2013年5月5日[1]
No.3661: すらっと アロエ & ホワイトサワー / アサヒ
すらっと あろえ あんど ほわいとさわー / あさひ
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アサヒ「すらっと」が新しくなっている。
この「アロエ&ホワイトサワー」は、
2月26日に発売されたもので、以前は 乳性サワー&つぶつぶアロエ という名前だった。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い白。ややグレーがかっている。
爽やかな乳酸菌飲料の香り。カルピスよりも軽やかな感じ。
口当たりもとても軽快。甘さは抑えられ、酸味も適度。薄いとも言える味の設定。
アロエの粒がたくさん入っていて、さくさくとした食感。
甘味料特有の甘さが、若干後味として残る。
アルコール分3%。
原材料:ヨーグルトリキュール、アロエベラ(葉肉部位使用)、乳清ミネラル、
糖類、酸味料、安定剤(大豆多糖類)、香料、
甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)、
乳化剤、(原料の一部に乳成分を含む)。
つぶつぶアロエ入りで甘酸っぱい、さわやかなホワイトサワーです。
アロエ果肉に見えるすじは葉脈です。糖質70%オフ(当社フルーツチューハイ平均値比)。
乳成分やアロエ由来の成分が浮遊または沈殿することがありますが、品質には問題ありません。
正直なところ、従来品との味わいの違いをそんなに感じないのだが、
新たにヨーグルトリキュールが採用されている。より本格的な味わいを目指したということか。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月5日[2]
No.3662: プライムドラフト アルコールフリー / THE HITE(韓国産ビール風味炭酸飲料)
ぷらいむどらふと あるこーるふりー / ざ・はいと
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プライムドラフトは韓国の大手ビールメーカー THE HITE のブランドで、
スーパーなどの安売り商品としてよく見る。これは、そのノンアルコールである。
昨年入手し、冷蔵庫にしまったままであったが、そろそろ飲もうということに。
グラスに注いだ液色は、しっかりした黄金色。
泡は当初力強く盛り上がるが、すぐに減衰。
香りは、酸化したビールのような臭みがありながらも、爽快なホップ香も感じられる。
口当たりもクリア。苦味は適度で、ビールっぽい味わいも感じられ、かなりナチュラル。
甘味料特有の甘さが若干残る感じではあるが、それほど強くはない。
だから、後味も概ね爽やかである。
アルコール分0.00%。原材料名:麦芽・オリゴ糖・酸味料・香料・ホップ・
カラメル色素・調味料(アミノ酸)・酸化防止剤(ビタミンC)・
甘味料(アセスルファムK)。原産国:韓国。輸入者:眞露ジャパン(株)。
販売者:川商フーズ(株)。
これは国産ノンアルコールよりも優秀である。ビール代わりに飲もうという気に十分なる。
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ノンアルコール飲料 |
2013年5月6日[1]
No.3663: ほろよい ラムネサワー <初夏限定> / サントリー
ほろよい らむねさわー <しょかげんてい> / さんとりー
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度数3%のサントリー「ほろよい」から初夏限定「ラムネサワー」が登場。
発売日は、明日5月7日である。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
香りは、非常に軽やかなラムネ香。かなり本物っぽい。
口当たりも軽快。アルコール感がほとんどなく、
まさにラムネのような味わいだが、炭酸が弱い点は、本物のラムネとは違う。
もちろんこれは、ほろよいの最大の特徴であるやさしい口当たりのために、
あえてガス圧を低く設定しているのであろう。
アルコール分3%。
原材料名:スピリッツ、りんご、糖類、酸味料、香料。
心がわくわくするような、なつかしいラムネ味をお楽しみください。
これから暑くなる季節にぴったりの味わい。ほとんどアルコール感がないから、
ゴクゴク飲める。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月6日[2]
No.3664: すらっと 白桃サワー / アサヒ
すらっと はくとうさわー / あさひ
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アサヒ「すらっと」が新しくなっている。
昨年12月製造分から順次切り替えということだが、
この「白桃サワー」はネーミングとパッケージの変更のみである。
