2008年12月4日
No.1861: 旬果搾り 高知産 ゆず <冬限定> / アサヒ
しゅんかしぼり こうちさん ゆず <ふゆげんてい> / あさひ
|
|

12月2日発売、旬果搾りの冬限定品。
2種あるうち、既に沖縄産タンカンを飲んだ。
今日はもう一方の高知産ゆず。タンカンは初登場だが、ゆずは昨年も出ていた。
グラスに注いだ色は、ほとんど透明だが、かすかに黄色っぽく濁っている。
香りは、ゆずにしてはジューシーな感じで、甘いニュアンスあり。
旬果搾りらしい。
酸が強いのは当然だが、口当たりがふんわり甘くて、やわらかい。
ゆずらしく少しグリーンな味わいはあるものの、基本的に"果汁"を感じさせる仕上がり。
果汁0.3%。アルコール分4%。原材料:アルコール、ゆず果汁、
糖類、酸味料、香料。高知県産ゆず果汁使用。
果汁0.3%でありながら、ここまでジューシーに仕上げたのは、
このシリーズに求められているキャラクターをよく自覚しているゆえであろう。
昨年の製品と内容は変わっていないものと思われる。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月5日
No.1862: 夕張石炭ビール / 薄野地麦酒
ゆうばりせきたんびーる / すすきのじびーる
|
|

先日飲んだ札幌すすきのビールと
一緒に購入した、その名も夕張石炭ビール。
無論、石炭が入っているわけではない。
夕張石炭博物館が企画したビールとのこと。
グラスに注いだ色は、まさに漆黒。
小振りのグラスだと、向こう側がまったく見えない。泡もコーヒー色。泡持ちも良い。
引き締まったロースト香は、まるで煮詰まった麦茶のよう。
香りに華やかさはない。
口当たりはズシッと重いかと思いきや、意外にスーッとクリアな飲み口。
苦味中心で、甘味はほとんど感じられない。だが、雑味がないので、
滑らかな飲み心地。飲み干した後に、タバコのようなスモーキーな余韻が残る。
下面発酵と思われるので、基本的にスタウトなどとは味わいが異なる。
アルコール分5%。原材料名:麦芽・ホップ。
製造者:薄野地麦酒(株)、
札幌市中央区南6条西4丁目1-5。
このような製品によって、少しでも地域振興に役立つのなら、とても良い企画だと思う。
もちろん、単なる地名を冠した土産物ではなく、
この製品は確かなクオリティを持っている。入手価格は360円。
|
ビール |
2008年12月6日
No.1863: ツードッグス カクテル ファジーネーブル / キリン
つーどっぐす かくてる ふぁじーねーぶる / きりん
|
|

12月3日発売、キリン「ツードッグスカクテル」の新ラインナップ。
2種出たうち、既にアプリコットジンジャーを飲んでいるので、今日はファジーネーブル。
グラスに注いだ色は、濁りのある薄黄色。白桃果汁のよう。
香りも桃が目立つ。やや甘そうだが、嫌みのないナチュラルな桃香。
味は桃の甘さに乳酸菌飲料のような感じが加わり、炭酸がピリッと引き締める。
かなり糖度が高そうな感じだが、オレンジの酸味もあって、スッキリ感もある。
アルコール分5%。果汁4.0%。原材料:スピリッツ・レモン発酵酒・
ピーチリキュール・オレンジ果汁・糖類・酸味料・香料・ベニバナ黄色素・アントシアニン色素。
「ピーチリキュールの豊かな風味とオレンジ果汁のほどよく甘い口当たり」
ツードックスカクテルは、これまで
カシスネーブル、
ソルティーブルドッグ、
スクリュードライバー、
サングリアフィズと出ていて、
今回このファジーネーブルとアプリコットジンジャー
が加わり、計6種となった。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月7日
No.1864: カクテルパートナー ストロベリーロワイヤル <冬限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー すとろべりーろわいやる <ふゆげんてい> / あさひ
|
|

