2010年1月13日
No.2281: ショコラ ブルワリー <BITTER> / サッポロ
しょこら ぶるわりー <びたー> / さっぽろ
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昨年、ネット限定で発売され好評を博したショコラブルワリー。
今年は一般店舗での全国発売となった。発売日は、本日1月13日である。
既に昨日、スーパー店頭には並んでいた。
おそらく昨年のものと変わっていないと思われるが、
皆さまに発売を知らせる意味も込め、改めてテイスティングしてみたい。
グラスに注いだ色は、漆黒。グラスの向こう側が見えず、スタウトと見間違える。
泡は深いベージュ、あるいはブラウンで、きめ細かくこんもりと盛り上がる。泡持ちも良い。
焙煎麦芽のロースト香と、カカオの二重奏。とても深みがあって、なおかつ引き締まった香り。
甘ったるそうな雰囲気ではない。
口に含むと、ふんわりとした甘さがあるが、それよりもたばこのようなスモーキーさや、
ロースティな香味が際立っている。苦くて、少し甘い。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・糖類・カカオニブ・香料。
チョコレート麦芽を一部使用し、カカオを加えた、芳しい香りとほろ苦い味わい。
この商品はサッポロビール(株)と(株)ロイズコンフェクトの共同開発商品です。
誤解のないように付け加えれば、チョコレート麦芽というのはチョコのような色になるまでローストした
麦芽のことで、チョコレートではない。だから、麦芽が甘いわけではない。
もちろん、カカオも、それ自体で甘いわけではなく、糖分がたくさん入っているからチョコレートは甘くなっているわけだ。
この製品の素晴らしい点は、甘さの置きどころにある。ミルクチョコレートのような甘いニュアンスをまといながらも、
引き締まった苦味がベースとして支え続ける。だから "BITTER" なのだ。
ともに北海道をルーツとするサッポロとロイズのコラボレーションで生まれた製品であり、
両者の技術力を見せつけられた思いである。
ぜんぜん関係はないのだが、ふと思い出したのは、
亀田製菓と明治製菓のコラボで生まれた
「亀田の柿の種チョコ&アーモンド」だ。
たいへんな人気で、すぐに売り切れてしまったものだが、
プロ同士が新しい発想でタッグを組むと、今まで体験したことのない魅惑の世界が創出されるのである。
さて、この製品の入手価格は、スーパーで260円。コンビニでは290円強くらいだったと思う。
安くはないが、価格以上の価値がある。
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発泡酒 |
2010年1月14日
No.2282: カルピスサワー 味わう果実 ふんわり香る もも <期間限定> / カルピス
かるぴすさわー あじわうかじつ ふんわりかおる もも <きかんげんてい> / かるぴす
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1月12日発売、カルピスサワー・味わう果実シリーズの期間限定品。
グラスに注いだ色は、典型的なカルピスホワイト。白い絵の具を溶かしたような色。
香りは、確かに名前のとおり桃がふんわりと香る。この程度の香料の使い方なら、カルピスの持ち味が
死なないように思う。
甘そうだが、口に含んだ瞬間、炭酸のピリピリ感と、適度な酸味がある。
軽やかな口当たりの後、少し時間差があって、桃らしい甘味がやってくる。
後味は、あまりスッキリとはしない。
果汁3%。アルコール分4%。国産完熟白桃使用。
原材料名:もも果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、
安定剤(大豆多糖類)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、
アセスルファムカリウム)。
柔らかな口当たりと、やさしい甘味で、女性受けの良さそうな製品。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月15日
No.2283: ホップの香り / サンガリア
ほっぷのかおり / さんがりあ
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サンガリア社のサイトで、昨年11月30日付で新製品として告知されている
アルコール分ゼロのビール風味清涼飲料。
手に入らないかと、半ばあきらめていたが、近所のスーパーにひっそりと入荷していた。
グラスに注いだ外観は、しっかりと濃い黄金色。泡には当然力はなく、すぐに消える。
香りは、ノンアルコールビールによくある、酸化して変質したビールのような臭み。
カンロ飴のような感じでもある。
口に含むと、その香りの通りの味わいがあるが、臭みを極力抑えようとした努力の跡は窺える。
しっかりと苦味があり、後味は比較的スッキリ。飲み応えはあるし、なんとかバランスはとれている。
