2012年1月15日
No.3021: クリアアサヒ / アサヒ
くりああさひ / あさひ
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昨日、金麦 のリニューアル品をレビューしたが、今日はこちら。
12月中旬製造分から新しくなっている「クリアアサヒ」。
優れた品質の新ジャンルを挙げよと言われたら、麦とホップ、金麦と、このクリアアサヒ
が御三家ということになる。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。泡はかなりきめ細かく、力もあって、泡持ちも悪くない。
香りは非常に爽快で、新ジャンル特有の臭みが感じられない(ただ、時間が経って温度が上がってくると、
若干雑穀的臭みが出始める)。
口当たりも非常に透明感がある。滑らかな舌触りと喉越し。
飲み込んだ後に、じんわりと麦の旨みが感じられる。軽妙な酸味を伴うのが、この製品の特長で、
その分、苦味はマイルド。
アルコール分5%。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、コーン、スターチ)、スピリッツ(大麦)。
ハッキリ言って、今回の変化はわかりにくいものだが、従来品で既に改善の余地があまり残されていなかったと思うので、
大きく変えないで正解である。一時期、ヘタにコクを出そうとして、えぐみのようなものが出てしまっていた頃があったが、
やはりクリアアサヒは、このように透明感のある味わいに仕上げるのが正解である。
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新ジャンル |
2012年1月16日
No.3022: カロリ。地中海レモン / サントリー
かろり。ちちゅうかいれもん / さんとりー
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サントリー「カロリ。」のシリーズが全種リニューアル。
発売日は明日1月17日である。
全6種あるが、今日は1本目として、レモンを。
グラスに注いだ色は、ほとんど無色だが、わずかに濁りというか、黄色っぽく色づいている。
香りは、揮発成分の多そうな、ジューシーなレモン香。透明感あり。
味にも透明感があり、スッキリとした口当たり。甘さも抑えられている。キリッとした酸が、
全体をまとめている。
アルコール分3%。果汁3.2%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:レモン、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、ビタミンC、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ぎゅっと搾った果実のおいしさを純水で仕上げたフルーティ&すっきりのチューハイです。
従来品 との違いはよくわからなかったが、「ぎゅっと搾った果実のおいしさ」というのが、今回の売りのようである。
缶前面の商品名の上にも枕詞のように「ぎゅっと搾りチューハイ」と書かれている。
思い出すのは、元メルシャン製品で、その後キリンに移管した「ギュギュッと搾った」カクテルシリーズ(現在は終売)。
あるいは、同社の「本搾りチューハイ」シリーズ。
かなり微妙な売り方ではないか。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月17日
No.3023: カロリ。地中海グレープフルーツ / サントリー
かろり。ちちゅうかいぐれーぷふるーつ / さんとりー
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本日1月17日が発売日となっている新しいカロリ。
全6種のうち、昨日既にレモンをレビュー済。今日は2種めとして、「グレープフルーツ」を。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。グレフルらしい外観。
香りは、グレープフルーツの皮のような、苦そうな香り。それと同時に、レモン的な鋭い酸を感じさせる。
口当たりは、適度にシャープ。甘味は極力抑え込まれ、苦味が強調されている。
炭酸の刺激と相まって、引き締まった印象を与える。
従来の一般的なグレフルチューハイに比べると、かなりスリム化した感じだ。
アルコール分3%。果汁6%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:グレープフルーツ、ウオツカ、グレープフルーツ浸漬酒、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ぎゅっと搾った果実のおいしさを純水で仕上げたフルーティ&すっきりのチューハイです。
グレープフルーツ味で、ここまでシェイプアップされたチューハイはそんなに多くない。
「カロリ。」ならではのキャラクターであり、なかなか良い仕上がりだと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月18日
No.3024: CJ おいしいマッコリ ピンクグレープフルーツ / サッポロ
CJ おいしいまっこり ぴんくぐれーぷふるーつ / さっぽろ