明後日12月9日発売、アサヒ・カクテルパートナー、冬の限定缶。
ストロベリーロワイヤルとメロンダイキリ。
昨年もこの時期に、同じ2種のラインナップで出た。
まずは赤い缶のストロベリーロワイヤルのほうから飲む。
グラスに注いだ色は、ややオレンジっぽい淡いピンク。ロゼのスパークリングワインのようで、
美しい。
香りは、甘さをたっぷりまとったいちご香。
味も甘味が強く、スッキリとはしていない。
まるでスイーツのような濃い味わい。アルコール分が4%ということもあって、
アルコール感には乏しい。
果汁1%。アルコール分4%。原材料:ストロベリーリキュール、白ワイン、
いちご果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、アントシアニン色素。
昨年の製品の原材料表記と比べてみたら、
酸味料と香料の順番が逆になっていた(私の書き取りが間違っていなければ)。
香料を減らしたのか、酸味料を増やしたのかは定かではないが、
微調整が必要と判断されたのであろうか。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月8日[1]
No.1865: カクテルパートナー メロンダイキリ <冬限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー めろんだいきり <ふゆげんてい> / あさひ
|
|

明日12月9日発売、アサヒ・カクテルパートナー、冬の限定缶。
昨年もこの時期に、同じ2種のラインナップで出た。
クリスマスを意識し、缶は赤と緑で一対となっている。
昨日ストロベリーロワイヤルを飲んだので、
今日はもう一方のメロンダイキリを。
グラスに注いだ色は、やや濁った感じもある淡い緑。
まるで薄い緑茶に炭酸を入れたような外観。
香りを嗅いで思い出すのは、クリームソーダ。
決して本物っぽくはない、いかにも人工的なメロン香。
味は甘味が強く、この点もクリームソーダ的。アルコール度数は低いのに、
アルコール感はしっかりある。後味はスッキリしない。
果汁1%。アルコール分4%。原材料:ラム、メロン果汁、レモン果汁、
糖類、香料、酸味料、ベニバナ色素、クチナシ色素。
昨年の製品と原材料等はまったく同じ。おそらく何も変わっていないものと思われる。
2年続けて出たということは、昨年それなりに売れたということなのだろう。
2種セットで缶が並んでいると、売場では結構目立つから、
もっと多くの店で取り扱われてもいいと思うのだけれど、
今のところ仕入れている店は、そう多くない。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月8日[2]
No.1866: THE GLASS COCKTAIL ファジーネーブル / サントリー
ざ・ぐらすかくてる ふぁじーねーぶる / さんとりー
|
|

発売を知らず、店頭で偶然みつけたもの。
セブンイレブン限定らしい。つくっているのはサントリーで、
3種ある。今日はまず、ファジーネーブルから飲むことにする。
名前のとおりグラスに入っているので、そのまま飲めるのだが、
色を確認したいので、あえてふだん飲んでいるグラスに移した。
グラスに注いだ色は、しっかり濃厚なオレンジ。まさにオレンジジュースの色。
香りは、オレンジの苦そうな柑橘香に、桃の甘い香りが混じる。とってもナチュラルで、豊潤。
一口飲むと、まさにジュースの味わいが広がる。アルコール感もしっかりとある。
酸が効いているが、桃缶詰のシロップみたい甘味がある。
贅沢な味わい。
果汁100%カクテル。アルコール分6%。原材料名:オレンジ、ピーチ、スピリッツ、
ピーチリキュール、酸味料、香料、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンC)。
「オレンジとピーチの果汁を贅沢に使用した、果汁100%カクテル。
上品な甘さのピーチに爽やかなオレンジをあわせた、やさしい味わい。」
値段を見ずにカゴにポンポン入れたのだが、後で値段を確認したら1本238円だった。容量は150ml。
その時点では「高い」と思ったのだが、飲んでみて納得。こんなに贅沢な内容なら、
この値段は致し方ない。
※注:その後、2009年4月28日より全国のコンビニエンスストア限定販売となった。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月9日[1]
No.1867: 明治のラガー / キリン
めいじのらがー / きりん
|
|

