2009年5月21日
No.2041: カロリ。地中海ピンクグレープフルーツ <2009限定> / サントリー
かろり。ちちゅうかいぴんくぐれーぷふるーつ <2009げんてい> / さんとりー
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この製品、本日現在サントリーのサイトには載っておらず、また発売も告知されていなかった。
私がたまたま発見したのはコンビニのファミリーマートで、
他店では一切見ないので、ファミマ限定品かと思い、ファミマのサイトをくまなく調べてみても、
やはり載ってはいない。
地中海ピンクグレープフルーツといえば、昨年10月に全国発売されているが、
この製品は「2009限定」と書かれていることから、昨年の売れ残りというわけでもない。
とにかく現物がここにあるので、レビューしたい。
グラスに注いだ色は、透明感あるごく淡いピンク。
香りは、なるほどピンクグレープフルーツだなあ、と思わせる、ガムのような、キャンディのような
薄ら甘い感じの人工的なグレフル香。
ところが、この甘い香りに反して、味は結構軽やか。
甘味は抑えられ、軽い苦味が感じられる。飲み込んだ後に、
甘味料特有の人工的な甘さが少し口中に残るが、
それほど気になるレベルではない。
果汁1%。アルコール分4%。
原材料名:グレープフルーツ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、野菜色素、紅花色素。
地中海産グレープフルーツ(スタールビー)を使用、混じりけのない水(純水)で仕上げた
フルーティ&スッキリ、そしてカロリー50%オフのチューハイです。
どうやら味は昨年10月発売のものと変わりはないようである。
今のところファミマ以外ではお目にかからないので、
これまでにもよくあったファミマとサントリーのコラボによる限定品ではないかと推測されるが、
他のコンビニやスーパーなどでも、しばらく探してみようと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月22日
No.2042: チューハイうめ / チェリオ
ちゅーはいうめ / ちぇりお
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100円均一店、ローソンストア100で発見したチューハイ。当サイトでは既に
レモン、
グレープフルーツ、
レモン・エイトと3種レビューしているので、
これがシリーズ4種めとなる。
購入した店は以前、Shop99 だったのだが、同チェーンがローソングループの傘下に入ったことで、
昨年、この店はローソンストア100に看板を変えた。で、このチューハイも当然、税込105円であった。
グラスに注いだ色は、ごく淡いシャンパンゴールド。
コクのあるウメの香り。梅酒を使っていないのにもかかわらず、梅酒入りのような感じだ。
口当たりは軽やかで、甘さも抑えてあるのだが、やはり梅酒っぽい味がする。
でも濃さはないので、すっきりとした飲み心地。後味もくどくない。
アルコール分6%。うめ果汁1%。原材料名:うめ果汁、醸造用アルコール、
果糖ぶどう糖液糖、香料、酸味料、カラメル色素。
アルコール分6%、うめ果汁1%入りの酎ハイ(リキュール)です。すっきりとした飲み口です。
製造者:(株)チェリオコーポレーション、大阪府高槻市辻子3-25-1。
缶をよく見ると、左肩に"VALUE LINE"の表記がある。VALUE LINEとは、バリューローソンのPBで、
ローソンストア100とShop99で売られている(以前にレビューしたレモンやグレープフルーツにはこの表記はなかった)。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月23日
No.2043: チューハイ テイスト ウメ / サンガリア
ちゅーはいていすと うめ / さんがりあ
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サンガリアといえば、激安缶飲料を製造するメーカーとして、
関西では有名である。他地域の方にはなじみがないかもしれないが、
関西では「いち にい サンガリア, にい にい サンガリア・・」というCMを知らない人はいないほどなのだ。
そのサンガリアが、ついにチューハイ風炭酸飲料をつくった。
先月くらいから、私の行動範囲にあるダイエー系スーパーで、たくさん売られるようになった。
3種(レモン、グレープフルーツ、ウメ)あるが、まずはウメから行きたい。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りはチューハイというより、やっぱりソフトドリンクだ。