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サッポロビールと韓国の最大手食品会社・CJ第一製糖が共同開発したという「CJおいしいマッコリ」。
発売日は本日1月18日である。
グラスに注いだ色は、マッコリ本来のにごりある白に少し黄色が入り、ベージュっぽい。かなり泡立つ。
香りを嗅ぐと、乳酸っぽいマッコリの香りに鋭い柑橘香が混じって、爽やかな印象。
味はクエン酸系の鋭い酸味と、乳酸系の丸い酸味の共演。グレープフルーツの苦味も効いている。
軽快で爽やか。
アルコール分3%。果汁15%。
原材料:グレープフルーツ・米・米麹・小麦麹・糖類。
原産国:大韓民国。輸入者及び引取先:CJジャパン(株)。販売元:サッポロビール(株)。
炭酸が効いていて、軽やかで飲みやすいので、チューハイ代わりにごくごく飲める。
いまや空前のマッコリブームで、店頭でたくさんの製品を見るようになったが、
これは最も爽やかなタイプだと言える。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月19日
No.3025: すらっと レモネードサワー <期間限定> / アサヒ
すらっと れもねーどさわー <きかんげんてい> / あさひ
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一昨日1月17日発売、アサヒ・すらっとの期間限定「レモネードサワー」。
レモネードなのに缶が青色というのが面白いが、通年商品の すっきりレモン が黄色だから
区別するためだろう。
グラスに注いだ液色は、軽く白濁し、果粒が浮遊している。
蜂蜜の甘そうな香りがふんわりと漂い、レモン香とうまく調和している。
味は、しっかりしたレモンの酸味を、蜂蜜のやさしい甘さが包んでいる感じ。
甘いと言っても蜂蜜なので、さらっと爽やかである。
飲み込んだ後の口中には、結構酸味が残っている。
果汁1%。アルコール分3%。
原材料:アルコール、レモン果汁、果粒、はちみつ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、ステビア、スクラロース)。
2012年1月〜3月までの出荷予定
レモン果汁にはちみつを加えた、やさしい甘さのレモネードサワーです。
度数が低いだけでなく、味わいそのものがまるでソフトドリンクのようなチューハイ。
アルコールが苦手な今どきの若者に十分アピールする。
これはぜひ定番化して欲しい商品。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月20日
No.3026: カロリ。マンゴー / サントリー
かろり。まんごー / さんとりー
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1月17日に全種がリニューアルしたカロリ。
全6種のうち、既にレモンとグレープフルーツをレビュー済。
今日飲むのは、このたび新たに定番化(通期商品化)した「マンゴー」である。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りは柔らかでシンプルなマンゴー香。混じりけのない感じで、甘さはそんなに強くなさそう。
実際の味も、マンゴーの味わいはきっちりとありながら、甘味は抑えられ、スッキリ系。
後味には苦味すら残る。
アルコール分3%。果汁1.0%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:マンゴー、スピリッツ、食物繊維、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ぎゅっと搾った果実のおいしさを純水で仕上げたフルーティ&すっきりのチューハイです。
通年販売のマンゴー味チューハイというのは珍しいが、どうしても甘ったるくなりがちだから、
毎日飲みたいと思う人が少ないからだろう。だが、これならくどくはないので、
毎日飲んでもいいと思う人は結構いるに違いない。
定番化するからには、かなり自信があるのだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月21日
No.3027: カロリ。白桃 / サントリー
かろり。はくとう / さんとりー
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1月17日に全種がリニューアルしたカロリ。
全6種のうち、既にレモン、グレープフルーツ、
マンゴーと3種をレビュー済。
今日は4本目として「白桃」を。
グラスに注いだ色は、ほのかに白濁。
香りは、とてもやさしい白桃香。そんなに甘くはなさそう。
味わいは香りの印象どおり非常に軽やかで、炭酸の柔らかな刺激とともに、
やさしい口当たり。
甘味料特有の甘さが少し口中に残るものの、うまく処理されている印象。
アルコール分3%。果汁3.1%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:もも、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、増粘多糖類。
ぎゅっと搾った果実のおいしさを純水で仕上げたフルーティ&すっきりのチューハイです。
桃の甘さを活かしつつ、くどくならないように仕上げている。女性受けのよさそうな1本。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月22日
