2007年9月7日
No.1321: COCKTAILカロリ。カシスオレンジ / サントリー
かくてるかろり。かしすおれんじ / さんとりー
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カクテルカロリ。の通年ラインナップのうち、ソルティードッグとカシスオレンジが、
8月上旬製造分からリニューアルされている。昨日ソルティードッグを掲載したので、
今日はもう一方のカシスオレンジを。
色は濃いめのピンクと朱色の中間あるいは薄紅色といった感じでやや濁りがある。
カシスの香りが目立つが、柑橘香も混じって軽やかな感じ。
味わいは酸味が中心で、いたって軽やか。カシスの黒っぽい感じはそれほど目立たない。
カロリ。特有の人工的な薄ら甘さは、キュンとしたオレンジの酸味のために、
かなり隠されている。
果汁1.5%。アルコール分4%。原材料名:ブラッドオレンジ、カシス、スピリッツ、
カシスリキュール、糖類、酸味料、香料、果実色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
ベニバナ黄色素。
旧製品の果汁1.0%から、わずかに0.5%だけ増量。原材料を比べると、
ブラッドオレンジとカシスの順番が代わっているから、含有比率が逆転したということだろう。
今回の新製品ではよりジューシー感をアップしたということで、
そのもくろみはこの製品に限っては奏功していると思う。
ソルティードッグのほうはあまり魅力が向上したとは思わなかったが。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月8日
No.1322: 御殿場高原ビール デュンケル / 米久・森のビール工場
ごてんばこうげんびーる でゅんける / よねきゅう・もりのびーるこうじょう
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先日ヴァイツェンとピルス
を飲んだ御殿場高原ビール。
入手したのは全部で3種なので、少し間が空いたが、最後の1本を掲載したい。
外観はしっかりと濃い黄金色。泡はきめ細かいが琥珀色。泡はベージュ色で、泡持ちはほどほど。
モルトの甘い香りと、軽やかなロースト香。
苦味は中庸。じんわりとした麦の旨みがある。
後味は甘苦い。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ。
製造者:米久(株)森のビール工場、静岡県御殿場市保土沢字炭焼沢1015-1。
「デュンケル」とは・・。という次のような説明文が、裏ラベルにある。
「原料のモルトをローストした濃色ビール。独特の香ばしさが絶品。コクをお楽しみあれ。」
口当たりは柔らかく、濃色ビールを飲み慣れない人にも飲みやすいと思う。
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ビール |
2007年9月9日
No.1323: 旬果搾り 爽感 クラッシュレモン / アサヒ
しゅんかしぼり そうかん くらっしゅれもん / あさひ
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旬果搾り爽感が新しくなった。なったといっても、発売は明後日9月11日であるが、
とりあえずレモンを入手したので、早速飲む。
グラスに注いだ色はやや白濁。果肉入りということだが、
缶を振らずに注ぐと、最初は果肉が出てこない。軽く回してもう一度注ぐと、やっと出てきた。
香りは、伝統的なレモンチューハイにありがちなガラスクリーナーみたいな匂いだが、
適度にフレッシュ感もあり、それほど不自然ではない。
味はレモンの酸のフレッシュさ感に、適度な甘味が加わる。ほのかなアルコール感も良い。
アルコール分6%。果汁3%。原材料:アルコール、レモン果汁、果粒、糖類、酸味料、香料。
「レモンの果肉と果汁を使用したみずみずしいおいしさのチューハイです。」
サイト情報によれば、今回のリニューアルで果汁感と爽快感がアップしたとのこと
(果汁2%から3%へ増量)だが、私には旧製品との違いはあまり感じられなかった。
元々完成度の高い製品だと思うので、大きく変えないで正解である。
でも、売り方が派手でないこともあって、爆発的人気を得るまでには至っていない。
これでは、売り方のうまいサントリーやキリンにはかなわないだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月10日
No.1324: 氷結 早摘みアセロラ <期間限定> / キリン
ひょうけつ はやづみあせろら <きかんげんてい> / きりん
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明後日9月12日に発売となる氷結早摘みシリーズの新顔、アセロラ。
いくつかある明日発売の新製品には、どういうわけか今日はまったく巡り会うことができず、
その代わりにこれをみつけてきたのだ。
グラスに注いだ外観は、ほんのり黄色っぽく色づいており、梅酒ソーダに似ている。
香りは、缶を開けた瞬間から、鋭いアセロラ香が立っている。
