2006年6月21日
No.801: 本搾りチューハイ PREMIUM 国産柑橘ブレンド 夏柑 <期間限定> / メルシャン
ほんしぼりちゅーはい ぷれみあむ こくさんかんきつぶれんど なつかん <きかんげんてい> / めるしゃん
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昨日20日が発売日。本搾りチューハイ・プレミアムシリーズの新顔。
夏ということで、その名も夏柑。
外観はくすんだ感じの濁りある黄色。やや緑がかっている。香りは、もうこのシリーズにおなじみの、
たった今搾ったばかりといった感じのフレッシュな柑橘香。レモンと夏みかんが目立っていて、柚子はあまり感じられない。
味はもちろん酸が強い。糖類が添加されていないから不自然な甘味はないが、果実由来の甘味が適度にある。
これまでのこのシリーズの中では、比較的マイルドな部類であろう。だから、飲み干した後の口中のキシキシ感は弱い。
その分、以前の国産柑橘ブレンドや瀬戸内柑橘ブレンド
ほどのインパクトはない。
果汁16%。アルコール分6%。原材料:夏みかん・レモン・ゆず・日向夏・ウォッカ。糖類・香料・着色料は無添加。
昨年冬、プレミアム版ではないが、冬柑というのがあった。
あちらはもっと酸味も苦味も強かったので、冬の鍋物にぴったりだった。こちらはかなりマイルドでジューシーなので、
サラダとか、冷たいパスタなんかに合いそうだ。
あまりにマニアックすぎても売れないので、このシリーズも幾分か大衆迎合路線に軌道修正したのだろうか。
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チューハイ |
2006年6月22日
No.802: カクテルパートナー アイスカクテル アイスオレンジモヒート <夏の限定缶> / アサヒ
かくてるぱーとなー あいすかくてる あいすおれんじもひーと <なつのげんていかん> / あさひ
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だいぶ遅くなってしまったが、6月14日に発売されたカクテルパートナー・夏の限定缶、最後の1本。
既にハワイアンルージュとパッションチチの2本は飲み、残る1本がこれだった。
最近、尋常でないほど忙しくて、わざわざ遠くまで探しに行く時間も気力もないのです・・・。
グラスに注ぐと、外観はほとんど透明だが、微かに色づいている。オレンジっぽいといえば、オレンジっぽいような。
香りは、昔なつかしい粉末ジュースのオレンジ。水に溶いて飲む、どぎつい色で人工的な味の、あれです。
つまり、果実のオレンジとは少々遠い感じ。
味もまさに香りのとおり。コクのないオレンジフレーバーだが、軽やかで飲みやすい。
適度に感じる甘味は、ラムによるものかもしれない。それでも、顕著なアルコール感はない。
果汁1%。アルコール分5%。原材料:オレンジスピリッツ、ラム、オレンジ果汁、
糖類、酸味料、香料。
元来、モヒートというのは、ラムベースでライムとミントの爽やかさの効いたカクテル。
ライムの代わりにオレンジの風味を使ったということなのだろうが、何しろアルコール感が弱いので、
ラムベースカクテルらしからぬ仕上がりになっている。いや、だからこそ夏にふさわしいのだろうか。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年6月24日
No.803: CAFE DE PARIS バラの誘い / キリン
かふぇ・ど・ぱり ばらのさそい / きりん
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以前に春季限定桜の香りを飲んだキリンCAFE DE PARISシリーズ。
今日開けるのは、今月21日発売、バラの誘い。
外観は白のスパークリングワインのように、ごくごく淡いイエローグリーン。
香りは、バラの花そのものというより、ローズティのような感じ。バラの花の華やかさとともに、
いかにも草花という緑っぽさがよく再現されている。
味はかなり甘味が強い。しかし酸味も強めで、炭酸がきいているので、口の中にべたべたと残る甘さではない。
花のフレーバーが最後まで香って、優美な味わい。
アルコール分6%。品名:スパークリングワイン。