No.3028: カロリ。巨峰 / サントリー
かろり。きょほう / さんとりー
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1月17日に全種がリニューアルしたカロリ。
全6種のうち、既にレモン、グレープフルーツ、
マンゴー、白桃と4種をレビュー済。
今日は5本目として「巨峰」を。
グラスに注いだ色は、紫というよりは、ごく淡いピンク。
ころっと甘そうなぶどう香。かなり濃いイメージ。
ところが味わいはかなり軽快。甘いけれども甘ったるくなく、さらっとした口当たり。
後味も比較的すっきりとしている。
アルコール分3%。果汁2.0%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:巨峰、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ぶどう果皮色素。
ぎゅっと搾った果実のおいしさを純水で仕上げたフルーティ&すっきりのチューハイです。
巨峰らしい甘さを持ちながら、軽快な味わいのチューハイ。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月23日
No.3029: カロリ。アセロラ / サントリー
かろり。あせろら / さんとりー
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1月17日に全種がリニューアルしたカロリ。
これまでレモン、グレープフルーツ、
マンゴー、白桃、巨峰と5種を掲載。
この「アセロラ」で最後となる。
グラスに注いだ色は、ごく淡いゴールド。ほぼ無色と言ってもいいのだが。
キュンと酸っぱそうなアセロラ香。シンプルである。
味もアセロラ特有の強い酸味が特徴。甘味は抑えられ、非常にシャープな味わい。
後味もキリッとしている。
アルコール分3%。果汁1.4%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。ニチレイアセロラ果汁使用。
原材料名:アセロラ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
ぎゅっと搾った果実のおいしさを純水で仕上げたフルーティ&すっきりのチューハイです。
シンプルな味わいで飲み飽きしない。休日のランチタイムのお供にも良さそう。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月24日
No.3030: 焼酎ハイボール すだち <限定生産> / 宝酒造
しょうちゅうはいぼーる すだち <げんていせいさん> / たからしゅぞう
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本日1月24日発売の焼酎ハイボール、限定生産の「すだち」。
毎年この時期に登場していて、2008年からなのでもう5年目になる。
グラスに注いだ色は、ほんのり淡いイエローグリーン。あるいはゴールドか。
緑っぽく、抑制の効いた柑橘香。おとなしいジューシー感。
味は焼酎ハイボールらしく、シャープな口当たりながら、
適度な酸味、果実感が、強いアルコールを引き立てる。飲み飽きしないスッキリ感。
アルコール分7%。果汁0.5%。甘味料ゼロ。糖質80%オフ。
原材料:焼酎、すだち果汁、レモン果汁、糖類、酸味料、香料、
カラメル色素。
昨年の製品と、中身は変わっていないようである。
後日記:果汁が1%から0.5%に変わっていた。全然気づかなかったが。
焼酎ハイボールは、缶チューハイの1ブランドというよりは、もうお酒の1つのジャンルとして確立している。
そう思わざるを得ないくらい、最近の缶チューハイはフルーティー+低アルコール+低カロリーというキャラクター
のオンパレードなのだ。
硬派なチューハイは、オジサン専用と思われがちだが、若い女性の中にも、実は最近のジュースっぽいチューハイが
嫌いな人は多い。そういう層がコンビニ等で買いやすいような、かわいいパッケージのものを出してみても、
面白いかもしれませんね(→タカラさん)。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月25日
No.3031: 麦とホップ / サッポロ
むぎとほっぷ / さっぽろ
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麦とホップが新しくなった。
発売日は本日1月25日ということになっているが、私の知るかぎり、数日前から店頭に並んでいる。
グラスに注ぐと、泡が非常にクリーミーであり、泡持ちもとても良い。液色は淡い黄金色。
清々しいホップと、サッポロらしいしっかりと麦を感じさせる香り。臭みなどはない。
味はずっしり重い苦味と、じんわりとした旨みが感じられる。かなりパワフル。
新ジャンル特有の妙な雑穀臭などはない。口に含んでいる時に、
若干ミルクっぽい、甘いニュアンスが少しだけ感じられる程度。
飲み込んだ後には、苦味の塊が口中に残っている感じ。
アルコール分5%。協働契約栽培100%。長期熟成製法。
原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)。
サッポロ社のサイトには、次のような説明がある。
原材料の発泡酒に「チェコ産ファインアロマホップ」を一部使用したことで、より雑味のない「あと味」を実現。
