ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.2161〜2180


 
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2009年9月12日
No.2161: 神戸居留地チューハイ ウメ / 富永貿易(製造者:三幸食品工業)
 こうべきょりゅうちちゅーはい うめ / とみながぼうえき
神戸居留地チューハイ ウメ 神戸居留地チューハイ ウメ review
 神戸居留地チューハイがもう何ヶ月も前から新しくなっていて、 これまで白桃&黄桃グレープフルーツレモンと3種レビューしている。
 それから遅々として進んでいなかったのだが、今日はウメを紹介しよう。

 グラスに注いだ色は、いかにも梅酒を薄めたような黄金色。 香りも、梅酒ベースとすぐわかるコクが感じられる。
 味もやはりしっかりとしたコクがある。 甘味は適度に抑えられ、酸味が効いているので、くどくはないが、 飲み込んだ後にザラメのような後味が残る。
 アルコール分4%。無果汁。原材料:醸造アルコール、梅酒、はちみつ、果糖ぶどう糖液糖、 酸味料、香料、カラメル色素。
 製造者:三幸食品工業(株)、 広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。 販売者:富永貿易(株)、 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 注意深く原材料名を見ると、以前の製品から若干変わっている。 砂糖が使われなくなり、果糖ぶどう糖液糖に変わった。 だから味がどう違うか?まではわからなかったが。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月13日
No.2162: 麦搾り / アサヒ
 むぎしぼり / あさひ
アサヒ 麦搾り アサヒ 麦搾り review
 明後日9月15日が発売日となっているアサヒの新ジャンル、麦搾り。 発売2日前にして、近所のスーパーで当然のごとく入手できた。

 グラスに注いだ色は、結構しっかり目の黄金色。 泡は写真のように当初良く盛り上がるが、すぐに減衰。これは致し方ないところ。
 香りは穏やか。新ジャンル特有のアルコール臭のようなものがややあるが、 名前のとおりじんわりと麦らしい香り。ホップ香は鮮烈ではない。
 味わいは、強めの苦味が全体を引っ張っている感じで、度数がやや高めであることの アルコールの甘味はうまくかき消されている。 だから、トータルバランスが良いというよりも、 剛をもって剛を制しているような感じがする。
 しかしながら、サントリー・ザ・ストレートみたいな押し方ではなく、 もうちょっとおとなしい。
 アルコール分5.5%以上6.5%未満。 原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦)、スピリッツ(大麦)。
 麦1.5倍使用(麦芽、大麦 当社比) アルコール分ちょっと高め
 キリン・ホップの真実といい、この製品といい、最近は各社の新ジャンルが なかなか頑張っている。
種別 新ジャンル
2009年9月14日
No.2163: COCKTAIL カロリ。オータム フルーツ スペシャリテ <秋限定> / サントリー
 かくてるかろり。おーたむ ふるーつ すぺしゃりて <あきげんてい> / さんとりー
サントリー カロリ。オータムフルーツスペシャリテ サントリー カロリ。オータムフルーツスペシャリテ review
 明日9月15日発売、COCKTAIL カロリ。の秋限定品。 あいかわらず通年商品と区別の付きにくい缶デザインだ。

 グラスに注いだ色は、淡いイエロー。あるいは濃いめのシャンパンゴールドといったらいいか。
 香りで最初に目立つのは洋梨。よく嗅ぐと、その下にりんごが感じられるが、 マスカットは私にはよく分からなかった。
 口に入れた瞬間、やはり洋梨の味が一番強く感じられる。というか、ほとんど梨以外には感じられない。 ぶどうも入ってますよ、といわれれば、んっ、そうかなあ、という程度。
 スッキリ系の味わいだが、後味に甘味料特有のどんよりした甘味が残る。
 果汁1%。アルコール分4%。 原材料:アップル、洋なし、グレープ、スピリッツ、グレープ浸漬酒、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、 紅花色素、野菜色素。
 洋なし&マスカット&アップルにブドウ浸漬酒をミックスした、 秋のおいしさが楽しめる、 カロリー50%オフのフルーティなカクテルです。
 今回もまた、すばらしいネーミングセンスに脱帽だ。というか、 たかだか100円台の商品に、恥ずかしげもなく、こんなに仰々しい名前をつける厚顔さに脱帽である。 いえ、けなしているのではありません。ほめているのです。