ちなみに従来品は、白桃サワー&つぶつぶグレープフルーツ という商品名であった。
グラスに注いだ色は、やや黄色っぽく濁っており、細かな果肉が浮遊している。
香りは甘くやさしい白桃香。缶詰のように、甘そうである。
口当たりもやはり甘いのだが、少しグレープフルーツの酸味と苦味がプラスされ、
その分だけ引き締まっている。
果汁1%。アルコール分3%。
原材料:アルコール、もも果汁、果粒、糖類、
酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
つぶつぶグレープフルーツ入りで甘酸っぱい、さわやかな白桃サワーです。
糖質70%オフ(当社フルーツチューハイ平均値比)
このシリーズの中心消費者層である若い女性には好まれる味わいだと思う。
従来の製品名は、中身がわかりやすい反面、長くて印象に残らないという欠点もあったので、
シンプルな「白桃サワー」のほうが、覚えやすい。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月7日[1]
No.3665: ショコラビベーレ / エチゴビール
しょこらびべーれ / えちごびーる
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1ヶ月くらい前に賞味期限間近の商品を買って、そのまま忘れていた。
既に期限は過ぎてしまっているので、健全な状態ではないのかもしれないが、
味が変わっていることもなかろうと思い、試してみることにする。
新潟県のエチゴビールがつくる「ショコラビベーレ」という製品。
原材料にカカオが使われた発泡酒である。
グラスに注いだ外観は、コーラ程度の褐色。グラスの向こう側が見える。
泡はカフェオレ色で当初は盛り上がるが、泡持ちはあまり良くない。
香りは、ビターチョコに少し穀物が混じった感じ。たとえて言うと、麦チョコか。
味はほんのりと甘く、柔らかな苦味も伴っている。適度な酸もあって、軽快。
飲み込んだ後に、ビターチョコの風味が口中に残る。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・糖類・カカオビーンズ。
麦芽使用比率50%未満25%以上。
製造者:エチゴビール(株)、新潟市西蒲区松山2。
カカオが使われているわりには軽快で、飲み疲れしない。
この製品は、ビールに認められていない副原料(カカオ)が使われているだけでなく、
麦芽使用比率も3分の2以下なので、正真正銘の発泡酒である。
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発泡酒 |
2013年5月7日[2]
No.3666: ゼロ.ゼロ 0.ZERO(韓国産ビール風味炭酸飲料)/ オアシス(輸入)
ぜろ.ぜろ / おあしす
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いつ入手したのかもうすっきり忘れているが、冷蔵庫の奥にずっと眠っていたもの。
スーパーで購入したノンアルコールビールテイスト飲料。韓国産だ。
最近、我が家に置いてある未レビュー在庫をとにかく減らすべく、
古いものからどんどん飲むように頑張っている。
グラスに注いだ液色は、しっかりした黄金色。
泡は当初力強く盛り上がるが、すぐに減衰。
香りは、典型的なノンアルコール。酸化したビールのような臭み。しょうゆのような匂い。
味はノンアルコール特有の臭みがありながら、苦味がかなりしっかりと感じられる。
要するに味わいをちゃんと出そうとしたことによって、
グッと強い苦味とともに、特有のくせが強調されてしまっている。若干の粉っぽい感じと、酸味も引っかかる。
後味に甘味料の甘味が少し残り、すっきりしない。
アルコール分0.00%。原材料名:麦芽、オリゴ糖、ホップ、酸味料、香料、カラメル色素、
調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
原産国名:韓国。輸入者:オアシス(株)、大阪府吹田市豊津町8-10。
ひと昔前のノンアルコールビールを思い出すアクの強さ。飲みごたえを追求すると、
こうなってしまうのか。
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ノンアルコール飲料 |
2013年5月8日[1]
No.3667: すらっと アイスティーサワー / アサヒ
すらっと あいすてぃーさわー / あさひ
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順次紹介してきたアサヒすらっと(昨年12月製造分からリニューアル)だが、
これが最後の1本。「アイスティーサワー」である。
グラスに注いだ色は、ややくすんだ感じの琥珀。あるいは薄い銅色。オレンジの果粒が液中に浮遊しているのだが、
紅茶に染まって茶色くなっている。
香りは、紅茶の芳醇さとオレンジの酸っぱさがうまく混じり合って、爽やか。
味は軽快で、紅茶感はそんなに強くない。甘さはしっかりとあるので、