添加物:酸化防止剤(亜硫酸塩、アスコルビン酸)、保存料(ソルビン酸K)、香料、酸味料、炭酸ガス含有。輸入者:麒麟麦酒(株)。
スパークリングワインと言いながら、香料や酸味料などが添加されているので、
当サイトではワイン扱いはしない。そのため、「利酒日記」の方ではなく、
こちら「ビール・発泡酒・チューハイの部屋」に収録した。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年6月26日
No.804: タカラCANチューハイ WMIX パイナップル&レモン <季節限定> / 宝酒造
たからかんちゅーはい だぶるみっくす ぱいなっぷる あんど れもん <きせつげんてい> / たからしゅぞう
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本日現在、まだタカラのサイトには載っていないが、たぶん新製品であろう。
ダブルミックスの季節限定品だが、今日、偶然スーパーで入手したものだ。
タカラ製品には時々こういったことがある。
たぶん無色なんだろうなあと思いながらグラスに注いでみると、ほんのり淡いイエローに色付けられている。
見るからにパインらしい。
香りは軽やかなパイン香。キャンディのようではあるが、極端に甘そうな匂いではない。
味も軽快。甘味は適度で、酸が効いている。いかにもタカラのチューハイらしく、
べたつく甘さはない。パインチューハイというと、一般に甘味の強いものが多いが、
これは違う。よりスッキリさせるために、レモンをブレンドしているのだろう。
アルコール分5%。果汁5%。原材料:パイナップル果汁、レモン果汁、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、紅花色素。
パインといえば氷結パイナップルクーラーが有名だが、こちらのほうがもっとスッキリしている。
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チューハイ |
2006年6月27日
No.805: プライムタイム / アサヒ
ぷらいむたいむ / あさひ
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明日28日が発売日となっているアサヒの新しいビール。ビールの新製品なんて、久々のような気がする。
この製品が出ることは、実はかなり前から知っていた。2ヶ月くらい前だったろうか。
それだけに期待は大きい。
泡は純白できめ細かいが、泡持ちはほどほど。液色はかなり濃いめの黄金色。
ふわっと柔らかいホップ香。華やかさよりも落ち着きがある。
口に含んだ瞬間、なかなか面白いなと思う。口当たりがベルベットのように柔らかく、ふんわりと麦の旨味が広がる。
喉ごしもなめらかで、甘味を湛えた余韻がじんわりと残る。昨年出た酵母ナンバー111に似た系統。
アルコール分約5.5%。原材料:麦芽、ホップ、窒素。
え?窒素って何?(いや、何って、大気中にも含まれるN2のことでしょうが)窒素がいったいどんな役割を果たしているのか。
それはさておき、この柔らかくなめらかな仕上がりは、これまでの国産プレミアムビールとは路線を異にする。
それにパッケージデザインも、ヱビスやプレミアムモルツなどを思い出せば分かるとおり、
これまで主流のゴールドではなく、あえて地味な濃紺だ。
いわゆるすき間を狙ったという意図はよくわかる。品質も決して悪くない。
しかし、いかんせんインパクトに欠ける。それこそ味覚チャートにしたらスーパードライとは対極の位置にあるし、
ヱビスの重厚感や、プレミアムモルツの豊潤さとも違う。それらのファンを取り込むことは難しいだろうし、
かといって新たなファン層を掘り起こすだけのアピール力にも乏しい。
夏を控えた今ではなく、食事のおいしくなる秋に、スーパーなどで大試飲会をして売り込んだ方が、
売れるのではないかと思う。出すタイミングを間違えたか。
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ビール |
2006年6月28日
No.806: 果実きわだつチューハイ マンゴー <季節限定> / 宝酒造
かじつきわだつちゅーはい まんごー <きせつげんてい> / たからしゅぞう