「あと味」は新ジャンルを普段飲まれているお客様の大きな未充足ニーズの一つであり、
これを向上させることにより「ますますビールと間違えるほどのうまさ」を実現した。
こういう説明って、時にかなり大げさだったり、あまり説明通りの変化が感じられなかったりするものだが、
今回は非常によくわかる、説明通りの変化だと思う。いや、説明文以上の大きなインパクトだ。
新ジャンルの中では、既に最もビールに近いテイストだったこの製品も、これまでの唯一の弱点が、
飲み込んだ後の妙にクリーミーな後味(バニラっぽい、不自然な甘さ。但し、そんなに強くはなかった)。
それが大幅に削減され、清々しい苦味のほうが強くなった。この変化は、特筆すべきもの。
ただ、ここまで高いレベルに到達したから、あえて粗探しをすると、口に含んで飲み込む前のいわゆる"含み香"に、
まだそのバニラっぽい甘さが残っている。そして、グラスに注いだあと時間が経ち温度が上がってくると、
少し臭みが出てくる。これらをなくすことができたら、ビールとの違いはまったくわからなくなるだろう。
いや、現在の状態でも既に大多数の人にはビールとの違いはわからないはず。
改めて、この製品が新ジャンルでは品質的にぶっちぎりNo.1であることを、見せつけられた。
素晴らしいのひとこと。
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新ジャンル |
2012年1月26日
No.3032: 極搾り グレープフルーツチューハイ / 三幸食品工業
きわしぼり ぐれーぷふるーつちゅーはい / さんこうしょくひんこうぎょう
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いつ買ったのか忘れてしまったくらい、ずっと冷蔵庫の奥に眠っていたもの。
確か、百均店 LAWSON STORE 100 で売られていたものだったと思う。
グラスに注いだ色は、黄色く濁っている。いかにも果汁分が多そう。
香りは、極めてジューシーだが、かなりわざとらしい感じのグレープフルーツ香。芳香剤的。
味は非常に酸が強く、飲み込む時、むせてしまいそうなくらい。炭酸のピリピリ感も強い。
飲み進めるほどに、酸味の強さが口中に蓄積されてゆく。
アルコール分6%。果汁30%。原材料:グレープフルーツ果汁、醸造アルコール、糖類、食塩、酸味料、香料。
これだけ豊富に果汁が入って、105円ならもう言うことはない。香料バリバリだっていいじゃないかと思えてしまう。
それにしてもこの商品名&缶デザインは、どうだろう。明らかに、昔メルシャンから出ていた頃の
本搾りチューハイ にそっくり。
私がこれを買った時、このグレフルしかなかったが、レモンなどもあったら買ってみたい。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月27日
No.3033: 果汁50%のチューハイ りんご / 三幸食品工業
かじゅう50ぱーせんとのちゅーはい りんご / さんこうしょくひんこうぎょう
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昨日に引き続き、広島の三幸食品工業が製造したチューハイ。確かこれも同じ百均店でみつけたものだ。
グラスに注いだ色は、濃いめのゴールド。りんご果汁の色。
香りは、深みのあるりんご香。ジューサーで搾ったばかりのりんごのような、生っぽい香りと、
はちみつのような甘い香りを感じる。
味も香りの印象どおり、甘味が非常に強く、果汁の味わいたっぷり。とてもお酒と思えない。
ただ、甘味が果実由来のものだけでなく、甘味料が使われているので、不自然なくらいの甘さ。
そこがちょっとくどい感じだ。
アルコール分4%。果汁50%。原材料:りんご果汁、醸造アルコール、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
昨日の製品は果汁30%だったが、こちらは50%。つまり、タカラおいしいチューハイシリーズと一緒。
でも味わいは、おいしいチューハイのようなナチュラルな感じではまったくない。せっかくの高果汁なのに、
妙に味をつくりすぎ。果汁のナチュラルな味を活かすということが、いかにたいへんなのかがわかる。
安く上げようと思ったら、こうやって香料や甘味料を入れて、ごまかしてしまえということなのか。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月28日
No.3034: 角瓶ハイボール 濃いめ <限定復刻版> / サントリー
かくびんはいぼーる こいめ <げんていふっこくばん> / さんとりー
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1月18日に、セブンイレブン限定で発売された商品。
映画「Always三丁目の夕日'64」とのコラボレーション商品の一つとのこと。
私は事前に情報収集できておらず、先日店頭で偶然遭遇して知った次第。
グラスに注いだ色は、この手のハイボール商品にしては、かなりしっかりめ。
炭酸の気泡は、大粒。
軽快なモルト香に、抑制の効いたグレーンがバランスよく合わさった、
あの角瓶そのままの香り。
口当たりは、炭酸の強い刺激と、豊かなアルコール感がグッとくる。
芳醇な飲みごたえであり、レモンなどの香り付けもされていないので、