りんごのような甘酸っぱさで、まるでFAUCHONのアップルティーの缶を開けて中の茶葉の香りを嗅いだよう
(知ってる人にしかわからない比喩でゴメンナサイ)。
口当たりは、サッパリ。鋭い酸味が中心で、甘ったるさは微塵もない。
早摘みシリーズに共通の、薄いとも言えるくらいの味のシンプルさは、とても好感が持てる。
アルコール分4%。果汁2.0%。原材料:アセロラ果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
「早摘みアセロラの氷結ストレート果汁を主に使用した、甘さひかえめ、爽やかなおいしさのチューハイ。」
まさにこのシリーズにうってつけのフレーバーを持ってきたと思う。自然すぎて、以前からあったかのように思えてしまう。
期間限定とはもったいないとも思うが、まあレモンや
グレープフルーツに比べれば、毎日飲もうと思うようなフレーバーでもないので、
レア感のある限定品という位置づけでちょうど良いのだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月11日
No.1325: 北海道生搾り みがき麦 / サッポロ
ほっかいどうなましぼり みがきむぎ / さっぽろ
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本日発売の新製品が、旬果爽感レモン以外、何一つ手に入らないという異常事態。
明日以降も引き続き探索努力を続けることとして、今日飲むのは、明日9月12日発売、北海道生搾りのリニューアル品。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。泡の密度が高く勢いがあり、泡持ちも良い。
やや抑制気味の澄んだホップ香。みがき麦という名前の印象通り、
シャープで雑味のない味わいで、反面、麦のコクや力強さは感じない。発泡酒だから致し方ないところだが。
それでも一時代前の発泡酒臭さみたいなものを概ね克服し、ひたすらピュアな飲み口になっている点は、
まさに進化を感じさせる。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・糖類。
かなり良くできた発泡酒だとは思うが、なぜ今発泡酒なのだろう。
もちろん生搾りはサッポロの主力商品の一つだから、ブラッシュアップしてより消費者に存在感を示そう
という意図はわかるが、若干"時代遅れ"の感はある。
サッポロさんはドラフトワンで新たなマーケットを開拓したことを唯一の例外として、
どうも足元の消費トレンドに対応する敏速さとか、新たな消費を喚起する仕掛けが苦手というか、
ハッキリ言って鈍いような気がする。厳しい言い方かもしれないが、
常に後手に回っていては、シェアの拡大は覚束ないと私は思う。卓越した技術力があるだけに、
非常に残念である。いっそのこと、発泡酒や新ジャンルはやめて、
ヱビスという巨大古看板だけにもっともっと注力してみてはどうか。
その意味で、ヱビス・ザ・ホップという今年最大のヒット商品は、
非常に正攻法で小気味よく、技術力を誇示することにも成功していると私は思う。
ところでパッケージデザインに関して、以前の生搾りはトレードマークの星が大きすぎて、
製品名が下に来すぎていてとってもバランスが悪いと私は指摘した。
それが今回の製品では改善されていて、よりスッキリとしつつ製品名のわかりやすいデザインとなった。この点は評価したい。
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発泡酒 |
2007年9月12日
No.1326: 直搾り スウィーティー / 宝酒造
じかしぼり すうぃーてぃー / たからしゅぞう
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昨日9月11日発売、直搾りの新顔。
どうも昨日発売の新製品はぜんぜんみつからなくて、この直搾りも2種出ているはずなのに、
今日ようやくこのスウィーティーだけを発見した。明日以降も更に探索を続けよう。
スウィーティーのチューハイなんて、私はこれまで聞いたことがない。おそらく初めてではなかろうか。
もともと酸が強烈でもなく、甘味が豊かなわけでもない、いわばどっちつかずで大味ぎみの柑橘だと思うので、
どんな味に仕上がっているか、興味深い。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。香りは、一般的なグレープフルーツチューハイから
甘い匂いを取り去った感じで、適度な苦味を感じさせるやさしい香り。
味もやはり柔らかな苦味とやさしい甘さが特徴で、酸味は強くない。アルコール感も適度。
直搾りらしいクリアで嫌みのない飲み口で、飲み飽きしない。
アルコール分5%。果汁3%。原材料:スウィーティー果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
「スウィーティーの果肉をまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用。産地と果汁の造り方を厳選した
スウィーティーのみずみずしい味わいをお楽しみください。」