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こんなものが出ているなんて知らなかった。先日のWMIXの季節限定品と同じように、
まだタカラのサイトには載っていない。偶然、スーパーに並んでいるのを見つけて、買ってきた。
色はほんのり黄色。パイン水といった外観だ。やさしいマンゴーの香り。押しつけがましくない。
口当たりは想像以上にシャープ。マンゴーらしいやさしい甘さはあるものの、甘ったるさは微塵もない。
味が薄いと言えば確かに薄いのだが、酸味が効いているので、爽やかな味わいと言った方がいい。
アルコール分5%。果汁5%。原材料:マンゴー果汁、マンゴー酢、果実酢(レモン)、醸造用アルコール、
糖類、酸味料、香料、カロチノイド色素、紅花色素。
りんご酢、ぶどう酢くらいならなんとなく想像もつくが、マンゴー酢って、もう想像を超えている。
でも、このチョイスはとっても正解だと思う。マンゴーフレーバーというと、どうしても
ヌボーっとした甘味になってしまいがちだが、ここまでキリッとシャープな味わいに仕上がっているのは、
果実酢を使うこのシリーズならではと言えるだろう。
マンゴーらしいトロピカルな甘さが好きな人には、少々もの足りないかもしれないが、
万人受けするのは、むしろこんな味の方ではないだろうか。
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チューハイ |
2006年6月29日
No.807: タカラCANチューハイ WMIX 有田みかん&レモン <関西限定> / 宝酒造
たからかんちゅーはい だぶるみっくす ありだみかん あんど れもん <かんさいげんてい> / たからしゅぞう
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先日取り上げたパイナップル&レモンと一緒に入手した関西限定品。
実はこれ、昨年秋にも出ていたものだが、
今年、WMIX通期商品のパッケージデザインが新しくなったのに伴って、
この関西限定品も新しくなった。
色はごく淡いレモン色。香りは、みかんというよりは、夏みかん。
レモンが入っているからだろう。酸っぱそうなニュアンスがあって、爽やか。
味も、なかなかフレッシュ感はあるが、リキュールのようなアルコール感がかなり強い。
それでも、レモンの酸味が、軽やかさを演出してくれるので、後味はスッキリ。
アルコール分5%。果汁5%。原材料:温州みかん果汁(有田産)、レモン果汁、スピリッツ、高果糖液糖、酸味料、香料。
昨年の自分のコメントを改めて読んでみたら、なんだかかなりアルコール感を強く感じたようで、
中身がちょっと変わったのだろうか?とも思ったが、たぶん、私の体調というか、味覚のぶれによるものなんだろう。
確かにアルコール感のしっかりした部類ではあり、飲み進めれば、それがより一層実感される。
昨年、この関西限定品の販売エリアを、サイト情報に基づき、
タカラの管轄支社でいうところの関西(大阪・奈良・和歌山・兵庫)と京滋北陸(京都・滋賀・福井・石川・富山)
であると書いたが、今年の販売エリアは、大阪・兵庫・奈良・和歌山・京都・滋賀となっている。
北陸3県では取り扱わなくなったということか。
また、これも昨年書いたことだが、有田みかんの有田は「ありだ」と読むのが正しく、「ありた」ではない。
和歌山県有田市(ありだし)なのである。
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チューハイ |
2006年6月30日
No.808: ザ・フルーツスパークリング トロピカルスパーク <夏限定> / サッポロ
ざ・ふるーつすぱーくりんぐ とろぴかるすぱーく <なつげんてい> / さっぽろ
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28日発売、「果実そのもの発酵のお酒」でおなじみザ・フルーツスパークリングの夏限定品。
当然のごとく、私は発売前夜から探していたが、普段行く店ではみつからなかった。
最近、遠くまで探しに行くような時間もないので、まあそのうちどこかに入荷するだろうと思っていたら、
今日、近所のスーパーに入荷していた。
缶を開けると、名前のとおり、まさにトロピカルな、パイナップルの香りが振りまかれる。
外観は、白ワインのようにほのかに色づいている。泡立ちが結構良く、この点もスパークリングワインのよう。
