利酒日記 kikizakenikki

2014年2月


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2014年2月5日 ROUGE
CHASSAGNE-MONTRACHET VIEILLES VIGNES / JEAN CLAUDE BACHELET ET FILS
シャサーニュ・モンラッシェ ヴィエイユ・ヴィーニュ / ジャン・クロード・バシュレ・エ・フィス
VINTAGE: 2009
Jean Claude Bachelet Chassagne Montrachet 09 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: COTE DE BEAUNE
コート・ド・ボーヌ
AOC: CHASSAGNE-MONTRACHET
シャサーニュ・モンラッシェ
生産者: JEAN CLAUDE BACHELET ET FILS 輸入者: (株)飯田
review
 当サイトでは久々のブルゴーニュ。
 デパートで「お買い得品」の札がついていたため、慌てて購入した。

 グラスに注いだ外観は、やや黒っぽいルビー色。 足は極めて長い。
 香りはピノによくある赤果実、皮革などのほか、深いバニラ香がある。 適度に熟成しているようだ。
 味も香りの印象どおり、樽の甘いバニラ香が鼻孔から抜け、たっぷりとコク深い味わい。 落ち着いた果実味がある。
 タンニンは既にこなれていて、しなやかで女性的。 飲み込んだ後の余韻にも濃いバニラのニュアンスが強い。

 凝縮感は今ひとつだが、このクラスなら致し方ない。 たまに飲むブルゴーニュはやっぱりすごいと、十分に実感。
 どこが「お買い得品」なのかわからないが、ラベルがずれているからかもしれない。 汚れているわけではないし、ラベルがずれている程度で安いのなら大歓迎。
 中身はどうかな?と疑心暗鬼だったが、明らかにお買い得であった。まあ、 庶民が毎日飲めるようなものでもないが。
評定: B 価格 3,045円(本体価格2,900円+消費税145円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2014年2月22日 BLANC
CASA SUBERCASEAUX CHARDONNAY
カーサ・スベルカソー シャルドネ
VINTAGE:2013
Casa Subercaseaux Chardonnay 13 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 今月に入ってなんとまだ1本しか取り上げていなかった。 もう22日というのに。これが2本目だ。
 実は飲んでいないのではなく、アップしていないだけなのだ。 ということで、少し前に飲んだこちらを。
 LAWSONで売られている格安チリだが、2011ヴィンテージ を以前に掲載している。

 色はしっかりめのレモンイエロー。
 香りはパインのような甘酸っぱさが中心で、非常に果実味豊かな味わいが想像されるが、 やや凡庸。
 味も香りの印象どおり甘酸っぱい。パイン的な果汁感。 そこに、カスタードのような甘さがある。ジューシーだが、ややぼけた感じも。

 少々辛口にコメントしてしまったが、欠点は少なく、気軽に美味しく飲める。 値段を考えれば驚異的。
評定: C+ 価格 500円(本体価格477円+消費税23円) 購入店: LAWSON
2014年2月23日 ROUGE
CASA SUBERCASEAUX MERLOT
カーサ・スベルカソー メルロー
VINTAGE:2013
Casa Subercaseaux Merlot 13 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 コンビニLAWSONで売られている500円チリwine。
 昨日白の シャルドネを 掲載したが、 今日は赤のメルローを。

 色は黒とも言えるほどしっかりと深い。
 香りは土、黒果実、煎じ薬、皮革など。わりと色んな香りがするのだが、 深みはなく、べたっとした感じ。
 口に含むと、漢方薬のようなニュアンスが強く、タンニンはざらついて粉っぽい。 少しチョコのようなニュアンスがありながら、甘さはそれほどでもなく、 酸が勝っている。粗いと思ったタンニンも、 後味にはそんなに残らず、ほろっとした柔らかさになる。

 もちろん複雑さは望むべくもないが、500円では考えられない内容。 もしブラインドで飲んだならば、1200円くらいと答える。
 以前に 2011ヴィンテージ を飲んでいるが、 年ごとの違いはほとんどないようだ。
評定: B 価格 500円(本体価格477円+消費税23円) 購入店: LAWSON
2014年2月25日 ROUGE
ESPIRITU DE CHILE CABERNET SAUVIGNON GRAN RESERVA / VALLE DE CURICO
エスピリトゥ・デ・チリ カベルネ・ソーヴィニヨン グラン・レゼルヴァ / ヴァレ・デ・クリコ
VINTAGE:2011
Espiritu de Chile Cabernet Sauvignon Gran Reserva 11 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区: CURICO VALLEY
クリコ・ヴァレー
DO: CURICO VALLEY
クリコ・ヴァレー
生産者: ESPIRITU DE CHILE 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 ディスカウント酒店で何気なく発見し、 これはイケるのではないかと直感して購入。
 直感もさることながら、CURICO VALLEYのカベルネには これまで良い印象があるのだ。

 色はかなり深いガーネット。チリカベらしく、グラスの向こう側は見えない。
 まず、香りのインパクトがすごい。黒果実、土(トリュフのような)、皮革、ほんのりとバニラ香があり、 安ワインとは思えないほどの複雑さ。
 口に含むと、ガシッとしたタンニンがまず押し寄せてくるが、 それは頑丈ではなく、ほろっと崩れて滑らかな舌触りに変わる。
 味は酸が鋭く、最初はシャープな印象なのだが、 すぐに甘味が広がり、コク深い旨みがある。 トリュフっぽい余韻が長く続く。

 期待していたとおり、いや、期待以上の充実感があった。 これで1000円未満とは、にわかに信じがたい。他品種もぜひ試してみたい。
評定: AA 価格 980円(本体価格934円+消費税46円) 購入店: スピード(DS)

本日までで・・・今月合計4本/今年合計11本/当日記累計1522本
今月のワイン投資額・・・5,025円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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