アルコール分0.00%。
原材料名:麦芽エキス、糖類(果糖ぶどう糖液糖、麦芽糖)、水溶性食物繊維、ホップ、
酵母エキス、酸味料、香料、調味料(アミノ酸)、ビタミンC、安定剤(アルギン酸エステル)。
商品名は「ホップの香り」だが、ホップの香りはしない。いや、もちろんホップは使われているのだが、
特長である芳しい香りは感じられない。でも、ビールの代用品としては、十分ではないだろうか。
ビール大手4社の製品と比べて遜色ないどころか、しっかりした飲み応えがあって、
そのわりに臭みが少ない点は優れている。
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ノンアルコール飲料 |
2010年1月16日
No.2284: コクの時間 / キリン
こくのじかん / きりん
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コクの時間が12月下旬製造品からリニューアルし、最近徐々に出回っている。
早速飲んでみたい。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。
注いでいるとき泡の状態を見ただけで、ビールではないことがハッキリとわかる。
シュワシュワと軽い音がして、泡の密度は低く、泡に空気を多量に含んでいるかのように、
ふつふつと盛り上がる。
香りも、初期の頃の発泡酒みたいに、ミルキーな香りと、米ぬかのような穀物系の香りが混じっている。
だが、臭みは明らかに昔のものよりは弱い。
口当たりは柔らかいが、しっかりと苦味があって、酸味もある。
このボディの厚みを「コク」と称しているものと思う。
アルコール分5%。
原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・大麦スピリッツ。
これだけ苦味があれば、ビールの代用品としては合格であろう。
妙な甘味と酸味が引っかかる点が、まったく気にならない人であれば、毎日の晩酌用にちょうど良いのではないか。
私は、このわざとらしさが、鼻について仕方ないのだが。
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新ジャンル |
2010年1月17日
No.2285: 爽快搾 (韓国産新ジャンル)/ ワインネット (輸入)
そうかいしぼり (かんこくさんしんじゃんる)/ わいんねっと (ゆにゅう)
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兵庫と大阪に店舗展開しているSAKE市場グランマルシェというDSで入手した輸入物の新ジャンル。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。
泡はふつふつと盛り上がるが、すぐに減衰。この状態だけで、ビールではないことがわかる。
新ジャンルらしいアルコールの甘味を彷彿とさせる独特の匂い。
ただ、それほど強くはないので、うまく臭みは抑えられているほうだ。
口当たりはカラッとあっさり。コクらしいものはなく、
炭酸水のように軽快。ただ、どんよりと甘味があり、雑穀的な後味も。
アルコール分5%。
原材料名:発泡酒・スピリッツ(大麦)・炭酸ガス含有。
原産国:韓国。輸入者及び引取先:ワインネット(株)、大阪府東大阪市高井田西2-3-26。
炭酸ガス含有とわざわざ表記されているので、後から炭酸を添加しているのだろうか。
入手価格は99円。この価格だから、多くを望めない。許してあげよう。
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新ジャンル |
2010年1月18日
No.2286: カロリ。地中海レモン / サントリー
かろり。ちちゅうかいれもん / さんとりー
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サントリー「カロリ。」のシリーズが一気に新しくなった。
発売日は明日1月19日である。
定番全6種だが、今日は1本目として、レモンを飲む。
グラスに注いだ色は、ほとんど無色だが、わずかに白濁。まさにレモン果汁が入っているイメージ。
香りは従来品と同じく、ジューシーなレモン香。スッキリとしている。
口に含んだ瞬間感じるのは、こんなにクリアな味だっただろうか?ということ。
ジューシーで酸味がよく効いているのだが、甘味が抑えられ、全体的に透明な味わい。
悪い言い方をすれば、随分味が薄くなった。後味にもキュンとした酸が残る。
アルコール分3%。果汁3.2%(有機農産物10%使用)。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:レモン、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、ビタミンC、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