明日12月10日発売となっているキリンラガービールの復刻版。
ちょうど2年前にも「復刻ラガー」という名前で発売されたもの。
今回もあの時と同じ明治と大正の2種で登場した。
今日はまず、明治のラガーから飲むことにする。
グラスに注いだ液色は淡い黄金色。泡持ちは良い。
香りに華やかさはなく、柔らかなホップ香と、じんわり落ち着いたモルトのニュアンス。
口に入れるとアタックは柔らかく、口中に旨みが広がる。ただ、飲み込んだ後に、
舌の奥に強めの苦味が残る感じがある。この舌奥で感じる収斂性ある苦味が、
実にラガーらしいキャラクター。現在のラガーよりももっとふくよかで、
凝縮感も優っている。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ。
「明治のラガーは苦味が効いた重厚で調和のとれた味わい。」
2年前の製品の味を覚えているわけもないので、
私自身の当時のコメントを見てみると、
ほとんど同じような感想だったことがわかる。
中身は同じなのだろうか。
|
ビール |
2008年12月9日[2]
No.1868: THE GLASS COCKTAIL カシスオレンジ / サントリー
ざ・ぐらすかくてる かしすおれんじ / さんとりー
|
|

昨日、ファジーネーブルを飲んだサントリーのザ・グラスカクテル。
セブンイレブン限定品。今日は、カシスオレンジを飲む。
今日も昨日と同様、あえてグラスに移した。
グラスに注いだ色は、かなりどす黒い感じの紫。濁りあり。
色の不細工さに対し、香りはとてもナチュラル。カシスとオレンジの香りがちょうどいいバランスで、
いずれもフレッシュに香る。ぶどうの香りにも似ている。
味は酸が強い。それと同時にカシスらしい黒っぽい味わいが広がる。
アルコール感もきっちりある。
果汁100%カクテル。アルコール分6%。原材料名:オレンジ、カシス、スピリッツ、
香料、カロチン色素、酸化防止剤(ビタミンC)。
「オレンジとカシスの果汁を贅沢に使用した、果汁100%カクテル。
甘酸っぱいカシスに爽やかなオレンジをあわせたフルーティな味わい。」
こちらも実にナチュラルな味わいで、とても贅沢。濃いのに、くどくない。
※注:その後、2009年4月28日より全国のコンビニエンスストア限定販売となった。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月10日
No.1869: 大正のラガー / キリン
たいしょうのらがー / きりん
|
|

本日12月10日発売、キリンラガービールの復刻版。
明治と大正の2種がある。
昨日、明治のラガーを飲んだので、今日は大正のラガーを。
グラスに注いだ液色は淡い黄金色。泡持ちは上々。
香りは、明治のラガーよりもホップ香が若干華やかで、軽やかな印象。
現在のラガーに近く、決して派手さはないが、じんわりと落ち着いた穀物的香りがある。
口当たりはクリアでカラッとしている。と思いきや、そのあとすぐさま強い苦味がやってくる。
重たさはないのに、ギュッと締まった苦味があるところは、まさにキリンラガー。
何杯飲んでも飲み飽きない落ち着きがある。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米。
「大正のラガーは苦味にコクと芳醇さが加わった味わい。」
明治がオールモルトだったのに対し、大正は副原料に米を使っている。
この点は、現在のラガーと同じ。それが、引き締まった日本的味わいをつくっているものと思う。
|
ビール |
2008年12月11日
No.1870: コーヒーラガー / 日本地麦酒工房
こーひーらがー / にほんじびーるこうぼう
|
|

