2010年2月23日
No.2321: CALPIS BARTIME カシスアップル&カルピス / カルピス
かるぴすばーたいむ かしすあっぷる あんど かるぴす / かるぴす
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昨日2月22日が発売日のカルピスバータイムの新顔。
今回、缶デザインが一新された。
グラスに注いだ色は、可愛らしいパステルピンク。やや薄紫にも近い。
香りは当初、カシスが遠くまで香ってくるが、グラスに鼻を近づけると、
アップルがハッキリ感じられる。
口に含むと、またカシスが前に出てくる感じ。カルピスのミルキーな味わいに、
カシスのコクがうまく溶け合っている。りんごらしい味わいはあまり感じない。
キュートな酸味が効いていて、甘ったるさはない。
無炭酸。果汁0.5%。アルコール分4%。
原材料名:ウォッカ、ミルクスピリッツ、カシスリキュール、
乳酸菌飲料、脱脂粉乳、りんご果汁、糖類、酸味料、
安定剤(大豆多糖類)、香料、野菜色素、コチニール色素。
爽やかな「カルピス」にカシスリキュール、アップル、
「カルピス」から生まれたお酒"ミルクスピリッツ"をブレンドし、
華やかな香りに仕上げたこだわりの味わいをお楽しみください。
確かに缶デザインは、これまでの製品と比べると変わっているけれど、
そんなに大きな変化とも思えない。むしろ変わったのは、名前の付け方。
例えば昨年夏以降に出たものを並べると、
「メロンの出逢い」
「ピーチの想い」
「紅茶香る冬のくちどけ」など、
どこか乙女チックなネーミングであった。
今回のリニューアルを機に、今後わかりやすい製品名になるのだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年2月24日
No.2322: クリアアサヒ / アサヒ
くりああさひ / あさひ
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人気のクリアアサヒが、1月下旬製造品から"クオリティアップ"している。
最近かなり出回ってきているようなので、レビューしておきたい。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。ピルスナービールとそう変わらない。
泡は純白で非常にきめ細かく、泡持ちも良い。ここまでの見た目では、
ビールとの区別がつかない。
グラスに鼻を近づけて香りを嗅ぐと、かすかに乳酸っぽい香りがあって、
やはりビールではないなという印象。だがそれも、最初から新ジャンルという先入観を持って嗅ぐからであって、
前知識がなくても気づくか?と言われれば、自信はない。
軽快なホップ香があり、臭みは強くない。
口当たりは、香りに感じた乳酸のような酸っぱさがはっきりとある。
だが、概ねクリアで、さらに苦味もある。昔の発泡酒にあったような
雑穀臭のようなものもあるが、あえて気にすれば・・というレベル。
ただ、従来品に比べて、ちょっとバランスが悪くなったかな?とも思う。
実は以前、ある所でブラインドテイスティングをやったとき、
私はクリアアサヒ(従来品)を飲んで「一番搾り」と言ってしまったことがある。その理由は、
この独特の乳酸風味が似ているからだが、今回それがさらに前に出てきたかと思う。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、
スピリッツ(大麦)。
同社サイトには、今回のクオリティアップについて、次のように書かれている。
今回のクオリティアップでは、より純粋に麦のうまさを引き出すために醸造工程を見直しました。
仕込工程や発酵工程における、
設定温度や時間などを最適なバランスに調整し"キレ"と"飲みごたえ"を向上させています。
キレと飲みごたえを向上させたとあるが、
飲みごたえを追求した結果、バランスを欠いてしまったのではないか。
当サイトで私がいつも書いていることだが、
発泡酒や新ジャンルは、ヘタに飲みごたえなどを追求したりすると、
雑味やえぐみが出てしまい、良い結果にはならないことが多いから、
そういう"あがき"などせず、スッキリ感を磨いた方がいい。
ましてアサヒのブランドイメージは、言うまでもなくスーパードライに代表される
クリアなうまさである。その意味で私は、スタイルフリー(発泡酒)を高く評価しているのだが、
このクリアアサヒも、新ジャンル最高水準にあるからこそ、変な色気を出さないで欲しい。
