2011年9月24日
No.2901: COCKTAILカロリ。ピーチオレンジ / サントリー
かくてるかろり。ぴーちおれんじ / さんとりー
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9月20日に、サントリー「カクテルカロリ。」(通称カクカロ)のうち2種が新しくなった。
「つぶつぶ食感MIX」と銘打ち、果肉入りカクテルとして生まれ変わったもので、
既に今年3月に、3種(カシスオレンジ、
マスカットピーチ、
グレープフルーツスペシャルが先行して登場している。
この製品は、従来、ファジーネーブルと称していたものである。
グラスに注ぐと、ピンク色というか淡いオレンジ色の果肉(さのう)がたくさん浮遊。
液色はごく淡いオレンジ色。
香りはオレンジともものバランスがよく、爽やか。
口に含むと、炭酸のピリピリ感とともに、柔らかな甘酸っぱさが広がる。
甘味料特有の後味がわずかに気になるが、酸味が強いので、後口はさっぱり。
果汁1.5%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。原材料名:オレンジ、ピーチ、スピリッツ、
ピーチリキュール、果実繊維(グレープフルーツ)、糖類、酸味料、香料、紅花色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
野菜色素。
つぶつぶ食感MIX:手搾りカクテルのような食感が楽しめるやさしい甘さの爽やかな味わい。カロリー50%オフ!
このシリーズも年月を経て、随分と進化してきた。店頭での陳列や売れ行き状況などからみて、
ひと頃の勢いはなくなったようにも思うが、この一連のリニューアルは、正解だと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年9月25日
No.2902: 直搾り [日本の農園から] 長野産黄金桃 <限定出荷> / 宝酒造
じかしぼり [にほんののうえんから] ながのさんおうごんとう <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
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9月20日に、直搾り [日本の農園から] シリーズに新製品が2種登場。
既に先日、宮崎産完熟マンゴーはレビュー済。
今日はもう一方の「長野産黄金桃」を飲む。
グラスに注いだ色は、やや濁りがあり、かすかに黄色っぽく色づいている。
香りは確かに桃だが、適度に酸も強そうな感じであり、どこかアプリコットを思わせる香りでもある。
口当たりは、かなりすっきり。桃の豊潤な風味、生臭さがありながら、
それをものすごく薄めた感じ。この思い切り薄い感じは、いわば直搾りの既定路線なのだが、
黄金桃が本来持つ豊潤さと、このすっきり感とは、若干相容れないようにも思う。
アルコール分4%。果汁3%。
原材料:黄金桃果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
黄金桃は川中島白桃から派生したとされる黄金色の外観が美しく希少価値の高い品種です。
日本各地の果実を厳選した「直搾り」日本の農園からシリーズ。
長野産黄金桃の種をとり除いてから、果肉を丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
黄金桃といえば、今年の4月にLAWSON限定で発売された「とってもおいしいチューハイ」が思い出される。
ただ、あちらは果汁50%であり、しかもMixだったので、だいぶ味わいは異なる。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年9月26日
No.2903: カルピスサワー 白ぶどう <季節限定> / カルピス
かるぴすさわー しろぶどう <きせつげんてい> / かるぴす
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実は、先週発売された商品をまだすべて紹介しきれていないのだが、今日飲むのは、今日9月26日に発売された
カルピスサワー「白ぶどう」。季節限定商品の位置づけだ。
グラスに注いだ色は、ごく普通のカルピスホワイト。
香りは柔らかなぶどう香と、カルピスのミルキーさが混じり合う。
巨峰などの黒・赤色系のぶどう品種とは明らかに異なる軽やかさだ。
味はかなりぶどうが強く、甘味は豊潤。酸味も適度に効いている。
最近のチューハイは軽快なものが多いから、このようなしっかりしたものは懐かしい。
いや、カルピスサワーも、以前はもっともっと濃厚だったのだけれど。