 ところで、後味に残るどんよりとした甘味は、 甘味料としてアセスルファムK&スクラロースを使っていたら仕方ないのか? と思えば、アサヒのチューハイなどでは、同じ甘味料を使いながら、 サラッとした後味に仕上げているものがある。ということは、 この甘味の使い方は、サントリーさんが良いと思って確信犯的(*注)にやっていることなのだろうか。
*注:「確信犯」という言葉は、誤った使い方をされているケースが圧倒的に多いように思う。 「悪いことだと分かっていながら行う行為」という意味で使っている人がとても多いが、それは間違いである。 確信犯とは、「宗教的、思想的信念等に従って、それが正しいことであると信じてなされる犯罪」 (つまり、本人に悪気は全くないが、結果として人を害する)のことである。お間違えなく。
 「役不足」「御の字」と併せて、誤用御三家とでも呼びたいくらいだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月15日
No.2164: 旬果搾り 香りやわらか アンデスメロン <限定生産> / アサヒ
 しゅんかしぼり かおりやわらか あんですめろん <げんていせいさん> / あさひ
アサヒ 旬果搾り 香りやわらかアンデスメロン アサヒ 旬果搾り 香りやわらかアンデスメロン review
 事前告知がなかったので、発売を知らず、偶然発見した。
 実は今日、月曜発売のカルピスサワーの新製品を探しに、ファミリーマートに寄ったのだが、 店頭にこれが一緒に並んでいたのだ。 他店では見ないので、おそらくファミマ限定と思われる。

 グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの淡い黄緑。 いかにもメロンという、作られた色。
 香りはまさにメロンだが、名前のとおり、やわらかい。 メロン特有のセメダインのようなツンとくる香りが抑えられ、確かに穏やかな印象だ。
 味は甘味が強めだが、それほどコクがないので後味は比較的あっさり。 シンプルでとてもわかりやすい味。
 果汁0.5%。アルコール分4%。 原材料:アルコール、メロン果汁、糖類、酸味料、香料、 ベニバナ色素、クチナシ色素。
 本日現在、ファミマのサイトにも、アサヒのサイトにも掲載されていない。 私の知る限り、両社から事前に発売告知もなかった。

 ファミマ限定品は、時々こういうことがあるのだが、 どうしてこんな不意打ちのようなことをするのだろう。 事前に告知をしないことに、一体何のメリットがあるのだろうか。 こんな出し方は、できればやめていただきたいと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月16日
No.2165: カルピスサワー 味わう果実 完熟ラ・フランス <期間限定> / カルピス
 かるぴすさわー あじわうかじつ かんじゅくら・ふらんす <きかんげんてい> / かるぴす
カルピスサワー 完熟ラフランス カルピスサワー 完熟ラフランス review
 一昨日9月14日に発売のカルピスサワー味わう果実シリーズ「完熟ラ・フランス」。
 あいかわらずこのシリーズは、置いている店がそれほど多くないので、 これまでに遭遇確率の高かったファミリーマートに行き、めでたく入手した。

 グラスに注いだ色は、普通のカルピスサワーと同じ白。 香りに華やかさはなく、苦そうな雰囲気が感じられる地味な洋梨香。
 口に含むと、炭酸の刺激と共に、ラ・フランスの豊潤な味わいが感じられる。 だが、甘味は抑えられ、苦味を伴う引き締まった味。後味もスッキリしている。
 果汁2%。アルコール分4%。 原材料名:西洋なし果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、 安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、 アセスルファムカリウム)。
 ピュアな味わいで、シンプルにラ・フランスの風味が楽しめる。 カルピスの甘酸っぱさもうまく活かされている。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月17日
No.2166: 京都サイダー お酒どす / 山本本家
 きょうとさいだー おさけどす / やまもとほんけ
京都サイダー お酒どす 京都サイダー お酒どす review
 スーパーで偶然発見したもの。
 京都伏見で清酒「神聖」をつくる酒造会社 (株)山本本家 から 出た、清酒をサイダーで割った飲物。発売は6月1日だったようだ。 びんには「京都サイダーリキュール」と書かれているのだが、サイトを見るかぎり、正式な商品名は、 「京都サイダー お酒どす」のようだ。

