葡萄酒狂徒の日常茶飯事(ちゃめしごと)
No.21−40


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2004年8月9日
No.21 サービスの本質

 お店に求めるものといえば、まず、確かな品質の物を適正な値段で提供するということだが、 これは最低限クリアすべきことであって、問題はその先にある。

 当サイトで従来から主張し、最も強調しているのは、提供される商品や、 接客態度に、ハートが感じられるかという点である。

 我が家の近所に、我が街(江坂)で私が最も評価している 「ラパン」というパン屋さんがある。 このお店は、毎年お盆や年末年始の時期には、とても長い期間休業する。

ラパン・夏期休業

 今年の夏休みは、8/9〜23の15日間だそうである(ちらし中「夏休みの知らせ。」は、単にタイプミスで、"お"が抜けたんだろう)。 それにしても、こんなに休む店って、そうないんじゃないだろうか。

 こういう点を捉えて、「けしからん」などという客もいるかもしれない。だが、そういう客は、 さっさと他の店に買いに行けばいいのである。これだけ休んでも、ファンが決して離れない。 それは、この店が普段から素晴らしいものを提供しているからである。

 パンがおいしい、などという当たり前のことは、今さら言うまい。 私が同店を高く評価しているのは、自分たちの商売に高い誇りを持っているという点に尽きる。

 これは妻から聞いた話だが、ある日、夕方に買いに行って「明日の朝のパン」だと口走ったら、 「今日買ったものを、明日食べないでください」というような意味の言葉を 言われたそうだ。

 この態度、皆さんは、どう思うだろうか。私は、とても感心した。 確か食パンなどではなく、菓子パンか何かだったと思うが、この商品は今食べてこそおいしい、という意味のアドバイスなのだ。 商品に絶対の自信を持っているからこその態度であろう。

 ファーストフード店のような、ただ笑顔ならばいい、みたいなマニュアル接客は、不快なだけである。 本当のサービスとは、自信を持った商品を、自信を持った態度で提供することである。 客に媚びを売ることでは決してない。

 その「ほんとうの心」を感じるから、私はこのお店「ラパン」が大好きなのだ。

2004年10月10日
No.22 栗拾いの裏方

南楽園

 少し前になるが、先月の23日、栗拾いに行ってきた。

 大阪府堺市にある観光農園・南楽園(なんらくえん)という所で、 泉北ニュータウンから車で十数分という至って都市に近い場所にある。

 南楽園では、多くの農作物が栽培されていて、春から秋まで色んな果物や木の実の収穫ができる。 いちご狩り、みかん狩り、メロン狩り、栗拾い、芋掘り・・など。 また、バーベキュー場や、釣り堀なんかもある。といっても、観光地の本格的なものとは違い、 どれもちょっと場末な感じが漂う。その三流ムードが、面白い。

 この中にある洞窟喫茶に関するレポートは、既に珈琲主義のページにアップしている ので、併せてご覧頂きたいが、ここでは、栗拾いのレポートをしたい。

 この栗拾いが、実に面白かったのだ。だが、面白い、というのは、 interestingよりはむしろfunnyという意味だ。

南楽園


 入園後、予約を済ませ、開始時間までの間、昼食をとったりして時間をつぶした。 指定された時間に、指定された場所に集合すると、1度に入山できる人数である約70名が ずらっと集まっていた。

 その場で、1人に1つビニール袋が手渡された。 ふつう栗拾いというと、私のイメージでは、栗をイガごと入れるためのカゴ、 鉄ばさみ(トング)、軍手などが必需品だと思っていたが、いったいビニール袋だけ渡されて、 どうしろというのだろう。せめて軍手を持ってくればよかったかな?と思う。

 危険だから絶対に栗の木を揺すったり蹴ったりしてはいけません、などという 小うるさい説明を聞き終え、いよいよ山へ。

 皆、われ先にと、走って栗の木のもとに向かう。

 私と家族は、人の来ない奥地へなどと考えるのではなく、とにかく入口から一番近い木のあたりで立ち止まった。 そして、下を見た。

 なんと、栗の実がたくさん落ちている。しかも、イガから出た状態。 無心で落ちているものを拾った。すると、1本の木の下だけで、ビニール袋の3分の1が一杯になるくらい拾えた。 そして、すぐ隣の木の下へ移動すると、また同じくらい落ちている。

栗の木
栗の木


戦利品

 結局、栗の木3本くらいで、ビニール袋がほとんど一杯になってしまった。 もちろん、イガに手を触れる必要など一切なかった。

 つまり、こういうことだ。

 客が入山する前に、農園の人が木から落として、しかもイガから実を出して、木の周辺に撒いているようなのだ。 だから、実が多そうな木を探そうなどという必要はなく、ただひたすら足元に落ちている実を拾えばいい。

 結局、最初の3分ほどで、近場の足元の実を拾い尽くした我々家族は、かなり多く拾ったほうであった。 他の人を見ると、ほとんど拾えていない人もかなりいた。

 このルールがわかってしまえば、次に行ったときには、もっとたくさん拾えそうだ。でも3人家族じゃ、食べきれないけど。

 しかし、こんな栗拾いって、面白いんだか何だか・・。

戦利品

2004年11月13日
No.23 弟分がやってきた

 昔生き別れになった実の弟に再会した、というような話ではない。 2人目の子供が生まれた、というのでもない。活きのいいのを一人雇った 、などという話でもない。

 私の大切な商売道具であり、趣味でもあり、今や生活の一部というか、 かなりの部分を占めているPCの話である。

 私の同業仲間でも、何人も人を雇って大々的に商売しているようなところは、 PCは単なる道具で、削減すべき経費であるようだが、 私のように1人でちまちま職人的にやっている事務所(もちろん妻のサポートがあり、助かっております。ハイ。) だと、趣味の延長線上に仕事があるようなもので、使う道具も、手帳や鞄から始まり、 PCも大切な自己表現の1つと言える。

 現在メインマシンとして使っているSONY VAIO NOTE Zは、 14.1インチ液晶・解像度SXGA+(1400×1050ドット)でありながら、本体重量が2.1kgというモバイル性も兼ね備えている。 何よりその圧倒的なデザインの流麗さに惚れ込んで購入したものだが、 1年程度使ってみて、どうしてもその重量に耐えられなくなってきた。 毎日持ち歩くにはやはり重すぎる。

 そこで、毎日カバンに入れても負担に感じない重さ、大きさのモバイルを導入することにした。 移動中の新幹線車内などでも仕事をしたい私としては、これは必須のツールだ。

 これまでずっとVAIO信者を自認してきた私のことであるから、 真っ先に候補に挙がったのが、VAIO Type T である。そして対抗馬が、Panasonic Let's Noteであった。

 VAIO Type T は、さすがバイオといえるおしゃれなデザインだが、1,380gという重さは「もう一声」欲しい中途半端さ。 バッテリーの持ちは抜群(8時間)だが、ビジネスユースだからDVDはいらないし、 光沢のあるクリアブラック液晶も好きではない。

 一方、レッツノートは、実は以前にもどうしようか悩んだ経緯がある。 松下さんには悪いが、Panasonicというブランドはあまりかっこ良くない(私の嗜好)。 モバイルにはステイタス性も大切だから、その点が私にとって大きなマイナスであった。 スタイルも昔のレッツはとてもかっこ悪かった(今のは格段に良くなった)。 しかし、基本スペックの高さや、なんといっても圧倒的な軽さとバッテリー駆動時間には捨てがたい魅力がある。

 そしてついに今回、Let's Noteを購入することにした

 買うのならもちろん好みのスペックや外観が選べる直販サイト My Let's 倶楽部 でと決めていた。

 とにかく軽いのが欲しい!と思っていた私の選択はやはり一番小さいR3。 なんと重量990gで、バッテリー駆動時間9時間(JEITAバッテリー動作時間測定法)!

