2015年12月6日　ROUGE CLARENDELLE ROUGE / BORDEAUX クラランドル　ルージュ / ボルドー				VINTAGE： 2011
	FRANCE フランス	地方： BORDEAUX ボルドー	地区：	AOP： BORDEAUX ボルドー
	生産者： CLARENCE DILLON WINES		輸入者：エノテカ(株)
	５大シャトーの１つ Ch.オー・ブリオン の生産者一族がつくる CLARENDELLE というカジュアルワイン。 そのハーフを入手した。 　ラベルにも "INSPIRED BY HAUT-BRION" なんて文字がある。 　色はやや淡いガーネットで若いが、ボルドーらしい。 　香りは黒果実や煮詰めた黒豆など、凝縮感があり、 さらにバニラの深い甘さが満載。この香りだけでも、かなりの高級感があって、驚きである。 　味はチョコのような深い甘さと、メルローらしい皮革や黒ベリー系の味わいが中心。 タンニンはしっかりとあるが、なめらかな舌触り。 余韻の長さ、深さはなかなかのもの。 　かなり期待をして臨んだが、その期待を大きく上回る実力。 こんなに安くていいのか？と素直に感じた。
評定： AA+	ハーフ1,728円（フルボトル換算3,456円）		購入店： the Pantry ルクア大阪店（大阪市北区）
2015年12月8日　SPARKLING JAUME SERRA BRUT NATURE / CAVA ハウメ・セラ　ブリュット・ナチュレ / カヴァ				VINTAGE： N.V.
	SPAIN スペイン	地方：	地区：	DO： CAVA カヴァ
	生産者：JAUME SERRA		輸入者： コルドンヴェール(株)
	ハーフで537円という、実にお手頃なCAVAを入手。 これでおいしければ儲けものである。 　外観は淡い麦わら色。 きめ細かい気泡が立ち上って、持続する。 　香りは、CAVAらしくしっかりと酵母臭がある。 はちみつのような甘さ、グレープフルーツのような果実香、白い花の香りなど、複雑さがある。 　味はBRUTらしく、きりっと辛口。少し漬け物のような熟成感がある。 じんわりとしたアミノ酸系の旨みがあるが、コクやボディの厚みは今ひとつ。 だが、値段を考えるとこれで十分、いや、立派である。 　期待せず臨んだが、日々の晩酌には十分すぎる。
評定： B	ハーフ537円（フルボトル換算1,074円）		購入店： 酒の楽市南吹田店（大阪府吹田市）
2015年12月13日　ROUGE BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU "ROCHEMURE" / JEAN-CHARLES PIVOT ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー "ロシュミュール" / ジャン・シャルル・ピヴォ				VINTAGE：2015
	FRANCE フランス	地方： BOUROGOGNE ブルゴーニュ	地区： BEAUJOLAIS ボージョレ	AOP： BEAUJOLAIS-VILLAGES ボージョレ・ヴィラージュ
	生産者： JEAN-CHARLES PIVOT		輸入者： 合同酒精（株）
	本年のヌーヴォー５本目。 　売場で「これは個性的で面白いので、はまる人ははまるかもしれない」 と勧められ、だまされたと思って購入した１本。 　グラスに注いだ液色は、深いすみれ色。エッジは青紫。 　香りは、新酒らしい蒸しバナナ（今年これまで飲んだ新酒では、ほとんど感じなかった）や、 蒸かし芋のような香り。ほっこりと甘そう。 　味は甘みがたっぷりと、果実味にあふれている。 タンニンはしっかりめ。鉛筆のようなニュアンスあり。酸は穏やかで真ん中のボリュームがある。 　もっと破天荒なものを想像していたが、意外にもバランスが良く、そんなに面白いというほどではなかった。 しっかりとしたボディ感と、ほどほどのフレッシュさが調和した新酒だ。
評定： A	2,700円（本体価格2,500円＋消費税200円）		購入店： 阪神百貨店本店（大阪市北区）