もともと強烈な個性があるわけではない果実をどうやってチューハイにするのかと思ったが、
さすがタカラである。クリアでありながらジューシーな味わいに仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月13日
No.1327: カルピスフィーズ ライトスタイル フルーティーレモン / カルピス
かるぴすふぃーず らいとすたいる ふるーてぃーれもん / かるぴす
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9月10日、新しいカルピスフィーズが出た。
カルピスフィーズといえば、これまで地方限定商品ばかりで、首都圏、関西圏、中京圏などでは
お目に掛かれないものであった。当サイトでは、これまで特別に入手できた北海道限定の
ラベンダーとハスカップを掲載している。
今回の商品は、「カルピスフィーズライトスタイル」という新カテゴリーであり、
発売地域は全国である。
グラスに注いだ外観は純白のカルピス色。炭酸はあまり強くないようで、気泡はそれほど目立たない。
香りは、キュンとフレッシュな感じのレモン香が特徴。一瞬、(他社製品ではあるが)ヤクルトジョアのレモン味を思い出した。
口当たりもレモンの酸に特徴がある。カルピスの濃度は低く、さらっとしている。
アルコール感は弱い。
果汁1%。アルコール分4%。有機農産物2%使用。糖質75%オフ。原材料:レモン果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、レモンリキュール、
オリゴ糖、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム、
スクラロース)。
『「カルピス」を使った、ライトな飲み心地を楽しめる爽やかなお酒です。』
これは従来からのカルピスサワーファンには、かなり好意的に受け止められる新製品だと思う。糖質75%オフとのことだが、
サントリー・カロリ。のシリーズみたいに甘味料がアセスルファムKとスクラロースだけではなく、
カルピス社の製品には親会社の味の素が製法を開発した甘味料、アスパルテームが使われているため、
より一層自然な感じの甘さになっていると私は思う(もちろん、感じ方には個人差があるはず)。
ところで今週発売の新製品はあまり流通状況がよくなく、入手に苦労している。
これは、私の事務所の近くに2店あるファミマのうちの1店で発見。
毎日、時間の許す限り色々な店を巡り、1本1本見つけ出している。まだまだ探索は続く。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月14日
No.1328: 旬果搾り 爽感 クラッシュグレープフルーツ / アサヒ
しゅんかしぼり そうかん くらっしゅぐれーぷふるーつ / あさひ
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9月11日、旬果搾り爽感がリニューアル発売となった。当サイトでは、
既にクラッシュレモンのほうを飲んだので、
今日はもう一方のクラッシュグレープフルーツを取り上げる。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。グレープフルーツ果汁のイメージか。
香りは、よくありがちなガムのような甘そうなグレフル香。目立った特徴もない。
口当たりは、酸のフレッシュ感がそこそこあるものの、甘味が優勢。
グレフル特有の苦味が適度にあるが、やや間延びした印象。果肉が入っているので、
食べるような楽しさはあるが、それがジューシーさに貢献しているかと言えば、なかなかむずかしい。
アルコール分5%。果汁3%。原材料:アルコール、グレープフルーツ果汁、果粒、
糖類、酸味料、香料。「グレープフルーツの果肉と果汁を使用したみずみずしいおいしさのチューハイです。」
アサヒのサイト情報によれば、旧製品と比べて、果汁感と爽快感がアップしたとのことだが、
確かに果汁含有率が2%から3%に増量されてはいるものの、言われなければ、味の違いはまったくわからない。
缶に「果肉入りチューハイ」と明記されたことが、今回の一番の変化かもしれない。悲しいことだが。
V6の岡田クンを起用したテレビCMも変わり映えせず、アサヒは本当にこの商品を売る気があるのか、
大いに疑問を感じる。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月15日
No.1329: 焼酎ハイボール かぼす <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる かぼす <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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今週発売の新製品を、ホントに一品一品探し出している。今日も夕方から合計7店巡って、
ようやく2種みつけてきた。
これは9月11日に発売された、タカラ・焼酎ハイボールの期間限定品。
グラスに注いだ色は、ほんのり薄黄色。焼酎ハイボールは高炭酸なので、
