2013年8月31日
No.3801: すっきり果実のZERO グレープフルーツ / サッポロ
すっきりかじつのぜろ ぐれーぷふるーつ / さっぽろ
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パッケージが新しくなっているサッポロ「すっきり果実のZERO」。
昨日 レモン をレビューしたので、
今日はもう一方の「グレープフルーツ」。
グラスに注いだ液色は、無色透明。
香りは、ガムのように甘いグレフル香。こういう香りのチューハイは多い。
ただ、適度に引き締まっており、甘さと同時に柑橘の皮のような苦そうな香りもある。
口当たりも結構苦い。甘さはかなり抑え込まれ、すっきりとシンプルな味わい。
後味には甘味料特有の甘さが少し残る。
果汁10%未満。アルコール分0.00%。糖類ゼロ。カロリーゼロ。
原材料名:グレープフルーツ果汁、香料、酸味料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、ビタミンC。
かなりチューハイっぽい本格的な味だが、チューハイよりもむしろ甘さは弱いので、
嫌みがない。
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ノンアルコール飲料 |
2013年9月1日
No.3802: スミノフカクテル モヒート / キリン
すみのふかくてる もひーと / きりん
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8月27日に発売されたスミノフカクテル。3種あるうち、まず今日は「モヒート」
を飲みたい。
本来、このシリーズは氷を入れて飲むことを前提としているのだが、
まず味をしっかりみるために、ストレートで飲んでみる。
グラスに注いだ液色は、南の島の海のように美しく淡いエメラルド色。
香りは、ミントの緑っぽい雰囲気が強い。
だからあまり酒臭くはなく、爽やかな印象だ。
味は甘味が強く、アルコール感も豊か。ミント風味が広がる。
適度に酸味も効いているが、やはりストレートでは
甘さが強すぎる。
次に氷を入れてみたのだが、甘さはそんなに変わらない。
温度が下がり、氷が溶けた分だけ軽やかにはなるが、
そんなに薄まった感じはない。しっかりとした味わいが最後まで楽しめる。
アルコール分12%以上13%未満。原材料:酸味料、香料、着色料(青1、黄4)。
原産国:韓国。輸入者:麒麟麦酒(株)。
最近はモヒートブームで、バーのみならず居酒屋などでもメニューにモヒートをみつけることができる。
爽やかな風味が魅力なので、暑い時期にも向いているカクテルだ。
この製品はびんも非常におしゃれで、店頭でも目をひく。今回入手価格は458円で、
200ml入りとしては、決して安いとは言えない。また、売られている店もそんなに多くないのが残念だ。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月2日
No.3803: ゼロハイ シャルドネ / キリン
ぜろはい しゃるどね / きりん
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ノンアルコールチューハイ、キリン ゼロハイ シリーズに「シャルドネ」が仲間入り。
発売日は、8月27日。期間限定とはされておらず、通年商品のようである。
グラスに注いだ液色は、淡いゴールド。やや緑がかっている。炭酸は弱そう。
香りは、白ぶどう味チューハイのそれと酷似しており、本格的。
ふんわりと甘そうで、コクのある香りだ。
味わいも香りの印象どおり。甘さがたっぷりとしているが、
酸も適度に効いている。まさにチューハイからアルコール分を取っただけという味。
ただ、甘味のせいで、後味はすっきりしない。
果汁1%。アルコール分0.00%。
原材料名:糖類(果糖ぶどう糖液糖、水あめ、砂糖)、ぶどう果汁(シャルドネ果汁)、酸味料、香料、苦味料。
シャルドネは、通常白ワインに使われる高級ぶどう品種だが、最近では国産チューハイ、缶カクテル等でよく見かける。
キリン氷結シリーズにも限定品で シャルドネスパークリング というのがある。
当然だが、この製品は非常に味が似ている。
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ノンアルコール飲料 |
