ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.2761−2780


 
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2011年5月8日
No.2761: 生活良好 チューハイ グレープフルーツ カロリーハーフ / 富永貿易(AJS P.B.)
 くらしりょうこう ちゅーはい ぐれーぷふるーつ かろりーはーふ / とみながぼうえき(AJS P.B.)
生活良好 チューハイ グレープフルーツ カロリーハーフ 生活良好 チューハイ グレープフルーツ カロリーハーフ review
 昨日のレモンに引き続き、「生活良好チューハイ」カロリーハーフの今度はグレープフルーツを。
 「生活良好」(くらしりょうこう)は、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)のPBである。 AJSの会員である関西スーパーにて、かなり以前に購入したもの。

 グラスに注いだ色は、グレープフルーツらしく白濁。
 香りはあまり強く立たないが、苦そうなグレフル香。
 口に含むと、味はやはり苦み走っていて、甘味は抑えられている。 ほどほどのジューシー感。
 レモンと同じく、度数3%のわりには、ちゃんとアルコールの味がある。
 アルコール分3%。果汁10%。 原材料:グレープフルーツ果汁、醸造アルコール、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 製造者:アシードブリュー(株)宇都宮飲料工場、栃木県下野市下石橋561。 販売者:富永貿易(株)、神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。
 この商品はオール日本スーパーマーケット協会グループの共同開発商品です。
 売価88円にして、果汁分は驚きの10%。何の不足があろう。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月9日
No.2762: トライアングル ジンジャーハイボール / サッポロ
 とらいあんぐる じんじゃーはいぼーる / さっぽろ
サッポロ トライアングルジンジャーハイボール サッポロ トライアングルジンジャーハイボール review
 当初の発売予定日は3月23日であったが、震災の影響で延期され、その後、 5月11日発売と正式に発表された。その2日前である本日(9日)スーパー店頭で発見した。

 グラスに注いだ外観は、無色透明。当初大粒の気泡が踊るが、すぐに落ち着く。サイダーのような感じである。
 鼻を近づけると、キリッとシンプルなジンジャー(しょうが)が香ってくる。混じりけのない感じ。
 口当たりはピリッと辛いのだが、その辛みはわずかであり、飲みにくいことはない。 甘さも非常に抑え込まれており、とてもさっぱりした飲み心地。
 アルコール分5%。 原材料:ジンジャースピリッツ・糖類・香料・酸味料。
 トライアングル(▲TRIANGLE)というのは、同社が出している焼酎のブランド。 「トライアングルジンジャー」という生姜風味のついた焼酎(甲類乙類混和)が発売されており、 以前からジンジャーハイボールという飲み方を提案しているとのこと(私は知りませんでした。スミマセン→サッポロさん)。
 これまで各社から生姜風味の缶チューハイ等はいくつか発売されてはいるが、もっと生姜が強かったり、 反対にジンジャーエール風味で甘味が強いものだったり、あまり万人受けするような商品はなかった。
 この製品のピュアさはなかなかすばらしく、多くの人に好まれるのではないか。
 白を基調とした缶デザインは、女性消費者を意識したものと思う。ここ数年の、女子の間での生姜ブームに便乗した商品 であろうが、まあ妥当な戦略ではある。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月10日
No.2763: ゆず酒ハイボール / 黄桜
 ゆずしゅはいぼーる / きざくら
黄桜 ゆず酒ハイボール 黄桜 ゆず酒ハイボール review
 3月8日が発売日だった黄桜「ゆず酒ハイボール」をようやく手に入れた。 買ったのは5日ほど前だが、偶然立ち寄った大型スーパー(イトーヨーカドー)で発見した。
 昨年出た日本酒ハイボール梅酒ハイボールに次ぐ第3弾ということになる。