この製品もご多分に漏れず、注いでいるときジュワジュワと音がし、大きな気泡が踊る。
抑制気味の青い感じの柑橘香。かなり酸が強そうな印象。焼酎ハイボール特有の少し薬品っぽいアルコール臭がある。
口に含むと、甘味はほとんどないが、かといって酸が強烈なわけでもない。
一方、苦味は強く、炭酸と呼応して実にドライな飲み口。後味にも甘い感じは全く残らない。
アルコール分6%。果汁1%。糖質80%オフ。甘味料不使用。
原材料:焼酎、かぼす果汁、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。
今年6月に出た焼酎ハイボールゆずもシャープな味わいだったが、
こちらも負けてはいない。ゆずのほうは隠し味にレモン果汁をプラスしていたが、
こちらはかぼす自体にある程度ジューシー感があるということで、単一果汁である。含有率たった1%ではあるが。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月16日
No.1330: 直搾り ライチ / 宝酒造
じかしぼり らいち / たからしゅぞう
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9月11日発売の新しい直搾り。今回は、先日飲んだスウィーティーと、このライチの2種が出た。
なかなか取り扱っている店がなく、何日間も色々と探し回って、ようやく発見できた。
グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。香りは、かなり甘そうな雰囲気のライチ香。
直搾りは全般的にスッキリ味が特徴だから、ちょっと意外な感じがした。
ところが、やっぱり甘味は抑え気味。炭酸がピリピリと効いており、
更に爽快感を引き立てる。口に含んでいる間だけはふんわり甘いニュアンスがあるが、
飲み込むと甘さは残らず、後味はスッキリ。
アルコール分5%。果汁1.5%。原材料:ライチ果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
「ライチの種をとり除いてから、果肉を丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したライチのみずみずしい味わいをお楽しみください。」
ライチ味のチューハイはこれまでも各社色々あったが、
ここまでシャープなものはめずらしい。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月17日
No.1331: サントリーチューハイ 沖縄パイナップル / サントリー
さんとりーちゅーはい おきなわぱいなっぷる / さんとりー
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2004年に試験的に限定発売し、2005年に全国デビューした沖縄チューハイシリーズ。
昨年にもリニューアル品が出たのだが、今回またこのパイナップルが復活発売となった。
発売日は、明日9月18日。
グラスに注いだ外観はほぼ無色だが、ほんのり黄色っぽい感じ。
香りは、ツンと甘酸っぱそうなパイン香。果汁というよりは、キャンディのように甘そう。
味は、酸がほどほどに効いていて、スッキリとした口当たりだが、
甘味も豊潤。しかし、甘ったるいというほどではないので、後味もスッキリ。
果汁1%。アルコール分5%。原材料名:パイナップル、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料。
泡盛0.5%使用。
缶には次のような文章が。
「沖縄産のパイナップル。太陽の恵みをたっぷり浴びて熟した果実は、甘酸っぱくフルーティーでおいしーさー。」
サイト情報によれば、
「特に今回は、無濾過果汁を使用することで、より果汁感が増し、熟したパイナップルの甘酸っぱいおいしさが楽しめます。」
とのことで、確かに以前の製品に比べると、甘く熟した感じがアップしたと思う(以前の製品に対する私自身のコメントを見る限り)。
ところで、今回の缶はメタリックな黄色というか、真鍮色というか、
とてもゴージャスな感じで、なかなか良い。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月18日[1]
No.1332: 一番搾り スタウト / キリン
いちばんしぼり すたうと / きりん
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明日9月19日発売の一番搾りスタウト。昨日、どこかにあるかな?と思って探し回ったがみつからず、
今日18日夕方、もう一度探しに行ったら、スーパーにたくさん陳列されていた。バラ売りもしていたが、
3缶パックには特製グラスがついていたので、迷わずそちらを購入。
グラスに注いだ色は、かなり深い黒だが、光にかざすとわずかに透過性があり、
喩えて言えば、醤油とコーラの中間程度。泡は深いベージュ色で、泡持ちは良い。
香りは、意外にも焦げ臭はおとなしく、内にこもった感じ。
フルーツなど甘そうな匂いはない。あれっ?スタウトっていいながら、スタウトじゃないのかな?
