2006年4月4日
No.741: 一番搾り 無濾過 <生> / キリン
いちばんしぼり むろか <なま> / きりん
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キリンからチルドビールシリーズの新顔。発売日は明日5日となっているが、例によって今夜、コンビニ店頭にはたくさん並んでいた。
グラスに注ぐと泡はたいへんきめ細かく、力強く盛り上がって、持続する。
炭酸もきめ細かく、無濾過で酵母が残存しているせいか、微細な粒子のようなものが浮遊して、濁りがある。
オレンジのような甘酸っぱい香りと、麦っぽいじんわりした香りが共存。深みを感じる。ホップの清々しさはほとんどない。
味は酸がキュンとして、それを背後から包むようにまろやかな甘味があり、飲み込んだ後にはっきり苦味が感じられる。
決して派手ではないが、バランスが良く、味わい深い。通常のキリン一番搾りよりは、かなりボディに厚みがある。
アルコール分約5.5%。原材料:麦芽・ホップ。「一番搾り製法ならではの上質なうまみを濾過せず封じ込めた、贅沢な味わい」
との説明あり。製造年月日2006.3.24。賞味期限2006.5.22。
これまでこのチルドビールシリーズは、まろやか酵母、ラテスタウト、
豊潤、ホワイトエール、ゴールデンホップ
とリリースされてきたが、言いようによってはこれが一番目立たない製品かもしれない。
寡黙な良いビールという印象だが、それゆえ、多くの人に愛される素養を持っている。
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ビール |
2006年4月5日
No.742: −196℃ 凍結ブドウ / サントリー
まいなす196ど とうけつぶどう / さんとりー
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昨日4日発売、−196℃の新フレーバー。既にクールライムを紹介したが、もう1種がこれ。
外観は無色透明。グラスに注いでいるそばから白ブドウの芳しい香りが立ちのぼる。
鼻を近づけると、「かなり甘いかな」と思わせるちょっと不自然に強調されたようなブドウ香。
味は、やはり甘味が強い。ただ、その甘味に嫌みはない。ふんわりやさしい甘味といったところか。
白ブドウ単品だから味の単調さは否めないが、ほどほどにジューシーで、
−196℃のイメージを壊すようなことはない。
アルコール分5%。原材料:ブドウ、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。ブドウ浸漬酒使用。カリフォルニア産白ブドウ使用。
ブドウといえば、昨秋に出た「初ブドウ」を思い出すが、あの圧倒的な存在感には、残念ながら及ばなかった。
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チューハイ |
2006年4月7日
No.743: −196℃ 凍結レモン / サントリー
まいなす196ど とうけつれもん / さんとりー
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今月4日リニューアル発売、−196℃の新しいレモン。
外観はやや白濁している。香りはややグリーンなトーンを帯びたレモン香だが、
酸っぱそうというよりは、ジューシーな印象。
味は酸味が前面に出て、甘さが強くなく、カラッとした飲み口。飲み込んだ後に柔らかな苦味も残る。
酸・甘味・苦味のバランスが良く、洗練された味わい。
アルコール分7%。原材料:レモン、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。レモン浸漬酒使用。
以前の製品に対して自分がどういうコメントをしていたか、改めて見ると、
アルコールのしっかり感があって甘いというようなことが書かれている。
私の感じ方が変わったのかもしれないが、評価軸がずれてないとすれば、
よりスッキリした味わいに生まれ変わったということだろうか。
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チューハイ |
2006年4月9日
No.744: WINE SPARKLING スッキリ辛口 <白> / サントリー(イオングループ限定)
わいん すぱーくりんぐ すっきりからくち <しろ> / さんとりー(いおんぐるーぷげんてい)
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最近、-196℃を順に開けていっているのだが、ちょっと飽きた感じなので、
今日はこちらを。先日ジャスコで偶然みつけたもの。イオングループとサントリーのコラボで生まれた限定商品。
グラスに注ぐと外観はほんのり黄色に色づいている。立ちのぼる気泡もきめ細かく、断続的で、まさにスパークリング・ワイン。