度数が低いので、アルコール感はとても弱い。
アルコール分3%。果汁1%。
原材料名:ぶどう果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、ウォッカ、糖類、酸味料、
安定剤(大豆多糖類)、香料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムカリウム)。
90年受け継いだ乳酸菌から生まれた「カルピス」の甘酸っぱいおいしさに豊潤な信州産白ぶどう果汁を組み合わせた香り豊かな
味わいをお楽しみ頂けます。
特に若い人たちの間では、広く受け入れられる味わいだと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年9月27日[1]
No.2904: 氷結ストロング ドライライム 糖類ゼロ <期間限定> / キリン
ひょうけつすとろんぐ どらいらいむ とうるいぜろ <きかんげんてい> / きりん
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キリン氷結ストロングから期間限定「ドライライム」が登場。発売日は明日9月28日となっている。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りは、ジューシーなライム香が広くまき散らされる。
ライムって実はもっとストイックな香りではなかったか?と思うくらい、
揮発成分が強調されたような香りである。無論、香料なのであろうが。
味は結構甘味が強く、それは高いアルコール度数にも起因するのかもしれないが、
かなりジューシーな飲み口である。酸味ももちろんかなり強い。
飲み込んだ後に、ライムらしい苦味と、グリーンな後味が残る。
甘味料独特の後味の悪さは、感じない。
アルコール分8%。果汁2.5%。原材料:ライム果汁・ウォッカ・酸味料・香料
・甘味料(アセスルファムK)。
ライムの氷結ストレート果汁を使用した、キレのある酸味が特長の、辛口でガツンとした飲みごたえの氷結。
この製品、私が入手したのは昨日26日(発売2日前)であり、購入店ではその時点でたくさん積み上げて売られていたし、
同店の今日27日(発売1日前)のちらし(新聞折り込み)には、新製品として堂々と宣伝されている。
私のこれまでの経験上、スーパーやコンビニでは発売日の前日夕方には、翌日発売の製品は店頭に並べられてはいるが、
広告掲載は基本的に発売日当日以降である。メーカーさんが発売日を設定している以上、
それ以前に小売店が広告を打つことは、ルール違反とならないのか。
しかし、私はそれを批判したくてここに書くのではない。商品が納入されたからには、小売店は早く店頭に並べたいだろうし、
我々消費者も、それが人気商品であればあるほど、1日も早く手にしたい。両者の利害が一致しているから、
何らの問題もない。ただ、メーカーさんとの信頼関係は大丈夫なのかな?と、少し心配になるだけである。
まあ、メーカーさんも早く売り始めて、たくさん売ってくれる方がありがたいから、いいのか・・。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年9月27日[2]
No.2905: ザ・プレミアムモルツ 330ml缶 / サントリー
ざ・ぷれみあむもるつ 330みりりっとるかん / さんとりー
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本日9月27日、コンビニエンスストア限定で、ザ・プレミアムモルツ(通称プレモル)の
330ml缶が発売となった。
通常のレギュラー缶は、350ml入りだから、わずかに量が少ない。LAWSONでの販売価格は、238円であった。
中身は通常のプレモルだから、簡単にレビューすると、
泡の密度が高く、泡持ちが良く、液色は中程度の黄金色。
香りは濃密で、やや強調されたような甘いホップ香。
味わいは苦味が強く、なおかつ豊潤な甘みが。パワフルで、
国産メーカーによる量産ラガー(下面発酵)の中では、最も華やかで飲みごたえのある銘柄だ。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。
粒選り麦芽100%。欧州産アロマホップ100%。天然水100%仕込。
「華やかな香り、深いコクと旨味」をお楽しみください。
よく、この製品を評して「わざとらしい風味付けがしてある」などという声があるが、
別にわざと香料等で香りをつけているわけではなく、あくまでもアロマホップをふんだんに使っていることからくる
濃密さである。
コンビニ販売向けに、少しだけ容量を減らし、少しだけ価格を下げて売る手法は、なかなか賢いのではと思う。