軽やかな梅ソーダといった感じ。
実際にはアルコール分が0.5%入っているのだが、アルコールっぽい味わいはない。
酸中心の軽やかな味わいで、すっきり飲める。
果汁1%。アルコール分0.5%。紀州産梅使用。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、うめ果汁、酒精、
酸味料、香料。
アルコール分を0.5%含んでいますので、未成年者や運転をされる方、
お酒に弱い方は特にご注意ください。
製造者:(株)日本サンガリアベバレッジカンパニー、
大阪市東住吉区中野4-2-13。
なお、同社から「チューハイタイム」という、れっきとしたチューハイも出ているようなのだが、
未だお目にかかったことはない。
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低アルコール飲料 |
2009年5月24日
No.2044: アサヒ ザ・マスター / アサヒ
あさひ ざ・ますたー / あさひ
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明後日5月26日、アサヒから発売のオールモルトビール。
発売2日前にして、当然のごとく入手できたので、早速飲んでみたい。
グラスに注いだ色は、しっかりした黄金色。泡は非常に力強く盛り上がり、泡持ちもとても良い。
軽く爽やかなホップ香とともに、乾いた藁や土臭いようなモルトの香りがあり、
全体のバランスとしては華やかさにやや欠ける。
質実剛健なイメージだ。
口に含んだ瞬間、濃厚なエキス分が甘味の塊となって押し寄せ、
強い苦味や渋味がそれを包む。噛んで味わえるような充実感。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。
ドイツの「ビール純粋令」によって定められた原材料(麦芽・ホップ)を使用し、
ドイツの醸造学「マスター」を取得した醸造家が監修した味わい深いビールです。
味わいが強いのに品がよく、華やかではないのに余韻が長い。
まるで脇役に徹する渋い俳優のように、実力があるのに目立たない。
プライムタイムではプレミアムビール戦争に参戦すらできなかったので、
今のブームに乗り遅れないために、この製品で起死回生を狙おうということなのだろう。
品質だけを冷静に評価すれば、どこに出しても恥ずかしくない、
深い旨みを堪能できるビールである。
しかし、伝統あるヱビスと、飛ぶ鳥を落とす勢いのプレミアムモルツに対抗するためには、
(マーケティング的には)この製品は地味すぎる。実力は確かなのだが、残念ながら新しいブームを起こすほどの
華がないと思う。
厳しい評価で恐縮です → アサヒ様。
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ビール |
2009年5月25日
No.2045: −196℃ ストロングゼロ ダブルグレープフルーツ / サントリー
まいなす196ど すとろんぐぜろ だぶるぐれーぷふるーつ / さんとりー
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私としたことが、こんな大物新製品を取りこぼしていた。だが、それには理由がある。
発売情報が、ニュースリリース等で事前に広く知らされてはいなかった。
サントリー社の商品カテゴリー別サイト
http://www.suntory.co.jp/products/
を普通に開いていっても、この製品は、本日現在まだ
ラインナップに掲載されていない(*注)。
コンビニ限定発売(?)と推測されるが、コンビニ各社のサイトにおいても紹介されていない
・・等の理由による。
*注:通常の商品カテゴリー別サイトではなく、商品詳細情報
http://products.suntory.co.jp/
を開いていくと、こっそり載っていた。
まるで、宣伝したくないような扱いである。
この製品を発見したのは、先日たまたま他の製品を探しに、普段は行かないコンビニ(デイリーヤマザキ)
まで足を伸ばしたときである。同店で「新製品」として売られていたのである。
家に戻ってネット検索してみると、5月5日発売、しかもコンビニ限定という情報
(真偽のほどは定かではない)が得られた。
もしかしたらこれまでどこかで遭遇して、私が見落としていただけなのかもしれない。
何はともあれ、飲んでみることにする。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明。
香りは、普通のグレープフルーツ味チューハイと変わらぬ、ガムのような甘そうなグレフル香である。