「麦とホップ」の快進撃を意識してのことかもしれないが、あちらはあちら、こちらはこちらである。
そもそも消費者がサッポロ製品に求めるものと、アサヒ製品に求めるものは違う。
これ以上の"飲みごたえ"はもういらないので、アサヒらしさを大切にして欲しい。
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新ジャンル |
2010年2月25日
No.2323: アサヒ オフ / アサヒ
あさひ おふ / あさひ
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昨日のクリアアサヒに引き続き、
こちらも1月下旬製造品から"クオリティアップ"している「アサヒ オフ」。
どう変わったか、早速レビューしてみたい。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。意外としっかりしているが、カラメル色素によるものだろう。
泡持ちは悪く、すぐ減衰する。
香りらしい香りはほとんどないが、若干酸っぱそうな臭みがある。ホップの感じは少々。
口あたりは非常にクリア。炭酸水のようである。後味もスッキリ。
ただ、飲んでいるうちに少しボンドのような匂いが出てくるので、
温度が上がらないうちに早く飲むべきであろう。
アルコール分3.5%以上4.5%未満。プリン体85%オフ。糖質70%オフ。
原材料:発泡酒(麦芽エキス、ホップ、糖類、カラメル色素、食物繊維、
大豆ペプチド、アミノ酸(グルタミン))、スピリッツ(大麦)。
同社サイトでは、今回のクオリティアップについて、次のように説明している。
今回のクオリティアップでは、商品のコンセプトや味の基本設計はそのままに、
仕込工程の原料配合と醸造工程を見直すことで麦由来の味わいをさらにアップさせ、
新しいホップを採用することで、すっきりとした後味を実現しました。
どう変わったのか、ハッキリ言って私にはわからなかった。
以前の自分のコメントを見ても、違いがわからない。
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新ジャンル |
2010年2月26日
No.2324: キリンフリー / キリン
きりんふりー / きりん
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昨年12月上旬製造品からリニューアルしているキリンフリー。
グラスに注いだ液色は、しっかりした黄金色。泡にはまったく力が無く、すぐに減衰。
香りは、以前の製品と変わらず、時間が経って酸化したビールのよう。
カンロ飴みたいな匂い。どこか、醤油っぽい。
味も甘くない飴のよう。ただ、苦味がしっかりとあるのが救い。
後味も引き締まっている。ビールらしい味わいは、当然ながら、ない。
アルコール分0.00%。ビール風味炭酸飲料。カロリーオフ。
原材料:麦芽、食物繊維、果糖ぶどう糖液糖、ホップ、酸味料、香料、調味料(アミノ酸)、
酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料、甘味料(アセスルファムK)。
キリンのビール醸造技術から生まれた、爽快なキレと飲みごたえのノンアルコール
原材料の中に、従来品には使われていなかった、甘味料が新たに添加されている。
同社サイトによると、今回のリニューアルについて、次のように説明されている。
リニューアルにあたっては、後味の甘み・酸味を改善し、アルコール0.00%でありながら"飲みごたえのある爽快なおいしさ"
をさらに向上させています。
そんなに大きく改善されたとも思えないが、アルコール分ゼロなのだから、
元々味に期待などしていない。
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ノンアルコール飲料 |
2010年2月27日
No.2325: サンサン オーガニックビール / ヤッホー・ブルーイング
さんさん おーがにっくびーる / やっほー・ぶるーいんぐ
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先日レビューした軽井沢高原ビール SEASONAL 2009と一緒に購入していたもの。
以前は、オーガニックビール信州燦燦という名前だったのだが、
