利酒日記 kikizakenikki

2016年04月


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2016年4月3日 ROUGE
CASILLERO DEL DIABLO PINOT NOIR / CONCHA Y TORO
カッシェロ・デル・ディアブロ ピノ・ノワール / コンチャ・イ・トロ
VINTAGE: 2014
Casillero del Diablo Pinot Noir 14 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: CONCHA Y TORO 輸入者: メルシャン(株)
review
 チリ大手、コンチャ・イ・トロがつくるカッシェロ・デル・ディアブロのシリーズ。
 これまでピノは取り上げていなかったので、つい先日近所のスーパーで買ってきた。

 外観は濃いめのルビー色。やや青っぽい色か。
 香りは苺ジャムのような濃密さに、ラズベリーのような甘酸っぱさ。 なかなか上品である。
 味は酸が鋭く立っている。タンニンは粗暴と言えるくらいに強く、引っかかる。 ホットなアルコール感があるが、ピノらしい可憐な甘酸っぱさもちゃんとある。

 もちろん本場ブルゴーニュのピノとはまったくキャラクターは異なるが、 ニューワールドらしさを持ったピノであり、高く評価できる。
評定: A+ 価格 1,490円(本体価格1,380円+消費税110円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2016年4月9日 BLANC
CLARENDELLE BLANC / BORDEAUX
クラランドル ブラン / ボルドー
VINTAGE: 2011
Clarendelle Blanc 11 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CLARENCE DILLON WINES 輸入者:エノテカ(株)
review
 5大シャトーの1つ Ch.オー・ブリオン の生産者一族がつくる CLARENDELLE というカジュアルワイン。 ラベルにも "INSPIRED BY HAUT-BRION" なんて文字がある。
 昨年12月に を飲み、そのコストパフォーマンスの高さに驚愕したが、 今日は白を飲む。

 色は輝きのあるイエローゴールド。 かなりしっかりと濃い印象。
 香りはレモンのような鋭い柑橘香に、パイン的な丸いトロピカルなニュアンスが混じる。 かなり陽気な雰囲気である。
 味はキリッとシャープな酸が立ち、力強さは今ひとつ。パインジュースや栗の甘露煮みたいな ほっこり甘い味わいで、ミネラル感は弱い。

 期待が大きすぎたのか、もっとテンションの高い味わいを想像していたが、 意外にも冗長。ブショネではないが、やや過熟の感じがあり、もしかすると保管状態が万全でなかった 可能性も否定できないが。
評定: C- 価格 ハーフ1,728円(フルボトル換算3,456円) 購入店: the Pantry ルクア大阪店(大阪市北区)
2016年4月15日 ROUGE
SANTA BY SANTA CAROLINA CARMENÈRE-PETIT VERDOT / SANTA CAROLINA
サンタ・バイ・サンタ・カロリーナ カルメネール・プチヴェルド / サンタ・カロリーナ
VINTAGE: 2015
Santa Carmenere Petit Verdot 15 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: VALLE CENTRAL
ヴァレ・セントラル
生産者: SANTA CAROLINA 輸入者: サントリーワインインターナショナル(株)
review
 チリ大手サンタ・カロリーナがつくるカジュアルライン SANTA は、これまで 赤の CABERNET SAUVIGNON-SYRAH と 白の SAUVIGNON BLANC-CHARDONNAY を飲んでいるが、 最近、この CARMENERE-PETIT VERDOT が多く出回っている。

 外観は極めて深い青紫。ぶどうジュースのように、非常に濃く、若い印象。
 香りはインクのようなニュアンスが強く、漢方薬、墨汁のほか、カシスっぽさも。
 味はチョコのような甘味が強い。さらにブルーベリージャムみたいな、煮詰めた感じの 果実の味わい。タンニンは非常に強烈。 押しは強いが、余韻は短い。