 ただし直販サイトのみの"ハードディスク60GB&メモリ512MBモデル"にしたので、 バッテリー駆動時間は8.5時間ということである。メインメモリは512MBに256MBを増設した (キャンペーン期間中につき、なんと無料)。また、無償でネームプレートと、3年間保証もつく。

 私が所持している3台のノートPCの中では一番小さいのに、スペックはほぼ最強。 最新のインテルCentrinoで、無線LANは a/b/g トリプル対応。 画面のスクロールが手を離すことなく連続してできる円形ホールパッドには感激。 だが、キーボードは17mmピッチ(横)で、かなり打ちにくい

 まあ、事務所や自宅でメインとして使うわけではないので、これでいい。 例えば車好きが、速いけど車内が異様に狭い車に乗りながら、 「これって狭くて運転しにくくて、あんまり快適じゃないんだけどね」と、 かなりうれしそうに語る心境に近い。

 好みでカラー天板(全13色、+5,250円)が選べるので、私は「ギャラクシーブラック」にした。 メタリック塗装だが、光る金色の粒子がちりばめてあって、星空の瞬きのような感じ (下左の写真ではわからないが・・)。

背面(Galaxy Blackの天板) 前面


 昔のレッツ(頑なにトラックボールを採用していた頃。あれはあれで良かった) は、プラスティックの弁当箱みたいな風情で、かっこ悪かったが、 最近のは金属的で無骨な外装になって、結構良い。私は、こういう無機質でソフィスティケートされた美しさが好きなのだ。

 これまでメインとして使ってきた見目麗しい「バイオさん(姉)」には、今後もメインとして頑張ってもらうが (こんなに美しいフォルムのノートPCは他にないと今でも思っている)、 カッコかわいい「レッツくん(弟)」が加わって、私のPCライフは一層充実した。

 思えばPC選びは恋人選びに似ている。

 外見で一目惚れしてしまうこともあるが、内面のすばらしさに魅せられ、 知らず知らず心惹かれてゆくことも多い。そして心底惚れ込んでしまえば、 ルックスまで美しく見えてくるから不思議だ。

 下に、私が現在所有しているノートPC3台の比較表を作ってみた。 一番古い505は今や年代物という感じだ。時の流れを感じる。


私の所有するノートPCのスペック比較表
機種 Panasonic Let's Note Light CF-R3E Sony VAIO NOTE Z1VE Sony VAIO NOTE Z505G/BP
OS Windows XP Professional Edition Windows XP Home Edition Windows 98 Second Edition
CPU 超低電圧版Pentium M 733(1.1GHz) Pentium M 1.3GHz Mobile Celeron 500MHz
HD 60GB 40GB 9GB
メインメモリ 512 + 256増設 = 768MB 256 + 512増設 = 768MB 64MB
光学式ドライブ なし CD-RW / DVD-ROM なし
液晶 10.4インチXGA 14.1インチSXGA+ 12.1インチXGA
無線LAN IEEE802.11 a/b/g IEEE802.11 b/g なし
バッテリー駆動時間 8.5時間 6時間 3時間
重量 990g 2,100g 1,700g

2005年5月10日
No.24 セラーを買ってしまいました

我が家のセラー deviceSTYLE Angelshare deviceSTYLE Angelshare

 ワインコレクションの趣味はないので、セラーなど要らないと、ずっと思ってきた。

 しかし、これまで何度か、部屋に放置したワインが夏の暑さにやられるという経験をする中で、たとえ数週間程度だとしても、 保管するからには、やはり気を使うべきかと思い始めた。

 普段あまりストックしないとはいっても、少し良いワインが安値で売っていたりすると、とりあえず買っておいて、 飲み頃を待ちたいということもある。それならば、収納本数が少なめのセラーがあれば十分だろう。ということで、 購入を検討した。

 これまで一般的なセラーといえば、図体の大きな直方体で、まるで「業務用冷蔵庫」みたいな風情のものがほとんど。 見た目にこだわる私としては、どうにも食指が動かなかった。

 しかし、このデバイスタイルのエンジェルシェアWA−12Sというセラーを見たとき、 「これだ」と思った。

 私は、どんなものを購入するときも、第一印象で一目惚れするかどうか、が大きな決め手になる。 ビビっと電撃が走り、モノが私を呼んでいるような感覚を持つ。そういう感覚がない限り、getしようとは思わないのだ。

 12本収納で、入手価格は\88,000。同じような値段で倍の収納力を持つセラーもあるけれど、 このエンジェルシェアWA−12Sの圧倒的な美しさの前には、どんなハイ・コストパフォーマンスの他社製品もかすんでしまう。

 同じエンジェルシェアWA−12のシリーズでも、この「シルバー」が出るまで、ボディーカラーは、「ブラック」と「木目」 の2種だった。それらには、ビビっという電撃は感じなかったのだ。だから、従来の2種が実売価格\65,000と、ずいぶん安いのだけれども、 私は迷わずS(シルバー)を選んだ。

 さて、セラーを持ったからといって、積極的に高級ワインをストックしようなどという考えは私にはない。 もちろん1,000円ワインを入れるつもりはないが、そこそこ良さげなワインを、安心して夏越えできれば、それでいい。

 ペルチェ方式の静粛性は、本当に驚くほど。庫内で小さなファンが回るかすかな音がする程度なのだ。

 使い始めてみて、ますます良さを実感している。

2007年2月2日
No.25 MEGA MACを食べました

 気づけばこのコーナー、ほとんど更新してなかった。毎日お酒を飲むのに忙しくて、 食べ物とかその他の話題を書き込む余裕がないのだ。ならばこんなコーナーはやめてしまえば いいのだけれど、他のどこにも入れられない話題を集めた雑多なコラム集ということで、 細々とでも続けてゆこうと思う。

 さて、MEGA MACである。

 予想以上の売上で、毎日数量限定販売となってしまったらしい。

 マクドフリークの私がまだ食べてなかったというのは、いささか遅すぎるのだけれど。
(注:マクドという呼び名は、今では全国的に市民権を得ているようなので、あえて使う。 私が初めて関西に来た頃には、まだ他地域ではあまり知られていなくて、 私も聞いたときはすごく違和感があった。でも長年使っていると、 普通に口を突いて出るようになる。「マクド行こか〜」ってね)

 知らない方のために一応説明すると、MEGA MACとは現在 マクドナルドで販売されている 大きなハンバーガーのことで、なんとビーフパティが4枚も入っている。 通年商品のBIGMACは2枚だから2倍である。

 今日、ついに私にも食べる機会が訪れたのだ。あまりにうれしくて、写真撮るのを忘れてしまった。

 大きすぎて食べきれない、などという声もあるので、かなり身構えて臨んだのだが、 意外とあっさり食べることができた。しかもセットにしたから、 ポテトMとドリンクMがついている。食べ終わって、「あとBIG MAC1コくらいなら、 食べれそうだなあ」と思ったくらい。どんな胃袋しとるんや。

 私のようなオッサンがこれを昼にペロリと食べているのは、 かなり奇異な光景かもしれないけれど、好きなものは好き。また食べようと思う。

 MEGA MACの好調な売れ行きに気をよくして、今度は ビーフ8枚のGIGA MAC、16枚のTERA MACまで出るなんて噂があるらしいが、 日本マクドナルドはこれを明確に否定したそうである。

 でも、もし出たら私は我慢できなくなって、注文してしまいそうだ。

 どうせなら、ビーフ32枚のPETA MACまで行っときましょうか。


2008年10月15日
No.26 花畑牧場 生キャラメル

 このコーナー、久々のエントリーであるが、 今回あの「花畑牧場」生キャラメルを入手したので、記しておきたい。

 花畑牧場とは、タレント田中義剛氏が北海道で経営する牧場で、 この生キャラメルが大ヒットしたことにより、一躍有名になった。

 超人気商品で、ネットでも入手になかなか苦労するらしいが、 今回なんと、息子の同級生のお宅から「手に入ったので」と、頂戴したのだ。 なんという幸せ。ほんとうにありがたい。

 早速、いただくことにした。

 包みを開けてみると、いかにも柔らかそうに、一つ一つゆがんだ形状をしている。 手で触れば、良質のチョコレートみたいに、体温ですぐに溶け出してくる。

 口に含めば、その瞬間、溶け始める。 ただ口に入れているだけで、みるみるうちに溶けてくるのだ。

 噛めば、すぐに形がなくなり、液体になってしまうようだ。 豊かなバターとバニラの風味。アイスクリームをなめているかのようなクリーミーさ。


 原材料名:生クリーム、牛乳、水あめ、グラニュー糖、はちみつ、無塩バター、バニラビーンズ
 製造者:株式会社 花畑牧場、北海道河西郡中札内村元札内東4線311-6

 少し辛口批評をすれば、毎日食べたくなるお菓子か?といえば、 そういった類のものではない。確かに素晴らしい品質で、おいしいのだけれど、 単純に「おいしい」というより、未体験の異次元的味わいなのである。

 初めて口にすれば、「こんなの食べたことがない」という純粋な感動がある。 だからこそ、爆発的な人気を得たものと思う。

 よく、グルメ番組等で最高級牛肉を食べたレポーターが、 決まって「やわらか〜い」「口の中でとろける〜」といった○○の一つ覚えみたいなコメントを発していて、 その姿は実にアホっぽいわけだが、 ああいう芸能人にレポートさせれば、更に売上が伸びる。これは、そういった製品だと思う。

 とはいえ、内容的に批判すべきところがあるわけではなく、 純粋な原料を用いて、真面目に手作りされていることが、よくわかる逸品であることは間違いない。 忘れた頃にまたふと思い出して食べたくなる、そんな非日常的味わいである。

 だったらなんで、こんな否定的な書き方をするのか?と非難されるかもしれない。 人気商品を諸手を挙げて賞賛するだけなら、日常雑記ブログの類にまかせておけばいいわけで、 当サイトの存在意義が薄れてしまうからである。


2009年5月9日
No.27 花畑牧場 生キャラメル 宮崎マンゴー

 またまたご無沙汰のこのコーナー。半年以上ぶりの更新だが、 なんとトピックは前回の続編。 あの「花畑牧場」生キャラメルの「宮崎マンゴー」である。

 入手経路も前回と同じ。 息子の同級生のお宅から、お土産として頂戴した。
 いつもありがとうございます → M様。


 TBS系列で土曜夜に放送中の「キズナ食堂」という番組の企画で、 赤坂サカスで期間限定販売(4/29〜5/10)しているとのことで、 わざわざ買ってきていただいたのだ。しかも、通常版の生キャラメル(プレーン)とセットで。