 グラスに注いだ外観は、白く濁っており、グレープフルーツのように見える。ゆずだから同じ柑橘ではあるが。
 ゆずの緑っぽい香り満載。かなりフレッシュ感がある。
 味は爽やかである。ゆずの苦味の中に、アルコールのほんのりとした甘さが感じられるが、 それが日本酒だとは、多分言われなければ気づかない。そのくらい、カクテル然としている。
 但し、飲み込んだあとに、そのアルコール感が口中にしっかりと残る感じ。
 アルコール分6%。ゆず果汁2.5%使用。原材料名:清酒・糖類・ゆず果汁・炭酸ガス。
 香り高いゆず果汁が入った日本酒ののハイボールです。 甘さをひかえ、ゆずの酸味ですっきりとした味わいに仕上げました。 日本酒とゆずの香りで、料理の美味しさを引き立てます。
 そうか。日本酒とゆずといったら、鍋物にはきっとバッチリだろう。もっと寒い季節に飲んでみたかった。 ふぐ刺し(てっさ)にも合うことだろう。
 ところで、最近は炭酸で割っていれば何でも「ハイボール」と名付けられることが多いように思う。 他社では月桂冠などからもハイボールと名付けられた製品が出ている。 言うまでもなく、空前のハイボールブームだからなのだが、そのうち、ノンアルコールでも サンガリアさんあたりから、こどものハイボールなんて炭酸飲料が出るのではないかと、心配している。 べつに心配する必要はないが。
 と冗談はさておき、黄桜のハイボール3種の中では、これが一番飲みやすく、多くの人に支持されるのではないか。 ゆずが苦手な人でなければだが。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月11日
No.2764: 日本の酒ハイボール / 月桂冠
 にほんのさけはいぼーる / げっけいかん
月桂冠 日本の酒ハイボール 月桂冠 日本の酒ハイボール review
 昨日、黄桜から出たゆず酒ハイボールを掲載した。 同社から先行して発売された日本酒ハイボールの姉妹品である。
 今日取り上げるのは、月桂冠から出た「日本の酒ハイボール」。
 発売日は3月7日で、これまでまったくみつからなかったのだが、 昨日のゆず酒ハイボールを購入したスーパー(イトーヨーカドー)で、同時に発見。めでたく入手した。 350ml壜入り製品である。

 グラスに注いだ外観は、無色透明。細かな気泡が踊っている。
 香りは、清酒の香りをかなりマイルドにした感じ。何か混ざりものが入っている感じではなく、 匂いを柔らかく抑えたようである。
 口に含むと、柔らかな清酒の味わいに、かなり甘味がプラスされている。甘味料だろう。 全体に味わいが薄まっているので、とても飲みやすい。度数も低く、ごくごくいける。
 飲み込んだあとに、ほのかに酒の風味がある。
 アルコール分5%。原材料名:清酒、糖類、酸味料、アラニン、アルギニン、甘味料(スクラロース・アセスルファムK)、 炭酸ガス。
 京都伏見の名水で仕込んだ清酒月桂冠をベースに使用した、日本酒らしい香りと甘み、 炭酸のすっきりしたのどごしが楽しめるハイボールです。
 黄桜さんのが「日本酒ハイボール」で、後発のこちらが「日本の酒ハイボール」。
 "日本酒" も "ハイボール" も一般名詞と考えられるので、"の" を入れさえすれば、セーフということなのだろうか。 さすがに、"日本酒のハイボール" にはできなかったか。
 なんだかビールのドライ戦争(1980年代前半)を思い出してしまうが、それほど今は、ハイボールという名が、 一般にアピールするということだろう。
 ところで、こういった製品を当サイトでは、どのページに収納するか、いつも迷う。
 黄桜「日本酒ハイボール」は、単に清酒のソーダ割りと言える製品なので、 「日本酒の小部屋」に掲載したが、 その姉妹品である「梅酒ハイボール」「ゆず酒ハイボール」は、カクテルに近い製品と判断の上、 この「ビール・発泡酒・チューハイの部屋」に掲載した。
 当「日本の酒ハイボール」は、原材料名の筆頭に"清酒"の表記があって、清酒そのものではないわけで、 味も調えられているので、 カクテルの一種と判断し、このページに収録した。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月12日
No.2765: うめほのり ソーダ割り / チョーヤ
 うめほのり そーだわり / ちょーや
チョーヤ うめほのり ソーダ割り チョーヤ うめほのり ソーダ割り review
 梅酒のチョーヤから3月15日発売の「うめほのり ソーダ割り」。これもずっとみつからなくて、 やっとの思いで探し当てた。
 「うめほのり」は、以前から出ている同社の低カロリー梅酒だが、これはそのソーダ割り製品。 CMで倉科カナさんがネコに扮している姿が印象的。