香りは軽やかというか、はっきり言って弱いのだが、ちゃんと白ワインの香りがある。
味のほうはさらに軽やかで、まるで白ワインを炭酸水で割ったよう。悪くいえば水っぽいのだが、
この軽さが何とも言えず心地よい。スパークリング・ワインだと思って飲むと肩すかしを食らった感じでも、
チューハイかカクテルの一種と思えば、これはこれで面白い。後味もスッキリしていて、嫌みがない。
アルコール分5%。原材料:ぶどう、りんご、グレープフルーツ、糖類、酸味料、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、
炭酸ガス含有。
りんごやグレープフルーツを使っているというのが面白いが、だからこそこの軽快さなのだろう。
なんとも中途半端な商品ではあるが、ふだんワインを飲み慣れない人には、ワイン風飲料として楽しんでもらえるだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年4月10日
No.745: −196℃ ジンジャードライ / サントリー
まいなす196ど じんじゃーどらい / さんとりー
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今月4日リニューアル発売、−196℃の新しいジンジャードライ。
外観は淡いシャンパンゴールド。香りは、はっきりとしたショウガの香り。とてもシャープな印象。
味もまさに「ショウガ」。そんじょそこらのジンジャーエールなんかとは比べものにならないくらい、
生々しいショウガの風味。口に含んだ最初、ふわっと甘いが、飲み込むとき、辛さが咽をピリピリと刺激する。
アルコール分6%。原材料:ジンジャー(しょうが)、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、カラメル色素、炭酸ガス含有。ジンジャー浸漬酒使用。
以前の製品は確かここまで辛口ではなかった。
今回のリニューアルで、より一層ショウガ風味がパワーアップした。個性がハッキリしたという意味では良いことだが、
これが果たしてどれだけの人に好まれるか、微妙である。
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チューハイ |
2006年4月11日
No.746: FAUCHON 香り紅茶酒 アールグレイ&オレンジスピリッツ / アサヒ
ふぉしょん かおりこうちゃしゅ あーるぐれい あんど おれんじすぴりっつ / あさひ
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発売日は今月5日だから少々遅くなってしまった。FAUCHON 香り紅茶酒の新フレーバー。
発売前夜からコンビニ、スーパー、酒店、DSなど色々探し回ったが見つからなくて、
今日ついにデパートでみつけた。
色は淡い琥珀。午後の紅茶・レモンティくらいの色。
香りはアールグレイらしさよりも、柑橘の爽やかさが勝る感じ。ベルガモット特有の香りが強すぎると、
必ずしも万人に好まれないとの判断なのだろうか。
一方、味のほうは、確かにアールグレイティだ。紅茶にリキュール類を垂らして飲むのは一般的だが、
これはまさにそんな感じ。アイスティの爽やかさに、オレンジの清々しさがプラスされ、ふんわりアルコール感もある。
アルコール分4%。無果汁。原材料:ウオッカ、オレンジスピリッツ、紅茶、糖類、香料、ビタミンC、酸味料。
この香り紅茶酒シリーズは、フォーション・ティらしさがよく出た、スタイリッシュな低アルコール飲料として、
独自の地位を占めている。これまで、アップルブランデー&ハーブ、
カシス&ローズ、キャラメル&シナモンと出ているが、
紅茶のバリエーションはまだまだある。今後も期待したい。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年4月13日
No.747: 本搾りチューハイ 四季柑 / メルシャン
ほんしぼりちゅーはい しきかん / めるしゃん
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今月11日が発売日の新しい本搾り。これも入手に少し手間取ってしまった。
「Premium版」ではなく、「限定品」の文字もないので、レギュラー・ラインナップなのだろう。
色は濁りのあるくすんだ濃いめのイエローグリーン。香りは、「いかにも柑橘」という酸っぱそう、苦そうなもの。
外観のイメージそのままだ。しかも、搾りたてのフレッシュ感が、極めて良く出ている。
このグリーンな感じは、シークァーサーに酷似。
味のほうはもちろん、まったく甘くない。顔をしかめてしまいそうな鋭い酸。フレッシュな苦さ。
それらが荒々しく口中に引っかかり、何口飲んでも新鮮な味わい。
果汁12%。アルコール分6%。原材料:四季柑・レモン・ウオッカ。糖類・香料・着色料無添加。
