2009年3月15日
No.1961: クールドラフト / アサヒ
くーるどらふと / あさひ
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キャッチコピーは、「一番うまい発泡酒を、決めようじゃないか。」
明後日3月17日、アサヒから発売される新しい発泡酒、クールドラフトだ。
発売2日前の今日、ちょうどスーパーで陳列しているところに出くわし、
早速買ってきた。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は普通の発泡酒にありがちな、
ちりちり、ふつふつと細かな音を立てて盛り上がるが、泡持ちはそこそこ。
軽やかなホップ香を感じるが、やや金属的で、雑穀的な臭みも少々。
味は直球勝負といった感じで、スパッと入ってきて、苦味はしっかり。
変な甘味はなく、かなりシャープである。飲み込んだ後には、わずかではあるが、
旨みの余韻を感じる。
やや強引とも思える苦味には賛否が分かれそうだが、
他社のどんよりとした甘味の残る発泡酒や新ジャンルに比べれば、
安っぽさを克服しているように思える。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ、糖類。麦芽使用率25%未満。
この迷いのないシャープな味づくりには、アサヒのプライドを感じる。
発泡酒よりも新ジャンルが受けている昨今の状況下では、果たしてどれだけ支持を集められるかは未知数だが、
自社の役割、キャラクターを明確に自覚した新製品であることは間違いない。
一方で、やや臭みがあったとしてもビールもどきのコクのある製品が好きだという人には、
まったく相手にされない製品だと思う。
こういう潔い戦術を、私は大いに評価する。
以前存在していた「スパークス」に実はキャラクターが似ていて、あの製品はそれほど成功しなかった
という過去は、この際、忘れることにしよう。
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発泡酒 |
2009年3月16日[1]
No.1962: ほろよい レモン / サントリー
ほろよい れもん / さんとりー
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明日3月17日、サントリーから出る新しいチューハイ「ほろよい」。なんと度数は3%。
レモンとうめの2種があるが、まず今日はレモンを。
グラスに注いだ色は、無色透明。かなりフレッシュ感のあるレモン香で、
穏やかな香りではあるものの、ふんわりジューシー。
口当たりも実に穏やか。酸は柔らかく、優しい甘味をたたえている。
アルコール感は弱いので、すうーっと入っていく感じ。
アルコール分3%。レモン果汁2%。レモン浸漬酒使用。
原材料:レモン、スピリッツ、レモン浸漬酒、糖類、酸味料、香料。
「レモン果汁を、ほのかな甘味が楽しめるやさしい味わいに仕上げました。」
この優しさは、昔アサヒが出した「旬果搾りナチュリア」を思い出させる。
ただ、あちらは度数が5%だった。私は高く評価していたが、世間的にはそれほど受けずに消えていったようだ。
低アルコールの製品は、それなりにニーズはあると思われる。「ほろよい」というネーミングも良い。
どこまで健闘するか、見ものである。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月16日[2]
No.1963: 神戸居留地 カクテルアワー ソルティドッグ / 富永貿易
こうべきょりゅうち かくてるあわー そるてぃどっぐ / とみながぼうえき
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神戸居留地飲料シリーズは、
神戸市に本社を置く富永貿易(株)が、果汁飲料、コーヒー、お茶系飲料から
アルコール飲料に至るまで数多くのラインナップを揃え販売しているブランドである。
これまで、「神戸居留地チューハイ」として5種が出ていたが、
先日この「神戸居留地カクテルアワー」のシリーズが登場。
スクリュードライバー、カシスオレンジ、ソルティドッグの3種を入手したうち、
既にスクリュードライバーとカシスオレンジ
をレビュー済。今日は3種めとしてソルティドッグを。
グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。
香りは、苦味がやや強調されたようなグレープフルーツ香で、引き締まっている。
甘味が決して弱いわけではないが、酸味と苦味がほどよく効き、
スッキリとしてバランスがよい。カクテルというより、
爽やかなチューハイという印象。
果汁5%。アルコール分4%。
原材料:グレープフルーツ果汁、ウォッカ、
果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