紅茶キャンディのよう。アルコール感はほとんどない。
甘味料特有の甘さがやや気になるが、オレンジの酸味がうまく使われているので、くどさはない。
果汁1%。アルコール分3%。
原材料:アルコール、オレンジ果汁、果粒、紅茶、糖類、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)、
甘味料(アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)。
つぶつぶオレンジ入りで甘酸っぱい、さわやかなアイスティーサワーです。
アイスティーサワーにオレンジのつぶつぶを加えた、甘酸っぱくてさわやかな味わいです。
糖質70%オフ(当社フルーツチューハイ平均値比)
紅茶由来の成分によって果肉が着色することがありますが、品質には問題ありません。
この製品は、チューハイというべきか、紅茶カクテルというべきか。
ボーダーにあるような製品。度数が低いので、若者受けは良さそう。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月8日[2]
No.3668: チューハイ テイスト レモン 0.00% / サンガリア
ちゅーはいていすと れもん 0.00ぱーせんと / さんがりあ
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我が家の在庫整理が続く。
サンガリアがつくるノンアルコール「チューハイテイスト」は、レモン、グレープフルーツ、ウメの3種出ている。
今日取り上げるのは、「レモン」である。
グラスに注いだ色は、無色透明。
香りは、キュンと酸っぱそうなレモン香で、かなり化粧品臭いというか、
ガラスクリーナーみたいな匂い。まあ、これはチューハイにもよくありがちな系統の匂いである。
口当たりはすっきりとし、確かに酸はシャープだが、
それほど強烈でもない。
甘味料は使われているはずなのに、甘味がまとわりつく感じもなく、
後味もクリア。チューハイ代わりに飲める。
果汁3%。アルコール分0.00%。シチリア産レモン果汁使用。
原材料名:果糖ぶどう糖液糖、レモン果汁、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
製造者:(株)日本サンガリアベバレッジカンパニー、
大阪市東住吉区中野4-2-13。
この製品は、2010年の発売だったようだが、実はそれ以前に、同じ「チューハイテイスト」という名前で、
度数0.5% の製品が存在していた。
現在のように0.00%の製品がまだ登場していなかった時代であり、1%未満ならば清涼飲料として売られていた。
今や大手各社もアルコール完全ゼロの製品をこぞって出しているので、サンガリアさんなどは相対的に埋もれて
しまっているのが、残念だ。
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ノンアルコール飲料 |
2013年5月9日
No.3669: 生活良好 チューハイ レモン / 富永貿易(AJS P.B.)
くらしりょうこう ちゅーはい れもん / とみながぼうえき(AJS P.B.)
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オール日本スーパーマーケット協会(AJS)のPB「生活良好」のチューハイ。
当サイトでは 3年半ほど前にレビュー しているが、
最近(といってももう何ヶ月か前からだが)缶が新しくなっているのに気づいた。
こういったものはどうしても取り上げるのが後回しになってしまうわけだが、
ようやく順番が回ってきた。
AJSの中心的メンバーである関西スーパー(本部兵庫県)の店舗で購入した。
グラスに注いだ色は、ほぼ透明だが、かすかに白濁しているように見える。
香りはすっきりとしたレモン香で、あまり強くは香らないタイプ。
妙にフレッシュ感を強調したチューハイが多い昨今では、むしろ珍しいとも言える。
口当たりも、とてもしとやか。炭酸の刺激も、酸味も、甘味もすべて控えめ。
だが、アルコール感はわりとしっかりある。
すっきりとした中にも飲みごたえがあり、見かけほどヤワではない。
アルコール分6%。果汁1.0%。
原材料:レモン果汁、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。
製造者:アシードブリュー(株)宇都宮飲料工場、栃木県下野市下石橋561。
販売者:富永貿易(株)、神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。AJS共同開発商品。
旧製品では度数が7%だったので、1%下がっている。
PBは最大公約数的な味にせざるを得ないので、致し方ない変更か。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月10日
No.3670: 生活良好 チューハイ グレープフルーツ / 富永貿易(AJS P.B.)