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 柔らかそうに、一つ一つゆがんだ形状をしている点は、プレーンの生キャラメルと同じ。 ただ、色はオレンジ色である。

 口に入れると、すぐにとろけるのも同じ。

 もっとマンゴーらしい濃厚な甘さや果汁感があるのかと想像していたが、 意外にもおとなしい味わい。噛まずにしばらくそのままでいると、 そこはかとなく、やさしいマンゴー味が感じられるが、濃厚さはやはりない。 奥ゆかしい味わいと言うべきだろうか。


 原材料名:生クリーム、ココアパウダー、 マルトース(麦芽糖)、全粉乳、植物油脂、デキストリン、 砂糖、マンゴーピューレ、はちみつ、水あめ、乳化剤、香料、 着色料(ベニバナ黄、カロチノイド)(原材料に一部に大豆を含む)
 製造者:株式会社 花畑牧場、北海道河西郡中札内村元札内東4線311-6。

 香料も使われているから、マンゴーピューレ以外に風味付けはしているのだろうが、 あくまでも必要最小限といった感じだ。 "マンゴー好き"は一般にもっと濃厚な味わいを好むと思われるので、 ちょっと期待外れと言われてしまうかもしれない。 だが、このくらいあっさりしていたほうが、食べ飽きないだろう。




2009年6月27日
No.28 モバイルSuica 導入奮闘記

まずは基本の話から

 皆さんご承知のとおり、Suica とはJR東日本が中心となって 導入している非接触型IC乗車券のことで、電子マネーとしても使える。 先に入金してから使ういわゆるプリペイド型だが、 正しくはSF(ストアード・フェアー)方式という。

 Suicaを携帯電話に入れたものが、モバイルSuicaである。 左がその画面。モバイルSuicaは基本的に、ひもづけたクレジットカードからチャージして使うものだが、 現金チャージのみに対応した、EasyモバイルSuicaというものもある。

 ソニーが開発したFelicaの技術を使っていて、 専用アプリをダウンロードして使う、いわゆる「おサイフケータイ」だ。

 私はこれまで、おサイフケータイは使ってこなかった。紛失リスクなどを考え、二の足を踏んでいたわけだが、 今回初めて導入することにしたのだ。

 私が住んでいるのは関西である。なのに、なぜ Suica か。JR西日本には、東日本の Suica と同様に 電子マネー機能も兼ねたIC乗車券 ICOCA がある。実はこれまで ICOCA を使っていたのだが、 お得感がないので、Suica に乗り換えることにした。

私の鉄道乗車スタイルと、ICカード入手の経緯

 ここまでの経緯を話すと、かなりややこしい。

 私は会社勤めではないので、定期券というものを持っていない。 だが、ペーパードライバーのため、仕事でかなり電車は使う。それも、色々な方面に。 そういう乗車スタイルから、それぞれの路線にあったお得な方法を採ってきた。

 阪急、阪神などの私鉄には、カード式回数券。10回分の料金で11回乗車できるものだ(割引率:約9.1%)。 平日の昼間限定で、10回分の料金で12回乗車できる(割引率:約16.7%)「時差回数券」「オフピークチケット」 などと呼ばれる回数券もよく買う。いずれも駅指定ではなく、同一運賃区間であれば、 乗車・降車駅は自由なので、使い勝手はいい。

 大阪市営地下鉄には、1区特別回数券というものがある。 200円区間(これを大阪市営地下鉄では1区という)に限り、 10回分の料金で12回使える(割引率:約16.7%)。1区を超えて乗車する場合には、 差額を精算すればいい。精算には、別のプリペイド(大阪市営地下鉄では、レインボーカード という割引のないカード)を回数券と2枚同時に改札機に投入する。

 JR西日本には、以前「Jスルーカード」というプリペイドがあったのだが、 今春廃止されてしまった。IC乗車券「ICOCA」を普及させたいためだろう。 困った話だが、「Jスルーカード」にはまったく割引がなかったので、 まあ、なくなったからといって、損になるわけではない。 また、JRの場合、回数券は運賃区間ではなく、乗車・降車両駅指定型のため、 使い勝手が悪く、基本的に使えない。

 JRのプリペイドがなくなってしまったことで、乗車毎にきっぷを買うか、 ICOCA を作るかの二者択一となってしまった。 仕方がないので、利便性を考え、ICOCA を作ることにした。 ICOCA には現金でチャージするタイプの普通の ICOCA カードと、 クレジットカードとひもづけて使う「SMART ICOCA」があるが、 もちろん便利な後者にした。ただ、これにも難点があって、 Suica のように残高が不足した状態で改札を通ると、ひもづけたクレジットカードから 自動的に入金される「オートチャージ」機能が備わっていない。 だから、チャージのために、わざわざ券売機や専用チャージ機で操作しなければならない。

 関西には私鉄各社で作る「スルッとKANSAI協議会」による「PiTaPa」という 日本で唯一のポストペイ型(後払い方式。事前のチャージが不要)のIC乗車券があるのだが、 これはつまり PiTaPa そのものが、一種のクレジットカードであるということ。 新たにクレジットカードを作りたくない私にとって、これは選択の俎上には乗ってこなかった。 また、私のように色んな路線をまばらに乗る人間にとっては、割引率が宜しくないという点も、好ましくない理由である。

 SMART ICOCA は、私が長年メインカードとして使ってきたJCBカードにひもづけて使うことにしたのだが、 JCB は SMART ICOCA のチャージについてはポイントを付与してくれない。 つまり、JRに乗っても、1円たりとも割引がないということである。 そこで、どうするのが一番お得なのか。必要ならば、新たにクレジットカードを作ることも 検討に加えて、研究を始めたのである。

選んだのはビックカメラSuicaカード

 実はJR西日本には、ICOCA にチャージをするときにポイントが付き、乗車時にもポイントがつく J-WESTカードというものがある。しかしこれは、鉄道以外の利用でのポイント還元率がよくないので、 わざわざ新たに作るべきクレジットカードとは思えない。

 比較検討の結果、JR東日本が発行する VIEW Suicaカードが還元率1.5%と、 ずば抜けてお得であることがわかった。 Suica と ICOCA は相互利用できるから、西日本でもSuicaは使える。 少なくとも年に5、6回関東圏に行く私は、首都圏での乗車のために、 わざわざ「無記名式Suica」を1枚買っていたのだが、これも割引はないので、 VIEW Suica カードを作れば、一石二鳥である。

 VIEW Suica の中で、唯一年会費が実質無料(年に一度でも利用があれば年会費無料)なのが、「ビックカメラSuicaカード」である。 同カードの Suica 部分にクレジット機能を用いてチャージしたり、 JR東日本の駅できっぷを買ったりすると、1.5%相当の「ビューサンクスポイント」がたまる。 それ以外の場所でクレジットカードとして使うと、ビックカメラの「ビックポイント」がたまる仕組みなのだが、 そのビックポイントを、Suica部分にチャージすることができる。 但し、チャージにはJR東日本のATM「VIEW ALTTE(ビュー・アルッテ)」を使う必要がある。
 ※ビックポイントからSuicaへの変換率が、9月から下がるという改悪がなされる予定だが、 それを考慮しても、なお他よりは有利だ。

 ところで、西日本エリアでこれを使いこなすためには、モバイルSuica がどうしても必要になる。 なぜなら、VIEW Suica カードそのものの Suica 部分には、JR東日本エリアでしかクレジットチャージができない。 現金チャージなら西日本エリアでもできるが、それだとカードにポイントはつかない。 だが、モバイルSuica ならば、携帯電話の操作だけで、瞬時にクレジットチャージができて、ポイントが付く。 しかも、ひもづけるカードが VIEWカード(ビックカメラSuicaカードもVIEWカードの一種である) ならば、モバイルSuica の年会費は無料である。 鉄道以外の利用でビックポイントがたまった場合には、 東京に行った折に、駅設置のATM「VIEW ALTTE」でポイントからチャージしてくればよい。

 こういう戦術で、「ビックカメラSuicaカード」を作り、年会費一切無料で「モバイルSuica」を導入することにしたのだ。

 実は私は、自他共に認める「ヨドバシカメラ」ファンであり、仕事に使うPCやプリンタ、 自宅で使う家電製品など、すべてヨドバシで買っている。そろそろたまったポイントで新しいブルーレイレコーダを 買おうかというくらい、「ヨドバシ・ゴールドポイント」がたまっているのだ。だから、 基本的にビックカメラには行かない。
 ビックカメラには行かないのに、 Suica だけのためにビックカメラのカードを作っても、十分に意味のあることだと判断したわけである。

 先ほど、新たにクレジットカードは作りたくないと書いたのだが、 その最たる理由は、既存カードの与信枠に影響を与えるため。 べつに、一気に何百万円もカード決済するようなシーンはないのだが、 無闇にカードをたくさん作ると、クレジットスコアが悪くなるとも言われている。 だが、この「ビックカメラSuicaカード」には (最近の入会では)キャッシング機能がないとのことで、その影響は最小限に抑えられる。 これならOK!ということで、決断したのだ。