 グラスに注いだ色は、ほとんど無色に近いが、ほんのりと黄色っぽい。さすがに清酒ベースだ。
 最初に香りを嗅いだ瞬間は、まさにサイダーを思わせる爽やかな香りだが、 どこかプールの水の塩素みたいな独特の香りがある。よく嗅ぐと、それが清酒由来だということがわかる。
 口当たりもサイダーの甘味がしっかりとあり、なんだ軽いのか、と思いきや、 飲み込むとしっかりお酒感がある。度数以上に強い感じだ。 だから後味もあまりスッキリとはしない。
 アルコール分5度以上6度未満。伏見の清酒「白菊水」使用。 原材料名:清酒・果糖ブドウ糖・香料・酸味料。
 製造者:(株)山本本家、京都市伏見区上油掛町36-1。
 同社のサイトを見ると、「欠品」というようなことが書かれている(7/30付)。 予想以上に売れたということなのだろう。
 私も、店頭で発見した瞬間に手に取っていた。確かにインパクトの強い製品だ。 まあ、私は立場上、見知らぬ製品を発見したときには、無条件で買うことにしているわけだが。
 250ml入りで入手価格は388円。安いチューハイ全盛の時代に、この価格は強気である。 一度買ってみる価値はあると思うが、ハマる人と、もういらないという人と、 二分されるだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月18日
No.2167: すらっと レモン / アサヒ
 すらっと れもん / あさひ
アサヒ すらっと レモン アサヒ すらっと レモン review
 アサヒすらっとのレモンとグレープフルーツが、 7月製造分からデザイン変更されており、最近ではこの新パッケージが流通している。 中身は変わらないようだが、一応レビューしておく。

 グラスに注いだ色は、かなり白濁。レモンの果肉が浮遊している。
 香りは強烈ではなく、ちょっと化粧品ぽい感じの作られたようなレモン香。 ただ、ジューシー感はよく出ている。
 口に含むと、炭酸のピリピリ感と共に、抑えられた甘味と酸味が控えめに感じられる。 スッキリとしていて、嫌みがない。
 後味にイヤな甘味が残ることもなく、クリアである。
 果汁3%。アルコール分3%。糖質70%オフ。 原材料:アルコール、レモン果汁、果粒、糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 すっきりさらっとした味わいと、みずみずしい果汁感を楽しめるチューハイです。
 かなり健闘しているシリーズのようだが、私の見るかぎり、 爆発的に売れているというほどでもない。しかし、こういう製品は、一時のブームになるよりも、 固定客に着いてもらって細く長く続いた方が良いだろう。

 旧製品との見た目の違いは、「88kcal」が従来の青字から赤字になり、「果肉入りレモン」 が赤地に白抜き文字となっているところ。こちらのほうが目立つので、良いのではないだろうか。

 なお、9月8日に全国発売となった「すっきり白ぶどう」は、7月にコンビニ限定で先行発売されたときに、 既にレビューしているので、そちらをご参照いただきたい。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月19日
No.2168: すらっと グレープフルーツ / アサヒ
 すらっと ぐれーぷふるーつ / あさひ
アサヒ すらっと グレープフルーツ アサヒ すらっと グレープフルーツ review
 7月製造分からデザインリニューアルした、すらっと。
 9月8日には新製品すっきり白ぶどうも出て、 現在では全3種となっているのだが、 既存のレモンとグレープフルーツの2種が新しくなったというわけだ。
 昨日レモンを飲んだので、今日はグレープフルーツを。 中身は従来品と一緒なのだが、一応レビューしておく。