先日飲んだ札幌すすきのビール、
夕張石炭ビールと一緒に購入したもの。
コーヒーが使われたフレーバード・ビアである。
グラスに注いだ色は、漆黒。普通の濃色ラガーのような外観。
香りを嗅ぐと、確かにコーヒーの香ばしい香りがする。
しかしこの香ばしさは、コーヒーだけのものではなく、
ロースト麦芽の香りとうまく混じり合った結果である。
両者の相乗効果で、とてもスモーキーでロースティな香りがつくられている。
口当たりはシャープ。苦味がしっかりあり、口中にスモーキーフレーバーが広がる。
味はほとんど普通の濃色ラガーと変わりなく、モルトの甘味、深みを伴う本格的な飲み応えがある。
アルコール分6%。原材料:麦芽、ホップ、コーヒー。麦芽使用比率50%以上。
日本海岩内海洋深層水仕込み。
「ロースト麦芽を贅沢に使用した麦芽風味と甘さが特徴の「ボック」をベースに、
徳光珈琲オリジナルフレンチローストコーヒーをブレンド。
コーヒーフレーバーがしっかりと効いた、甘味、苦味、香りのバランスのとれた
フルボディのプレミアムアロマラガーです。」
製造元:(株)日本地麦酒工房、
北海道石狩市弁天町30番地4。
原材料にコーヒーが使われていることから、酒税法上の分類は発泡酒となる。
もっとも、麦芽使用比率は50%以上と書かれているのみで、もし66%以下であれば
その点からも発泡酒である。
ロースト麦芽を使ったボックがベースで、
そこに徳光珈琲というところのフレンチローストコーヒーをブレンドしたとのことだが、
素晴らしい統一感のある味わいに仕上がっている。
入手価格は500円だが、価値はある。
|
発泡酒 |
2008年12月12日
No.1871: THE GLASS COCKTAIL ソルティドッグ / サントリー
ざ・ぐらすかくてる そるてぃどっぐ / さんとりー
|
|

既にファジーネーブル、カシスオレンジ
を飲んだサントリーのザ・グラスカクテル。
セブンイレブン限定品。全3種のうち、残るはこちら、ソルティドッグ。
グラスに注いだ色は、まさにグレープフルーツ果汁そのものの濁りある黄色。
香りもグレープフルーツ特有の苦い感じ。そこにふんわりアルコール臭。
味わいもグレープフルーツジュースそのものの苦味、酸味があり、フレッシュ感満載。
ただ、酸味はうまくコントロールされているなという印象。酸っぱすぎる感じはない。
喉に少し刺激的な酸を感じるところなど、とても自然。贅沢な飲み心地。
果汁100%カクテル。アルコール分6%。原材料名:グレープフルーツ、ウオツカ、
香料、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンC)。
「グレープフルーツ果汁を贅沢に使用した、果汁100%カクテル。
スッキリとしたグレープフルーツにウォッカをあわせた、爽やかな味わい。」
このシリーズは3種ともすごい。238円と、高いだけのことはある。いや、価格以上の満足度だ。
※注:その後、2009年4月28日より全国のコンビニエンスストア限定販売となった。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月13日
No.1872: 果実のささやき オレンジ&マンゴー / 麻原酒造
かじつのささやき おれんじ あんど まんごー / あさはらしゅぞう
|
|