グラスに鼻を近づけると、パイン香の奥に、パッションフルーツがひっそりと寄り添っている。
このシリーズにしては、かなり甘そうな印象だ。
で、味のほうはというと、確かに結構甘味があるものの、酸味が効いている。
シャンパンの酵母臭みたいな匂いがあり、ワイン好きにはうれしいところ。
香りの印象に反し、後味はとてもスッキリ。
アルコール分5%。原材料:パイナップル果汁・パッションフルーツ果汁・糖類・香料。
「2種類のトロピカルフルーツ果汁を最適ブレンドでツイン発酵、炭酸ガス圧アップ(当社従来品比)
で夏にはじける刺激的な味わいに仕上げました。お酒に果汁を混ぜるのではなく、
果汁を発酵させてつくったトロピカルフルーツスパークリングです!」
パッケージデザインも華やかかつゴージャスな感じで目立つし、
味わいも本格的。単に甘いだけのパインチューハイなどとは、まったく違う製品。
うまく売れば結構売上が伸びそうな気がするのに、
なぜか我が家の近所のコンビニ数件では、どこも置いていない。
ちなみに私が毎日のように寄っているLAWSONは、売上日本一を記録したこともあるコンビニ。
そこに置いてないってことは、あんまり売れる見込がないと踏まれているんだろうか。
というか、単に仕入ルートの関係か。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年7月2日
No.809: 薩摩ビール ミュンヘン ヴァイツェン / 薩摩麦酒
さつまびーる みゅんへん う゛ぁいつぇん / さつまびーる
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もう半月以上前になるが、同じ薩摩ビールのヴァイツェンを飲んだ。
今日はミュンヘン・ヴァイツェン(ヴァイツェン・ドュンケル)。
外観は淡い赤銅色で、濁りがある。泡はごく淡いカフェオレ色。
香りは、バナナやパパイヤみたいなフルーティで甘い香り。小麦好きにはたまらない香りだろう。
一口含むとヴァイツェンらしい甘酸っぱさとともに、適度な苦味がある。そのバランスが何とも言えず絶妙。
後にはもちろん甘酸っぱい余韻がある。
アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。製造者:薩摩麦酒(株)、鹿児島県霧島市国分姫城3080-1。
ヴァイツェン・ドュンケルと書かれているが、ドュンケル(濃色)というほど、色は濃くはない。
330ml入り小瓶で、入手価格は420円。
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ビール |
2006年7月3日
No.810: サンザシチュウ さんざしソーダ / 永昌源(キリン)
さんざしちゅう さんざしそーだ / えいしょうげん(きりん)
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明日発売の新製品を何種か探しに行ったがまったくみつからず、その代わり、
明後日発売のこの商品が手に入った。ということで、キリンから5日に発売される永昌源ブランドの果実酒ソーダ。
グラスに注ぐと外観は梅酒ソーダのように、淡い黄金色。泡のないビールのような色だ。
香りは少し鋭さのとれたアセロラのような感じ。アップルティの茶葉(香りづけされた)そのものを
嗅いだような匂いでもある。
味は甘酸っぱいが、酸の鋭さは適度で、甘味がしっかりある。微炭酸ということもあり、
爽快感は今ひとつ。
さんざし果汁1.0%。アルコール分4%。原材料:さんざし果汁・さんざし浸漬酒・糖類・酸味料・香料。
「永昌源の果実浸漬酒をつかった、甘酸っぱくフルーティな微炭酸のお酒です。」
製造者:キリンディスティラリー(株)、販売者:麒麟麦酒(株)。
サンザシというのを漢字変換してみると、「山査子」と出るのだが、
商品名では写真のとおり「山」と、「木へんに査」という文字になっている。
だがこれは私のATOKでは変換しても出てこない。たとえ出てきても閲覧者の環境によっては文字化けしそうな字ですな。
だいたいサンザシというものの実物を私は知らないから、これがどれほどリアリティのある味わいなのかはわからないが、
同じ永昌源のあんずのお酒「杏露酒(シンルチュウ)」よりは、だいぶ酸味が強く、爽やかだ。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年7月4日