2015年12月23日　BLANC ECO BALANCE CHARDONNAY / VALLE CASABLANCA エコ・バランス　シャルドネ / ヴァレ・カサブランカ				VINTAGE： 2014
	CHILE チリ	地方： CASABLANCA VALLEY カサブランカ・ヴァレー	地区：	DO： VALLE CASABLANCA ヴァレ・カサブランカ
	生産者： EMILIANA		輸入者： ワイン・イン・スタイル(株)
	最近、スーパーのワイン売場は、手頃な値段のデイリーワインがかなり充実してきている。 それこそ1000円未満でもデイリーなら十分といえる品質のものも増えた中、 ジャスト1000円というのは「ちょっと高い」とすら感じてしまうくらいである。 　ということで、今日は税別ジャスト1000円のチリ・シャルドネを飲む。 　外観は淡いレモン色。 　香りははちみつの甘さ、オレンジなどの柑橘香のほか、若干のハーブっぽさ。 　味は酸に尖りがなく非常にスムーズなタッチ。甘味にボリュームがあり、 軽い苦味を伴う。少し炭酸のようなピリッとした感じがある。 　ストレスの弱い口当たりで、のびやか。マスカットのような甘さの余韻が残る。 　適度なふくよかさを持ったやさしい味わい。 1000円ワインとしては合格。
評定： B	1,080円（本体価格1,000円＋消費税80円）		購入店： ダイエー（スーパー）
2015年12月24日　BLANC DOUX CHATEAU RIEUSSEC　[1er GRAND CRU CLASSE] / SAUTERNES シャトー・リューセック　[プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ] / ソーテルヌ				VINTAGE： 2003
	FRANCE フランス	地方： BORDEAUX ボルドー	地区： SAUTERNES ソーテルヌ	AOC： SAUTERNES ソーテルヌ
	生産者： CH. RIEUSSEC		輸入者： (株)ファインズ
	いったいいつ買ったのか、自分でもわからないくらい、長らく冷蔵庫に保管してあった。 ソーテルヌ特別１級 Ch.リューセックのハーフ。 　我が家には小さなセラーがあるが、このボトルはセラーには入れずに、ずっと冷蔵庫に立ててあった。 そんなに長い間保管するつもりはなかったからである。 　ところが、存在そのものを忘れてしまっていた。いつから冷蔵庫に入れてあったのか。 それは、当サイト内を確認すればわかる。このワインは、2002年ビンテージのハーフと同時購入したもので、 その02ヴィンテージを飲んだのが、なんと2008年2月。 つまり、7年10ヶ月の長きにわたり、 冷蔵庫内という乾燥した環境内に放置されていたことになる。 　どんなふうに味が変わっているのか、興味深く臨んだ。 　外観は深い飴色。かなり熟成が進んでいることが分かる。 　香りは、紹興酒のような熟成感の中に、栗の甘露煮のような甘さ、 アプリコット的な甘いフルーツ香もわずかに。 　味はこってりとした甘さに、漬け物のような発酵食品的な熟成感が加わる。 貴腐特有のセメダインみたいなスゥーっとした風味があり、 過酷な環境で生きてきたわりには、若々しさもわずかに残している。 　今日はクリスマスイヴということで、夫婦二人だけの我が家は小さなケーキを買ってきて、夕食後に食べた。 そのお供として、このワインを開けたわけだが、いちごの甘酸っぱさと生クリームの濃厚さに負けないくらいの パワーがあった。 　昨日は近所のフレンチレストランで夫婦でクリスマスディナーと洒落込んだのだが、 こんなワインをレストランでオーダーしたら、いったいいくら取られるのか。 自宅で飲むからこそ、こんなワインを堪能できる。 　7年前のことで詳細な記録はないが、02ヴィンテージと同じ価格であったとすると、 ハーフボトルで当時の入手価格は4,480円。決して安くはないが、貴腐の有名銘柄としては、致し方ないだろう。 本日の時事ネタコラムは、こちら。
評定： B	推定購入価格4,480円		購入店： 7年前にネットにて購入

本日までで・・・今月合計５本／今年合計８６本／当日記累計１６８６本
今月のワイン投資額・・・10,525円（本日まで）