 グラスに注いだ色は、ごく淡いシャンパンゴールド。ソーダ割りでありながら、気泡はとても少ない。炭酸は弱そうである。
 香りは確かに梅酒。だが、すっきり軽やかで、甘味は弱そうである。
 口当たりは確かに軽快。自然な梅の味わいだが、甘味がグッと抑え込まれ、酸味が中心の味わい。 低アルコールなので、非常に飲みやすい。後味には軽い苦味も。
 アルコール分3%。梅果汁4.8%+浸漬酒使用。国産梅100%使用。酸味料・香料・着色料・人工甘味料無添加。 原材料:砂糖、梅(国産)、梅果汁(国産)、醸造アルコール、ブランデー。
 梅果汁が入っていることで、爽やかな酸味を生み、ブランデーが使われていることで、 深みある高貴な甘さが付加されている。
 実に高度な計算の上に成り立っている製品という気がする。まさに梅酒を極めたチョーヤさんならでは。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月13日
No.2766: 焼酎ハイボール / 月桂冠
 しょうちゅうはいぼーる / げっけいかん
月桂冠 焼酎ハイボール 月桂冠 焼酎ハイボール review
 一昨日、このネーミングはどうなのか?と思わせる、月桂冠日本の酒ハイボールを取り上げた。 もっと「どうなのか?」と思わざるを得ないのが、同時に出たこの商品。
 言うまでもなく、タカラさんの商品と同じ名称である。焼酎もハイボールも一般名詞だから、OKなんだろうか。 発売日は3月7日であった。

 グラスに注いだ外観は、ごく淡い黄金色。細かな気泡が踊る。
 香りは、焼酎というよりはウイスキーのよう。それもそのはず。シェリー樽貯蔵酒使用とのことだから。
 味はその甘い樽香が口中に広がり、やはりウイスキーのハイボールを飲んでいるよう。 ただ、アルコール度数が低く、全般的に刺激が弱く、やや酸味を感じる点も、ウイスキーとは違うなと。
 飲み込んだあとにも、ほんのり樽香の甘さが残る。
 アルコール分5%。原材料名:焼酎、糖類、酸味料、甘味料(スクラロース・アセスルファムK)、 炭酸ガス。
 シェリー樽に貯蔵熟成した米焼酎をベースに使用した、芳醇な香りと奥深いコク、 炭酸のすっきりしたのどごしが楽しめるハイボールです。
 香りをちょっと嗅いだ第一印象は、本家タカラ焼酎ハイボール・ドライに少し似ていると思ったが、 飲んでみると、極めて薄くつくったウイスキーのハイボールみたいな感じ。不思議な味わいである。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月14日[1]
No.2767: TOPVALUチューハイ マンゴー / 合同酒精
 とっぷう゛ぁりゅちゅーはい まんごー / ごうどうしゅせい
TOPVALUチューハイ マンゴー TOPVALUチューハイ マンゴー review
 ちょっと前になるが、スーパーダイエー(イオングループ)店頭で偶然みつけた。
 昨年の春にも出ていた、TOPVALUチューハイ(イオンP.B.)のおそらく期間限定品と 思われるマンゴーとメロンの2種。昨年とはパッケージを変え、登場した。
 まずはマンゴーのほうから飲みたい。

 グラスに注いだ色は、ごく淡い黄色。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りを嗅ぐと、マンゴーだろうか、黄桃だろうか、プラムだろうか。 何だかよく分からないくらいに、ほのかな香りである。
 口に含むと、確かにマンゴーの甘味があるが、やはり柔らかい。すっきりとしていて、甘ったるさはない。 後味も軽やかである。
 果汁1%。アルコール分4%。 原材料名:醸造用アルコール、マンゴー果汁、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、カラメル色素。 製造者:合同酒精(株)、販売者:イオン(株)。
 昨年の製品はアルコール度数が5%だったが、今年は4%になった。最近の低アルコール指向に合わせたものだろう。

 当ページに掲載するのは1日1本を原則としているわけだが、このペースだとやっぱり未掲載品がどんどん 積み上がってくる。冷蔵庫に入りきらない。これを解消するには、ペースを上げるしかない。
 ということで、今日は引き続きもう1本。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月14日[2]
No.2768: TOPVALUチューハイ メロン / 合同酒精
 とっぷう゛ぁりゅちゅーはい めろん / ごうどうしゅせい
TOPVALUチューハイ メロン TOPVALUチューハイ メロン review
 引き続き今日の2本目。
 イオングループのPBであるTOPVALUチューハイの期間限定品「メロン」。