 若く、粗く、力強く、わかりやすいワイン。予想通りだが、期待以上ではない。
評定: C 価格 537円(本体価格498円+消費税39円) 購入店: 関西スーパー(スーパー)
2016年4月16日 ROUGE
GATO NEGRO CABERNET SAUVIGNON / CENTRAL VALLEY
ガトー・ネグロ カベルネ・ソーヴィニヨン / セントラル・ヴァレー
VINTAGE: 2015
Gato Negro Cabernet Sauvignon 15 CHILE
チリ
地方: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
地区:
 
DO: CENTRAL VALLEY
セントラル・ヴァレー
生産者: VINA SAN PEDRO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 2ヶ月ほど前に 2014年ヴィンテージ を飲んでいるチリSAN PEDRO社のつくる カジュアルワイン GATO NEGRO のカベルネ。その2015年ヴィンテージだ。

 外観は極めて濃い青紫。非常に若い見た目。
 香りは黒果実、皮革、バニラなど。深く重たいが、ややべたっと単調な印象。
 味は甘味が強く、タンニンも力強い。 それだけではなく、酸も立っているので、ただ大柄なだけのワインではない。 香りに感じたバニラの甘さ、皮革っぽい風味が口に広がる。

 やはり間違いのない内容。もちろん、安いということが前提だが、 パワフルでありながら、適度な品格を兼ね備えている。先日飲んだ2014ヴィンテージと比べても、 気高さが勝っているようだ。
評定: A+ 価格 645円(本体価格598円+消費税47円) 購入店: やまや小曽根店(大阪府豊中市)
2016年4月17日 BLANC DOUX 
PORTAL DEL ALTO LATE HARVEST MOSCATEL-VIOGNIER
ポルタル・デル・アルト レイト・ハーヴェスト モスカテル・ヴィオニエ
VINTAGE: 2012
Portal del Alto Late Harvest 12 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
生産者: PORTAL DEL ALTO 輸入者: コルドンヴェール(株)
review
 チリ PORTAL DEL ALTO の レイト・ハーヴェスト(遅摘み=甘口)。 ハーフボトルだが、細身で結構背は高い。

 外観は淡いイエロー。遅摘みだが、色はそんなに濃くない。
 香りはアプリコット、ピーチ、白い花など、かなり華やかで甘酸っぱそう。
 味はオレンジのような酸が立ち、爽やか。明るい甘味で、軽快。 最後までキュンとした酸が口に残る。

 フルーツ(いちご、オレンジ、グレープフルーツ、ぶどう、ももなど)がふんだんにのったケーキを 食べるために開けたが、非常によくマッチした。 貴腐ワインなどとは違って重厚さはないが、フルーティでキュートな味わいが魅力。
 なお、飲み干す前に写真を撮るのを忘れてしまい、空びん写真になってしまった。
評定: B 価格 ハーフ734円(フルボトル換算1,468円) 購入店: やまや小曽根店(大阪府豊中市)
2016年4月23日 BLANC
VIÑA MAIPO SAUVIGNON BLANC-CHARDONNAY
ヴィーニャ・マイポ ソーヴィニヨン・ブラン・シャルドネ
VINTAGE: 2014
Vina Maipo Sauvignon Blanc Chardonnay 14 CHILE
チリ
地方:
 
地区:
 
DO:
 
製造者: VINA MAIPO 輸入者: サントリーワインインターナショナル(株)
review
 近所のスーパーで購入した格安チリ。これまで赤は何度か飲んでいるが、 白は初めてである。

 外観はごく淡いイエロー。
 香りはクリームのような甘さや、パインのようなトロピカルな甘酸っぱさがあり、 分厚いがやや凡庸。
 味は甘味が強く、テンションが低く、ややだらっとした印象。 ミネラル感はほとんどない。飲み込んだ後に。グレープフルーツの皮のような苦味が若干残る。

 値段は安いが、その値段に見合う内容ですらないと感じた。 厳しい評価かもしれないが、今や普通に売っている1000円未満のチリの品質が平均的に向上している中で、 あえて選ぶ理由は見当たらない。
評定: D 価格 678円(本体価格628円+消費税50円) 購入店: グルメシティ(スーパー)

本日までで・・・今月合計6本/今年合計28本/当日記累計1714本
今月のワイン投資額・・・5,812円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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