利酒日記 kikizakenikki

2011年3月


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2011年3月2日 ROUGE
CONO SUR CABERNET SAUVIGNON
コノ・スル カベルネ・ソーヴィニヨン
VINTAGE: 2009
Cono Sur Cabernet Sauvignon 09 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: VINA CONO SUR 輸入者: (株)スマイル
review
 これまでにも何度か飲んでいるチリのコノ・スル。 大量生産でありながら、一定の品質を保っているブランドとして有名。
 お手頃価格のハーフボトル。スーパーで購入。

 外観はやや透過性のある赤紫。思っていたより濃くはない。
 香りはたっぷり感のあるバニラ香、皮革、薬草。火薬のようなインパクト。
 味は酸味が強いが、とろっとした甘味もある。タンニンは粗暴と言えるほどパワフル。 後味に木の皮のような風味。

 感動はもちろんないが、安心して飲める内容。気軽な日常の食卓にぴったり。
評定: C 価格 ハーフ498円(フルボトル換算996円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2011年3月6日 ROUGE
TORRES SANGRE DE TORO / CATALUNYA
トーレス サングレ・デ・トロ / カタルーニャ
VINTAGE: 2008
Torres Sangre de Toro 06 SPAIN
スペイン
地方: CATALUNYA
カタルーニャ
地区:
 
DO: CATALUNYA
カタルーニャ
生産者: MIGUEL TORRES 輸入者: サントリー(株)
review
 スペインの有名銘柄サングレ・デ・トロ。スーパーで購入。

 色はかなり深いルビー。
 香りは赤果実、黒果実、インクなど。中程度の重み。
 味は甘味がしっかりと強く、酸はまろやか。タンニンはなめらか。 とても果実味豊かな味わいである。

 日常酒だが、欠点が少なく、安心して飲める。 飲み飽きしない。さすがである。
評定: B 価格 1,180円(本体価格1,124円+消費税56円) 購入店: ライフ(スーパー)
2011年3月7日 ROUGE
RIOJA / FAUSTINO RIVERO ULECIA
リオハ / ファウスティーノ・リヴェーロ・ウレシア
VINTAGE: 2008
Faustino Rivero Urecia Rioja 08 SPAIN
スペイン
地方: RIOJA
リオハ
地区:
 
DOC: RIOJA
リオハ
生産者: FAUSTINO RIVERO URECIA 輸入者: (株)成城石井
review
 スペイン続きである。
 リオハはスペインを代表する高級産地であることは間違いないが、 その品質はピンキリであることもまた事実。
 これは、デイリー価格帯のお手軽リオハであるから、中身はあまり期待できない。

 色は淡いルビー。この外観からして、あまり重たいものを想像できない。
 香りを嗅ぐと、まず甘い樽香がある。その他にはインク、血(鉄分)、火薬など。 インパクトが強く、なかなか高級そう。
 味は甘味が強いが、ボディの厚みはあまり感じない。 酸も強いが、タンニンはマイルド。 香りの印象以上にスリムな骨格。

 やはり値段は正直。リオハと思って飲まなければ、幻滅はしない。
評定: C- 価格 1,290円(本体価格1,229円+消費税61円) 購入店: 成城石井梅田店(大阪市北区)
2011年3月8日 ROUGE
CHÂTEAU VIEUX FOUQUET / BORDEAUX
シャトー・ヴュー・フーケ / ボルドー
VINTAGE: 2007
Vieux Fouquet 07 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. VIEUX FOUQUET (PALLARUELLO & FILS) 輸入者: (株)成城石井
review
 手軽に入手できる、ACボルドーのハーフを。

 色は深いガーネット。かなり黒みが強い。
 香りは甘いチョコレート、キャラメル、土。かなりマイルドな感じ。
 味も甘味がとろっとした感じで、やさしいアタック。ただ、タンニンがしっかりとあり、 口中に引っかかる。酸は穏やかである。

