2010年4月3日
No.2361: 銀河高原 白ビール / 銀河高原ビール
ぎんがこうげん しろびーる / ぎんがこうげんびーる
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3月4日、数量限定で発売された銀河高原の白ビール。以前(会社精算される前の銀河高原ビール)
にも存在していたものだが、このたび復活した。
先月初旬にメールマガジンが届いて発売を知り、
セブンイレブンネットで購入できるという
ことだったので、早速注文。サイト掲載は、他の新製品を優先するうち、どんどん後回しとなってしまっていたが、
ようやく順番が回ってきた。
グラスに注いだ外観は、かなり濁りのある深いイエロー。酵母が残存しているための濁りである。
泡は驚くほど密度が高く、こんもりと盛り上がり、泡持ちも驚異的に良い。
香りは、バナナやパパイヤなどトロピカルで甘い香りの中に、
鋭い酸を感じさせる柑橘香がある。
味わいもキュンと甘酸っぱく、ほのかな甘味を伴って、やさしい飲み心地。
フレッシュ感が持ち味だが、それでいて奥深さがあって、甘酸っぱい余韻が長く続く。
アルコール分4.5%。
原材料:麦芽100%(大麦、小麦)・ホップ。
製造者:(株)銀河高原ビール、岩手県和賀郡西和賀町沢内貝沢3-647-1。
フレッシュシトラスを思わせる爽やかな酸味と甘み。
やわらかでライトな口あたり。ほどよい苦味が心地よい銀河高原オリジナルエール。
ふだん国産大手のラガー(下面発酵ビール)しか飲んでいない人には、
少々取っつきにくいところもあるかもしれないが、この魅力にはまると、
忘れられなくなるに違いない。
ところで、銀河高原ビールは元々、東日本ハウス(株)の子会社として設立された会社だったが、
営業不振のために2005年に会社を清算。
従来からOEM供給元であったグループ企業の東日本沢内総合開発(株)がブランドを継承した。
その東日本沢内総合開発(株)が、今年の2月に、(株)銀河高原ビールと商号変更したようである。
ややこしいが、我々消費者としては、この銀河高原ブランドを守り続けていただいていることに、
大いに感謝したいと思う。
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ビール |
2010年4月4日
No.2362: −196℃ ゼロドライ ジンジャーゴールド / サントリー
まいなす196ど ぜろどらい じんじゃーごーるど / さんとりー
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−196℃の糖類ゼロシリーズ「ゼロドライ」から新顔2種が登場。発売日は明後日4月6日。
今日は「ジンジャーゴールド」を紹介する。
グラスに注いだ色は、ほんのり淡いゴールド。ジンジャーエールのような色だ。
香りもジンジャーエールらしく生姜のきいたスパイシーな香りだが、若干深みがない。
口当たりは少しピリッとしているものの、レモンの爽やかさが優勢で、軽やか。
甘みは強くないが、ゼロドライシリーズに特有の甘味料の人工的な甘さが少し口中に残る。
アルコール分5%。レモン浸漬酒使用。
原材料名:レモン、スピリッツ、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
カラメル色素。
はじける炭酸の爽快な刺激!レモンの酸味がきいたジンジャーエールのさわやかなおいしさです。
昔存在した−196℃ ジンジャードライを思い起こさせるが、
あちらは驚くほど生姜の辛みが強調されていたのに対し、
今回の製品はレモンが活かされていて、爽快な仕上がりになっている。
これなら多くの人に好まれる。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月5日
No.2363: −196℃ ゼロドライ ジントニック / サントリー
まいなす196ど ぜろどらい じんとにっく / さんとりー
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明日4月6日が発売日となっている−196℃・糖類ゼロシリーズ「ゼロドライ」の新顔2種。
昨日「ジンジャーゴールド」をレビューしたので、今日はもう一方の「ジントニック」。
グラスに注いだ色は、ほんのり白濁。
香りは軽やかなライム香。非常に爽やかだ。
味は甘みが抑えられ、すっきりとしている。
アルコール分は強くないが、カクテルっぽい味わいである。
苦味もきいているので、甘味料特有の引っかかるような甘みは、うまくマスクされている。
アルコール分6%。ライム浸漬酒使用。
原材料名:ライム、スピリッツ、ジン、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