地中海産オーガニックレモン果汁を使用。果実のみずみずしいおいしさを純水で仕上げた
フルーティ&スッキリのチューハイです。カロリー50%オフ・糖質80%オフ。
以前の製品はアルコール分4%だったが、今回は3%になった。それがさらっとした口当たりを生んでいるものと
思うが、味わいを犠牲にせずに、手っ取り早くカロリーを抑えるには、度数を下げるのが一番。
健康志向にも合致していると言える。
甘味料による後味の悪さも、もうほとんど気づかないレベルにまでなっている。
缶デザインも白色基調になりナチュラルな感じが強調されていると思うし、
まだ他のフレーバーの味を見ていないから断言はできないが、
今回のリニューアルは大正解ではないだろうか。
なんだか味がだいぶ薄くなったと、酷評する人もいるかもしれない。しかし、
このようにコンセプトを明確にすることが、この"チューハイ乱立時代"にはとても大切なことなのだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月19日
No.2287: カロリ。地中海オレンジ / サントリー
かろり。ちちゅうかいおれんじ / さんとりー
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新しくなったサントリー「カロリ。」。発売日は本日1月19日である。
定番全6種のうち、昨日まずレモンを取り上げたが、今日は2本目として、オレンジを。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明だが、微かに黄色っぽく色づいているようにも見える。
香りは、オレンジ味チューハイによくある、粉末オレンジドリンクのような感じ。いかにも人工的。
口当たりは軽やかで、甘味は穏やか。酸も穏やか。昨日飲んだレモンと同じく、透明感のある味わい。
悪く言えば味が薄い。飲み込んだ後に、甘味料の甘さが少し口中に残る。
アルコール分3%。果汁2.1%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:マンダリンオレンジ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
地中海産マンダリンオレンジ果汁を使用。果実のみずみずしいおいしさを純水で仕上げた
フルーティ&スッキリのチューハイです。カロリー50%オフ・糖質80%オフ。
昨日のレモン同様、新シリーズのコンセプトが明確に感じられる仕上がり。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月20日
No.2288: カロリ。梅 / サントリー
かろり。うめ / さんとりー
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昨日1月19日発売の新しい「カロリ。」。
定番全6種のうち、既にレモン、
オレンジと2種取り上げたが、今日は3本目として、梅。
グラスに注いだ色は、ほんのりと黄色っぽい。
香りは、昨日まで(他フレーバー)の経験から、相当に軽やかなものを想像していたが、
意外にもしっかりコクのありそうな感じ。
口当たりは、梅の酸がキュンと酸っぱいが、やはりあまりコクはなく、さらっとしている。
甘味料の甘さはやや上滑りする感じで、飲み込んだ後に口中に残る。キシリトール入りガムを噛んだ後味に近い。
アルコール分3%。果汁2.1%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:うめ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
国産梅果汁を使用。果実のみずみずしいおいしさを純水で仕上げた
フルーティ&スッキリのチューハイです。カロリー50%オフ・糖質80%オフ。
他フレーバー同様、アルコール度数が低いことから、
あっさりした味わいに仕上がっている。どんより残る甘さを除けば。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月21日
No.2289: カロリ。白桃 / サントリー
かろり。はくとう / さんとりー
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1月19日発売の新しい「カロリ。」。
定番全6種のうち、既にレモン、オレンジ、
梅と3種取り上げてきた。今日は4本目として、白桃を飲む。
グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。
香りは、想像以上に甘く華やか。味は濃くないはずなのだが。
で、実際に味はというと、口当たりは軽く、甘味は適度。
炭酸は弱いはずなのに、味が薄いから炭酸の刺激が相対的に強く感じる。
飲み込んだ後に甘味料独特の甘さと若干の苦味が口中に残り、後味はあまりスッキリとしない。