いつの間にか変わっていた。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。泡は純白で非常にきめ細かく、泡持ちも良い。
香りは非常に軽やか。それほど香り立つわけではない。
口当たりはクリアで澄み切っている。軽快なホップの苦味。じんわりとした麦芽の旨味がある。
アルコール分5%。原材料:オーガニック麦芽・ホップ。
製造者:(株)ヤッホー・ブルーイング、
長野県軽井沢町長倉2148。
オーガニックらしく、力の抜けた味わい。非常にナチュラルである。
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ビール |
2010年2月28日
No.2326: チューハイ ハイスター レモン / 合同酒精
ちゅーはい はいすたー れもん / ごうどうしゅせい
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この製品、私は存在をまったく知らず、見たこともなかったのだが、
当サイトの元祖救世主である
「回転寿司は永遠に不滅です」
主宰・お寿司MAX副会長氏からご提供頂いたもの。ありがたく、レビューしたい。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りを嗅いだ瞬間、「あっGODOだ」とわかる。芳香剤のようなガラスクリーナーのような、
ちょっと化粧品っぽいようなレモン香。
口当たりは非常にすっきりとクリア。甘さはかなり抑えられている。
アルコール感がキッチリあるところもGODOらしい。
酒好きも満足するしっかりした味わい。
アルコール分7%。果汁4.0%。
原材料:レモン果汁、醸造アルコール、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。
レモン果汁の爽快な香りと心地よい酸味が特徴のチューハイ
色々と検索してみたが、この商品に関する情報は得られなかった。
紹介しているブログなどもなさそうだ。
いつも飲んでいるよ、という方がいらっしゃいましたら、お知らせください。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月1日
No.2327: −196℃ こだわり果樹園 山形県水晶果樹倶楽部 桜&さくらんぼ <2010春限定チューハイ> / サントリー
まいなす196ど こだわりかじゅえん やまがたけんすいしょうかじゅくらぶ さくら あんど さくらんぼ <2010はるげんていちゅーはい> / さんとりー
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明日3月2日発売、-196℃の春限定チューハイ。もう4年目となる「桜&さくらんぼ」だ。
グラスに注いだ色は、ごく淡いピンク。いや、桜色と言うべきか。
香りは、さくらんぼのイメージよりも、桜の葉のような青臭い感じが強い。
口に含むと、やはり青臭く、甘酸っぱい口当たり。甘みはほんのり。
アルコール分5%。佐藤錦浸漬酒使用。
原材料名:佐藤錦(さくらんぼ)、桜リキュール、スピリッツ、糖類、酸味料、
香料、果実色素。
山形県水晶果樹園倶楽部で育てられたさくらんぼ(佐藤錦)を使用。
桜とさくらんぼの華やかで甘酸っぱいおいしさです。
昨年の私自身のコメントと比べる限り、
中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月2日
No.2328: クリーミーホワイト / サッポロ
くりーみーほわいと / さっぽろ
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明日3月3日、近畿圏2府4県限定で発売となる新ジャンル。
製品名からすると、乳酸飲料風味のチューハイか?とも思うが、れっきとしたビール系飲料である。
泡が雪のように白くクリーミーであるという特徴を表した名前とのことである。
グラスに注ぐと、確かに泡は純白できめ細かい。力強く盛り上がって、泡持ちもとてもよい。
液色は淡い黄金色。
香りを嗅ぐと、さらに驚く。小麦麦芽を使ったビールか?と思うほど、
繊細で少し甘酸っぱいニュアンスをまとった香り。
シルクヱビスによく似ている。
臭みがないどころか、非常に芳しい。
口に含んでまた驚く。若々しく香ばしい口当たり。爽やかな苦味が広がる。
やはりシルクヱビスみたいな、ちょっと乳酸っぽい味わいがあるから、
その点を好まないという人もあるかもしれないが、これ、どこからどうみても、