苦味料。
はじける炭酸の爽快な刺激!ライムをきかせたジントニックのさわやかなおいしさです。
−196℃は、言うまでもなくチューハイのブランドだが、ジントニックを出すとは、
チューハイとカクテルの垣根が、事実上消滅してしまったようだ。
しかしこの製品は、ゼロドライ(糖類ゼロ)シリーズのイメージを一層向上させるだけの
実力を持っている。
さらっと飲みやすく、糖類ゼロで健康的。それでいて、ちゃんと酔える。
大人っぽい雰囲気もある。なかなか巧妙な製品だ。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月6日
No.2364: おいしいチューハイ パインミックス <期間限定> / 宝酒造
おいしいちゅーはい ぱいんみっくす <きかんげんてい> / たからしゅぞう
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発売を知らず、コンビニ店頭で偶然発見した。昨日のことである。
サイトを確認すると、3月31日発売として紹介されていた。
タカラおいしいチューハイの期間限定、パインミックス。
グラスに注いだ色は、やや濁った淡い黄色。
果粒のようなものが浮遊している。
香りは、それほど強くは香らないものの、みずみずしい感じのパイン香。
適度な甘さが想像される。
味は実際、甘みが弱く、パインにしては非常にすっきりしている。
酸味も適度に効いている。アルコール感は弱く、後味もとてもサッパリ。
果汁50%。糖類不使用。アルコール分4%。
原材料:果汁(パイナップル、ぶどう、りんご)、
スピリッツ、香料、酸味料。
以前にもあったと思っていたら、パインミックスは今回が初登場。
昨年のちょうど今ごろに出たのは、「パイナップル」だった。
今回はぶどうとりんごも取り混ぜて、全部で果汁50%。
だから、より一層すっきりしたというわけだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月8日
No.2365: 銀座ハイボール / 福徳長酒類(合同酒精)
ぎんざはいぼーる / ふくとくちょうしゅるい(ごうどうしゅせい)
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3月16日、福徳長から発売された「銀座ハイボール」。
入手できないのではないかと、半ばあきらめていたのだが、
先月末にスーパー(イトーヨーカドー)で偶然発見。喜び勇んで購入した。
275mlびん入りで、入手価格は228円であった。
グラスに注いだ色は、極めて淡いゴールド。
気泡が少なめで、炭酸は弱そう。
軽快な樽香のようなクリスピーな香り。
ものすごく薄くつくったハイボールだな、という印象。
口に含むと、やはりインパクトは弱く、かなりの甘みがあって、飲みやすい。
アルコール感はもちろんしっかりある。柑橘がほのかにきいている。
アルコール分8%。
原材料:麦焼酎、スピリッツ(レモン蒸留酒)、果糖ぶどう糖液糖。
製造者:合同酒精(株)、販売者:福徳長酒類(株)。
なんと、驚いたことに、ウイスキーではなく、焼酎ベースであった。
しかも、香りを嗅いだときには、モルトウイスキーのような樽香が感じられたのに、
香料を使っているわけでもない。焼酎とレモン蒸留酒を混ぜたら、こんな香りになったということなのか。
驚きである。ハイボールといっても、ウイスキーソーダとは別物なのである。
製造は合同酒精だが、販売は、同じオエノングループである(子会社的存在の)福徳長酒類。
焼酎「博多の華」で有名な会社である。製造と販売が逆かと思ったが、
表記を見るかぎり間違いない。
ところで、「銀座ハイボール」という商品名を聞いて、どこの会社の製品だと思うだろうか。
当サイトをよくご覧頂くほどのお酒フリークならば、サントリーと答えるのではないだろうか。
べつにこのネーミングが悪いというつもりはない。だが、セコいな、と思ってしまった。
サントリーさんも、こんな製品を出されないうちに、自社で出すつもりがないとしても、
商標登録しておけばよかったのに。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月9日
No.2366: キリンラガービール / キリン
きりんらがーびーる / きりん
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キリンラガーが、2月中旬製造品から新しくなっている。
缶の下方に "SINCE 1888" と書かれているのが目印だ。
既にたくさん出回っており、実は私もふだんの夕食時にもう何度か飲んだ。
だが、レビュー用にしっかりと味わってはいなかったので、