味わいは苦味が中心で、ハッキリ言って地味。酸や甘味はとても弱い。
飲みやすさという点では優れているが、ちょっと肩すかしを食らったような感じ。
ただ、この商品の意図は、これまでにないスッキリ感を売りにしたいということらしいので、
その意味ではもくろみ通りの素晴らしい出来映えだと思う。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。
スタウトと名乗るからには、エール(上面発酵)のはずだが、ちょっと違う気がする。
気になってキリンのサイトを見ると、
次のような商品説明があった。
スタウトとは、「濃色麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビール」。※
「一番搾り スタウト」は、スタウトの伝統的な味わいの特長である「芳醇さ」と現代のビールに求められる
「飲みやすさ」を一番搾り製法によって実現した、黒ビールの楽しさを広げる、新しい時代のスタウトです。
※公正競争規約より
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公正競争規約を調べてみると、(社)全国公正取引協議会連合会
のサイトに、ビールに関する規約(コード:B-1、業種:(食品)酒類、規約名:ビール、認定年月日:S54,12,17)があった。
その第4条1項4号に、
(4) スタウト
濃色の麦芽を原料の一部に用い、色が濃く、香味の特に強いビールでなければ、スタウトと表示してはならない。
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とある。
この規定を最低限守りさえすればいいのであれば、たとえ下面発酵の濃色ラガーであっても
スタウトという表示が可能である。
真相はわからないが、もしこのビールがエールではないとしたら、
確かに日本の公正競争規約には沿ったものであるけれども、世界的に見れば誤解を与えるものではないだろうか。
いや、濃色エールでこの味わいというのなら、まったく問題はないのだけれど。
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ビール |
2007年9月18日[2]
No.1333: カクテルパートナー プレミアム パッションフルーツ / アサヒ
かくてるぱーとなー ぷれみあむ ぱっしょんふるーつ / あさひ
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明日9月19日に発売となるカクパープレミアムの新顔。2種あるのだが、
今日はまずパッションフルーツのほうから飲む。
グラスに注いだ色は、濁りのある淡い黄色。パイン果汁のような黄色だ。
一方、香りはまさにパッションフルーツ。
味はパッションフルーツのトロピカルな甘さとともに、オレンジのコクある酸がうまく効いている。
甘味に腰があるのは、バニラだろうか。全般的に豊潤で、ジューシーな飲み応え。
果汁10%。アルコール分5%。原材料名:パッションフルーツリキュール、
ラム、オレンジ果汁、パッションフルーツ果汁、糖類、酸味料、香料。
「パッションフルーツの華やかな香りとオレンジの爽やかな甘酸っぱさのある、
本格バーテンダーのこだわりが詰まった一品です。隠し味としてバニラ(香料)を使用しています。」
さすがにこのカクパープレミアムシリーズは、気合いが入っている。果汁含有率が高いということもあって、
ジューシーでコクがあり、味わいのバランスも良い。
ところでこういった若者受けしそうなカクテルやチューハイの新製品、特にアサヒ、
キリン、サントリーの商品については、
私はいつもコンビニで購入することが多いのだが(スーパー等では、前日入荷がない場合がある)、
発売前夜の20時頃に行くと、既に新製品の棚はもぬけの殻であることが多く、
これまでにも涙をのんだことが数知れずあった。
今日は17時過ぎ頃にコンビニに行くことができたので、まだたくさん残っていた。
私が日々利用しているLAWSONのうちの1店は、売上全国一を記録したこともある繁盛店。
新しいもの好きの若者も多い土地柄なので、新製品の入手は、時間との戦いでもあるのだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月19日
No.1334: カクテルパートナー プレミアム 巨峰とライチ / アサヒ
かくてるぱーとなー ぷれみあむ きょほうとらいち / あさひ
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本日9月19日発売、カクパープレミアムの新顔。2種あるうち、
昨日既にパッションフルーツを飲んだので、今日はもう一方の巨峰とライチを。
グラスに注いだ色は、透明感のある淡い赤紫。
缶を開けたときに遠くまで届くのは、ぶどうの香りだが、グラスに鼻を近づけて嗅ぐと
ライチと、隠し味的に使われているはずのジャスミンがかなり目立ってくる。
味は巨峰の豊潤な甘味がやや薄まった印象で、
そこにライチのフレーバーがプラスされている。さらにジャスミンティのようなニュアンスが加わり、
とてもオリエンタルな味わい。
ぶどうのタンニンが結構効いているので、