 グラスに注いだ色は、かなり濁っていて、やや黄色っぽいかな?という色。 大きな果肉が浮遊している。
 フレッシュ感ある苦そうなグレフル香。甘さは強そうではない。 スッキリ味が想像される。
 実際に味は甘味が抑えられ、軽やかな口当たり。苦味が中心。 だから後味も爽やかだ。
 果汁3%。アルコール分3%。糖質70%オフ。 原材料:アルコール、グレープフルーツ果汁、果粒、食物繊維(ポリデキストロース)、 糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 すっきりさらっとした味わいと、みずみずしい果汁感を楽しめるチューハイです。
 巷には妙な甘さが引っかかるグレフルチューハイが非常に多い中で、 これは貴重な存在だ。フルーティでありながら、甘ったるくない。 女性に受けているのも頷ける。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月20日
No.2169: 神戸居留地チューハイ 赤ぶどう&白ぶどう / 富永貿易
 こうべきょりゅうちちゅーはい あかぶどう あんど しろぶどう / とみながぼうえき
神戸居留地チューハイ 赤ぶどう&白ぶどう 神戸居留地チューハイ 赤ぶどう&白ぶどう review
 新しくなった神戸居留地チューハイを、本当にゆっくりと紹介している。
 これまで白桃&黄桃グレープフルーツレモンウメと 飲んできて、ついにこれが最後となった。

 グラスに注いだ色は、やや赤みの強い、透明感ある明るい紫。
 引き締まった感じのぶどう香で、それほど甘味が強そうではない。
 実際、甘味は適度で、ぶどうらしい渋味がシャープさを与えている。 それが少々引っかかる感じだが、概ねさらっとした後味。
 果汁3.5%。アルコール分5%。原材料:ぶどう果汁、 醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、エルダーベリー色素、アカキャベツ色素。
 製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。 販売者:富永貿易(株)、 神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 製造者が従来品のチェリオ中部から、三幸食品工業に変わった。 そのせいか、味も若干変わったような気がする。私自身のコメントに従うと、 従来品はもっと甘さが引っかかる感じだったようだ。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月21日
No.2170: ベストテイストチューハイストロング ドライレモン / 三幸食品工業(徳岡P.B.)
 べすとていすとちゅーはいすとろんぐ どらいれもん / さんこうしょくひんこうぎょう(とくおかP.B.)
ベストテイストチューハイストロング ドライレモン ベストテイストチューハイストロング ドライレモン review
 関西を中心にSAKE市場グランマルシェ、ボン・ルパなどの 酒販店を展開する徳岡(株) のP.B.商品である「ベストテイストチューハイ」には、既に多くの種類がある。
 この「ストロング」がいつ発売されたのか、私は情報をつかんでいなかったのだが、 今年に入ってからだと思われる。数ヶ月前から存在を知っていたが、入手の機会がなく、 先日ようやく買いに行ってきた。

 グラスに注いだ色は、無色透明。
 非常に抑え込まれたレモン香で、ジューシー感には乏しい。 だからむしろ酒好きには好まれそう。
 口当たりもとてもシャープ。 酸も甘味も抑えられ、アルコール感が強い。まさにドライな飲み応え。
 アルコール分8%。果汁2.0%。原材料:レモン果汁、醸造アルコール、 麦焼酎、砂糖、酸味料、香料。 製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。 販売元:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)、大阪市中央区南船場3-5-26。
 高炭酸で、アルコール度8%と高く、隠し味に樽貯蔵酒をブレンドした、 クリアで飲みごたえのあるチューハイです。 大きめの氷を入れてロックでどうぞ。
 最近の缶チューハイの傾向は、レギュラーラインのほかにカロリーオフ製品と、 このようなストロング系という3つのカテゴリーが併存している。 PBでもこの傾向は同じなので、選択肢が広がってうれしい。

 ところでこの製品、ドライという文字のインパクトが強く、いわゆるヘタウマ感覚の印象に残るデザイン。 イオンPBの「侍チューハイ」と若干キャラがかぶるけれども、このダサさがむしろ格好いい。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月22日
No.2171: FRUITS FINE チューハイ グレープフルーツ ストロング / アシードブリュー(やまやP.B.)
 ふるーつふぁいん ちゅーはい ぐれーぷふるーつ すとろんぐ / あしーどぶりゅー(やまやP.B.)
FRUITS FINE チューハイグレープフルーツストロング FRUITS FINE チューハイグレープフルーツストロング review
 仙台に本拠を置くやまやグループのPBである「フルーツファインチューハイ」から、 ストロングが出た。レモンとグレープフルーツの2種だが、今日はグレープフルーツのほうを飲んでみたい。