製造者:アシードブリュー(株)宇都宮飲料工場、栃木県下野市下石橋561。
販売者:富永貿易(株)、
神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
この内容のものが100円で入手できるのだから、とてもお得な感じがする。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月17日
No.1964: ほろよい うめ / サントリー
ほろよい うめ / さんとりー
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本日3月17日発売のサントリー「ほろよい」。
2種あるうち、昨日レモンのほうを掲載したので、今日はうめを取り上げる。
グラスに注いだ色は、しっかりめのゴールド。
梅酒を薄めたような感じの香り。刺激が弱く、とても柔らかい香りだ。
味のほうもまろやか。甘味はやや強めだが、酸はほどほど。
全般的にほんわかムードの味わい。チューハイというより、やさしい梅ソーダといった感じ。
アルコール分3%。梅果汁1%。梅浸漬酒使用。
原材料:梅、スピリッツ、梅浸漬酒、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
「梅の実を漬け込んだお酒に、さらに梅果汁を重ねて仕込んでいます。」
レモンといい、こちらのうめといい、いずれも明確なキャラクター。
ターゲットがあまり広いとは言えないので、爆発的ヒットは難しいと思うが、
お酒のあまり強くない女性を中心に、ある程度の支持を集めそうだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月18日
No.1965: 侍 ストロングチューハイ レモン / 合同酒精
さむらい すとろんぐちゅーはい れもん / ごうどうしゅせい
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イオングループで売られている「侍チューハイ」に、いつの間にか新製品が加わっていた。
アルコール度数が8%のストロングチューハイだ。
最近のチューハイ市場は、カロリーオフ、糖質オフ製品が多くの支持を得ている一方で、
キリン氷結ストロング(8%)のように度数が高めの製品もある。そういう中で、
PBにもストロングの波がきたというわけだ。
グラスに注いだ色は、無色透明。
少しこもった感じのレモン香で、華やかさはない。
よく言えばわざとらしさがないと言え、ほのかにアルコール臭(エタノール)が
するところが度数の高さを物語る。
味は結構酸味が強く、それとともに豊かなアルコール感がある。
一口飲んだだけで「これは酔いそうだ」と感じる。
味わい自体はシンプルなつくりなので、飲み飽きることなく、
後味もスッキリ、サッパリ。
アルコール分8%。果汁2.7%。原材料:レモン果汁、醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、
香料、クエン酸Na。
「レモンの爽やかな香りとスッキリした酸味の飲み応えのあるチューハイです。」
入手価格は108円。簡単に酔えるという意味では、非常にコストパフォーマンスの高い製品だと言える。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月19日[1]
No.1966: 焼酎ハイボール レモン <下町缶> 第3弾 / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる れもん <したまちかん> だい3だん / たからしゅぞう
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先日から取り上げているタカラ焼酎ハイボールの首都圏限定「下町缶」。
レモンの下町缶は2007年に第1弾、
第2弾と出ているのだが、これは
2008年8月発売
のもの(つまり第3弾め)のようである。
中身は変わらないと思うが、一応レビューする。
色は淡いゴールドっぽいレモン色。グラスに注ぐと大粒の気泡が踊る。
香りはスッキリとしたレモン香で、焼酎のしっかりしたアルコール臭が背後にある。
味は贅肉が削ぎ落とされ、シャープな味わい。甘味は極めて弱い。
アルコール分7%。果汁1.5%。甘味料ゼロ。糖質80%オフ。
原材料:焼酎、レモン果汁、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。
「チューハイの原点」
チューハイは戦後まもない昭和20年代の東京下町で「焼酎ハイボール」として生まれたといわれています。
「ハイボール」とはお酒の炭酸割りのこと。焼酎を炭酸で割ったから「焼酎ハイボール」。
これを短くして「酎ハイ」と呼ばれたのが語源のようです。