 高級感はないが、安ワインとしては面白いキャラクター。
評定: C+ 価格 ハーフ890円(フルボトル換算1,780円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2011年3月12日 CIDRE
CIDRE 紅玉リンゴ <限定醸造> / NIKKA
シードル こうぎょくりんご <げんていじょうぞう> / ニッカ
VINTAGE: N.V.
NIKKA CIDRE 紅玉リンゴ JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 3月8日発売のニッカシードル「紅玉リンゴ」。毎年この時期に出るもので、もうおなじみだが、 今年も買ってきた。

 色は淡いゴールド。 香りはシャープ。とても酸っぱそうなりんご香。青臭い感じがある。
 口当たりは、香りの印象以上に、実に酸味が強い。こんなに酸っぱかったか? と思えるくらい。甘味はほのかで、後味もキリッとしている。
 アルコール分3%。原材料:リンゴ、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 爽やかで甘酸っぱい味わいが特徴の「紅玉(こうぎょく)リンゴ」で 特別に醸造しました。糖分・香料・着色料を一切加えない、 リンゴ100%のスパークリングワインです。
 気のせいか、今年は例年以上に一層シャープであるように思う。この製品の特徴が良く出た、 秀逸な出来映えである。
評定: AA 価格 180ml入り284円 購入店: ampm
2011年3月14日 BLANC
CHÂTEAU MERCIAN 甲州きいろ香 / メルシャン勝沼ワイナリー
シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 / メルシャン勝沼ワイナリー
VINTAGE: 2009
メルシャン甲州きいろ香05 JAPAN
日本
地方: 山梨県
山梨県
地区: 甲州市勝沼町
甲州市勝沼町
AOC:
 
生産者: メルシャン(株) 輸入者: 
review
 以前に飲んで、とても素晴らしかった記憶のあるメルシャン「甲州きいろ香」。
 実はこれ、昨年末に入手し、お正月にでも飲もうと思っていたものだが、ここまで開けずにきた。

 色はごく淡いイエローグリーン。
 香りはレモン、白い花、はっさくなどの柑橘香。あまり「きいろ」という感じではないが、 若干カスタードのような香りがあり、そこが黄色っぽいともいえる。また、どこか、たくあんみたいな 匂いを感じるのも、このワインの特徴である。
 味はグレープフルーツ的な酸のアタックがあるが、鋭いだけではない。 ミネラル分が豊富で、その旨味の余韻も長い。
 裏ラベルに、次のような説明がある。
 日本固有のぶどう品種「甲州」の隠れた香りのポテンシャルを、ワインの香りの世界的権威であるボルドー大学 デュブルデュー研究室とのプロジェクトにより引き出した、まったく新しいスタイルの甲州ワインです。 その溢れる柑橘果実様の香りとフレッシュな酸とのハーモニーをお楽しみください。このワインの誕生にあたり 技術指導をいただいた同研究室の富永敬俊博士の著書「きいろの香り」に登場する「きいろ」という 名の青い鳥をラベルに描き、未来の甲州ワインの香りの象徴としました。
 昔最初に飲んだときのインパクトが強すぎたのか、今回はあまり感動はなかった。 とはいえ、素晴らしい内容であることに変わりはない。
評定: A 価格 2,580円(本体価格2,458円+消費税122円) 購入店: 千里大丸プラザ(大阪府豊中市)
2011年3月15日 ROUGE
EMILIO MERLOT / BORDEAUX
エミリオ メルロー / ボルドー
VINTAGE: 2008
Emilio Merlot 08 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: UNION DE PRODUCTEURS DE ST.EMILION 輸入者: (株)成城石井
review
 パッと見た感じでは、イタリアか?スペインか?とも思う面構えだが、 れっきとしたボルドーである。
 サンテミリオン生産者組合による「エミリオ」という銘柄。

 色は青紫といった風情で、若そうである。
 一方、香りはジューシーな赤果実が中心にあるものの、黒豆や乾いた土の印象も。
 味は甘味に力がなく、線が細い。酸も控えめなので、全体的に弱い。ただ、タンニン分はきちんと感じる。 上品な味わい。