 グラスに注いだ色は、無色透明。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは甘く、まるでクリームソーダ。メロンらしさは今ひとつ。
 味は、そんなに甘いわけではない。クリームソーダをものすごく薄くした感じ。 後味もすっきりと柔らかい。
 果汁1%。アルコール分4%。 原材料名:醸造用アルコール、メロン果汁、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na。 製造者:合同酒精(株)、販売者:イオン(株)。
 マンゴーに引き続き、メロンもアルコール度数が昨年の5%から4%に下がっている。
 TOPVALUチューハイは売価88円と、破格に安い。ここまで安くしなくても良いのではないか? などと思ってしまうが、内容的に不足はないので、消費者としてはありがたい。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月15日
No.2769: スペシャルエックス / オリオン
 すぺしゃるえっくす / おりおん
オリオン Special X オリオン Special X review
 このSpecial X(スペシャルエックス)は、昨年の7月13日にオリオンから出た新ジャンル。 販売地域はもちろん沖縄県及び奄美群島地区であり、その他の地域では通常売られていない。
 毎度のことではあるが、沖縄県物産公社の運営する「わしたショップ」で購入した。だいぶ遅くなってしまったけれど。

 グラスに注いだ色は、わりとしっかりめの黄金色。 泡にはかなり力がある。写真は、勢いよく注いだために相当に泡が盛り上がってはいるが、 瞬間的に盛り上がったものではなく、このあとかなりの間持続した。
 香りを嗅いで、驚いた。
 臭みがない、などというレベルではない。芳しいホップ香が強く香り、ビールとまったく区別がつかない。 ただ、かなり時間が経って温度が上がってくると、雑穀臭のようなものが少しだけ出てくる。
 口当たりはズシッと重く、苦味が強い。中域がしっかりした、厚みのあるボディ。 飲み込んだあとに、少しだけほろりとした甘味があるが、アルコール度数の高さゆえであろう。 だが、苦味の方がかなり勝っている印象で、最後に残るのは苦味である。
 アルコール分5.5%以上6.5%未満。 原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ、糖類)、 スピリッツ(大麦)。
 これまでの新ジャンルの中で、最高得点を与えたい。
 缶に Sharp and Dry と書かれているとおりの味わい。度数が高いのに、甘さをうまく制御できているし、 香りに臭みもほとんどない。味わいに適度なコクもある。
 新ジャンルとして、欠点らしいものがみつからない。全国で売られていないのが、ひたすら残念である。
種別 新ジャンル
2011年5月16日
No.2770: ゼロライフ / オリオン
 ぜろらいふ / おりおん
オリオン ゼロライフ オリオン ゼロライフ review
 オリオンゼロライフは、当初2009年9月に発売されたものだが、 昨年新しくなっている。リニューアル発売日は、10月7日であった。
 昨日掲載したスペシャルエックスと一緒に入手した。

 グラスに注いだ色は、淡い黄金色。まるでサイダーかコーラみたいに、ジュワジュワと音がして、 密度の粗い泡が盛り上がる。当然のことながら、泡はすぐに減衰。
 香りを嗅ぐとほとんど臭みはなく、軽やかなホップ香が感じられる。
 口当たりは非常にクリアで、澄み切っている。味わいらしきものはないのだが、 飲み込んだ後、ほんのわずかに、どんよりとした甘味のようなものが口中に残る。この点だけが、 ちょっと気になる。
 アルコール分3%以上4%未満。糖質ゼロ。 原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・糖類・カラメル色素・食物繊維・酵母エキス・大豆ペプチド、甘味料(アセスルファムK)、 スピリッツ(大麦)。
 旧製品の味を覚えていないので、私自身のコメントで確認してみると、 もっと後味がすっきりしていたようで、今回の製品に感じられた、最後に残る甘味のようなものが、 旧製品にはなかったようである。
 味に幅を出そうとして、悪い方向に行ってしまったのかもしれない。 原材料をみると、従来は使用されていなかった甘味料が追加されており、これが元凶だろう。
種別 新ジャンル
2011年5月17日
No.2771: 残黒 泡盛ハイボール / 湧川商会
 ざんくろ あわもりはいぼーる / わくがわしょうかい
残黒 泡盛ハイボール 残黒 泡盛ハイボール review
 一昨日、昨日と、沖縄のオリオンの商品を紹介したが、 今日も沖縄続きでこれ。一緒に購入したもの。
 泡盛の有名銘柄「残波」(ざんぱ)を使用したハイボール。 残黒とは、黒麹を使った「残波30度」の通称名。
 この商品の販売者は、残波の蔵元(比嘉酒造)とは別であるが沖縄の会社である。 但し、製造者は広島の三幸食品のようである。
 販売者のサイトを見ると、昨年の8月20日付で新発売となっている。