糖類ゼロのイメージとは遠い。
味のほうは、真ん中を切り取ったような薄っぺらい味で、
強いアルコール感ばかりが目立つ。甘さは抑えてあるのだが、
そのために使われている甘味料の薄ら甘い余韻が、かなり後に残る。
だから、口中がすっきりしない。
アルコール分8%。糖類ゼロ。グレープフルーツ果汁3%。グレープフルーツ浸漬酒使用。
原材料:グレープフルーツ、ウオツカ、スピリッツ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
キリン氷結 グレープフルーツストロング
の対抗馬であろうが、あちらが今ひとつ存在感を示し切れていないのと同様、
こちらもインパクトはもう一歩といった感じである。
ただ、ダラッとした甘味料の甘さと、粗暴とも言えるアルコール感が、
なんともアナーキーな味わいを醸し出しており、
手っ取り早く酔って何かを忘れたいような心理状況のときには、
これを2、3本立て続けにがぶ飲みすれば良いなあ、なんて思う
(注:そんなこと、本当にしないでくださいね)。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月26日
No.2046: −196℃ ゼロドライ レモンコーラ <限定チューハイ> / サントリー
まいなす196ど ぜろどらい れもんこーら <げんていちゅーはい> / さんとりー
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本日5月26日発売の−196℃ゼロドライ・レモンコーラ。
昨年8月に出たのが最初で、
その後、広く告知はされていなかったものの、
今年1月に私が偶然コンビニ(セブンイレブン)でみつけたのが2度目の販売。
これが3度目となる。
グラスに注いだ色は、確かにコーラ色だが、グラスの向こう側が見え、若干薄い感じ。
香りは、甘いコーラキャンディのよう。やわらかそうである。
口当たりは確かに甘く、やわらか。コーラ味を薄くして、人工甘味料を添加した感じだ。
だから後味はスッキリしない。
アルコール分5%。糖類ゼロ。レモン浸漬酒使用。
原材料:レモン、スピリッツ、カラメル色素、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
「コーラの刺激とレモンの爽やかさ。スカッと爽快、糖類ゼロチューハイ!」
今年1月に私がみつけたものは、試験販売みたいなものだったのか。
中身は変わっていないと思う。ダイエット系コーラを飲み慣れている人なら、
違和感なく飲めるに違いない。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月27日
No.2047: −196℃ 佐藤錦 <限定出荷> 山形県 水晶果樹倶楽部 さくらんぼ / サントリー
まいなす196ど さとうにしき <げんていしゅっか> やまがたけん すいしょうかじゅくらぶ さくらんぼ / さんとりー
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この製品も実は発売情報をつかんでいなくて、
昨日スーパー(ダイエー)で現物に遭遇して初めて知った。調べてみると、
5月19日にイオングループ限定で売り出されたようで、もう一週間が経っていた。
グラスに注いだ色は、淡い桜色。さくらんぼのイメージどおり。
キュンと甘酸っぱい感じのさくらんぼの香りは、とてもシンプル。混じりけのない感じだ。
味も軽やかで甘酸っぱい。ここまでさくらんぼの味だけをピュアに極めたチューハイは、
これまでなかったような気がする。
アルコール分5%。佐藤錦浸漬酒使用。
原材料名:さくらんぼ(佐藤錦)、スピリッツ、糖類、酸味料、
香料、果実色素。
山形県水晶果樹園倶楽部で育てられた佐藤錦を使用。
華やかな香りとすっきりした甘さが心地よい味わい。
今年の3月3日に、−196℃こだわり果樹園シリーズとして
「桜&さくらんぼ」が全国販売されたが、
あちらは桜リキュールを用いて、少し青臭いような桜のニュアンスがプラスされていた。
それに比べると、こちらはさくらんぼだけでピュアに仕上げられていて、
とてもわかりやすい味わいになっている。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月28日
No.2048: TOPVALU カクテル ホワイト / 合同酒精
とっぷばりゅ かくてる ほわいと / ごうどうしゅせい
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イオングループのPB(プライベートブランド)であるTOPVALUのカクテルは、