今日あらためてテイスティングする。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。泡は純白できめ細かく、泡持ちも悪くない。
香りに華やかさはなく、落ち着いている。麦らしい香りが、じんわりと広がる。
口に含むと、ぎゅっと目の詰まったような苦味が感じられ、非常にストイックな口当たり。
従来品に比べると、相当に苦味が強くなった印象だ。いや、昔の味に戻ったというべきだろう。
後味もとても引き締まっており、いつまでも塊のような苦味が、口中に残る。
これぞキリンラガーという味わい。
アルコール分5%。
原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
往年のラガーファンも納得させられる内容。
少しはシェア奪還できるのではないか。何杯飲んでも飲み飽きない、質実剛健さがある。
度数が5%で、昔の4.5%よりも高いから、むしろパンチ力はこっちのほうが上かもしれないが。
ところで、クラシックラガーとの棲み分けはどうするのだろう。
あちらは昭和40年代の味わいの復刻ということで、明確に違う商品なのだが、
消費者には非常にわかりにくい。
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ビール |
2010年4月10日
No.2367: 直搾り ウメ / 宝酒造
じかしぼり うめ / たからしゅぞう
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3月23日発売の新しい直搾り。全8種ある。
ほんとにゆっくりと紹介しているが、
これまでレモン、グレープフルーツ、
ももと3種レビュー済。
今日は4種めとして「ウメ」を飲もう。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明だが、かすかに黄色っぽい。
香りは、スッキリ感のある梅。甘みは強そうではない。
味は、香りの印象以上に甘みが抑えられている。口に入れた瞬間に、「こんなに薄いのか」と思ってしまうほど。
いや、薄いというと否定的な言い方だが、ここまでスッキリ感にこだわったのは、すごい。
軽やかな甘酸っぱさで、飲み込んだ後、口中に変な甘さを残さず、スキッと消える。
酸味優勢の味わいで、かすかな苦味すら感じる。
アルコール分5%。果汁1%。
原材料:梅果汁、焼酎、梅酒、糖類、酸味料、香料。
紀州産ウメの種をとり除き、果肉を裏ごしして搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したウメのみずみずしい味わいをお楽しみください。
原材料を見て驚いた。なんと梅酒が入っている。
梅酒入りのチューハイで、ここまですっきりしているものに、初めて出会った。ごく微量なのだろうが、
使い方が非常にうまい。
ここまで飲んできて、シリーズ全部に共通しているのは、
実にTaKaRaスピリットみたいなものが体現されていることだ。
これまでと姿勢は変わっていないのだが、より一層、「らしさ」を出した感じだ。
最近では、他社が軒並み軽やか路線ににじり寄ってきているが、
タカラさんには周囲の物まねなど気にせず、この道を貫き通していただきたい。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月11日
No.2368: 直搾り りんご / 宝酒造
じかしぼり りんご / たからしゅぞう
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3月23日発売の新しい直搾り、全8種。
これまでレモン、グレープフルーツ、
もも、ウメとレビュー済。
今日は5種めとして、「りんご」を。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
香りは、かなりジューシーな感じのりんご。
このシリーズは香りのイメージより味のほうがストイックだから、
これもそう予想して口に運ぶ。するとやはり、酸がキュンと立ち、
薄いと思うくらいに甘みが弱い。後味には苦味も感じられる。
アルコール分5%。果汁3.5%。
原材料:りんご果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
青森産りんごをあらかじめ細かく砕いてから、丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したりんごのみずみずしい味わいをお楽しみください。
期待どおりの味わい。りんご味チューハイは、他社のものはまだ甘みの強い製品が多いので、
ここまで酸味を効かせたりんご味は貴重である。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月12日