 グラスに注いだ色は、無色透明。
 グラスに鼻を近づけて匂いを嗅ぐと、ほんのり穏やかに、泡盛の香りがする。強そうではない。
 味わいは確かに泡盛だが、アルコール感は弱い。特別な風味付けがされているわけでもなく、 ほんのりと甘いだけである。そう書くと、悪く聞こえるかもしれないが、 へたな味を付けていないから、ナチュラルな味わいである。
 中身は普通の缶チューハイとは明らかに違うが、チューハイ感覚でごくごく飲める。
 アルコール分5%。原材料:泡盛、水飴、香料、酸味料。
 残波をベースに爽快な味わいに仕上げました。
 販売者:(株)湧川商会、 沖縄県浦添市西洲2丁目8番4号。製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
 缶の真ん中に毛筆調で書かれた「残黒」の文字が、印象的。
 私はよく泡盛をロックで飲むことが多いのだが、そういう人間からすると、この軽さは若干物足りなく感じる。 一方、飲み慣れない人にとっては、炭酸によって泡盛特有のクセが強調されていて、気になるかもしれない。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月18日
No.2772: 焼酎ハイボール ドライ <下町缶> 春夏バージョン / 宝酒造
 しょうちゅうはいぼーる どらい <したまちかん> はるなつばーじょん / たからしゅぞう
タカラ 焼酎ハイボール ドライ 下町缶 タカラ 焼酎ハイボール ドライ 下町缶 review
 先日、東京に出張した折、帰りの東京駅構内のコンビニで、これを発見。
 タカラ焼酎ハイボールの「下町缶」だが、当サイトでこれまで紹介したものとは違う、 東京スカイツリーの描かれたデザインになっている。
 私は定期的に各酒造メーカーさんのサイトをチェックするようにはしているが、 「下町缶」春夏バージョンのイラストが変わっていたのには、気づかなかった。 以前の「下町缶」春夏バージョンは、当サイトでは2007年に掲載している。

 中身は通常の焼酎ハイボールなので、味わいのレビューは割愛する。 私は体が硬いので、焼酎ハイボールを飲んで、体を柔らかく、前屈ができるようになりたい (CMを知っている人だけに向けたネタです・・)。
アルコール分7%。果汁1.5%。原材料:焼酎、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。

 チューハイの原点
 チューハイは戦後まもない昭和20年代の東京下町で「焼酎ハイボール」として生まれたといわれています。 「ハイボール」とはお酒の炭酸割りのこと。焼酎を炭酸で割ったから「焼酎ハイボール」。 これを短くして「酎ハイ」と呼ばれたのが語源のようです。 東京下町の大衆酒場では今でも大変人気の飲み物です。
 「下町缶」は当初、ドライとレモンしか出ていなかったが、今はグレープフルーツ、シークァーサー、ライムも出ている。 タカラさんのサイトを再確認してみると、グレープフルーツの春夏バージョンとライムの秋冬バージョンが未入手であった。 今後東京に行くときに、意識して探してみたい。大阪では普段入手できないので。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月19日
No.2773: 果実の瞬間 国産りんご / アサヒ
 かじつのしゅんかん こくさんりんご / あさひ
アサヒ 果実の瞬間 国産りんご アサヒ 果実の瞬間 国産りんご review
 入手したのはいつだろう。冷蔵庫の奥にずっとしまい込んであって、登場の機会をうかがっていた。
 アサヒ「果実の瞬間」の基幹フレーバー5種が、1月製造品からリニューアルされた。おそらくどこの販売店でも、 しばらくは旧製品の在庫が残っていて、切り替えが進んでいなかった模様。 その後、震災が起こり、製品の流通が乱れたままである。今のところ、このシリーズもまだ一時休売ということになっている。
 生産再開の目処が立っているのか、今どういう状況なのかはわからないが、 当サイトとしては、今日から順次紹介してゆきたいと思う。
 今日はまず「国産りんご」を取り上げるが、従来は「香るりんご」という名称の製品であった。