これまで2種(ソルティードッグ、カシスオレンジ)
出ていたが、つい先日からこれが加わった。私が入手したのは、24日の日曜であった。
カクテルホワイトという名前から、液色はカルピスソーダのような白色を想像していたが、
やや濁った感じでグラスの向こう側が良く見える。
香りは、カルピスを使った棒付きアイスキャンディ「カルピスアイスバー」みたいな感じ。
うっすらと乳酸飲料の香りがする程度。
味にコクはそれほどなく、酸味が効いていて、甘味は控えめ。
スッキリ軽やかに飲み進められる。しかも、アルコール感が非常に弱いので、
飲んでいるうちに、ソフトドリンクと勘違いしてしまうほど。
アルコール分4%。
原材料名:ウォッカ、乳清ミネラル(乳由来)、果糖ぶどう糖液糖、
酸味料、香料、クエン酸Na。
製造者:合同酒精(株)。販売者:イオン(株)。
このシリーズの販売価格は98円。一般的な缶ジュースよりも安いのだから、
お酒らしい飲みごたえがなくとも仕方ないだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月29日
No.2049: ジーマ オレンジ / クアーズ
じーま おれんじ / くあーず
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コンビニで偶然発見したが、まだ当サイト未掲載だったので慌てて買ってきた。
ジーマのオレンジ味。不覚にも発売を知らなかったのだが、
調べてみると、発売日は4月20日だったらしい。
グラスに注いだ色は、薄いがややくすんだ感じのオレンジ。
香りは、すごく人工的で濃いめのオレンジ香だが、ベースには乳酸飲料のような甘酸っぱい香りがある。
そもそも通常のジーマにも、まるでトニックウォーターのような少し薬草っぽい匂いがあるので、
この製品の風味もそれがベースとなっているようだ。
軽やかな酸で口当たりはスッキリとしているが、取って付けたようなオレンジフレーバーが鼻につく。
しかし、チープでレトロな駄菓子屋的フレーバーが好きな人には、好意的に受け止められるかもしれない。
アルコール分4.5%。無果汁。
香料、酸味料、着色料(黄4、赤40)炭酸ガス(原材料の一部にりんごを使用)。
原産国:中国。輸入者:クアーズ・ジャパン(株)。
236ml入り小瓶で、入手価格は229円。
缶チューハイや缶カクテルが100円を切る値段で入手できる今、これがコンビニで爆発的に売れるとは思えない。
おそらく、昔でいうところの cafe bar みたいな店(現代ではレストランバーか
小洒落た若者向け居酒屋あたりか)に卸すのが主目的の商品なんだろう。
で、売価は安いところで400〜500円、高そうな店なら700円ってとこだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月30日[1]
No.2050: 直搾り パイナップル <期間限定> / 宝酒造
じかしぼり ぱいなっぷる <きかんげんてい> / たからしゅぞう
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5月26日発売の直搾りパイナップル。期間限定品だ。
いつも通り発売前日から探していたがみつからず。一昨日、一軒のスーパーのチラシに
特売品として載っていて、まあ、コンビニ等でもみつかるだろうと思っていたのだが、
まったく出会えず。仕方なく今日、チラシ掲載のスーパーまで行って買ってきた。
グラスに注いだ色は、やや濁りのある淡い黄色。いかにもパイン果汁が溶け込んでいるという色。
生のパインの香りを半分くらいに薄めたような香りで、
とてもリアルなのだが甘味は弱そう。
口に含むと、パイン特有の甘味はほのかにあるものの、
酸味が目立つ口当たり。少々青臭いようなスッキリした味わい。
アルコール分5%。果汁2.5%。原材料:パイナップル果汁、スピリッツ、
糖類、酸味料、香料。
「手摘みしたパイナップルを半分に切って、
果肉を丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したパイナップルのみずみずしい味わいをお楽しみください。」
昨年夏にも出た製品だが、中身はおそらく変わっていないものと思われる。
一口飲んだだけで、タカラ製品とわかる贅肉を削ぎ落とした味わいで、
好みははっきり分かれると思う。こういう軸のしっかりしたぶれない姿勢を、
私は高く評価する。
もっとジューシーで甘いチューハイがいい人は、
アサヒかサントリーを飲むべし。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年5月30日[2]