No.2369: 直搾り ぶどう / 宝酒造
じかしぼり ぶどう / たからしゅぞう
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3月23日発売の新しい直搾り、全8種。
これまでレモン、グレープフルーツ、
もも、ウメ、りんごとレビュー済。
今日は6種めとして、「ぶどう」を。
グラスに注いだ色は、淡い赤紫。透明感がある。
香りは、巨峰キャンディのように、甘く豊潤。
さすがにぶどうとなると、いくら直搾りとはいえ甘いのか?いや、
きっと甘さは弱いんだろうな、などと考えながら口に含むと、
その予想を遙かに上回る引き締め方に、正直驚く。
ここまで甘くないとは。
ぶどうの渋みもそんなに強くはないので、さらっと飲める。
アルコール分5%。果汁1%。
原材料:ぶどう果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料、アントシアニン色素、ぶどう種子抽出物。
手摘みした山形産ぶどうの果粒をまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したぶどうのみずみずしい味わいをお楽しみください。
ここまで甘くないと、一般的なぶどうチューハイファンからは、
「なんだこれは」との意見が出るかもしれない。とにかくまあ、一度皆さんお飲みになって、
この戦術の是非を各自ご判断いただきたい。好みはきっと分かれるだろう。
私の意見としては、こんなに大胆に、まっすぐに、直搾りワールドを貫いたその心意気を、
高く評価したい。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月13日
No.2370: TOPVALUチューハイ マンゴー / 合同酒精
とっぷう゛ぁりゅちゅーはい まんごー / ごうどうしゅせい
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イオングループのPBであるTOPVALUチューハイから、新顔登場。
事前に情報をつかんではいなかったが、たまたま店頭で発見。マンゴーとメロンの2種である。
グラスに注いだ色は、ごく淡い黄色で、透明感がある。
柔らかなマンゴーの香り。甘さはそれほど強くなさそうである。
実際、口に含むとすっきり透明な甘さが感じられる。マンゴー単一なので、
少々単調な味わい。適度な酸味もあって、後味も概ねすっきり。
果汁1%。アルコール分5%。
原材料名:醸造用アルコール、マンゴー果汁、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、カラメル色素。
製造者:合同酒精(株)、販売者:イオン(株)。
価格は88円。この値段でよくたくさんのバリエーションを出してくるものだと、感心する。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月14日
No.2371: 休む日の Alc.0.00% / キリン
やすむひの あるこーる0.00ぱーせんと / きりん
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キリンから本日4月14日発売の新しいノンアルコールビール(ビアテイスト飲料)。
オルニチン配合で、キリンの健康プロジェクト「キリン プラス・アイ」のマークがついている。
グラスに注いだ色は、しっかりした黄金色。泡はちゃんと盛り上がり、意外にも、そこそこ持続する。
香りは、キリンフリーと同じく、
半日くらい空気にさらして十分酸化・変質したビールのような臭みがある。こればかりは、どうしようもないのか。
口に含むと、その香りのまんまの味わいで、やはりキリンフリーに似た、カンロ飴(しょうゆが使われている)みたいな味。
苦みも結構強い。飲み応えがあるといえば、飲み応えがある。
原材料名:麦芽、オルニチン、ホップ、麦芽エキス、酸味料、香料、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、
甘味料(アセスルファムK)。オルニチン400mg配合。
そもそも味に期待して飲むようなものではなく、あくまでもアルコールを摂取したくない、できない時に飲むもの。
「休む日」というのは、肝臓の休む日といった意味合いも込めているのだろう。
ならば、サイダーやコーラでも飲んでおけばよいような気もするけれど、糖分の入っている清涼飲料だとヘルシーじゃない。
そこで、こういったものの出番になるのだろう。いや、それならウーロン茶でも飲んでおけば・・・
と言い始めたら際限がなくなるから、ここらでやめておこう。
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ノンアルコール飲料 |