No.811: カロリ。ハイビスカス&グァバ <2006夏限定> / サントリー
かろり。はいびすかす あんど ぐぁば <2006なつげんてい> / さんとりー
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サントリーから本日4日発売の夏限定カロリ。2種あるが、まずはハイビスカス&グァバから。
外観はほんのりピンク色。まったく想像どおりの色と言っていい。
もっと派手な香りかと思ったが、穏やかなグァバの香りが中心で、少し花のニュアンスが加わった感じ。
味は、いかにもカロリらしい人工甘味料の薄ら甘さが目立つ。酸味の強くないフレーバーの場合は致し方ないのだろう。
ハイビスカスの花のフレーバーがふんわりと口中に広がる。
軽やかで、くせも強くはないので、さらっと飲みやすい印象だが、もっと思い切ってフラワリーな味に仕立てても良かったのではないか
と思う。
果汁0.5%。アルコール分4%。原材料:グァバ、ハイビスカス、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
炭酸ガス含有。カロリー50%オフ、糖類80%オフ。
ハイビスカスのチューハイなんて、私の記憶では初めてだが、グァバと組み合わせるとは、いかにも正攻法。
これがトロピカルでなくて、何がトロピカルか?というくらいの組合せ。さすがはサントリーである。
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チューハイ |
2006年7月5日
No.812: GOLDEN HARMONY <限定醸造ビール> / サントリー
ごーるでん はーもにー <げんていじょうぞうびーる> / さんとりー
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一昨日の7月3日、サントリーからイオングループ限定で発売されたビール。ジャスコで入手した。
最近、新製品が目白押しで取り上げるべき商品が順番待ち状態だが、
ビール好きの私としては、どうしても今日はこれが飲みたかった。
外観は濃いめの黄金色。泡立ちもよく、しっかりした第一印象。泡持ちもたいへん良い。
香りは柔らかだが、ホップがしっかり香る。
味は酸味と苦味とじんわりした甘味のバランスがとてもよい。
どの要素も突出していないから、ともすると特徴に乏しいと思ってしまいがちだが、
均整の取れた味わいだと言うべきだろう。
アルコール分約5%。原材料:麦芽、ホップ。「カナダ産大麦とシャンパーニュ地方産大麦による
「芳醇でマイルド」な味わいの生ビールです。」
柔らかくて奥深い味わいは、まさに「名は体を表す」と言える。
黄金の調和(Golden Harmony)とは、いささか大げさと思いきや、
なかなかどうして、看板に偽りはなかった。
最近、この手の味わいは、サントリーの得意分野になってきたようだ。
昨年のこの時期、やはりイオングループ限定で出たカナディアンモルトと系統はとても似ているが、
こちらのほうがよりボリューム感があるような気がする。私の記憶が正しければだが。
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ビール |
2006年7月6日
No.813: カロリ。ジャスミン&ライチ <2006夏限定> / サントリー
かろり。じゃすみん あんど らいち <2006なつげんてい> / さんとりー
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サントリーから4日発売の夏限定カロリ。今回は花シリーズということで、
先日ハイビスカス&グァバを取り上げたが、今日はもう一つのジャスミン&ライチ。
外観は無色透明で、細かい気泡が立ちのぼる。
缶を開けた瞬間に遠くまで届くのはライチの香りで、グラスに鼻を近づけたとき、
より強く感じるのはジャスミン。この2つが混じると、なぜかラベンダーみたいな香りになる。
口に含むと、かなりハーブっぽい青臭い感じが強く、そこにライチの甘味というか、人工甘味料の甘味が加わる。
飲み込んだ後にもグリーンな余韻が残る。ジャスミンとライチの香りはうまく融合しているけれど、