No.2051: 淡麗 <生> サッカー日本代表応援缶 / キリン
たんれい <なま> さっかーにっぽんだいひょうおうえんかん / きりん |
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5月26日、ファミリーマートで発売されたキリン淡麗サッカー日本代表応援缶。
メーカーと共同で独自商品を出すことの多いファミマだが、
サッカー日本代表応援缶は、以前にもあった(当サイトでは、2006年に取り上げている)。
単なるデザイン缶であり、中身は通常のキリン淡麗だが、
いちおう中身をレビューしておく。
泡はきめ細かく、当初勢いがあるが、泡持ちはほどほど。
香りは、古き良き発泡酒を思わせる、やや穀物臭い香りだが、
昔ほど鼻につかない。
味は発泡酒の中では飲みごたえのある部類で、ビールに近いと言える。
ただ、もちろんコクは不足しているし、苦味渋味とともに、妙な臭みが残るので、
後キレは悪く、爽快感もない。それを少々我慢すれば、
昨今の水っぽい発泡酒や新ジャンルよりも、しっかり飲んだという満足感はある。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・米・コーン・スターチ・糖類。
ファミリーマート&キリンビール共同企画
この日本代表応援缶の売上げの一部はサッカー普及資金として役立てられます。
私はサッカーにはまったく興味のない人間であるから、もしこんなサイトをやっていなければ、
絶対に手に取ることのなかった商品だ。
申し訳ないが、サイト掲載目的でなければ、自主的に淡麗を(というか発泡酒や新ジャンルを)
買うことはない。最近では祭りやイベントの露店等でも発泡酒類が売られていることが増えたが、
私は少々遠くまで歩いてでもビールを探しに行く人間なので。
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発泡酒 |
2009年5月31日
No.2052: カクテルパートナー ハワイアンルビー <夏限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー はわいあんるびー <なつげんてい> / あさひ
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明後日6月2日発売、カクテルパートナーの夏限定缶。
必ずしも簡単に入手できるわけではないこのシリーズだが、今回は発売2日前である今日
発見することができた。
2種出たのだが、今日飲むのは、ハワイアンルビーのほう。
グラスに注いだ色は、透明感ある淡い朱色、あるいは濃いピンク。
香りの中でわかるのは、パインとカシス。
スターフルーツも使われているとのことだが、よくわからない。
口に含むとパイン特有の甘酸っぱいトロピカルな風味が広がる。
濃すぎず、軽快な口当たり。カシスは、香りで感じたほど目立たない。
酸味中心に仕上げているところが、夏らしい。
果汁1.5%。アルコール分4%。原材料:カシスリキュール、パイナップル果汁、スターフルーツ果汁、
カシス果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、アントシアニン色素。
カクパーといえば、定番ライン(通年販売商品)も数多いし、
季節毎に複数種の限定缶を投入するなど、以前から乱発気味であった。
当サイトでは、それを半ば批判的に「数打ちゃ当たる戦略」と呼んできたわけだが、
今年はスイーツカクテル、イタリアンカクテル、花と果実のカクテル等、
手を変え品を変えといった出し方なので、乱発という感じは薄らいだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年6月1日[1]
No.2053: 豊か YUTAKA / サントリー
ゆたか / さんとりー
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明日6月2日発売、サントリーから新しい発泡酒「豊か」。
シンプルかつ記憶に残る名前である。
グラスに注いでいる間、ジュワジュワと炭酸飲料のような音を立て、
あきらかにビールとは違う。泡もきめが粗く、腰が弱く、泡持ちも悪い。
一方、液色は、しっかりした黄金色。色素は使われていないから、天然の色なのだろう。
香りは、どうしても先入観をもって嗅いでしまうから穀物臭が強いようにも思われるが、
実際、くせは強くない。
口に含むと、糖質オフ発泡酒とは思えぬパンチ力がある。
もちろん、ビールのような旨みには2、3歩及ばない感じだが、
エキス分がぐっとくるような、中押しの強さ。それでいて、
