時事ネタコラムのページ [利酒日記別室]

2017年06月



2017年6月5日
 満13年続きました。ありがとう。


 当サイトは、2004年6月6日から1日も休まず毎日更新を続け、本日で満13年を迎えました。

 また記録を伸ばしたわけですが、近年ではもう、続けることが当たり前になりすぎて、 大きな感慨もありません。缶チューハイなどの新製品が数多く出るため、 ネタが不足することはなく、意思さえあれば続けられるのです。

 当サイトを開設したのは2000年。今年は足掛け18年目となります。 ずっと見守ってくださっている方もある一方で、「こんなサイトがあるとは知りませんでした」 というメールをいただくことも、いまだにあります。

 色んな方の色んな期待に応えるために、これからも当サイトは進み続けます。 連続無欠勤更新記録は、体力が続く限りがんばります。



2017年6月15日
 この国は既にして民主国家ではなくなった


 国会で「共謀罪」法が成立した。

 委員会採決を突如省略し、中間報告という形で本会議に送り、強行採決に及ぶという、 信じがたい暴挙であった。この国が北朝鮮と同様の独裁国家に成り下がった瞬間であった。

 何としても国会会期を延長したくない官邸の意向により、 あり得ない禁じ手を繰り出した、いわば常軌を逸したやり口であり、 議会制民主主義の否定と言えるだろう。

 加計学園問題を国会の場でこれ以上追求されたくないがための逃げであるとはいえ、 こんな問題だらけの法案を、丁寧な審議もしないままに通すとは、戦慄以外の何物でもない。 そもそも国際条約締結のために必要だという与党の説明そのものが嘘っぱちであるし、 当の国連から懸念の声が届けられても、完全無視を決め込むという、 国際社会から批難を浴びても仕方のない所業である。

 肝心のテロ防止にほとんど役立たないばかりか、総監視社会につながるという懸念が、 法律の専門家から多く発せられている。その声に耳を傾けるのが政治家のやるべきことと思うのだが、 今の与党には、まったく聞く耳がない。恐ろしいの一言である。

 強行採決したその日に、加計学園問題に関する文書(いわゆる「総理のご意向」文書) についての文科省内の調査結果を発表するなど、卑劣な目くらまし作戦まで展開した。 このミエミエのやり口にも、怒り震えるしかない。

 私たちには、当面この法律がどのように運用されていくのか監視する義務がある。 もちろん、遠くない将来に、絶対に廃止に持ち込まなければならない。

 この怒りを決して忘れず、トーンダウンさせず、 選挙という正当な意見表明の場で、正義の鉄槌を下したい。

 あきらめたり、気弱になってしまってはダメだ。それはまさに彼らの思うつぼだから。

 私は、今日の怒りを、絶対に絶対に忘れない。



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