2010年4月15日
No.2372: そのままのめる 林檎酒 / 永昌源
そのままのめる りんちんちゅう / えいしょうげん
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2月17日にキリングループの(株)永昌源から出た、「そのままのめる」シリーズ。
度数を抑え、そのまま飲めるように小さな(95ml)グラスに入っている。
既に杏露酒をレビュー済。
今日は2種目として「林檎酒」。りんごしゅではなく、中国語読みで、りんちんちゅう。
そのままのめるシリーズだが、あえていつもチューハイを飲んでいるグラスに移した。
グラスに注いだ色は、やや黄色みの強いゴールド。りんご果汁を思わせる。
香りもまさに、りんご果汁。かなり豊潤で、たっぷりとした味わいが想像できる。
実際、味もりんご果汁を濃縮したような甘さ。フルーティで、飲み応えあり。
アルコール分もしっかり感じられる。
アルコール分8%。
原材料:りんご・りんご果汁・スピリッツ・ハチミツ・糖類・酸味料・香料。
製造者:プラム食品(株)、和歌山県西牟婁郡上富田町生馬1474-1。
価格は198円。安売りチューハイ全盛の昨今に、強気の製品である。
ところで、杏露酒をレビューしたとき、シリーズ全3種あるうち、2種しか入手できてない旨記述した。
しかしその後、もう1種を他店でめでたく発見したので、後日掲載予定。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月16日
No.2373: 直搾り ゆず / 宝酒造
じかしぼり ゆず / たからしゅぞう
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3月23日発売の新しい直搾り、全8種。
既にレモン、グレープフルーツ、
もも、ウメ、りんご、
ぶどうとレビュー済。
今日は7種めとして、「ゆず」を。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
適度なジューシーさを伴ったシンプルな柚子香。
味はやはり甘さがぐっと抑えられ、すっきりした口当たり。
苦みもそれほど強いわけではなく、実に柑橘らしい味わい。
シンプルすぎて、あまり印象に残らない味だともいえる。
アルコール分5%。果汁0.5%。
原材料:ゆず果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
四国産ゆずをまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用。
産地と果汁の造り方を厳選したゆずのみずみずしい味わいをお楽しみください。
シリーズ中、一番影が薄い感じもするので、いつまで存続するのか、心配。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月17日
No.2374: GODO ハイボール / 合同酒精
ごうどう はいぼーる / ごうどうしゅせい
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実はこの製品、手に入らないのではないかとあきらめていた。GODO社製品は、
目にする機会が非常に少なく、発見できずじまいということも多いからだ。
ところが今日、近くのスーパーに入荷していた。
先日、同社の「銀座ハイボール」をレビューしたが、
あちらはウイスキーのような外観ながら、麦焼酎ベース。
こちらは、正真正銘のウイスキーソーダである。
グラスに注いだ色は、極めて淡い琥珀。くすんだ黄金色と言ってもいい。
香りは非常に弱い。ブレンデッドウイスキーであろうが、
モルトとグレーンの香りがいずれも控えめで、香り立たない。
味わいも非常にマイルド。というか、非常に薄い感じがする。
炭酸の刺激が一番強く感じられ、アルコール感は弱く、ウイスキーらしい飲み応えには乏しい。
だから、後味は非常にさっぱりしている。
アルコール分7%。
原材料:醸造アルコール、ウイスキー、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、カラメル色素。
けなすような書き方になってしまったが、もちろんこの味は、狙ったものなのであろう。
ウイスキー好きには物足りない仕上がりだが、反面、普段ウイスキーを飲み慣れておらず、
チューハイ好きの人たちには、このくらいの方が取っつきやすいのかもしれない。
サントリーやニッカの製品を飲んで、強いと感じる人には、こっちのほうが良いだろう。
ただ、残念なことに、ほとんど売っていないのだが。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月18日