 エチケット(ラベル)の陽気さに比べ、内容は大人しく、力の抜けた品の良さを感じた。
評定: B 価格 ハーフ990円(フルボトル換算1,980円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)
2011年3月21日 ROUGE
GINESTET / BORDEAUX
ジネステ / ボルドー
VINTAGE: 2007
Ginestet 07 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: GINESTET 輸入者: アサヒビール(株)
review
 スーパーで買ったお手軽ボルドー。ハーフだが、なんと500円台。
 もちろんそんなに期待はせずに臨む。

 色はごく淡く、赤味が強い。
 香りは土、ピーマンのような青臭さなど。黒果実の雰囲気もあるが、それほど強くない。
 味は苦味が強く、引き締まっており、線は細め。 酸がまろやかで、タンニンはなめらか。ほどほどのバランス。

 これがハーフで1000円近かったら残念無念だが、この値段だから致し方なし。 日常酒としては、こんなものでしょう。もうちょっと頑張って欲しい気もするが。
評定: C- 価格 ハーフ598円(フルボトル換算1,196円) 購入店: KOHYO(スーパー)
2011年3月24日 BLANC
KANGA WINE WHITE / BAROKES
カンガ・ワイン ホワイト / バロークス
VINTAGE: N.V.
Kanga Wine White AUSTRALIA
オーストラリア
地方:
 
地区:
 

 
生産者: BAROKES 輸入者: 日本酒類販売(株)
review
 スーパーでみつけた、お手軽缶入りワイン。
 実は知らずに買ったのだが、当日記でこれまで各種取り上げている オーストラリアのBAROKES(バロークス)がつくっているもので、 おそらく新製品(あるいは、新たに輸入されるようになったもの)なのだろう。

 色はやや黄色みが強く、淡いゴールドといった感じ。
 香りに若干のフリンティさがあるが、柑橘香は穏やかで凡庸。わずかに酢酸のような匂いが感じられる。
 口当たりはやさしいものの、香りの中に感じた火薬のようなインパクトが口中にも広がって、 味わいのだらだら感を、少し引き締めてくれる。甘味は強くなく、線が細いが、グレープフルーツのような 苦味を伴う余韻が残る。

 飲みきりサイズ(250ml)なので、ボトルのように残ったものの酸化を気にすることもなく、 いつでも最適な状態で飲める。それでいて、品質も決して侮れない。 日常酒として、十分すぎる内容である。
評定: B 価格 250ml入り328円(フルボトル換算984円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2011年3月25日 ROSE
太陽の恵みのワイン キャン [スパークリング] ロゼ / SUNTORY
たいようのめぐみのわいん きゃん [すぱーくりんぐ] ろぜ / さんとりー
VINTAGE: N.V.
サントリー 太陽の恵みのワインキャン スパークリング JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
製造者: サントリー酒類(株) 販売者: サントリーワインインターナショナル(株)
review
 昨日から缶入りワインが続く。
 この製品、昨年の7月にコンビニで偶然発見し、レビューしたのだが、 その時点では、発売情報をつかんでいなかった。
 今回、3月15日に全国発売ということで、サントリー社のサイトでも事前告知があった。 昨年はコンビニ限定だったが、今回は販路限定しないとのこと。
 改めて掲載することにした。

 グラスに注いだ外観は、ごく淡いピンク。桜色といってもいい。
 香りを嗅いだ瞬間、意外にもしっかりとワインらしいので驚く。フルーティで、酸が強そうである。 ロゼというより、白ワイン的。
 口当たりはほんのりと甘いが、いちごのような酸も強い。 炭酸も強く、ピリピリとした口当たり。

 缶チューハイに比べれば少々お高いが、ワインとしては安い部類。 本格的ではないにせよ、気軽に買えるわりには、中身は悪くない。
 ちなみに前回の評定は"C-"だったが、今回思い直して、"C"としたい。
評定: C 価格 250ml入り250円(フルボトル換算750円) 購入店: セブンイレブン

本日までで・・・今月合計10本/今年合計27本/当日記累計1323本
今月のワイン投資額・・・8,888円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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