 グラスに注いだ色は、やや黄色っぽく濁りがある。
 缶を開けると、かなりしっかりとグレープフルーツの苦そうな香りが立つ。 これはもちろん、多くのグレフルチューハイによくある、ガムのような香り。 甘味と苦味が強そうである。
 味は確かに甘味がしっかりとあるのだが、ジュースっぽいわけではない。 アルコールが強いために、飲み込むと、腹の中がほっこりと温かい。 苦味も強く、かなり粗暴な味わいである。
 後味にも強い苦味と、甘味料のやや引っかかる感じの甘味が残る。
 アルコール分8%。果汁3%。 原材料:グレープフルーツ果汁、ウォッカ、食塩、 酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
 製造者:アシードブリュー(株)宇都宮飲料工場、栃木県下野市下石橋561。
 ストロングではないレギュラー版と比べると、かなり荒削りで押しの強い味わいだが、 氷を入れて飲んでも薄くならないための配慮かもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月23日
No.2172: ベストテイストチューハイ辛口 ドライプレーン / 三幸食品工業(徳岡P.B.)
 べすとていすとちゅーはいからくち どらいすとろんぐ / さんこうしょくひんこうぎょう(とくおかP.B.)
ベストテイストチューハイ辛口 ドライプレーン ベストテイストチューハイ辛口 ドライプレーン review
 一昨日、「ベストテイストチューハイ」シリーズの「ドライレモン」を飲んだが、 これも同時に入手していたもの。
 ベストテイストチューハイは、 関西を中心にSAKE市場グランマルシェ、ボン・ルパなどの 酒販店を展開する徳岡(株) のP.B.商品である。
 当サイトでは、これをもって、現在出ている全ラインナップを 網羅したことになる。

 グラスに注いだ色は、無色透明。
 香りを一生懸命嗅いでも、ほとんど無臭に近い。 あえていえば、消毒用のアルコールのような感じ。
 口に含むと、まず軽い酸味が感じられ、後からアルコールの甘味がくる。 残念ながら、焼酎らしい味わいはない。 缶チューハイにしては度数が高いので、飲み進めると強いアルコール感が喉の奥に蓄積されてゆくような感じである。
 アルコール分8%。原材料:醸造アルコール、 麦焼酎、砂糖、酸味料。 製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。 販売元:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)、大阪市中央区南船場3-5-26。
 ノン果汁の本格辛口ドライチューハイです。プレーンならではのクリアな味わいは、 レモンなどの生果汁を搾る飲み方もお奨めです。
 辛口という看板に偽りはない。クリアな味わいというのも、その通りである。 説明文の通り、レモンやライムやオレンジなど、どんな果汁にもなじむ幅の広さを持っていると思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月24日
No.2173: ベストテイストCocktail モスコミュール / 三幸食品工業(徳岡P.B.)
 べすとていすとかくてる もすこみゅーる / さんこうしょくひんこうぎょう(とくおかP.B.)
ベストテイストCocktail モスコミュール ベストテイストCocktail モスコミュール review
 昨日書いたとおり、ベストテイストチューハイのシリーズは 全部網羅できたのだが、 ベストテイストカクテルについては、まだ全種制覇していなかった。
 ということで、これまで我が家の冷蔵庫にずっと眠っていたものを、順次取り上げてゆきたい。

 グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。 シャンパンゴールドと言っていい。
 最初に鼻に飛び込んでくるのはライム香で、かなり強い。 その背後にジンジャーエールの香りがある。
 口当たりはピリッと軽い辛みがあるものの、 甘味もしっかりあり、飲みやすい。アルコール感は強くない。 8%もあるのに不思議である。
 柑橘の軽やかな酸とジューシー感がアクセントとなっている。 飲み進めると、胃の中がほっこりと温かくなってくるので、 その時点で、やっぱり度数が高かったのだと、納得する。
 アルコール分8%。果汁3%。 原材料:ライム果汁、醸造アルコール、 果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、カラメル色素。 製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。 販売元:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)、大阪市中央区南船場3-5-26。
 爽快なライムの香りが漂うスタンダードなカクテルです。 本格的なバーカウンターの雰囲気を味わいください。
 このシリーズは、これまでにソルティドッグジントニックを取り上げているが、いずれもアルコール度数は8%と高い。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月25日
No.2174: おいしいチューハイ 赤ぶどう <期間限定> / 宝酒造
 おいしいちゅーはい あかぶどう <きかんげんてい> / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ 赤ぶどう タカラ おいしいチューハイ 赤ぶどう review
 9月15日発売、おいしいチューハイの期間限定「赤ぶどう」。 発売から10日も過ぎてしまった。
 発売情報は事前につかんでいたのだが、同日発売品がいくつかあって、 私が取りこぼしていたもの。改めてお詫び申し上げる。