くらしりょうこう ちゅーはい ぐれーぷふるーつ / とみながぼうえき(AJS P.B.)
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オール日本スーパーマーケット協会(AJS)
のPBである「生活良好」チューハイ。
昨日、新しくなった レモン を取り上げたが、今日は「グレープフルーツ」を。
グラスに注いだ色は、無色透明。いや、微かに黄色っぽいか?と思えなくもない。
香りは、非常に穏やかで控えめなグレフル香。苦味を中心とし、引き締まった印象。
味もすっきりと軽やか。甘さが抑えられ、柔らかな酸味と苦味。
炭酸も弱く、全般的に刺激は弱い。アルコール感はわりとしっかり。
アルコール分6%。果汁4.2%。
原材料:グレープフルーツ果汁、スピリッツ、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
製造者:アシードブリュー(株)宇都宮飲料工場、栃木県下野市下石橋561。
販売者:富永貿易(株)、神戸市中央区御幸通5丁目1番21号。AJS共同開発商品。
なんとこのグレープフルーツは、従来品 から大きく変わってしまった。
度数が4%から6%にアップされた(レモンと同じになった)だけでなく、甘さが抑えられ、
スッキリ感と飲みごたえが両立した。レモンとキャラクターが揃えられたわけで、
PBとして味の統一感が取れたと言える。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月11日
No.3671: カクテルパートナー カシスオレンジ / アサヒ
かくてるぱーとなー かしすおれんじ / あさひ
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アサヒカクテルパートナーが新しくなっている。
中身が変わったのはカシスオレンジ、ソルティードッグ、スクリュードライバーの3種で、3月5日の発売。
他5種(ジントニック、モスコーミュール、バイオレットフィズ、メロン&バニラ、オーシャンブルーフィズ)は
パッケージのみの変更で、1月製造分より順次切り替えということである。
私が見る限り、まだあまり出回ってはおらず、探し出せていないものもある。
発売日からはもうだいぶ経ってしまっているが、入手したものから順次紹介してゆこうということで、
今日は「カシスオレンジ」。
グラスに注いだ色は、やや濁りのある淡いピンク。細かい果肉が液中に浮遊している。
香りは、カシスが強く、柑橘香が寄り添っている。甘味も強そう。
味は香りの印象どおり、甘味が強い。今どきの缶カクテルやチューハイで、ここまで
強い甘味の設定は珍しいと言える。
ただ、柑橘の酸味が効いているので、そんなに甘ったるいわけではない。
果汁3.1%、アルコール分3%。原材料名:カシスリキュール、オレンジ果汁、グレープフルーツパルプ、
カシス果汁、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素、アントシアニン色素。
果実パルプを加えて、ジューシーな果汁感が楽しめるカクテルに仕上げました。
以前の商品名から「フワリッチ」という接頭辞みたいなものが取れて、結局昔の名前に戻った。
しかしパッケージデザインは、リニューアル前の フワリッチ 時代とほとんど変わらない。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月12日
No.3672: 果実の瞬間 国産夏みかん <夏限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん こくさんなつみかん <なつげんてい> / あさひ
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明後日5月14日が発売日となっている果実の瞬間、夏限定缶。
2種あるうち、今日は「国産夏みかん」を。
グラスに注いだ色は、ほぼ透明だが、わずかに黄色っぽく色づいている。
香りは、すっきりと、酸味の強そうな柑橘香。
口当たりもキュンと酸っぱいが、甘味も強め。夏みかんらしい苦味も伴う。
このシリーズらしく、フルーティさのある味わい。
果汁1.2%。アルコール分4%。
原材料:アルコール、なつみかん果汁、糖類、酸味料、香料。
昨年は 九州産夏みかん だったが、今年は単に国産になっている。
味はそんなに変わったとは思えないが、パッケージが昨年の青基調から黄色に変わった。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月13日[1]
No.3673: 澄みきり / キリン