東京下町の大衆酒場では今でも大変人気の飲み物です。
写真を見比べていただくとわかるが、このイラストは、第2弾と同じである。
ただ、よく見ると、宝焼酎のシンボルマークである "寶" の文字を囲む丸が、
以前の金色から銀色に変わっている。これは、2008年に全国販売品も含めてリニューアルしたときのデザイン変更なのであるが、
メインのイラストまでは変えなかったということだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月19日[2]
No.1967: 直搾り ゆず / 宝酒造
じかしぼり ゆず / たからしゅぞう
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3月17日発売の直搾り「ゆず」。直搾りシリーズは、同日全種リニューアル
(レモン、グレープフルーツ、シークァーサーは内容刷新。りんご、もも、マンゴー、アセロラ
については缶デザインのみの変更)したのだが、この「ゆず」も加わり、
通期商品は全8種となった。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色だが、やや白濁している。
驚くほどジューシーなゆず香。当たり前だが、ゆずが柑橘であることを再認識させられる。
ゆず味チューハイは、どちらかといえば和テイストのものが多いのだが、これは洋テイストのゆずといった感じだ。
口当たりもジューシーだが、直搾りらしく、キリッとしており、甘さは必要最小限。
この特徴から、「直搾りは水っぽい」と感じる人もあるようだが、あえてこのバランスにしているのだから、
もっと甘ったるいチューハイが好きだという人は、飲むべきではない。
飲み込んだ後にも、みずみずしい柑橘香が余韻として残る。
アルコール分5%。果汁0.5%。原材料:ゆず果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
「ゆずをまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したゆずのみずみずしい味わいをお楽しみください。」
これまで焼酎ハイボールでは「ゆず」が存在していたが、直搾りでは初めてである。
焼酎ハイボールの炭酸を和らげ、焼酎臭さをとり、ジューシー感をプラスしたような仕上がり。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月20日
No.1968: 神戸居留地チューハイ 糖類ゼロ レモン / 富永貿易(製造者:三幸食品工業)
こうべきょりゅうちちゅーはい とうるいぜろ れもん / とみながぼうえき
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当サイトの救世主・中京地区代表のO氏より、
「神戸居留地チューハイの新種を発見しました」との一報を受けた。
売っていたのが普通のスーパーや酒店ではなく、なんとヤマダ電機ということだったので、
早速私もヤマダの大型店まで足を運び、そして無事入手することができた。
それがこの糖類ゼロシリーズである。
グラスに注いだ色は、ほとんど無色だが、かすかに白濁。
レモン香がジューシーだが、何かの洗剤のような、人工的な香りだ。
口当たりは軽やか。スッキリとし、悪く言えば味が薄い。
酸味が中心で、甘味は必要最小限。だから、甘味料の人工的な感じもあまり気にならない。
果汁1.0%。アルコール分7%。原材料:レモン果汁、醸造アルコール、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
製造者:三幸食品工業(株)、
広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
販売者:富永貿易(株)、
神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
入手価格は、なんと88円。ここまで安くする必要性があるのか?と、逆に思ってしまう。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月21日[1]
No.1969: ラ・トラッペ ブロンド LA TRAPPE BLOND
ら・とらっぺ ぶろんど
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トラピストビールは、トラピスト会修道院でつくられているビールで、
現在7銘柄がある。そのうち6つがベルギーにあるが、1銘柄だけが、オランダでつくられている。
それがこの「ラ・トラッペ」である。
グラスに注いだ色は、濃いめの黄金色。名前が「ブロンド」だから当然だが、
比較的しっかりめの色なので、淡いアンバーと言えなくもない。
泡持ちは、残念ながら、あまり良くない。わりと早く減衰する。