 グラスに注いだ色は、ほとんど黒と言ってもいいくらいに深い紫。 グラスの向こう側がまったく見えない。
 香りは、果汁のたっぷり入ったぶどうキャンディのように、 かなり豊潤な甘さを想起させる深いぶどう香。
 ところが実際に味わってみると、甘味はかなり抑えられていて、 渋味が効いている。もっとべたべたと濃厚な液体を想像していたが、 かなりサラサラとした口当たり、喉ごしである。
 果汁50%。アルコール分5%。糖類不使用。原材料:ぶどう果汁、 スピリッツ、香料、酸味料。
 果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。
 濃厚ではあっても、くどい味づくりではない。 そのあたりが実にタカラらしく、好感が持てる。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月26日
No.2175: おいしいチューハイ トロピカルミックス <期間限定> / 宝酒造
 おいしいちゅーはい とろぴかるみっくす <きかんげんてい> / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ トロピカルミックス タカラ おいしいチューハイ トロピカルミックス review
 昨日おいしいチューハイの新製品を飲んだが、それでこれを思い出した。
 昨年12月に、ファミリーマート限定商品として発売されたトロピカルミックスなのだが、 どういうわけか何の事前告知もなく、今年もまた現れた。最近、ファミマ店頭に大量に並んでいる。 昨年の製品と変わっていないとは思うが、念のために飲んでみたい。

 グラスに注いだ色は、淡いレモン色で、繊維質のようなものが少し浮遊している。
 香りで目立つのはパインとバナナ。だが、それほど強くはない。 マンゴーも何となく感じられる程度。
 味も穏やか。甘味、酸味とも、押しつけがましいところはなく、スッキリ感がある。 バナナの味も確かに感じられるものの、甘味がくどいということはない。
 果汁50%。糖類不使用。アルコール分4%。原材料:果汁 (パイナップル、ぶどう、りんご、オレンジ、マンゴー、バナナ、パッションフルーツ)、 パイナップル果粒、スピリッツ、香料、酸味料。
 果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。
 原材料名を見ても、やはり昨年と何ら変わりがないようだ。 昨年発売時におそらく好評を博したので、今年も出してみた、といったところだろうか。 それならば、ファミマだけに限定せず、販路を拡大すればいいのに・・。
 元々ファミマの意見を容れて(あるいは、開発の依頼を受けて)つくった商品なのか、 単に他では売らないという紳士協定があるのか。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月27日
No.2176: JAふらの認定 富良野メロンチューハイ / 北海道麦酒醸造
 JAふらのにんてい ふらのめろんちゅーはい / ほっかいどうびーるじょうぞう
JAふらの認定 富良野メロンチューハイ JAふらの認定 富良野メロンチューハイ review
 サークルKサンクスのサイトで、9月15日付の新製品として紹介されていたもの。
 仕事中、出先で2店ほど覗いたときには出会えず、がっかりして帰ってきたのだが、 今日、自宅から一番近いサンクスに行ってみたら、発見することができた。