そのフラワリーな感じと甘味はやや分裂気味。
果汁0.5%。アルコール分4%。原材料:ライチ、ジャスミン蒸留酒、ウオツカ、糖類、酸味料、香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、
炭酸ガス含有。カロリー50%オフ、糖類80%オフ。
今回のシリーズは、味の完成度というよりも、インパクトの強さで勝負という感じだから、
その線でいうと、ハイビスカス&グァバのほうが人目を引きそうではある。
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チューハイ |
2006年7月7日
No.814: ギュギュッと搾った。マスカット・オブ・アレキサンドリアのお酒 / メルシャン
ぎゅぎゅっとしぼった。ますかっと・おぶ・あれきさんどりあのおさけ / めるしゃん
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今月4日発売。メルシャン・ギュギュッとシリーズから新フレーバー。
これはいかにも甘そうだな、と思わず身構えてしまう、マスカット・オブ・アレキサンドリア。
グラスに注ぐと、色は意外にも薄く、白ワインのよう。炭酸は弱いので、すぐに水面は落ち着く。だからますますワインみたい。
香りは、やっぱり甘い。でもこれ、単にマスカットというより、マスカットのシロップ漬けみたいな印象。
果汁が65%だが、普通、マスカット果汁をごくごく飲むようなことは少ないから、
どんな味なのか、香りからでは今ひとつ想像しがたい。
飲むと実際、甘味がたっぷりしているのは当然だが、結構酸味もある。
マスカットから造るワイン(フランス語でミュスカという)と根本的に違うのは、
いかにも生食用ぶどうらしいコクというか、高貴な味わいがあること。
アルコール分4%。果汁65%。原材料:マスカットオブアレキサンドリア果汁・醸造用アルコール・
糖類・酸味料・香料・酸化防止剤(V.C)。
3年ほど前、サントリーからスパークリング・ロワイヤルというチューハイが出て、
マスカット・オブ・アレキサンドリアがあった。あれに比べると、こっちのほうが
数段上。というか、比べるのも失礼。だってこっちは、並じゃない果汁含有率で、ナチュラルさが売りの製品だからね。
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チューハイ |
2006年7月8日
No.815: カクテル アイス・スプラッシュ ジンジャー&ライム / メルシャン
かくてる あいす・すぷらっしゅ じんじゃー あんど らいむ / めるしゃん
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これはファミマ限定なんだろうか。他の店では見たことがない。
ファミマはよくメーカーと共同開発で、限定商品を出すことが多いから。
しかし、本日現在、同社のサイトには載っていないし、
当初、我が家の近辺ではファミマでしか売っていなかったが、他のコンビニでも最近売り始めた。
しかし、メーカーサイトにはなぜか現在のところ掲載されていない。
(2006年7月12日加筆・訂正)
グラスに注ぐと、外観はジンジャーエールのような淡い黄金色。炭酸はそこそこ強そう。
香りもまさにジンジャーエール。適度に香るショウガの香り。
飲むとショウガの辛みは強くなく、適度な甘さで、飲みやすい。
ジュースっぽいというか、お菓子っぽい味わい。
ベースがウォッカで、ジンジャーとライムだから、モスコミュール的な味だが、
アルコール感は強くないし、軽やかでぐいぐい飲める。
アルコール分5%。果汁1%。原材料:ライム果汁・ウォッカ・糖類・酸味料・香料。氷点下濾過ウォッカ使用。
アサヒのカクパーと似た路線だが、爽快感が強調された味だから、
これはカクテルというより、チューハイに近い。どこが"ウリ"なのかも見えにくいから、
残念ながら、爆発的に売れる要素は、見つからない。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年7月9日
No.816: 北の職人 <北海道限定> / アサヒ
きたのしょくにん <ほっかいどうげんてい> / あさひ
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今月4日に発売されたビール。北海道限定品だ。