 既に持っているクレジットカードの年会費負担を考えると、こんなところでポイントをちまちま稼いでも、 ほとんど意味のないことのようにも思える。だが、カードにはそれぞれ目的と効用があり、 それに見合う効用があれば喜んで出費をし、何も手間が掛からないところで自動的にできる節約ならば、 積極的に行う。私はそういう思想である。 何よりこういうことの研究のために色々と情報を収集して、 人のやっていないことをするのが、大きな楽しみの一つでもあるのだ。

モバイルSuicaのインストール時にトラブル発生したが・・

 さて、そうこうするうちに、申し込んだビックカメラSuicaカードが届いた。 これを決済カードとして、いよいよモバイルSuica の会員登録である。

 私の使っているソフトバンクの携帯電話機(PANASONIC製のVIERA携帯)は、 もちろんFelicaチップの入った「おサイフケータイ」対応機なのだが、 モバイルSuicaアプリは、プリインストールされていない。 そこで、JR東日本サイトからダウンロードした。会員登録をすべて済ませ、 とりあえず5,000円入金してみた。

 ちゃんと使えるかな?と思って、アプリを立ち上げようとしたら、なんと、立ち上がらない!  さっき入金したときには、ちゃんと立ち上がっていたのに、エラーメッセージが出るばかりで、 まったく立ち上がらなくなってしまった。

 どうしよう。携帯ショップに行って、状態を確認してもらおうか。 とりあえず、先に「モバイルSuicaコールセンター」に連絡をしてみたところ、 電話機の不具合なのか、アプリに問題があるのかわからないので、 携帯ショップで相談してみてください。それからまたご連絡くださいとのこと。

 ソフトバンクのショップで相談すると、一旦携帯を「初期化」しましょう、とのこと。 つまり、出荷時の状態に一度戻してみて、アプリを再インストールしてみましょう、という提案。

 初期化! そのためには、電話帳やメールのデータなど、すべてをマイクロSDカードに バックアップをとらなくてはならない。その面倒くさい作業を全部やり、 ショップの指示通り、モバイルSuicaアプリを再インストールし、 そしてコールセンターに再度連絡した。今のところアプリは正常に立ち上がってくれている。

 勝手に初期化しないでほしかった、などと小言を言われたものの、 入金データはセンターに残っているので、明日朝、データを再送信します。 そこで再度会員登録をしてください、と言われた。 翌日、その指示通りに操作してみると、アプリは正常に動き、 昨日チャージした5,000円も、ちゃんと入っていた。

電子マネーの真の効用とは

 こんな曲折があって導入したモバイルSuica だが、非常に快適である。
 関西のICOCA にも PiTaPa にも、モバイル版はないので、 携帯で改札を通っている人を見掛けることは、関西では基本的にない。 もちろん、ネットなどで検索すると、関西でモバイルSuicaを使っているという人はいるみたい だが、数は少ないようである。
 私はTAXIも多用するので、TAXIでも使えるようになると、いいなあと思っている。

 自分の携帯の操作で入金できるというのは、いつも手元に銀行ATMがあるようなものである。
 電子マネー(ICOCAと相互利用可)としても使えるので、JR駅売店や、イオングループのスーパーなど、 ICOCAの使える店ではもっぱらこのモバイルSuicaで支払うことにした。 自営業の私は、ふだん銀行で現金を引き出す機会も多く、それが結構面倒に思っていた。 そのため、JCBカードにひもづけた電子マネー QUICPAY を作り、使っていたのだが、 さらにモバイルSuica の導入によって、銀行に行く回数は確実に減った。 月末に銀行に行くのがイヤな私としては、いつも毎月24日までに かなりまとまった額を引き出していたのだが、それも抑えることが出来る。

 ポイントがたまってお得、という動機で導入したモバイルSuica だが、 それ以外のところに大きなメリットがあった。

 電子マネーの普及は、今のところまだ道半ばといった感じだが、 私のように積極的にキャッシュレス化を図ってみれば、 「時間の節約効果」は、計り知れない。

 まさに「時は金なり」である。


2010年3月31日
No.29 Suica 様々

 上記 No.28 を書いたあと、9ヶ月ほどが過ぎてしまった。 ネタがなかったというより、私には更新すべきページが多すぎる。ということでのご無沙汰なのだ。

 No.28で書いたとおり、関西でモバイルSuica(通称、モバスイ)を使っている私だが、 今日、JR東日本より、次のようなメールが届いた。

いつもJR東日本をご利用いただきましてありがとうございます。

このたびは「Suicaインターネットサービス&モバイルSuicaで1000円分プレゼント! キャンペーン」にご応募いただき、ありがとうございました。

厳正なる抽選の結果ご当選されましたので、 「ビューサンクスポイント400ポイント(1,000円相当分)」を 2010年4月15日(木)にプレゼントさせていただきます。
獲得ポイントについては、2010年4月16日(金)以降にVIEW’s NETから、 もしくは2010年4月20日(火)以降にお届けいたします ビューカードご利用代金明細書のボーナスポイント欄にてご確認いただけます。

今後ともJR東日本をご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

※このメールへの返信は無効となりますので、ご了承ください。

サービス提供:JR東日本

 確かにキャンペーン(期間中に5000円以上チャージすることが条件)にエントリーはしていたが、私は手当たり次第に懸賞に応募していて、 しかしながらクジ運がめちゃくちゃ悪いので、まったく期待していなかった。というか、忘れていた。

 なんと、当選者はたったの100名。 モバスイの会員が確か今200万人くらいいるらしいので、 例えばその5%が応募していたとしても、10万人だ。確率0.1%。

 関西在住ながら、私はJR線に乗るときにモバスイを使っているだけでなく、 JR駅売店、コンビニ、イオン系スーパーでの買い物も、西日本のICOCAが使える場所では、 全部Suicaで決済している。 そればかりか、Suicaインターネットサービスを利用し、 妻名義のMy Suica(記名式Suicaカード)に私のビューカード(JR東日本発行のクレジットカード) からパソリでチャージし、近所のイオン系スーパーで日々の食材の買い物にも使ってもらっている (まあ、他店では他社クレカを使ってはいるけれど・・)。 全部を合わせると、毎月5〜6万円くらいはSuica決済しているのだ。
 また、ネットショップ(Yahoo! Shopping等)でモバスイ決済できる店でも、 必ず利用している。こんな関西人は、たぶんまれであろう。

 この努力が報われたと言えるが、たかが1000円、されど1000円である。

 1000円分のポイント(400ポイント)をためようと思えば、 約67,000円Suicaを使わなくてはいけない。還元率1.5%という、 クレカでは最高ランクの還元率を誇るビューカードであるが、このポイントの重みは、 なかなかである。

 JR東日本さん、ありがとう。これからもせっせと使います!

 今、Suicaポイント5倍キャンペーンをやっているようなので、 来週上京する折には、駅ナカで積極的に使ってこよう。もちろんJR線も、 東京メトロも、その他路線も、全部Suicaで乗ってますからね。いつも。

 無駄づかいしたら、1000円くらいすぐじゃないか、といった外野の声もありそうだが、 無駄づかいするような人間が、こんなふうにポイントにこだわったりするはずがないでしょうに。


2010年6月16日
No.30 Suicaポイント検定

 遊びでやってみました、 Suicaポイント検定

 全問正解。

 Suicaポイントをためている人なら、簡単ですよ。
 そして・・・後日、WAON検定も。
 やはりこちらも満点でした(^_^)

2010年8月11日
No.31 ヨドバシカメラでPC購入 −私が同店を好きな訳

 マウスを使いたくない私は、ノートPC派である。

 理由は、マウスを使うと、 いちいちキーボードから手を離さなくてはならず、それが非常にもどかしいからである。 常に左の人差し指をFのキー、右の人差し指はJのキー上に置いておきたい。 離すとしてもせいぜい近くのタッチパッドまで。そういう、ノートPCの 手のひらに収まってしまうような操作感が、PCを我が物にしている実感を与えてくれるのだ。

 さて、トップページで私の愛機としてずっと表示してきた Panasonic Let's Note R3 が、ついに壊れた。 もう3ヶ月くらい前のことである。その日は15時間くらいずっと電源を入れっぱなしで酷使していたら、 突然煙のようなものが立ち上がって、液晶が真っ暗になった。何が起こったのか暫し分からなかった。 購入したのが2004年だったから、既に6年使い続けてきた大切な相棒だ。

 バッテリーの劣化がイヤで、私はAC電源のある場所では、バッテリーを外して使っていたので、 おそらくホコリが侵入して、ショートを起こしたのだろう。そのような使い方を、メーカーさんは「おやめください」 としているようだから、皆さんは真似をしないで頂きたいが、 バッテリーがフル充電状態となったままACにつなぎ続けるということが、 私には耐え難いので、いつもそうしている。あくまでも自己責任ということで。

 だが、優秀なパナソニック製品であるから、ハードディスクは無事だったようで、 急遽最新のデータを外部HDにバックアップし、事なきを得た。

 そして、セカンドマシンとして使っていた Mouse Computer LUV BOOK のほうに最新データを全部移した。 しかしこちらのマシンは、だいぶ後に購入したのにもかかわらず非常に調子が悪く、使い続けるには不安がある。 一日も早く次のメインマシンを購入しようということになった。