『四季柑は、四季を通じて実がなる、レモンのような酸味と
みかんのような厚みが人気の柑橘。四季柑果汁とメルシャンオリジナルの「香り芳醇果汁」で、"自分で搾ったあの味わい"が
楽しめます』との説明文あり。
いつもPremium版には感動させられる本搾りだが、ついに通期商品としてこんなにすごいものが出たのか。そういった感慨がある。
夏の暑い時期はアペリティフ(食前酒)として、あるいは風呂上がりに。冬ならば鍋物のお供に。
また、カツオのタタキなんかを食べるときにもぴったり。応用範囲の広いチューハイ。
しばらく私の定番になりそうだ。
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チューハイ |
2006年4月15日
No.748: ザ・フルーツスパークリング グレープフルーツ スパークリング(2006年3月リニューアル缶)/ サッポロ
ざ・ふるーつすぱーくりんぐ ぐれーぷふるーつ すぱーくりんぐ / さっぽろ
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今日はあまり甘いものは飲みたくないなあ、ということで、これにした。
「ザ・フルーツスパークリング」のリニューアル缶。これまでレモンと、
新顔のホワイトグレープを紹介した。
外観はほのかにシャンパンゴールドに色づいている。香りは、結構甘そうなグレフル香だが、
このシリーズに共通の、多分発酵由来のものと思われる、マッチを擦ったような、火薬のような炸裂した感じがある。
そこが、シャープな印象を与える。
口当たりはほのかな甘味と、適度な苦味と、筋の通った酸が良いバランス。
個人的にはもっと苦いとか、酸っぱいほうがいいような気もするが。
アルコール分5.5%未満。果実酒。原材料:グレープフルーツ果汁・糖類・香料。
レモンほど強烈ではないので、万人受けはする。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年4月16日
No.749: ギュギュッと搾った。シトラスグァバのお酒 / メルシャン
ぎゅぎゅっとしぼった しとらすぐぁばのおさけ / めるしゃん
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今月11日に発売されたギュギュッとシリーズの新顔。少し遅れたが、今日入手した。
色は濁りのあるくすんだオレンジ。炭酸の泡はほとんど見えない。
香りは、確かにグァバのトロピカルな感じはあるが、オレンジと混ざることにより、どこかネクタリンのような香りにも感じられる。
味は甘味が強く、同時に柑橘の酸も効いている。スッキリ系ではないが、そもそもこのシリーズは、
こういった濃厚さが持ち味だ。
果汁51%。アルコール分4%。原材料:オレンジ果汁・グァバ果汁・醸造用アルコール・糖類・酸味料・香料。
今回の製品は、今のところ私の生活圏内のコンビニではほとんど見かけないが(以前は発売日には並んでいたものだが)、
それでもこうやって継続的に新フレーバーが投入されるということは、シリーズとして一定の売上はあるのだろう。
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チューハイ |
2006年4月18日
No.750: 沖縄たんかんチューハイ(2006年4月18日リニューアル限定生産)/ サントリー
おきなわたんかんちゅーはい / さんとりー
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昨年限定販売されて好評を博した、沖縄チューハイシリーズの「たんかん」が帰ってきた。
本日18日発売である。
今回も「限定生産」の文字があるので、なくなり次第終了ということだろう。
まず外観は無色透明で、細かな気泡がシュワシュワッと立ちのぼる。香りは
やや人工的な感じがあるが、たんかんと泡盛の香りが混ざった結果かもしれない。ただ、濃厚さはなく、幾分カラッとしている。
味は甘いが甘ったるくはなく、泡盛の風味がほのかにする。沖縄らしい味わいだと言える。
果汁0.5%、アルコール分5%。原材料名:たんかん、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。泡盛0.5%使用。
缶のデザインが少し変わっただけでなく、泡盛使用率も以前の0.25%から0.5%へと増えた。今年1月に先行して復活した
シークヮーサーと
パイナップルも同様に泡盛使用率が増えていた。
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チューハイ |
2006年4月20日
No.751: −196℃ 凍結グレープフルーツ / サントリー
まいなす196ど とうけつぐれーぷふるーつ / さんとりー
