ビール・発泡酒・チューハイの部屋

No.4181−4200


 
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2014年6月9日[1]
No.4181: ビターズ ほろにがレモンライム / キリン
 びたーず ほろにがれもんらいむ / きりん
キリンビターズ ほろにがレモンライム キリンビターズ ほろにがレモンライム review
 キリンから新しいチューハイシリーズが登場。 「ビターズ」という名で、ラインナップは全3種ある。 発売日は、明日6月10日。
 今日は1種めとして「ほろにがレモンライム」をレビューする。
 甘くないチューハイということで、実は個人的にかなり楽しみにしていた。 だが、当サイトは私の個人的な好みは排し、中身を客観的に評価することを旨としている。 厳しい目で見てゆきたい。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色透明だが、若干濁っている。 気泡はそんなに多くなく、炭酸は強そうではない。
 香りは、ライムのグリーンな感じがやや強調され、葉っぱっぽい印象すらある。 しかし、レモンの弾ける感じもあり、全体的には爽やかだ。
 味は香りの印象どおりライムの緑っぽさが強いが、ジューシー感もある。 甘さはかなり抑え込まれ、飲み飽きない。 度数が強いのだけれども、そんなに強烈な感じはない。 バランスの取り方がよいからだろう。
 アルコール分8%。果汁1.6%(レモン果汁1%・ライム果汁0.6%)。 原材料:ウォッカ・リキュール(ハーブ・レモンピール)・レモン果汁・ライム果汁・ 酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK)。 製造者:キリンディスティラリー(株)。販売者:麒麟麦酒(株)。
 少し葉っぱっぽい風味があったのは、ハーブのリキュールが使われているからだろうか (何のハーブかはわからないが)。全体としての味わいのバランスが良いのは、 さすがキリンと言える。その点、既存のチューハイブランド「氷結」に通ずるものがある。
 この製品は、チューハイというよりはカクテルに近い内容で、 これまでの高アルコールチューハイにありがちな、飲みごたえはあるけど甘さもこってり という性格とは一線を画す。さりとて、タカラ焼酎ハイボールのような、これでもかという ハードな攻め方もしてこない。
 中庸の美が体現された、キリンらしい製品だから、 うまく売れば大ヒットの可能性はある。一方で、妙にクセが少なく、 こじんまりとしているので、熱狂的ファンは生みにくいキャラクターだとも言える。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41799KSES#-01
2014年6月9日[2]
No.4182: COCKTAILカロリ。マンゴーサンシャイン <夏限定> / サントリー
 かくてるかろり。まんごーさんしゃいん <なつげんてい> / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。マンゴーサンシャイン サントリー COCKTAILカロリ。マンゴーサンシャイン review
 明日6月10日が発売日となっているカクテルカロリ。夏限定品。
 2種あるうち、今日は「マンゴーサンシャイン」を。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある黄色。 そこにオレンジ色の果粒がたくさん浮遊している。
 香りは、甘いマンゴー香。シンプルだ。
 味も甘味がたっぷりとしているのだが、柑橘の酸がキュッと効いているので、 だらけた感じはなく、後味が締まっている。 果肉の食感も、爽やかさを後押ししている。
 アルコール分3%。果汁1.0%。カロリー50%オフ。 原材料名:マンゴー、オレンジ、スピリッツ、果実繊維(グレープフルーツ)、 糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、紅花色素、野菜色素。
 手搾りカクテルのようなつぶつぶ食感が楽しめる、マンゴーの甘さとオレンジの爽やかさが夏にぴったりのカクテル。 カロリー50%オフ!
 この甘さが夏にピッタリとも思えないが、マンゴー好きには納得の味わいかと思う。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41799KSES#-01
2014年6月10日[1]
No.4183: すらっと アサイー&ブルーベリーサワー <期間限定> / アサヒ
 すらっと あさいー あんど ぶるべりーさわー <きかんげんてい> / あさひ
アサヒ すらっと アサイー&ブルーベリーサワー アサヒ すらっと アサイー&ブルーベリーサワー review
 アサヒすらっとから期間限定「アサイー&ブルーベリーサワー」が登場。 発売日は、本日6月10日である。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡いピンク。ややくすんでおり、紫に近いと言える。 オレンジの果粒が、少しだけ浮いている。
 香りは、甘いブルーベリー香。やさしい感じの印象。
 味はグッと甘さが強い。ブルーベリーの甘酸っぱさだけでなく、 やや黒っぽい、もっとコクのある干しぶどうみたいな味わいがある。 これがアサイーだろうか。
 甘味料の甘さも手伝って、お世辞にも爽やかとは言い難い。 こってりとした後味を残す。
 果汁0.1%。アルコール分3%。 原材料:アルコール、果粒、ブルーベリー果汁、アサイーエキス、糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、 野菜色素、(原材料の一部にオレンジを含む)。
 2014年6月〜8月までの出荷予定
 健康ブームに乗ってアサイーも人気だが、チューハイにまでする必要があるのか? と若干疑問にも思う。万人受けはしない、ごく一部の女性たちに支持される、 それも長く人気は続かないキワモノで終わってしまう感じがする。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41800KSES#00
2014年6月10日[2]
No.4184: ビターズ ほろにがグレープフルーツ / キリン
 びたーず ほろにがぐれーぷふるーつ / きりん
キリンビターズ ほろにがグレープフルーツ キリンビターズ ほろにがグレープフルーツ review
 キリンの新しいチューハイシリーズ「ビターズ」。 発売日は、本日6月10日となっている。
 3種あるうち、昨日既に ほろにがレモンライム をレビュー済。 今日は2つめとして「ほろにがグレープフルーツ」を。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ透明に近いが、若干濁りがある。 気泡はそんなに多くなく、炭酸は強そうではない。
 ほろにがということから、シャープな香りを想像していたが、 実際に嗅いでみると、かなりジューシー感があって、甘味も彷彿とさせるグレフル香。 普通のグレフルチューハイのようであり、ちょっと肩すかしを食らった感じ。
 味は苦味が強く、酸も立っているが、やはり香りの印象どおり甘味もそこそこ、 いや、かなりちゃんとある。
 ジューシー感が強いのはキリン製品らしいが、看板に偽りありと言ってしまいたくなるくらい、 ビターではない。
 アルコール分8%。果汁2.4%。 原材料:ウォッカ・リキュール(ハーブ・レモンピール)・グレープフルーツ果汁・ 酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK)。製造者:麒麟麦酒(株)。
 上記で製造者名をあえて書いたのは、昨日取り上げたレモンライムのほうは、 キリンディスティラリーの製造だったのに対し、こちらは麒麟麦酒本体の製造だから。
 それにしても、キリンさんというのは、やっぱり冒険ができないメーカーなんだな、と感じてしまう。 多くのファンを持ち、安定した支持を得ているから「外す」ことができない。 さらに言ってしまえば、「我々が苦いと言えば、これが苦いんだ」とでも言いたげな 自信たっぷりの姿勢。
 苦いグレフル味で思い出すのは、現在くしくもキリン傘下になっているメルシャン社が、 昔チューハイをつくっていた頃の STING という製品。 あれは本当に突き抜けたドライさで、ある意味とんがった銘品だった。
 あの手の冒険ができるのは、今や宝酒造さんくらいになってしまった。 そう思うと、無性に寂しい。この製品のような中途半端さでは、一大勢力を築くのは難しい。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41800KSES#00
2014年6月11日[1]
No.4185: ビターズ スパイシージンジャー / キリン
 びたーず すぱいしーじんじゃー / きりん
キリンビターズ スパイシージンジャー キリンビターズ スパイシージンジャー review
 キリンの新しいチューハイシリーズ「ビターズ」。 発売日は、昨日6月10日であった。
 3種あるうち、既に ほろにがレモンライムほろにがグレープフルーツ をレビュー済。 今日は最後に「スパイシージンジャー」を。

