利酒日記　2015/04

利酒日記　kikizakenikki

2015年4月

2015年4月2日　ROUGE ALBORADA CABERNET SAUVIGNON "Family Mart Collection" / MAULE VALLEY アルボラダ　カベルネ・ソーヴィニヨン　"ファミリーマートコレクション" / マウレ・ヴァレー				VINTAGE： 2013
	CHILE チリ	地方： MAULE VALLEY マウレ・ヴァレー	地区：	DO： MAULE VALLEY マウレ・ヴァレー
	生産者： VINA EL AROMO		輸入者：ワールドリカープランニング(株)
	最近購入することが多い、コンビニワイン。　これはファミリーマートのP.B.である Family Mart Collection の1商品で、チリ産のカベルネである。　外観は青みの強い深い紫色で、均一であり、ぶどうジュースみたいである。　香りは黒鉛、インク、タバコなどのほか、若干の鉄っぽさもあり、べたっと地味な印象で、あまり果実らしさを感じない。　味は皮革、しょうゆのほか、黒ベリーが若干。やはり地味。タンニンはガシッとパワフルで、酸もしっかり生きているのが救い。　普段の食事（たとえば煮込みハンバーグやビーフシチュー）に気軽にあわせるのにはいい。まあ、値段には見合っている。この春の我が家の出来事
評定： C+	680円（本体価格630円＋消費税50円）		購入店： Family Mart（コンビニ）
2015年4月17日　ROUGE ALPACA CABERNET SAUVIGNON MERLOT / VALLE CENTRAL アルパカ　カベルネ・ソーヴィニヨンメルロー / ヴァレ・セントラル				VINTAGE： 2014
	CHILE チリ	地方： CENTRAL VALLEY セントラル・ヴァレー	地区：	DO： VALLE CENTRAL ヴァレ・セントラル
	生産者： SANTA HELENA		輸入者：アサヒビール(株)
	最近、スーパーのワイン売場などで急速にその存在感を高めているチリの「アルパカ」。　以前、2013年を飲み、掲載しているが、 2014年が売られているのを発見したので、買ってみた。　色は濃厚なグレープジュースのように、しっかりと濃い青紫。縁まで均一。　香りはインク、黒果実、膏薬、蒸かし芋など。べたっと単調で、濃い。　味は意外にも酸が鋭く、その点ではシャープな印象がある。タンニンが力強く、ガシッと筋肉質。甘味はそんなに強くはなく、香りに感じた単調さ、重たさに比べると、適度なデリカシーというか、繊細さを持ち合わせている。　このワインの長所は「わかりやすさ」なのだが、垢抜けない田舎くささ（そこが親しみやすさの源泉なのであるが）に、少しだけ気取ったお化粧がされている印象だ。　とはいえ、値段以上の中身なので、買って損はない。本日の時事ネタコラムは、こちら
評定： B	626円（本体価格580円＋消費税46円）		購入店：グルメシティ（スーパー）
2015年4月20日　BLANC CUVEÉ DE MALLY BLANC "Family Mart Collection" / VIN DE FRANCE キュヴェ・ド・マリー　ブラン "ファミリーマートコレクション" / ヴァン・ド・フランス				VINTAGE： N.V.
	FRANCE フランス	地方：	地区：	VIN DE FRANCE ヴァン・ド・フランス
	生産者： VINS DU LITTORAL		輸入者：メルシャン(株)、販売者：（株）ファミリーマート
	ファミマP.B.の"ファミリーマートコレクション" として出されている「キュヴェ・ド・マリー」。メルシャンとの共同開発で生まれたものである。　先月、赤のほうを飲んでいるが、今日はもう一方の白を取り上げたい。　外観はごく淡い麦わら色。　香りは青草とグレープフルーツが強く、そこにころっと甘いマスカットやキャンディなど。ソーヴィニヨンが主体でセミヨンも使われているのだろうか。　口に入れると、香りに感じた印象とはかなり異なり、リースリングに特徴的な石油やジッポオイルのような、風味が強い。そこにレモンのようなシャープな酸が寄り添い、キリッとした味わいとなっている。　等級から、使われている品種（セパージュ）はわからないのだが、かなり複雑さを感じる。もちろんこの値段だからコクは乏しく、さらっとした飲み口だが、香味の複雑さだけでも非常に面白いワイン。本日の時事ネタコラムは、こちら