プレミアムビールに手が出なかった若い層を中心に、気軽に買ってもらおうという戦略。実際、大して変わらないのだけれど。
さすがである。
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ビール |
2011年9月28日
No.2906: 香りまっこい梅酒 ソーダ割り ゆず仕立て / キリン
かおりまっこいうめしゅ そーだわり ゆずじたて / きりん
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9月21日発売、「香りまっこい梅酒」。通常のソーダ割りと、この「ゆず仕立て」の2種が出たが、
通常のものは既に先週レビュー済である。
グラスに注いだ色は、淡いゴールド。
香りは、通常版と同じく、注いでいる時からりんごのような甘酸っぱい香りが、遠くまで香ってくる。
そこにかすかに苦そうな、緑の柑橘香が混じっている感じ。
口当たりも実に甘酸っぱくて、軽やか。わざとらしいくらいに、ジューシーな味わい。
甘味が強すぎず、後味もすっきり。
果汁0.1%。アルコール分4%。
原材料:スピリッツ・梅酒・ウメ果汁・糖類・酸味料・香料・カラメル色素。
販売者:麒麟麦酒(株)。製造者:キリンディスティラリー(株)。
スピリッツと「まっこい梅酒」を配合した原酒に、ゆずから抽出した爽やかな香気成分を加えて、
ソーダで仕上げました。
やはりこちらも梅酒というより、梅味チューハイと言った方がぴったりくる。
その意味で、やや看板に偽りがあるように思う。
チョーヤ・ウメッシュのようなしっかりした味を想像して飲んだらがっかりするが、
梅酒本来の濃厚さが苦手という人なら、こちらのほうがいいかもしれない。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年9月29日
No.2907: 鍛高譚の梅酒ソーダ割り / 合同酒精
たんたかたんのうめしゅそーだわり / ごうどうしゅせい
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事前に発売情報を知らなかったが、今週初めくらいから近所のLAWSON店頭に並んでいる。
しそ焼酎「鍛高譚」は、合同酒精が取り扱っている銘柄で、そのソーダ割り製品が今年の5月に発売され、
当サイトでもレビューした。同じ鍛高譚ブランドで、しそを使った「鍛高譚の梅酒」が出ており、これはそのソーダ割りである。
グラスに注いだ色は、毒々しいくらいに鮮やかな赤紫。ぶどうチューハイで、これに似た色のものがありそう。
香りを嗅ぐと、落ち着いた赤しその香りが強い。華やかさはない。
味は甘味がかなり強いが、酸味もしっかりとある。しそ風味が強すぎて、
梅酒なのか何なのか、すぐにはわからない。だが、この甘酸っぱさは、確かに梅酒のものだろう。
飲み込んだ後味にも、渋めのしそ風味がある。
アルコール分4%。梅酒入り。
原材料:青梅、紫蘇、醸造アルコール、果糖ぶどう糖液糖、アントシアニン色素、クエン酸Na。
香り高い赤しその風味と、梅酒の爽やかな味わいが楽しめる鍛高譚の梅酒のソーダ割りです。
鍛高譚のソーダ割りのほうよりも、更にしそ風味が強いように思う。いや、色のせいでそう思うのかもしれない。
梅に赤しそが合うことは、無論、梅干しの存在で証明されている。
梅干しの酸っぱさを取り、かなり強い甘味を加え、赤しそ風味を強調すると、こんな感じになるだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年9月30日
No.2908: TOPVALU SELECT 和歌山県産 温州みかんチューハイ / 合同酒精
とっぷう゛ぁりゅせれくと わかやまけんさん うんしゅうみかんちゅーはい / ごうどうしゅせい
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先週、イオンに行ったら偶然発見。
TOPVALUセレクトのチューハイは、これまで2種取り上げているが、
まだサイトにも載っていない「和歌山県産温州みかん」。全国発売なのか、
それとも和歌山だから近畿限定なのか。ともあれ、飲んでみたい。
(後日記:TOPVALUのサイトによれば、9月14日の発売だったようである)
グラスに注いだ色は、ほぼ透明。
香りを嗅ぐと、かなりチープで薄い感じのオレンジ香。
和歌山県産温州みかんと、大上段に構えたわりには、低果汁ドリンクのよう。もっとも、果汁3%だから低果汁だが。
口当たりはすっきりと軽やか。甘味はかなりちゃんとあって、酸味も強いが、
味わいのコクがあまり感じられず、飲み込んだ後に残る甘さに不自然さを感じる。
温州みかん果汁3%。アルコール分4%。ストレート果汁使用。