すみきり / きりん
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明日5月14日が発売日となっているキリンの新ジャンル「澄みきり」。
先週から既にCMも投入されており、力の入れ具合が分かる。
グラスに注いだ液色は、しっかりめの黄金色。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、持続する。
香りを嗅ぐと、もう新ジャンルの域を超えている。
ひとことで言うとスーパードライに近いのだが、米などの副原料を使ったドライ系のビールのよう。
本製品には米などは使われてはいないのだが。
口当たりは、キリッとシャープ。苦味が強く、新ジャンル特有の妙な甘さはない。
飲み進めるほどに、舌の奥にギュッと凝縮感ある苦味が蓄積されてゆく。
後キレもとても良い。
新ジャンルっぽいミルキーな感じ(麦とホップなどに特徴的な)がないわけではないが、
苦味がそれをうまくマスクしてくれている。
アルコール分4.5%以上5.5%未満。原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・大麦スピリッツ。
どうせ新ジャンル、とはもう言わせない、圧倒的なクオリティ。名前の通り澄み切った味。
もちろん、ビールのコクとは少し違うが、苦味を強めることで、コクの足りなさを克服している。
言葉は悪いが、あの「のどごし生」を稼ぎ頭として出し続けている同じメーカーの製品とは思えない。
プライドをかなぐり捨て、ビールの王者スーパードライに真っ正面からケンカを売る革命的製品と言える。
この大いなる転換の裏には、悲壮な決意があるのではないか。
この製品の登場によって、もしかするとのどごし生の売上は落ちるかもしれない。
いや、そうなるべきだ。
もちろん、味の系統が違うから、好みの問題とも言えるが、基本的なクオリティが段違いである。
誤解して頂きたくないのだが、べつに私がドライ系ビールが好きで言っているのではないということ。
そもそも当サイトでは好き嫌いをベースに評価はしていない。
新ジャンルでは、どうやったって芳醇なコクを出せるはずはなく、へたに出そうとすれば、
ほぼ悲惨な結果(えぐみだらけの)を招くことは、これまでの製品を見ても明らか。
ということは、ドライに仕上げるのが最適解なのだ。
しかし、完全に澄み切ったドライな味をつくるのもまた至難の業。
それをほぼ達成したことに加え、これまでの企業イメージすら一新してしまうようなこの製品は、
新ジャンルの勢力図を変えてしまうかもしれない。
もしこの製品が早々に失敗し、のどごし生が売れ続けるならば、
新ジャンル消費層には品質を見る目(舌)がまったくないと言わなければならない。
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新ジャンル |
2013年5月13日[2]
No.3674: カロリ。白ぶどう <限定出荷> / サントリー
かろり。しろぶどう <げんていしゅっか> / さんとりー
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明日5月14日が発売日となっている、カロリ。「白ぶどう」。限定品だ。
最近、カロリ。の缶には、柑橘系は「爽やかカロリ。」その他は「味わいカロリ。」と
書かれているが、製品名はあくまでも「カロリ。」である。
グラスに注いだ色は、ほんのりと白濁。
香りは、甘く豊かな白ぶどう香だが、甘口白ワイン(例えばイタリアのアスティなど)のような
上品さがある。
味はたっぷりと甘い。ぶどう味キャンディをなめたかのよう。
やさしい味わいだが、飲み込んだ後に微かに苦味も感じられ、だらけた感じはない。
甘味料特有の甘さが残るが、トータルな味づくりの中で、
不可避な甘味料の使い方と言えるかもしれない。
アルコール分3%。果汁3.0%。カロリー50%オフ。1本あたり77kcal。
原材料名:ぶどう、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、増粘多糖類。
華やかな香りとすっきりとした甘さが楽しめる、限定 <白ぶどう> です。
最近、-196℃の陰に隠れてしまっているかのような「カロリ。」だが、
こうやってしっかりと頑張っている。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月14日
No.3675: 果実の瞬間 青森産青りんご <夏限定> / アサヒ
かじつのしゅんかん あおもりさんあおりんご <なつげんてい> / あさひ