2013年9月3日[1]
No.3804: ほろよい カシスとオレンジ / サントリー
ほろよい かしすとおれんじ / さんとりー
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低アルコールで若者を中心に支持されているサントリー^「ほろよい」シリーズに、
新定番「カシスとオレンジ」が登場。発売日は、本日9月3日。
グラスに注いだ液色は、やや濁りのある淡い朱色。
香りは、カシスが際立って濃い印象だが、オレンジの酸っぱそうな香りが混じり合う。
味は甘味が強いが、酸も主張するので、甘ったるいわけではない。
カシスとオレンジが双方主張し合って、強いながらもバランスを取っている。
アルコール感がほとんど感じられず、ゴクゴク飲める。
オレンジ果汁1%。カシス果汁0.2%。アルコール分3%。
原材料名:オレンジ、カシス、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、紅花色素、野菜色素。
カシスとオレンジの甘酸っぱくさわやかな味わいに仕上げました。
やはりサントリーさんのネーミングセンスは抜群である。
単に "カシスオレンジ" と言ってしまうと、カクテルとして既に確固たるイメージがあり、
濃くてアルコール感もそこそこある味わいが想像されてしまう。
ところが、間に "と" を入れただけで、まったく音感が異なり、ほろよいの持つほんわかやわらかい
イメージにとてもマッチする。低アルコールで女性向きという製品特性によくフィットする。
わかりやすさを損なうことなく、たった1文字で新たな情報を付加することに成功した、
素晴らしい商品名だと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月3日[2]
No.3805: スミノフカクテル コスモポリタン / キリン
すみのふかくてる こすもぽりたん / きりん
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8月27日に発売されたスミノフカクテル。3種あるうち、先日既に モヒート
をレビュー済。今日は2種めとして、「コスモポリタン」。
本来、このシリーズは氷を入れて飲むことを前提としているのだが、
まず味をしっかりみるために、ストレートで飲んでみる。
グラスに注いだ液色は、かなり毒々しい染料のような赤。
香りは、オレンジのような柑橘香と、ベリー香。
何のベリーか直ちには分かりづらいが、クランベリーである。
そのわりには、あまり酸っぱそうではないが。
味は当然濃いので甘味が強く、アルコール感が豊か。
甘酸っぱさ満載。
次に氷を入れてみると、少し穏やかにはなるものの、基本的に甘みの強さは変わらない。
温度が低くなった分、少し苦味のようなものが出てくる。
クランベリージュースほど酸っぱくなく、しっかりとしたアルコール感が飲みごたえを与えている。
アルコール分12%以上13%未満。原材料:酸味料、香料、着色料(赤40、カラメル)。
原産国:韓国。輸入者:麒麟麦酒(株)。
200ml入りで、入手価格は458円。微妙な値段設定。298円くらいなら売りやすいだろうに。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月4日[1]
No.3806: 銀座ライオン プレミアム <数量限定> / サッポロ
ぎんざらいおん ぷれみあむ <すうりょうげんてい> / さっぽろ
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2010年に発売され好評を博したサッポロ「銀座ライオン プレミアム」。
今回、3年ぶりに戻ってきた。発売日は本日9月4日で、
3年前と同じくコンビニエンスストア限定商品である。
グラスに注いだ液色は、しっかり濃い黄金色。
泡はややベージュ色で、力強く盛り上がるのだが、泡持ちはほどほど。
香りは実にサッポロらしく、凝縮感の感じられる香り。芳しいハーブ香に、
ほんのりとロースティなニュアンスをまとっている。
味はまず力強い苦味を感じ、じんわりとした旨みが広がる。
とてもジューシーで深みがあり、モルトの旨みが長く続く。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。