新ジャンルとは思えない。麦らしい旨味もしっかりある。すばらしい、というか、絶句である。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)。スピリッツ(大麦)。
上質な泡立ち、まろやかな味わい
北海道が育てた大麦麦芽配合
少し長くなるが、同社のニュースリリースを引用させてもらう。
昨年の新ジャンル市場は、前年比で2割程度の伸びを見せましたが、一方で、
昨年発売された新商品に限って見ると、売上に対して十分に寄与した商品は少なく、
既存ブランドの健闘が目立った状況でした。
その要因として、新商品の多くが、原料を中心とした味覚訴求型であったために、
お客様が既存ブランドとの違いを理解できず、新たな需要喚起には至らなかったものと分析しています。
このような状況を踏まえ、当社は味覚訴求だけではなく、
真にお客様に新しい感動をご提供できる新ジャンルとして「クリーミーホワイト」を発売します。
味覚訴求だけでなく新しい感動をとのことだが、確かに、クリーミーな泡というキャッチがあって、
どんなものだろう?と消費者の興味を刺激し、実際に飲んでみると、
想像以上に品質が高く、十分にリピートを促す力を持っている。
地味なパッケージデザインには、たぶん開発段階でも賛否両論があったに違いない。
でも我々消費者がサッポロビールに求めているのは、
チャラチャラした売り方では決してなく、品質本意のむしろ地味すぎる質実剛健さである。
この製品はそこをうまく突いているし、これで大正解である。
相当な覚悟と並々ならぬ自信を持って送り出した製品のようであるが、
最初の実験場として選んでいただいた近畿地区在住の一人として、
私は全面的に応援したいと思う。
一日も早く全国販売される日が来ることを、期待しております。
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新ジャンル |
2010年3月3日
No.2329: キリンゼロ <生> / キリン
きりんぜろ <なま> / きりん
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本日3月3日発売のキリンゼロ。糖質ゼロの発泡酒だ。
従来品は「麒麟ZERO」という表記だったが、
今回、中身が大幅に変わるのを契機に、パッケージデザインもがらっと変わり、
まったく別商品という感じである。
グラスに注いだ液色は、しっかりした黄金色。
泡は当初しっかり盛り上がるが、程なく減衰。
臭みは弱く、香りの印象はサッポロ ドラフトワンに似ている。
口当たりはスキッとして、シャープである。
味わいらしきものはなく、口中に何も引っかからない。
だが、苦味はキッチリあり、ほどほどに重みも。
アルコール分3%。麦芽使用率25%未満。糖質ゼロ。カロリーオフ。原材料:麦芽・ホップ・糖類・大豆タンパク・酵母エキス・
甘味料(アセスルファムK)。
売上伸び悩みによるテコ入れと思われるが、なかなか上手なリニューアルだと思う。
ドラフトワンよりはしっかりと飲みごたえがあるし、だからといって臭みがあるわけでもない。
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発泡酒 |
2010年3月4日
No.2330: 焼酎ハイボール グレープフルーツ / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる ぐれーぷふるーつ / たからしゅぞう
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一昨日3月2日が発売日だった、焼酎ハイボールのグレープフルーツ。
グラスに注いだ色は、ほんのり濁りのある淡い黄色。大粒の炭酸が踊る。
香りは、他社のグレフルチューハイと同様のどこかガムっぽい香りだが、
ポカリスエットやアクエリアスに非常に似ている。このシリーズにしては、意外なことに、少し甘そうである。
ところが、口に含んでみると、やはり甘くない。極めてシャープでストイックな口当たりは、
まさに焼酎ハイボール。甘さなどいらない、と主張している。
グレフル特有の苦味が良くきいている。後味まで非常にドライ。
アルコール分7%。果汁1.5%。原材料:焼酎、グレープフルーツ果汁、糖類、香料、酸味料、カラメル色素。
発売を告知するニュースリリースでは、次のように書かれている。