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本日5月14日が発売日となっている果実の瞬間、夏限定缶。
2種あるうち、既に 国産夏みかん をレビュー済。
今日はもう一方の「青森産青りんご」を。
グラスに注いだ色は、微かに濁りのある淡い黄色。
香りは、甘さがそんなに強くはなさそうな、キリッとしたりんご香。
味は、香りの印象よりはしっかりと甘い。ただ、青りんごらしい酸味も
効いているので、甘ったるくはない。ジューシーでありながら、スキッとした味わい。
果汁0.6%。アルコール分4%。
原材料:アルコール、りんご果汁、糖類、酸味料、香料。
昨年 と中身は同じかと思いきや、
果汁含有率が1%から0.6%に下がっている。率で言うと4割減。まあ、元々少ないから
大勢に影響はないのだけれど。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月15日
No.3676: アサヒパナシェ / アサヒ
あさひぱなしぇ / あさひ
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昨日5月14日にコンビニエンスストア限定で発売された「アサヒパナシェ」。
パナシェはビアカクテルの一種で、ビールを同量のレモン炭酸水で割ったもの。
一般名詞だから、あくまでもアサヒパナシェというのが商品名である。
グラスに注いだ色は、非常に淡いイエロー。まさにレモン色とビールのブロンドの中間色と言える。
泡は非常にきめ細かく、当初良く盛り上がるが、あまり持続はしない。
香りは、爽やかなレモン香が少し強く、ビールの香りがその奥に。
ホップが柑橘と混ざって、少しスパイシーな香りを醸し出している。
口当たりは非常にすっきり。ふんわりと甘いが、適度な苦味もある。
香りの印象と同じように、ビール風味が少し後ろに引っ込んでいるので、臭みはない。
それでいて苦いから、後キレも良い。
アルコール分4.5%。
原材料:麦芽、ホップ、大麦、大麦エキス、スターチ、糖類、酵母エキス、
海藻エキス、香料、甘味料(アセスルファムK)。レモンの香りには香料を使用しています。
味わいのバランスの取り方が絶妙で、これなら普段ビールを飲み慣れない若い女性などにも受けがよさそう。
なお、ビアカクテルだから当サイトの分類上「チューハイ・カクテル等」に含めるべきだとは思うが、
酒税法上の分類では「発泡酒」とされているから、当サイトでも「発泡酒」カテゴリーに分類することとする。
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発泡酒 |
2013年5月16日
No.3677: キリンの泡 芳醇アップル&ホップ / キリンビバレッジ
きりんのあわ ほうじゅんあっぷる あんど ほっぷ / きりんびばれっじ
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ノンアルコール炭酸飲料「キリンの泡」が新しくなっている。発売日は、4月23日であった。
グラスに注いだ液色は、ほんのりと淡い麦わら色。スパークリングワインのような外観。
泡はきめ細かいが、ビールのように力があるわけではない。
ただ、従来品 に比べると、泡持ちはかなり良くなった。
香りは、軽快なりんご香。少し、酵母臭のようなものを感じる。
口当たりは適度に甘く、適度にシャープ。
アルコール感がまったくない(ノンアルコールだから当たり前だが)ので、
ただの炭酸飲料と言ってしまえばそれまでだが、
べたつくような甘さはないので、爽やかに飲める。
炭酸飲料。原材料名:果汁(グレープフルーツ、りんご)、
砂糖類(砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、米発酵エキス、酸味料、香料、加工デンプン、炭酸水素Na、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、カラメル色素、苦味料。
キリンの独自技術で米をじっくり発酵させて生まれた、やわらかな甘みをいかした炭酸飲料です。
きめ細やかな泡とともにホップの香りがやさしく広がり、リラックスさせてくれます。
味の変化は感じられなかったが、泡の力強さと持続時間ははっきりと向上した。
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ノンアルコール飲料 |
2013年5月17日
No.3678: アサヒレッドアイ <数量限定> / アサヒ
あさひれっどあい <すうりょうげんてい> / あさひ
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今週火曜5月14日が発売日だった「アサヒレッドアイ」。トマト果汁を使用したビアカクテルである。