原材料名:醸造用アルコール、みかん果汁(和歌山県産うんしゅうみかん)、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na。
製造者:合同酒精(株)、販売者:イオン(株)。
手摘みで丁寧に収穫した和歌山県産の"温州みかん"
皮をむいて絞ったストレート果汁を使用しています。
価格は128円。以前にレビューしている 日向夏、佐藤錦 と比べると、
しっかりした果実感と言う点では劣ると感じた。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年10月1日
No.2909: COCKTAILカロリ。フルーツレインボーミックス / サントリー
かくてるかろり。ふるーつれいんぼーみっくす / さんとりー
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9月20日に2種がリニューアル発売となったカクテルカロリ。
当ページでは、ピーチオレンジを24日にレビューしたからちょっと間が空いてしまったが、
2つめの「フルーツレインボーミックス」を今日は取り上げる。
グラスに注いだ色は、やや濁った薄い肌色だが、濃いピンク色のグレープフルーツ果肉(さのう)がたくさん浮いている。
香りは色々なフルーツが混じり合って、よくわからない。強いのはマンゴー、ぶどう、りんごあたりだろうか。
味は基本的にフルーツドロップみたいだが、キュートな酸味が効き、甘味はそんなに強くない。
軽妙な味わいである。
果汁1.0%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。
原材料名:アップル、グレープ(ホワイト、レッド)、マンゴー、カシス、ピーチ、スピリッツ、果実繊維(グレープフルーツ)、
糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素、野菜色素。
つぶつぶ食感MIX:手搾りカクテルのような食感が楽しめるマンゴーをメインとした7つのフルーツの味わい。カロリー50%オフ!
従来品との大きな違いは、グレープフルーツの果肉が入ったこと。
これでカクカロは全種が「つぶつぶ食感MIX」として生まれ変わったことになる。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年10月2日
No.2910: キレイりんご酒 / 月桂冠
きれいりんごしゅ / げっけいかん
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先週、LAWSONで偶然発見した。
ファッション誌"CanCam"と清酒月桂冠のコラボで生まれたという「キレイりんご酒」。
私は発売をまったく知らなかったのだが、調べてみると、同時に「キレイゆず酒」というのも出ているらしい。
しかし今のところ、売られているのを見ない。
缶には、雑誌と同じ字体で"CanCam"と書かれ、ピンク色が基調のデザイン。
明らかに女性向けの商品だから、いい歳をしたオッサンが買うのは少々恥ずかしかったが、
これも仕事と思い(仕事じゃないけど)カゴに放り込んだ。
グラスに注いだ外観は、無色透明。微炭酸らしく、気泡は細やか。
香りはすっきりとしたりんご香。酸味が立っている印象、
口当たりは、香りの印象どおりスキッとシャープ。ただ、りんごの酸味とは違う、どこか酢酸系のような
酸味が混じっており、リンゴ酢のお酒のようでもある。たぶんこれは、清酒の持つ酸味なのだろう。
その、かすかに清酒っぽい味わいを除けば、ほぼ透明感のある味わいであり、後味もシャープである。
アルコール分3%。果汁3%。
原材料名:清酒、醸造アルコール、りんご、ヒアルロン酸、糖類、酸味料、香料。
CanCam といえば、一世を風靡したエビちゃんよりも、最初に西山茉希を見た時の衝撃(好みという意味デス)
が個人的には大きかったが、最近TVで見る彼女は、キャラクターが完全にオッサン化していて、ちょっとがっかりだ。
また、調べてみたら、元モー娘。の久住小春が最近専属モデルになったらしいが、
彼女の出ているヤマザキパンのCMは、歳のわりにちょっとオバサン臭くないか? ・・と、そんな話はどうでもイイですね。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年10月3日
No.2911: 欧和ビール
おうわびーる
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日本人が本場ベルギーに乗り込んでつくったという、その名も「欧和」ビール。