先月末、スーパーで偶然みつけ、
今月1日に 温州みかん を飲んだ、
果実のささやきというシリーズ。
入手したのは3種で、飲むのはこれが2種め。
果汁と醸造アルコールを混ぜただけのシンプルな製品だ。
グラスに注いだ色は、濃厚なオレンジ色。
香りは、みかんとマンゴーが実にうまくバランスされ、
凝縮感がある。
口当たりも濃厚。もちろん甘みは強いが、
みかんの丸い酸も効き、ややねっとりとした舌触り。
果汁そのものの味わい。
アルコール感もしっかりある。
リキュール。アルコール分7%。原材料名:温州みかん、マンゴー、醸造アルコール。
天然果汁使用。温州みかん約2個分、マンゴー約1個分。
「お好みに応じてストレート、ロック、ソーダ割でお楽しみください。
保存料、着色料は一切使用しておりません。」
製造元:麻原酒造(株)、
埼玉県入間郡毛呂山町大字毛呂本郷94。
300ml入りで、入手価格は500円。
びん入りだと威圧感があるが、考えてみれば缶入りよりも容量は少ない。
安くはないのだが、価格に見合った充実感はある。濃厚なので、ソーダで割ったらソフトドリンク感覚で飲めそう。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月14日
No.1873: 果実のささやき シークヮーサー / 麻原酒造
かじつのささやき しーくゎーさー / あさはらしゅぞう
|
|

先月末、スーパーで偶然みつけ、
今月1日に 温州みかん を、
昨日オレンジ&マンゴーを飲んだ、果実のささやきシリーズ。
入手したのは3種で、これが最後となる。
グラスに注いだ色は、やや緑がかった黄色。濁りがある。
シークヮーサー特有の強烈な酸を感じさせる香り。フレッシュ感満載だ。
口に含むと、想像以上に強い酸に驚かされる。
口中全体でヒリヒリとした酸味を感じる。飲み込むとき、喉にもかなりの刺激がある。
飲んでいるうちに、酸っぱさがどんどん蓄積されてゆく。
原材料名に「糖類」とあるから、甘味が添加されているわけだが、
もし糖類無添加だったら、きっと飲めないくらいに酸っぱいのだろう。
リキュール。アルコール分7%。原材料名:シークヮーサー、醸造アルコール、糖類。
天然果汁使用。シークヮーサー約17個分。
「お好みに応じてストレート、ロック、ソーダ割でお楽しみください。
保存料、着色料は一切使用しておりません。」
製造元:麻原酒造(株)、
埼玉県入間郡毛呂山町大字毛呂本郷94。
300ml入りで、入手価格は500円。
シークヮーサーは高価な果実だから、100%果汁の販売価格もとても高い。
シークヮーサー味のチューハイは各社から出されているけれども、
果汁含有率はとても低いのが一般的。
ここまで贅沢に(なんと17個!)シークヮーサーをつかったお酒は画期的であり、
非常に貴重な製品だが、酸っぱい柑橘好きの私のような人間は別にして、
普通はソーダ割り等にして飲むべきと思われる。
常時売っていれば、私はまた買うと思うが、残念ながらこれを購入した店では
あれ以来、二度と見ない。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月15日
No.1874: 北海道カクテル たっぷりりんご / 北海道麦酒醸造
ほっかいどうかくてる たっぷりりんご / ほっかいどうびーるじょうぞう
|
|

先日飲んだコーヒーラガーなどと一緒に、
北海道製品をまとめて購入したときの1本。
北海道カクテルという製品は、以前にLAWSONで
りんごとブルーベリーの2種(缶入り)を
発見して、飲んだことがある。
同じ北海道カクテルでも、こちらはなんと果汁100%の製品である。
グラスに注いだ色は、まさに混濁タイプのりんごジュース。
色がきれい過ぎず、ややくすんだ感じがあるのが、本物の証。
香りも自然なりんご香。
香料を使った製品の場合、鮮やかな香りがカンッと瞬時に鼻の奥に届くのだが、
ナチュラルな果汁の場合、ゆっくり、芯のある香りが感じられる。
味は甘味がとても強い。これは、果実そのものの甘味に加え、
アルコール分の甘味であろう。適度な酸もあり、とても自然な飲み心地。
リキュール。アルコール分5%。原材料:りんご果汁、スピリッツ、酸味料(ビタミンC)、
保存料(ソルビン酸K)。
製造者:北海道麦酒醸造(株)、小樽市張碓町427-1。
「りんご発祥の町、北海道・余市。
昼夜の寒暖の差が果汁に富み、果肉のしまったりんごを育てます。
余市産のりんごたっぷりの自然な美味しさをお楽しみください。」
250ml入りで入手価格は248円。これはたいへんお買い得だと思う。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月16日
No.1875: モルツ スノーホワイト <限定醸造> / サントリー
もるつ すのーほわいと <げんていじょうぞう> / さんとりー
|
|

