利酒日記 kikizakenikki

2021年11月


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2021年11月1日 ROUGE
CHÂTEAU LAMOTHE CASTÉRA / BORDEAUX
シャトー・ラモット・カステラ / ボルドー
VINTAGE: 2019
Ch. Lamothe Castera 19 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. LAMOTHE CASTERA 輸入者: (株)ベルーナ
review
 通販のベルーナが運営している My Wine Clubというサイトで ボルドー10本10,978円のセットを購入した。 即ち、1本あたり1,097.8円。
 先月まで、12本セットを6月から5か月ほどかけ、ゆっくりペースで飲み進めてきたが、 それも終わったので、別セットを買ってみたのだ。
 前回、必ずしも満足のいく内容ではなかったが、その経験のみで判断を下すのは早計なので、 引き続き試してみようということである。
 まず1本目に飲むのは、CH.LAMOTHE CASTERA というACボルドーである。

 外観はやや暗いガーネット色。エッジはピンクからやや暗赤色へと傾きかけているような色。
 香りは土や黒果実に、ハッカのような匂いも感じられる。 かなり落ち着いた印象。
 味は酸のアタックに丸みがあって穏やかでやさしい。タンニンはしなやか。 赤ベリー系の果実味が若干あって、香りの印象よりは少し若い。 ボディの厚みはなく、さらっとした味わい。

 セパージュはカベルネソービニヨン80%、メルロー20%。
 単体での通常価格は1,628円とのこと。それを前提とすると、まずまずといったところか。
評定: C 価格 12本セット10,978円(1本あたり1,097.8円) 購入店: My Wine Club PayPayモール店
2021年11月11日 ROUGE
CHÂTEAU HAUT BELIAN CUVEÉ DE LA BUTTE / BORDEAUX
シャトー・オー・ベリアン キュヴェ・ド・ラ・ビュット / ボルドー
VINTAGE: 2019
Ch. Haut Belian 19 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: CH. HAUT BELIAN 輸入者: (株)ベルーナ
review
 通販のベルーナが運営している My Wine Clubというサイトから購入した ボルドー10本10,978円のセットの2本目。
 CH.HAUT BELIAN というACボルドーである。

 外観はしっかり深い暗赤色。エッジはピンク色。
 香りは黒果実、黒豆、土のほか、アクリルような匂いも。
 味は柑橘的な酸のアタックが強めで、甘酸っぱい。 タンニンはしっかりめで、やや固い印象なので、まだ開いていないのかもしれない。 いや、そもそもそんなにポテンシャルはないワインなのかもしれない。 閉じた味わい。こじんまりとまとまっている。

 セパージュはメルロー50%、カベルネソービニヨン40%、カベルネフラン10%。
 単体での通常価格は1,848円とのこと。それを前提とすると、かなり物足りない。 購入価格の1本あたり千円強という値段前提なら、こんなものだと思うが。
評定: D 価格 12本セット10,978円(1本あたり1,097.8円) 購入店: My Wine Club PayPayモール店
2021年11月14日 ROUGE
PRIEURÉ ST-FLAURENT / BORDEAUX
プリゥーレ・サン・フローラン / ボルドー
VINTAGE: 2018
Prieure St-Flaurent 19 FRANCE
フランス
地方: BORDEAUX
ボルドー
地区:
 
AOP: BORDEAUX
ボルドー
生産者: SVS 輸入者: (株)ベルーナ
review
 通販のベルーナが運営している My Wine Clubというサイトから購入した ボルドー10本10,978円のセットの3本目。
 PRIEURE ST-FLAURENT というACボルドーである。

 外観は暗いガーネット色。エッジもやや暗い赤。
 香りは赤果実のほか土などを感じ、落ち着いてはいるが、あまり深みは感じない。
 味はとにかく酸のアタックがシャープで、ジューシー。 赤果実的。甘味はほんのり。タンニンは柔らか。力強さはない。