 グラスに注いだ色は、かすかに白濁。りんご果汁を薄めたイメージだ。
 香りは、非常にジューシーと言おうか、フレッシュなりんご香。但し、 りんご特有の生臭さはなく、非常にすっきりした、言い換えれば人工的な感じ。
 味わいもその香りのイメージ通り。すっきりとした口当たり。甘味も強いが、酸もはっきりしている。 甘いのになぜかキリッとした後味も楽しめる。
 果汁3%。アルコール分4%。原材料:りんごリキュール、りんご果汁、糖類、酸味料、香料。
 みずみずしい味わいにこだわったチューハイです。りんご果汁とりんごリキュールをブレンドし、 しっかり・すっきりした味わいに仕上げました。
 新たに「りんごリキュール」を使用するようになったのだが、 その分、味に深みが出たか?といえば、それはわからない。
 同社サイトの説明では、「従来から使用している国産果汁に加え、新たにフルーツリキュールをブレンドすることで、 しっかりとした果実味が感じられながらも、よりすっきりとした後味に仕上げました。」とのことだが、 まあそう言われれば、そう感じなくもない。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月20日
No.2774: ホップ畑の香り <限定醸造> / サッポロ
 ほっぷばたけのかおり <げんていじょうぞう> / さっぽろ
サッポロ ホップ畑の香り サッポロ ホップ畑の香り review
 一昨日5月18日が発売日だった、サッポロ「ホップ畑の香り」。
 まだそんなに出回っていないようで、今日これを買ったスーパー以外では見当たらないのだが、 テレビCMは既に流されている。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は純白で力強く盛り上がり、泡持ちもそこそこ良い。
 グラスに鼻を近づけた瞬間、これまでの製品とは明らかに違う特徴が。 非常にフルーティなホップ香が、これでもかというくらいに香ってくる。 マスカット?洋なし?ペパーミント?色んな香りが混ざっているようで、どれとも違う。 草餅+ファンデーション? とまあ、読んでいる人にはまったく想像もつかないような表現でごめんなさい。
 整理すると、ぶどうっぽくて、草っぽくて、化粧品っぽくて、粉っぽい。
 味はフルーティでミルキー。かなり甘味を感じ、ハーブの香味が口中を支配。 ほろっと甘さの塊がくだけ、じんわりと広がる。苦味もしっかりと感じられるが、何口飲んでも鮮烈なインパクトは変わらない。
 アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・香料)・スピリッツ(大麦)。
 正直に書くと、原材料を見るまで、私はビールだと思っていた。泡の力強さといい、香りの鮮烈さといい、 しっかりとした苦味といい、新ジャンルの域を超えている。但し、もしこれがビールだとしたら、 なぜこんなに冒険したのか、意図を計りかねていたところだ。
 キャラクターとしては、同社から以前出たドラフトワン夏色缶とか、 ドラフトワンスパークリングアロマに似ている。缶デザインは、 キリンとれたてホップを彷彿とさせる。
 富良野産ホップ一部使用ということなので、サッポロクラシック 富良野VINTAGEも 思い起こされる。だが、この製品のほうが香りが強烈で、この強烈さは新ジャンルの物足りなさを覆い隠すことには役立っているが、 実は味わいのコクもそこそこ感じられるし、ビールとは区別のつかない仕上がりである。 だが、ここまでハッキリしたキャラクターだと、好き嫌いもハッキリと分かれるだろう。
 このようなものを正面切って商品化したサッポロさんの心意気を、高く評価したい。 この驚き、面白さは、とにかく一度体験していただかないと、わからない。
種別 新ジャンル
2011年5月21日
No.2775: 果実の瞬間 国産白桃 / アサヒ
 かじつのしゅんかん こくさんはくとう / あさひ
アサヒ 果実の瞬間 国産白桃 アサヒ 果実の瞬間 国産白桃 review
 1月製造品からリニューアルされている果実の瞬間シリーズ。現在休売中とみられるが、 私はだいぶ前に入手してあった。
 一昨日、国産りんごを掲載したが、今日は2種めとして「国産白桃」。

 グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
 やさしく甘い白桃香。とてもナチュラルに感じるが、桃の生っぽさがないところが、いかにも香料。 いや、悪いと言っているわけではなく、うまく造られている印象だ。
 味も香りのイメージ通り、甘くやさしい。くどさはなく、後味も概ね軽い感じ。
 果汁2.5%。アルコール分4%。原材料:ももリキュール、もも果汁、糖類、酸味料、香料。
 みずみずしい味わいにこだわったチューハイです。もも果汁とももリキュールをブレンドし、 しっかり・すっきりした味わいに仕上げました。
 従来品は「まろやか白桃」という名前だった。今回新たに「ももリキュール」が使われるようになったが、 違いはよく分からない。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月22日
No.2776: ホワイトチューハイ / 三幸食品工業
 ほわいとちゅーはい / さんこうしょくひんこうぎょう
三幸食品 ホワイトチューハイ 三幸食品 ホワイトチューハイ review
 百均店 LAWSON STORE 100 店頭でみつけた1本。
 なんとなくカルピスのパッケージに似ているが、まあそこはご愛敬。イメージ戦略としては成功である。