アルコール分3%。果汁3.1%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:もも、スピリッツ、糖類、香料、酸味料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、増粘多糖類。
国産の白桃・白鳳等ホワイトピーチ果汁使用。果実のみずみずしいおいしさを純水で仕上げた
フルーティ&スッキリのチューハイです。カロリー50%オフ・糖質80%オフ。
ここまで飲んできた4本の中では、一番、甘味料の甘さが残るのが気になった。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月22日
No.2290: カロリ。地中海グレープフルーツ / サントリー
かろり。ちちゅうかいぐれーぷふるーつ / さんとりー
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1月19日発売の新しい「カロリ。」。
定番全6種のうち、既にレモン、オレンジ、
梅、白桃と4種取り上げてきた。今日は5本目として、グレープフルーツを。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
香りは、一般的なグレープフルーツ味チューハイと同様、ガムのような甘い香り。
味の方は、香りの印象とはやや異なり、結構酸味がある。
甘味は抑えられ、飲み込んだ後に苦味が残る。キュンとさっぱりした味わい。
アルコール分3%。果汁3.5%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:グレープフルーツ、ウオツカ、食物繊維、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
地中海産オーガニックグレープフルーツ果汁を使用。果実のみずみずしいおいしさを純水で仕上げた
フルーティ&スッキリのチューハイです。カロリー50%オフ・糖質80%オフ。
従来品に比べ、かなり酸味が強くなった印象である。
果汁含有率はグッと下がり、アルコール分も下がったので、だいぶ味の芯が削られた印象はあるが、
爽快感が増し、今回のコンセプトが明確に表現されている。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月23日
No.2291: カロリ。巨峰 / サントリー
かろり。きょほう / さんとりー
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1月19日発売の新しい「カロリ。」。
定番全6種のうち、既にレモン、オレンジ、
梅、白桃、グレープフルーツと
5種取り上げた。最後は、この巨峰。
グラスに注いだ色は、ごく淡い紫というか、ピンク色。
結構甘いぶどうの香りが立つ。キャンディのよう。
口に含むと確かに甘味が相当ある。もちろん濃厚ではなく、軽やかだが。
甘味料独特の引っかかるような甘さはほとんど気にならない。
飲み込んだ後に、やや渋味のようなものが残る。
アルコール分3%。果汁2.7%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:巨峰、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
国産巨峰果汁を使用。果実のみずみずしいおいしさを純水で仕上げた
フルーティ&スッキリのチューハイです。カロリー50%オフ・糖質80%オフ。
今回のリニューアル6種の中では、一番従来品との差を感じなかった。もちろん度数は下がっているから、
軽やかになったことだけは確かだが。
ところで、このシリーズの新しいCMキャラクターは
佐々木希チャンである。
あいかわらず完全無欠の美人だ。否、こんなにキレイな人類がいていいのか?というくらいキレイである。
キャラクターを替えて大正解。てゆうか、新シリーズのイメージにこれ以上合っているヒトはいないでしょう
(*注:個人的趣味ゆえオヤジの独り言と思ってください)。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月24日
No.2292: ダイエット <生> / サントリー
だいえっと <なま> / さんとりー
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12月中旬製造品からリニューアルしているサントリーの発泡酒「ダイエット生」。
従来品は「ダイエット生クリアテイスト」という名前だったが、
今回、それ以前の製品名に戻された。
グラスに注いだ液色は、わりとしっかりした黄金色。
香りは、一昔前の発泡酒みたいなミルキーな穀物臭がある。従来品はこんなに匂いが強くなかったように思うのだが。
口に含むと、その臭みはなく、ひたすらクリア。悪く言えばスカスカで水っぽい。
味わいらしきものはなく、どこまで行っても炭酸水のようにスッキリ。ただ、苦味はきちんとある。
少しだけ酸味を感じる。
アルコール分3.5%。カロリー50%カット。糖質70%カット。プリン体50%カット。