発泡酒特有の臭みは極力抑えられているから、非常にナチュラルな飲みごたえ。
アルコール分5%。糖質50%オフ。原材料:麦芽、ホップ、玄米、糖類、酵母エキス。
こだわりの麦芽と国産玄米で仕立てた、ふわっと香ばしいうまみとすっきりとした
後味をお楽しみください。
いやあ、正直言って、驚いた。まったく期待していなかったから、
余計に素晴らしく感じる。
「豊か」というネーミングのセンスも抜群である。特にひねりのない、思いつきのような、
シンプルな名前と思われがちだが、実はその裏に隠されたしたたかな計算がかいま見える
実にサントリーらしい攻撃的な名前だ。あっぱれである。
私はこれまで、糖質オフの発泡酒や新ジャンルは、
無理して味わいをつけようと思うとロクなことがないから、
炭酸水のような透明感を目指すほうが得策だと主張してきた。
だから、それを上手に実現したアサヒ スタイルフリーや
麒麟 ZEROに高評価を与えてきた。
しかしこの商品は、糖質50%オフではっきり言って味わいらしきものが乏しいながらも、
それなりにしっかりしたボディを持ち、それが嫌みにならず、余韻も非常にナチュラルである。
発泡酒の新時代を切り拓いたと言ったら、言い過ぎだろうか。
CMも既に昨日くらいから放映されていて、力の入り具合が分かる。
キャラクターは女優の菅野美穂。この製品の特徴である穏やかでナチュラルな感じを伝えるのに適任といった感じだ
(が、私は個人的には、毒にも薬にもならないような明るいキャラの女優サンは好きではありませぬ)。
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発泡酒 |
2009年6月1日[2]
No.2054: ヱビス 超長期熟成 2009 / サッポロ
ゑびす ちょうちょうきじゅくせい 2009 / さっぽろ
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明後日6月3日が発売日となっている、ヱビス超長期熟成2009。
ついこの間も出ていたと思ったのだが、前回は2005年。
実に4年ぶりに帰ってきたことになる。前に出たときのインパクトが強かったのだ。
グラスに注いだ色は、淡いアンバー。泡も心持ちベージュに色づいている。
きめ細かく、泡持ちも良い。
香りに華やかさはないが、スッと入ってくる清澄なホップ香。
さらには炊きたての米飯のふくよかさや、炒りたての麦の香ばしさ、
肥沃な畑の土を想起させる豊かな香りが鼻孔の奥にしっかり届く。
口当たりは非常に柔らかく、角の取れた丸っこい味わいだが、
それとともに豊潤な苦味が感じられる。決して荒削りではないけれど、
しっかりした渋味も口中に残る。味わいが体全体に染み渡り、
圧倒的な余韻となって、長く長く続く。
アルコール分6%。原材料:麦芽・ホップ。
長期熟成が特徴である「ヱビスビール」の約2倍の時をかけて熟成させ、
より一層の深みとコクのあるまろやか味わいを実現した限定醸造のヱビスです。
メタボとかプリン体摂取が気になる人は、飲まないほうが身のため。
ビール好きが一度飲んでしまったら、きっと虜(とりこ)になる。
プレミアムビール流行りの今この時期に、よくぞ復活してくれた。
国産量産品ならプレミアムモルツとヱビス ザ・ホップと銀河高原ヴァイツェンを多飲していた私は、
ごく最近はアサヒ ザ・マスターに入れ込んでいたのだけれど、
明日からこれを中心に据えたくなった。うれしい悩みである。
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ビール |
2009年6月2日
No.2055: カクテルパートナー ココマンゴー <夏限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー ここまんごー <なつげんてい> / あさひ
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本日6月2日発売、カクテルパートナーの夏限定缶。
2種出たうち、一昨日既にハワイアンルビーを掲載しているので、
今日はもう一方のココマンゴー。
グラスに注いだ色は、微かに濁った感じの淡い黄色。パイン果汁のよう。
香りはマンゴーが強く、ココナツはあまり感じられない。
甘味が強いが、炭酸のピリッとした感じのために、甘ったるくは感じない。
じっくり味わってもココナツっぽい感じはあまりない。グレープフルーツの
酸が効いているからだろうか。甘いのだけれど、甘さにコクがなく、
飲み込んだ後にもダラッとした甘さが残ると思ったら、アセスルファムK等の甘味料が使われていた。
しかし、例えばサントリー・カクテルカロリほど、イヤ〜な甘味が残るわけではない。