 グラスに注いだ色は、カルピスよりも白さがきれいでないように見える。少しくすんでいるか。
 香りは、当然であるがカルピスサワーに似ている。いや、カルピスサワーよりも、アルコール臭は一層弱いか。
 味もアルコール感がほとんどない。乳酸飲料のコクはちゃんとあり、甘酸っぱい。 飲み込んだ後、脂肪分が喉に引っかかるような感じも、カルピスっぽい。
 アルコール分3%。原材料:醸造アルコール、糖類、 乳製品、醸造酢、食塩、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)。 製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
 本家カルピスサワーも、現在発売されている製品はアルコール度数3%で、同じである。
 若者をターゲットとした商品では、低アルコールとするのが最近の定石であるから、 その時流に乗っている。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月23日
No.2777: 果実の瞬間 国産梅 / アサヒ
 かじつのしゅんかん こくさんうめ / あさひ
アサヒ 果実の瞬間 国産梅 アサヒ 果実の瞬間 国産梅 review
 先日から順次紹介している「果実の瞬間」シリーズのリニューアル品。
 ここまで、国産りんご国産白桃 と取り上げており、 今日は3種めとして「国産梅」を。

 グラスに注いだ外観は、かすかに色づいた程度の淡いゴールド。
 香りもおとなしく、ふんわり柔らかな梅の香。
 口に含むと、最初に軽やかな酸味が感じられ、甘味はほのか。 味わいに良い意味でコクがなく、非常にすっきりと軽快。
 果汁1.2%。アルコール分4%。 原材料:うめリキュール、うめ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
 みずみずしい味わいにこだわったチューハイです。うめ果汁とうめリキュールをブレンドし、 しっかり・すっきりした味わいに仕上げました。
 従来品は あじわい梅 という製品名だった。あじわいというよりは、さっぱり梅といった方がいいような内容。 今回、うめリキュールを使うようになったわけだが、それで味にコクが出たということもなさそうだ。 相変わらずすっきりとした後味が楽しめる。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月24日
No.2778: 果実の瞬間 九州産 甘夏 <夏限定> / アサヒ
 かじつのしゅんかん きゅうしゅうさん あまなつ <なつげんてい> / あさひ
アサヒ 果実の瞬間 甘夏 アサヒ 果実の瞬間 甘夏 review
 本日5月24日が発売日となっている果実の瞬間の夏限定品。
 2種出たのだが、今日はまず「九州産甘夏」を飲みたい。

 グラスに注いだ外観は、ほぼ無色だが、かすかに黄色っぽく色づいている。
 香りはあまり強くは香らないが、酸味の強そうな柑橘香。やや人工的な印象である。
 味で最初に強く感じるのは酸味。甘夏だからこの造り方で間違いないが、 かなり甘味が抑え込まれており、シャープで爽やかな味に仕上がっている。 飲み込んだ後に、少々苦味が残る感じ。
 果汁1%。アルコール分4%。 原材料:アルコール、なつみかん果汁、糖類、酸味料、香料。
 昨年の製品と中身はどうやら同じようである。
 もうこの「果実の瞬間」ブランドはすっかり定着したようで、 以前の「旬果搾り」時代に比べると、最近はコンビニ店頭でもよく見るようになった。
 だからマーケティング的には成功だったのかもしれないが、以前からここで私が指摘しているように、 中身の特徴はほとんど変わっておらず、ただ看板を掛け替えただけのようにみえる。 そんなに「旬果搾り」ブランドを排除したかったのか?と思ってしまう。
 他社から引き継いだブランドが、そのままではあまり成功していない場合、 それは元々鳴かず飛ばずのブランドだったからではなくて、 外来種に対するアレルギーが払拭できずに、本腰で売る気になれないからではないか。
 その最たる例が、キリン「本搾り」であろう。あれはもう、全社一丸となって潰そうとしている ようにしか見えない。製品にとって、非常に不幸なことである。
 製品はメーカーが自由に作っているものだから、やめるのもメーカーの自由だと考えているとしたら、 それは大間違いである。消費者に愛されているブランドは、既に消費者のものなのである。 それをないがしろにするような姿勢の先には、 消費者による厳しい審判が待っていると考えて頂きたい。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月25日
No.2779: おいしいチューハイ トロピカルミックス <期間限定> / 宝酒造
 おいしいちゅーはい とろぴかるみっくす <きかんげんてい> / たからしゅぞう
タカラ おいしいチューハイ トロピカルミックス タカラ おいしいチューハイ トロピカルミックス review
 昨日5月24日発売、おいしいチューハイ「トロピカルミックス」。
 この製品、これまではコンビニのファミリーマート限定で 2008年2009年2010年と、3年連続で発売されてきた。
 そして4年目の今年、ついに店舗限定が解かれ、全国発売に。