原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖類、酸味料、クエン酸K、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、苦味料。
麦芽使用率25%未満。
従来品と缶デザインが似ているが、見分け方としては、
Diet の文字の下に従来は Clear taste と書かれていた部分に、
今回は SHARP & TASTY となっているところ。それから、左下に書かれている77kcalが
白抜き文字で大きくなったところだ。
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発泡酒 |
2010年1月25日
No.2293: SWEET & SOUR チューハイ ゆず / 三幸食品工業
すいーと あんど さわー ちゅーはい ゆず / さんこうしょくひんこうぎょう
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だいぶ前に取り上げたことのある SWEET & SOUR チューハイの新顔を発見。
みつけたのは LAWSON STORE 100
で、売価は当然105円である。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
香りは、ゆずといってもグリーンな感じはほどほどで、
ジューシー感あふれるやわらかな香り。
口当たりも甘く、やわらかい。苦味は適度。
柚子本来の和柑橘といったイメージではなく、横文字でcitrusと表現した方がしっくりくる。
酸味はもちろんちゃんとあるのだが、飲み込んだ後には口中にほんのりと甘さが残る。
アルコール分4%。果汁1.2%。高知県産ゆず果汁使用。
原材料:ゆず果汁、醸造アルコール、糖類(果糖ブドウ糖液糖・トレハロース)、
酸味料、香料。
製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
最近では80円台の缶チューハイもめずらしくないので、105円と聞くとあんまり安い感じはしない。
と言いながら、私は毎日のように120円の缶コーヒーを飲んでいるのだが、
コーヒーの方が高くて当然という感覚すら芽生えている。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月26日
No.2294: 直搾り 青りんご <期間限定> / 宝酒造
じかしぼり あおりんご <きかんげんてい> / たからしゅぞう
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本日1月26日が発売日となっている直搾りの期間限定「青りんご」。
これまでにもあったような気がするが、実は今回が初登場である。
グラスに注いだ色は、やや白濁。
実にスッキリ感のあるりんご香。酸が強調され、いかにも青りんごといった緑っぽい感じの香りだ。
味は、香りから想像される以上にシャープ。
直搾りに共通ともいえるが、必要以上の甘さは一切なく、
スッキリと透き通っている。酸味中心で、キリッとした飲み心地。
後味にも甘さを残さない。
アルコール分5%。果汁3.5%。
原材料:りんご果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料。
青りんごをあらかじめ細かく砕いてから、丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選した青りんごのみずみずしい味わいをお楽しみください。
直搾りシリーズのイメージそのままの仕上がりで、期待を裏切らない。
他社のチューハイは、たとえば氷結、−196℃、旬果搾りなど、
誰が飲んでもそこそこに美味いと感じるような、万人受けする製品群を中軸に据えている。
大企業としては確かにその姿勢は大切なのだが、一方であまり面白みを感じないのも事実。
私がタカラ製品を高く評価するのは、それぞれの製品コンセプトが非常に明確であり、
ともすると、ターゲットとなる顧客層以外の人たちから否定的な感想が出てきかねないような
キャラクターのものを堂々と世に問うている、その企業姿勢が好きだからである。
他の巨大メーカーたちと肩を並べて戦ってゆくためには、
少し目線を変えて、ニッチを狙ってゆく戦略しか採りようがない立場だからかもしれない。
しかし、そこでのびのびとやりたいことをやっているように見えるのが、ステキだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月27日
No.2295: 麦とホップ / サッポロ
むぎとほっぷ / さっぽろ
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本日1月27日リニューアル発売の「麦とホップ」。実は2日前に入手していたものだが、
その時点で既にスーパーでは当たり前のように店頭に並んでいた。
まず、缶を開けた瞬間に、甘いアルコール臭が漂ってきて、