生まれたのは2006年で、日本にももう数年前から入ってきていたらしいが、
不覚にも知らなかった。
ところが先日、よく立ち寄るスーパー・成城石井で発見したので、早速買ってみた。
グラスに注いでみると、泡の勢いが尋常でない。やや密度は粗めにも見受けられるが、
石けんのように、雲のように力強く盛り上がり、長く長く持続する。液色は、深いアンバーで、やや濁りあり。
香りは黒糖やコーヒーなど、濃密。濃厚な味わいが想像できる。
ところが、口に含むと、イメージは一変。もちろん、ぎっしりと詰まった濃厚な味わいではあるのだが、
キャラメルのような甘味に、ビターなホップの香味が溶け合って、どちらかというと、苦さが勝っている。
そして、濃密かと思えば、飲み込んだ後味はスリムであり、ギュッと強い苦味と、ほのかな柑橘系の酸味が残り、
取り澄ましたようなきれいな佇まいを見せる。
全部を味わい尽くした後、「欧和」のネーミングの神髄がわかったような気がする。
確かにベルギースタイルの濃色エールでありながら、日本の一地方でつくられている地ビールみたいな、人なつっこさがある。
正直、やられたと思う。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽・ホップ・米・酵母。
原産国:ベルギー。輸入者及び引取先:(株)JALUX(ジャルックス)。
入手価格は、699円。買う時は高いなと思ったが、飲んでみて、そんな気持ちは一掃された。
どこにもない味を、造り上げてくれた。副原料に米を使っているのもいい。
さらっとした後味は、そのためかもしれない。ただ、導入部だけ濃密な印象がありながら、
その後が大人しいので、肩すかしを食らったと感じる人もあるかもしれない。その点は、意見は分かれよう。
造ったのは、今井礼欧氏という73年生まれ
(38歳)の日本人。私より若い人が、こんな偉業を成し遂げているなんて、
純粋に尊敬する。こんな作品に出会えたことを、感謝したい。
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ビール |
2011年10月4日
No.2912: 冬の贈り物 <冬季限定出荷> / アサヒ
ふゆのおくりもの <とうきげんていしゅっか> / あさひ
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本日10月4日アサヒから発売された新ジャンル「冬の贈り物」。
パッケージデザインには高級感があり、ビールか?と思うほどだが、商品名のとおり
冬以外の何物でもないデザインである。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は当初力があり、泡持ちもほどほど。
香りを嗅ぐと、明らかにビールではない。軽やかなホップ香があるが、
コクが感じられない。
口当たりは予想以上に軽やか。これぞ新ジャンルというような、ふんわりとした甘味が感じられる。
それでも苦味が強いので、何とかバランスは取れている。もっとコクがあればよかったが、
それができないのなら、苦味をガツンと強くするとか、何かもっと特徴を出すことはできなかったのか。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ、糖類、アミノ酸(ロイシン))、
スピリッツ(大麦)。
缶に「やわらかなコク、すっきりとした飲み口」と特徴が書かれているが、
確かに柔らかめの仕上がりで、飲み口もすっきりとはしているが、飲み込んだ後、口中にどうしても
新ジャンル特有の"うにゃ"っとした甘味が残ってしまうので、
トータルで"すっきり"とはいかない。よく頑張ったが結果が芳しくない。優・良・可の「可」である。
ところで、「冬の贈り物」という名前は、どこかで聞いたことがあると思ったら、
4年ほど前に、同社の懸賞で提供された非売品であった。中身はまったく別物だけれど。
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新ジャンル |
2011年10月5日
No.2913: 冬麒麟 [冬季限定] / キリン
ふゆきりん [とうきげんてい] / きりん
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本日10月5日が発売日となっているキリンの冬季限定新ジャンル「冬麒麟」。
一昨年まで、白麒麟という名の発泡酒だったが、
昨年から新ジャンルとなり、今年が2年目である。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。泡は最初からあまり力がなく、泡持ちもほどほど。
香りは一昔前の発泡酒のように、雑穀臭のようなものが少し感じられる。