 グラスに注いだ色は、やや濁りのある淡いレモン色。繊維質のようなものが浮遊しているための濁り。
 香りを嗅ぐと、圧倒的にパインが強い。他にわかるのは、マンゴーくらいか。
 口あたりは、結構酸がしっかりと感じられ、甘味はくどくない。 パイン特有の甘さと、バナナっぽい味わいもあるが、りんごの酸味がかなり活かされているようにも感じられる。 また、飲み込んだ後にキュッと引き締まる酸味があるが、これはグレープフルーツだろうか。
 濃厚そうなフルーツも入っているのに、味わいは濃厚ではない。絶妙なバランス。
 果汁50%。糖類不使用。アルコール分4%。原材料:果汁 (パイナップル、りんご、ぶどう、マンゴー、グレープフルーツ、バナナ)、 スピリッツ、香料、酸味料。
 果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。
 缶デザインを見ると、昨年までは上部に垂れ幕あるいはカフェカーテンみたいな緑色の帯があり、 それが店舗限定のサインだったのだが、今年はもちろんそれが取り払われている。
 味わいの方もちょっと変わったかな?と思い、原材料を見比べてみると、 使われているフルーツが違う。 昨年までは、パイナップル、ぶどう、りんご、オレンジ、マンゴー、バナナ、パッションフルーツの7種。 今年はオレンジの代わりにグレープフルーツが入り、パッションフルーツは使われなくなった。 また、りんごの比率が上がったようである。
 いずれにせよパインが前面に出ているからそんなに大きく変わったようには感じないが、 りんごとグレープフルーツによるシャープさが強まったのではないだろうか。
種別 チューハイ・カクテル等
2011年5月26日
No.2780: 鍛高譚のソーダ割り / 合同酒精
 たんたかたんのそーだわり / ごうどうしゅせい
GODO 鍛高譚のソーダ割り GODO 鍛高譚のソーダ割り review
 各社からソーダ割り製品の応酬のような状況になっている。
 今度はGODOからこの「鍛高譚のソーダ割り」が出た。発売日は5月24日。
 鍛高譚(たんたかたん)といえば、しそ焼酎の有名銘柄。名前を聞いただけで味が想像できる人も結構いるだろう。 ソーダで割って、持ち味が活かせるのか、注目である。

 グラスに注いだ色は、無色透明。細かな気泡が、断続的に立ち上る。
 香りを嗅ぐと、やはり、しそ焼酎特有の香りが、かなり弱い。 私は鍛高譚をロックで何度か飲んだことがあるが、そのイメージからすると、かなり大人しい。 梅干しに添えられたしそ程度である。
 味も実に大人しい。紫っぽい味わいはもちろんあるが、ソーダの爽快感と相まって、実にシャープな飲み心地。 軽やかな酸味と、ほんのりとした甘味もついている。
 しそらしさを期待して飲むと、ちょっと物足りないかも。反面、しそがあまり得意でない人にも、親しみやすい軽さである。
 アルコール分7%。原材料:焼酎甲類(糖蜜)、 焼酎乙類(デーツ、しそ)、レモン蒸留酒、果糖ぶどう糖液糖、酸味料。
 鍛高譚の香りをそのままに、ほんのり甘い、レモン風味のソーダ割りです。 氷を入れたグラスに注ぐと、更に美味しくお召し上がりいただけます。
 レモン風味がついていることから、より一層飲みやすく仕上がっている。どんな食事に合うかと考えてみたが、 それこそしそ味系のドレッシングをかけたサラダとか、白菜の漬け物には合うだろう。
種別 チューハイ・カクテル等

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