創業明治32年、老舗ビアホール銀座ライオンのこだわりがつまった限定プレミアムビール。
麦芽100%、長期熟成による飲みごたえのある味わいをお楽しみください。
ニュースリリースによると、「味わいは前回よりも長期熟成と麦芽量を増加させたことにより
飲みごたえをアップさせ、ほのかな芳ばしさと程よい苦味、しっかりした飲みごたえが特長です。
デザインも飲みごたえアップに合わせゴールドの割合を増やすことで本格感を向上させました。」とのこと。
はっきり言ってそんなに変わったとも思えないのだが、泡持ちが悪くなったのには「あれっ?」と思った。
もうあれから3年経ったなんて思えないのは、私が単に歳を取って時間経過を早く感じるからなのだろうか。
それともこの製品を3年前に飲んだ時のイメージが鮮烈で、そんなに前のことと思えないからだろうか。
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ビール |
2013年9月4日[2]
No.3807: 氷結ストロング ドライライム 糖類ゼロ / キリン
ひょうけつすとろんぐ どらいらいむ とうるいぜろ / きりん
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一昨年、昨年 と
この時期に期間限定商品として出ていた氷結「ドライライム」が、ついに通年商品として帰ってきた。
発売日は、昨日9月3日である。
グラスに注いだ色は、ほぼ無色透明。少しだけくすみがあるように見えるのは果汁だろうか。
香りは、ライムらしい緑っぽい感じがありながらも、いかにも柑橘といったジューシーさがある。
そのあたりが氷結らしい。
口当たりは、酸が強く、キリッとしている。
甘さはほどよく抑えられ、アルコール感は豊かである。
まるでジンライムのように、飲みごたえがある。
アルコール分8%。果汁2.5%。原材料:ライム果汁・ウォッカ・酸味料・香料
・甘味料(アセスルファムK)。
ライムの氷結ストレート果汁を使用した、みずみずしい果汁感としっかりした飲みごたえ。
よく夕方のコンビニなどで、仕事を終えたガテン系の人たちが缶チューハイを買っているのを見るが、
この製品はそういった肉体派の男性陣に特に受けるのではないだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月5日
No.3808: スミノフカクテル カイピロスカ / キリン
すみのふかくてる かいぴろすか / きりん
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8月27日に発売されたスミノフカクテル。3種あるうち、既に モヒート、
コスモポリタン の2種をレビュー済。
残るはこの「カイピロスカ」。
本来、このシリーズは氷を入れて飲むことを前提としているのだが、
まず味をしっかりみるために、ストレートで飲んでみる。
グラスに注いだ液色は、しっかりと白濁。まるでグレープフルーツ果汁のよう。
香りは、ライムが強い。その奥にグレープフルーツみたいな匂いがあるが、通常、カイピロスカには
グレープフルーツは使われない。いずれにせよ、この製品には果汁は入っていないから、
すべて香料である。ウォッカにライム果汁をたくさん入れたイメージなのだろう。
芳香剤のような、薬臭いような匂いである。
味はやはりライムの香味満載で、アルコール感も強く、濃い。
甘味も強い。
次に氷を入れて飲んでみると、甘さを少し感じなくなる分、アルコールの輪郭がはっきりしてくる。
苦味もよく感じられるようになり、キリッとした味わいになる。
アルコール分12%以上13%未満。原材料:酸味料、香料、着色料(青1、黄4)。
原産国:韓国。輸入者:麒麟麦酒(株)。
原材料だけをみると、1本目に飲んだモヒートとまったく同じである。
もちろん、香料の中身がかなり異なるのだろうが、シリーズ3種とも果汁など天然の材料をまったく使わず、
これだけ本物っぽい味わいに仕立てられているのはすごい。
200ml入りで、入手価格は458円。3本で1,374円。その価値があったかどうかというと、
ワインでも買ったほうが良かったような気もする。スミノフ・ウォッカをベースにしたおしゃれなR.T.S.