味は比較的クリアで、苦味がしっかりとある。酸味も強いのが特徴で、
これは同社の発泡酒「淡麗」などに通ずる。
Mild Taste というのがこの製品の売りのようだが、苦味が強く働いているので、そんなにマイルドな感じはしない。
でも、マイルドを追求するあまり、妙な甘味が出てしまうよりも、よほどこちらのほうがいい。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・糖類)・大麦スピリッツ。
安定感のある味わい。ビールとは比べようもないが、新ジャンルの中では間違いなく高水準な製品の一つ
であると思う。
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新ジャンル |
2011年10月6日[1]
No.2914: のんある気分 カシスオレンジテイスト / サントリー
のんあるきぶん かしすおれんじていすと / さんとりー
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サントリーからノンアルコールのカクテルテイスト飲料が登場。その名も「のんある気分」。発売日は、
一昨日10月4日であった。
3種出たが、まずは「カシスオレンジテイスト」から試してみたい。
グラスに注いだ色は、かなり濃い、毒々しい感じの赤紫。やや濁りがある。
カシスの香りに、はじける感じのオレンジ香が加わって、フレッシュな印象。ここまでは良い。
口当たりは、柑橘の軽快な酸とともに、かなり強い甘味がくる。これは、
カシスのコクではなく、だらだらとした甘味料の甘さだ。
香料が強すぎるのか、どこか化粧品的な、作り物っぽい香味が口中に残る。
後味に若干渋味が残る部分だけ、果汁を感じることができる。
果汁3%。アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:カシス果汁、オレンジ果汁、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
カシスの華やかな味わいが楽しめる、カシスオレンジテイストのフルーティーなおいしさ。
これ、カシスオレンジか?と思わずつぶやいてしまった。サントリー特有の、甘味料の過剰感が前に出た、
わざとらしい味わい。カクテルっぽさはなく、ソフトドリンクとしても完成度は高くない。
あくまでも私の意見だが、これならファンタでも飲んでおいたほうがいい。
先行して出ているアサヒWゼロカクテルの完全勝利だと思う。
ただ、後発組(悪くいえば類似品)として、
違いを出そうとの工夫で、自社らしさを強調したのかもしれない。それが裏目に出ている感じがする。
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ノンアルコール飲料 |
2011年10月6日[2]
No.2915: キリンラガービール 紅葉缶 / キリン
きりんらがーびーる もみじかん / きりん
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今日は上記でノンアルコール飲料を取り上げたが、それだけだと寂しいので、
これを飲む。
最近、気温が急速に下がっている気がするので、
季節外れにならないうちに、これを掲載しておかなければと。
キリンラガーの「紅葉(もみじ)缶」。8月中旬製造品から期間限定で投入されており、
私が入手したのも、もう1ヶ月くらい前のことである。ちなみに、紅葉缶という名は、
同社サイト上、ニュースリリースにも掲載されている正式な名称である。
中身は普通のキリンラガーなので、簡単にレビューしておく。
グラスに注いだ色は、ほどほどの黄金色。泡は非常にきめ細かく、力があり、泡持ちも悪くない。
香りはどっしりと、落ち着きがある。ホップの苦味を想起させる。
味わいも苦味の存在感が強い。もちろん、同社のクラシックラガーに比べれば軽やかだが、
何杯飲んでも飲み飽きしない落ち着いた味わい。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
春に花見缶が出た時は、若干の違和感があったが、
こちらのほうは、中身の渋いキャラクターと合っている。秋の夜長に、じっくりと味わいたい。
つまみに銀杏なんかがあれば、最高だ。
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ビール |
2011年10月7日
No.2916: のんある気分 ソルティドッグテイスト / サントリー
のんあるきぶん そるてぃどっぐていすと / さんとりー