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まだ全部を紹介しきっていなかった新しい−196℃。今日はグレープフルーツ。
外観はわずかに白濁。香りはグレープフルーツ味のガムを噛んだときのようなふんわり甘いフレーバー。
適度に苦く、酸はほどほど。穏やかな飲み口。
アルコール分6%。原材料:グレープフルーツ、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。グレープフルーツ浸漬酒使用。
まったくもって想像どおりの味わいで、面白味には欠ける。だが、こういう突出した取り柄のない製品のほうが、
より多くの人に長く愛されるのかもしれない。
−196℃というネーミングで出すのなら、もっとシャープな味わいのほうが良いようにも思うのだが・・。
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チューハイ |
2006年4月22日
No.752: WINE SPARKLING ほのかな甘口 <ロゼ> / サントリー(イオングループ限定)
わいんすぱーくりんぐ ほのかなあまくち <ろぜ> / さんとりー(いおんぐるーぷげんてい)
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先日白を紹介したサントリー・ワインスパークリング。
イオングループとサントリーのコラボで生まれた限定商品だ。今日はもう一つのロゼを。
色はくすんだ感じのピンクというか、薄い肌色というか。
香りはキャンディのよう。それもイチゴキャンディとぶどうキャンディの中間のような。
やわらかな甘味とほのかな酸味。特に突出したところがない。白と同じで、
スパークリング・ワインというよりもワインを炭酸水で割った感じ。適度にフルーティで飲みやすい。
アルコール分5%。原材料:ぶどう、りんご、グレープフルーツ、糖類、酸味料、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、
炭酸ガス含有。
白と同じくこちらも軽快だから、チューハイ感覚で楽しめる。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年4月24日
No.753: はじける黒糖梅酒 炭酸缶 / チョーヤ
はじけるこくとううめしゅ たんさんかん / ちょーや
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これはもはや新製品とは呼べない。最初にこの商品の発売を私が知ったのは、もう1ヶ月以上前であろうか。
かなり大きな新聞広告であった。個人的にはあまり食指が動かなかったのだが、関西人として、
地元のチョーヤさんを取り上げないわけにも行かないだろう、ということで。
グラスに注ぐと、外観はアイスティほどの琥珀色。ウイスキーの水割りよりは濃い。
香りは、ダークラムのような、あるいはダークラムをトニックで割ったような感じ。ウイスキーっぽくもある。
味はやはり甘酸っぱい。黒糖梅酒と聞いて飲むから確かにそのとおりに感じるが、
普通の梅酒よりはだいぶコクがある。ただそれを炭酸で割っているから、味が濃いわけではなく、爽やかに仕上がっている。
どこか紹興酒にも似ているし、世界三大貴腐ワインの一つ、トカイ・アスーにも似ている。
酸が立っているところは、確かに梅なのだが。なお、炭酸は極めて弱い。
アルコール分4%。原材料:黒糖蜜、梅(国産梅)、醸造アルコール、黒ラム酒、砂糖、黒酢、梅肉エキス。
上記テイスティングコメントは、原材料を見る前に書いたのだが、やっぱりラムが使われていたのか。それで納得。
ところでひとつ気になるのは、缶に、販売者:チョーヤ梅酒株式会社 と書かれていること。
つまり製造元は別ということだ。チョーヤの黒糖梅酒をもとに、下請けがOEM生産しているのだろう。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年4月25日
No.754: −196℃ 凍結ウメ / サントリー
まいなす196ど とうけつうめ / さんとりー
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今月4日に全種リニューアル新発売となった−196℃。少しずつ紹介してきたが、
ようやく最後までたどり着いた。最後の1本は、ウメ。
外観はわずかに黄色あるいはオレンジっぽく色づいている程度。
香りは梅味チューハイの中でも特に軽やかな部類。甘味は強そうではなく、さっぱりした感じ。
飲んでみると味は結構甘味があるが、後を引かず、さらっとしている。酸味も弱く、
全体的に味が薄い印象。だから、飲み飽きしない。
アルコール分5%。原材料:うめ、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。ウメ浸漬酒使用。
梅酒ベースのチューハイとは一線を画す、スッキリした後味が好印象。