 グラスに注いだ液色は、淡いシャンパンゴールド。やや黄色みが強いか。 気泡は非常に細かく、炭酸は強そうではない。
 香りを嗅ぐと、かなりシャープなジンジャー(生姜)香であり、 辛そうである。
 しかし味は、その香りの印象ほど尖っておらず、柔らかなジンジャー風味。 甘味は弱いが、アルコール感がしっかりとあるため、チューハイというよりはカクテルに近い。 確かにピリッとした喉越しはあるものの、大人しめに抑えている。 後味にはほんのりと甘さが残る。
 アルコール分8%。 原材料:ウォッカ・リキュール(ハーブ・レモンピール)・ジンジャーシロップ・ 酸味料・香料・甘味料(アセスルファムK)・カラメル色素。製造者:麒麟麦酒(株)。
 昨日取り上げたほろにがグレープフルーツと同じく、 製造者は麒麟麦酒本体だ。レモンライムだけが、系列のキリンディスティラリー製造であった。
 スパイシージンジャーという名前を聞いて、思い出したのは、サントリー -196℃ ジンジャードライ だ。 ひと昔前の製品だが、あんなにショウガ感が強く、本当に喉にピリピリと辛いチューハイは他にはなかった。 スパイシーというからには、あれに匹敵するくらいなのかと、ある意味期待していたのだが、 まったくそんなことはなかった。
 やはりキリンさんの戦略は、平均的な支持が得られるような製品づくりというところにありそうだ。 大きな反発を招きたくないから、皆の意見を聞きますと言って総花的な政策を掲げ、 結局誰の意見も代表しない政治家のようである。
 なぜもっと個性をはっきりと打ち出せないのか。シリーズ3種を通して、感じたことである。 まあでも、同情する点があるとすれば、かなり明確に個性を出していた缶カクテルシリーズ ドライリッキー が早くもこけている現状をみれば、 そういった戦略はとりづらいんだろうな、とは思う。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41801KSES#01
2014年6月11日[2]
No.4186: COCKTAILカロリ。ピンクグァバパラダイス <夏限定> / サントリー
 かくてるかろり。ぴんくぐぁばぱらだいす <なつげんてい> / さんとりー
サントリー COCKTAILカロリ。ピンクグァバパラダイス サントリー COCKTAILカロリ。ピンクグァバパラダイス review
 昨日6月10日に発売されたカクテルカロリ。夏限定2種。 既に、マンゴーサンシャイン のほうはレビュー済。 今日はもう一方の「ピンクグァバパラダイス」。