軽い缶入りハイボールでは物足りないと感じていた人に、勧められる。
アルコール分9%。原材料名:モルト、グレーン。
昭和時代にサントリーバーで飲まれていた角瓶ハイボールの味わいを再現しました。
アルコール度数9%の濃いめの味わいが特長のハイボールです。
缶デザインもレトロで、なんともおしゃれ。一目で角瓶とわかる。限定と言わず、ずっと売ってほしいものだ。
通常売られている「角ハイボール」
(=トリスハイボールの登場で、影が薄くなってしまった)は、
度数7%でレモン風味の効いた軽やかなものだが、それとは一線を画する製品。
そもそも角瓶ハイボールなる製品は、角ハイボールの登場よりも前に存在していて、
レモン風味などは付いていない度数7%のものだった。それを濃くしたのが、今回の製品ということだろう。
売り切れないうちに、また買っておこうと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月29日
No.3035: ジョッキ生 / サントリー
じょっきなま / さんとりー
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ジョッキ生が12月下旬製造分から新しくなっている。
最近ではどこにでも売っているという状況ではないが、細々と続いているようだ。
グラスに注いだ色は、淡い黄金色。
泡は当初勢いよく盛り上がり、きめも細かい。泡持ちはほどほど。
香りを嗅ぐと、臭みはだいぶ弱くなったとはいえ、
やはり以前の製品と同じく、薬っぽいアルコール臭がする。
口当たりは比較的すっきりとはしているものの、雑穀的臭みと、ほんのりアルコールの甘さがある。
ただ、苦味がかなり強いのが救いではある。
アルコール分5%。原材料:ホップ、コーン、糖類、醸造アルコール、食物繊維、酵母エキス、
コーンたんぱく分解物、香料、酸味料、カラメル色素、クエン酸K、甘味料(アセスルファムK)。
今や品質が相当に向上した新ジャンルも多い中、この製品の進歩は正直言って今ひとつ。
これを積極的に選ぶべき理由が見当たらない。
アッコさんの登場するジョッキ生のCMは個人的に好きなので、もうちょっと頑張ってもらいたいものだ。
いや、いっそのことこれをやめて、金麦1本に注力した方がいいのかも。
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新ジャンル |
2012年1月30日
No.3036: 直搾り [日本の農園から] 青森産青りんご <限定出荷> / 宝酒造
じかしぼり [にほんののうえんから] あおもりさんあおりんご <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
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明日1月31日が発売日となっている直搾り [日本の農園から] シリーズの2種。
今日はまず「青森産青りんご」のほうから。
グラスに注いだ液色は、やや濁りがあり、かすかに黄色っぽく色づいている。
香りは生っぽいりんご香。ジューシーな感じだ。
口当たりはすっきりとし、酸味が効いて、甘さは抑えられている。
一般に、青りんごチューハイといっても、普通の(赤い)りんごとどこが違うのか?といった製品も多い中、
これは明確に青りんごを感じさせる。そんなシャープな香味。
後味も非常にすっきりと、キレがよい。
アルコール分5%。果汁3%。
原材料:りんご果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
日本各地の果実を厳選した「直搾り」日本の農園からシリーズ。
青森産青りんごをあらかじめ細かく砕いてから、丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
甘さが非常に弱いのに、適度にジューシー感がある。実に直搾りらしい味わいに仕上がっている。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年1月31日
No.3037: カクテルパートナー フワリッチ 桃のカクテル <春限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー ふわりっち もものかくてる <はるげんてい> / あさひ
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本日1月31日が発売日となっているカクテルパートナーの春限定缶2種。
今日飲むのは、一昨年から続き3年目となる「桃のカクテル」。
但し、フワリッチシリーズとなってからは初めてであり、昨年までとは少し中身が変わっている。
グラスに注いだ色は、透明感のある淡いピンク。春らしい。
ふんわり甘い桃の香りが基本だが、アプリコットが混じり、少しパンチがある。
味は桃のやさしい甘さにアプリコットのコクがプラスされている。さらにグレープフルーツパルプ入りだから、
シャープな酸も効いている。
果汁1.5%、アルコール分4%。
原材料:アプリコットリキュール、もも果汁、あんず果汁、
グレープフルーツパルプ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、アントシアニン色素。
まるごと搾った果汁にグレープフルーツパルプを加えることにより、フルーティーなジューシーカクテルに