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サントリーから10月4日に3種出た、カクテルテイスト飲料「のんある気分」。
既に昨日、カシスオレンジテイストを掲載しているが、今日は2種めとして、「ソルティドッグテイスト」を。
グラスに注いだ色は、軽く白濁。
ソルティードッグということは、つまりはグレープフルーツソーダ的なのだろうとの予想どおり、
グレープフルーツの苦そうな香りが立ち上ってくる。甘味は強くはなさそう。
実際の味も、甘さが抑えられ、すっきりとした口当たり。
グレフル的な苦味は強くないので、全体的に味が弱い感じがする。だから後味もクリア。
飲み込んだ後に、甘味料の甘さが口中に少し残る。
果汁1%。アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:グレープフルーツ果汁、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK・スクラロース)、
酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料。
グレープフルーツの果実感が楽しめる、ソルティードッグテイストのみずみずしいおいしさ。
昨日のカシスオレンジでは、かなり酷評してしまったが、こちらのほうが幾分かマシである。
甘さが抑えられているので、なんとかカクテルっぽさはある。
グレフル味チューハイからアルコール感と過剰な甘さを取り去った感じの味わいだ。これなら、
ランチのお供にも向いている。
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ノンアルコール飲料 |
2011年10月8日
No.2917: のんある気分 ジンライムテイスト / サントリー
のんあるきぶん じんらいむていすと / さんとりー
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サントリーから10月4日に3種出た、カクテルテイスト飲料「のんある気分」。
既にカシスオレンジテイスト、ソルティードッグテイストと2種レビュー済。
残る1本は、こちら「ジンライムテイスト」。
グラスに注いだ色は、ほとんど無色透明だが、かすかに濁りがある。
軽快なライムの香りで、とてもフレッシュな感じがする。ジンは?というと、
少し薬臭いような匂いがするところが、ジンのイメージだろうか。
味は酸味が強く、甘味はかなり抑えられている。味にコクはないのだが、
その分さっぱりとしている。但し、飲み込んだ後に甘味料特有の甘味が引っかかる。
果汁1%。アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖類ゼロ。
原材料名:ライム果汁、食物繊維、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK・スクラロース)、
酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料。
ライムの爽やかな味わいが楽しめる、ジンライムテイストのスッキリとしたおいしさ。
3種の中で、一番カクテルっぽい雰囲気が出ているのが、このジンライムテイストかもしれない。
食事にも合わせやすく汎用性が高いのが、ソルティードッグテイストで、
最も応用が利きにくいのが、カシスオレンジテイストだと思った。
3種とも、甘味料のどんよりした甘さが口中に残される点は共通であり、
これはもう、同社のカロリーオフ製品に共通の特徴だと言える。開発者がこれでいいと思っているとしたら、
おそらくキシリトール入りガムやキャンディがこの世に出て来てから、その味に親しみ、普通だと思って育った世代
なのかもしれない。
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ノンアルコール飲料 |
2011年10月9日
No.2918: 天女の舞衣 梅酒 三年熟成原酒 炭酸割り / 北海道麦酒醸造
てんにょのはごろも うめしゅ さんねんじゅくせいげんしゅ たんさんわり / ほっかいどうびーるじょうぞう
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いつも立ち寄るスーパー成城石井の店頭で、目立っていたので買ってみた。
大分県でつくられている「天女の舞衣(はごろも)」という梅酒を用い、ソーダで割ったもので、
製造者は北海道麦酒醸造。おそらく成城石井さんが仕掛けて、メーカーにつくってもらったものではないかと推察される。
グラスに注いだ色は、黄色みの強い深い黄金色で、やや濁りがある。
濃密で、どっしりとした香りが印象的。これぞ梅酒という香りである。