 セパージュはメルロー70%、カベルネソービニヨン15%、カベルネフラン15%。
 単体での通常価格は1,958円とのこと。それを前提とすると、かなり物足りない。 購入価格の1本あたり千円強という値段前提なら、これで十分だが。
 テイスティングを終えたところで気づいた。これは、前回購入した12本セットにも入っていたのだ。 およそ3か月前 だったが、飲んだこと自体を忘れていた。
 どうやらこのベルーナさんのボルドーのセットには、どのワインにもかなり共通するキャラクターがある。 それで一度飲んだのを忘れていたとも言えるのだが、酸がキュンと立っていて、厚みや深みはあまりないワインが多い。 おそらくこのクラスのボルドーで、深みや力強さなどを求めると、大柄なだけで凡庸なワインにしか行き着かないのかもしれない。 それよりは、キュートな酸が前に出て、こぢんまりまとまっているほうがいいという、 セレクトしたソムリエさんの考え方あるいは好みなのではないか。
 雑に言えば、酸っぱいワインが多い。今のところの素直な感想である。
評定: C- 価格 12本セット10,978円(1本あたり1,097.8円) 購入店: My Wine Club PayPayモール店
2021年11月18日 ROUGE
BEAUJOLAIS NOUVEAU 2021 / LABOURÉ-ROI
ボージョレ・ヌーヴォー 2021 / ラブレ・ロワ
VINTAGE: 2021
Laboure Roi Beaujolais Nouveau 21 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: LABOURE ROI 輸入者: サッポロビール(株)
review
 本日、新酒解禁日。
 まず1本目に飲むのは、大手 ラブレ・ロワ。ハーフボトル。
 Aoyama Flower Market の文字があり、生花店チェーン・青山フラワーマーケット監修のラベルだそうである。

 外観は輝きのある深い紅色。新酒にしてはかなり濃い色だ。
 香りはふわっと華やかで甘い果実のような香りが立ち昇る。 いちごキャンディのようでもあり、花束のようでもある。 見た目に比べ、香りはまさに新酒を感じる。
 味は酸のアタックがシャープで、ジューシーな甘酸っぱさ。 酸は柑橘のように鋭いが、口の中で甘く華やかな香りが広がるので、 それほど酸っぱいとは感じない。 タンニンはもちろん柔らか。後味にもベリー系の甘酸っぱい余韻が残る。

 スイスイと飲み進めていたら、写真を撮る前に飲み干してしまった。よって、写真は空瓶。
 今年は収穫前に霜が降りたとかで(デパートで売っている人に聞いた)、糖度がそれほど上がらなかったのかもしれない。 さらっとシャープで、ボディもスリムながら、何とか華やかな味わいに仕立てられている。
 気候が良くなかった年は、造り手の力量が如実に現れるものなので、今年は面白いかもしれない。
評定: B 価格 ハーフ1,540円(本体価格1,400円+消費税140円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2021年11月22日 ROUGE
TOPVALU BEAUJOLAIS NOUVEAU 2021 / LE CEP D'OR
トップバリュ ボージョレ・ヌーヴォー 2021 / ル・セップ・ドール
VINTAGE:2021
TOPVALU Beaujolais Nouveau 2021 FRANCE
フランス
地方: BOUROGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: LE CEP D'OR 輸入者: コルドンヴェール(株)、販売者: イオントップバリュ(株)
review
 今年のヌーヴォー2本目は、イオンP.B.である"TOPVALU"の名を冠したもの。 ペットボトル入りで、価格は約千円。

 外観は淡いルビー色で、エッジはピンク。
 香りは、ラズベリーキャンディみたいな甘酸っぱさに、かすかにバナナのような甘さも混じる。
 味は酸が極めて鋭く、粗い。タンニンもわりと感じられる。 一方、甘味はほぼ感じられず、シャープというよりは痩せた印象。 香りに感じた赤ベリー系の味わいはあるものの、酸が強すぎてバランスが悪い。

 やはり今年は気候のせいだと思われるが、酸味が強烈すぎて、新酒らしい華やかさが感じられない。 まれに見る厳しい年かもしれない。
評定: C- 価格 1,080円(本体価格982円+消費税98円) 購入店: ダイエー(スーパー)
2021年11月23日 ROUGE
BEAUJOLAIS NOUVEAU 2021 / LOU DUMONT
ボージョレ・ヌーヴォー 2021 / ルー・デュモン
VINTAGE: 2021
Lou Dumont Beaujolais Nouveau 21 FRANCE
フランス
地方: BOURGOGNE
ブルゴーニュ
地区: BEAUJOLAIS
ボージョレ
AOP: BEAUJOLAIS
ボージョレ
生産者: LOU DUMONT 輸入者: (有)ヌーヴェル・セレクション
review
 今年のヌーヴォー3本目は、ルー・デュモンのハーフ。