甘い香りは、米飯のようでもある。華やかな要素はあまりない。
口当たりは柔らかく、フルーティな印象もあるが、苦味が結構しっかりしていて、
後味は引き締まっている。
アルコール分6.5%。原材料:麦芽、ホップ、糖類、酵母。
麦芽含有率99.6%。原産国:オランダ。輸入者及び引取先:小西酒造(株)。
330ml入りで、入手価格は557円。トラピストビールとしては、それほど高いわけではない。
味わいのほうは、もっと密度の濃いものを想像していたので、やや軽く感じてしまった。
なお、輸入者の貼り付けた裏ラベルには、「ラ・トラップ」と書かれているが、
「ラ・トラッペ」と呼ばれるほうが一般的ではないかと思うので、そう表記した。
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ビール |
2009年3月21日[2]
No.1970: 神戸居留地チューハイ 糖類ゼロ グレープフルーツ / 富永貿易(製造者:三幸食品工業)
こうべきょりゅうちちゅーはい とうるいぜろ ぐれーぷふるーつ / とみながぼうえき
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当サイトの救世主・中京地区代表のO氏より情報提供いただいた、
「神戸居留地チューハイ・糖類ゼロ」。
レモンは既に昨日レビュー済。今日はもう一方のグレープフルーツを。
グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。柑橘果汁が入っています、という色。
さりげないグレフル香で、あまり強くは香らない。少し苦そうで、少し酸っぱそう。
味もおとなしく、フレッシュ感には乏しい。あっさり飲めて、後に甘味などを残さない。
果汁3.0%。アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造アルコール、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
製造者:三幸食品工業(株)、
広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
販売者:富永貿易(株)、
神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
入手価格は、驚きの88円。内容的にもまったく文句はない。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月22日[1]
No.1971: ラ・トラッペ クアドルペル LA TRAPPE QUADRUPEL
ら・とらっぺ くあどるぺる
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トラピストビールは、トラピスト会修道院でつくられているビールで、
現在7銘柄がある。そのうち6つがベルギーにあるが、1銘柄だけが、オランダでつくられている。
それがこの「ラ・トラッペ」である。昨日「ブロンド」を飲んだが、
今日は同時購入した、こちらを。
グラスに注いだ色は、濁りのある深いアンバー。
この濁りは、多く残存する酵母によるものであろう。泡立ちは勢いがよいが、
泡持ちはほどほど。
香りはフルーティで、熟したトロピカルフルーツのニュアンスがあるが、
干しぶどう的な枯れた香りもある。
口当たりは甘く、その甘さは濃厚さを極めるというよりは、
ちょっと軽やかな印象を与えつつ、気づいたらぐいぐいと攻めてくるような感じ。
半分くらい飲み進めると、やはり度数が高いのだということが、実感される。
アルコール分10.0%。原材料:麦芽、ホップ、糖類、酵母。
麦芽含有率75.7%。原産国:オランダ。輸入者及び引取先:小西酒造(株)。
330ml入りで、入手価格は662円。
QUADRUPELとは、DUBBEL(デュッベル=2倍の意)、TRIPEL(トリペル=3倍の意)の上に
位置する4倍という意味だ。なかなか珍しい。
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ビール |
2009年3月22日[2]
No.1972: 氷結 アペリティフ 白ぶどう&レモン / キリン
ひょうけつ あぺりてぃふ しろぶどう あんど れもん / きりん
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今週水曜日3月25日発売の「氷結アペリティフ」シリーズ。
発売3日前である日曜日、既にスーパー店頭に並べられていた。
2種あるうち、今日はまず「白ぶどう&レモン」をレビューする。
グラスに注いだ色は、やや淡いシャンパンゴールド。
香りは、かなり単調で甘い感じのぶどう香。これは味も相当に甘いのではないか?と想像される。