最近は特にチューハイなどで、地域限定版が少なからず発売されており、
すべてをgetするというのは難しい。関西在住の私は、これも普通なら入手できないところだが、
数少ない大手メーカーによる地域限定ビールということで、これは何としても飲みたいと思い、ネットで探すことにした。
そして、北海道の酒販店をみつけ、取り寄せに成功した。
さて中身だが、外観は淡いブロンドで、普通の国産ビールという風貌。泡はきめ細かく、泡持ちもよい。
香りに華々しいところはなく、土や茶葉や米飯みたいな落ち着いた匂い。
口に含むと、ぎゅっとした苦味が感じられると同時に、
ほわーんとした甘さがある。炊きたてのご飯を噛んだときにじんわり感じるアミノ酸の旨味のような感じだ。
いわゆるマイクロブルワリーの造る地ビールなどには、こういった滋味を感じる作品がよくあるが、
大手メーカーのものとしては、めずらしい。
アルコール分5.5%。原材料:麦芽、ホップ。
スーパードライのファンとか、やっぱりビールはキリッと爽快でなくちゃ、という嗜好の人には、
この味は受け入れがたいかもしれない。しかし、こういうスタイルの国産ビールがあっていいし、
サッポロではなくアサヒがこれを造ったという事実は、大きく評価したい。
特にビール以外の醸造酒(日本酒とかワインとか)を飲み慣れている人には、
好ましい味わいではないだろうか。
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ビール |
2006年7月10日[1]
No.817: 杏露酒 あんずソーダ / 永昌源(キリン)
しんるちゅう あんずそーだ / えいしょうげん(きりん)
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今月5日にキリンから発売された永昌源ブランドの果実酒ソーダ。
既にさんざしソーダを飲んだが、今日はもう一つのあんずソーダ。
グラスに注ぐと、色は淡い黄色。杏露酒を使っているにしては、かなり薄い感じだ。
香りも軽やか。やわらかい杏の香りがとても上品な印象。
味は一般的なチューハイなどと比べると、甘い部類ではあろう。
炭酸は強くないので爽快感も今ひとつ。
ただ、杏露酒がベースになっているにしては、かなり軽やかに感じる。
べたつくような甘さではない。
アルコール分4%。あんず果汁2.0%。原材料:あんず果汁・ウォッカ・あんず浸漬酒・はちみつ・糖類・香料。
「永昌源の果実浸漬酒をつかった、甘酸っぱくフルーティな微炭酸のお酒です。」
製造者:キリンディスティラリー(株)、販売者:麒麟麦酒(株)。
永昌源はキリンの子会社らしく、今回キリンから大々的に売り出すようになった。
さすがに大資本の売り方というのはすさまじく、
テレビCMは毎日たくさん流されているし、スーパーや多くのコンビニ店頭にもたくさん並んでいる。
これなら売れ行きも伸びるだろう。またその勝算があるから、こういう攻勢に打って出たのだろう。
ところで、以前からキリンの名を冠さず出ている杏露酒サワーはなくなったのかと思いきや、
永昌源のサイトにはまだ載っている。中身もまったく違う製品だから、併存は可能だが、
瞬く間に今回の新製品の方が、市場を席巻している感がある。
なお、発売と同時に流れているCMには、香里奈と実の姉2人(能世あんな、えれな)の美人3姉妹(*注)が揃い踏みで、
ファンならずとも見入ってしまうぞ。
(*注)美人姉妹ってフレーズ、世間ではよく使うが、考えてみりゃ同じ親から生まれてるわけで、
1人だけブサイクってことは、そうそうないわな。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年7月10日[2]
No.818: 杏露酒 実入り / 永昌源
しんるちゅう みいり / えいしょうげん
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上記あんずソーダと一緒に飲もうと思って、これも買ってきた。
キリンではなく永昌源から直接出ている製品で、あんずのお酒「杏露酒」にあんずの実が入っているワンカップ。
以前から出ているもの。
色は淡い琥珀。薄い麦茶かアイスティくらい。
香りにはかなり深みがある。梅酒のように、漬け込まれた果実の香りが強く、
薫香のような少しスモーキーなフレーバーを伴う。