 グラスに注いだ液色は、極めて淡いピンク色。そこに濃いピンク色のグレープフルーツ果肉が浮いている。
 香りは、グァバ特有のトロピカルな香りに、ふんわりと桃が乗っかっている。
 味はグァバらしい華やかな香味と、桃の甘さ。そこにグレフルのシャープさが働いて、 バランスをとっている。 だから、そんなにくどい感じはない。
 果汁1.0%。アルコール分3%。カロリー50%オフ。 原材料名:ピーチ、グァバ、スピリッツ、果実繊維(グレープフルーツ)、糖類、酸味料、香料、 甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、野菜色素、紅花色素。
 手搾りカクテルのような食感が楽しめる、ピンクグァバとピーチのやさしい甘さが 夏にぴったりのカクテル。カロリー50%オフ!
 昨年もこの時季に出ていたが、ピンクグァバサンセット という商品名であった。 でも、中身は同じようである。
 ピンクグァバパラダイス という商品は一昨年にあったが、 中身は違っていた。
 整理すると、今回のこの商品は2013年のピンクグァバサンセットと同じものだが、 名前だけ2012年に戻したことになる。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41801KSES#01
2014年6月12日[1]
No.4187: はたちからの みっくちゅじゅーちゅさわー / サンガリア
 はたちからの みっくちゅじゅーちゅさわー / さんがりあ
サンガリア みっくちゅじゅーちゅさわー サンガリア みっくちゅじゅーちゅさわー review
 事前に発売を知らず、偶然店頭で発見。購入したのは、今週月曜9日のこと。 サンガリア社のサイトを確認してみると、その6月9日付で新発売と書かれている。
 既存製品として、みっくちゅじゅーちゅハイ があるが、 あちらは無炭酸。こちらは炭酸入りである。だから缶に「振らないで!」と書いてある。