ところが、口に入れると、香りのイメージとはだいぶ違い、スッキリしている。
レモンの酸が効いていて、口に入れた瞬間も、飲んでいる間も、飲み込んだ後味にも、
過剰な甘さは感じない。澄み切っているところは、まさに氷結らしいキャラクターである。
アルコール分5%。果汁3.5%。原材料:ブドウ果汁・レモン果汁・
ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
この商品は、キリンビール(株)とメルシャン(株)の共同開発商品です。
ワイン用ぶどうの氷結ストレート果汁にレモンを軽く一搾りした、すっきりした軽い甘口。
パッケージデザインを見たとき、以前存在していた「氷結プレミアム シャルドネスパークリング」
の焼き直しではないか?と考えた。香りを嗅いだ時、やっぱりそうか、と思った。
ところが、味わいはかなり異なる。レモンを使っていることから、
甘さがまとわりつかず、すっきりと飲める。
アペリティフ(食前酒)の名のとおり、食前に飲めば、レモンの酸味が食欲を刺激してくれそうだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月23日
No.1973: 氷結 アペリティフ 赤ぶどう&レモン / キリン
ひょうけつ あぺりてぃふ あかぶどう あんど れもん / きりん
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明後日3月25日発売の「氷結アペリティフ」シリーズ。
発売3日前である日曜日、既にスーパー店頭に並べられていた。
2種あるうち、昨日既に「白ぶどう&レモン」を飲んだので、今日はもう一方の
「赤ぶどう&レモン」をレビューする。
グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの透過性ある肌色。あるいは極めて薄い紫と言ってもいい。
かなり甘そうなぶどう香は、もう一方の白ぶどう&レモンと同じ。
但しこちらは赤ぶどうなので、一層コクがありそうな香りだ。
口当たりは、かなりさっぱりと酸味も効いているが、
やはり甘いニュアンスを酸味が完全に抑え込むには至っていない。
昨日の白ぶどう&レモンのほうが、もっと酸っぱいと感じた。
味わいにコクはないので、後味はとてもすっきりとし、若干ぶどうのタンニン分も感じる。
アルコール分4%。果汁5%。原材料:ブドウ果汁・レモン果汁・
ウォッカ・糖類・酸味料・香料。
この商品は、キリンビール(株)とメルシャン(株)の共同開発商品です。
ワイン用ぶどうの氷結ストレート果汁にレモンを軽く一搾りした、すっきりした軽い甘口。
アペリティフ(食前酒)としてももちろんいいが、
パスタやピザ等とともに食中酒として飲んでもいいだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月24日
No.1974: 冷製SAPPORO / サッポロ
れいせいさっぽろ / さっぽろ
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明日3月25日発売の「冷製SAPPORO」という名の新ジャンル。
なぜ冷製なのか?といえば、サッポロ独自の「クールド製法」を採用したからだという。
低温熟成によるスッキリとした雑味のない味わいと、本商品のために新規開発した
クールドフレーバーによる冷涼感が、うまさと冷たさを絶妙なバランスで両立した。
それが、「クールド製法」だとの説明である。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。泡はやや粗く、ビールとは若干異なる音を立てて盛り上がり、
比較的早く減衰する。
香りは一昔前の発泡酒的で、雑穀的な妙な臭みは弱いものの、一方であまり深みは感じられない。
味にも重みはなく、その分スッキリ感がある。
口に入れたときには旨みは弱いが、飲み込んだあと鼻から息を抜くと、
サッポロ特有の麦らしいフレーバーが感じられる。この点は非常に好印象。
アルコール分5%。
原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類・香料)・スピリッツ(大麦)。
「冷製」という名前を聞いて飲めば、確かにメンソールのようなヒヤッとした触感が
口中に残るのがわかるが、あくまでもそれは事前情報があってのこと。
苦味やコクよりも、スーッとした後味が前面に出た夏向きの新ジャンルと言えるが、
このマニアックな技巧がどこまで広く認知され、評価されるか。なかなか難しいのではないだろうか。
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新ジャンル |
2009年3月25日
No.1975: SPARKLING JINRO / 眞露ジャパン
すぱーくりんぐ じんろ / じんろじゃぱん