評定： B	615円（本体価格570円＋消費税45円）		購入店： Family Mart（コンビニ）
2015年4月27日　BLANC TAMBA WINE CHARDONNAY / 丹波ワインタンバワイン　シャルドネ / タンバワイン				VINTAGE： 2013
	JAPAN 日本	地方：京都府京都府	地区：	AOC：
	生産者：丹波ワイン（株）		輸入者：
	京都でつくられている丹波ワインの「シャルドネ」。　グラスに注いだ外観は、ごく淡い麦わら色。シャルドネと思えば薄いが、日本で育ったシャルドネと思えばまさにそれらしい。　香りは、レモンのような鋭い柑橘香が強く、そこに若干青草が加わる。　味は苦味、きりりとした酸味がまず感じられるが、適度なオイリーさも持ち合わせている。全体的にはさらりとスリムな印象であり、日本のワインらしい繊細さに満ちている。　裏ラベルには、次のような説明がある。　播磨産シャルドネ種を100%使用し、じっくりと低温醗酵させています。切れのよい軽快な酸味と心地よいボディ感を備え、柑橘系の爽やかな香りが特徴です。魚介類全般や柑橘系のソースを使った料理に相乗します。　「心地よいボディ感」とは、うまく言ったものである。つまり、しっかりとしたボディ感（コク）はないものの、国産らしいスリムなスタイルが魅力。ただ、「スリムできれいですね」というしか、他に褒める点が無いのも事実。本日の時事ネタコラムは、こちら
評定： C+	ハーフ840円（フルボトル換算1,680円）		購入店：やまや小曽根店（大阪府豊中市）
2015年4月29日　ROUGE ALPACA CARMENÈRE / VALLE CENTRAL アルパカ　カルメネール / ヴァレ・セントラル				VINTAGE： 2014
	CHILE チリ	地方： CENTRAL VALLEY セントラル・ヴァレー	地区：	DO： VALLE CENTRAL ヴァレ・セントラル
	生産者： SANTA HELENA		輸入者：アサヒビール(株)
	先日、カベルネ・メルロー 2014年を飲んだチリのアルパカ。今日は、同じ2014年の「カルメネール」を飲みたい。　色は深い青紫。グラスの縁まで均一で、若々しい感じ。　香りは、深い黒果実、土。単調だが、いかにも濃そうな香り。　味は甘味が強く、タンニンもパワフル。皮革のようなニュアンスが強く、そこに黒コショウのようなスパーシーさも加わる。たっぷり感があって、わかりやすいワイン。　昨秋に同じカルメネールの 2013年ヴィンテージを飲んでいるが、その時私はAAという極めて高い評価をつけた。香りに複雑さがあり、圧倒的な味わいのパワフルさが実にチリらしいものだったからだが、今日飲んだ 2014年ものについては、そこまでの複雑さを感じなかった。やはり、ヴィンテージ（収穫年）の違いだろうか。
評定： B	626円（本体価格580円＋消費税46円）		購入店：グルメシティ（スーパー）

本日までで・・・今月合計５本／今年合計２０本／当日記累計１６２０本
今月のワイン投資額・・・3,387円（本日まで）

[当日記における評価基準]

　絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがＣ。同様に5,000円のwineなら、ちょうど5,000円の価値あるものがＣです。

　Ａ＝特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。（とってもお買得）
　Ｂ＝非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。（お買得）
　Ｃ＝概ね価格に見合ったクオリティ。（価格相当）
　Ｄ＝凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。（少しもの足りない）
　Ｅ＝価格に比し、著しく劣るクオリティ。（買い損）

　なお、各ランクよりやや上回るものに＋、やや下回るものに－を付けています。例えばＣ＋とは、若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはＡＡランクを付与しています。

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