 グラスに注いだ液色は、濁りのある薄黄緑。 メロンジュースのような色。メロンも入っているのか?と思い、確認すると、入っていない。
 香りは、甘いバナナ香が前面に出ている。この点は、みっくちゅじゅーちゅハイ と同じ。ただ、りんごなどが入っているせいか、濃厚さはない。
 口当たりは、極めてやさしい炭酸の穏やかな刺激があるのだが、 その刺激を凌駕するくらいにバナナの甘さがくる。 香りの印象以上にしっかり濃く、飲みごたえ十分。 およそ爽快感はない。だが、みっくちゅじゅーちゅは、これでいい。 変に軽やかにすると、個性が死んでしまうから。
 アルコール分3%。果汁1%。 原材料:果汁(オレンジ、りんご、パインアップル、もも、バナナ)、醸造アルコール、乳製品、 糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、ベニバナ色素、ビタミンC。
 製造者:(株)日本サンガリアベバレッジカンパニー、 大阪市東住吉区中野4-2-13。
 使用している果汁5種は、みっくちゅじゅーちゅハイとまったく同じだが、果汁含有率があちらの20%に対して、 こちらはたったの1%。下世話な話だが、原価率がまったく違うのでは?
 こっちが売れたほうが、儲かりまんなあ、サンガリアはん。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41802KSES#03
2014年6月12日[2]
No.4188: ドライゼロ ブラック / アサヒ
 どらいぜろ ぶらっく / あさひ
アサヒ ドライゼロ ブラック アサヒ ドライゼロ ブラック review
 ノンアルコールのアサヒドライゼロから「ブラック」が登場。 発売日は、6月10日である。

 グラスに注いだ液色は、濃いめの麦茶か、薄いアイスコーヒー程度。 泡はベージュ色できめは粗いものの力はあり、泡持ちも良い。
 香りは、缶を開けた時ふわっとホップが香ってきたが、 それもほぼ一瞬。注いだグラスに鼻を近づけると、豆を焦がしたような強いロースト香。 鉄さびのようなニュアンスを帯びている。
 口に含んだ第一印象は、かなり酸が強いということ。 そして、それを追いかけるように焼き魚の焦げを食べたような苦味がくるから、 やや分裂気味の味わい。そして、飲んだ後には強い酸味と苦味、渋味が残る。
 アルコール分0.00%。原材料名:食物繊維、大豆ペプチド、 ホップ、カラメル色素、香料、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
 黒地に金文字というパッケージデザインにはとても高級感があり、これはサッポロ社の プレミアムアルコールフリーブラックと同じである。売場で非常に目立っている。
 そういえばそのサッポロ社の製品もリニューアルしているのだが、まだ取り上げていない。 近いうちに飲みたい。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:41802GCKO#02
2014年6月13日[1]
No.4189: 希少糖チューハイ ソルティレモン / 北海道麦酒醸造
 きしょうとうちゅーはい そるてぃれもん / ほっかいどうびーるじょうぞう
北海道麦酒醸造 希少糖チューハイ ソルティレモン 北海道麦酒醸造 希少糖チューハイ ソルティレモン review
 先日、LAWSON店頭で偶然発見した、北海道麦酒醸造がつくる 希少糖チューハイ「ソルティレモン」。
 2か月ほど前に、希少糖入り酎ハイ 柚子みかん という 商品があったが、その続編と思われる。但し、前作では「希少糖入り酎ハイ」 だったものが、今回は「希少糖チューハイ」に変わってはいるが。

 グラスに注いだ液色は、ほんのりと白濁。気泡は少なく、炭酸は弱そう。
 香りは、かなり酸っぱそうなレモン香が立つ。 レモンだけでなく、他の柑橘も混ざっているかのようなジューシー感だが、 原材料をみる限り、レモン以外は使われていないようだ。
 味は香りの印象どおり、かなり酸っぱい。ソルティレモンの名のとおり、 塩気も強い。最近、ソフトドリンクやキャンディなどでも塩入りが人気だが、 これはまさにその王道を行っている。
 飲み進めると、強い酸が口中に蓄積されてくるが、塩気のお陰で 不思議とヒリヒリ感が緩和されている。 まさに夏にぴったりの味わい。
 アルコール分5%。果汁12%。 原材料:レモン果汁、スピリッツ、糖類(希少糖含有シロップ、果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、 食塩、香料、酸味料、ビタミンC。 製造者:北海道麦酒醸造(株)、小樽市高島一丁目8-16。
 瀬戸内産レモンの混濁ストレート果汁に沖縄北谷の海水塩を加えました。 体に優しいチューハイです。
 上記説明を読みながら飲んでいて思ったのだが、ここまで「体に優しい」のならば、 アルコールが入っていないほうがもっと体に優しいのではないか?という気がする。
 北海道麦酒醸造の製品としては、既レビュー品として 希少糖 chu-hi みかん&ゆず希少糖 chu-hi もも&洋なし というのもあった。 瀬戸内のレモンと沖縄の塩を使い、北海道のメーカーがつくる不思議。 同社は、こういう話題性のある製品を、積極的に全国に送り出しており、 なかなか商売上手である。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41803LSEE#UK
2014年6月13日[2]
No.4190: アサヒ オリオンサザンスター / アサヒ(オリオン)
 あさひ おりおんさざんすたー / あさひ(おりおん)
アサヒ オリオンサザンスター アサヒ オリオンサザンスター review
 特に何月何日発売というふうに事前発表はなかったと思うのだが、 先週くらいから店頭に並び始めた、アサヒオリオンサザンスター。
 新製品ではなく、毎年夏季限定で発売されているもの。 中身もパッケージも変わっていないようなのだが、 今年も発売されていることをお知らせする意味で、取り上げる。