どろっとしたような口当たり。あんずの酸っぱさのまわりに、黒糖のような重たい甘味が取り囲む感じ。
苦味もある。凝縮感がものすごく、飲み干した後にも深い余韻が残る。
実にはアルコールが溶け込んで甘苦いが、それほどくどくはない。
アルコール分14%。リキュール類。酸味料、香料、カラメル色素。
「杏の実を漬け込んでつくった、フルーティな香りと甘酸っぱい味わいのお酒(はちみつ使用)」
梅酒で実が入っているのはポピュラーだが、杏の実が入っているというのは、なんだかちょっとうれしい。
アルコール分が日本酒やワイン並(あるいはそれ以上)なので、お酒が弱い人にはつらいかもしれないが、
なかなか面白い製品だと思う。
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チューハイ・カクテル等 |
2006年7月11日[1]
No.819: −196℃ トロピカル パイナップル <夏限定> / サントリー
まいなす196ど とろぴかる ぱいなっぷる <なつげんてい> / さんとりー
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本日発売、−196℃の夏限定品。よくここまで、これ見よがしの二番煎じをするなあ、
さすがはサントリーだなあと、感動すら覚える。
言うまでもなく、キリン氷結パイナップルクーラーへの当てつけということなのだが、
真似される方も、むしろ名誉なんじゃないだろうか。
グラスに注ぐと、外観は無色透明。香りは、若干お菓子チックなパイン香が、ツンと香る。
パインアイス(パインの輪切り形状をした、ガリガリのアイス)によく似た香り。
味はもう、何の掛け値もないパイン! 自然かどうかは問題じゃない。
ひたすらパインのキュンとした甘酸っぱさを強調した、わかりやすい味わい。
誰も文句の言いようがない。
後味はかなりさっぱりしていて、変な甘味が残らない。この点は実に、−196℃的。
アルコール分5%。原材料名:パイナップル、ウオツカ、スピリッツ、糖類、酸味料、香料、炭酸ガス含有。
パイナップル浸漬酒使用。
氷結とどう違うか、もうハッキリ言ってよく区別がつかない。
どちらも作ったようなパインフレーバーだし、こうなるとブランドの好き嫌いで選んでもらうしかない、
といったレベルではないだろうか。
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チューハイ |
2006年7月11日[2]
No.820: トロピカルサマー キウイフルーツ <夏限定> / アサヒ
とろぴかるさまー きういふるーつ <なつげんてい> / あさひ
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今月5日、アサヒから出た夏季限定チューハイ。私は、発売前夜からこれを探し求めていたのだが、
私の行動範囲では、今日までまったく出会えなかった。
ところが今日、仕事の途中に、都心のビジネス街でコンビニを覗いたら、なんと置いてあったのだ。
喜び勇んで購入したのは、言うまでもない。
グラスに注ぐと、こんなにあからさまに色付けするか?というほどのグリーン。
いかにもキウイをイメージする色だ。
香りは、え?これがキウイ?と一瞬思ってしまうが、よくよく嗅ぐと、
確かにキウイの少し生臭い感じが良く出ている。いやしかし、それ以前に、
ニンジンの生ジュースみたいな感じとか、どこかセルロイドのおもちゃ、
あるいはキューピー人形みたいなケミカル系の匂いを感じる。
味も確かにキウイなんだけれども、妙に酸っぱい。もちろんキウイは酸味のある果物だが、
もっと鋭い柑橘系の酸がある。これは、レモンが入っているせいなのだろう。
糖度は決して低くはないはずなのに、酸味のおかげで、甘さは前面に出てこない。
果汁3%。アルコール分5%。原材料:アルコール、キウイフルーツ果汁、レモン果汁、糖類、酸味料、
香料、ベニバナ色素、クチナシ色素。
なんとこの製品、7月5日から8月末までという、短期間の販売である。
実験、ということなのだろうか。だいぶ羽目を外した感があるけれど、
こういう試みは面白い。まあ、たぶん、大ヒットはしないだろうな。
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チューハイ |