 グラスに注いだ色は、黄色とオレンジの中間。ややくすんでおり、深い色。
 おとなしいが深いメロン香。メロンキャンディによくあるような匂いで、クリームソーダを思わせる。
 見た目の濃厚さから、味も相当に濃厚であろうと想像して口に入れ、ゴクッと飲んだら、 意外にも炭酸が強くて、むせてしまった。ただ、フルーツ牛乳のようなねっとり感も少しだけある。
 確かに甘味は強いが、べつにどろどろしているわけではなく、 思いのほか酸もあって、後味はサラッとしている。
 富良野産メロン果汁10%。アルコール分5%。北海道産牛乳使用。 原材料名:富良野産マスクメロン(赤肉)、スピリッツ、糖類、乳、乳酸品、 香料、酸味料、安定剤(ペクチン、大豆多糖類)、カロチン色素、野菜色素。 製造者:北海道麦酒醸造株式会社、北海道小樽市張碓町427-1。
 「富良野メロンチューハイ」は、果実の美味しさをそのままにをコンセプトに、 JAふらのと共同開発したフルーティ&クリーミーなプレミアムチューハイです。
 メロン好きなら、もっと濃厚で甘ったるいタイプを求めるかもしれない。 意外にシャープで、パンチの効いた味わいだった。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月28日
No.2177: ほろよい りんご / サントリー
 ほろよい りんご / さんとりー
サントリー ほろよい りんご サントリー ほろよい りんご review
 明日9月29日が発売日となっているサントリーほろよい「りんご」。 入手したのは、いつものごとく昨日(発売の2日前)であった。

 グラスに注いだ色は、しっかりと濃くて美しいゴールド。気泡は極めて細かく、炭酸は弱そう。
 見た目もそうだが、香りもまさにクリアタイプのりんご果汁のよう。 お酒らしい匂いはしない。
 一口飲めば、やはりりんごジュースに炭酸を入れたよう。 もちろん果汁含有率が低いから、アップルタイザー(果汁100%の炭酸入りアップルジュース) のような深みはない。だからこそ、その分サラッとしていて、喉ごしはよい。
 飲み進めても、アルコール感には乏しく、ゴクゴク飲んで喉の渇きをいやせるタイプ。
 アルコール分3%。りんご果汁2%。 原材料:りんご、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
 りんご果汁に、ていねいに煮つめたりんご果汁を加えることで、 やさしい甘味を引き出しました。
 このシリーズのコンセプトがうまく体現された、非常にやさしい味わいの低アルコールチューハイ。 お酒の弱い人にはおすすめ。

 ところで、缶には「必ずもらえる」と書かれた応募シールが貼ってあり、 PCや携帯から専用サイトにアクセスして入力するためのコード番号がついている。
 「カンパイデジおまプレゼント」と称するもので、 よくあるデジタルおまけである。もらえるのは、スクリーンセーバーやら、 デスクトップ時計、デスクトップ付箋など。

 こういった類のおまけは、他社でも時折見られるが、今回みたいにわざわざコード番号を入力させて 提供するほどのものだろうか。CMキャラクターに起用されているオダギリジョー、水嶋ヒロ、 堀北真希らの熱烈なファンならば、携帯待受にしたいと思うのかもしれないが、 どうせ販促ツールなのだから、無料配布すればいいのに。

 せこいなあ、と言わせるようなおまけなら、付けない方がマシですよ → サントリーさん。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年9月29日
No.2178: アサヒゴールド 復刻版 / アサヒ
 あさひごーるど ふっこくばん / あさひ
アサヒゴールド 復刻版 アサヒゴールド 復刻版 review
 本日9月29日、コンビニエンスストア限定で発売された、アサヒゴールド復刻版。 昭和33年に登場した日本初の缶ビールの再現だ。
 このような大型新商品は、必ずや発売前日に入手できると思い、 昨日3軒ほどコンビニに立ち寄ったが、出会えず。 今日、1軒目で難なく入手できた。

 グラスに注いだ色は、淡い黄金色。泡持ちはほどほど。
 アサヒらしい清冽な香りで、口当たりもクリア。 だが、現在の人気銘柄スーパードライと比べると、ビターホップの苦味がしっかりとあり、 なおかつモルトらしい旨味もあって、適度に肉付きのよい酒質。 じんわりとした味わいだ。
 やはり最近缶入りが出て人気を博しているサッポロの通称「赤星」にも近いキャラクターといえる。
 アルコール分5%。原材料:麦芽、ホップ、米。
 ※当時は熱処理を実施しておりましたが、現代の技術を駆使し生ビール(非熱処理) として提供しております。
 また缶には、次のような説明文もある。
 昭和33年(1958年)、日本で初めての缶入りビール「アサヒゴールド」 が発売され、その後缶ビールがお茶の間に普及していくきっかけとなりました。 当時の資料を基に再現した味わいは、麦芽の芳醇なうまみを引き出した、 マイルドな飲みやすさが特徴です。昭和の古き良き時代を感じながらお楽しみください。
 どうせやるなら、プルタブではなく、昔みたいにスチール缶入りで、缶切りを使って穴を開けないと 飲めないような面倒くさい商品にしてほしかった。
 一般的に考えれば、そんなものは売りにくいのかもしれないが、 わざわざひと手間かけないと飲めないという特別な演出は、コンビニの主要客層である 若者にはかなり受けると思うのだけれど。 その場合、一昔前のトマトジュースみたいに、缶に穴を開けるための小さな缶切りを添付すると、なお良い。