として、その存在価値は認めるが、値段設定を誤っているのでは?と思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月6日[1]
No.3809: 夏いちばん <夏季限定醸造> / オリオン
なついちばん <かきげんていじょうぞう> / おりおん
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商品名からしてやや季節外れであることがわかるであろう。
この「夏いちばん」は、6月4日に発売されたオリオンビールの夏季限定商品。
発売地域は同社の通常販売エリアである沖縄県及び奄美群島地区。
本州在住の私が入手したのは、(株)沖縄県物産公社の運営する銀座わしたショップである。
グラスに注いだ液色は、オリオンビールにしては珍しく、かなりしっかりめの黄金色。
泡は純白できめ細かく、力強く盛り上がって、持続する。
香りは、清澄なハーブ香に、少し土臭いような穀物香。
アサヒスーパードライみたいな、やや金属的なニュアンスも伴う。
ただ、製造からやや時間が経っているせいか、少し日に当たってしまったような淀みを感じる。
口当たりは軽快だが、しっかりとした苦味がじわっと押し寄せる。
決して重たくはないのだが、ほどほどの華やかさを最後にギュッと収斂性ある苦味が引き締めている。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ、米。
穀物っぽさが際立っているのは、やはりオールモルトではなく米も使われているからだろうか。
そこがまたジャパニーズビアらしさをつくっている要素でもあるのだが。
缶デザインは深い瑠璃色に派手な花火のイラストが配され、
毛筆調の「夏いちばん」の白い文字が印象的。夏の限定商品だということが一目で分かる秀逸なデザイン。
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ビール |
2013年9月6日[2]
No.3810: ごろごろ果肉 パインチューハイ / サンガリア
ごろごろかにく ぱいんちゅーはい / さんがりあ
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昨年夏にLAWSONで初めて発見し、レビューしているサンガリア「ごろごろ果肉パインチューハイ」
を、今年も入手した。買ったのは先月だったが、どうせ昨年と同じものだろうと思い、
後回しになっていた。
グラスに注ぐと、角切りのパイン果肉がたくさん入っている。
液色はいかにもパイン果汁といった感じに白濁。
香りは、パイン缶詰のように、非常に甘く、ナチュラル。
味は香りの印象どおりたっぷりとした甘さ。生っぽいパインの味わい。
アルコール感はほんのり。
アルコール分3%。果汁1%。カッティングパイン果肉使用。
原材料:果粒、パインアップル果汁、醸造アルコール、糖類、酸味料、安定剤(増粘多糖類)香料。
製造者:(株)日本サンガリアベバレッジカンパニー、大阪市東住吉区中野4-2-13。
やはり中身は 昨年のもの と変わっていないようである。
ちょっと缶デザインは変わっているようだが。
チューハイというより、缶詰の中にアルコールを入れてしまった感じ。どうせならパイン単体ではなく、
りんごとかオレンジとか桃とかメロンとか他のフルーツをたくさん入れてみたら
面白いんじゃないだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月7日
No.3811: まる搾り果実 ピーチ / 巨林ジャパン(輸入)
まるしぼりかじつ ぴーち / きょりんじゃぱん
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先週から突如としてLAWSON店頭に並び出した「まる搾り果実」
という名の缶入りビアカクテル。
実はpontaポイントで商品と引き換えることのできる「お試し引換券」
対象商品(しかもたった20ポイント!)に今月3日からなっていたためで、
私はそれに気づかず、うっかり普通に買ってしまった。ポイントたくさん残ってるのに。
製造は台湾で、神戸の巨林ジャパンという会社が輸入者となっている。
グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄金色。泡は当初盛り上がるが、極めて粗く、
すぐに減衰。
非常に甘い桃の香りがして、ほんとにビアカクテル?と思うのだが、
よく嗅ぐと、ベースにビールっぽい匂いがある。そしてなぜか、スパークリングワインのような
発酵臭のようなものも感じられる。
口当たりは非常に甘い。炭酸の刺激は弱い。ビールがベースというより、桃果汁の中にビールを入れたよう。
飲み込んで鼻から息を抜くと、ビールっぽい香味が感じられる。苦味はマイルド。
後味にも甘さが残る。
アルコール分3%。果汁5%。
原材料名:発泡酒、スピリッツ、果汁。原産国:台湾。
輸入者及び引取先:(株)巨林ジャパン、神戸市中央区二宮町1丁目9-11。
柔らかく飲みやすいが、甘い酒が得意でない人には厳しいかも。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月8日[1]
No.3812: キリンラガービール もみじ缶 / キリン