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チューハイ |
2006年4月27日
No.755: CAFE DE PARIS 桜の香り / キリン
かふぇ・ど・ぱり さくらのかおり / きりん
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夏になってしまう前に、これを飲んでおこう。発売は今年の2月15日。既に入手していたものの、
これまでこのCAFE DE PARISシリーズを取り上げたことがないし、
どうにも中途半端な存在なので、飲もうという気が起きなかった。しかし、ずっと冷蔵庫に眠らせておくわけにもいかないので。
ワインベースのカクテルだから、純粋なワインではないということで、カクテルのカテゴリーに入れる。200ml入りの小瓶だ。
色は文字通りきれいな桜色。きめ細かな気泡が立ちのぼり、美しい。
香りは、桜というよりもさくらんぼ、あるいは、梅干し+しそみたいな感じもする。
味は、梅干しガム。適度に酸っぱくて、十分に甘い。でも軽やかな味わいだから、ぐいぐい飲める。後味も比較的スッキリだが、
なぜかリンゴジュースや、ニンジンみたいな後味がある。
アルコール分6%。品名:スパークリングワイン。
添加物:酸化防止剤(亜硫酸塩、アスコルビン酸)、保存料(ソルビン酸K)、香料、酸味料、炭酸ガス含有。
輸入者:麒麟麦酒(株)。
原産国はフランスで、COCKTAIL A BASE DE VIN(ワインベースのカクテル)と書かれている。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年4月28日
No.756: ザ・フルーツスパークリング アップル スパークリング(2006年3月リニューアル缶)/ サッポロ
ざ・ふるーつすぱーくりんぐ あっぷる すぱーくりんぐ / さっぽろ
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先月、パッケージデザインが新しくなった
「ザ・フルーツスパークリング」。まだこれが残っていた。最後に登場は、アップル。
外観はクリアタイプのアップルジュースを、ソーダで割ったような感じ。淡い黄金色。
香りは軽やかなリンゴ香。それほど甘そうではなく、リンゴの少し生臭いような感じがよく出ている。
口当たりは、炭酸がきいていてシャープ。アップルタイザー(リンゴ果汁に炭酸を添加したソフトドリンク)
よりも柔らかい感じがする。柔らかいのだけれど、味が薄いわけではない。そこが魅力。
アルコール分5.5%未満。果実酒。原材料:アップル果汁・糖類・香料。
pizzaなんか食べながら、気軽にごくごく飲むのにいい。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年4月30日
No.757: ハイリキ レモン(2006年4月5日リニューアル品)/ アサヒ
はいりき れもん / あさひ
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もちろんリニューアルされることは以前から知っていて、私は発売前夜からずっと探し回っていた。
今日、ふだんはあまり行かない大型スーパーまで足を伸ばして、やっと出会うことが出来た。
「こんなところにいたのか」と、まるでシンデレラを捜し当てた気分だった。
さて、缶を開けグラスに注ぐと、炭酸はかなり強めで、液色は白濁している。
香りは、ポッカレモンをたくさん入れたような、芳香剤っぽい脚色感の強いレモン香。
味は酸がキリッとしており、甘味は抑え込まれ、炭酸のピリッとした感じと相まって、
とてもドライな飲み口。「昔ながら」というセリフがぴったりくるが、だからといって古ぼけた感じではなく、
最近のチューハイの潮流を踏まえたジューシー感もしっかりある。
果汁4.3%。アルコール分7%。原材料:焼酎、レモン果汁、糖類、香料、酸味料。有機レモン果汁使用。
「素材へのこだわり」として、1.有機レモン果汁使用、2.焼酎使用、3.純水使用 と書かれている。また、
「有機農産物6%使用(水を除いた全原材料中の有機農産物の使用割合)」とも。有機農産物うんぬんはともかくとして、焼酎を使っているのは最近の缶チューハイとしてはむしろ
少数派なので、こういったクラシカルなチューハイは、うれしい。
発売直後、色んな鉄道駅や列車内に広告がたくさん掲出されていた。缶を模した巨大なアドバルーンのようなものが
駅の天井から吊されたりもしていた(大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅で目撃)。なのに、どこの店にも見あたらない。
そんなに売りたいなら、今すぐ買ってやるからここに持ってこい!と私は思った。もっと多くの店が仕入れて欲しい。
