利酒日記 kikizakenikki

2007年12月


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2007年12月7日 ROUGE
BEAUJOLAIS NOUVEAU 2007 / DOMAINE CHAMONARD
ボージョレ・ヌーヴォー 2007 / ドメーヌ・シャモナール
VINTAGE: 2007
Dom.Chamonard Beaujolais Nouveau 07 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOC: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: DOM. CHAMONARD 輸入者: (株)ヴィノラム
review
 今年のヌーヴォーはこれが4種め。昨年はもっと飲んでいた気がするが、 今年はこれ以外にはもう買っていない。もうちょっと経って、激しく値崩れしてきたら、 あと1本くらいは買おうかと思っている。

 色は青みの強い薄紫。香りは醤油のような感じのほか、田舎の土の匂い。 いわゆるビオ香。
 酸が立っていて、シャープな口当たり。ほんのり紫の果実の香り。 力が抜けていてナチュラルな味わい。タンニンはごくなめらか。
 シンプルで伸びやかで、可憐なワインだ。

 何か面白いヌーヴォーはないだろうか?と探して、行き当たったのがこれ。 すいすい飲めてやさしい味わいだったが、値段を考えれば、特にお得感はなかった。
評定: C 価格 4,200円(本体価格4,000円+消費税200円) 購入店: 大丸百貨店梅田店(大阪市北区)
2007年12月12日 BLANC
MISIONES DE RENGO CHARDONNAY / RAPEL VALLEY
ミシオネス・デ・レンゴ シャルドネ / ラペル・ヴァレー
VINTAGE: 2006
Misiones de Rengo Chardonnay 06 CHILE
チリ
地方: RAPEL VALLEY
ラペル・ヴァレー
地区:
 
DO: RAPEL VALLEY
ラペル・ヴァレー
生産者: VINA MISIONES DE RENGO 輸入者: 片岡物産(株)
review
 これまでにもよく飲んでいるチリのワイン。 今年8月には、同じ06ヴィンテージのRESERVAを飲んだのだが、 今日はノーマル・グレードのものを飲む。

 色はごく淡いグリーン。 香りは、レモンやグレープフルーツのほか、 アクリルのような感じが。また、アサガオの花?みたいな香りも。
 キリッとした口当たりだが、酸はほどほどといった程度で、 甘味がたっぷりと感じられる。伸びやかな味わい。余韻も適度に続き、 若干の苦味が残る。
 1,000円ワインとしては、申し分のないクオリティ。
評定: A 価格 999円(本体価格952円+消費税47円) 購入店: Ciel江坂店(大阪府吹田市)
2007年12月18日 ROUGE
BOURGOGNE HAUTES COTES DE NUITS / GROS FRERE ET SŒUR
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ / グロ・フレール・エ・スール
VINTAGE: 2004
Gros Freres Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 04 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区:
 
AOC: BOURGOGNE HAUTES COTES DE NUITS
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ
生産者: DOM. GROS FRERE ET SŒUR 輸入者: (株)モトックス
review
 実は、同じワインの同一ヴィンテージを2ヶ月ほど前に飲んでいる。 意図して買ったわけではなく、違う年のものと思って買ってしまったのだ。 まあ、ボトル差があるかもしれないし、確かめる意味で飲んでみた。

 色はややくすんだ感じの淡いルビーで、エッジは若干オレンジ色。 香りは、赤い果実のほか、鉛筆の芯やゴムの感じも。
 酸は鋭いが、タンニンはすべすべ。細身で、後味が繊細。
 先日飲んだものと、ほとんど違いはなかった。 考えてみれば時期が違うだけで、購入店は一緒だったので、輸送や保管状態も同じだろう。

 さて、本題はここまで。本日は下記番外編へと続く。

【番外編】 ワインの後は、清酒を。

 ふなぐち菊水一番しぼり (本醸造生原酒)