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コンビニで偶然見つけたもの。グレープフルーツ果汁を使ったジンロのチューハイである。
ジンロでつくったチューハイは、当サイトでは既に「ジンロカン・レモン」を取り上げている。
このスパークリングの存在は、どこかのサイトかブログで見た記憶はあるが、
これまで現物にお目にかかったことはなかった。
つくっているのは、OEM供給元として、当サイトではおなじみ広島の三幸食品工業である。
発売は、2月24日だったもよう。
グラスに注いだ色は、しっかりしたシャンパンゴールド。
グレープフルーツの香りに、何かが混ざっている。
伊予柑か日向夏のチューハイのような香りになっている。
缶に書かれた説明では「ミントの香り」とあり、そう言われてみれば、
そんな感じがしないでもない、という程度だ。
口当たりは、柑橘の酸が強めで、爽やか。グレープフルーツを使ったチューハイというのは、
もっと甘味が気になるものが多いので、これは画期的。
アルコール分4%。グレープフルーツ果汁5%。
原材料:グレープフルーツ果汁、ウォッカ、糖類(果糖ぶどう糖液糖、グラニュー糖)、
酸味料、香料、カラメル色素。
製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215-3。
販売者:眞露ジャパン(株)、東京都港区六本木4-4-8。
度数が低いこともあり、爽やかな口当たりで、ゴクゴク飲める。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月26日
No.1976: −196℃ ゼロドライ オレンジ / サントリー
まいなす196ど ぜろどらい おれんじ / さんとりー
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昨年12月からリニューアルしているサントリー−196℃ゼロドライシリーズ。
だいぶ間が開いてしまったが、オレンジだけ残っていたので取り上げる。
グラスに注いだ色は、淡いレモン色で、やや濁りがある。
粉末オレンジドリンクのようなコクのないオレンジ香。懐かしい感じだ。
味は酸が中心でやはりコクがない。このシリーズ特有の甘味料のわざとらしい甘さが、
どうしても口中に残る。だが、その点を除けば、概ね爽やかな味わいだ。
アルコール分5%。オレンジ果汁3%。オレンジ浸漬酒使用。糖類ゼロ。
原材料:オレンジ、スピリッツ、酸味料、香料、
甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、ポリグルタミン酸。
浸漬酒だけでなく果汁も使っているので、
そのせいか、酸味にフレッシュ感がある。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月27日
No.1977: スーパードライ WBC日本代表応援缶 [第1弾] / アサヒ
すーぱーどらい WBCにっぽんだいひょうおうえんかん [だい1だん] / あさひ
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今ごろになってこれを取り上げるのもどうか?と思ったが、
やっと入手できたものだし、スポンサーに敬意を表する意味でも、掲載することにした。
CMなどで大々的に宣伝されていたのに、私はこれまでみつけることができなかったのだ。
中身は普通のスーパードライだが、一応レビューする。
液色はごく淡い黄金色。グラスに丁寧に注げば、泡持ちも悪くない。
香りに華やかさはなく、ストイックな印象。
味わいも直球勝負で、キレ味は抜群だが、モルトの旨みがじんわりと感じられる。
同じラガー(下面発酵)でも、オールモルトでコクたっぷりのビールとは明らかに違うキャラクターだが、
比類のない存在であることに疑いはない。一番飲み疲れしないビールではないだろうか。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ。
洗練されたクリアな味、辛口。
さらりとした口あたり。シャープなのどごし。キレ味さえる、いわば辛口ビールです。
今さら言うまでもなく、WBC日本代表は見事連覇を果たした。
この缶のデザインにある "Go for V2!" は現実のものとなったわけだ。
この缶は「第1弾」(2月17日発売)だが、第2弾(3月3日発売)のほうは未入手である。
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ビール |
2009年3月28日
No.1978: 直搾り レモン / 宝酒造
じかしぼり れもん / たからしゅぞう
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直搾りがリニューアルしている。