 グラスに注いだ液色は、淡い黄金色。泡はやや粗く、泡持ちもそこそこ。
 香りは、新ジャンルにしては臭みが弱く、かなり芳しいホップ香がする。
 味もクリアでありながら、適度に苦味がある。この時季にぴったりの軽快さ。
 アルコール分4.5%以上5.5%未満。原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、大麦、米、 コーン、スターチ、糖類)、スピリッツ(大麦)。製造者:オリオンビール(株)。 販売元:アサヒビール(株)。
 味わいバランスが良く、新ジャンルとしては、本土の4大メーカーの製品よりも かなり優秀。特有の甘味が若干残る点は、致し方ないところか。
種別 新ジャンル
CODE:41803GCES#UK
2014年6月14日[1]
No.4191: つぶちゅー オレンジ / サンガリア
 つぶちゅー おれんじ / さんがりあ
サンガリア つぶちゅーオレンジ サンガリア つぶちゅーオレンジ review
 この製品の発売情報は、サンガリア社のサイトで2013年3月25日付で新発売と紹介されている。
 当時からもちろん知ってはいたが、同社の製品に巡り会えるか否かは、ひとえに時の運と言えるくらい、 取り扱う販売店が少ない。一生懸命探し回っても、徒労に終わることが多いため、 この製品もほとんど諦めていた。
 ところがつい先日、いつも大手メーカーの新製品をたくさん仕入れてくれている近所のスーパーで、 奇跡的に遭遇。

 グラスに注いだ液色は、ほぼ無色だがほんのり黄色。 オレンジ果肉がたくさん浮遊しており、余計に黄色っぽく見える。
 香りは、ふんわりと甘いオレンジ香。酸は弱そう。
 味は香りの印象どおり、マイルドで、甘味が強い。みかん缶詰のシロップを薄めたような味。 無炭酸なので刺激がなく、しかもアルコール感もほとんど感じないので、ゴクゴクと飲める。
 果汁1%。アルコール分3%。 原材料名:果粒、オレンジ果汁、醸造アルコール、糖類、酸味料、香料、 乳酸Ca、ビタミンC、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 同社のオレンジ系チューハイで、これまで当サイトで取り上げたものには、 つぶつぶオレンジチューハイ と、 つぶつぶ果肉オレンジチューハイ の2種類があるが、 いずれも非常に似通っていながら、度数や原材料などが微妙に違う。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41804KSES#446
2014年6月14日[2]
No.4192: プレミアム アルコールフリー / サッポロ
 ぷれみあむ あるこーるふりー / さっぽろ
サッポロ プレミアムアルコールフリー サッポロ プレミアムアルコールフリー review
 だいぶ時間が経ってしまったが、サッポロ「プレミアム アルコールフリー」が 新しくなっている。今年2月下旬製造品からのリニューアルとのことである。