本日12月16日発売、モルツスノーホワイト。
期間限定、コンビニエンスストア限定販売だ。
グラスに注いだ色は淡い黄金色。スノーホワイトという名前だからといって、
色が白なのではない。但し、泡は純白できめ細やか。泡持ちはほどほど。
香りを嗅いだ瞬間、「あっ小麦だ」とわかるスイートさ。
それほど強烈ではなく、ほのかに香る。スノーホワイトという名前を聞いてから嗅ぐと、
なんだかホワイトチョコレートの香りみたいに感じられるから不思議だ。
口当たりは意外と引き締まっていて、小麦特有の甘さや、
乳酸的な酸っぱさは弱め。その代わりに、苦味を効かせてあるから、
適度にシャープで、後味もスッキリ。
アルコール分5%。原材料名:麦芽、ホップ。
小麦麦芽使用(全麦芽の20%以上)。
小麦麦芽を使ったビールの入門編として、意義深いと思う。
世界には様々なスタイルのビールが存在するが、日本で多く飲まれているのは、
そのうちのごく一部(大手が造るほとんどが、下面発酵のピルスナー)
にすぎない。
私は最近、ビール伝道師のようになっていて、
もっと多様な世界を知った方が面白いと、色んなところで力説しているのだが、
大抵の方の反応は、「へぇ〜。そうなんですか」。
びっくり、という感じでもなく、もっと聞きたい、という感じでもなく、
はっきり言って興味がない、といった反応だ。
興味があるのは、スーパードライを、あるいは、のどごし生をケース買いするなら、
どこが一番安いか、といった話題のようである。
いやべつに、スーパードライやのどごしを飲むことが悪いというのではない。
ビールというのは嗜好品であるから、
色んな味を知った方が、世界が広がって面白いですよ、ということを伝えたいだけなのだ。
小麦麦芽を使ったビールを飲ませると、「何これ?」といった反応を示す人も少なくない。
それは単に、飲み慣れていないからである。もちろん、おいしくないと感じるものを飲む必要など
微塵もないが、国産ピルスナーだけしか知らない舌が、
「ビールとはこういうもの」という強固な固定観念にがんじがらめになっているための
拒絶反応だとすると、とっても哀しいではないか。
だから、この国を代表するビッグブランドが、このような意欲的な作品を世に問うてくれることは
非常にありがたい。しかも、個性が強くなりすぎないように、万人受けするように仕上げているところは、
さすがサントリーと思う。この点が、「自分たちがつくりたいと思うものをつくりたい」
というマイクロブルワリーと、「つくるからにはたくさん売らなければならない」
という論理を優先させる大手との違いかと思われる。
このビールで小麦の魅力に開眼した方は、
次は銀河高原・小麦のビールあたりに進むことをお勧めする。
それから、ハーブをつかったヒューガルテン・ホワイトなどに行くといいと思う。
|
ビール |
2008年12月17日
No.1876: おいしいチューハイ ブルーベリー&ぶどう <期間限定> / 宝酒造
おいしいちゅーはい ぶるーべりー あんど ぶどう <きかんげんてい> / たからしゅぞう
|
|