"TaKaRa「焼酎ハイボール」"ユーザーへの調査(当社調べ)では、
6割以上の方が一般的なチューハイのグレープフルーツフレーバーも飲用しており、
当フレーバーの人気の高さがうかがえる結果となりました。
辛口チューハイにグレープフルーツ味を求めるお客様の潜在ニーズにお応えするため、
当社の技術を結集し"TaKaRa「焼酎ハイボール」<グレープフルーツ>"を開発しました。
まるで今回初めて発売するかのような説明だが、焼酎ハイボールが初めて世に出たとき(2006年3月7日発売)
のラインナップは、ドライ、レモン、
シークァーサーと、グレープフルーツの4種だった。
当時からすばらしい製品であったことは間違いないが、当時の消費者がグレープフルーツ味に求めるものと、
このシリーズとのコンセプトが合致しなかったのか、しばらくして消えていった。
あの頃よりも今のほうが、各社のチューハイは、全般的に低糖、低カロリーのほうへ移ってきている。
つまり、この焼酎ハイボールは、先を行きすぎていたのかもしれない(今でもまだ、一般的なチューハイより
先を行っているようにも思う。いや、先を行っているのではなく、むしろ原点に忠実なのだ)。
グレフル味チューハイは、ガムのように甘くて当然という以前の常識が、
だんだんと崩れ始めている。同社チューハイラインナップの看板ブランドであるタカラCANチューハイの新顔・グレフル味も、
最近ではコンビニ等でよく見る。その勢いに乗って、こちらも人気が出ることを期待する。
なお、以前の製品は果汁5%だったが、今回は1.5%。コストカット手段とも思えるが、
よりシャープな味を目指したものだと、好意的に解釈しよう。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月5日
No.2331: 麦選り (韓国産新ジャンル / 輸入:川商フーズ)
むぎすぐり (かんこくさんしんじゃんる / ゆにゅう:かわしょうふーず)
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兵庫と大阪に店舗展開しているSAKE市場グランマルシェというDSで入手した輸入物の新ジャンル。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄金色。
泡は結構密度が高そうで、こんもりと盛り上がる。泡持ちも決して悪くはない。。
軽やかなホップ香。若干甘そうな匂いがあるものの、新ジャンル特有の臭みは極めて弱い。
口当たりも非常にクリア。微かに焼酎みたいな甘味があるが、ほとんど気にならないレベル。
麦らしい飲み応えがある。後キレも良い。
アルコール分5%。
原材料名:発泡酒・スピリッツ(大麦)・炭酸ガス含有。
原産国:韓国。輸入者及び引取先:川商フーズ(株)。販売者:セントミハエルワインアンドスピリッツ(株)。
入手価格99円。国産新ジャンルよりもクオリティ的には上だと思う。
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新ジャンル |
2010年3月6日
No.2332: サワータイム7 レモン / 合同酒精
さわーたいむ7 れもん / ごうどうしゅせい
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スギ薬局を中核企業とするスギグループが合同酒精と共同開発したチューハイ「サワータイム7」。
同グループの一員で関西に本拠を持つディスカウントストア・ジャパンで入手した。
レモンとグレープフルーツの2種があり、今日はまずレモンの方を飲みたい。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りは非常に大人しめ。フレッシュなレモン香だが、GODO社製特有の化粧品的(人工的)な香り。
口当たりは非常にすっきり。甘みは弱く、シャープなレモン感。
度数は強いはずなのに、それほどアルコール臭が強いわけではない。
サラサラした飲み口が印象的。
アルコール分7%。果汁4%。原材料:レモン果汁、
醸造アルコール、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。
GODOさんは、実にこういった共同開発商品やPB商品が多い。ネット上には情報がないので、
取扱店の店頭か、ちらしで見て、初めて知るといった感じだ。今回も、何気なく見ていた新聞折り込みでみつけて、
急遽買いに行ってきた。