No.2375: 絹の贅沢 <限定仕込> / サントリー
きぬのぜいたく <げんていじこみ> / さんとりー
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サントリーから明後日4月20日に発売される予定の新ジャンルが手に入ったので、レビューしたい。
グラスに注いだ外観は、かなりしっかりした黄金色。琥珀に近い。泡は当初きめ細かく盛り上がり、ほどなく減衰。
驚くほどすがすがしいホップ香が感じられ、とても新ジャンルには思えない。
口に含むと、ビターホップの苦み、麦のじんわりとした旨みが感じられるが、やはり、
エキス分というよりは、アルコール液みたいな甘さが引っかかる。その他の部分が良いだけに、残念。
飲み込んだ後にも、口中に甘味が残る。
アルコール分6%。原材料:発泡酒、スピリッツ(小麦)。
贅沢長期熟成・アロマホップ100%。
天王山・京都西山の麓、京都ビール工場において数量限定で製造しています。
当社主要新ジャンルと比べ、原材料となる発泡酒の熟成期間の基準を5割長くし、
素材本来の旨みをじっくりと引き出しました。
内容量は330mlで、普通のレギュラー缶に比べ20ml少ない。入手価格は120円であった。
かなり気合いの入った製品であることはわかるが、
これだけ気合いを入れて、新ジャンルではなく、ビールを造ってほしかった。
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新ジャンル |
2010年4月19日
No.2376: 氷結 Special 凍結梅酒&ソーダ <期間限定> / キリン
ひょうけつすぺしゃる とうけつうめしゅ あんど そーだ <きかんげんてい> / きりん
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明後日4月21日が発売日となっている氷結Specilの期間限定品。
発売の3日前である昨日18日に既に入手していたもの。早速レビューしたい。
グラスに注いだ外観は、ほぼ透明だが、かすかに黄色っぽく色づいている感じ。細かな気泡が、
グラスの中を穏やかに立ちのぼる。
ツンと酸が立った、少しコクのありそうな梅の香。梅酒らしさがよく伝わってくる。
口当たりも、適度に甘酸っぱく、すっきりクリアでありながら、ジューシー感もある。
まさに氷結らしい、絶妙な濃さ。あえてあっさりしすぎないようにしている。
飲み込んだ後にも、甘酸っぱい余韻が残る。
アルコール分5%。果汁0.6%。
原材料:ウメ果汁・ウォッカ・梅酒・糖類・酸味料・香料。
ウメの氷結ストレート果汁に、凍結した梅を漬け込んだ梅酒を加えた特別な氷結。
氷結シリーズに対しては、いつも同じようなことを書いているが、
実にバランスの取り方がうまく、完全無欠の優等生的仕上がりで、
(個人的意見だが)逆になんだかイライラする。たとえて言えば、周りを見渡しながら、
絶妙に立ち位置を決めている、八方美人の世渡り上手みたいなキャラ。
いえ、私自身がへそ曲がりだから、大衆迎合姿勢みたいなものに批判的なだけなのデス。
たいていの人が、「そこそこ悪くないんじゃない?」と思えるクオリティを達成しているのは、
素直に評価すべきこと。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月20日
No.2377: COCKTAILカロリ。スイート チェリー <初夏限定> / サントリー
かくてるかろり。すいーとちぇりー <しょかげんてい> / さんとりー
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本日4月20日が発売日となっているCOCKTAILカロリ。初夏限定品。
2種あるが、今日はまず「スイートチェリー」から。
グラスに注いだ色は、透明感ある淡いピンク。缶デザインから想像されるそのままの色。
香りは、甘そうなピーチ香。チェリーは感じられない。
口に含むと、味は香りの印象よりも甘味が抑えられ、コクがない。ほんの少しだけ酸を感じるが、
これがチェリーだろうか。そのくらい、控えめである。
飲み込んだ後に、甘味料特有の甘さが舌の奥に引っかかって、どんよりと長く口中に残る。
だから後味はすっきりとしない。
果汁1.2%。アルコール分3%。
原材料名:ピーチ、チェリー、スピリッツ、ピーチリキュール、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、野菜色素、紅花色素。
ピーチに甘酸っぱいチェリーをミックスしたカロリー50%オフのフルーティなカクテルです。
この手のカクテルとしては、以前に比べて格段に甘ったるさが抑えられて、軽やかになっている。