 それからずっと仕事が忙しく、なんとか調子の悪いマシンでやり過ごしていたが、 先月下旬、ついに新マシンを購入。

 これまで色々なメーカーの製品を使ってきたが、一番耐久性があって、なおかつ使い勝手も申し分ないのが、 Let's Note だったので、今回も最初から心は決まっていた。

 めでたく新メインマシンの座についたのが、Let's Note S9(ブラックモデル)である。

 以前のものはメーカー直販サイトからカスタマイズして購入したが、今回は量販店(なじみのヨドバシカメラ) で購入。財政厳しき折、少しでも予算を抑えたかったからだ。 それでも Let's Note は高いので有名。今回のモデル(液晶サイズ=12.1inch wide)も、当初見に行ったときは、 Microsoft Office などのアプリケーションが付属せずに約20万。 でも仕事に使うものだから、ケチらないことにした。

 買おうと思ってからさらに数週間たって行ってみると、なんと1割下がって約18万(しかもポイント20%還元。 クレジット購入でも18%還元)になっていた。 もう迷う要素は何もない。即決である。

 ちなみに購入に際して価格交渉はしなかったのか?との疑問を持たれるかもしれないが、 ヨドバシカメラは基本的に価格交渉はできない店である。では他店より高いのか?と言えば、そんなことはない。 既に十分安いというのが、店側の言い分である。実際は、店頭表示価格から努力次第で大きく下げてもらえる他店の方が、 結果的に安くなることが多いようであるが・・。

 そんなことは承知の上で、私はずっとヨドバシファンである。

 「ポイントより現金値引」とか、「安さで他店を圧倒」などとうたっている店は、 私はどうも好きになれない。先日も暇なときにその種の店に行ってみたら、 客を見つけるとしつこく言い寄ってくるくせに、客の見えないところでは、店員同士大きな声でしゃべっていたり、 態度が良くなかった。そして、客と話すときには、安くしてやるから買って行け、 安ければ文句ないんだろうと言わんばかりの応対の店員が多い。 そんな風に感じない人も多いかもしれないし、私が敏感すぎるのかもしれないが、不愉快なことが少なくない。

 不愉快な思いをして数千円安く買うよりも、気持ちよく数千円高いものを買いたい。私はそういう考え方。

 ヨドバシカメラ(梅田店)では不愉快な思いをしたことがなく、何より店員さんの商品知識がしっかりしている。 そして製品の良いところ、悪いところを率直に語ってくれる。

 実は以前、PCを買いに行って私の欲しい条件を全部話したら、 「それはなかなか量産モデルではないですね。お客さんのようにご自身の欲しいものが明確に分かっているなら、 量販店なんかで買わない方がいい。直販サイトで探した方がいいですよ」と言われたことがある。 それで、素直にそうしたわけだが、自店で買うなとまで言う店員さんが、果たしてどれだけいるだろうか。 そんな一件もあって、私はヨドバシさんに全幅の信頼を置いている。だから、どんなに小さいものでも、できる限り同店で 買っている(今日もOAクリーナーだけを買うために立ち寄った)。

 そういえば、こんなこともあった。

 プリンター(複合機)を買うときに、キャノンの最上位(フラッグシップ)モデルと、2番手モデルの 性能差が、価格差ほどにはないように思い、そのように店員さんに尋ねてみたら、「私もそう思います。 フラッグシップは買う必要はないんじゃないですか」との返事。 高い方よりも安い方を勧めるのだ(どちらが店にとって利益が厚いかはわからないけれども)。

 こういう顧客寄りの対応をしてくれると、私のような単純な人間はファンとなり、他店には行かなくなる。 そしてこんなところで書いて広めてくれる。そこまで考えた接客だとすれば、あっぱれである。

 ともあれ、今回も色々と率直に教えていただき(ここでは詳細は書かないが)、納得して購入した最新マシン。 これからまた少なくとも5年は使い続けるだろう。


2010年10月30日
No.32 百年の孤独

 本来、このコーナーは「食」を中心としたコラムのはずだったが、 気づけばノンジャンルのコーナーになっている。

 当サイトでは「利酒日記」にワインを、「ビール・発泡酒・チューハイの部屋」では文字通りビール系飲料と 缶チューハイ・カクテル等を、「日本酒の小部屋」では日本酒を掲載しているが、 割る前の焼酎については、掲載対象外としている。

 ところが今回、宮崎の有名銘柄「百年の孤独」(麦焼酎)を入手したので、 これはぜひ記しておきたいと思い、このコーナーに書くことにしたのだ。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄色。あるいは、非常に浅い琥珀ともいえる。
 香りは芳醇で、アルコール感豊か。パンチ力ある樽香。
 ストレートで口に運ぶと、ピリッとしたアルコールの口当たりのあとに、 非常にまろやかな甘味があって、麦なのになぜか芋のような、不思議なふくらみを感じる。 ウイスキーにも近い深み、樽熟感がある。
 また、ロックにして飲むと、この上ない柔らかさと、まろやかさが出る。

 今回、蔵元から直接買ったという知人から分けてもらった。大切に飲ませて頂こう。



2010年12月30日
No.33 イオンショップ10周年記念キャンペーンに当選

 11月に、イオンショップ で買い物をしたとき、10周年記念キャンペーンをやっていたので、応募した。 すると、先日、当選メールが送られてきた。

 懸賞にはよく応募するので、当たるのは、そんなに珍しいことではない。 通常は突然賞品が送られてきて驚くのものだが、 先にメールで知らせてくれるのも、なかなかうれしいものである。

 賞品は、「WAONオリジナルICカードリーダーライター&マウスパッド」である。

 同時に、10周年記念「WAONポイントプレゼント」も行われていて、 3,000円以上の買い物でWAONポイントを500ポイント頂くことができた。
 しかも驚くことに、WAON決済ではなく、他社のクレジットカードで決済したのにもかかわらず、 手持ちのWAONカード番号を入力して応募することで、WAONポイントをゲットでき、 更に懸賞応募で、この賞品をもらえたのだ。

 私は常日頃、できるだけ色々な懸賞に応募するようにしているが、 イオンショップは今回初めてだったので、(おそらく優遇されて)当たりやすかったのだろう。

 当選品のリーダーライターは、WAONカードをのせると、自動的にWAONのサイトに接続してくれるだけでなく、 通常は手入力が必要なWAON番号を、自動でエントリーしてくれる。簡単にWAON残高やポイントが確認できるし、 ネット決済も容易。これは非常に便利である。

 私は既にSONYのPaSoRiを持っているが、WAONをネットで利用するときは、こちらのほうが便利なので、 とてもありがたい。

 何より、WAONのキャラクターである Happy WAON が描かれていて、かわいい。

 ところで、WAONには最近、地域限定カードがたくさんつくられていて、実は私はかなり集めている。 近いうちに、公開しよう。


2011年2月17日
No.34 WAONグッズプレゼントキャンペーンに当選

 当コーナーで昨年末「イオンショップ10周年記念キャンペーン」に当選した旨の報告をしたばかりだが、 また別の懸賞に当たった。

 現金チャージ用のWAONカードを購入し、WAONの公式サイト上で ユーザー登録をすると、残高確認やポイントチャージなどができて便利なのだが、このユーザー登録をした人向けに、 よくプレゼントキャンペーンが実施されている。

 私が当たったのは、昨年11月1日〜11月30日の期間で行われていた 「第5弾 ユーザー登録で当たる!WAONグッズプレゼントキャンペーン」である。

 最近とみに増殖している「地域WAONカード」 を色々とコレクションしているので、 11月に何枚か買ったものについてユーザー登録をした。もちろん、キャンペーン当選の期待を込めてである。 そして見事、当たったというわけだ。確か当選数は50名とか、そんなものではなかったか。

 賞品は、WAONのキャラクターである"Happy WAON"のぬいぐるみ、組み立て式の「犬小屋BOX」(ぬいぐるみを入れるもの)、 エコボトル(水筒)、ボトルカバー、エプロンである。 すべて水色でHappy WAONのイラストがついている。マニア垂涎のグッズと思われる。

 私のようなオジサンでもキャラクターのHappy WAONはかわいいと思うので、 女性にたいへん受けているのはよくわかる。

 当ページで再三書いているが、私は極力キャッシュを使わない主義で、日々の買い物のほとんどは 電子マネーかクレジットカードですませている。 SuicaもSMART ICOCAもJR東日本のVIEWカードからチャージし、 Edyは最近数少ない、チャージでポイントが付与されるOMCカードからチャージし、こつこつポイントをためている。 ポストペイ型はJCBカードに紐付けしたQuicpayを使っている。また最近、子供の通学の関係上、 Pitapaをつくる必要に迫られ、Osaka Pitapa(三井住友カード発行)を申し込んだところ。 ついでに、同クレジットカードに紐付けして使う、ポストペイ型電子マネーのID(カード型)も申し込んでおいた。

 ところがWAONの使用に関しては、私はイオンカード(クレジットカード)を持っていないので、WAONチャージでポイント獲得の機会がない。 なぜつくらないのか?といえば、イオンカードからチャージできるWAONカードは、 味も素っ気もない水色のWAONカードプラスだけで、 私が使いたい「地域WAONカード」は現金チャージにしか対応していないからだ。