ナショナルブランド(NB)商品はお世辞にもたくさん出回っているとは言えないのだが、
こうやって安売り商品を各所で大量供給している姿は、まるで、会社の給料が不景気で増えないので、
夜間にバイトして収入を補っているお父さんみたいな、悲哀を感じる。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月7日
No.2333: 金麦 (桜デザイン缶)/ サントリー
きんむぎ (さくらでざいんかん)/ さんとりー
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スーパーで偶然みつけて、思わず購入。桜の花と富士山のイラストが美しい、
この時期の限定デザインと思われる商品。
中身は通常の金麦だが、一応レビュー。
グラスに注いだ色は、しっかりした黄金色。泡はきめ細かく、泡持ちも悪くない。
清々しいホップ香があって、軽やかだが、
穀物的な臭みもある。
口当たりは、結構しっかりと苦味があって、ズシッとくる。
妙な甘さなどはなく、概ね爽やかだ。
ビールの飲みごたえとは若干違うが、適度な重みが心地よい。
アルコール分5%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)。
厳選した「旨味麦芽」を主に使用。豊かな麦の旨みをお愉しみください。
元々美しいパッケージに、季節感あふれる桜の花のイラストがうまく調和している。
CMを見ていても思うが、「金麦」は、上手なストーリー性で売っている製品である。
アルコール飲料というのは、どこで飲むか、誰と飲むか、といった状況(背景)が連想できることが極めて重要。
ワインなどはその最たるもので、おいしい料理があって、大切な人がいて、という背景があってこそ、
飲みたくなるものである。
金麦の売り方というのは、明らかに一般人とは違うオーラを持ったCMキャラクターの檀れいサンに、
あえて一般人のような生活感を匂わせる演技をさせることにより、
普通の人の日常に、束の間の美しい幻想を与えるような仕掛けになっている。
この缶デザインも、まさにそう。新ジャンルの安っぽさなどは、みじんもない。
これを買って飲むという行為自体が、とてもおしゃれなことのように、思えてくる。
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新ジャンル |
2010年3月8日
No.2334: チューハイ ハイスター グレープフルーツ / 合同酒精
ちゅーはい はいすたー ぐれーぷふるーつ / ごうどうしゅせい
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先日、レモンのほうを飲んだチューハイ・ハイスター。
当サイトの元祖救世主である
「回転寿司は永遠に不滅です」
主宰・お寿司MAX副会長氏から贈っていただいたものである。
2種のうち、今日はもう一方のグレープフルーツをレビューしたい。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りはやわらかく、甘く苦そうなグレフル香。よくありがちな、ガムのような香り。
口当たりはスッキリ系だが、そんなにシャープなわけでもなく、
適度に甘く、適度に苦い。非常に中庸的な味わい。アルコール感はしっかりめだが、
味に濃厚さはないから、軽やかに飲める。
アルコール分7%。果汁5%。
原材料:グレープフルーツ果汁、醸造アルコール、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。
グレープフルーツ果汁の爽快な香りと心地よい苦味が特徴のチューハイです。
とりたてて記憶に残らない、だからこそ、毎日飲んでも飽きないようなつくりである。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月9日
No.2335: ほろよい 白いサワー / サントリー
ほろよい しろいさわー / さんとりー
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本日3月9日発売、サントリーほろよいの新製品、白いサワー。
ほろよいは、すべてアルコール分3%のシリーズで、これまで通年商品としては
レモン、
うめ、
もも、
りんごと出ており、これが5種めとなる。
グラスに注いだ色は、透過性ある淡い白。これで味のコクは大丈夫なんだろうか?