 グラスに注いだ液色は、しっかりした黄金色。無論、これは色素によるものだろう。 泡は粗いが、そこそこ持続。
 香りは、相変わらずノンアルコール特有の酸化したビールみたいな臭みがある。
 味も従来品通り、ノンアルコール特有の甘くない飴みたいなくせがあるのだが、 苦味、渋味も強く、そこが救いと言えるだろうか。
 アルコール分0.00%。麦芽100%麦汁使用。 原材料名:麦芽、ホップ、酵母、酸味料、香料。
 ニュースリリースでは、リニューアル内容を次のように説明している。
 仕込方法や原料配合を見直し、後味と香りをよりビールらしくブラッシュアップ。 酵母をアルコール発酵させずに使用する『酵母マイルド製法』(特許出願中)を引続き採用。
 よりビールらしいということのようだが、まだまだほど遠い。
 売れているサントリーやアサヒの製品が、クリアなキャラクターで売っているので、 正反対の飲みごたえを追求するという姿勢は正しい。だが、そこにはやはり限界がある。 もちろん、昔のノンアルコールに比べたら、格段に品質は向上しているのだけれど、 味わいを出そうとすればするほど、特有の臭みが強くなってしまう。
 グラスに注ぐと臭みが強調されるので、むしろノンアルコールは ビールとは違って缶のまま飲んだほうがスッキリ飲める。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:41804GCKO#RN02L
2014年6月15日[1]
No.4193: チューハイ気分 ラムネ / サンガリア
 ちゅーはいきぶん らむね / さんがりあ
サンガリア チューハイ気分 ラムネ サンガリア チューハイ気分 ラムネ review
 昨日掲載したサンガリア つぶちゅーオレンジ を購入したのと同じ店で 並んで売られていた。
 同社の「チューハイ気分」は、以前からあるブランドで、 通年商品としては レモングレープフルーツウメラムネ の4種で展開されている。
 同社サイトによると、今年の3月17日付で全種がリニューアルされているようなのだが、 これまでまったく出会えていなかった。今回、偶然ラムネだけ入手できたのだ。

 グラスに注いだ色は、無色透明。
 香りは、甘味の強そうなラムネ香。昔懐かしいラムネの印象だが、やや強調された香りである。
 口当たりは、非常に甘い。甘味料特有の引っかかるような甘さであり、だらだらと口に残るのだが、 強めの炭酸が効いているので、くどさが若干和らげられている。
 アルコール分6%。糖類ゼロ。 原材料:醸造アルコール、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、ステビア、スクラロース)。
 原材料をみると、既レビューの 従来品 から若干中身が変えられているようである。
 暑い時期に向けて、ラムネ味のチューハイは人気が高まるとは思うが、 サントリー、タカラなど、大手からも続々投入されており、競争は激化している。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41805KSES#90
2014年6月15日[2]
No.4194: プレミアム アルコールフリー ブラック / サッポロ
 ぷれみあむ あるこーるふりー ぶらっく / さっぽろ
サッポロ プレミアムアルコールフリー ブラック サッポロ プレミアムアルコールフリー ブラック review
 昨日、新しくなったサッポロ「プレミアムアルコールフリー」を飲んだが、 黒も同時に新しくなっている。今年2月下旬製造品からのリニューアルとのことである。

 グラスに注いだ液色は、コーラ程度の黒さ。 泡はベージュ色で力があり、泡持ちもそこそこ良い。
 香りは、通常のプレミアムアルコールフリーに近く、酸化したビールのような 匂いがあって、ロースト香は弱い。
 味も軽快。ノンアルコール特有の臭みと、妙な酸味もあるのだが、 ロースティな香味が効いているために、後味は悪くない。 強めの苦味、渋味が残る。
 アルコール分0.00%。 原材料名:麦芽、水あめ、ホップ、酵母、カラメル色素、酸味料、香料。
 従来品 からの変化はあまりわからなかったが、 気のせいか少し軽やかになったようにも感じた。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:41805GCKO#RN02L
2014年6月16日[1]
No.4195: カロリ。サイダークリア <夏限定> / サントリー
 かろり。さいだーくりあ <なつげんてい> / さんとりー
サントリー カロリ。サイダークリア サントリー カロリ。サイダークリア review
 明日6月17日が発売日となっているカロリ。「サイダークリア」。
 昨年 はコンビニ限定販売だったが、 今年は一昨年までと同じく、店舗限定なく全国販売である。