 コンビニやスーパーなど、色んな店でよく見かけるカップ酒だ。

 ふっくらと甘く柔らかい麹の香り。口当たりも甘く、ふくよか。 酸もしっかりありながら、限りなく優しい味わいで、余韻も長い。
 アルコール分19%。精米歩合70%。原材料名:米・米こうじ・醸造アルコール。 200ml詰。スーパーで278円にて入手。
 菊水酒造(株)、 新潟県新発田市島潟750。

 多くの店が積極的に仕入れている理由がよくわかる。私のような、 ふだんあまり日本酒を飲まない人間でも、一度飲んだらファンになってしまうような魅力がある。
評定: A 価格 2,467円(本体価格2,350円+消費税117円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2006年12月23日 ROSE CHAMPAGNE 
VEUVE CLICQUOT PONSARDIN ROSE BRUT / CHAMPAGNE
ヴーヴ・クリコ ポンサルダン ロゼ ブリュット / シャンパーニュ
VINTAGE: N.V.
Veuve Clicquot Ponsardin Rose FRANCE
フランス
地方: CHAMPAGNE
シャンパーニュ
地区:
 
AOC: CHAMPAGNE
シャンパーニュ
生産者: VEUVE CLICQUOT 輸入者: ヴーヴ・クリコジャパン(株)
review
 我が家ではプレイヴの今夜、自宅でゆっくりクリスマスを楽しむことにした。 とはいえ、デパ地下の柿安ダイニングで惣菜を買い込んできた、という手抜きのディナーだが。
 気づけば昨年のこの時期にも飲んでいたヴーヴクリコだが、 今年はロゼにした。普段飲んでいるワインからすると、かなりお高いのだけれど。

 色はややくすんだ感じのサーモンピンク。 泡も微かにピンク色。グラスの中で細かく美しい気泡が持続。
 香りにシャンパーニュらしいイースト香があるが、 どこかいちごのような可憐な赤果実の香りがする。
 ほんのり甘い口当たり。適度に引き締まり、やさしい後味。

 バランスはよいが、シャンパーニュに求められる高貴さというか、 気高さというか、緊張感にはやや欠ける気がする。
評定: C- 価格ハーフ3,780円(フルボトル換算7,560円) 購入店: 成城石井whityうめだ店(大阪市北区)
2007年12月25日 BLANC
高畠ワイン シャルドネ 樽熟成
たかはたワイン シャルドネ たるじゅくせい
VINTAGE: 2001
高畠ワイン シャルドネ樽熟成 01 JAPAN
日本
地方: 山形県
山形県
地区:
 
AOC:
 
生産者: 高畠ワイン(株) 輸入者: −
review
 今日は日本のワインを。

 色は深い麦わら。 バターのような濃厚な香りに、どこかアニマリーな香りを伴う。 草や土など、グリーンな匂いも。
 味は酸が鋭いが、なめらかさもある。 白桃やパインなど、甘くトロピカルなフレーバー。 オイリーな伸びがあるが、後味はシャープ。
 線は決して太くないのだが、それでは繊細か?というと、 ただ力がないだけのような気もする。

 試飲の上、納得して買ったものだが、 じっくり飲んでみると、最初の驚きが、あまり長くは続かなかった。
 製造者:高畠ワイン(株)、山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1。

 さて、本題はここまで。下記は番外編。

【番外編】 ファミリーマートで売られているボトル缶入り清酒を飲んだ。

 「粋」キレのある超辛口清酒(松竹梅/宝酒造)

 香りは繊細で、あまり香り立たない。口当たりは柔らかく、甘味は弱く、すっきりした飲み口。 ふくらみが適度にあるのだが、商品名になっている「キレ」という点では今ひとつ。 もっとキリッとした辛口を想像していたので、少し違う気がした。
 アルコール分14%。原材料名:米、米こうじ、醸造アルコール。
評定: C- 価格 2,642円(本体価格2,517円+消費税125円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計97本/当日記累計1051本



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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