渋味が口中に残る。酸も適度に主張する。
果汁10%。アルコール分5%。原材料名:ライチリキュール、
ウオッカ、ぶどう果汁、ライチ果汁、ジャスミンエキス、糖類、酸味料、香料。
「ライチの艶やかな香りと巨峰のすっきりとした甘さのある、
本格バーテンダーのこだわりが詰まった一品です。隠し味としてジャスミンエキスを使用しています。」
今回発売の2種もバーテンダー保志雄一氏の監修ということで、
さすがにブレンドの妙というか、味のバランスが命のカクテル。
チューハイのようにゴクゴク飲んでしまうのがもったいないような出来映えだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月20日
No.1335: ラ・カクテル フルーツスパークリング マンゴー / 合同酒精
ら・かくてる ふるーつすぱーくりんぐ まんごー / あさひ
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GODOの新製品というのは、ほんとうにみつからない。いつも苦労させられている。
8月7日発売のラ・カクテル フルーツスパークリングには2種あって、
私はもちろん発売前日からずっと探し続けていたが、ようやく先日、
このマンゴーだけがみつかった。スーパーにこちらだけが入荷していたのだ。
グラスに注いだ色は、ごく淡いゴールド。一般的なスパークリングワインよりはもう少し黄色っぽいくらいの色彩。
マンゴーの香りは優しく、少し薬っぽい感じ。
口当たりは炭酸のピリピリ感と、マンゴーのやや間延びした甘味が同時に感じられる。
後味にスッキリ感はあまりないが、マンゴー特有の柔らかな味わいが楽しめる。
アルコール分5%。果汁1%。原材料:マンゴー果汁、醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、
酸味料、香料、クエン酸Na、カラメル色素。
「マンゴー果汁の香りゆたかでほどよい甘さが心地よいスパークリングカクテルです。」
特に目立ったところはなく、パッケージデザインも
(前作の梅酒スパークリングを踏襲し)おしゃれにしたつもりなのだろうが、あまりパッとせず、
爆発的人気を博するような要素が見あたらない。残念ながら、このまま消えてゆくのだろう。
今のところもう1種に出会っていないが、気長に待つことにしよう。
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チューハイ・カクテル等 |
2007年9月21日
No.1336: 青い空と海のビール / ヘリオスビール
あおいそらとうみのびーる / へりおすびーる
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今日は趣向を変えて、沖縄の地ビールを。
グラスに注いだ色は、やや暗めの黄金色。泡は純白で、泡持ちはほどほど。
バナナのような甘い香り。いかにもヴァイツェンらしいが、
様々なトロピカルフルーツというところまでは行かず、やや単調なフルーツ香。
口当たりもシンプル。苦味は弱いものの、こってり感もなく、軽くすいすい入る。
たとえば銀河高原のヴァイツェンなどと比べると、
濃さは半分くらいといったイメージ。沖縄の気候風土にあわせ、
こってり感は抑えているのだろうか。
アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ。「"ビールは苦い"のイメージを変えるフルーティな味と香りが特徴の
小麦ビールです。」
製造者:ヘリオス酒造(株)、
沖縄県名護市字許田405。ヘリオスブルワリー、沖縄県島尻郡八重瀬町字仲座420-1。
小麦のビールを飲み慣れない人にも取っつきやすい。苦く重たいビールを飲み飽きたときにぴったり。
入手価格は578円。日々気軽に飲めるような値段でないのが、残念。
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ビール |
2007年9月22日
No.1337: フルムーンビール サイフォンボトル(非売品)/ ジー・ビー・シー
ふるむーんびーる さいふぉんぼとる(ひばいひん) / じー・びー・しー
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フルムーンビールのサイト
を偶然覗いたら、キャンペーン実施中というのをみつけ、早速応募した。
確か5月くらいのことである。その後、当選とのメールを頂き、めでたく当選品が届いたのが8月上旬。
こんなに大きなビールを開けるタイミングがなかなか訪れず、冷蔵庫に眠っていたのだが、
ようやく飲むことにした。
中身は以前に掲載しているフルムーンビールと同じものだが、
いちおうレビューしておこう。
グラスに注いだ外観は、オレンジに近い黄金色、あるいは淡いアンバー。
泡立ちは細かいが、泡持ちはそれほど良くない。
香りはカラメルのような濃厚さを伴う豊かなモルト香と、やや甘いオレンジのようなニュアンス。
一口めは結構苦味が強く感じられるが、中域に伸びがあり、ふんわり甘い。
後味にじんわりとした旨みが残る。
内容量は1L入りのサイフォン型ボトル。キャンペーン用非売品のため、
