利酒日記 kikizakenikki

2013年7月


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2013年7月4日 SPARKLING
甲州 酵母の泡 BRUT / マンズワイン
コウシュウ こうぼのあわ ブリュット / マンズワイン
VINTAGE: N.V.
FRANCE
日本
地方: 山梨県
山梨県
地区:
 
AOC:
 
生産者: マンズワイン(株) 輸入者:
review
 山梨県産甲州種100%を用い、キューヴ・クローズ法という製法でつくったスパークリング。 製造者は大手マンズワインだ。 

 外観はほぼ透明。泡はきめ細かいが、シャンパーニュのようにきれいに持続はしない。
 和梨や少し甘いバナナなどのフルーツ香があり、酵母臭はあまりしない。
 口当たりはキリッと辛く、BRUT の名のとおり。 ただ、非常に単調であり、旨みや奥行きに乏しい。

 裏ラベルには、次の説明が書かれている。
 山梨県産甲州種100%使用の本格的な味わいの辛口スパークリングワインです。耐圧タンク内でじっくりと 二次醗酵させる「キューヴ・クローズ方式」で造り上げました。 甲州種の上品な風味と酵母が造り出したきめの細やかな泡を料理と共にお楽しみください。
 甲州種はもともと深みを出すのが難しい品種なので、どうしてもさらっとした味わいになってしまう。 二次醗酵で厚みが出ているかというと、やはり伝統的製法(瓶内二次醗酵)とは違い、 あっさりとした仕上がりになっている。まあ、値段が値段だから仕方ないところだが。
評定: C- 価格 1,490円(本体価格1,419円+消費税71円) 購入店: 関西スーパー(スーパー)
2013年7月11日 ROUGE 
ANAKENA CABERNET SAUVIGNON / CENTRAL VALLEY
アナケナ カベルネ・ソーヴィニヨン / セントラル・ヴァレー
VINTAGE: 2012
Anakena Cabernet Sauvignon 12 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
生産者: ANAKENA 輸入者: アグリ(株)
review
 チリの旨安wineとして有名なアナケナ。 これまで何本か飲んでいるが、これは2012年のカベルネ。

 色はやや黒みが強いが、そんなに深くはないガーネット色。
 香りは黒果実、薬草、タンスのような古い木など。 やや単調。
 味は酸のアタックが強く、鋭い。適度にジューシーだが、 タンニン分はやや粗く、またアルコール感がホット。

 3ケタ(1000円未満)とは思えない出来映え。もちろん複雑みなどはないが、 簡単にスーパーで入手できるものとしては、申し分ない。
評定: A- 価格 898円(本体価格856円+消費税42円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2013年7月13日 ROSE SPARKLING
SUNRISE SPARKLING ROSE / CONCHA Y TORO
サンライズ・スパークリング ロゼ / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: N.V.
Concha y Toro Sunrise Sparkling Rose CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 チリのコンチャイトロがつくるスパークリングロゼ。ハーフボトルである。
 以前にも取り上げており、ノンヴィンテージなので大きな違いはないだろうとは思うけれど、 一応レビューしておこう。

 グラスに注いだ外観は、暗いピンク色。ざくろっぽい感じ。
 香りはほんのり甘い赤ベリーやトマト。ビニールのような匂いが強く、フルーティさは弱い。
 口当たりは酸のアタックがシャープ。ドライな味わい。 コクがスパッと取られた感じで旨み要素は弱い。酵母臭などももちろんない。

 スーパーで買って気軽に飲めるスパークリングロゼだが、ドライなだけで取り柄はない。
評定: C- 価格 ハーフ698円(フルボトル換算1,396円) 購入店: グルメシティ(スーパー)
2013年7月19日 ROUGE
JULES LEBÈGUE (7 PREMIUM AC BORDEAUX) / BORDEAUX
ジュール・ルベーグ(セブン・プレミアム ACボルドー) / ボルドー
VINTAGE: 2010
Jules Lebegue Bordeaux 12 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: JULES LEBEGUE 輸入者: メルシャン(株)
review
 コンビニのセブンイレブンで売られている安wine。
 同社P.B.である「セブンプレミアム」として発売されているものだが、 れっきとしたACボルドーらしい。

 色はきれいなガーネット色。エッジはややピンクで、若々しい。
 香りは皮革、土、ややカビっぽい材木のような匂いなど、 落ち着きがあって不思議にクラシカルな印象。
 味は酸のアタックが強く、まるで柑橘的な酸味を感じ、 一方ボディはかなり薄っぺらく、重みはない。タンニン分はしっかりしている。 華やかさには欠け、やや土臭い余韻が残る。

 色を見て、香りを嗅いだ時、かなり期待したのだが、やはり値段は正直である。
評定: C+ 価格 798円(本体価格760円+消費税38円) 購入店: セブンイレブン(コンビニ)
2013年7月27日 BLANC
CHÂTEAU GUICHOT / BORDEAUX
シャトー・ギショ / ボルドー
VINTAGE: 2011
Ch.Guichot 11 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOC: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. GUICHOT 輸入者: 東京ヨーロッパ貿易(株)、販売者:(株)成城石井
review
 以前、2010VT を飲んでいるACボルドーのCh.ギショ白。今日は2011VTだ。

 外観は濃いめのイエローグリーン。
 香りは熟したりんご、はちみつ、青草、ナッツ。どこか熟成感のようなものがある。 若いのにこの熟成感は、もしかすると保管中に「ちょうどいい具合に」熱に当たっているのか。
 口当たりはレモンのようにキュッと収斂性ある酸が特徴。 蜜の甘さと、アーモンド、干しぶどうの香味。かすかにひねた感じ。 真夏の草原のような雰囲気が少し。

 たまたま絶妙な熟し加減だったのか。面白いバランス。
評定: B 価格 1,390円(本体価格1,324円+消費税66円) 購入店: 成城石井阪急三番街店(大阪市北区)

本日までで・・・今月合計5本/今年合計38本/当日記累計1486本
今月のワイン投資額・・・5,274円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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