きりんらがーびーる もみじかん / きりん
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一昨年からこの時季に出るようになった、キリンラガービールの「もみじ缶」。
著名なアートディレクター佐藤可士和氏によるイラストであるが、
今年は8月中旬製造品から順次出荷開始となっている。
中身はもちろん通常のキリンラガーなので、レビューは簡単に。
グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡は純白で、泡持ちは悪くない。
みずみずしいが大人しいホップ香。
派手さはなく、苦味の強い、引き締まった味わい。
アルコール分5%。原材料:麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ。
昨年 の缶と見比べると、どうやらまったく同じイラストのようである。
一昨年 は違ったのだが。
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ビール |
2013年9月8日[2]
No.3813: TOPVALU バーリアル ドライフリー / イオン
とっぷばりゅ ばーりある どらいふりー / いおん
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この製品、おそらくもうつくられていない。昨年秋くらいに発売されて、早々と店頭から姿を消している。
買ってからずっと冷蔵庫の奥に眠っていたが、賞味期限が近づいてきているので、慌てて飲むことにした。
グラスに注いだ色は、かなりしっかりめの黄金色。泡には、ほとんど力が無く、すぐさま消える。
香りはビールテイスト飲料にありがちな、甘くない飴のような、酸化したビールのような匂いがあるが、
そんなに強くはない。
味は非常にクリア。悪く言うと水っぽいが、臭みが弱い部類なので、すいすい飲める。
アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖質ゼロ。
原材料名:糖類(水あめ)、食物繊維(ポリデキストロース)、香料、カラメル色素、
酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料、酸味料。
販売者:イオン(株)。
この製品はまったく麦芽が使われていない。それなのに、ちゃんとビアテイストに仕上がっている。
すっきり飲みやすいが、人気が出なかったのだろうか。
現在ではノンアルコールは 3つのフリー だけになっているようだが、
あちらはちゃんと麦芽が用いられている。
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ノンアルコール飲料 |
2013年9月9日[1]
No.3814: ハイリキ ザ・スペシャル ブラジリアンオレンジ / アサヒ
はいりき ざ・すぺしゃる ぶらじりあんおれんじ / あさひ
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ハイリキ ザ・スペシャル から新フレーバー「ブラジリアンオレンジ」が登場。
発売日は、明日9月10日。季節限定品などではなく、通年商品のようである。
グラスに注いだ色は、かなり薄い黄色。
香りは、甘味の強そうなオレンジ香だが、無果汁のオレンジドリンクのように、
コクのない感じ。
口当たりは、見た目の印象よりはかなり重たい。甘味が強く、
アルコール感が豊かで、なおかつ酸味もきっちりある。この酸っぱさの正体は、
オレンジと一緒に入っているレモンとグレープフルーツだ。つまり、
3つの果汁が使われていることから、この製品の甘さと酸っぱさが出来上がっている。
アルコール分7%。果汁2.3%。
原材料:ウォッカ、オレンジ果汁、レモン果汁、グレープフルーツ果汁、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、
ベニバナ色素、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
度数7%ということで、シリーズの中では レモン と一緒。
グレープフルーツ と カシスオレンジ は
9%だから、こちらは弱い組である。
とはいえ、最近の低アルコールブームの中では、7%といえども度数は高いほう。
甘くて強いチューハイに対して、どれほどのニーズがあるのか分からないが、
サントリー-196℃ストロングゼロや、キリン氷結ストロングなどと並んで、一つのカテゴリーを形成していることは確かだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月9日[2]
No.3815: チューハイテイスト グレープフルーツ 0.00% / サンガリア
ちゅーはいていすと ぐれーぷふるーつ 0.00ぱーせんと / さんがりあ
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もうどれだけ前に入手したのかすっかり忘れていた、サンガリア・チューハイテイスト「グレープフルーツ」。
同シリーズはレモン、グレープフルーツ、ウメと3種出ており、当サイトでは