 グラスに注いだ液色は、無色透明。気泡が多くなく、炭酸は弱そう。
 香りは、まさにサイダー。軽快で爽やか。アルコール臭はほとんどしない。
 味もまさにサイダーの爽やかさ。それなりに炭酸は効いてはいるものの、 もっと思いっきりガス圧を強くすることはできなかったのか。 そうすればもっと夏向きになるであろうに。
 甘味料特有の甘さが口に残るが、そんなに引っかかりはなく、 名前の通り概ねクリアな味わいとなっている。
 アルコール分3%。カロリー50%オフ。 原材料名:スピリッツ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)。
 しゅわしゅわと心地よい炭酸感をお楽しみいただける、夏限定のチューハイです。 しかもうれしいカロリー50%オフ!
 これはアルコールのあまり得意でない若者にも飲みやすい、 爽やかなチューハイだ。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41806GCKO#-01
2014年6月16日[2]
No.4196: TOPVALU バーリアル(韓国産新ジャンル)/ イオントップバリュ
 とっぷばりゅ ばーりある / いおんとっぷばりゅ
TOPVALU バーリアル TOPVALU バーリアル review
 イオングループのP.B.である"TOPVALU"ブランドの新ジャンル「バーリアル」 のパッケージがいつのまにか新しくなっていたので、購入してみた。 AEON(イオン)のロゴが目立つところにある。

 グラスに注いだ色は、わりとしっかりめの黄金色。
 泡は純白できめ細かいが、泡持ちはほどほど。
 クリアなホップ香があり、新ジャンル特有の臭みは強くない。 ただ、ビールにはないミルキーな匂いがあることも事実。
 味もキリッとクリア。苦味が強いのだが、味に厚みはなく、 ほんのりと甘さが残る。
 アルコール分5%。 原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、スターチ、大麦)、スピリッツ。 原産国名:韓国。輸入者及び引取先:イオントップバリュ(株)。
 アメリカ産ホップとドイツ産ビターホップを使用することで、濃醇な苦味とクリアなあと味を 実現しました。
 従来品と中身は変わっていないように思うのだが、何しろ前回飲んでから相当に時間が経っているので、 定かではない。
 350ml入り88円の販売価格は、ここまで安くなくてもいいのでは? と思える。この内容ならば、100円でも文句はないのだが。
種別 新ジャンル
CODE:41806GCKO#RNUK
2014年6月17日[1]
No.4197: 直搾り 世界のフルーツ便 カリブ海パイナップル <限定出荷> / 宝酒造
 じかしぼり せかいのふるーつびん かりぶかいぱいなっぷる <げんていしゅっか> / たからしゅぞう
タカラ 直搾り 世界のフルーツ便 カリブ海パイナップル タカラ 直搾り 世界のフルーツ便 カリブ海パイナップル review
 本日6月17日に直搾り・世界のフルーツ便シリーズ2種が発売された。
 今日は1種めとして、「カリブ海パイナップル」を飲みたい。

 グラスに注いだ液色は、ごく淡い黄色で、やや濁りがある。
 シンプルなパイン香。かなり強く香る。
 味は直搾りらしく、スキッとした口当たりに、やや生臭い感じがある。 甘さよりも酸が目立つので、例えて言えば、まだ熟し切っていないパイン のような味わい。若干の苦味も伴う。
 アルコール分5%。果汁2.5%。 原材料:パイナップル果汁、焼酎、糖類、酸味料、香料。
 世界各地から厳選した果実を使用した限定出荷の「直搾り」世界のフルーツ便シリーズ。 手摘みしたカリブ海パイナップルを半分に切って、果肉を丁寧に搾ったストレート混濁果汁を使用。
 この製品は、2011年に世界のフルーツ便シリーズが始まって以来、毎年出されているもの。 実は、それ以前にも直搾りの期間限定品として、2008年から毎年販売されている。 ずっとアルコール度数5%、果汁2.5%で変わっていない。
 甘さを抑えた、他社にはないタカラらしい製品として、これからも続いてゆくことだろう。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41807GCES#00
2014年6月17日[2]
No.4198: オールフリー / サントリー
 おーるふりー / さんとりー
サントリー オールフリー サントリー オールフリー review
 サントリーのノンアルコール・ビールテイスト飲料「オールフリー」。
 ご存知一番売れているノンアルコールだが、今年1月上旬製造分から 新しくなっている。まだ取り上げていなかったので、飲んでみたい。