新ジャンルっぽい横顔を見せてくれる。グラスに注いだ色は、
しっかりした黄金色。泡にはかなり力があり、泡持ちも悪くない。
グラスに鼻を近づけると、先ほど漂ってきた甘い香りよりも、
軽快なホップ香が明確に感じられる。
口に含んだ最初の印象も、非常にスッキリとし、妙な甘味などはない。
苦味も強く、ボリューム感もある。サッポロ製品らしい麦の旨みがしっかりと感じられる。
しばらく置いて温度が上がってくると、
アルコール臭さが出てくるが、それもあえて気にすれば、という程度。
アルコール分5%。協働契約栽培100%。長期熟成製法。
原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)。
サッポロ社のサイトには、次のような説明がある。
今回のリニューアルでは、原料の発泡酒において原材料の配合を一部見直し
「ドイツ産アロマホップ」を一部使用、麦のうまみにホップの芳醇な香りが加わり、
「ビールと間違えるほどのうまさ」をさらにアップさせました。
確かに、ホップの芳しさがはっきりと感じられた。
従来品でも十分なクオリティだったけれど、さらにパワーアップしたわけだ。
現存する国産"新ジャンル"の中では、明らかにトップのクオリティだと私は思う。
TVを見ていると、売上トップの新ジャンルが勝ち誇ったようにCMをやっているけれど、
なぜそんなに売れているのか、私にはまったく理解できない。
品質ではなく、習慣で"何となく"買われているに過ぎないとしか、私には思えない。
CMを見ていると、「勝てば官軍」という言葉が浮かんできて、腹立たしくすらある。
それから、やたらと「麦の」新ジャンルであることを強調するブランドもあるが、
麦だから高品質を保証されているわけでもない(いや、その製品は確かに高品質だが)。
しょせん新ジャンルなど、結果として高品質であれば、原材料や製法が何であろうと、関係ない。
あえて名前を伏せて書いているけれど、当サイトの常連訪問者の皆さんには、
それらが何だかおわかりですね。私はK社やA社(ああ、書いてしまった)
に恨みがあるわけではないし、むしろ両社には大好きな製品がたくさんあるわけだが、
だからこそ、「たくさん売れれば勝ち」的な姿勢には腹が立つのだ。
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新ジャンル |
2010年1月28日
No.2296: 焼酎ハイボール すだち <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる すだち <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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1月26日発売の焼酎ハイボール「すだち」。期間限定品だ。
もちろん今回が初登場ではない。2008年から始まって、今年が3年目となる。
グラスに注いだ色は、ややグリーンがかった感じの淡いゴールド。
香りはキリッとシャープな柑橘香を、焼酎のアルコール香が下支え。
口当たりはピリッと辛く、甘味をほとんど感じない。
柑橘のフレーバーは非常にしとやかで、前知識なくこれをすだちと断定するのは難しいだろう。
アルコール分7%。果汁1%。甘味料ゼロ。糖質80%オフ。
原材料:焼酎、すだち果汁、レモン果汁、糖類、酸味料、香料、
カラメル色素。
昨年の製品と、中身はまったく変わっていないようである。
缶デザインも基本的に同じだが、唯一違うところは、
缶下方に、辛口チューハイと書かれている部分は、昨年はタカラチューハイと書かれていた。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年1月29日
No.2297: カクテルテイスト カシスオレンジ風 / サンガリア
かくてるていすと かしすおれんじふう / さんがりあ
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昨年7月21日が発売日だったサンガリアのカクテルテイストがやっと手に入った。低アルコール(0.5%)の
カクテル風味飲料である。2種あるうち、今日取り上げるのは「カシスオレンジ風」。
グラスに注いだ色は、カシスオレンジと聞いて想像するよりもだいぶ薄く、ピンクに近い。
それもなぜかちょっと白濁がある。
香りは結構リアル。カシスの黒っぽい香りと、オレンジのジューシーな感じがちゃんとある。
味もカシスらしさが感じられ、酸味も効いて爽やか。
アルコール分がほとんどないから、コクや重みはないが、
ただ、逆に言えば、アルコールのコクを取り去っただけで、あとは
実にカクテルらしい味わいだとも言える。
アルコール分0.5%。果汁10%未満。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、オレンジ果汁、カシス果汁、酒精、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK)、ベニバナ色素、野菜色素。