仕上げました。
原材料を見る限り、グレープフルーツパルプが加わった以外は、昨年の製品
と基本的に変わらないようだ。だが、その微妙な変化が、味わいに立体感を与えているように思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年2月1日
No.3038: アサヒ・オリオンいちばん桜 <沖縄発季節限定生ビール> / オリオン(アサヒ)
あさひ・おりおんいちばんざくら <おきなわはつきせつげんていなまびーる> / おりおん(あさひ)
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今年で4シーズンめを迎える「アサヒオリオンいちばん桜」。今年の発売日は、昨日1月31日であった。
中身は変わっていないとは思うが、年に1度のことであるし、丁寧にレビューしたい。
グラスに注いだ色は、しっかりめの黄金色。オリオンビールなのにこの色?と思うくらい、しっかり。
泡はきめ細かく力があるが、泡持ちはほどほど。
香りは軽快だが、じんわりとした旨みを彷彿とさせる。
口に含むと、苦味が結構強い。クリアで適度な飲み応え。
アルコール分5%。麦芽100%。原材料:麦芽、ホップ。醸造元:オリオンビール(株)、販売元:アサヒビール(株)。
なお、缶には、次のような説明文がある。
沖縄では正月を過ぎると緋寒桜(ひかんざくら)の鮮やかなピンクの花々が次々と色づき始め、春の訪れを告げます。
そんな華やかな季節にふさわしい
『贅沢なコクと香り』の麦芽100%ビールが、沖縄から届きました。
一昨日から探しているが、今のところ取り扱い店舗はそんなに多くない。
だんだんと出回ってくるのだろうか。
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ビール |
2012年2月2日
No.3039: 直搾り [日本の農園から] 愛媛産黄金柑 <限定出荷> / 宝酒造
じかしぼり [にほんののうえんから] えひめさんおうごんかん <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
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1月31日に発売された直搾り [日本の農園から] シリーズの2種。
先日既に 青森産青りんご をレビュー済。今日はもう一方の「愛媛産黄金柑」を。
グラスに注いだ液色は、やや黄色っぽく、濁りがある。
香りはシャープな柑橘香。酸味が強そうである。
口当たりもキリッと酸味が強く、適度にジューシー。
甘さは控えめである。
私は黄金柑そのものを何度か食べたことがあるが、もうちょっと甘味が強かった記憶がある。
このチューハイには、レモンも使われているからシャープなのだろう。
しかし、黄金柑も基本的には爽やかな甘酸っぱさが特徴であり、良く表現されているように思う。
後味もキリッとしており、このフレーバーはチューハイ向きといえる。
アルコール分5%。果汁1%。
原材料:果汁(黄金柑、みかん、レモン)、焼酎、糖類、香料、酸味料。
ゴールデンオレンジとも呼ばれる黄金柑は、爽やかな酸味が特徴の希少価値の高い柑橘フルーツです。
日本各地の果実を厳選した「直搾り」日本の農園からシリーズ。
愛媛産黄金柑の果肉をまるごと搾ったストレート混濁果汁を使用(黄金柑果汁0.5%使用)。
最初発売を知ったとき、昨年もあった 黄金桃 と勘違いしていたが、黄金柑はこれが初めてである。
直搾り初というより、当サイトで私が把握している限りにおいて、黄金柑のチューハイは初である。
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チューハイ・カクテル等 |
2012年2月3日
No.3040: カクテルパートナー フワリッチ すっきり梅酒のカクテル <春限定> / アサヒ
かくてるぱーとなー ふわりっち すっきりうめしゅのかくてる <はるげんてい> / あさひ
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本日1月31日が発売日となっているカクテルパートナーの春限定缶2種。
既に先日 桃のカクテル をレビュー済。今日はもう一方の「すっきり梅酒のカクテル」を。
グラスに注いだ色は、ごく淡いゴールド。フワリッチ特有のグレープフルーツパルプが液中を浮遊している。
香りを嗅ぐと、確かに梅酒だが、りんごも強く、拮抗している。
口当たりは酸味が効いてさっぱり。梅酒は非常に軽妙で、名前の通りすっきりとしている。
別に甘味が特別弱いわけではないのだが、飲み込んだ後に甘さがまとわりつくことがない。
果汁0.5%、アルコール分4%。
原材料:ウォッカ、梅酒、りんご果汁、グレープフルーツパルプ、うめ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素。
まるごと搾った果汁にグレープフルーツパルプを加えることにより、フルーティーなジューシーカクテルに
仕上げました。
梅酒を使った製品は、一般にすっきりしない味わいのものが多い。だからこそこの製品は、
わざわざ「すっきり」の文字を入れ、特徴を謳っているのだろう。りんご風味が良い役割を演じている。
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チューハイ・カクテル等 |