 グラスに注いだ液色は、わりとしっかりめの黄金色。これは従来品どおり、カラメル色素であろう。 泡はやや粗いものの、勢いよく盛り上がって、泡持ちもそこそこ良い。 この点はかなり改善されたか。
 香りは、ノンアルコール特有の、酸化したビールみたいな 臭みがあるのだが、他社製品に比べてかなり弱い。
 味はスッキリと軽快。臭みは極力抑えられ、 それでいて苦味がしっかりと効いているので、爽快感と適度な飲みごたえを両立している。
 アルコール分0.00%。カロリーゼロ。糖質ゼロ。 原材料名:麦芽、ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)。
 実は5月下旬製造分から、次のリニューアルが実施されているようなのだが、 そちらはまだ発見できていない。少なくとも私が日々巡回しているお店では、 まだこの1月リニューアル版が売られている。
 最新版を入手次第、レビューしたい。
種別 ノンアルコール飲料
CODE:41807GCKO#RN01U
2014年6月18日[1]
No.4199: カルピスサワー 白桃 <期間限定> / アサヒ
 かるぴすさわー はくとう <きかんげんてい> / あさひ
カルピスサワー 白桃 カルピスサワー 白桃 review
 昨日6月17日に発売されたカルピスサワー期間限定「白桃」。
 カルピス社のアルコール飲料事業が昨年アサヒビールに移管され、 カルピスサワーはいまやアサヒブランドとなったわけだが、 移管後、通年商品以外のもの(期間限定品)が出るのは、これが初めてである。

 グラスに注いだ色は、純白。桃だけど桃色をしているわけではない。
 ふんわり優しい桃の香りが強く、カルピスらしい酸っぱそうな香りは一歩引いている。 但し、桃だけだとだらけてしまうところに、カルピスがキュッと引き締まる 感じを与えている。
 味もたっぷりと甘いのだが、弱いながらも酸味も活かされている。 。桃と乳酸菌飲料の相性の良さがふんだんに表現されている感じだ。 ファンを裏切らない、想像通りの味わいといえる。
 果汁1%。アルコール分3%。 原材料名:ウォッカ、もも果汁、脱脂粉乳、乳酸菌飲料、糖類、酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)、 甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)。
 「カルピスサワー」「CALPIS SOUR」はカルピス(株)の登録商標です。
 缶の下の方に、「これはお酒です」「お子様の手の届くところに置かないでください。」 などの文字があるが、これは缶の表も裏もまったく同じであり、なんだか 両方とも表ではなく裏面みたいなデザインである。まあこれは、アサヒ移管後の基本デザインなんだけれども。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41808KSES#01
2014年6月18日[2]
No.4200: スミノフ アイス ワイルドグレープ / キリン
 すみのふ あいす わいるどぐれーぷ / きりん
SMIRNOFF ICE WILD GRAPE SMIRNOFF ICE WILD GRAPE review
 スミノフアイスシリーズから期間限定「ワイルドグレープ」が登場。 発売日は、昨日6月17日であった。

 グラスに注いだ液色は、ほんの〜り淡い上品なすみれ色。かなり白濁している。
 香りは、ファンタグレープみたいな甘そうなぶどう香。 いや、ファンタというよりはもっと生臭く、しかも芳香剤っぽい。
 見た目が大人しく、香りもそんなに強烈ではないので、 油断して掛かると、味はかなり甘味が強くて驚く。 ぶどう味の飴をなめたようで、一口入れただけでこってり感がある。 どれがウォッカの味か?と問われると指摘は難しいが、 とにかくぶどうだけではない酒らしい味わいがほのかにある。
 後味も非常に甘いが、味に濃厚さはないので、そんなにくどいわけではない。
 アルコール分5%。無果汁。原材料:ウォッカ・糖類・酸味料・香料・クチナシ色素・赤色40号。 製造者:ジャパンフーズ(株)、販売者:麒麟麦酒(株)。
 自分だけの芳醇な時間が始まる、大人淡いグレープテイスト(無果汁)。 すっきりと飲みやすい炭酸入り低アルコール飲料です。 プレミアムウオッカ「スミノフ」がベース。
 スミノフアイスは、どんなフレーバーを出しても無果汁だから、潔いといえば潔いが、 だからこそどれも人工的な味わいであるのは、致し方ないところ。
 昨日からLAWSONの「お試し引換券」対象商品になっており、 私も昨日 90ponta ポイントでゲットしてきた。通常販売価格248円だから、63.7%引き。
 それにしても、フタの縁まで紫色に塗ってあったりして、スミノフシリーズはとことんおしゃれ である。
種別 チューハイ・カクテル等
CODE:41808LSEE#01

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