同じサンガリアから出ているチューハイテイスト共々、
非常にナチュラルな仕上がりで、好感が持てる。
決して美味いとはいえないノンアルコールビールを飲むよりも、
こっちのほうがよっぽどいいかもしれない。
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低アルコール飲料 |
2010年1月30日
No.2298: カクテルテイスト ソルティードッグ風 / サンガリア
かくてるていすと そるてぃーどっぐふう / さんがりあ
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昨日「カシスオレンジ風」を取り上げた、サンガリア・カクテルテイスト。
昨年7月21日に2種が発売された、低アルコール(0.5%)のカクテル風味飲料である。
今日はもう一つの「ソルティードッグ風」を飲むことにする。
グラスに注いだ色は、しっかりと白濁。いかにもグレープフルーツという色。
香りは、グレープフルーツの苦みが強調された感じで、フレッシュ感がある。
味もその香りの印象どおり苦みが強く、甘味は弱い。柑橘の皮のイメージ。
そもそもソルティードッグは、ウォッカ+グレープフルーツジュースというシンプルなカクテルだから、
それをアルコール分ほとんどなしで再現するのは至難の業。
ウォッカのホットな甘味を取り去って、
柑橘の苦みだけが残ったような、そんな味わいである。だから、後味はとてもキリッとしている。
アルコール分0.5%。果汁10%未満。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、グレープフルーツ果汁、酒精、酸味料、香料。
甘ったるくないので、お酒代わりに飲むのには最適。カクテルっぽい雰囲気もちゃんとある。
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低アルコール飲料 |
2010年1月31日
No.2299: カクテルラウンジ カシスオレンジ / 合同酒精
かくてるらうんじ かしすおれんじ / ごうどうしゅせい
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百均店 LAWSON STORE 100 で偶然みつけた商品。価格は当然105円であった。
一昨日、昨日とレビューした「カクテルテイスト」は、
低アルコールのカクテル風飲料だったが、
今日取り上げるこれは、歴としたアルコール飲料である。
2種入手したが、今日は「カシスオレンジ」のほうを飲む。
グラスに注いだ色は、淡い朱色というか、濃いピンクというか。少し濁りがある。
やわらかいカシス香と、爽やかなオレンジ香がうまくバランス。
口当たりもやわらか。酸がキュンと効いて、カシスの味わいはあまり強く主張しない。
アルコール感も弱く、ジューシーである。
アルコール分4%。果汁5%。
原材料:オレンジ果汁、カシス果汁、醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、
クエン酸Na、アントシアニン色素、カラメル色素、甘味料(アセスルファムK)。
GODOがつくっているが、同社のサイトにも載っていないし、
おそらくディスカウント店専用のものだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年2月1日
No.2300: すらっと すっきり白桃 / アサヒ
すらっと すっきりはくとう / あさひ
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明日2月2日発売、アサヒ・すらっとの新顔「すっきり白桃」。
グラスに注いだ色は、やや白濁。グレープフルーツの果肉が入っているため、
小さい粒が上部に浮いている。
甘く柔らかい白桃香。意外にも甘味が強そうな感じ。
口に含むと、確かにふんわりと桃特有の甘味が感じられるものの、
コクがあまりない上、グレープフルーツの苦みが効いていて、不思議なサッパリ感がある。
飲み込んだ後に少し苦みと、甘味料特有の薄ら甘い感じが若干残る。
果汁1%。アルコール分3%。糖質70%オフ。
原材料:アルコール、もも果汁、果粒、食物繊維(ポリデキストロース)、糖類、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
すっきりさらっとした味わいと、みずみずしい果汁感を楽しめるチューハイです。
白桃果汁にグレープフルーツ果肉を加えることで、後味さわやかに仕上げました。
最近は桃味チューハイも、甘ったるくなく仕上げるのがトレンドのようであるから、
こういう工夫はとても効果的である。
すらっとシリーズとして桃を出すのはどうか?とも思ったが、
この仕上がりならば、シリーズのイメージを壊してはいない。
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チューハイ・カクテル等 |