 それで私のとった戦略は、Gポイントお財布.comなどのポイントサイトや、 マクロミルキューモニターなどのモニターサイトで稼いだポイントを、 WAONポイントに交換してWAONチャージするという方法。

 そういう経緯で、「地域WAONカード」を蒐集することになり、 イオングループのお店での買い物に日々使っているのである。 特に「5のつく日はポイント2倍〜♪」、「20日・30日5%オフ♪」などと CMでもやっている日には、積極的にイオンのお店に行っている。

 ところで、これも賞品の一つと言うべきか、おまけというべきか、WAON公式サイトでも公開されている 「ワオンと不思議な首輪」 のミニ絵本がついていた。

 イオンリテールさん、ありがとう。再度の当選で、すっかりWAONファンになりました。


2011年8月5日
No.35 BRAVO! お試し引換券

 ポイント集めが趣味の私は、当然、PONTAカードを持っている。
 といっても、使うのはもっぱらコンビニのLAWSONのみである。

 GEO(ビデオレンタル店)を使う人ならもっとPONTAポイントをためる機会もあるのだろうが、 私はDVDなどは一切借りたりしないし、ゲームなどもまったくしない。

 複数企業に跨がる「統合ポイント」の草分けは、言わずと知れたTポイント* だが、 PONTAは後追いの立場であり、まだ対等な競争相手にはなっていない。


 * 私がTポイントカードを使うのはドトールコーヒー(含エクセルシオール)とファミマ くらいのもの。TSUTAYAにも牛角にもガストにもバーミヤンにも行かない。 カードはエクセルシオールが加盟した時つくった。Tポイントは優秀だと絶賛する声が多いが、 私には縁遠いお店が多い。ドトールとエクセルシオールでは、基本的に支払が現金のみなので、 現金を使いたくない私としては、JCBカードでためたポイントをTポイントに交換して、 それをドトール等の支払に充てるという戦略をとっている。
 しかし、Tポイントにはない大きな魅力が、LAWSONの 「お試し引換券」である。

 たまったPONTAポイントをレジ精算時に使うと、1ポイント=1円相当。 これは、Tポイントとまったく同じ。ところが、「お試し引換券」は、 例えば50ポイントで200円程度の商品がもらえたりする。

 発券数に限りがあるから、あまり夜遅くに行くと、もうなくなっていることもあるし、 数日経ってもまだ残っている引換券もある。発券は、店頭にある端末Loppy(ロッピー)で行う。

 今日私は、上の写真の商品をすべて「お試し引換券」でゲットしてきた。使用ポイントは合計310p。支払はもちろん0円。
 詳細は以下の通り。

商品名必要ポイント通常価格割引率
スターバックスディスカバリーズ エスプレッソ50p210円▲76.2%
キリン本格辛口40p141円▲71.6%
アサヒ一番麦40p141円▲71.6%
サッポロ麦とホップ40p141円▲71.6%
ジャックダニエルハイボール50p198円▲74.7%
アサヒSPARX40p148円▲73.0%
スターバックスディスカバリーズ ラテ50p210円▲76.2%
合計310p1,189円▲73.9%


 基本的に同じ券は1日1枚しか発券できないルールだが、 たとえば今日私がゲットしたスターバックスディスカバリーズは、1日2枚まで発券できて、商品は数種の中から選べる。

 どの商品もだいたい7割引き以上の破格値だが、時々もっと大きな割引率のものもある。 たとえば今日(8月5日)登場した引換券のうち、「東芝インパルス」単三乾電池2本は、 税込340円の売価に対して、なんと60ポイントでもらうことができる。その割引率は驚異の▲82%超。

 メーカーさんの負担率の違いだと思うが、こんなに割り引いて大丈夫なの?といいたくなる。 いや、メーカーさんにとっては、販促費ということなのだろう。

 このお得な特典、使わない手はない。PONTAを積極的に集めている人ならこんなことは重々ご承知だろうが、 「お試し引換券」がある以上、私はTポイントのファミリーマートよりも、PONTAのLAWSONを利用する。

 なお、同じ券は1日1枚という制約があると書いたが、それはPONTAカード1枚についての制限。
 私は、PONTAが発足した直後につくったオリジナルPONTAカード(写真上)と、 PONTA以前のMy LAWSON POINT(写真下*)の2枚を持っているので、同じ引換券を2枚ずつゲットすることは可能。

 * 従来のMy LAWSON POINT カードは、そのままPONTAカードとして使える。 私の持っているのは、あまり多くの人が持っていないであろう、 NATURAL LAWSON 仕様の My LAWSON POINT である。

 そもそも私は、「お試し引換券」複数ゲットのために、既にMy LAWSON POINTをもっていたのに、 ネットでオリジナルPONTAを申し込んだのだ。以前のMy LAWSON POINTカードは、原則1人1枚の発行に限られていたが、 PONTAになってからは、その制限はなくなった。人によっては、GEOで会員証としてつくり、LAWSONでつくり、 オリジナルPONTAがかわいいからといって、更にネットで申し込んだなんて人もいるようだ。最近では、 ケンタッキーフライドチキンも加盟したので、お店でつくれるようである。

 ただ、複数所持すると、結局ポイントが散逸して貯めにくくなるので、 計画的に使うことが必要だ。私は、それぞれのカードのポイント数を常に見ながら、 バランスよく貯めている。

 コンビニでそんなにたくさん買い物はしないよ、という人も多いだろう。 私だってそんなに大量の買い物をしているわけではない。 ボーナスポイントのついている商品を積極的に選んで、購入しているだけだ。

 たとえば、今日私が買ったものでは、売価税込103円の烏龍茶1リットル(LAWSONブランド)に、 ボーナスポイントが10ポイントもついていた。ふつう103円の買い物だと1ポイント(=100円につき1ポイント)+来店ポイント1ポイント で合計2ポイントしかつかないが、今なら11ポイントもらえるというわけだ。

 なんだかLAWSONの宣伝みたいになってしまったが、 ポイント集めにおいて最も戒めるべきなのは、「ポイントのために無駄な買い物をする」ことである。

 上記の私の買い物の例でいえば、何かお茶系の飲み物を買いたくて、緑茶にするか、紅茶にするか、麦茶にするか・・ などと悩んでいる時に、烏龍茶なら10ポイント!とわかったから烏龍茶にする。そういう買い方が原則だ。 ポイントのために要らないものを買って無駄な金を使うのは、本末転倒。 くれぐれもそんな病気に冒されないように。



2012年5月21日
No.36 金環日食の写真

 おそらくこの手の写真はネット上に腐るほどアップされていることと思うが、 個人的な記録として、残しておきたい。今後海外にでもわざわざ行かない限り、 このような写真を撮ることはできないであろうから。

 私の住む大阪では、本日(2012年5月21日)朝7時半頃「金環」状態となった、 その前後の記録。カメラレンズの前に日食観測グラスをつけて撮影した。

 雲の状態が刻一刻と変わっていったので、なかなか安定した撮影ができなかった。

7時23分 7時27分
7時28分 7時30分
7時30分 7時31分
7時33分 7時37分
7時41分 8時2分


 最後の1枚だけ、ちょっと時間が経った後だが、 部分日食状態にかなり戻った時刻のものである。

 金環日食は、もっと辺りが暗くなるのかと思っていたら、 天気の悪い日の夕方くらいの感じであった。

 私は勤め人ではないので、今朝は自宅でゆっくりと撮影することができた。 リアルタイムで見ることができなかった方に、ぜひ見て頂きたいと思い、アップした。



2012年8月19日
No.37 ケータイ買い増し

 これまで使ってきた携帯電話が2年になるので、 突然故障などされたら困るということで、そろそろ機種変更しようと思った。

 ところが、現在出ている新機種のほとんどが、スマートフォン。 従来型のケータイ(ガラケー)は、いわゆるらくらくホンみたいな、高齢者向けのものくらいしかないため、 スマホ嫌いの私としては、困ってしまった。

 そこで、ガラケーの高機能機種を、中古で探すことにした。

 私の条件は、@おサイフケータイ必須、Aワンセグ必須、B高機能カメラ必須、C電池が持つこと、 Dタッチパネルでなくテンキーがついていること、E見た目がカッコいいこと。

 私がなぜスマホを極度に嫌うかというと、とにかく電池の持ちが悪く、 テンキーがついている機種がほとんどないから。

 電池は3日くらい持ってくれて当然だから、下手をすれば1日も持たない現状のスマホなど、 言語道断である。また、PCを使い慣れた方なら同意していただけると思うが、 ケータイでもタッチタイピング(いわゆるブラインドタッチ)が当たり前であるから、 一々触れる部分を目で確認しなければならない液晶タッチパネルしか入力デバイスがないなんて、面倒で仕方ない。 テンキーなら手で触れただけで何のキーかわかるし、クリック感もあるから素早く打っても打ち間違いがない。 クリック感のないタッチパネルなど、イライラするのだ。