と思うような色。
香りは、当然ながら、カルピスサワーに似ている。アイスキャンディにしたらおいしそうな香りだ。
味は外観の印象よりはしっかりとしていて、甘みもそれほど弱いわけではない。
アルコール分が弱いので、とてもお酒とは思えず、カルピスソーダを飲んでいるよう。
アルコール分3%。
原材料名:乳酸菌飲料、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、乳化剤。
やさしい甘酸っぱさとスッキリとした後味が楽しめる、
爽やかな乳性飲料の味わいに仕上げたお酒です。
強いお酒を好まない最近の若者に受けそうな製品。ほろよいのラインナップの中でも、
一番存在感があるように思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月10日
No.2336: 氷結 アイスウォッカ / キリン
ひょうけつ あいすうぉっか / きりん
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本日3月10日発売、氷結の新ラインナップ、アイスウォッカ。
これまでの氷結とは違い、"ウォッカ"が前面に出された商品。
グラスに注いだ色は、当然ながら、無色透明。炭酸は、結構強そうだ。
香りは・・あれっ?レモンのような柑橘香がする。かなり控えめだが。
原材料表示を見ると、レモン果汁が使われている。純粋なウォッカのソーダ割りではない。
だが、果汁何%の表記はない。不思議だ。
口に含むと、確かにレモンの味がほのかにする。ピリピリとした炭酸が、
シャープな印象を与える。
もっと「酒!」という味がするのかと思っていたが、
これにはちょっと拍子抜け。アルコール感は適度で、氷結らしい爽やかな口当たり。喉ごし。
最後までサラサラとした飲み口で、飲み飽きしない。但し、度数は6%あるから、
軽いチューハイを飲み慣れている人には、結構「酔った」という感じになるかも。
アルコール分6%。
原材料:ウオツカ・レモン果汁・糖類・酸味料・香料。
プレミアムウォッカのかすかな甘みと炭酸のはじける刺激に、レモンの香りを加えたクリアな飲みごたえ。
さすが氷結。抜かりがない。脇の甘さをまったく感じさせないところが、小憎らしい。
昨今の低糖、低カロリーチューハイブームにより、すっかり甘さの弱い、
スッキリした商品が市場の中心に躍り出てきた。その風潮にすかさず乗るような、まさに、
「機を見るに敏」という言葉が思い浮かぶ製品。
食中に飲んでよし。風呂上がりに飲んでよし。活躍の場は広そうだ。
だが、食中というのは、あくまでも他の味を邪魔しないという意味においてであり、
このほのかなレモンフレーバーを活かし、食事とのマリアージュ(マッチング)を楽しもうと思うと、
ふぐ刺しとか水炊きなど、ポン酢が欲しくなるような料理くらいしか、思い浮かばないのだが。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月13日
No.2337: カクテルパートナー 桃のカクテル <春限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー もものかくてる <はるげんてい> / あさひ
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今回もカクパー入手にちょっと手間取った。
発売日は3月9日。入手したのが本日13日だから、まだ発売5日目だけれども、
私としては、随分手に入らなかった感覚がある。
「桃のカクテル」「梅のカクテル」の2種だが、パッケージには
桃でも梅でもなく、桜の花片がちりばめられている。まあ、これが一番春らしいということか。
今日はまず、桃のカクテルのほうを飲む。
グラスに注いだ色は、ごく淡いピンク。桜色と言ってもいい。
香りは、アプリコットが目立つ。だからシャキッと、芯が通った感じの香り。
口当たりも桃だけでは感じられないようなパンチがある。
もちろん桃のやさしい甘さもふんだんに。
適度な酸味があるから、決して甘ったるいわけではないが、
最近の製品にしては、しっかりと甘さがあるほうだ。
果汁1.5%、アルコール分4%。
原材料:アプリコットリキュール、もも果汁、あんず果汁、
糖類、酸味料、香料、カラメル色素、アントシアニン色素。
これ以上ないくらい春らしい缶に、気分も盛り上がる。決してビール代わりにはならないけれど、
お花見に1本くらいはあってもいいかもしれない。
例えばグループで花見に行くなら、女性にそっとこれを手渡したら、
「かわいー」と喜ばれるかもしれませんゾ。男性諸君。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月14日
No.2338: カクテルパートナー 梅のカクテル <春限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー うめのかくてる <はるげんてい> / あさひ