実はこの商品、今回が初めての発売ではない。昨年の6月にコンビニエンスストア限定で初登場したのだが、
今回、販路を限定せず全国発売となったものである。但し、今回も数量限定ということであり、
ずっと売り続ける予定ではないようだ。
グラスに注いだ液色は、極めて淡い朱色。トマトジュースをものすごく薄めた感じ。
泡はほんのりとピンク色をしていて、勢いはなく、すぐに減衰する。
香りは、ナチュラルな感じの生臭いトマト香。酸っぱそうである。
味は香りの印象どおり酸味が強いが、トマトジュースのような濃厚さはなく、上澄み的。
ビールっぽさは弱く、非常に爽やかな飲み口。
暑い季節にぴったりな味わい。
アルコール分3.5%。トマト果汁20%。
原材料:麦芽、ホップ、糖類、カラメル色素、トマト果汁、レモン果汁、
酵母エキス、大豆タンパク、香料、野菜色素、酸味料。麦芽使用率25%未満。
麦芽使用率が低いので、ビールベースではなく発泡酒ベースのカクテルということになる。
それゆえ、苦味が柔らかいし、ビールっぽいコクは乏しい。
前回発売時 と中身は同じようである。
今回も、美味しいトマトの入荷するこの時期限定ということなのだろうか。
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発泡酒 |
2013年5月18日
No.3679: SKYY BLUE / サントリー
すかい ぶるー / さんとりー
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ロングセラーのサントリー SKYY BLUE が新しくなった。発売は、4月9日であった。
中身は変わっておらず、パッケージのみのリニューアルとのことである。
グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡は少ないので、炭酸は弱そうである。
この製品は、香りに特長があり、トニックウオーターのような薬草っぽさや柑橘香がある。
口当たりは酸味が強く、シャープである。
味も香草風味と柑橘香が混じり合っている。
更に甘味も強いので、後味はあまりすっきりしない。
アルコール分4%。原材料名:ウオッカ、スピリッツ、グレープフルーツ、
糖類、酸味料、香料。
アメリカで大人気のスカイウオッカを使った、爽やかで新しい味わいのアルコール飲料です。
今回、どのようにパッケージが変わったのかというと、
びんの首の辺りがグラデーションになったことくらいである。だから、
店頭で見ても、従来品 との違いに気づく人は少ないだろう。
2つ並んでいればわかるだろうけれど。
この製品、大々的に宣伝されているわけではないが、ずっと続いているということは、
固定ファンがいるのだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年5月19日
No.3680: おいしいチューハイ パインミックス <期間限定> / 宝酒造
おいしいちゅーはい ぱいんみっくす <きかんげんてい> / たからしゅぞう
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5月14日に発売されたおいしいチューハイ「パインミックス」。
昨年 までは3月の発売だったのだが、今年はちょっと発売時期が遅くなった。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある薄黄色。炭酸の気泡は少ない。非常に細かい繊維質が、液中に浮遊。
香りは、非常にナチュラルなパイン香だが、すっきり系であり、そんなに甘そうではない。
パイン以外の果実は、ほとんど気づかない。
味は、適度な甘さに炭酸のピリピリ感が加わり、軽快。
ぶどうとりんごが入っているだけあって、柔らかな酸味も感じられる。
果汁50%。糖類不使用。アルコール分3%。
原材料:果汁(パイナップル、ぶどう、りんご)、スピリッツ、香料、酸味料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)。
果汁をたっぷり50%使用した贅沢なチューハイです。(パイナップル果汁20%)
昨年までの製品と違うところは、甘味料が使われるようになったこと。
これは、おいしいチューハイすべてに共通の特徴なのだが、私はこれを、
おいしいチューハイの改悪と捉えている。
多くの消費者がすっきりとした甘さを望んでいるという背景があるのだろうけれども。
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チューハイ・カクテル等 |