製造社名とか原材料などの表記が一切ない。
中身が空になった後も何かに使えそうなうれしいボトルだが、再利用しにくい大きさと重さ。洗ってよく乾かして、
マカロニかシェル型パスタの入れ物にでもしましょうか。いや、使いにくいだろうなあ。
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ビール |
2007年9月23日
No.1338: [特別企画] プレミアムモルツでハーフ&ハーフ
[とくべつきかく] ぷれみあむもるつで はーふ あんど はーふ
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プレミアムモルツ黒が発売されてから3ヵ月。
限定品なので、市場から姿を消さないうちにこの企画をやっておきたかった。
通常のプレモルとのハーフ&ハーフである。
350ml缶2本を使うと量が多いので、通常のプレモルのほうは250ml缶にした。黒が残れば最後は黒だけで飲もう。
混ぜ方の手順は、まずグラスの半分まで静かに通常のプレモルを入れ、その後、プレモル黒を泡立てながら注ぎ足し、泡を盛り上げつつグラスを満たす。
右の写真を見ていただくと、その順番がわかると思う。
外観はコーラ色。泡は白にベージュが混じる。泡持ちは悪くない。
ロースト香は適度。プレモル特有の甘くまろやかな香り。これは、混ぜる比率によって変わってくるかもしれない。
味は、黒のスモーキーさが少し中和され、甘味が追加された感じ。
思っていたより黒のほうが目立ち、重たい味わい。
味に統一感があり、想像通り充実したハーフ&ハーフだった。
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ビール |
2007年9月24日
No.1339: [特別企画] 一番搾りでハーフ&ハーフ
[とくべつきかく] いちばんしぼりで はーふ あんど はーふ
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まずはお詫び。今日は店舗探索をする時間が取れなくて、明日発売の新製品を確保できませんでした。
明日は必ずや入手するので、皆様お待ちください。
さて、昨日プレミアムモルツでハーフ&ハーフ企画を行ったのだが、
今日は一番搾りでやってみた。先日発売になった一番搾りスタウトの350ml缶と、
通常の一番搾りは250ml缶を使った。
混ぜ方の手順も、プレモルの時と同じ。まずグラスの半分まで静かに通常の一番搾りを入れ、
その後、一番搾りスタウトを泡立てながら注ぎ足し、泡を盛り上げつつグラスを満たす。
外観は淡いコーラ色。泡は白に淡いベージュが混じる感じ。泡持ちはあまり良くない。
ロースト香がしっかりあるが、一番搾り特有の酸を感じさせる鋭い香り。
口当たりもやや鋭角的。スッキリ感と香ばしさがうまく同居。
無論、これは配合比率によって変わってくるだろうが。ただ、酸が立ち、後味に強い苦味が残るのに対し、
骨格が弱く、やや中抜けの味わい。トータルバランスとしては、プレモルよりも劣る気がした。
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ビール |
2007年9月25日
No.1340: COCKTAILカロリ。柚子モスコーミュール / サントリー
かくてるかろり。ゆずもすこーみゅーる / さんとりー
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本日9月25日付けで、カクテルカロリ。の新しいフレーバーが3種出た。
その中でも、名前に一番インパクトのある柚子モスコーミュールから飲むことにした。
缶を開けた瞬間、柚子らしいグリーンな香りが立つ。
グラスに注いで鼻を近づけると、ジンジャーエールの匂いもする。バランスは良好。
口に含んで最初に感じるのは、ゆずの緑っぽい味わい。
ジンジャーはかなり弱い。反面、甘味がかなり強い。それも、特有の人工甘味料の薄ら甘い
感じで、かなり鼻につく。そのため、後味もスッキリしない。
果汁0.1%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。原材料名:ゆず、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素。
「さわやかな柚子果汁とジンジャーエールの味わいが楽しめるカロリー50%オフのカクテルです。」
モスコーミュールといえば、通常のレシピではライムを使うが、
その代わりに柚子を使ったということだろう。その分、和のテイストになっているのだが、
強すぎる甘味が、それを台無しにしてしまっていると思う。
甘さの好みは人それぞれだという反論があるかもしれないが、味わいのバランスとして、
柚子の魅力を生かし、和風っぽくするためには、甘味をもっと抑えるべきだと思う。
そういえば、チューハイ・カロリ。のほうでも、柚子に蜂蜜をまぜたりしているから、
もしかしたらサントリーの開発者さんの中には、柚子フレーバーは甘くした方がいいという
考えがあるのだろうか。私は賛同できない。
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チューハイ・カクテル等 |