口に含んだ瞬間、軽妙な酸を伴いながらも、深く甘い口当たりで、かなり「濃い」と思う。
丸い梅の実が頭に浮かぶ、明快な味わい。
ところが、ごくんと飲み込むと、その濃厚な液体はすうーっと体にしみこんで行き、
くどさなど一切残さない。軽い苦味だけが残される。その潔さが、また次の一口を誘う。
アルコール分5%。原材料:梅酒(大山産鴬宿梅、醸造アルコール、糖液)。
製造者:北海道麦酒醸造(株)、小樽市張碓町427番1。
原酒製造:(株)おおやま夢工房、大分県日田市大山町西大山4587番地。
使われている原酒の味わいの高貴さ、底力がダイレクトにわかる素晴らしい製品。
梅酒好きには、ぜひ試してもらいたい。また、ふだん「梅酒は甘ったるくて」と、敬遠している人でも、
きっと梅酒の印象が変わるに違いない。
250ml缶入りで、入手価格は299円。決して安くはないが、この内容なら文句ない。
黒い缶に、和紙のラベルが貼ってある。高級感があるというか、手作り感満載のパッケージである。
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チューハイ・カクテル等 |
2011年10月10日
No.2919: SWEET & SOUR チューハイ 梅酒チューハイ ゆず果汁入り / 三幸食品工業
すいーと あんど さわー ちゅーはい うめしゅちゅーはい ゆずかじゅういり / さんこうしょくひんこうぎょう
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一体いつ買ったのかすら忘れてしまい、レシートも残っていないのだが、多分、百均店 LAWSON STORE 100 で、
105円で買ったものではなかったか。
というのは、三幸食品 SWEET & SOUR チューハイのシリーズは、これまでも何本か同店でみつけているからだ。
梅酒チューハイにして、ゆず果汁入りというのが、オリジナリティを感じさせる。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。
香りを嗅ぐと、確かにゆずのグリーンな感じと、梅酒の甘酸っぱい香りが混じっている。
なんとも不思議。
味は梅酒チューハイにありがちなべたつく甘さはなく、酸味がキュンときいている。
ゆずの風味もほんのり加わり、後味には少し苦味もある。
飲めば飲むほど、強い酸味が際立ってくる感じがあるが、飲み込んだ後味に、少し甘味料特有の甘さがある。
アルコール分4%。果汁1%。高知県産ゆず果汁使用。
原材料:梅果汁、ゆず果汁、梅酒、醸造アルコール、食塩、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK)、着色料(カラメル)。
製造者:三幸食品工業(株)、広島県東広島市安芸津町三津4215番地3。
ディスカウント店で売られているチューハイは、大手の類似品が多いものだが、
この製品はとても目新しい。
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2011年10月11日
No.2920: 氷結 やさしい果実の3% ゆずみつサワー / キリン
ひょうけつ やさしいかじつの3ぱーせんと ゆずみつさわー / きりん
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明日10月12日が発売日となっている、氷結やさしい果実の3%「ゆずみつサワー」。
発売前夜だが、いつも通りコンビニ店頭に当たり前のようにたくさん並んでいた。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
蜂蜜の香りが満載で、とても甘そう。柑橘香は穏やか。
口に含むと、甘味よりもまずシャープな酸味が感じられるが、
その下に蜂蜜のやさしい甘さが広がっているのがわかる。飲み込んだ後、
また鋭い酸が感じられ、両者がうまく綱引きしているような感じだ。
甘味料特有の甘さが若干引っかかる感じだが、それも蜂蜜によってうまくカバーされている。
アルコール分3%。果汁0.9%。
原材料:ゆず果汁・ウォッカ・はちみつ・糖類・酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK・スクラロース)。
ゆずの氷結ストレート果汁とはちみつを使用した、やわらかなみつの香りのやさしい飲みごこち。
絶妙な味のバランス。ゆずというよりレモンのような鋭い酸が感じられ、
ジューシーさもあるが、それがまた良いアクセントになっている。氷結らしい仕上がりといえる。
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