果汁1.1%。アルコール分4%。原材料:ウォッカ、グレープフルーツ果汁、
マンゴー果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
今回の夏限定2品は、はっきり言ってあまり目立たない製品である。
缶を見ただけでは、一般消費者は、新製品だとは気づかないと思う。
スーパー等で特売品として、目立つ位置に陳列されて、初めて興味本位で買ってもらえる。
残念だがそんな感じではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2009年6月3日
No.2056: ストロングセブン / キリン
すとろんぐせぶん / きりん
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5月中旬製造品からリニューアルしているキリン・ストロングセブン。
当初の発売が昨年10月22日だったから、約半年で新しくなったことになる。
グラスに注いだ色は、しっかりした黄金色。
泡はなかなかきめ細かく、力があって、高く盛り上がる。泡持ちも悪くない。
クリアなホップ香が心地よく、臭みは弱い。
口に含んだ瞬間から、アルコールの刺激が強く、
ビリビリとした刺激を感じるとともに、ホットな甘味が押し寄せる。
飲み込むときにも、喉への刺激が強い。
旨みやコクというのではなく、アルコール分の粗暴とも言える強い刺激が
口中を支配する。有無を言わせぬ押しの強さ。
苦味ももちろんワイルドなので、
ふんわりと甘いアルコール感を、強い苦味が牽制している。
アルコール分7%。
原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・
大麦スピリッツ。
キリンのサイトでは、今回のリニューアルについて、次のように説明されている。
リニューアルにあたっては、麦芽使用率をこれまでの約1.6倍まで高めるとともに、
「新・高発酵技術」(特許出願中)を採用することで、
アルコール7%の“のどにグッとくる刺激”はそのままに、
“キレ”“飲みごたえ”をさらに向上させています。
そのように言われると、確かにキレは増したようには思えるが、
これだけ度数が高いと、よく分からないというのが、正直なところ。
但し、アルコールの甘味は強いながらも、飽きの来ない味にはなっていると思う。
もっとも、この製品の主要なユーザーには、そんな微細な違いなどどうでも良いこと
なのかもしれないが。
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新ジャンル |
2009年6月4日
No.2057: スタイルフリー / アサヒ
すたいるふりー / あさひ
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5月中旬製造品から「クオリティアップ」している(アサヒではそう謳っている)
スタイルフリー。当初デビューが2007年3月で、
昨年5月に最初のリニューアルをし、
今回の製品が3代目ということになる。
グラスに注いだ液色は、しっかりした黄金色。
注ぐとまるでサイダーのようにジュワジュワと音を立て、泡は粗くて、ほとんど盛り上がらない。
香りに臭みはなく、とても軽やか。いかにも発泡酒らしい雑穀臭はあるが、強くはない。
口に含むと、ほとんど味らしきものはなく、炭酸水のよう。
ただ、適度に苦味はあって、後キレはよい
アルコール分4%。原材料:麦芽、ホップ、糖類、カラメル色素、酵母エキス、
大豆ペプチド。糖質ゼロ(栄養表示基準による)。麦芽使用率25%未満。
「自分に合ったスタイルで自由な気分をお楽しみください。」
従来品との見分け方は、缶の左肩に「さらにおいしさアップ」の文字があること。
正直なところ、明確においしさがアップしたとは感じなかった。まあ、当サイトでいつも強調しているように、
おいしいかどうかは個人の味覚だから、各自で判断していただくしかないが、
私には味の変化はほとんど感じ取れなかった。強いて言えば、
元々少なかった臭みがさらに弱まり、苦味が強まったのではないか?と感じた。
アサヒのサイトでは、"味のふくらみ"をアップしたと説明されているが、
元々ふくらみなどとは無縁のキャラクターではないか。
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発泡酒 |
2009年6月5日
No.2058: 淡麗 グリーンラベル サッカー日本代表応援缶 / キリン
たんれい ぐりーんらべる さっかーにっぽんだいひょうおうえんかん / きりん |