ずっと探していたが、ようやく出会えた。
12月2日発売、おいしいチューハイの期間限定品。
タカラ製品は、みつかるときはすぐみつかるが、時々出足が遅いことがある。
私の行動範囲では、昨日から急にいくつかのコンビニで目にするようになった。
グラスに注いだ色は、ごく淡い紫。向こう側が容易に透けて見える程度。
コクのあるブルーベリー香と、ふんわり甘いぶどうの香りが共存。
この組合せで果汁50%だと、相当に濃いのではないか?と想像されたが、
思いのほかマイルドである。
味も非常に柔らか。甘味はくどくなく、すいすい飲める。
このシリーズは糖類不使用だから自然な甘さで、後味もサッパリしている。
缶に描かれたぶどうのイラストは白ぶどうで、
もしそれが本当だとすると、この味のサッパリ感や色の薄さが納得できる。
果汁50%。アルコール分5%。糖類不使用。原材料名:果汁(ぶどう、ブルーベリー)、
スピリッツ、酸味料、香料、アントシアニン色素。
「果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。」
缶デザインは、今年9月に出たぶどうミックス
に非常に近い。もちろん、このシリーズは文字やイラストの配列などは共通だから、
いつも非常に似通っているわけだが、同じ果物を使っていると、
なおさら似てしまう。ブルーベリーだったら地の色を思い切って
パープルかネイビーにしてしまうとか、時にはそういった冒険をしてみても
面白いのではないだろうか。
とはいえ、このシリーズの中身に関しては、毎回何も言うことはない。
原価率は高いかもしれないが、たとえ販売価格を若干引き上げたとしても、
続けていただきたい製品だと、個人的には思う。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月19日
No.1877: ベストテイストCocktail ソルティドッグ / 三幸食品工業(徳岡P.B.)
べすとていすとかくてる そるてぃどっぐ / さんこうしょくひんこうぎょう(とくおかP.B.)
|
|

この製品は、ベストテイスト酎ハイと同様に、
関西を中心にSAKE市場グランマルシェ、ボン・ルパなどの
酒販店を展開する徳岡(株)
が開発したP.B.商品。
ベストテイスト酎ハイについては、以前から当サイトでも取り上げているが、
その糖質オフシリーズ(例えば、こちら)を入手したときに、
このベストテイストカクテルの存在を発見し、同時購入していたのだ。
後回しになっていたが、ようやく出番がやってきた。
グラスに注いだ色は、ほとんど無色透明。わずかに白っぽいかな?という程度。
香りは、一般的なグレフルチューハイに酷似した、ガムのように甘そうなグレープフルーツ香。
それほど強烈ではなく、ふんわり柔らかな香り。
口に含むと、マイルドな甘味が感じられるが、
フルーティというよりは、砂糖水みたいにぼんやりした感じ。
柑橘のフレーバーは弱い。
アルコール感はしっかりあるが、ウォッカの味わいではない。
だから、あまりカクテルという感じはしない。
アルコール分8%。果汁5.0%。
原材料:グレープフルーツ果汁、醸造アルコール、
果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。
製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
販売元:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)、大阪市中央区南船場3-5-26。
「グレープフルーツ果汁特有のみずみずしさと爽快さを、8%の高めのアルコールが引き立てます。
バーカウンターの雰囲気を感じる本格派のカクテルチューハイです。」
本格派のカクテルチューハイ・・って、いったいどっちやねん、という感じ。
確かに、カクテルというよりはチューハイ。ソルティドッグの名前がなければ、
グレフルチューハイと思ってしまう。度数の高さが、
「バーカウンターの雰囲気」なんだろうか。
でもまあ、販売価格は缶ジュースと同じ120円だから、何も文句はない。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月20日
No.1878: ベストテイストCocktail ジントニック / 三幸食品工業(徳岡P.B.)
べすとていすとかくてる じんとにっく / さんこうしょくひんこうぎょう(とくおかP.B.)
|
|