 加えて私は、ゲームなど一切しないし、ケータイでネットサーフィンなどもしない。 電車での移動中などに暇があったら、ケータイをいじるよりも本を読みたい人間だ。 また、仕事で必要ならPCを持ち歩くから、スマホでちまちまファイルを見たりはしない。そもそも、 いくらスマホでPCソフトが使えるなどといっても、たとえば表計算ソフトでグラフを作り替えたり、 マクロを組んだりするような、高度な処理はできないだろう。それだと、使い物にはならないのだ。 暇つぶし程度にしかならない、中途半端なアプリなど不要である。

 スケジュール管理も、紙の手帳に勝るものはない。 機械など、壊れてしまったらすべてゼロになる。日々機械を使いこなしているからこそ、 機械の脆弱性は痛いほど実感している。また、自分の大切なデータを他人の懐に預けるような「クラウド」なんて、 私は一切信用していない。自分のデータはすべて自分のローカルマシンに保存している。

 というわけで、徹底的にスマホ嫌いの私としては、少しくらい古くても高機能のガラケーで あと数年をやり過ごしたい。そのうちスマホの電池の持ちも劇的に改善されるだろうし(それを期待している)、 キーボードの件は、外付けでなんとか対応するしかないのかな?と考えている。

 今回、キャリアでの機種変更という形ではなく、ネットで中古を探し求めて購入したので、 自分でSIMカードを入れ替えて使っている。つまり、機種変ではなく「買い増し」である。

 購入したのは[2010年冬〜2011年春]モデルの LUMIX PHONE(Softbank 001P)。 パナソニック製のスライド型である。


背面

表面(スライドさせたところ)


 なんと1320万画素カメラがつき、ワンセグとおサイフケータイも当然搭載。そして何より、 私が愛用しているデジカメ LUMIX とデザインが瓜二つな点が気に入った。 実はこの機種が出た時から、「次はこれ」と考えていたのだが、 いつの間にかキャリアのショップからは姿を消してしまっていた。 買えないとなると、余計に欲しくなる。6月頃、ネットで必死に探したところ、なんとかみつけることができ、 慌てて購入しておいたのだ。現在では、もう売っているショップは見当たらない。

 これで、少なくともあと2年はこの気に入った機種を使い続けられる。 思い立った時に素早く購入しておいてよかった。

 おそらくガラケー最後の究極の高機能機種と思われる。将来、前時代の遺物と称されるシロモノかもしれない。 私の20年近くに及ぶケータイ経歴の中でも、これが最高で、最後の機種になる。


愛用のPANASONIC製デジカメ(左上)&PC(右)とともに


2013年6月10日
No.38 モバイルSuica会員300万人突破記念キャンペーン に当選 − そして Suica に思うこと

 当選品は、Suica1000円分のチャージ。 私としては、Suica関連のキャンペーンで1000円が当たったのは、 これが3度目である。自分の備忘のためにも、今回どうやって当選に漕ぎ着けたのか、記しておきたい。

 6月5日に当選メールが届いた。
モバイルSuicaのSF(電子マネー)への入金(チャージ)額をSuicaポケットでお預かりしております。 内容をご確認の上、期限までに、受取手続きを完了してください。

□サービス名
モバイルSuica会員300万人突破記念CP
□会社名
JR東日本
□受取額
1,000円
□Suicaポケット依頼ID
MSCP300_19***
□受取期限
2013/06/30 23:59

この度は「モバイルSuica会員300万人突破記念キャンペーン」へのご参加ありがとうございました。 期間中にモバイルSuicaで30回以上鉄道にご乗車いただきましたので、 1000円分のSuicaチャージをプレゼントいたします。 案内に従って上記期限内にお受け取りください。

サービス提供:JR東日本

 そもそもこれはどういうキャンペーンだったのかというと。
1 キャンペーン期間
2013年1月28日(月)〜4月30日(火)

2 キャンペーン内容
(1)モバイルSuica に入ればトクをする!

@ モバイルSuica にクレジットカードを登録して新規入会された方に、 もれなくモバイルSuica チャージを1,000 円分プレゼント
A EASY モバイルSuica 会員の方で、クレジットカード情報を追加登録された方に、 もれなくモバイルSuica チャージを1,000 円分プレゼント
@Aどちらもクレジットカードについて、ビューカードで登録された方には、 さらにもれなくモバイルSuica チャージを1,000 円分プレゼント

(2)モバイルSuica でたくさん乗ればトクをする!

@ SF(電子マネー)での鉄道のご利用
キャンペーン期間中に、モバイルSuica でSF(電子マネー)を使って鉄道に30 回以上乗車された 方のうち、
ご利用回数上位30,000 名様にモバイルSuica チャージを1,000 円分プレゼント
※ 定期券で乗越精算した場合やJR東日本以外の鉄道会社を利用した場合も対象となります。
※ 定期券区間内のみのご利用、路面電車やバスでのご利用、コンビニエンスストアや駅ナカ などでの電子マネー利用は対象外です。

A 普通列車グリーン車のご利用
キャンペーン期間中に、モバイルSuica でSuica グリーン券を3 回以上購入・乗車された方のうち、 ご利用回数上位3,000 名様にモバイルSuica チャージを1,000 円分プレゼント
※ モバイルSuica で「グリーン車Suica システム」を利用して、湘南新宿ライン・宇都宮線・高崎線・常磐線・東海道線・横須 賀線・総武線快速等の普通列車グリーン車に乗車された方が対象となります。
※ 払いもどしをされた場合は、ご利用回数にカウントされません。

B モバイルSuica 特急券(モバトク・スーパーモバトク)のご利用 キャンペーン期間中に、モバイルSuica 特急券で3 回以上乗車された方のうち、 ご利用回数上位3,000 名様にモバイルSuica チャージを1,000 円分プレゼント
   引用元URL → http://www.jreast.co.jp/press/2012/20130105.pdf

 今回、私が対象となったのは、この部分。

 @ SF(電子マネー)での鉄道のご利用
 キャンペーン期間中に、モバイルSuica でSF(電子マネー)を使って 鉄道に30 回以上乗車された方のうち、  ご利用回数上位30,000名様に モバイルSuica チャージを1,000 円分プレゼント
 ※ 定期券で乗越精算した場合や JR東日本以外の鉄道会社を利用した場合も対象となります。


 実際に、上記期間中に私がどれだけモバイルSuicaで乗車したのか集計してみた。 関西在住のため、当然のことながら関西圏が圧倒的に多い。
2013,1,28〜4,30 期間中のモバイルSuicaを使った列車乗車回数・金額集計
鉄道会社 回数 金額
ICOCA エリア
JR西日本 45回 18,130円
PiTaPa エリア
阪急電鉄 18回 3,640円
大阪市交通局 10回 2,260円
阪神電鉄 4回 730円
近畿日本鉄道 2回 1,900円
大阪高速鉄道(大阪モノレール) 2回 480円
北大阪急行電鉄 2回 240円
京都市交通局 2回 460円
TOICA エリア
JR東海 5回 870円
manaca エリア
名古屋市交通局 2回 460円
PASMO エリア
東京メトロ 4回 620円
京王電鉄 2回 240円
Suica エリア
JR東日本 1回 130円
合計 99回 30,160円
 利用金額トータル30,160円で1,000円のキャッシュバックだから、 還元率は3.3%に過ぎない。そう考えると、大した還元ではないが、 そもそもチャージした時点で1.5%の還元を受けている。 それにしても。期間中にJR東日本を利用したのはたった1回130円!・・・すみませんJR東日本さん。
 ポイントもらうより定期券とか回数券のほうが得じゃないの?とお思いの方がいるかもしれないが、 私は勤め人ではないので、同じ区間をそんなにたくさん乗車しないのだ。PiTaPa割引も得ではないし。 唯一、大きな得となる大阪市営地下鉄の1区特別回数券(16.7%引、3ヶ月有効)と、 一部の民鉄の時差回数券(同)は使っている。
 以前に同様のキャンペーンが行われた時(このページに記載していなかったが、 確か期間1ヶ月ほどの間に10回以上乗車の上位1万名だったと記憶している)には、 関西圏での相互利用先はICOCAエリアだけだったから、せっせとJR西日本に乗車して (阪神間などでふだん民鉄を利用していたのをすべてJRに変えて)条件クリアした。

 ところが今回のキャンペーン期間中の3月23日から、全国10種のIC乗車券相互利用 が始まったため、PiTaPaエリアなどでも使えるようになり、目標達成が容易になった。

 思うにJR東日本さんは、この全国共通利用化を契機に、自社エリア外でも 積極的にSuicaを使ってもらおうという戦略に本腰を入れ始めたのではないか。 JR東日本の駅などに貼り出したポスターに「日本の1枚」なるコピーを採用している ことに、その姿勢が表れている。

 いよいよ本格的に、Suica一人勝ち の時代が来たか。

 私のように圏外在住で(まあ、首都圏に行く機会も多いのだが)モバイルSuicaと VIEWカード(JR東日本発行のクレジットカード)を利用している人間はまだそんなに多くはないかもしれないが、 人に聞かれれば私は積極的に勧めている。 そのくらい、JR西日本さんのクレジットカードとICOCAのポイントシステムが貧弱で、 利用したいとは思えないのだ。

 比べてみれば、お得度の違いは明らかだ。
[ VIEWカードでSuicaにチャージ ]