スイートという名ではあるが、それほどスイートではない。さりとてすっきり感もないから、
どっちつかずの印象は否めない。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月21日
No.2378: デザートカクテル バニラ香る メロン風味のカクテル <限定製造> / アサヒ
でざーとかくてる ばにらかおる めろんふうみのかくてる <げんていせいぞう> / あさひ
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またファミマサイトのチェックを怠っているうちに新製品が出ていた。
4月13日付新製品として紹介されているアサヒ・デザートカクテル「バニラ香る メロン風味のカクテル」。
グラスに注いだ色は、薄く透明感があるがややくすんだ感じの黄緑色。若草色と言ってもいい。
香りは、クリームソーダそのもの。甘そうで、とてもお酒という感じではない。
味のほうもクリームソーダっぽく甘いが、べたつく甘さではない。炭酸が効いて適度に軽やか。
人工的なメロン風味が、チープな感じを醸し出していて良い。
無果汁。アルコール分4%。原材料:ウオッカ、糖類、酸味料、香料、ベニバナ色素、
クチナシ色素。
バニラの香りには香料を使用しています。
甘いカクテル好きの方にはおすすめ。クリームソーダの味なのに、酔えるのが不思議。
販売しているのは、ファミリーマートのお酒取扱店だけ(しかも、全店ではないようだ)なので、ご注意を。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月22日
No.2379: COCKTAILカロリ。ハッピー パイン <初夏限定> / サントリー
かくてるかろり。はっぴーぱいん <しょかげんてい> / さんとりー
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4月20日発売のCOCKTAILカロリ。初夏限定品。
2種あるうち、既にスイートチェリーをレビュー済。今日はもう一方の「ハッピーパイン」。
グラスに注いだ色は、微かに濁りある薄黄色。パインのイメージ。
パイン缶詰のようなはっきりとしたパイン香だが、キュンと柑橘の酸が立っている。オレンジであろう。
口当たりも適度にオレンジの酸が効いて、甘ったるさはない。パイン風味が非常に抑え気味。
甘味料特有の甘さが若干口中に残るが、酸の爽やかさがカバーしている。
果汁2%。アルコール分3%。
原材料名:パイナップル、オレンジ、スピリッツ、オレンジ蒸留酒、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素、野菜色素。
パイナップルにオレンジをミックスしたカロリー50%オフのフルーティなカクテルです。
スイートチェリーのほうがややぼけた印象だったのに対し、こちらは明快なキャラクターである。
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チューハイ・カクテル等 |
2010年4月24日
No.2380: コーラショック / キリン
こーらしょっく / きりん
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キリン・コーラショックが、3月製造品からリニューアルしている。
最近では、かなりこの新製品に置き換わっているようなので、遅まきながらレビューしたい。
グラスに注いだ外観は、まさにコーラそのもの。炭酸の激しさもそっくり。
香りもまさにコーラ。Coke よりは PEPSI に近く、この点は従来品から変わっていない。
味もやはり、お酒を感じないコーラそのもの。
香りの印象と同じく、PEPSIみたいだ。口に入れた瞬間、炭酸の刺激が非常に強く、
そのあたりも、本物を感じさせる一因となっているようだ。
甘ったるさはそれほどなく、さっぱりした飲み口。
アルコール分5%。
原材料:ウォッカ・糖類・カラメル色素・酸味料・香料・クチナシ色素・
甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
製造者:麒麟麦酒(株)。
味の違いがわからなかったので、ニュースリリースを確認してみると、次のように説明されていた。
今回のリニューアルにあたっては、さらにコーラらしいおいしさに磨きをかけるべく、
飲用時の炭酸感をよりしっかり感じられるようにブラッシュアップするとともに、甘味をすっきりさせてキレのよい後味に仕上げています。
従来品は、キリンディスティラリー(株)の製造となっていたが、
今回は麒麟麦酒(本体)と変わっている。
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チューハイ・カクテル等 |