以前に レモン のみ取り上げている。
グラスに注いだ液色は、やや黄色っぽく濁りあり。
香りは、苦味の強そうなグレープフルーツ香で、よくチューハイにありがちな、
ガムのような甘いニュアンスは弱い。
口当たりも比較的シャープ。苦味を中心に味が構成されていて、甘ったるさはない。
酸味も効いていて、後味に甘味料特有の甘さもほとんど残らない。
果汁10%未満。アルコール分0.00%。地中海産グレープフルーツ果汁使用。
原材料名:グレープフルーツ果汁、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK)。
製造者:(株)日本サンガリアベバレッジカンパニー、
大阪市東住吉区中野4-2-13。
この製品は、2010年の発売だったようだが、実はそれ以前に、同じ「チューハイテイスト」という名前で、
度数0.5% の製品が存在していた。
当時は1%未満ならば堂々と清涼飲料として売られていたのだ。
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ノンアルコール飲料 |
2013年9月10日
No.3816: 直搾り 世界のフルーツ便 ニュージーランド産ゴールドキウイ <限定出荷> / 宝酒造
じかしぼり せかいのふるーつびん にゅーじーらんどさんごーるどきうい <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
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本日9月10日発売の直搾り・世界のフルーツ便の期間限定「ニュージーランド産ゴールドキウイ」。
今年で3年目となる商品だ。
なお、ゴールドキウイ自体は、世界のフルーツ便シリーズ登場以前の直搾りで、2008年から存在している。
グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だが、かすかに黄色っぽく濁っている。
香りは適度に甘そうなキウイ香で、やや生臭い感じを伴っている。
口当たりは非常にクリア。薄いと言ってもいい。甘さは抑え込まれ、適度にジューシー。
甘味よりもすっきりとした酸味が目立ち、後味も概ねすっきり。
アルコール分5%。果汁1%。
原材料:キウイ果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
世界各地から厳選した果実を使用した限定出荷の「直搾り」世界のフルーツ便シリーズ。
ニュージーランド産ゴールドキウイをまるごと裏ごしして搾ったストレート混濁果汁を使用。
昨年 までと中身は変わっていないようである。
キウイ味チューハイはもっと濃厚なものが多いが、この製品は非常にクリアで軽やか。
さすが直搾りである。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月11日
No.3817: 直搾り 日本の農園から 長野産黄金桃 <限定出荷> / 宝酒造
じかしぼり にほんののうえんから ながのさんおうごんとう <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
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昨日9月10日発売の直搾り ・日本の農園からシリーズの期間限定「長野産黄金桃」。
昨日レビューしたニュージーランド産ゴールドキウイと同じく、今年で3年目となる商品だ。
グラスに注いだ液色は、やや黄色っぽく濁りあり。
桃の柔らかく甘い香り。直搾りにしては、かなり甘そうな雰囲気を湛えている。
しかし、味は香りの印象ほど甘味が強くなく、味わいは軽やか。
酸味が効き、シャープな飲みごこち。飲み込んだ後に、桃特有の少し生臭い感じが残る。
アルコール分4%。果汁3%。
原材料:黄金桃果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
黄金桃は川中島白桃から派生したとされる黄金色の外観が美しく希少価値の高い品種です。
日本各地の果実を厳選した「直搾り」日本の農園からシリーズ。
長野産黄金桃の種をとり除いてから、果肉を丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
一昨年、昨年 と中身は変わっていないようである。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月12日[1]
No.3818: ワインスプリッツァ・赤サングリア <期間限定> / キリン
わいんすぷりっつぁ・あかさんぐりあ <きかんげんてい> / きりん
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昨日9月10日発売のキリン・ワインスプリッツァ「赤サングリア」。
昨年10月に期間限定で発売された商品の定番化(通期商品化)である。
グラスに注いだ色は、やや黒っぽい紫色。グレナデンシロップのよう。
香りを嗅ぐと、ぶどう、オレンジ、カシスなどを感じる。
実のところカシスは使われていないのだが、赤ワイン由来の香りなのだろう。
オレンジが効いていて、さわやかさがある。