特に発売日が設定されているわけではなく、旧製品がなくなり次第切り替えということで、
だいぶ色々なところで新製品を目にするようになった。全種リニューアルなのだが、
これから発見次第、当サイトでも順次掲載してゆく。今日はまずレモンを飲む。
グラスに注いだ色は、やや濁りのある薄い黄色。
実にジューシーなレモン香だが、やや人工的な感じもする。
レモンコンクを炭酸で割ったレモンスカッシュみたいな感じだ。
味も香りの印象どおり。酸っぱさはほどほど。レモンにしてはやけにジューシー。
やわらかな甘さで、飲みやすい。喉が渇いたときに、ごくごくと飲める軽やかさ。
しかし、アルコール感もしっかりある。
アルコール分7%。果汁3.5%。原材料:レモン果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
「レモンを半分に切って果肉だけを搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したレモンのみずみずしい味わいをお楽しみください。」
旧製品との明確な違いはわからないが、より一層ジューシー感が増したような気もする。
ちなみに旧製品との見分け方は、大きく書かれた製品名「直搾り」の文字と、
その上に書かれたフレーバー名「レモン」の文字が青色になった(従来品は黒色)ことである。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月29日
No.1979: カロリ。南国パイナップル <限定出荷> / サントリー
かろり。なんごくぱいなっぷる <げんていしゅっか> / さんとりー
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明後日3月31日発売、カロリ。南国パイナップル。
またもや発売2日前にして当然のごとく手に入ったので、早速飲んでみたい。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りは、ツンと酸が立ったパイン香で、みずみずしい印象。
口当たりは炭酸のピリッとした刺激と、爽やかな酸が特徴。甘味はそれほど強くない。
飲み込んだ後には、甘味料特有のどんよりした甘味が口中に残るが、
酸が効いているため、それほど嫌みがない。
果汁1%。アルコール分4%。原材料名:パイナップル、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
カロリー50%オフ。糖質80%オフ。
「すっきりとした甘酸っぱさが特徴。
混じりけの無い水(純水)で仕上げたフルーティ&スッキリ、
そしてカロリー50%オフのチューハイです。」
飲むまでは、昨年出た「沖縄パイナップル」と同一の内容か?と思っていたが、
昨年の私自身のコメントと比べる限り、ちょっと味わいが違っているようだ。
昨年のもののほうが、もっと甘味が強調されていたみたいで、
今年のほうが、シャープに仕上がっていると思う。あくまでも私の味覚にブレがなければの話だが。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年3月30日
No.1980: カルピスサワー 味わう果実 赤ぶどう / カルピス
かるぴすさわー あじわうかじつ あかぶどう / かるぴす
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3月23日発売、カルピスサワー味わう果実シリーズ「赤ぶどう」。やっと入手できたので、飲んでみたい。
昨年、「熟ぶどう」という製品が出たが、これはそのリニューアル版の位置づけと思われる。
グラスに注いだ色は、ピンクに近い淡い紫。もちろん、カルピス入りなので白濁。
香りは甘いぶどう香が中心で、巨峰キャンディーのようである。カルピスの香りは、奥に引っ込んでいる。
炭酸のピリピリ感とともに、豊かな甘さが広がる。ただ、ぶどうの渋味が適度に感じられ、
甘ったるい感じではない。
アルコール分4%。果汁2%。長野産完熟ぶどう使用。
原材料名:ぶどう果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、
安定剤(大豆多糖類)、香料、野菜色素、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、
アセスルファムカリウム)。
以前の「熟ぶどう」は果汁5%だったから、かなり減ったことになるが、
元々味わいに複雑さがあるので、果汁が減少してもあまり味が劣ったようには思わない。
なお、同日にオリジナルのカルピスサワーもリニューアルしている。
こちらも入手してあるので、追って掲載する。
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チューハイ・カクテル等 |