・チャージポイント  VIEWサンクスポイント 1.5%
・乗車ポイント  なし
・ショッピングポイント  Suicaポイントクラブ加盟店でSuicaポイント0.5%

[ J-WESTカードでSmart ICOCAにチャージ ]

・チャージポイント  J-WESTポイント 0.5%
・乗車ポイント  JR西日本乗車に限りJ-WESTポイント 0.5%
・ショッピングポイント  エリア内のヤマト運輸、イトーヨーカドー等でJ-WESTポイント 0.5%
 つまり、VIEWカード+Suicaの場合、チャージした時点で1.5%のポイントがもらえる。 それは何に使ってもいい。 さらに(JR東日本エリア限定ではあるが)Suicaポイントクラブ加盟店(駅ナカのNEWDAYSなど) で買い物すれば、0.5%のSuicaポイントまでゲットできる。付与率は最低1.5%〜最高2%である。

 これに対して、J-WESTカード+ICOCAの場合、チャージした時点ではたった0.5%。 そのICOCAでJR西日本に乗るとさらに0.5%(合計1%)。 エリア内のイトーヨーカドー等の加盟店で買い物すると0.5%(合計1%)だが、 それ以外の店舗ではショッピングポイントはつかない。付与率は最低0.5%〜最高1%である。

 さらに言うと、VIEWサンクスポイントは400ポイント(1,000円相当)から、 Suicaポイントは100ポイント(100円相当)から換金できるのに、 J-WESTポイントはなんと3,000ポイント(3,000円相当)からしか換金できない。 有効期間内にためることができず失効してしまうリスクも高い。 この使い勝手の差はとっても大きい。

 上記理由により、私は以前から、関西圏のICOCAが使える店では、すべてSuicaを使って 買い物をしている。Smart ICOCA も持っているが、 クレカはJMBローソンPontaカード(電子マネーチャージでPontaポイントがたまる) を使ってチャージし、Suicaの使えないところ(相互利用していないバスなど)でのみ、 ICOCA乗車している。

 ヨドバシカメラ(梅田、京都)では、以前はたぶん「大人の事情」(競合他店との関係?) によりSuica、ICOCA等が使えなかった。PiTaPaは使えたのに。他地域のヨドバシでは以前からSuica使えたのに。

 私がずっと同店に抗議し続けた甲斐あって(・・というのは半分冗談。 同じ意見はたくさんいただいておりますと、当時の店員さんは申し訳なさそうに言っていたっけ・・) 今では使えるようになったから、上限である2万円までの買い物はSuicaで決済している。 もちろん、ビックカメラ(JR東日本と仲がいい)でも。

 というわけで、関西在住の私はこれからも、イチオシ電子マネーはSuicaです。

2013年7月24日
No.39 はじめてのタブレット

 なんか機械音痴がはじめてのタブレットに悪戦苦闘みたいな印象のタイトルでちょっといやだが、 当サイトをよくご覧の皆さまなら、私が極度のタッチパネル嫌い+キーボード好きということは、 よくおわかりのことだろう。

 その私がなぜ今タブレットか。タッチパネルに慣れたいから? ・・いやいや、決してそんなことではない。 やむにやまれぬ事情で、と言った方がいい。

 仕事でPCが必須の私は、外出先でも仕事をしたいときには、ノートPCを持ち歩く。 元々荷物の多い私が、モバイル型とはいえ、重量が1.3kgにも及ぶPCをカバンに入れると、 とてつもなく重たくなる。大切なカバンの傷みも気になる。それで、できるだけ荷物を軽くしたいという発想から、 持ち運び用PCを物色し始めた。

 画面タッチが極度に嫌いな私だから、キーボード付きのノートPCを基本に考えるのだが、 超薄型ウルトラブックにしたところで、大した軽量化にはならない。 思いっきり軽くしたいのなら、やはりタブレットしかないのか・・というところに行き着く。

 タブレットといっても、i Pad や アンドロイドマシンは、最初から選択肢にはならない。 別に外出先でネットを見たり、Facebookをやったりといった目的で購入するのではない。 あくまでもバリバリ仕事用なのだ。 OFFICE(Excel, Word, Power Point等)や一太郎、その他ビジネスソフトが ノートPCと同じ環境で普通に使えて互換性があるとなると、Windowsタブレットしかない。
 * 注:Windows RT は Windowsといいながら別物である。PCソフトが使えないのだから。 よって、Surface RT などは、端から候補にはならない。

 Windows タブレットは、つい最近まで、富士通、ACER、ASUS くらいからしか出ていなかった。 非常に選択肢が乏しかったわけだ。ところが、私が検討を始めた頃には、 だいぶ増えていた。

 その中から選んだのが、DELL Latitude 10 という製品。

 OS は Windows8 32bit。CPU は Intel ATOM Z 2760、メモリは2GBと、それぞれちょっと非力だが致し方ない。 理想はCore i5 とか使って、メモリ4GBくらいは欲しいところだが、そうなると電力消費量が大きくてバッテリーが持たず、 さらに本体重量が大きくなる(MS Surface Proがそう)。 そのあたりのせめぎ合いの中から設定されたものだろう。本体重量は658gで、 バッテリー駆動時間は驚異の約13時間。充電も気にしなくていい。

 なお、ストレージはSSDで、標準構成では64GBなのだが、オプションで128GBを選ぶこともできるために、そうした。

 6月初旬に直販サイトで注文したところ、オプションのSSDの生産が追いついていないので納期は1か月以上先 (DELLは基本的に受注生産の会社だから)との連絡があり、仕方なく待つことにしたのだが、 実際には1か月も待たずに、6月中には届いた。つまり、使い始めてもう1か月くらいになる。

 基本的に持ち運び用のサブマシンなので、たとえ壊れたとしても直ちに慌てる事態にはならないが、 使用開始して1か月も経たないうちに、Windows8自身のせいで、Windows8アプリが起動しなくなった (この障害は多数報告されていて、MS側の問題らしい。なんとかしてほしい)。 まあ、スマホみたいなおもちゃアプリなど要らないのだが、それでもついているものが作動しないというのは 微妙に気持ちが悪い。 それで仕方なく、先日一旦、工場出荷状態に戻し、セットアップをやり直した。一度入れたソフトももちろん 一から入れ直した。だいぶ時間をロスした。

 現在は快適に動いているが、やはりPCと比べて非力なため、ソフトやファイルは必要最小限だけ入れている。 画面タッチの操作が思っていた以上に、死ぬほどやりにくいため、入力デバイスはBluetoothキーボードを使っている。 新しいキーボードは使い勝手は悪いが、慣れればタッチタイピングはできる。

 この製品の良いところは、なんとバッテリーが取り外し可能で、自分で簡単に交換できるところ。 これはタブレットでは珍しい。USBとSDカードスロットがいずれもminiではなく標準サイズというのも非常に良い。 また、スタイラスペンにも対応している。 これらの仕様が、購入の決め手となった。

 これでほぼ毎日カバンに入れて外出することができる。無論、動画を見たり電子書籍を読んだり・・ なんて使い方は一切しない。あくまでも軽い、ただキーボードがないだけのPCを買ったのだから。

 仕事の効率アップができて、投資額は6万円台。非常に良い買い物をした。


2014年4月6日
No.40 2014年の桜

 当サイトは、基本的に自宅で飲んだワインその他アルコール飲料についてコメントすることを主目的として 開設されたものであるから、それ以外のコンテンツは薄い。だから、旅行に行った写真などを掲載することも基本的にはない。

 そもそも私は仕事柄、長期の旅行などに出かけることは難しく、 出かけたとしてもせいぜい1泊がいいところで、 毎年子供の春休みの時期に合わせてどこか近場に行くことが多い。 夏休みや年末年始でないのは、 その時期に仕事が忙しいことが多いからである。

 春といえば桜。昨年(2013年)は奈良の吉野に桜を見に行き、 大いに感動したところだが、当サイト上には未掲載。

 そのような山間部に行くことは実は珍しく、 我が家では基本的に都会の街中に遊びに行き、シティホテルでの宿泊や食を楽しむといった旅程が 圧倒的に多い。

 2014年の春は、関西から新幹線で2時間半の福岡に行ってきた。 息子が来年受験のため、太宰府天満宮に行きたいというのも一つの目的ではあったのだが。

 初日は門司港レトロ、下関海響館(水族館)などを見て、博多に移動して宿泊。 翌日は福岡市の中心部、大濠公園・舞鶴公園で花見をしたあと、太宰府にお参り。

 大濠公園・舞鶴公園

 太宰府天満宮

 中洲の屋台と泊まった宿

 宿泊したのは、キャナルシティ(福岡市博多区)内にあるグランドハイアット福岡。 我が家のこれまでの歴代宿泊国内シティホテルランキングでは、堂々2位。 ちなみに不動の1位は名古屋マリオットアソシアホテル。3位は横浜ロイヤルパークホテルである。

 今回、グランドデラックスツインという部屋に泊めて頂いて、 かなりゆったり過ごせたのだが、ここのホテルはサービスがわりと素っ気ないのが特徴。 やや説明不足であったり、カフェテラスでの朝食時にも、一部行き届かない点もあった。 そのあたりが完璧な名古屋マリオットと比べて、相当に劣ると感じ、残念だった。



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