 外観は、しっかり深いすみれ色。エッジはピンク色。
 香りは見た目のイメージとリンクする紫色の花のような香りに、少しだけ薬草っぽさが加わる。 ジューシーさや華やかさはほどほどで、かなりシャープな印象。
 味はやはり酸のアタックが鋭い。花のような香味は強くなく、 鋭い酸を覆う甘さも弱い。言うなれば、キレのあるジューシーさ。

 やはり今年は厳しい。
 ルー・デュモンの新酒はこれまでにもかなり飲んでいて、感心させられることも多いのだが、 今年は今までで一番厳しい評価とせざるを得ない。 新酒らしい華やかさも、また赤ワインとしてみた場合のコクも乏しく、 暴れ馬のような酸を何とか制することで手一杯といった印象。
 心配なのは、今年初めてボージョレ・ヌーヴォーを飲んだ人が、 やっぱり赤ワインは酸っぱくて飲みにくいんだという感想を持ってしまうこと。 今年はあまりワインビギナーには飲ませたくない。
評定: C- 価格 ハーフ2,530円(本体価格2,300円+消費税230円) 購入店: 阪神百貨店本店(大阪市北区)
2021年11月27日 SPARKLING
CIDRE NOUVEAU SPARKLING 2021 つがるリンゴ / NIKKA
シードル ヌーヴォ スパークリング 2021 ツガルリンゴ / ニッカ
VINTAGE: 2021
NIKKA CIDRE NOUVEAU SPARKLING 2021 つがるリンゴ JAPAN
日本
地方:
 
地区:
 
AOC:
 
生産者: ニッカウヰスキー(株) 販売者: アサヒビール(株)
review
 ニッカシードルの冬季限定 "NOUVEAU SPARKLING つがるリンゴ"。毎年この時季に出ているもの。 今年の発売日は、11月2日であった。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い麦わら色。気泡は非常に細かく、グラスの中を断続的に立ち昇る。
 香りは、キリッと酸味の強そうなりんご香。
 味は香りの印象どおり酸味が強いものの、甘味もそれなりにあり、柔らかい。 炭酸の刺激がピリッと効いているが、飲み込んだ後には、優しい甘さが口に残る。
 アルコール分2%。原材料名:リンゴ(日本産)/炭酸、リンゴ酸、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
 2021年に収穫した「つがるリンゴ」で醸造した新酒のスパークリングワインです。
 販売者:アサヒビール株式会社、東京都墨田区吾妻橋1-23-1。製造場:ニッカウヰスキー株式会社、青森県弘前市大字栄町2-1-1。
 今年は昨年に比べ、少し甘味が強くなったかな?と感じた。 あくまでも私自身の書き残した 昨年のコメントとの比較においてではあるが、わずかに味わいが変わったように思う。
評定: C+ 価格 200ml入り283円 購入店: 関西スーパー(スーパー)

本日までで・・・今月合計7本/今年合計48本/当日記累計2019本
今月のワイン投資額・・・8,726.4円(本日まで)



[当日記における評価基準]

 絶対評価ではなく、支払う価格に対して内容が見合っているかどうかの評定です。 例えば1,000円のwineなら、ちょうど1,000円の価値あるものがC。同様に5,000円のwineなら、 ちょうど5,000円の価値あるものがCです。

 A = 特質すべき個性。価格に比し、極めて優れたクオリティ。(とってもお買得)
 B = 非凡な特徴があり、価格を上回るクオリティ。(お買得)
 C = 概ね価格に見合ったクオリティ。(価格相当)
 D = 凡庸で特徴に欠ける。価格に比し、やや劣る。(少しもの足りない)
 E = 価格に比し、著しく劣るクオリティ。(買い損)

 なお、各ランクよりやや上回るものに+、やや下回るものに−を付けています。例えばC+とは、 若干価格を上回るクオリティを表します。また、通常の評価枠を超えた素晴らしいものにはAAランクを付与しています。

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