される。
 口当たりは確かにクリア。甘味は弱く、苦味を感じる。 淡麗な味わい。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 普段は見ないから、年末年始向けの商品なのか? 色々検索してみたが、 商品情報は見当たらない。
 金色のラベルは特別感があって、リッチな気分。
製造者:大関(株)
2013年1月12日
No.135: かっぱデミタス 100 / 黄桜
 かっぱでみたす 100 / きざくら
黄桜 かっぱデミタス100 review
 これはスーパーで確か100円で売られていたもの。黄桜から出ている100ml入りカップ。

 外観は無色透明。
 香りは軽やか。淡麗な味わいを伺わせる。
 実際に味も軽やか、というか、薄っぺらい印象。 甘さは適度。コクはない。
 良くも悪くも食事の邪魔をしないので、晩酌向き。
 アルコール分:14度。原材料名:米・米麹・醸造アルコール・糖類。国産米100%使用。
 塩辛を肴に飲んだが、控えめな脇役に徹してくれた。
 サイト情報によれば、日本酒度0、酸度1.3、アミノ酸度1.1。
製造者:黄桜
2013年1月25日
No.136: 越乃寒梅 白ラベル / 石本酒造
 こしのかんばい しろらべる / いしもとしゅぞう
越乃寒梅 白ラベル review
 これは越乃寒梅のおそらく最下級品。カテゴリーでいうと普通酒になる。

 外観はほぼ透明。
 香りには透明感があるが、かすかに甘いニュアンスが。
 口に含むと、その甘さが広がるのだが、基本的には淡麗であり、酸も適度で非常にきれいな味わい。 角がなく丸い。すいすい飲める。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 調べてみると、原料米は五百万石で、精米歩合60%。日本酒度は+5ということらしい。
 スーパー(the Pantry LUCUA大阪店)で購入したが、300ml入りで入手価格は895円。 1.8L換算で5370円だから非常に割高(一升瓶で買えば、ほぼその半値くらいか)だが、 普通酒でこれだけ上品で洗練された酒も珍しい。さすが、名前に負けていない。
製造者:石本酒造(株)
2013年1月29日
No.137: ワンカップ大関 上撰 まろやか仕立て お燗酒
 わんかっぷおおぜき じょうせん まろやかじたて おかんしゅ
ワンカップ大関 上撰 お燗酒 review
 コンビニでみつけてget。 ワンカップ大関の「お燗酒」。紙カップ入りだ。

 外観はほぼ無色透明。
 まず燗をせず飲んでみる。香りはすっきりとし、ほのかに米のふくらみを感じる。 味はほろっとやわらか。適度な甘味。
 次に、レンジで燗をしてみた。
 香りはより丸く、甘いニュアンスが当然ながら出た。
 口当たりも柔らかい。酸は穏やかで、ツンとくるようなこともない。 ただ、カップのまま飲むと、少し紙臭い。移し替えて飲むべきか。
 アルコール分:13度以上14度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 度数がやや低いことから、このまろやかさが生まれているのかも。 やはり名前のとおり、お燗をして真価を発揮するようだ。冷やのままだと、少しぼやけた印象もある。
製造者:大関(株)
2013年2月3日
No.138: 上撰 白鶴 サケカップ
 じょうせん はくつる さけかっぷ
上撰白鶴 サケカップ review
 こんなベーシックなものをまだ掲載していなかったので、買ってきた。 改めて味わいたい。

 外観は透明。
 香りは、ふくよかでやさしい。麹香などのパンチは弱い。
 味は中口。適度な甘味と適度な酸味。 コクもほどほどであり、すべてにおいて中庸。 ただ、後味は比較的すっきりしており、飲み飽きない。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。
 メーカーのサイト情報によると、日本酒度:+1、酸度:1.4、アミノ酸度1.1。
製造者:白鶴酒造(株)
2013年2月12日
No.139: 白鶴 大吟醸
 はくつる だいぎんじょう
白鶴 大吟醸 review
 コンビニなどで時々見かけるこの小さなボトル。
 白鶴の大吟醸で、180mlの小瓶入り。つまり、一合びん。 最近のワンカップ製品よりも、少々小ぶりと言える。

 外観は透明。
 香りは、きゅうりのような青臭い吟醸香があり、シャープでシンプル。
 含み香もやはり緑っぽさが満載。苦味があり、すっきり。 ほんのりとした甘味があるものの、飲み込んだ後に苦味が残り、甘さを引き締める。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール。 精米歩合50%。
 メーカーのサイト情報によると、日本酒度:+3、酸度:1.3、アミノ酸度1.1。
製造者:白鶴酒造(株)
2013年2月13日
No.140: 純米酒 白龍
 じゅんまいしゅ はくりゅう
純米酒 白龍 review
 180mlの小さなびんに入った清酒。新潟県の白龍酒造の純米酒。

 外観はやや黄色みがかっている。
 香りは、きゅうりやメロンのような青臭い吟醸香があって、スッキリ系。
 香りの印象に反し、口に含んだ瞬間ふわっと甘味が広がる。 なめらかな舌触り。ただ、その甘さは、すうーっと消えてゆく。 非常にやさしい味わい。
 アルコール分:15度以上16度未満。原材料:米(新潟県産)・米こうじ(新潟県産米)。 精米歩合60%。
 甘さがフレッシュでべたつかないところが好印象であった。
製造者:白龍酒造(株)

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