 今の時代、特徴の乏しい商品が市場で勝つためには、徹底的に安値に挑戦するほかないが、 コンセプトの明確な商品ならば、値段が高いのにダサイ、めんどくさい、時代遅れ感があるといった ことが、むしろ爆発的人気を呼ぶことはあり得るからだ。
種別 ビール
2009年9月30日
No.2179: タカラCANチューハイ グレープフルーツ / 宝酒造
 たからかんちゅーはい ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
タカラCANチューハイ グレープフルーツ タカラCANチューハイ グレープフルーツ review
 新製品には見えないが、昨日9月29日発売の新製品である。
 タカラCANチューハイは、いうまでもなく同社の看板商品であり、 日本の缶入りチューハイの代表銘柄の一つといえるロングセラー商品である。
 既存ラインアップであるレモンライムプレーン と基本デザインが一緒。だから既視感があるのだ。

 グラスに注いだ色は、白濁。
 香りは、かなりジューシー。 グレープフルーツを今搾ったような、フレッシュで酸がほとばしるような匂い。
 口に含むと、ヒリヒリ感のある酸と、しっかりした苦味が感じられる。 アルコール感も豊かで、飲みごたえは十分。 飲み進めるほどに、酸っぱさが口中に蓄積され、しかもしっかり酔える感じだ。 甘ったるさとか、くどさはない。
 アルコール分8%。果汁3.3%。 原材料:焼酎、グレープフルーツ果汁(地中海グレープフルーツ果汁40%)、 糖類、酸味料、香料。
 元祖辛口 ・11種類の樽貯蔵熟成酒 ・地中海手摘みグレープフルーツ  ・クリアな炭ろ過水
 満を持して登場しただけのことはある、素晴らしい内容だ。
 甘ったるさが鼻につくようなものが圧倒的に多いグレフル味チューハイの中で、 ここまでフレッシュ感と、しっかりした飲みごたえをもった製品は他にない。
 チューハイといえばまずレモンという常識を、もしかしたら塗り替えてしまうかもしれないほど、 多くの人にとっての定番銘柄となりうる実力をもっている。
 これからの季節、鍋物のお供に最適なチューハイだ。 特に関西では、定番のてっちり(ふぐ鍋)にベストマッチではないだろうか。 寒くなったら、ぜひやってみようと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
2009年10月1日
No.2180: ファイン ゼロ / サントリー
 ふぁいん ぜろ / さんとりー
サントリー ファインゼロ サントリー ファインゼロ review
 9月29日にサントリーから出た完全ノンアルコール「ファインゼロ」。
 今年の4月にキリンフリーが出て、好評を博しているが、 アサヒから9月にポイントゼロが発売、 サッポロはスーパークリアをノンアルコールにリニューアルして 9月30日発売(当サイト未掲載)と、4強すべてがこの分野に乗り出した。

 グラスに注いだ色は、かなりしっかりとした黄金色。 泡持ちは非常に悪く、すぐに減衰する。
 ビールの栓を開け、ずっと放置したような、酸化しきった匂い。 香りの飛んだ紅茶にも近い。
 口に含めば、甘くない焼きいもみたいなほっこりとした味があって、 どうにもすっきりしない。アサヒポイントゼロと味の系統は一緒である。
 アルコール分0.00%。天然水仕込。 原材料名:麦芽、糖類(糖化スターチ)、ホップ、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)、 香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 爽快なのどごしと飲みごたえ十分のノンアルコール!
 やはりキリンフリーを超えられない。 この酸化したような味を「飲みごたえ」と思える人はいいけれど、 お世辞にも「爽快なのどごし」などとは言えない。
種別 ノンアルコール飲料

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