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5月26日、ファミリーマートで発売されたキリン淡麗サッカー日本代表応援缶。
通常の淡麗とグリーンラベルの2種が出ており、通常の淡麗のほうは、既に掲載済。
単なるデザイン缶であり、中身は通常のものだが、
いちおうレビューする。
泡はなかなかきめ細かく、当初勢いよく盛り上がる。泡持ちはほどほど。液色は淡い黄金色。
かなり透明感あるホップ香だが、昔ながらの発泡酒らしいくせがある。
だが、それほど気になるレベルではない。
口当たりは実にクリアでスッキリしている。すうーっと入ってきて、
喉ごしも良いのだが、味わいらしきものがないために、
鼻から息を抜く時の穀物臭さが余計に気になる。
これを飲み応えだと感じられる人は好意的に受け止めるだろうが、
例えばアサヒ・スタイルフリーを飲み慣れている人には、
鼻につく臭みだと思う。
アルコール分4.5%。原材料:麦芽・ホップ・大麦・糖類。
ファミリーマート&キリンビール共同企画
この日本代表応援缶の売上げの一部はサッカー普及資金として役立てられます。
前にも書いたが、私は普段積極的に発泡酒や新ジャンルを買わないから、
新製品以外は見向きもしないのだが、もし毎月新しいデザイン缶を出してくれるなら、
毎月必ず買いに行きます。
ところで、本日をもって当サイトが2004年6月6日から続けてきた連続無欠勤更新記録が、満5年に達した。
その連続更新が始まった日に飲んだお酒が何だったのか。
なんと、
カールスバーグのサッカー EURO 2004 記念缶であった。
べつに意図したわけではなく、知らずに選んだものだが、ホントに偶然、サッカーつながりであった。
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発泡酒 |
2009年6月6日
No.2059: ラ・トラッペ デュベル LA TRAPPE DUBBEL
ら・とらっぺ でゅべる
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既に「ブロンド」、「クアドルペル」、
「トリペル」と3種飲んだ
オランダでつくられるトラピストビール「ラ・トラッペ」。
デュベルも入手したので、取り上げる。濃さの順番でいえば、
クアドルペル(4倍)、トリペル(3倍)よりも下ということになる。
グラスに注いだ色は、淡いアンバー。ベージュ色の泡は非常にきめ細かく、
泡持ちも良い。
香りは甘いトロピカルフルーツに、カラメル香。
ただ、濃密度はそれほどでもない。
味は適度な甘味、適度な苦味で、中肉中背といったところ。
アルコール度数は高めだから、飲みごたえはある。
アルコール分7.0%。原材料:麦芽、ホップ、糖類、酵母。
麦芽含有率99.7%。原産国:オランダ。輸入者及び引取先:小西酒造(株)。
330ml入りで、入手価格は630円。
軽快な喉ごしで、トラピストビール初心者にも親しみやすいのではないだろうか。
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ビール |
2009年6月7日
No.2060: COCKTAILカロリ。ブルーハワイ <夏限定> / サントリー
かくてるかろり。ぶるーはわい <なつげんてい> / さんとりー
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明後日6月9日が発売日となっているカクテルカロリ。夏限定品。
2種あるが、まずはブルーハワイから飲む。一昨年から連続して出ているものだ。
グラスに注いだ色は、くすんだ感じの淡い青。
缶を開けた瞬間から、パインの香りが立つ。だが、甘ったるそうではない。
味もやはりパインが強いが、レモンの酸が隠れているので、爽快な口当たり。
だが、このシリーズに共通の甘味料のどんよりした甘さが、後味に残る。
果汁2%。アルコール分4%。原材料:パイナップル、レモン、
スピリッツ、ラム、オレンジ蒸留酒、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
クチナシ色素、紅花黄色素。カロリー50%オフ。
パイナップル果汁とレモン果汁にオレンジスピリッツをミックスしたカロリー50%オフの
オリジナルハワイアンカクテルです。
原材料を見るかぎり、昨年と中身は変わっていないようである。
3年続いているということは、それなりに売れているということなのだろう。
缶のイラストにあるように、パイナップルとレモンスライスを添えて
飲んでもよいし、かき氷に掛けてもおいしそうな感じである。
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チューハイ・カクテル等 |