味は、赤ワインをものすごく薄めて、ぶどうジュースを混ぜ、オレンジを少し加えた感じ。
甘さは抑えられ、アルコール感は弱く、酸味がすっきりとした印象を与える。
アルコール分5%。原材料:ワイン・ウォッカ・ぶどう果汁・糖類・酸味料・香料・チャ抽出物。
製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。
ワインスプリッツァとは? ヨーロッパで愛される、ワインに炭酸を加えて爽やかに楽しむスタイル。
従来品 はアルコール度数が6%だったが、今回5%に下げられた。
原材料をみると、以前は使われていたアップルブランデーの文字が消えている。
それで、度数が下がっただけでなく、味わいのコクみたいなものが少し削られ、軽やかになったのだろう。
なお、商品名は単なる「サングリア」から「赤サングリア」に変更になった。
今年春に期間限定で出した 白サングリア の存在が
あるからであろう。ということは、白サングリアのほうも、今後定番化されるのかもしれない。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月12日[2]
No.3819: バルで飲んだサングリア 赤 / サントリー
ばるでのんださんぐりあ あか / さんとりー
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半ばやけくそ的ではあるが、上記キリン製品から続いて、今日はサングリア2連発。
サントリー「バルで飲んだサングリア」は8月27日発売で、
赤と白の2種がある。扱っている店は多くないのだが、
大手スーパーのダイエーで購入した。
まず今日は、飲むことにしよう。
グラスに注いだ液色は、かなりどす黒い感じ。赤ワインとしても黒すぎる。
香りは、イタリアとかスペインにありがちな、動物臭のする野性的な赤ワインがベースで、
そこに酸っぱそうなオレンジ香が加わっているのだが、オレンジはあくまでも添え物的。
引き締まった香りの印象とは裏腹に、
味はかなり甘味が強い。口に含んだ瞬間、しっかりとした甘さと、柑橘の酸味がくる。
そして、収斂性のあるタンニン分(渋味)が感じられる。
口中で転がしていると、オレンジの甘酸っぱさがよく感じられる。
アルコール分7%。酸化防止剤(亜硫酸塩)、酸味料。
販売者:サントリーワインインターナショナル(株)。
サングリアは、ワインにたっぷりの果実を丸ごと漬け込んで、自然な香りと甘味をいっぱいに引き出して美味しくした、
古くからスペインの大衆酒場 "バル" で飲まれているスペイン自慢のお酒です。
実はこの製品、当サイトでワインとして扱って「利酒日記」ページに収録すべきか、
カクテルとして当ページに入れるべきか迷った。しかし、ワインと柑橘を合わせたサングリアの性質から、
カクテル扱いすべきと判断し、ここに掲載した。
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チューハイ・カクテル等 |
2013年9月13日[1]
No.3820: 銀河高原ビール スタウト / 銀河高原ビール
ぎんがこうげんびーる すたうと / ぎんがこうげんびーる
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9月10日に数量限定発売となった銀河高原ビール「スタウト」。
同社の製品は、普段は入手に手間取るのだが、今回は近所のLAWSONで扱われていた。
しかもおすすめ品として、大量陳列。
グラスに注いだ液色は、漆黒。泡は深いカフェオレ色で、非常にきめ細かく、
泡持ちも良い。
香りはエスプレッソのようにロースティだが、軽やかであり、"焦げ感"は強くない。
クリームのような甘いニュアンスを秘めている。
口に含むと、まずほんのりとした甘味があり、柔らかいかと思えば、
ベースには収斂性のある苦味と、しっかりロースティな香味がある。
酸味は穏やか。
味わいの各要素が突出せず、角が取れ、まるで美しいハーモニーのように、
穏やかなまとまりがある。
ジューシーで官能的であり、適度なしたたかさを持っている。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽100%・ホップ。無ろ過。
近年、国産大手メーカーなどから、スタウトを名乗りながら、ちょっと違うのではないか?
と疑問を呈せざるを得ない商品が登場したりもした。
法に触れない程度に消費者を騙そう、あるいは消費者の見識をみくびるそのような商品に対し、
当サイトではその都度はっきりと批判をしてきた。
そんな風潮は、日本のビール業界の未熟さを表してもいるのだが、
このビールのように正統派で、真面目で、なおかつ独自の世界観を実現している製品に出会うと、
とても救われた気持ちになる。
さすが、銀河高原さんである。今回コンビニでの入手価格は273円だったが、
はっきり言って安すぎると思う。もちろん、マーケティング的にはこのくらいの価格設定でないと厳しいとの
判断なのだろうが、あと100円以上高くてもいいと思える内容だ。
こういう素晴らしい製品が真っ当に評価され、売れるようなビール市場に
なってほしいと思う。
続いて、本日の 2本目 へ。
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ビール |