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3月9日発売、カクテルパートナーの春限定缶。
2種あるうち、昨日「桃のカクテル」を飲んだ。
今日はもう一方の「梅のカクテル」。
グラスに注いだ色は、淡いゴールド。梅酒のソーダ割りみたいな色。
香りは、軽く爽やかな梅香。梅ガムのようでもある。
梅酒ベースではなく、梅果汁だなとわかる。
口当たりも軽やかでジューシー。
酸が強いと思ったら、チェリーリキュール&果汁も入っている。だからこんなに爽快なのだ。
最後までさっぱりとした味わいで、くどさを残さない。
果汁1.1%、アルコール分4%。
原材料:チェリーリキュール、うめ果汁、さくらんぼ果汁、
糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
こちらも桃のカクテル同様、桜の花片をちりばめた缶デザイン。とても春らしい。
ごちゃごちゃした印象もあるが、元々カクパーの缶はごちゃごちゃしているから、
別におかしくは感じない。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月15日
No.2339: 氷結 レモン / キリン
ひょうけつ れもん / きりん
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1月製造品からリニューアルしている氷結スタンダードシリーズ。
パッケージデザインは、よく見ても変化がわからないくらい、
これまでのイメージを壊さないように配慮されている。
右上の果実のイラストの周りに水しぶきがちりばめられているのが、新製品だ。
徐々に出回ってきているが、今回とりあえずレモンだけ入手してみた。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りの印象はこれまでと変わらず、非常に透明感があって、ジューシーな感じのレモン香。
ああ、やっぱり氷結だな、と安心する。
口に含むと、ピリリと炭酸の刺激がくる。
今回のリニューアルで、ガス圧を上げたらしいので、これは当然。
甘さはかなり抑えられていて、薄いと感じるほど。これも変更点だろう。
軽い苦味の余韻を残し、最後まで爽快な味わいである。
アルコール分6%。果汁2.5%。
原材料:レモン果汁・ウオツカ・糖類・酸味料・香料。
シチリア産レモンの氷結ストレート果汁を使用した、爽やかなおいしさのチューハイ。
甘さがべたつかず、さっぱりスッキリしていて、しかも酒臭くはない。
これが氷結の持ち味で、だからこそ若い世代に受けるのであろう。
今回、より一層爽やかさが増した。
チューハイというよりも、「氷結」というジャンルが、地歩をしっかりと固めている。
氷結は今年で発売10年目・・21世紀最初の年である2001年に登場・・ということだから、
2000年にオープンした当サイトでは、ずっと追ってきたことになる。その間、現れては消えていった
チューハイブランドは数知れないから、ここまで続いてきたことに、
敬意を表したいと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年3月17日[1]
No.2340: 1000 サウザン / キリン
さうざん / きりん
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本日3月17日発売のキリン1000(サウザン)。
実は昨日飲んでいたのだが、諸事情(*)によりアップできず。
* 日本酒のレビューを書いた後、
これを飲み、ローカルでコメントを書いたところで睡魔に襲われ寝てしまった。
ハッとPCの前で起きたときには明け方。もう面倒くさくなって、アップしなかったのです。
閑話休題。
グラスに注いだ色は、しっかりした黄金色。泡はきめ細かいが、
あまり持続せず、消えてゆく。
香りは、キリン淡麗に似ている。
基本的には爽快感がありながら、一昔前の発泡酒のように、
穀物臭いニュアンスがある。
味は臭みは弱いものの、渋味や苦味は強い。さらに炭酸が強く、ビリビリした口当たりが特徴。
このパンチを狙ったものだろうが、ハッキリ言って、まとまりには欠ける。
アルコール分5%。
原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類・硝酸Mg・硝酸Ca・塩化Ca)・大麦スピリッツ。
天然水ではなく、ミネラル分を調整した硬度1000の仕込水を使用しています。
売り方は非常に華々しいが、どんな製品か、直感的にわかりづらい。
生き残りには、ハードルが高いのではないか。
硬度1000の水を使っているから商品名が1000。
お茶やコーヒーでもそうだが、普通、硬水を使うと、
まったりとした味わいになり、キレが悪いような気がするのだが、
ビール醸造では、硬水が原料由来の雑味を低減し、クリアな味になることがわかったという。
それで、天然水ではなく、ミネラル分を人為的に調整した水を使っているらしい。
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