昨日ソルティドッグを飲んだ、ベストテイストカクテル。
関西を中心にSAKE市場グランマルシェ、ボン・ルパなどの
酒販店を展開する徳岡(株)
が開発したP.B.商品で、同社のベストテイスト酎ハイは、当サイトでも以前から取り上げている。
グラスに注いだ色は、かすかに黄色っぽい。
シャンパンゴールドというほども濃くはない。
シャキッとしたライム香が爽やか。ジンらしい香りもちゃんと感じられ、意外にも本格的。
味はシャープで、アルコール感がしっかり。ジューシーといえるほどのライムフレーバー。
それもそのはず。ライム果汁だけで2.5%入っている。
アルコール分8%。果汁2.5%。
原材料:ライム果汁、醸造アルコール、ジン、
果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na。
製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
販売元:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)、大阪市中央区南船場3-5-26。
「ジン特有の爽快な香りとトニックのほのかな苦味が絶妙のハーモニーを奏でます。
バーカウンターでの雰囲気を感じる本格派のカクテルチューハイです。」
このシリーズは、昨日のソルティドッグもそうだが、8%という高いアルコール度数が、
飲み応えの基礎となっている。
ソルティドッグのほうでは、少々物足りなさを感じたが、こちらは酒好きにも
受けそうである。販売価格120円にして、この内容ならお買い得。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月21日
No.1879: COCKTAILカロリ。ベリーミックススプモーニ / サントリー
かくてるかろり。べりーみっくすすぷもーに / さんとりー
|
|

今年7月下旬出荷分から、カクテルカロリ。のシリーズがリニューアルされている。
9月16日にカシスオレンジ、
ミックスソルティードッグ、
ファジーネーブル、
マンゴーピーチの4種の中身がリニューアルされて
大々的に発売されたとき、他の定番6種もあわせて、CMでは ALL NEW! と宣伝されていた。
おそらくデザインだけのリニューアルと思われるのだが、
酒の百科事典を標榜する当サイトとしては、
このようなメジャーな製品ならば、缶デザイン変更といえどもフォローしておかなくてはいけない。
遅ればせながら、少しずつ紹介してゆこうと思う。
定番6種のうち、まず今日はベリーミックススプモーニを飲む。
旧製品は、2006年9月12日に発売されたものである。
色は透明感のある淡い紫。あるいはピンクといってもいい。
香りは、色んなものが混ざっている印象だが、ブルーベリーが目立つ。
あまり酸っぱそうな感じはしないので、クランベリーは弱いのだろうか。
味はブルーベリーをとても薄くした感じで、軽やか。酸も効いている。
甘味料特有の薄ら甘い感じは健在。少々口に引っかかる。
果汁1%。アルコール分4%。原材料名:クランベリー、ラズベリー、ブルーベリー、ウオツカ、
糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、炭酸ガス含有。
軽やかで嫌みがないので、甘味料の甘さを除いては、飲みやすくまとめられている。
|
チューハイ・カクテル等 |
2008年12月22日
No.1880: COCKTAILカロリ。カシスグレープ / サントリー
かくてるかろり。かしすぐれーぷ / さんとりー
|
|

今年7月下旬出荷分から、順次リニューアルされているカクテルカロリ。の定番6種。
但し、パッケージデザインのみのリニューアルのようである。
9月16日にカシスオレンジ、
ミックスソルティードッグ、
ファジーネーブル、
マンゴーピーチの4種の中身がリニューアルされて
大々的に発売されたとき、CMでまとめて ALL NEW! と宣伝されていたものだ。
昨日ベリーミックススプモーニを飲んだので、今日は缶の色合いが非常に似ているカシスグレープを。
旧製品は、本年2月26日に発売されたものである。
グラスに注いだ色は、ごく薄い紫色。ピンク色に近いといってもいい。
香りは、甘いグレープと、そこにアクセントのようにカシスが加わる。
味は、ぶどう感が強く、柔らかな甘味。
グレープソーダのようだが、カシス的味わいもちゃんと感じられる。
甘味料特有の薄ら甘さは、かなり控えめである。
果汁2%。アルコール分4%。カロリー50%オフ。原材料:グレープ、カシス、スピリッツ、
糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
野菜色素、紅花色素。
軽やかな飲み心地で、好感の持てるまとめ方。
|
チューハイ・カクテル等 |