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チューハイ |
2006年5月1日
No.758: ちむどんどん / 宝酒造
ちむどんどん / たからしゅぞう
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発売日は3月14日。これもずっと探し続けていたものだが、ようやく出会えた。
「沖縄シークァーサーと泡盛のお酒」だ。そもそもこの商品を知っている人は少ないかもしれないが。
容量200mlのワンカップだから、そのまま飲むべきものだろうが、
色を見るために、グラスに注いでみた。
なんとグリーンだと思っていたのはびんの色で、液体はほぼ透明やや濁りありといった感じ。
香りは、まるで青ウメのようなグリーンかつ酸っぱい感じが強い。柑橘にしては内にこもった香り。
口に含むと、意外にも甘味が強い。度数が強めのせいか、どこかトロッとした口当たり。
酸味はあまり強くない。この味、凍らせてシャーベット状にしたらおいしいかもしれない。
果汁3%。アルコール分8%。原材料:シークァーサー、四季柑、スピリッツ、泡盛、糖類、酸味料、香料。
泡盛2%使用。「沖縄県産のシークァーサー果汁を使い、泡盛で仕上げました。シークァーサーの爽快な酸味や香りと、
泡盛の深みある味わいが楽しめるお酒です。」
商品名の『ちむどんどん』とは、沖縄言葉で『心がうきうき』を意味するとの説明がある。
シークァーサー味のチューハイは数々あれど、これほど沖縄を感じさせる製品はないだろう。
もちろんこれは炭酸が入っていないので、チューハイではないのだが。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年5月2日
No.759: ゆずそよぐ丘 / 宝酒造
ゆずそよぐおか / たからしゅぞう
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昨日紹介したちむどんどんとペアで発売された「高知ゆずと麦焼酎のお酒」。発売日は今年3月14日。
こちらも容量200mlのワンカップだが、あえてグラスに注いでみる。カップの色はグリーンでも、
液色は緑ではなく、やや白濁。
香りは苦そうでフレッシュ感のある柚子香。いかにも和食に合いそうだ。
味のほうはかなり甘味があり、酸味もそれに拮抗し、たっぷりと焼酎らしい飲み応えがある。
果汁3%。アルコール分8%。原材料:ゆず、スピリッツ、麦焼酎、糖類、酸味料。
麦焼酎2%使用。「高知県産ゆず果汁を使い、本格麦焼酎で仕上げました。ゆずのすがすがしい酸味や香りと、
麦焼酎の奥深い味わいが楽しめるお酒です。」
香料を使っていないということは、このグリーンな香りは柚子本来のものだということ。
たった3%の果汁含有率で、この自然な香りが出ているのは、何か製法に秘密があるのだろうか。
無論、柚子というのは食卓で一絞りしただけで豊かに香り立つ柑橘であることは、誰もがよく知るところだが、
その風味を液体に閉じこめ、長期安定させることは容易ではないだろうと推測する。
今回のゆずそよぐ丘とちむどんどんは、いずれも地味ながら楽しい製品に仕上がっている。
私はこれを飲みながら、生わさびをたっぷりきかせたざる蕎麦を食べたいと思った。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年5月4日
No.760: ハイリキ グレープフルーツ(2006年4月5日リニューアル品)/ アサヒ
はいりき ぐれーぷふるーつ / あさひ
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新しくなったハイリキのグレープフルーツ。4月5日発売だが、先日やっと入手して、既にレモンのほうは取り上げた。
グラスに注ぐとレモンと同様、炭酸がシュワシュワというか、バリバリと音を立てる。液色ははっきりと白濁していて、
いかにもグレフルチューハイ。
香りは、どこかカルピスみたいな乳酸っぽい、甘酸っぱそうな香りが立ち、柑橘香はそれほどでもない。
結構甘いのかな?と思わせる。
実際の味はかなりシャープなのだが、さりとて酸味は強くないので、落ち着いた飲みやすさ。
変に果汁感を強調したチューハイよりは、よほどナチュラルな印象だ。何口飲んでも口中に引っかかる感じはなく、
すいすいと飲み進められる。
果汁1.5%。アルコール分7%。原材料:焼酎、グレープフルーツ果汁、糖類、酸味料、香料。有機グレープフルーツ果汁使用。
「素材へのこだわり」として、1.有機グレープフルーツ果汁使用、2.焼酎使用、3.純水使用 と書かれている。また、
「有機農産物2%使用(水を除いた全原材料中の有機農産物の使用割合)」とも。
レモンと同じく、こちらももちろん焼酎使用。正統派のチューハイだ。
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チューハイ |